無敵の人にかかるとあっさり極刑に処されるんだなｗ
世の中は、損得計算で動く人間ばかりじゃないからな
3年Fクラスで、学年で唯一不可の烙印をおされた者は単に一身上の都合で欠席数が多かったため。
彼自身は予備試験に合格してる。既に。
小番容疑者は、ちゃんと定期試験をすべて受験してる。
現に俺はみてた。
彼が受けていなかったなんていうのは間違った情報。
普通に受けてるよ。
間違うな。
じゃあ今年五月司法試験うけたの？
良い根性してんね
関東連合して絆を持つ検察官てか
なんか悪いことしそうだな
ふざけんなよぽこちん野郎
空手？
何で小番に対抗すんの？
ケンカっぱやいってこと？
それだけっすか？
成功するかどうか分からない。そんな不安とストレスが
夫婦に覆いかぶさっていた。そんなところへ、弁護士が
美人妻にちょっかいを出してきた。
美人妻も豪華な食事に誘われたりして、束の間の贅沢を味わい、
ちやほやされることに悪い気分はしなかった。
弁護士は事務所の飲み会の後、美人妻を酔わせてホテルに連れ込んだ。
それから妻の態度に変化が生じた。
容疑者は妻と弁護士の関係を疑い、妻を詰問したところ
「職場の環境が悪い向こう（弁護士）のせい」などとお茶を濁されたが、
執拗な追及の末、弁護士との性的関係を打ち明けられた。
激昂した容疑者は弁護士に復讐する気になり、
どのような復讐をしてやろうかと計画を立てた。
男性の局部を切断するのが最も効果的だという結論は浮かんだ。
自分が人生を捨ててまでやる価値はあるのか、と自問自答した。
弁護士が誠意をもって謝罪するならば
人生を棒に振ることもないという一縷の望みは持っていた。
事件当日、弁護士は、容疑者を見て、甘く見た。
「君の奥さんとは合意の上だったんだよ！ 何か問題がある？ 訴訟？
君のお手並み拝見したいね。この私に訴訟で勝てるのかね。
司法試験にすら未だ受からん分際で。」 と侮蔑の表情を浮かべ
吐き捨てるように言った。
臨界点ギリギリで抑えていた怒りがついに爆発した。
それは、妻と弁護士の想像を遥かに越えたものだった。
日本語力はもちろん、文才があるね。
小説家の素質があると思う。