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AIについて

33hijk:2013/10/20(日) 08:53:48
仰る通り、活動電位がクオリア発生に関与しているかも知れません。また、内発活動(ゆらぎ)や免疫系との相互作用も勘定に入れる必要があるかも知れません。これらはまだ“機能的には”シミュレート可能な範疇です。しかしもしも、仰るような複数ニューロン発火間の未知の神秘的遠隔相互作用や、微小管内の量子効果や、グリア細胞も含めてミッチリ詰まった細胞場全体の重力作用すら、クオリア形成に参与しているとしたら、“機能的にすら”シミュレート不可能だと思います。クオリアを発生させるハードウェアは結局のところ脳の形になってしまう。
そういった可能性も、排除すべきでは無いと、私も思います。従って、管理人様が仰る「デジタルコンピューターでは機能的模倣は出来てもクオリアは生み出せないかも知れない」という主張は正しいと思います。
一方、現象的意識/クオリアは、ノンレム睡眠時にはスッカリ消えるし、覚醒時にも安定持続しているわけではなく、大変脆いもので、ある種の情報処理過程が持続されている時だけ創発・随伴する現象以上のものでは無い(それ以上に神秘化する理由が無い)ようにも思われます。人間脳に対するMRIやTMS(経頭蓋磁気刺激法)を使った健常者への心理実験の最近の成果を見ると、意識/クオリアの発生/抑止の“仕掛け”に、情報処理過程以上の何かを持ち出す必要は無いように思えてきます。
また、生体脳→人工脳→デジタルコンピューターへの置き換え思考実験に沿って、“機能的には”脳をデジタルコンピューターで模倣できると考えるなら、現象判断のパラドックスをどう説明するかの立場が重要になると思います。(※管理人様がここをどうお考えなのかは興味があります。)私個人の立場としては、表面的には随伴現象説を採りますが、物理現象や時空は実在しないと考えているので、現象的意識は(物理状態というよりも)「ある種の情報処理過程」に随伴する、と考えています。


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