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独占板

220神の子さん:2014/12/05(金) 23:31:56 ID:xbt/gvMg
  この人生は魂を磨く時間

 私たちの肉体は天からの借り物です。
借りている以上はお返しすることになります。いつお返しするかというと、それは自分の寿命が尽きる瞬間です。
決して自分から命を断つことは許されません。それは自分に対する、そして天に対する「背任行為」です。

 一人ひとりが特定のお役目を背負って、わざわざこの世に生まれて来ているのです。
自分でそのお役目をおりてはいけません。生活が苦しい、人間関係が苦しい、生きる目的が見えない、夢がない......
生きているといろいろな試練があります。安易に、「元気出さないといけませんよ」などとは言いませんが、それでも
「その状況は自分でたぐり寄せているのだ」と考え、発想を転換してもらいたいと思うことはあります。

 私も救急という現場にいますから、自殺企画者を大勢みてきました。心肺停止したまま蘇生せずに逝く人も多いのですが、
死に切れなかった人もたくさんいます。そういう人の中には、回復し始めると食事が進む人もいて、心と体は必ずしも一致していないという場面も
あるのです。人間とは複雑なものです。

 生まれ変わる前に、この世が学習の場であると認識した上で、私たちは生まれてきました。
どんなに嫌なこと、どんなに辛いことがあっても、目の前の課題と向き合うことが、各人の人生最大の財産なのです。
それこそがあちらの世界に唯一もって還ることのできるものだという事実を、私たちは知っているのです。

 もう一度言いますが、肉体は借り物です。お返しするのは自分の寿命が尽きる瞬間ですが、その時までは毎日を
精一杯生きること。それが万人に共通するお役目だと思います。対人関係やお金の問題など、どんなストレスを抱えているにせよ、
それも今回の人生における自分への「課題」が、そういう形で出ているだけなのです。

 解決できないレベルの課題は絶対にやって来ないのです。どんなに困難にみえる課題であろうと、必ず解決のための糸口がどこかに用意
されています。その糸口を探すことこそ、人生における最上の学びなのです。
 今回の生で授かった肉体は滅びますが、私たちの魂は死ぬことがありません。まずはそこに気づくこと。そうでないと唯物論者のように現世利益に
しがみついて、単に死を怖がって生きることになります。

 この先もまだ数え切れないほど生まれ変わるというのに、今の生の利益にしがみつくなんて、これほどバカバカしいことはないと思いませんか。
他界した大事な人や愛しい人とはあちらの世界で会えるし、次回の転生後も(前の生のことは覚えていませんが)違う役割で会えるでしょう。
そもそも大事な人や愛しい人は、いつも私たちのすぐそばにいます。

 私たちが死を迎える日、つまり現世を卒業するその日まで彼らは優しい眼差しで見守ってくれているのです。
その仕組みを踏まえると、残りの人生を心配する必要がなくなります。悟りとか至福といった感覚もそれと同じでしょう。
ひと言で悟りや至福と言っても、修行などの体験による悟りや至福と、人生における直感による悟りや至福は、必ずしも一緒ではないと感じます。
時間や手間暇をかけて身につけるものもあれば、一瞬のうちに身につく真理もあるのです。

 もちろん、どちらが次元が高いとか、どちらが正しいかという論争ではなく、私自身はどちらでもいいと思います。その人がそれで学びがあり、幸せならば
それでいいわけです。

 『いのちは終わらない』 矢作直樹 佐藤眞志 著


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