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人工言語の集まる町

1FAFS:2012/10/09(火) 20:48:36
http://bb2.atbb.jp/kakis/viewtopic.php?t=51の劣化コピー版です。
画像はリンク貼りで
IPA表記は無しです。音も作っていきましょう。
みなさんの人工言語で話していただいて結構です。
これでピジン言語ができたらすごいですよね!!

2FAFS:2012/10/09(火) 20:58:03
Hamue cocolunu!
Hamue fghpha's
Hamae mi!!!!!!!!!!!!!!!

3ラット ◆FoG1G5hUMI:2012/10/09(火) 21:05:21
dete nahqanb wir waxenb, Erla mak nawinb "pizinb" qenlik?

4luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/09(火) 21:27:39
懐かしいね。
でもたしか、2007年当時3500語あったノシロ語でも正直語彙不足できついと言うことだったし、
新規言語作者にとってはハードルの高い企画だったね。
まず、言語作者自身がその言語について十全に習熟していないとそもそもロールプレイが
成り立たないという鬼畜仕様で、参加者は結局二人だけだったね。

上の企画ではただ港町的なところで買い物したり世間話するだけっぽいものだけど、
ロールプレイするなら、TRPG的な感じで、町を襲うモンスターの群れ、または海賊・山賊の
類が襲撃したりして、これらの脅威に対処するため、仲間を求めている、みたいな
共通の目的が必要だね。
地元領主はそれなりに分かる人で冒険者支援に熱心とか、
この手の人々に仕事を斡旋するハローワーク的なところの人がアットホーム、みたいな味方も必要だね。

やるにしてもキャラシートを作るとか、色々練ってからになるね。

5Cafian ◆L.QRNtj0ic:2012/10/09(火) 22:12:42
atu et xial ban in.

6luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/09(火) 22:24:35
人工言語部分だけだと、文字だけの情報だし、意味不明だね。
地の文の部分だけでも日本語化しないと、初版紫苑の書を超える鬼畜になるのです。

キャラの外見や動作、あと時間と場所と状況ぐらいは日本語でやってもいいかもね。
基本的にセリフのみの脚本でもそれぐらいはやるね。

例:
"unii....".
 その白い子猫は眠たそうに言った。
 子猫、と言うのは正確ではない。二足歩行をし、人語を解する猫型妖精と言ったほうが正確だろう。
 良く見れば細く小さな尻尾も二本あり、妖怪の範疇にあるのだろう。
 この子猫が目をこすりながら周囲を見渡した。
"uni!! kul na wa!?" 
 子猫は周囲を見て驚いて叫んだ。石造りの見覚えのない街並みである。
"jomaaa..... =;д;="
 寂しさのあまり涙を流す。


このぐらい注釈が入ったほうが分かりやすいかもね。

>>5
アルカだとほぼ日本語で書いてあるのと同じだね。

7FAFS:2012/10/09(火) 22:28:10
>>4
そこまでピジン作りに執着してるわけでもなく
語彙増やすためにですね勝手にFAFSが大復活させたものです

>>3
Ahl...own sfasim plazem(アハハ、アハ
yad Hamie co lghu lango?

8FAFS:2012/10/09(火) 22:39:05
>>6
ということでルニさんの言った通りにやってみましょう皆さん

>>7
Velxe.lexiese(26歳 独身)は目を丸くして>>3にこう言った
Ahl...own sfasim plazem(アハハ、アハ
何も知らないlexieseは>>3に尋ねた
yad Hamie co lghu lango?
(となります

9helte mokos ◆bvmIKJ7aiU:2012/10/09(火) 22:52:44
     ∩
     |∧∧     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (  ,)∩  < pa >>2 !!
     丿  ノ    \________
    〜  .つ
     し~
   彡
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     |||  ガリ
     |||    ガリ
     ∩  .|||
     |∧∧ |||   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     (TД)∩  < ka >>2 fija haaaaaaaaan!!
     丿  ノ    \______________
    〜  .つ〟
     し~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

10helte mokos ◆bvmIKJ7aiU:2012/10/09(火) 22:56:41
なんかみんなで同じ目的もってないと掲示板の下の方で隠れて終わりだし、
時と場所と状況を設定するとノって来る人いるんじゃね。
例えばヘルテとか。

11FAFS:2012/10/09(火) 23:01:32
>>9
!?Top top hamie co lghu!(コテッ)
au!(ガシャ-ン
aaaaaaaaaaahl!

12FAFS:2012/10/09(火) 23:07:32
時:朝日が登る頃
場所:誰も知らない異世界
状況:それぞれ事故によって死んだはずの人たちが何故か生きている

皆さんが(Fafsふくむ)この世界の謎を解き明かす といった設定でどうでしょうか

13luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/09(火) 23:37:54
"unii.... la kom xudo..... la jeg guj...."
 その白い小猫又は空腹のあまりふらついている。
"nya! la chilak faj e id!"
 どうやら飲食店を見つけたらしい。
 当然、この街の通貨は持っていない。しかし背に腹は代えられない。
 その子猫は店で強盗することを試みた。
 店主に向かい、精いっぱいの虚勢を張って言った。
"kev jil id o la!!"
 しかし、所詮、小動物が叫んだところで大した脅威にはならない。
 ふわふわした髪のスリッドスカートが印象的な女性店員は興奮した様子でその白い子猫を拾い上げ、抱きついた。
"hwa!! hwa!! miiko xa!! ank tinkaa!!"
 その腕は、細いようで意外と力強い。重い純銀製の棒を10m単位で投擲できるかのような力強さである。
"uniiiiiiii!!!"
 その女性店員に抱かれて子猫は苦しそうにしている。
 言葉はどうも語族レベルで別系統である様子で、通じる様子はない。
 そこで、作戦を変えた。
"unii, uniuni uniii uni"
 まるで猫の鳴き声そのものである。
"mii, uni! uni uni nyaan"
 女性店員も猫の鳴き声っぽいものを出し、なぜか通じた。
 親切な女性店員は厨房から牛乳瓶を持ってきて、浅い皿に注いで与えてくれた。
 心のきれいな者には通じる魔法の言葉である擬人化動物汎用語とでもいうのだろう。
 人工言語の国際補助語の存在意義を全否定するかのようなコミュニケーション方法である。

 腹が落ち着いたところで、その女性店員の足元を眺めて見ると、肉まんを思わせる体型の白い大猫がいた。
 これもまた猫と言うのは正確ではなく、二足歩行の猫型妖怪なのだろう。
"naa!! lein liij haahaa. fue haahaa pe!"
 その大猫は嬉々としてその女性店員の足元にすり寄りながら喋っている。
"hap? kakis? la el zi jeb gav"
 子猫はその大猫に冷たく言い放った。
"luni liij a rag aa"
 二匹の言葉は別系統の言語であるようだが全く問題なく通じている。
 これもまた擬人化動物汎用語の力なのだろうか。

 この二匹は、見た目こそ大きく異なるが、双子の兄弟である。
 旧知の仲と出会い、子猫はすっかり落ち着いた。
 この様子ならば、神に類する彼らの姉や兄もいるのだろう。
 彼らならば帰り道の用意ぐらいならば問題なくできるであろう。
 しばらく待てばなんとかなるだろうと生来の楽観的な思考経路を辿り、この状況に順応したようである。

 店を眺めれば、服装のみならず、種族レベルでも様々な外見をした人々が、これまた様々な言葉で
困惑した様子で話しあっている。
どうやら、突然この町にやってきたのは自分たちだけではないらしい。
ともかく状況を確認したい。
そう思い、白猫又は、彼らの言葉に耳を傾けて見た。

14luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/10(水) 08:26:45
>>12
Gants風なのかな。
共通して分かりやすいとなるとペルソナとかメガテンシリーズみたいな
平成日本風、ってなるけど、余りにも身近過ぎるとロマンがないから、
兵器が中世レベルな19世紀ヨーロッパ風RPGみたいなみんなに分かりやすいものが
いいのかな。


"kez yava lobi......"
当然ながら、擬人化動物によくある意思疎通ができない相手の言葉は意味不明である。
二足歩行の白猫又は困ってしまった。
周りを見渡せば、太古の弧状列島に栄えたJISアートを思わせる人語を解する猫らしきものが
悔しそうに壁を引っ掻き、異人さんが床で転がったりしている。
"kez yava lobi......"
「わけがわからないよ」とでも言わんばかりに、その白猫又は改めてそう呟いた。

15FAFS:2012/10/10(水) 16:33:02
>>14
そうなりますね
道は石畳だったり

レシェーゼは石畳に座り込み
如何にも気怠い様相で重い口を開いた

"Ahl... xelken's mol niv lkw done niv. hamie?"

"aaaaaaaaaaaaaa!"
黒い建物の方で悲鳴が聞こえた

"Hamie do?!"
レシェーゼは急いで悲鳴の聞こえる方へいった

すると黒スーツの男が二人 ベレッタM92を持ち
男を殺した レシェーゼは目の前で起こったことと自分の状況わからず混乱する。

http://blog-imgs-42.fc2.com/m/o/v/moviestarno1/46_20111227142437.jpg
二人の男は銃を向けた。
さてレシェーゼはどうなる!?

ということで誰か助けてお

16luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/10(水) 20:55:39
異世界設定はどこに行ったのかな。
ベレッタがあると言うことは製造元のイタリアと言う国もあれば、発注元のアメリカも存在し、
9mm弾を製造するドイツという国もあり、ネーミングからすればそれぞれの言語が存在する
ほぼ同一世界線と言うことが確定的に明らかだね。
そういった歴史的経緯から類推すると、人工言語の普及度もほとんどないと言うことも推測できるし、
人工言語でやるという必然性が消失するね。

同一世界線で、科学的産物を用いつつもファンタジー感を出すとなると、
北斗の拳、またはfallout3に見られるような核戦争後の終末的世界観と言うことにせざるを得ないけど、
こういう末法の世になってなお、人工言語の普及があるのかどうかは疑わしいのです。
ありうることというと、人間のコミュニティーの交流が鈍化することによる既存言語の際限なき方言分化という、
ローマ帝国滅亡後の西ヨーロッパみたいな状況になるんじゃないかな。

17FAFS:2012/10/10(水) 21:20:55
>>16
とにかく銃ってことでいいでしょう

18luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/11(木) 10:49:05
見切り発車は無謀だったと言うことだね。
ロールプレイはある程度ルールができてからじゃないと運用は難しいね。
RPGライクに作るとこんな感じかな。


ルール説明
大目標 各々の世界への帰還
・手段 『転移装置』(Stelportalo ステルポルターロ)を使用
・・筺体は固定で『人工言語町』(Konlingvurbeto コンリングヴルベート)の地下にある。
・・特殊な力場を使うため、この世界で使用できる場はこの『町』(Urbeto ウルベート)のみ
・・部品は欠損しているため、収集の必要あり。

・・・部品『産卵器』(Frajanto)は『魔窟』(Monstrhejmo モンストルヘイモ)にある。
  『産卵器』が近くの異世界から無作為転移をして『魔物』(Monstroj モンストロイ)が沸くから『魔窟』化する
  回収して、転移装置内に収納してしまえば『魔窟』化は抑えられる。
・・・・回収に行くため、『小隊』(plotono プロトーノ)を組むことが強く推奨される。
・・・・・『小隊』で行動するため互いの言語を理解することが推奨される。

・・・部品『力石』(Energistrasoj エネルギストラーソイ)は、交易や狩りで手に入る
・・・・中央に穴が空いた円盤状の綺麗な石で通貨として使われていることが多い
   ゆえに単純に一定額金儲けすればよしと言うことにする。
・・・・世界の至るところに散乱していて、地面を掘ると出てくることも。
・・・・なぜか魔物もこれを集めていて、身に着けていたり、牛の胃の中の石みたいに
   胃や腸の中に入っていることも。
・・・・・商業公用語がエスペラント的なものであり、これを自力で習得するか、
    通訳を金で雇うか、人質を取って従わせることが推奨される。

・・『転移装置』の使用は『領主』(ganan ガナン)の許可と書類申請が必要。
・・・『転移装置』使用許可申請書は町役場の窓口で。
  領主をはじめ、住民に占めるアルカ系の割合が多いため、書類はアルカ
・・・・申請書作りのため、行政公用語であるアルカを習得するか、通訳を金で雇うか、
   魔法的手段で洗脳して従わせることが推奨される。
・・・・領主のサインをもらわないと書類が通らない。
・・・・・領主は歌って踊るアイドル志望の少女。
    サインをもらうには、好感度を稼ぐために割とどうでもいい頼みごとを引き受けないといけないかも。

まとめ 以下の4つの条件をクリアすると大団円である。
     この四つは人工言語の普及要件でもある。

・軍事力 ダンジョン攻略して『産卵器』を回収
・経済力 金儲けして『力石』を一定数獲得
・行政  お役所に行って『転移装置』使用許可申請書を作る
・信頼  領主に対する好感度を上げて、書類にサインをもらう。

19luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/11(木) 13:04:14
良く見れば、先ほど、すっ転んだ異人さんがなぜか銃で狙われている。
が、当然のことながら見ず知らずの他人を助ける義理もなければ意義も感じず、
小さな白猫又は、ミルクをピチャピチャ舐めながらその様子を眺めていた。
"bire vodal.... umai umai umai umai"
世に言う喋る猫が発する擬音無表情ながら幸せそうにを出すだけだった。
大猫妖怪に至っては飲食店の女性店員の足に体をこすりつけるのに夢中で、
銃声にも気付いていない。
動物が捕食する以外の目的で他の生物を殺さないなどと言うのは、
平和ボケの人間たちの迷信である。
犬も猫も、人間同様、遊びや気晴らしに生き物を殺す。
彼らの日常では比較的ありふれた光景であり、心を動かす光景ではなかった。

一方で、飲食店の店員と客たちは銃声に騒然となり、
"nainaaan!! nainaan!!"
女性店員は叫びながら、衛兵を呼んだ。
"Haltu!! Vi Krimuloj fiulaj!!"
鎧帷子と兜をかぶり、カラフルな四角い大盾を持った衛兵が
黒スーツと自動拳銃装備の二人組を制止しようと走り寄って来た。
"kez yava lobi......"
白猫又は、統一感のない世界観に困惑している。
「銃は剣よりも強し」ということを、淫靡で芸術的なあの漫画で学ばなかったのだろうか。

が、時既に遅し、銃声が鳴り響いた。
飲食店の女性店員や客たちは顔面を蒼白にしたが、
白猫又は、ミルクを飲んだら生肉も欲しいと、故郷の肥えた鼠たちを思い出していた。
肉食獣にとっては、おぞましい血も生肉も精神を害するようなことはない。

が、そのような食欲をそそるような光景にはならなかった。
異人さんは不思議そうにしている。
そして一同は彼の後ろ数十メートルに転がるソレをみた。
ぬめぬめとした粘液を思わせる人間大の塊、というのが第一印象だ。
苦しそうにのたうちまわりながら、周囲に粘液をばらまいている。
弾丸が貫通した傷から、異臭を放つ液体を垂れ流している。
匂いは魚と鶏の卵をまとめて腐らせて肥え溜めに落としたような
名状しがたい冒涜的な悪臭である。
"id bon gemed......"
人間離れした感性の持ち主である白猫又とはいえ、
余りの悪臭で、食欲が一気に吹き飛んでしまった。

"adel!!"
"Monstro!!"
"arte!!"
"fusamonof!!"
通行人や店の客たちは、その異形の何かを見た人々は正気度を削りすぎてしまったのか
様々な言葉で叫び、走り回り、散り散りに逃げ去ってしまった。
テーブルには様々な料理が食べ残されていたが、すっかり匂いがついて食えるものではなくなってしまった。

逆に時代錯誤な鎖帷子を付けた人々やスーツを着た人々、白と赤の長衣を着た人々等が集まり、
黄色い帯のようなものでこのあたり一帯を封鎖しようとしている。
関わると面倒なことになりそうだから早いところ退散した方が良さそうだ。


SAN値が1以上の人は1d100でSANチェック。
2投稿して、最初の投稿が1桁目。二回目が2桁目で
今のSAN値より多い数を出せば成功。SAN減少なし。
失敗したら秒数末尾/2のSAN値減少。

20Cafian ◆L.QRNtj0ic:2012/10/11(木) 16:56:23
個人的には世界観設定は要らないですな
作るなら作るでも別に困りゃしませんけども

21FAFS:2012/10/11(木) 17:34:24
>>21
SAN値…

レシェーゼはさまざまな人々の言葉を聴きようやく状況がわかった

"Mi mol waxwaruden?"

ここは異世界で自国いやファイクレオネより文明が進んでなくて
とにかく真後ろの血の塊が担架で運び出されていく様子を見る

"hamye mi jhcuc!!"
と黒スーツの内の一人を殴りかかる
「鉄の帷子」とも言えよう人が
"Ĉu quit idioto!"
と止めに入られた

レシェーゼは町をまた探索し始めた

レシェーゼはファイクレオネに居たとき
ウェールフープをしていた
http://www58.atwiki.jp/lineparine/?cmd=word&word=%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%97&type=normal&page=%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%97
その時彼はとてつもない痛みから病院へそして例のとおり死んだのだった

22luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/12(金) 08:07:57
よくよく観察してみると、先ほど薄暗い路地裏で
銃で撃たれて死んだ男の後ろに大きな車輪がついた荷車があった。
この男が運んできたのだろう。
革の覆いが吹き飛び、中の荷があらわになっている。
中身は直径1mの立方体の檻のようなものであった。
その檻の上下1mずつの高さ3m、北と西に4m、南と東に3メートルの
3×8×8mの範囲で、何もない空間に煙が立ち上り、先ほどの物と同様の悪臭怪物が
次々沸き出している。

某電脳世界の代理人を思わせる黒スーツの人々が銃を撃ち、
鼻先に金属棒が伸びてる兜が印象的な鎖帷子の人々が槍を上下に振りおろして叩き、
紅白長衣を着た人が手から火を放ち、その怪物を次々屠っていった。
"kez yava lobi......"
白猫又はそう呟いた。
この町は、一体どういう方向性を狙っているのか、わけが分からない。
文明レベルから、文明の種類まで滅茶苦茶である。
この奇妙な武装集団によって、怪物は次々に屠られ、死体の山を築くがきりがない。

面倒だから早くこの場を立ち去ろう。
そう思って歩き始めた矢先、
"aaaaaa!!!"
怪物に吹き飛ばされた戦斧を持った妙にがっしりした髭のおじさんが突然空から降ってきた。
"hgyaaa!!"
押しつぶされて、思わず猫の悲鳴のような声をあげる小猫又。
"naa? nei haar luni?"
大猫は、その悲鳴で流石に異変に気がついたか、髭のおじさんの下敷きになった小猫又を引っ張り出す。
"la el la jeg nyaaa.."
小猫又はかなりの衝撃で押しつぶされたにもかかわらず、よく道で見かける平面化した毛の塊にはならなかった。
一方でそのおじさんは吹き飛ばされた衝撃で内臓破裂を起こし今にも死にそうであった。

"gois!"
大猫は、面白い玩具を眺めるように高い年代物の鎧や斧を観察している。
彼もまた小猫又と同類の妖怪なのだ。
他者の生死にさしたる関心はない。
彼は灰色っぽい光る金属でできた無骨な斧を撫ぜ回した
"op?"
驚いたことに、斧はみるみる小さくなり、太古の学校で使われていたというチョークに酷似した
小さな金属棒に変化した。
今度は、重そうな丸盾にふれてみる。これも小さな金属棒に変化した。
"wei, luni liij, ba' bit mil. vongole boj"
大猫は、小猫又に面白いからやってみろと促した。
小猫又は、小さな短剣に触れて見た。これもまた小さな金属棒に変化した。
"ou, gel, si na dara bo!"
小猫又も面白く思ったようだ。

"agaaaaaaaaaaaaaaa!!"
その時、小さな髭のおじさんは、獣の咆哮のような言葉にならぬ言葉を発した。
その叫びに死体漁りを楽しんでいた妖怪たちははっとする。
擬人化動物汎用語、それは言葉ならぬ言葉の意味を読み解く力である。
彼らはその言葉ならぬ言葉の中に多くのことを読みとった。
死への苦痛と恐怖、二度と帰れない故郷への郷愁、守りたいものを守れなかったという悔しさ、
彼の大切な友人と共に死ねなかったことへの無念、多くの感情が流れ込んできた。
いかに人間離れした感性を持つ妖怪たちでも直接感情や思念が流れ込んで来れば理解できる。
ただ、単純にこういった方法でないと相手の気持ちが理解できないだけなのだ。
彼らの姉もそうだが、漢の想いには感化されやすい気質を持っている。

――どこの誰だか知らないが、我の代わりにこの町を、みんなを守ってくれ
そして、この牢獄の門を開いてくれ

そのおじさんはそう言って息絶えた。
漢の想い、遂げずにはいられようか。

""Sen-Tei no Mu-Nen wo Haras!!""
彼らは、太古の弧状列島に伝わる伝統芸能の台詞を唱えた。

23名無しさん:2012/10/12(金) 08:11:12
>>20
人工言語うんぬんより連作小説みたいなノリになっているね。
ピジンを作るとなると登場人物同士の接触が必要だけど、なかなかうまくいかないものだよ。

24luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/12(金) 11:50:58
そして、なぜかチョーク大の金属棒は、小猫又の体内に取り込まれた。
もうそしてあと一本は大猫の手に収まり、猫が使えそうなミニサイズのモップに変化した。
"uni?"
"har?"
「相変わらずわけがわからない」という反応である。
が、妖力が増したのか、彼らの体の調子はすこぶる良くなったようだ。
知っているものから知らないものまで、実に雑多で混沌とした
気体や粒子や液状の、この世界に漂う力の数々を知覚できるようになり、
それを気合で動かせるような気がした。
物理義体であり、何の設備も存在していないため、彼らの世界では、できるはずがないのだが、
世界模擬実験塔で遊ぶ時にやった色んな技が使えそうな気がした。
"oo, bojon, b'a bezn kisk"
"hwa hwa"
大猫がモップを振りまわすと、宙を漂う雑多な力の粒子が寄り集まって、光の粉となった。
白猫又は、細く短い二本の尻尾が伸縮自在に何メートルも伸びたりしていた。
哀れなことに彼らもまた、この世界の混沌に飲まれてしまったようだ。

"ba' bow cum ciunni-bow namluktan pe."
"la mamak si china chojuzal zobi kune china."
"biras! ciunni-bow bit johv gumoso"
"bani. mi bov fu si tsiunibo"
先の金属棒に対する下らぬネーミング談義をしているように見えるが、
その裏では、擬人化動物汎用語で先のおじさんの遺志を遂げる方法を立てていた。
この事件の原因と思われる1mの立方体状の檻の破壊を破壊すれば、
怪物の出現を止められるはずだ。
だが、そこに行くには無数の怪物が行く手を阻んでいる。
中二棒(と、安易に彼らは名付けた)による戦闘力を得たとしても、基本的に彼らはマスコット枠で非力である。
正面から行っても、怪物以前にあの武装集団に踏まれてそこに行くことはできないだろう。
だから、側溝を伝って接近することにした。

25luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/12(金) 11:52:03
側溝・排水溝・通気口・縁の下、これらはマスコット枠の独壇場である。
側溝から排水溝、建物内に侵入して、檻のすぐ近くの出窓に出た。
"naroos!!"
大猫は途中狭いところで、何度もつっかえながら進んだため疲れていた。
そこから、怪物たちとカオスな服装の戦闘集団の戦いが見える。
そして、真下にはとっくに粉砕された荷車の残骸と思われる木片と、内部に火が
点っている檻が見える。周囲にはちらちらと火の子が舞っている。
誰が見ても明らかにあの檻の内部の火のようなものが怪しい。

"kxaaaaaaa"
白猫又は周囲に漂う雑多なエネルギーを体内に取り込んで、二本の尻尾の先端へ収束させた。
細く、ひたすら細く、濃密で硬い針をイメージする。
周囲の力場の変化を察知したか、怪物の一部が冒涜的な触手のようなものを彼らの方へ飛ばす。
"saitaman saaki task-kac!!"
大猫は玩具のようなミニモップを振り振り、周囲のエネルギーを集め、黄金の鉄の塊の如き障壁を作ろうとした。
しかし、素人にいきなり不純物だらけの多種多様なエネルギー元素のコントロールができるわけがなく、
なぜか爆音とともにこの家の外壁が崩れ落ちた。
怪物たちの多くはがれきですっかり埋まってしまった。
あたりには、視界を遮る粉塵と名状しがたい悪臭が漂う。
"zo!"
粉塵の中、檻の中の炎だけがはっきりと見える。
白猫又は、腰を浮かした状態から二本の尻尾を伸ばし、
その先端から、二本の視認するのが難しいほど細い
雑多な力によって作られた光線を放った。
途中でがれきや怪物や柵に遮られはしたが、顕微鏡で見なければ分からないような極細の穴を開けて貫き、
檻の中の炎に命中させた。
カチャっという金属音と共に檻の中の炎が消えた。

26luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/12(金) 11:53:45
そして、この檻の周囲からの怪物の発生は止まった。
"lik!"
やった。
白猫又と大猫はモフモフと抱き合って喜んだ。
中身は無邪気な邪悪の塊ではあるが、何も知らないケモノ愛好家が見たら
鼻血を流して歓喜するだろう。
しかし、喜びもつかの間、約10秒後にこの檻突然消滅したと思ったらその1m先に
火がともった檻が出現した。
"har?"
"kez yava lobi....."
まさにわけがわからない。
一方その10秒の猶予で仮装大会を思わせる武装集団はあらかた怪物を片付け、
檻の周りを包囲していた。
武装集団の中の鎖帷子の槍士が叫んだ。
"Felic^e, Iu estas s^ulosadinta Unuan C^elon !! Sekvu!!"
"ken, ham'faked!"
"ax, rsiila!!"
"aphadin!!"

槍士は、檻に向かって、上から遠心力の加わった強烈な一撃を振りおろす。
檻はカチャリと金属音を鳴らし、炎がかき消えた。
黒いスーツの男はリロードとノッキングを素早く終え、
10秒後、1メートル先に出現した檻にすかさず16発の9mm弾を連射した。
今度もまた、怪物が出現する間もなく檻の炎はかき消え、カチャリと音がした。
次は、白と赤の長衣をまとった人が、雑多なエネルギーの中から、
特定の種類の粒子状エネルギーを器用に濾し取り、
檻の真上に氷柱を出現させ、青色の光線を噴出しながら高速落下させた。
氷の中に閉じ込められた。
"gûd"en mellon!!"
洋弓を構えた耳の長い人が特殊な加工が施された黄色い羽根の矢を放った。
なんらかの補正が働いているのか、一撃にして停止させた。

27luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/12(金) 13:23:24
"fidn de vi ya!!"
赤白長衣の女性がそう叫んだ。


さて、ここでメタな話をしよう。
あと3回、スポーンブロック(仮)に攻撃を加えれば、制圧完了である。
地面には倒れた面白装備の戦士たちが倒れており、
           ツィウニボ
金属チョークこと、中二棒(仮)が多数散乱している。
来たばかりの異世界人がおいしいところを持っていける、そういう展開である。

中二棒(仮)は、スポブロ(仮)を制圧するための道具である。
若干の身体能力補正がかかる他、この世界の雑多なエネルギーを認知する能力を付与する。
金属チョーク(仮)は一つの武器または、一つの特殊能力に変化する。
ポ○モンや操縦式巨大ロボットなどの武器と言っていいのか疑わしいものまで可能だ。
着たばかりの人は使えるのは1つだけ。
便利なものと言うより、中二病欲求や願望を具現化したような
自分にとって、これだと思えるネタ的な物の方がロールプレイしやすいと思われる。

誰も名乗りでなかった場合は、このまま終了する

         ,―- 、
        ( ` - ´) ワイヤーウェポンはロマンだ
         ノ|;`@´|;:;7っ--─-―⊂⊃
       く;:;;|;:━;:;|;/
        ノ;:;:;:;:;:;ゝ
        /し´ J
                 _△_
                ∈ ゚ 彡 ……………
                 \_彡

28FAFS:2012/10/12(金) 20:55:35
>>27
中二棒利用!

レシェーゼはいろいろな服装をしている人を見つける。

"Hamie hamie?! textaksbicufhion?!"

一体この男は異世界に送られたことを知らなかったのだろうか
レシェーゼの見た光景は悍ましい怪物をさまざまな攻撃によって屠っている仮装武装集団だった

"Ahl...xet!"

ぼーっとつっ立ってると酷い様相の怪物が追いかけてくる。
走り出すレシェーゼ
倒れている戦士につまずく

"aaaaaaaaaaaaaa!?"

その瞬間レシェーゼを中心にとてつもない爆風が吹いた
怪物達も戦士達もレシェーゼを見つめる

そこには服がぼろぼろですごいオーラのロングソードをもつレシェーゼがいた
しかし戦士がみた刹那レシェーゼは怪物達を切りそしてスポブロ(仮)を切った

スポブロ(仮)は地面に食い込んだ

"Setguxat...."
レシェーゼはその場に倒れてしまった

ロングソードは地面に刺さったままだ

スポブロ 2/3

29luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/13(土) 11:33:20
"dachas!? altfian sam eeyo!?"
赤白長衣の女魔術師は、謎の青年の登場に驚いた。
"hages ciunni walol"
"zubi malak e... fe sa adovluvol mava bu. lil xemo na jimu pol"
わけのわからない現象の連続で流石に慣れたのか、
主人公補正の高そうな人が来たと冷静に論評する。
白猫妖怪たち。
外壁が吹き飛んであたり一面白い粉塵が降り積もっていても、
元々白い毛だから変わっていないように見える白猫妖怪たち。
白い粉塵で周囲と同化して見えにくくなっていた。
"Vi portu lin al Kuracisto"
鎖帷子の男は赤白長衣の女に何かを指示した。
"alkyuul, rsiila. firvantis!!"
赤白長衣の女は、担架を持った白服の男たちを呼びだした。
衛生兵と思われる彼らは、力尽きて倒れた青年を担架に乗せ、
赤白長衣の魔術師と共に戦線を離脱した。


さて、このまま参加者が他にいなければイベント処理でシーン終了となる。


次に赤白長衣の女のキャラメイクをしよう。

人種:コーカソイド モンゴロイド ネグロイド オーストラロイド ガミラス星人 その他

性別:女性 男の娘 ガチムチな男、TS少女 両性具有 ロボ娘 その他

外見年齢:乳児 幼児 ロリ 合法ロリ 児童 女子高生ぐらい 20代, 初老 老婆 その他

乳: 巨乳 並乳 貧乳 無乳 6つある ミサイルが出せる その他

尻:大 中 小 動物そのもの 金属 その他

体型:横綱級 太った人 小太り 標準 やや痩せ 痩せ スケルトン その他

職業:教師 巫女 メイド 魔法少女 花魁 妹 女子高生 その他

ケモナー属性:0〜8で選択。0ならばなし、1ならば取り外しアイテム装着、
2から猫耳などの取り外し不能の人外部位が付き始め、
8ならば動物そのもの。ありの場合種族も選択

ロボ属性:0〜8で選択。0ならばなし、1ならば取り外しアイテム装着、
8ならば、パソコンそのものとか、バイクそのものみたいな。
ありの場合、電話とか、球体間接人形などの種族も選択

その他特殊性癖な属性が欲しい場合それも併記

30luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/13(土) 12:00:06
『ゼロの使い魔』『黒執事』『ハヤテの如く』などの受けからすると、
以下の属性も重要かな。
知らなければ知らないで構わない知識だね。
SとMは殴るのが好きか、殴られるのが好きかという分かりやすいもので、
Bは奴隷プレイが好きな子、Dは女王様プレイが好きな子かな。
SMとBDを区別すると言うことは、
奴隷プレイなのにご主人さまに、ぐちぐち小言を言ったり、偶然を装って殴るのが好きな人とか、
女王様なのにバカ犬に浮気されたり、かみつかれるのが好きとか、そういう人もいるんだろうね。

SM: S M 両方あり 両方なし 服のサイズ?
BD: B D 両方あり 両方なし ブルーレイディスク?

あと、『南君の恋人』『マクロス』の変態嗜好を考えるとこれも必要かもね。
『マクロス』も一応人工言語枠だし………。

身長:cmで指定。小人から、ゼントラーディーまで。

世の中にはいろんな萌え属性があるものだよ。

31FAFS:2012/10/13(土) 15:52:31
>>29
モンゴロイド 女性 ロリ 並乳 中 やや痩せ 中学生 0 0

>>30
SM無 BD無 165くらい

っとコーカソイドと迷ったが…

32luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/13(土) 17:50:09
ゴゴゴゴゴ =`・д´・ = ゴゴゴゴゴゴ

Nomal the of Nomalだね。
ロリっぽい高身長女子中学生とは健全過ぎるのです。
特殊性癖ゼロという人もいまどき珍しいのです。
人種はアルバザード南部に多い軽くコーカソイドっぽい毛色のモンゴロイドだね。


他にLet's 8th grader's syndromeな人がいなければ、シナリオシーンだね。

33luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/14(日) 21:25:47
シナリオシーンだよ。


次にメガネとTシャツとジーンズのラフな格好の人が現れた。
太古の超大国の電脳文明の黎明期の技師や好事家に一般的な恰好だと伝えられている。
"wota?"
"dig, la chazak vi guv wig nya"
ようやくまともそうな小市民の登場に大猫と白猫又は安堵する。
しかし、彼の口から電子音のような音が聞こえた。
"ko ga'o"
彼の両手・両足が金属光沢を放つ機械骨格に変形した。
そして、行く手を阻む怪物たちを殴りつけるたび、
雷光と共に何かが爆ぜたような音が大きく響き、焼け焦げた匂いが漂った。
そして、瞬間移動してきた檻に向かい、
無駄に洗練された無駄のない無駄にスタイリッシュな動作で
空中回し蹴りを決めた。
あたりには派手に火花が舞いおりた。
"har?(威圧) ba' hami?"
"kez yava lobi. tolada? keren? la kez yava gula e si vol"
安心したところに突然の超展開に遭遇したため、思わず威圧的な声をあげてしまう。
この世界の方向性が分からない。

直径1mの檻は再び瞬間移動する。
"Lasta!"
明らかにリーダー格と思われる鎖帷子の人が叫んだ。
すると普通そうな麻布のような貫頭着を着た女性が走り寄った
いかにも無防備そうなロリである。
"land-u moa"
"val."
もはや、彼らは彼女が普通であることなど期待していない。
麻服の女は突如服を脱ぎ捨てた。
彼女の未成熟な肉体があらわになった。
"ekap ekap!! nahue haahaa!!"
と大猫が興奮したのも一瞬彼女は天高く跳躍し見えなくなった。
そして、建物に止まっていたカラスたちは本能で危険を察知したのか、群れをなして飛び上がった。
次の瞬間、あたり一帯が闇に包まれるとともに凄まじい縦揺れが起きた。
"fuvan!?"
当たりに粉塵が舞い上がる。
上の方からたてものをふるわせるような低い音が響く
「RI〜O〜WA〜」
すると先ほどよりもさらに激しい縦揺れが起き、元々ガタがきていた白猫又と大猫がいる建物は崩れおちた。
"hgyaaaa"
"hguniiii"
彼らは猫の悲鳴のような声をあげて建物と共に転がり落ちた。
骨格などが入っていない丈夫な物理義体とはいえ容赦なく降り注ぐ瓦礫に意識が暗転する。

彼らが最後に見たものは、長さ1mを超す巨大な足、
そして、身長10mはありそうな幼女の後ろ姿であった。
""yack de culture""
怪獣映画化した世界観に彼らの常識と言う名のライフはゼロになり、力尽きた。

34luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/14(日) 21:30:50
「おねえちゃ〜ん」
「姉御〜」
 一本の巨木と、後はひたすら地平線まで続く春の野原の中を白猫又と大猫が駆けてゆく。
「ルニ〜、カキス〜」
 一匹の白いケモノ少女が答える。
 耳は猫、顔は犬、手は熊、巨大な尻尾は狐、全体的バランスは狸であり、何の動物かわけがわからない肉食目の生物が直立歩行している。
 ケモナーレベルで言えば、服を着た直立二足歩行の動物で頭髪を伴わない者は、レベル7と言ったところか。
 敢えて言うならば、直立歩行する太めのレッサーパンダを全身白塗りにして、白のワンピースを着させたというのが最も近い表現である。
 白いレッパン少女は二匹を抱きとめる。
 彼らは遠い昔から、数えきれないほど長い年月をそこで過ごしてきた。
「今日は何をするのかな?日向ぼっこかな、収穫かな」
 白猫又はワクワクしている。サイコパスで毒しか吐かないようなこの小動物も姉の前ではかわいらしい。
「今日は鼠狩りよ!」
 ケモノ少女は、両腕を天に掲げて、「バーン」という擬音と共に宣言した。
「ヒャッハー!鼠は消毒だ〜!」
「薄汚い鼠どもめ!ルニたちの晩御飯になるのです!」
 自称夢の島の白い世紀末悪魔たちは、どこかで聞いたような台詞を吐きながら気勢をあげている。
「今日は鼠狩りに使う新兵器を用意したわ!」
「また核兵器とか?焦げて食えないと言うレベルじゃなくね?普通に炭酸ガスでよくね?」
「ウラン入りの肉は不味いのです。数年死ぬよ。普通にウィルスでいいよ。」
 彼らの姉はいちいちやることが斜め上に豪快であって、世界が滅びたことが何度もあった。
 しかしそのたびに、なんとか復活していたため、極々ありふれた行事として定着していた。
「そう思って、環境に優しい新兵器よ!大気汚染のないバイオ燃料よ!出でよ!」
 ケモノ少女は叫んで新兵器を呼びだした。
 とたん凄まじい縦揺れが。
 そして全ての地平線を埋め尽くす幼女、幼女、幼女。
 しかも幼女たちの身長10mだ。
「「はぁ??」」
 白猫又と大猫は斜め上の展開にあっけにとられた。
「これが世界を7日間で焼きつくす最も邪悪な種族たちよ!放射能とも危険な薬とも無縁で、とっても環境に優しいわ!」
 ケモ少女は自信たっぷりに主張した。
「イミフ」
「わけがわからないよ。」
彼らの姿は、轟音を立てて全力疾走する巨大な幼女の群れの中に消えていった。

35luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/14(日) 21:32:51
"hgyaaa!!"
"uniiiii!!"
 大猫と白猫又は飛び起きた。
"hele?"
"ix."
 さっきの光景は夢だったらしい。なぜか二匹とも同じ夢を見た。
 二匹は、先ほどの描写が夢であったことに安堵した。
 しかし、彼らの姉ならば本当にやりかねないなと思わずにいられなかった。話したら、面白がって本当にやりかねないから、彼らは、そっと心の中にしまっておこうと決意した。

 あたりを見渡せば、古めかしい石壁を蝋燭がともしている。粗末な寝台がいくつか並んでいる。前火薬時代の兵士たちの宿舎というのが、最も端的な表現であろう。
 小窓から見える光からすると、時は朝のようだ。少なくとも丸一日以上寝込んでいたのだろう。
 彼らはクッションを敷いた土鍋の上で寝ていたらしい。妙に気分が落ち着く寝床である。
太古には土鍋に盛られた猫を撮影する行事があったと伝えられている。
 と思ったら、ベッドの向こうに腕輪のようなものをこちらに向けて、恍惚の表情を浮かべる赤白長衣の少女の姿があった。
 太古には、動物、および動物キャラクターに過剰に反応してしまう特殊性癖が星の名前の由来となった大陸の超大国を中心に栄えていた、と伝えられている。
 二匹は彼女がその太古の特殊性癖の持ち主ではないかと考えた。
"uniiii!! zi na nobum? dunad! dunad! dunad mujo! nyan, sevuda!"
 白猫又は恥じらいの表情を浮かべながら仰向けになって、体を卑猥にひねってみた。
"myaaaaa!! mya leev sat atolaaas! teeeee!!"
 少女は鼻から血を噴き出して布で覆った。
 彼らの疑惑は確信に変わった。
 白猫又は面白がってどんどんと淫らなポーズを決めた。
 白猫又は彼女をふざけて殺すつもりである。
 動物が遊びで殺さないなどと言うのは迷信だ。
"wei wei, ti, laz esel! kaxn tu et gox! yus-ac an pag-i mam e ti"
 大猫は思わずセクハラ発言をした。
"we!? we!? we!? ala es ket ku sen kukuli myul arka ya!? mya te ani aluutel! ya! mya teryat xeo ya!"
 赤白長衣の少女は布で鼻を押さえて、鼻声で驚いた。訛りが酷いのか、よくわからないが、ところどころ「エロ」とか「おっぱい」みたいな単語が踊って頬を紅潮させる。
"zi kez vi tud e ku?"
 彼女の言葉分かるのかと白猫又は、おふざけをやめて大猫に聞く
"ya, ye hot a. ix, an os-i lu ku-i meseld fi xe. an lok-ul eld e lu man an ten-a xil os meseld soa. ales-i xiilan "
 大猫は、彼女は訛りが酷過ぎて、よくわからないとのことである。ついでに田舎者ワロス的な事を言う。
"xiilan? saa, ales i xiilan? ep, txi alesyat yu i xiilan? kaf tintin yaaa"
 「飼い主にいじめられて、可哀そうに!」みたいなことを言って、これをいいことに大猫に抱きつく赤白長衣の少女。
 またしてもわけのわからないコントのような状況になってゆく。ちなみに大猫の言うxiilanとは「田舎者」を意味し、赤白長衣の魔法少女がいうxiilanは「飼い主」のことである。

36luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/14(日) 21:34:51
"see, ul ti on anso dal-a san kok? diin, an onx-i tin ti. sentant"
"nob zi! uniii.... sentant?"
 落ちついたところで、彼らは赤白長衣の田舎(?)少女に感謝の言葉を述べた。
 突然の状況で動揺したため、色々といじってしまったが、そのぐらいの最低限度の常識はわきまえているようだ。
"sentant? ap! mya alna! iio iio."
 イントネーションが異なるものの、最後の「ありがとう」という語彙は奇跡的に共通していたため、通じたようだ。

 そこで部屋にうめき声が聞こえた。白猫妖怪たちは、この部屋の寝台の一つに先ほどの怪物との戦いで、主人公補正が強そうなロングソードを出した異人さんが寝込んでいる事に気が付いた。
 そろそろ起きそうな気配である。
 赤白長衣の少女は、にわかに動揺した。
 彼女は血まみれの布を素早く寝台の下に隠す。
"a a a a a. xixxe! soda xi ask te nekt! neekt! neekt passa? passa?"
 彼女は、さっきのことは秘密にしてほしいと念を押した。花も恥じらう年頃の少女である。見ず知らずの相手であっても異性に自らの特殊性癖は知られたくないのだろう。
"kakis, ku molut va?"
 白猫又は大猫に通訳を依頼する。
"aa, an lok-ula ar lu ku-a to. tal, an lok-ela ko vet del "nekt" hot."
 わけが分からないが、「秘密」という単語だけ分かったという趣旨のことを白猫又に伝えた。
"ten, kon te ku na nobum na jiga?"
"ix"
 単語は「秘密」の一つしかわからないが、鼻血塗れの布を隠したこと、主人公補正が高そうな青年が起きそうだという状況から文脈を判断して、動物に過剰に反応してしまう特殊性癖を秘密にしてほしいと頼んでいるということは推理できた。
"zi li wi?"
"hao, passe!!"
"val val val."
 かれらは後ろを向いて相談した。
 そして彼らは振り向くと、天使のように優しい表情を浮かべながら言った。
"ti laz! hao, passe. ti na-al nal. passe, passe, lok?"
"passe! passe! passe!"
 これを聞いた少女は答えた。
"passe? ap, xixxe eks passa na! atta, atta, xixxe ank miiko sentant!"
 どうやら彼女は、白猫妖怪の発言を承諾と判断したようだ。
"iio iio, yunk falo"
"ii! ii! oo! ii! ii! oo!"
 彼らは、感情を表情に出さないようにこらえながら、「どういたしまして」と答えた。
 実は、「大丈夫」という承諾を意味する単語passoに類似したpasseという単語は逆の意味である。つまり「大丈夫じゃない」、「駄目」、「無理」、「冗談じゃない」など様々な言葉で翻訳されるが、端的に言えば「拒否」である。少女はpassoにあたると思われる単語をpassaと発音していた。つまり、passoに類似したpasseと答えた場合、高確率で「承諾」の意味だと勘違いすると、見た目白くて中身はどす黒い邪悪な頭脳は判断したのだ。そして、彼らのもくろみはまんまと成功し、少女は白猫妖怪たちがNOと言ったのにYESと言ったのだと勘違いしたのだった。彼らがその青年の言葉を覚えた時、彼女の尊厳は脆くも崩れ去ってしまうだろう。

さて、寝台の上の青年は目を覚ました。
視界に移るのは、赤白長衣のロリ顔と言うほかは全てが常識の塊である少しだけ白人の血が入った黄色人種の少女と、土鍋に盛られた二匹の猫。
彼らに対して、一言どうぞ。

37luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/14(日) 21:39:19
>>34
×レベル7
○レベル6

どうでもいいはなしだけどね。。

38FAFS:2012/10/15(月) 07:57:45
>>36
レシェールは目をさまし起き上がった
するとそこにはロリ系の少女がいた

レシェールは何が起こったのか分からなかった
仮装パーティーに近づいたら
怪物におわれて 転び 気を失い しまいにはどこも見当のつかない場所にいるのだ

まず最初にレシェールの発した言葉は
"Hamie fghpha?"
であった。

39luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/15(月) 16:46:25
 赤白長衣のロリ顔少女はこう答えた。
"atta, txi netik in. hadhacma, hacma e kozet sam. txi na kulan xete? mya meld fan faax e!"
 彼女は安堵してそういうと、彼女は走って退室した。

"see..... zi kezut vi?"
"lan we?"
"e mel"
"ir. aal, on eld nait tu humhum ya zaka pe."
 白猫又は大猫に両人の会話の通訳を頼んだ。
 しかし、どちらの言葉も理解不能とのことである。

 部屋に残される青年と土鍋猫たち。
 気まずい沈黙が流れる。
"see, diin.... wit-ex?"
"la dona zi."
 とりあえず、挨拶をしようと二匹は思った。
"dacma! asime ni nerok! pe a kakis a'ny. nam gai con pe"
"huve lil chaz zi! mam e la na luni lobi"
 とりあえず、挨拶をしてみる二匹。

 人語を解する猫のようなものに一言どうぞ。

40luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/15(月) 16:50:22
fghphaは発音記号でいうと、[fɣɸa]で一音節なのかな。
結構難度が高そうな発音なのです。

41luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/15(月) 17:03:11
万能翻訳機的な人を出して、ルール説明だけでもさせるイージーモードと、
地道に現地語を覚えてなんとかルールを把握する紫苑の書式ハードモードと
どっちがいいかな。。
ピジン目的とか、語彙を増やすという意味ではハードモードだろうけど、
道のりが長そうなのです。

42luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/15(月) 17:05:14
あと、なぜか連れてこられたということで、途中入室自由だよ。

43FAFS:2012/10/15(月) 19:51:10
>>40
なんかお恥ずかしいですが発音記号はよく分からんのでローマ字のような表記で
[fuguhufa]と言う発音です[fuguhupa]とも言われますがw

>>41
ルール説明は必要として>>34的なシュチュエーションにて説明するのが良いかと


レシェールは目の前の猫と思われる動物に向かって

"Haaaaa? Hamie co lghu!? foro?foro?"

この異世界に居て
ついに自分が何を言っているのかレシェール自身も分からなくなってきた.

「本当にファイクレオネに戻れるのか」という疑問が脳を支配する.
レシェールは猫のようなものをじっと見つめていた

44luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/15(月) 20:39:35
>>43
ノシロ語風ウ段ベースアブギダだね。把握なのです。
意外と日本人が作る人工言語ではよく見られる方式なのです。

ルール説明の方法については、第三者の会話シーンだね。
把握なのです。

45luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/17(水) 12:29:25
挨拶をしてみたものの、全く通じていない。
"unii, wi mi li...."
途方に暮れる白猫又。
"ha, mi, e? nei ba' gumosopo pero po "hami"? "so" a "deo"mia?"
文脈から微妙に何かを掴みかける大猫。
"sel nusi! pe po nam so kakis. nde nopion po nam so luni. nei fue humhum?"
再度通じると思われる文を構築し話しかける大猫。

ところが、そこで扉が開いた。
赤白長衣のロリ少女と、スリッドスカートのネコ毛少女が、台車を持って入ってきた。
"tua, faax nov tixxe"
赤白長衣の少女はそう言って、宿舎の机に配膳する。
"hwaaaa, lein liij haahaa"
"nya!?"
大猫は先ほどの言語学的推理を放擲して、スリッドスカートの少女の足にすり寄った。
"uni? uniii?"
白猫又は擬人化動物汎用語で、スリッドスカートの少女に何でここにいるのか訪ねた
"unyaa, mimii nyan nyan nyann , myuuu"
国際補助語の存在意義を全否定するような猫語で返す少女。
"nnyaan."
白猫又は納得した。
要約すると、先ほどの悪臭怪物事件により、彼女が勤めていた店を含め
匂いが抜けず、店を開くどころではなくなったため、途方に暮れていたところ、
町の偉い人に、ここの食堂での職を紹介してもらったらしい。
彼女もまた被害者である。
"an na-i tintin kaf al tiiiiii"
可哀そうにと言いながら容赦のない擦りつきをする大猫であった。

食事のメニューは、硬くてしっかりした、腹もちのよさそうなパンと、
チーズ、バター、ラディッシュとレタスによく似た植物によるサラダである。
サラダには、油でいためられたエビとおぼしき者があり、
主成分がワインビネガーとおぼしきドレッシングもかかっている。
猫たちには、生魚が与えられた。
"hyahhaaaa!! yek sam a'ny!!"
"mage oda!! ya, kij oda!! umaiumaiumai......."
鮮度良好の川魚である。
飲み物には、アルコール度数が低く、糖度が高く、ブドウの繊維がかなり残っている
にごりワインが出てきた。
酒と言うより、ジュースに近い代物である。

46luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/17(水) 15:16:58
"atx? hai, mya jot nei nan na. myan est te akali. akali hagili. akali, akali"
 赤白長衣のロリは、手を胸に当てながら、[akalí:]という音素配列を繰り返し発音している。
 アクセントは最後の"li"ににかかっていて間延びしている。
"xiilan fatoo."
"haan. la kezak mam e ku lobi."
 猫たちは納得している。

47FAFS:2012/10/17(水) 17:51:07
レシェールは卓上の食べ物を手当たり次第にガツガツと食べている
赤白長衣のロリにこう言った。
"Shone shone! sings minoy.
Than fghpha kaze's co'd?
kaze, fghpha kaze! Ahl name's luni add kakis?"

48FAFS:2012/10/17(水) 18:00:14
>>47
"Co"が同じ意味だったとは知らなかった

49luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/17(水) 21:16:21
"akkaliiin"
"akkaliiin. akali ca saik. akali ca kumpitlan an est-i ti lex soa"
 猫たちは、目の前の一見常識の塊に見える赤白長衣の少女の名前を認識した。
 あの胸に手を当てるジェスチャーと単語を連呼する様子をどこかで見たことがあったのか、速やかに意味を把握した。
"saik? tu et to? kumpitlan..... ap!! tee! nekt!! nekt ya!!"
 赤白長衣の少女は大猫の顔を横に伸ばす。
"hehehehe sent sent"
 大猫は被虐趣味でもあるのか、喜んでいるようにも見えた。
 空気化しているスリッドスカートの少女は楽しそうに笑い言った。
"hwa, hwa, non tan ser tu is moal e, akalin. non na tu te txu tisse"
"teeeeeee!!"
 それを聞いた赤白長衣の少女は叫んだ。
 アクセント分析すると[akalin]は第一音節の[a]にアクセントが付いている。
 よく聞けば、イントネーションも異なり、赤白長衣の少女より、
 間延びしないきびきびとした発音である。
 二人の間で意思疎通ができていると言うことは、ほぼ同系統の言語なのだろうが、異なる方言であることは違いない。
 "lein liij e xiilan, ank tinka."
 大猫は「田舎者のレインタソ萌え」みたいなことを言っている。大猫は彼女の言葉もどこかの地方の方言だと認識しているようだ。
"pibo na pida bu."
 微妙に言葉が通じて楽しそうだなと眺める白猫又。
"see, zi na akalii? akalii?"
 白猫又は赤白長衣の少女に向かい、名前があっているか確認した。
"ya! myan est te akali. akali."
 どうやらあっているようだ。
"a? ya? see"
 白猫又は戸惑う。yaとは、白猫又が話す言語でNOの意味だ。
"ya eks-e "ya" os tal "val" on dimijevtud"
 大猫は白猫又に、この場合の"ya"はYESの意味だと教えた。
"haan. la kezak."
 白猫又は納得したようだ。
"vu, huve lil chaz zi, akali. mam e la na luni. luni. see... passa?"
 白猫又は赤白長衣の少女に自己紹介した。
"txi teu miiiko lis te luni luni liij mian? alna! anestol, luni"
 どうやら分かってくれたようだ。
"yan, an et kakis. kakis erl sax axtan vanoneeme milaraeke."
"har? mya alna vil txi ku to mil fil rak."
 赤白長衣の少女は大猫の方の名前も分かったようだが敢えて分からない振りをしたようだ。
"est tuan et fil tinka e....."
 スリッドスカートの少女は、名前長いねみたいなことを言った。
"lein liij anx-ix an lex kakis hot"
 大猫はデレデレしてこう答えた。別言語ながら通じているのは擬人化動物汎用語の影響である。
"lein?"
"ya. luni liij anestol."
"anestol?"
 このスリッドスカートの女性に対しても名前という最低限の情報交換はできたようだ。

50luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/17(水) 21:17:09
 大猫、赤白長衣の少女、スリッドスカートの少女は、細かい意思疎通は不可能だが、少なくとも語族レベルでは共通した言語の持ち主であり、白猫又と大猫とスリッドスカートの少女も擬人化動物汎用語により意思疎通が可能ということで言語的障壁は低い様子である。
 問題は、太古の世界で広く伝わるパワーインフレ漫画の典型とされる伝説の名作に出てくる主人公もかくやという勢いで、ひたすら食べている青年である。
 赤白長衣の少女のボディーランゲージの甲斐もなく、全く意味が通じた様子はない。
"le te xif aa.... nn....."
 赤白長衣の少女は頭を抱えた。
"haan."
 大猫は何かに納得した様子である。
"ku molak luni i kakis lobi. jel e"
 白猫又は青年の言葉になんとなく大猫が言った言葉が通じた痕跡を見出した。
"deo cumari [so] a amakon, nde...."
 大猫は断片的な記憶データから言語の系統を解析する。
"[na:mez] et kik al avalon po pero imen sid tin, ma.... nei [addu] tan et sativet e avalon po pero mia?"
 混沌とした独白の中、言語系統を検索する。
"lozeld ilen avalonpo sid/gumosopo/eld xe. til an se-u eld xe et to."
 断片的にだが、言語系統を同定した。
"govejtud?"
"ya. til gumosopo tan et lozeld"
 なんとなく解読の手掛かりを手に入れたようだ。

 使える知識はすぐ使って見る。
"[jes, i: so kakis], [kakis]"
 大猫は両手をあげて話してみる。
"[addu, it so lɯnji]"
 前足を白猫又の方に向けていった。[ɯ]とは非円形の母音であり、関東式の「ウ」とほぼ同じ音である。
"luniii"
 白猫又はそういった。[l]の音が弱く、なんとなく「うにー」と鳴いているように聞こえる。
"[addu, ʃe: so akali:]"
 大猫は赤白長衣の少女に前足を向けて言った。
 ちなみに[akali:]は最後のliにアクセントがある。
"ep? txi alna sen luen eld?"
 赤白長衣の少女は驚いている。
"[addu, ʃe: so lɛɪn]"
 大猫はスリッドスカートの少女にすり寄って言った。
 ちなみに[lɛɪn]とは[lein]よりも口を大きく開けてはっきり発音したもの程度の理解で構わない。こっちは、最初のleにアクセントが付いている。

51FAFS:2012/10/18(木) 20:46:26
レシェーゼは猫らしき二匹の言うことがだいたい分かった。

"Ahl... mi name's lexiese, Velxe.lexiese!
Plazem co lghu mi name'i lexiese."

すると「キィィィィ」と言う耳障りな音を立て戸が開いた。

"Husfafghpha lexiese myu!"
と元気なブレザー少女が玄関に立っていた。

胸には「Akademice lineparine」の文字が在った。

レシェーゼはめんどくさそうに

"H, hamie co cladie?"

"Yad! Mi name Xexel cladie myu!!"

52luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/18(木) 21:49:53
文字というと、例の幻字に似ているあれかな。

53FAFS:2012/10/18(木) 22:19:13
>>52
そうですな リパーシェ文字です。

54luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/19(金) 09:51:59
"alna! txi te lexeeze nanna? dyussou lexeeze. anestol. mya te akali"
"anestol dyussou lexeeze. non et lein."
 赤白長衣の少女もスリッドスカートの少女もまた青年の名前が分かったようだ。
"lexeeze!"
"lexeeze!"
 名前の確認は一通り終わったようだ。
"hai, tyu et tinka mil tyu alna sen eld luut."
"hahaha. fina lein liij"
 大猫はデレデレしている。
 白猫又はその様子を生温かく見守っていた。
 言語データを参照すると、太古に栄えた群星の国の言葉に類似するパターンが多いという推測は正しいようである。[mi]は古代語における一人称単数属格が変形したものであろうことはなんとなく想像がついた。
また、[mi na:mez], [mi namei]と語形が変化していることを確認し、何らかの屈折語または膠着語であると仮定。
[mi na:mez leʃe:ze]という命題からすれば、語順はSVOに近いものなのだろうと推測できるが、
屈折語尾からすれば、SOV語順でも運用が可能である。
 伝説の殺戮者を生みだしたと、群星の国に敵視されたかの国の言葉のようにSOV V2語順である可能性も捨てきれない。
 どちらにしても根底にはSOV語順の祖語が存在し、SVO語順への過渡期にある言語であるという推測はあながち間違いではあるまい。
 大猫はデレデレとスリッドスカートの少女にじゃれつきながらも、上のような推測を瞬時に終えた。
 彼は、肉まん体型の中身が中年エロ親父のブサカワ猫ではない。

 そして、そんなことをしながら唐突に扉が開き、謎のブレザー少女が出現した。
 様子からすれば、この青年の知り合いではないかと思われる。
 何か話しているようだが、突然の状況に驚いて、細かいリスニングをする暇はなかった。
"zi na ye?"
"ti et ne?"
 猫たちは、「誰だ?」としか言いようがない。
"mya nak nik tiina! altfian sam!? tu te di rak ya! ala txi te ne!?"
 赤白長衣の少女は、驚いている。
"xante, yuus meid asm est halkan anmian?"
 スリッドスカートの少女は、初対面の人に丁寧に何かを尋ねている。

55FAFS:2012/10/19(金) 20:54:07
数人の目線にも動じず、宿舎に入ってくるブレザー少女
"Vello co lghu?"とスリッドスカートの少女にキョンとして尋ねると

"Hamie mol la lexiese? Hamie hamie?!"
"Vello co lghu la lineparine'i?!"

とレシェーゼを質問攻めにする彼女
その名は「シェシェル・クラディエ」
レシェールの幼なじみである。
幼なじみだからって恋愛展開を期待するのはやめたほうがいいと思われる。


"Ha? Co vazaru lghoball langoso add oldo lineparine'i do!!"
"Hamie co mol fghpha do!?"

とレシェールは「お前のいってること分かんねーよ」
「なんでここに居るんだよ」的なことを言っていた。

クラディエは聞いていない
クラディエはポケットから令状のような紙を出し言った。

"Dj Akademice lineparine'd seizou's fghpha'd sloidght'i parmicu.
Than sloidght's ajihk!"

レシェールは何の事だかさっぱりである。
宿舎に約7名ほど男たちがドカドカと入ってきた。

どうやらAkademice linaparineが
レシェーゼを重要認定人物としてファイクレオネに戻そうとしているらしい

"Dj top top toooooooooooooooooooooop!!!!"
レシェーゼの轟音に驚いたか捜査員とも見える男たちはレシェーゼを凝視した。

"Fghpha's daie warden..."
物音ひとつ聞こえなかった。

"Uaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!"
一人の捜査員が宿舎を出ていく
続いて捜査員が我先にと宿舎を出ていった。

"Hamie? D...D..daie.....warden?"
クラディエはそう言い考え込んだように黙り込んでしまった。

宿舎にまた沈黙が訪れた。

56luni ◆CcpqMQdg0A:2012/10/21(日) 15:08:43
登場人物が増えて、カオス度が増したね。

ところで、来週は育児専念だから、断筆するよ。
経験上、一週間別のことをするとすっかり忘れるから、再来週以降再開するのかどうかは
不確定なのです。

57FAFS:2012/10/21(日) 15:36:37
>>56
了解いたしました

58FAFS:2012/10/21(日) 15:37:52
>>56
ということなので他の参加者を募集中です
適当に入っていただければいいでしょう

59helte mokos ◆bvmIKJ7aiU:2012/10/21(日) 15:57:45
ニートやフリーターみたいに暇な人じゃないとこの長文連投はできませぬよ。

60FAFS:2013/02/26(火) 17:13:41
クラディエは落ち込みながら言う。
"H...hamie? d... daie warden? Than mi daie?"

レシェールは言った
"Niv, Allo forga."

"Forga? ha?"

"Leeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeexeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeel!"

怒ったクラディエを止める術は誰も知らなかった

はい、継ぎよろしく

61名無しさん:2013/06/19(水) 20:57:27
誰かこの続きを書く者は現れるのか。

62FAFS:2013/06/20(木) 22:01:50
ここは過疎ってるから人工言語掲示板2にスレ作ったほうがいいのかねぇ…

63\O\e\o\E ??°2:2013/08/06(火) 10:49:18
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