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資料集

160通行人:2010/09/27(月) 04:16:56

ちょっと、コメントさしてもらっていいですか?。

>中川隆クンの誕生日は1956年7月7日となっていますね(さらに確か7時7分7秒とか言ってましたが)。

7月7日朝7時に生まれたという、神格化のパクリ元、ネタ元は皆さんはご存知ですか?



山岡荘八著  『徳川家康』 第一巻出世乱舞の巻 より

( ㊟ 家康の母、於大は家康のために、寅の神鉾を持つ普賢菩薩を寺からこ盗ませる )

本文----------------
百合は午年生まれで、金剛矢を持った虚空蔵菩薩の珊底羅大将を拝みにいったことがある。
於大の方は亥年、たしか白払を手にした弥勒菩薩のはずであった。その守護仏に、産屋を出るまでの安泰を祈って来いというののならばよくわかる。が、盗んで来いというのはおだやかでなかった。
百合がいぶかしげに首をかしげているのを見ると、於大の眼はいよいよ据った。
「百合-----------------------------」
「はい」
「よいか。これはこなただけに打ち明ける。きっと他言してはなりませぬぞ」
「はい。けっして----------------」
「そなた・・・・・十二仏の第三番に並んでおわす真逹羅大将・・・・寅の神鉾をもって立つ、普賢菩薩を盗んでたもれ」
「寅の神鉾を持つ・・・・・?」
「生まれてくる和子の守護仏じゃ」
声をねばらせ、喘ぐように言って、於大はあたりを見廻した。
「案じることはない。み仏の夢のお告げじゃ。神鉾を持った普賢菩薩をそなたに授けるゆえ・・・・大事に・・・・・大事に育てよとのお告げなのじゃ」
「普賢菩薩の・・・・・?」
於大は固くうなずいてドキリとした。おどろいた百合の表情が、これも懐妊しているお久のおどろきに見えたのだ。
(神鉾をもった真逹羅大将の化身とあっては敵うまい)
そんな感情がすっと心をかすめたのだが、しかし於大はそれを卑しい嫉妬とは思わなかった。生死の鍵は見えないものに握られている。これが吾が子への母のつとめと思いかえした。------------
(つづく)




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