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4257はん:2022/03/17(木) 05:19:35
産経新聞

朝晴れエッセー 先生へ・3月17日
17 分前


先生との出会いは2年前の春、休校中に家で見た転任教員の紹介動画でした。

第一印象は「とても怖そう」で、数学が大の苦手な私は不安になったことを今でも鮮明に覚えています。

1年生の私の数学のテストは「書けども書けどもわが解答丸にならざり」のごとく、当時の担当の先生にも同情される始末。数学のセンスのなさを痛感し、受験では数学を使うまいと決意したにもかかわらず、第一志望の大学の受験に必須であることが判明、まさに青天の霹靂(へきれき)でした。

今まで以上に数学と真摯(しんし)に向き合うも相手は手ごわく、現状を打破しようと思い、先生のもとに押しかけました。

あの時、私がどれほど朝から緊張していたかご存じないでしょう。予想に反し笑顔で対応してくださったあの日が先生の後の苦行の日々の始まりだったのでしょうか。

毎日のように先生のもとに通い、時間を奪うにつれ、私の成績も上昇しました。

3年夏の模試で校内1位を取り上機嫌で成績表を差し出した私に「1点かと思った!」とおっしゃったことを覚えていますか。あの時の先生の表情は今思い出しても笑ってしまいます。

何をやってもかたくなに褒めてくれなかった先生でしたが、入試の3日前に「お前はちゃんとやったから大丈夫」と思いがけない言葉をくださったから、私は泣きそうになりました。嫌がりながらも先生がメッセージを書いてくださった問題集を私はすべての入試会場に持っていきました。

先生、おかげさまで私の桜は一足はやく咲きました。

伊藤千智(ちさと)(18) 千葉県船橋市


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