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29
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hijk
:2013/10/18(金) 07:17:14
勿論、現在の半導体技術でニューロンを置き換えることは出来ないしですし、ニューロンは単純な入出力機器でもありません。神経回路の三次元的構造が極めて複雑なのは勿論、神経ペプチドを介して免疫系とすらクロストークしますから、その情報処理の総体は極めて複雑です。しかし、それがいかに複雑であっても、やっていることが物理法則に従う情報処理であることには変わりがありません。生体脳→人工脳→デジタルコンピューターと徐々に置き換えていく思考実験でも、勿論、この、複雑な分子レベルの情報処理まで模倣することを想定しています。
但し、私個人は、現象的意識やクオリアを発生させる情報処理モデルがいずれ抽出できて、より簡易な計算処理に還元できると考えています。(※ペンローズが提唱するような量子的トリックも必要無い。)脳の障害や様々な実験が、そのことを指し示しているように私には思われます。Blue Backs『単純な脳、複雑な「私」』池谷祐二著は面白かったです。脳の一部の機能を非侵襲的に止めて、様々な意識への影響を作ることもできます。機能的には通常の人間と同じような動作をするのに、そのことの自覚が難しくなるような部位も見つかると思います。(※つまり現象的意識やクオリアをON/OFFして哲学的ゾンビ状態を人工的に作れたりできる可能性もあると思います。)
もし仰っている「構造」というのが、情報処理を担う細胞や分子の三次元的配置のことを仰っているのだとすると、現象的意識やクオリアの発生には、何らかの物質的な位置関係や密度が重要だとお考えになっているのかな、と想像しました。確かに、デジタル・コンピューターは、入出力をシミュレートできても、その内部の計算素子の配置や物理的な情報伝達の経路は異なります。それによりクオリアが生じなくなるということは、生体脳→人工脳への置き換えまではクオリアを維持できる可能性があるけれど、人工脳→デジタルコンピューターへの置き換えでは、機能が模倣されるとしても「だんだん現象的意識が薄れていく」「クオリアが消えていく」とお考えなわけですね。
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