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平成8年度商法第1問

1問題:2003/07/04(金) 19:26 ID:EhdRk.ss
 株式の併合または分割と資本との関係について論ぜよ。

21,株式の併合,分割と資本の意義:2003/07/04(金) 19:27 ID:EhdRk.ss
(1)株式の併合とは,数個の株式をあわせてそれよりも少数の株式とすることである(214〜216条,220〜220条ノ2)。
(2)株式の分割とは,既存の株式を細分化して従来よりも多数の株式とすることである(218〜220条ノ2)。
(3)資本とは,会社財産を確保するための基準となる一定の金額である。株式会社では社員たる株主が有限責任しか負わない(200条1項)ため,債権者を保護するには引当となる会社財産を確保する必要があるからである。

32,株式の併合・分割と資本の関係:2003/07/04(金) 19:30 ID:EhdRk.ss
(1)株式と資本の関係
 原則として,発行済株式の発行価額の総額が資本の額とされる(284条ノ2第1項)が,発行価額の2分の1を超えない額を資本に組入れずに資本準備金とすることが許されており(284条ノ2第2項),さらに平成13年改正で額面株式が廃止されたので,資本と株式との関係は切断された。
(2)株式併合と資本の関係
 資本と株式の関係は切断されており,併合により発行済株式数が減少しても,当然に資本の変動をもたらすわけではない。よって,例えば,株式単位の引き上げを行うためであれば,資本は変動しない。
 ただ,資本減少(375〜376,380条)の方法として行われる場合には,併合により資本は減少する。
(3)株式の分割と資本の関係について
 資本と株式の関係は切断されており,分割により発行済株式総数が増加しても,当然に資本の変動をもたらすわけではない。
 ただ,株式分割は準備金資本組入れ(289条1項,293条ノ3)や,配当可能利益の資本組入れ(293条ノ2)と同時に行われることがある(無償交付,株式配当)。その時には当然,資本が増加する。
                             以  上

4そうちゃん@管理人:2003/07/05(土) 13:50 ID:imb4oIeg
いらっしゃいませ。
またコメントさせてもらいます。

5そうちゃん@管理人:2003/07/06(日) 23:08 ID:zSmYveU6
>(3)資本とは,会社財産を確保するための基準となる一定の金額である。株式会社では社員たる株主が有限責任しか負わない(200条1項)ため,債権者を保護するには引当となる会社財産を確保する必要があるからである。

文章的に、「金額である。必要があるからである。」すなわち、「必要があるから金額である」というのはおかしいと思います。。最後は「必要があるから資本制度がある」とした方がいいと思います。

>さらに平成13年改正で額面株式が廃止されたので,資本と株式との関係は切断された。

資本と株式との関係をこれから検討するのだから、言いきってしまうのはどうかと思います。。


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