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日本語の「標準語」・「共通語」
1
:
名無しさん
:2010/09/16(木) 12:34:22
日本語の「標準語」「共通語」について語るスレです。
日本語の「標準語」「共通語」には未だ明確な定義がないため、
どういうものが「標準語」「共通語」なのか揉めることも多いです。
東京で話されている言葉(東京方言や首都圏方言)がそのまま標準語そのものだと思っている人も多くいます。
しかし、東京の言葉がそのまま標準語だと言えるわけではないというのが一般的な見解のようです。
厳密には「標準語」は日本語には存在しないという人もいます。
2
:
名無しさん
:2010/09/17(金) 09:52:00
「標準語」はStandard languageの意味。
「共通語」はCommon language。
「標準語」は厳密に決まっていて、揺れなどがかなり少ないイメージ。
「共通語」はみんなに通じるなら何でもいいという感じ。
正直、今の日本の状況だと、首都圏方言だろうと、いわゆる関西弁(関西新方言)だろうと
共通語として認めていいぐらいだと思う。だってみんな分かるだろ。
「そんなわけないだろう」が標準語だとしても、「んなわけねーじゃん」も「そないなわけあらへんやろ」も
国民のほとんど全てが意味を理解できるだろう。これらは実質「共通語」のような気もする。
3
:
名無しさん
:2010/11/20(土) 23:21:22
「〜してる」は共通語?標準語?
「〜している」でなければだめだということはない?
「〜なんだ」は?「〜なのだ」でなければダメということはあるか?
「〜では」を「〜じゃ」ということは認められる?
どこまでが共通語・標準語で、どこからが東京方言や首都圏方言なのか?
4
:
名無しさん
:2010/11/21(日) 04:34:57
「〜なんだ」=「〜なのだ」なら「〜なんだ」は東京方言の音便形。
「〜なんだ」=「〜しなかった」なら「〜なんだ」は関西方言。
実際の発話の形が同じでも其の意味する所によって何処の方言かは異なる。
5
:
名無しさん
:2010/11/25(木) 01:59:38
「〜なのか?」ではなく「〜なの?」というように、「か」を使わず上昇調イントネーションだけで疑問を表すのは標準語として認めていいのか?
6
:
名無しさん
:2010/11/25(木) 23:11:33
それは関東弁だな
だって 〜なの? なんていうの恥ずかしいもん。
なのか? ならまだそれが共通語と思えば言える
7
:
名無しさん
:2010/11/25(木) 23:27:33
「なのか?」に限らず、たとえば「明日行くか?」を「明日行く?」、「これ面白いか?」を「これ面白い?」、
「その家は静かか?」を「その家は静か?」というように言うのは標準語として認められるんだろうか?
あと、助詞の「が」「は」「を」などを省略するのは?
8
:
名無しさん
:2010/11/25(木) 23:41:06
そもそも日本語に標準語はなかったんじゃないのか。
「標準語として認められるんだろうか?」って誰が認定することを想定して言っているのか?
10
:
名無しさん
:2010/11/26(金) 00:21:23
>>8
厳密な意味では日本語に「標準語」はないな。
フランス語の場合のアカデミー・フランセーズのような公的機関もないし。
国語教科書も、戦前は1種類の国定教科書しかなかったが、戦後は複数種類の民間教科書が検定を経て用いられるようになっている。
「もし厳密な意味での標準語を定めるとしたらどのようなものが認められるか?」というのは考えてもいいと思うが。
実際に存在するのは共通語で、NHKのアナウンサーが用いているものがそれに最も近いというのが穏当なところだろう。
ただ、その「共通語」についても、どこまで幅を認めるかという問題もある。
たとえば誰もが理解できる言葉を共通語と認めるのか、それに加えて誰もが使える言葉とするのか。
理解できるだけなら、たとえば京阪神新方言(いわゆる「関西弁」)だって共通語になる資格が相当程度あるだろう。
可能の形に「食べれる」を認めるか「食べられる」だけを認めるか、「全然」は否定と呼応するもののみを認めるか肯定とともに使うのも認めるか、
「very」にあたる語として「非常に」「とても」「凄く」「凄い」「めちゃくちゃ」「めちゃめちゃ」「めっちゃ」「超」などが用いられているがどこまで標準語・共通語か、
あるいはウ段は非円唇母音と円唇母音のどちらが標準か、「北」のキは無声化するべきか、「口」のクは、「烏」のスはどうか、
アクセントにそもそも標準があるのか、「熊」は頭高型か尾高型かなど、いくらでも問題は考えられる。
東京で話されている言葉がそのまま標準語であるかのような考えを持っている人も多いが、
それが間違いであることはこの板に来るような人なら一致するところだろう。
11
:
名無しさん
:2010/11/26(金) 14:56:58
>>7
でも今全部に「か」をつけて訊いていたら、なんか偉そうに言ってる感じがするのも確かだね。
中国人の日本語ってなんか偉そうな感じだけどそれに通じそう
12
:
名無しさん
:2010/11/26(金) 15:00:58
「か」はニュアンスを変える役割語にもなってきてるな
本当かどうか疑わしくて半信半疑、自分はどちらかというとあまり肯定的でない場合に良く用いられる
「それ、美味いかぁ?(あんま美味しくないと思っている)」
のような時に
13
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 08:44:33
小林旭の歌アキラのダンチョネ節(昭和36年)の文句に「逢いはせなんだか」というのが出てくる。
「形容詞終止形+です」なんてのも敬語のない茨城あたりのお上りさんが
「です、ます」が無いと偉そうだと言われて「木に竹を接ぐ」ようなお手軽敬語を発明したんだろうなw
14
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 09:22:18
別に茨城とか関係なく、「暑いです」のような形は自然と発生するだろ。
元々の「規範的な」「標準語」では、「暑うございます」のように「言わなければならない」とされていた。
だが、これはいかにも大げさで、ですます調で話したいだけなのに形容詞終止形のときだけ「ございます」を持ち出さなければならないというのは欠陥。
さらに、ここだけウ音便というのも上方から借用したことが丸出しで、東京などでは落ち着かない形だ。京都などでは普通だろうが。
明治時代あたりの「標準語」には、「早うございます」「思うた」のようなウ音便、「せなんだ」「使わなんだ」のような否定過去のナンダ、
「分からぬ」「思わん」のような否定のヌ・ンなど、西日本系の語法がかなり見られる。
元々明治時代の100年前まで中央語は上方語で、その後の江戸語も上方語の影響を強く受けていたのだから当たり前だが。
しかし、このような共通語の中の西日本的な語法は時とともに駆逐されていく傾向にある。
今ではウ音便は「おはようございます」のような慣用表現以外は避けられ、
「危のうございますから」も「危ないですから」に変わっているのは電車のアナウンスでよく聞くところ。
否定過去の「ナンダ」も共通語の中ではほとんど用いられなくなり、「まさか〜とは思わなんだ」のような慣用的表現で辛うじて残る程度。
否定のヌ・ンも古臭い感じになり、字数制限が厳しい新聞の見出しにたまに見られる程度。それも近年はあまり見ない。
ただ、「めっちゃ」「しんどい」「あほ」「うちら」などが今やごく普通に東京でも用いられるようになっているように、
今でも京阪地域の言葉と「共通語」「標準語」との間の障壁はかなり低い。いわゆる「関西弁」も普通にメディアで流れているしな。
15
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 09:42:27
東日本の奴らはウ音便がきらいなんだよ。
一昨年ぐらいに立ち読みした東北の先生の本の中で
ウ音便は女々しいと書いてあった。
当用漢字の時代には「尊い、貴い」は漢字テストで「とうとい」と読み仮名を書くとXだった。
万葉集などの古い和歌が詠まれた1300年、1400年前から東日本語と西日本語は分岐していた。
ウ音便は東日本語に外来語として受け入れられたが、一種の流行語のようなもので
廃れ始めたんだろ。
そして十年前にはTVラジオで聴くことのなかった「つなげる」という関東方言を
NHKのアナウンサーが堂々と使うようになった。
今は方言の時代だ。
16
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 10:32:10
ウ音便が「嫌い」とかじゃなくて、
そもそも東日本方言にウ音便が存在しない。
東日本にはイ音便、撥音便、促音便の3つの音便だけで、ウ音便は西日本だけだ。
だから西日本から輸入した形は、東日本の文法体系の中で不安定で、駆逐されざるをえないということだろ。
17
:
名無しさん
:2010/11/27(土) 10:41:50
>>15
ウ音便は東日本には基本的にないからな。促音便のほうを好む。
西関東方言は特にその傾向が強い。「ぶっ飛ばす」「落っこちる」「突っ切る」「蹴っ飛ばす」のような例も多い。
東京語(江戸語)には江戸時代後期に上方語の強い影響で取り入れられたが、
あくまで外来要素としての表層的なメッキに過ぎず、上方語の影響が弱まるとすぐに剥がれていったということだ。
ウ音便に限らず、東京語は世代が下るほど本来の西関東方言的な言葉に回帰しているように見える。
ただし、万葉集の時代の東国語と今の東京方言を単に繋げるのは危険。というより間違い。
当時の東国語はその後畿内語によって激しく共通語化され、独自の語法などの古い特徴の大半を失った。
上代東国語の子孫と言えるのは八丈方言だけで、今の東日本方言は上代畿内語の末裔と言ったほうがいいぐらいだ。
ただし発音の傾向、音韻の特徴は割と受け継いでいるらしく、その意味では東日本方言は断絶していないとも言える。
「繋ぐ」と「繋げる」の例は他のスレでも出ていたが、必ずしも方言といえるかどうか怪しい。
東京ではかなり前から揺れていたようだ。「繋げる」は江戸時代から出現している。
吉川泰雄は1964年に「ゆれている文法」の例として『「つなぐ」と「つなげる」』という論文を出している。
夏目漱石の「虞美人草」(1907年)にも出てくる。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/761_14485.html
>「そんな事が」と今度は母の方が身体(からだ)を椅子の背に引いた。甲野さんは一筋の眉さえ動かさない。同じような低い声を、静かに繋(つな)げて行く。
「繋」で検索すると分かるが、これには「繋ぐ」がやけにたくさん出てくるように思える。
関西ではここ10年ほどで聞くようになったというのは興味深いが、こういうのまで「方言の時代」の例と言えるかどうかは怪しい。
元々東京の言葉というのは無批判に「標準語」「共通語」としてメディアに流れやすかった。
古くから東京方言として他地方の人に非難されていた「落っこちる」「しちゃった」などの例すら普通に通用している。
1970年代から首都圏方言に入った「〜じゃん」も今やメディアを通じて全国の若者に広がっている。
18
:
名無しさん
:2010/11/29(月) 12:54:08
「〜じゃん」は関西などで使われてる「〜やん」にそのまま置き換え可能やん。
関西弁で
*今日は寒いや・・・・非文
◯今日は寒いやないか
◯今日はえらい寒いやん・・・若者だけやなしに年寄りでもこういう。
19
:
名無しさん
:2010/11/29(月) 18:14:55
なんで東西ともに「じゃん」「やん」のような短い言い方が成立・定着したかというと、
「標準語」の「ではないか」「じゃないか」が長すぎるせいだろう。
問いかけ・確認に5拍や4拍も取るのは長すぎる。
2拍で済むのは便利だし、定着するのも納得できる。
他にも、「標準語」の言い方が長すぎる例としては、「しなければならない」「しなければいけない」を挙げることができる。
実際には、「しなきゃいけない」「しなければ」「しなきゃ」がよく使われる。
関西なら「せなあかん」「せな」などでさらに短い。
「〜かもしれない」も、実際には「〜かも」で済ますことが多い。
20
:
名無しさん
:2010/11/29(月) 20:35:14
「せな」は究極の短縮系だなw
正しくは「せんなん」だが
「せなあかん」は新しいといえるな
「せんなん」も元は「せんならん」やな
21
:
名無しさん
:2010/11/30(火) 12:48:07
「せんならん」も元はといえば「せにゃならぬ」やで
22
:
名無しさん
:2010/11/30(火) 17:08:30
「せにゃならぬ」も元は「せねばならぬ」やで
23
:
名無しさん
:2010/11/30(火) 17:10:35
小学校で「尊い」を習うときに「とうとい」「たっとい」の二通りがあると聞いたけど、「たっとい」は関東弁だったのか。
どんだけ「う」が嫌いなんだw
24
:
名無しさん
:2010/11/30(火) 17:42:42
>>23
>>16
にあるように、嫌いというよりそもそもウ音便が本来存在しない。
近畿方言や四国方言は母音優位方言と言われ、母音が丁寧に発音され、子音が相対的に弱い。
一方、西関東方言は子音優位方言の代表で、子音が強く発音され、母音は相対的に弱くぞんざいに発音される。
母音優位方言ではウの円唇性が強く、母音の無声化をせず、連母音もあまり融合せず丁寧に発音される。
その代わりに子音の弱化・脱落・混同などが多い。
子音優位方言ではウの円唇性が弱く、母音の無声化が激しく、連母音の融合が激しい。
音韻変化のときは、母音よりも子音を残して促音便になることが多い。
「尊い」の場合は、元々「たふとし」(連体形が「たふとき」)だったので、
「taputoki」→「tafutoki」→「tautoi」→「tootoi」と変化するか、
「taputoki」→「taptoki」→「tattoi」と変化するかが東西で分かれた。
ハ行四段動詞が促音便になるかウ音便になるかなども同じ。
18世紀半ばまではウ音便を使う畿内語・上方語が標準語の地位にあったし、
その後に標準語の地位を得た江戸語も上方語の影響を強く受けてウ音便を取り入れていたので、
今の「標準語」の中にもウ音便を使った表現がいくつか見られる。
「ありがとう」「おはよう」のような挨拶、「危のうございます」「おいしゅうございます」のような敬語表現、
「尊い」や、「問うて」「請うて」「厭うて」のような一部の文語的な語にウ音便が見られるが、いずれも上方語からの借用。
上方(関西)からの言語的影響が弱まった今、これらのウ音便表現は落ち着かないものとして避けられる傾向にある。
25
:
名無しさん
:2010/12/06(月) 23:55:01
「借る」と「借りる」みたいに東西で活用が違う動詞が一部にあるけど、
文語的な慣用表現の一部にだけ西日本的活用が残って、普通は東日本的活用が使われるような感じになってるな。
昔は中央語が西日本方言だったという名残だ。中央語の地域が移ったという地域差と時代差が重なってよく分からないことになっている。
「足る」と「足りる」、「飽く」と「飽きる」などの例もある。
26
:
名無しさん
:2010/12/07(火) 05:54:23
「飽く」と「飽きる」は連用形が共通の「飽き」で
五段活用の方はその後「て」に接続する際「飽いた」とイ音便になった。
東日本は子音優勢でイ音便より促音便が好まれた。
27
:
名無しさん
:2010/12/10(金) 14:43:31
別スレでも出てたけど、
「繋ぐ」と「繋げる」、「憂える」と「憂いる」、「間違う」と「間違える」は
どちらが標準語・共通語として相応しい形?
多分前に書いた形が古くからあって規範的なほう、
後に書いた形が新しいほうだろうけど、後の形は完全にアウト?それとも許容される?
28
:
東のもんらけど
:2010/12/23(木) 12:31:27
勘違いしているもんがいないと信じているが念のためゆわせてもらおう
「ぶっ飛ばす」「落っこちる」「突っ切る」「蹴っ飛ばす」は東の共通語
とちごぅぞ、Kamto-benられや。「けっとばす」は、「けりとばす」の「り」が
音便化したものらとしても、ほかの3つは方言にきまっとろーが。この例らと関東
の発音が促音便を好むことは肯定できるろぅけど、東日本方言が促音便を好む
理由としてはややようぇろぅ。
29
:
名無しさん
:2010/12/23(木) 13:19:09
>>28
これどこの方言?新潟?
30
:
名無しさん
:2010/12/23(木) 13:22:11
>>29
新潟弁らろ
31
:
名無しさん
:2010/12/24(金) 01:38:32
新潟らな
33
:
あ
:2019/06/30(日) 13:03:22
、
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