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永井均×入不二基義 「現実性について―私・今・現実―」

4メビウス@管理者:2012/08/19(日) 21:59:20

・永井の講義の内容要約。
以下、()内は私の解説。

まず「今」については、「この今」と「〜の時点での今」の2種類の「今」があるとして、
もし2種類なければ言語は機能しなくなるという。たとえば今日記をつけているという
ことは未来の「今」において読まれることを既に知っていることになる。
(これは、マクタガートのいうB系列の時間とA系列の時間に対する理解が同時に成り立
たっているということ)
また「私」という語も二つの意味があるという。
(これは永井がかつてから主張してる一般化できる「私」と一般化されてはいけない〈私〉。
で、その2種類の「私」を2種類の「今」と類比して、2種類の「私」がなければ言語は
機能しなくなるということを想定する。
ただし「今」の場合、「私」が固定的に誰かである人物と違って、固定的な性質を欠いて
いるとする。

「現実」という言葉も「現実の現実」と「現実の虚構世界」というように言い分けられ
るが、現実に現実である特権的世界がないなら全てがないのと同じことである。
(この点の考え方は入不二と同じ)


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