したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

SS練習スレッド

1名無しさん:2003/04/28(月) 18:57 ID:gxm1BW1c
いまいちネ申になりきれない香具師はここで練習汁!
公開しようとしてためらっていたそのSS、ここで公開しませんか?

2ここのSSスレで既にたりないのに:2003/04/30(水) 07:38 ID:WS7sG0cU


3名無しさん:2003/05/06(火) 07:07 ID:nx1sHbi6
微糞スレ

4けめきサーナイト2003:2003/05/06(火) 21:24 ID:qRPklKqk
デオキシスには負けん気満々。

5中山悟:2003/05/06(火) 21:53 ID:3IEXUI/6
( _ひ)

6名無しさん:2003/05/07(水) 20:37 ID:vwHXxL.A
「おーい、キルリア!
 イチゴジャムあげるからおいで!」
「わーい!」
 イチゴジャムはキルリアの大好物だった。
キルリアはすごい勢いで私の下へ走って来た。
 キルリアは期待で満面の笑みを浮かべ、早くちょうだい〜という表情で
私の顔をじっと見つめている。
 私は「お座り」と言った。
 キルリアは、ササッと素早い動きで、その場に正座した。
 「お手!」
 キルリアは即座に反応して、嬉しそうにお手をした。
 「よーし、よくできたね。それじゃご褒美をあげよう。」
 「わーい!」
 私はズボンとトランクスを一気にずり下げ、
 蒸せるようなにおいを放ちながら勃起する自らのペニスを露わにし、
 持っていたイチゴジャムを丹念に塗りたくり、キルリアの口元へ差し出した。
 「・・・・・」
 喜びで一杯だったキルリアの表情は一瞬で曇った。

7名無しさん:2003/05/08(木) 17:38 ID:wY93opcU
続きキボン

8名無しさん:2003/05/08(木) 18:35 ID:DRAoeSgY
>>6
むしろワロタ。
続きキボン。

9キルリ愛:2003/05/10(土) 04:50 ID:QvPw2pi6
舐めたのかな・…
おれのもしてもらいてェ はあはあ

10名無しさん:2003/05/10(土) 14:45 ID:DjVQc38U
イチゴジャムにワラタ

11名無しさん:2003/05/12(月) 16:20 ID:nsms06fs
某サイトで麻痺させられたキルリアたんが
犯されかけの画像をみました

12名無しさん:2003/05/12(月) 20:15 ID:DRAoeSgY
>>11
持って来てください

13名無しさん:2003/05/12(月) 20:51 ID:NGp63Yug
>>12
激しくキボン!

14キルリ愛:2003/05/18(日) 06:19 ID:I/I.fzm2
サーナイトたん♂に無理やり犯されるキルリアたん♀の
SS希望

15名無しさん:2003/05/19(月) 22:09 ID:6mbNzGvo
                        / ̄\ \     / ̄\.\
                       / ̄日 ̄\ \ ./ ̄日 ̄\\
                      / ̄|○| ̄ ̄ \/ ̄ ̄|○| ̄ \\ ,, -─-- 、
                    / ̄ヒ二コ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヒ二コ ̄ ̄ / , -─- 、 \
         __    __    / ./| ̄\          /| ̄\ ./ /   / /ヽ  |
 __     ロヒ| ̄)=) ̄)) .|  | ◎)= | .| ̄| ̄ ̄ ̄|  | ◎)= | |  |   / /  |  |
(())  )二)) ̄エ ̄[]   ̄[] ̄.|   \|_/ .|  |\__.|  \|_/  .|  ヽ_/ / _/ /|
  ̄ ̄[] ̄[ ̄] ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |        |  |∧_∧ .|        \_  ̄ ̄ _/ | 糞教授にドーン!
     ̄ ̄ ̄ ̄\二二二___|        |  .(・∀・ ) |         \ ̄ ̄   _/
               `──\     / ¶⊂¶⊂  )|           / ̄| ̄ ̄ノ
                    \_   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|        __/   `─ '
               / ̄ ̄ ̄/ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄./ ̄ ̄ ̄ / ̄|
              /___/    ̄ ̄(◎) ̄) ̄| ̄| ̄/_____/  .|
             |____|_____/.(◎)_) .|  | .|____|__|
             \____\_____/ |__.|__/  \____|___|
                 ∠____7__|         ∠___|__

16セツレダ:2003/05/21(水) 23:29 ID:DRAoeSgY
いつか暇が出来たら一個頭に浮かんでるのを
書くかもしれないし、
書かないかもしれない。(100%ェ4ィの)

17サーナイト親衛隊3番隊長:2003/05/30(金) 20:52 ID:QOM6cAS2
応援しています。

18名無しさん:2003/05/30(金) 22:15 ID:gELcMnuQ
            ____
         、-''~:::::::::::::::::::::::"ー-,
         ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
        |:::/ ̄ ̄ ̄`' ̄ ̄¨ヾ::::|
          |:::|   ━、_  _.━  |.:.::|
        |/  .,-ェュ   ,-ェュ  |.:.:|_
       (゙|   ´ ̄ ,/ 、  ̄`  |/,. |
          |  ( 、 ゙、__,-'' 、)ヽ__/
         \   `こニニ'´ _..┘
          \___ _ ,∠ ┬-、

19名無しさん:2003/05/30(金) 22:16 ID:gELcMnuQ
( ´∀`)/< 先生!!こんなのを見つけました。
http://web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku07.html
http://www.web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku08.html
http://web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku10.html
http://www.web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku09.html
http://web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku06.html
http://www.web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku05.html
http://web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku01.html
http://www.web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku02.html
http://web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku03.html
http://www.web2001.kakiko.com/koma/hankaku/hankaku04.html

20名無しさん:2003/05/30(金) 22:16 ID:gELcMnuQ
▼ウヒョー(;~Q~)♂(~Q~;)ペロリンチョ▼

安心・優良なモロサイト集めてみたよ!
今評判のビデオチャットも最高に面白くて大評判!
出会い系もみんなが集まるサイトを厳選してみました。
女の子も見てよー 花束♪(⌒ー⌒)o∠★:゚*'
ここでみんなみられるよ。
★体験BBS ★画像UP BBS 新設!!

http://www.mx-style.com/adad_01/index.html
●とりあえずここで、エロは完結だね・・・・・・・
●javaとか使ってないから、うざくない!

21名無しさん:2003/05/30(金) 22:17 ID:gELcMnuQ
☆★☆★♪大人の玩具激安販売店♪ ☆★☆★
ピンクローター190円から〜
オリジナル商品や新商品をどこの店よりも早く発売いたします!!
イスラエル軍も使用している本物ガスマスク!!
バイブ、ローター何でも大安売り!! 下着やコスプレなども大安売り!!
個人データも秘密厳守!!偽名で購入OK!
郵便局止め、営業所止めOK!
http://www.king-one.com/

22名無しさん:2003/05/30(金) 22:17 ID:gELcMnuQ
      へヘ
     /〃⌒⌒ヽ
     〈〈 ノノノハ))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      |ヽ|| ´∀`||< 先生!こんなのがありました!
    _φ╂∨⊂)__ \______________
  /旦/三/ /|
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |< http://www.freeweb2.kakiko.com/tama/
 |_____|/

23名無しさん:2003/05/30(金) 22:17 ID:gELcMnuQ
代理店募集中
      貴方も月100万円稼げる!
    HP作成も無料これからのビジネス
バナ−を貼るより確実に稼げる!
      http://asamade.net/web/

24キルリ愛:2003/06/01(日) 05:14 ID:ZTfYaD/o
がんがれ
応援してるぞ

25キルリ愛:2003/06/01(日) 15:25 ID:zBnuy31U
俺が描くか(やめとけ…)

26名無しさん:2003/06/02(月) 20:52 ID:j5vBIE2g
書いて下さい、お願いしまつ。

27キルリ愛:2003/06/03(火) 17:03 ID:K3D/4MKI
YOUーーが描いてください

28キルリ愛:2003/06/04(水) 17:35 ID:tfXQacXI
http://oekakies.com/p/saburo/p.cgi

29名無しさん:2003/06/04(水) 18:12 ID:wpWsN8Ac
>>28
くはっ
せめて「18禁だよ♪」とか書いてくださいおながいします。

30キルリ愛:2003/06/04(水) 18:15 ID:tfXQacXI
18禁だよ―w(遅)

31キルリ愛:2003/06/04(水) 18:21 ID:tfXQacXI
・…と言うわけで 
誰かSSかイラストかけや(18禁キボン)

32名無しさん:2003/06/04(水) 19:32 ID:bL6Hwq8Y
>>28
てめえが余計なことするもんだから中山悟が流れ込んできやがったぞクソが!!

33名無しさん:2003/06/06(金) 19:07 ID:P6NlgZYU
まぁ、落ち着け。
高ぶった感情は香具師等の思う壺だ。
今、この時こそ冷静な判断力を失うな。

34キルリ愛:2003/06/07(土) 04:50 ID:CxAeoxhU
スマソ

35T.B:2003/06/08(日) 15:28 ID:hzveTCqM
ゲームのほうの主人公♀・・・・・
やり直したほうがいいですかね・・・・・・
サーナイトのためにも・・・・・・

無関係レス スマソ・・・・・

36名無しさん:2003/06/08(日) 21:22 ID:bL6Hwq8Y
            ____
         、-''~:::::::::::::::::::::::"ー-,
         ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
        |:::/ ̄ ̄ ̄`' ̄ ̄¨ヾ::::|
          |:::|   ━、_  _.━  |.:.::|
        |/  .,-ェュ   ,-ェュ  |.:.:|_
       (゙|   ´ ̄ ,/ 、  ̄`  |/,. |
          |  ( 、 ゙、__,-'' 、)ヽ__/
         \   `こニニ'´ _..┘
          \___ _ ,∠ ┬-、

37キルリ愛:2003/06/08(日) 22:17 ID:Dk1fKyN2
今日サーナイトたん♀に押し倒されました…

38サーナイト親衛隊3番隊長:2003/06/09(月) 21:21 ID:ju1AYaSs
な、なんですと?!それからどうなった!?

39キルリ愛:2003/06/09(月) 22:10 ID:WeJIWRrY
モチロン♪ピー――――――な事をしたw

40キルリ愛:2003/06/09(月) 22:12 ID:WeJIWRrY
誰かうちのサーナイトたんに名前を付けてくれないか
自分はネーミングセンスが無いので思いつかん

41名無しさん:2003/06/10(火) 06:25 ID:bL6Hwq8Y
マンコ

42サーナイト親衛隊3番隊長:2003/06/10(火) 22:24 ID:QrGyyS8U
にくどれい

43キルリ愛:2003/06/11(水) 05:12 ID:93Atz52o
あーーー気持ちよかったやっぱりサーたんは最高だよw
キルリアとラルトスの頃もよかったなーw

44キルリ愛:2003/06/11(水) 05:15 ID:93Atz52o
名前は おねえさまにします
いえーーーおねえさまw

45名無しさん:2003/06/11(水) 05:19 ID:93Atz52o
お前・…サーナイトと何をしたーーー・…ハァハァ

46名無しさん:2003/06/11(水) 06:15 ID:pFg9X/oo
ラルトスの頃、って……


幼児虐待ハァハァ

47キルリ愛:2003/06/11(水) 17:06 ID:Or1AytH2
ラルトスたんは締まりが特によかったw
キルリアたんもねぇ
前も後ろも…ハァハァ

48キルリ愛:2003/06/11(水) 17:08 ID:Or1AytH2
いま思ったけどここSS練習スレじゃん
いっそのこと妄想スレにしない…

49キルリ愛:2003/06/11(水) 17:09 ID:Or1AytH2
誰かエロSS書いてくれ

50中山悟:2003/06/11(水) 18:01 ID:bL6Hwq8Y
もうねえ、ぼくのサーナイトが一番・・(以下略

51キルリ愛:2003/06/11(水) 22:56 ID:UCy5j5Ls
お前もサーナイトたんに萌えてきたか・…
でも俺のサーたんが一番・・(以下略

52キルリ愛:2003/06/12(木) 22:06 ID:ywfI.1FQ
大変です
いまサーたんがモンジャラに絡みつかれてます
コマンド?

1 助ける

2 えーと・・ビデオカメラどこにあったかなぁ…

3 俺も参戦…   アハァ

53名無しさん:2003/06/13(金) 20:19 ID:pFg9X/oo
4.そのモンジャラは漏れのなので、もっと激しくするように命じる。

54調教中です。:2003/06/13(金) 20:50 ID:HGDbSeBg
一日目

PM10:00 サーナイトを秘密基地に連れ込む。
同刻      押し倒して強姦。サーナイト処女喪失。
PM10:03 一発目を発射。サーナイト逝く。
PM10:30 二発目発射。サーナイト激しく抵抗。
PM10:31 尻にスイッチ
PM10:40 三発目を発射。サーナイト再び逝く。
PM10:42 フェラを強要するも噛まれかける。
PM10:43 更に犯す。
PM11:00 サーナイト逝く。失禁。
(略)
PM11:59 七発目発射。サーナイト失神。一日目終了。

55キルリ愛:2003/06/13(金) 21:43 ID:9Kuh8oTY
自分「よし、俺も参戦するかな…」
サー「や・・やめてくださいマスター」
自分「モンジャラ、もっとサーナイトの股を広げてくれないか」
サー「いやあ・・マスターお願い・・」
自分「よしっ いくぞサーナイト」
サー「マ・・マスターーーやめてー、 あんっ、あっああああああ」




終わり   (´∀`:)

56キルリ愛:2003/06/13(金) 21:52 ID:9Kuh8oTY
いまサーナイトたんにヘラクロスのみだれ突きが
全発急所に当たりましたが何か・・(泣)
さ・・サーたんの処女があんなカブト虫に…

57中山悟:2003/06/14(土) 07:55 ID:bL6Hwq8Y
おまえら馬鹿だろ?

58キルリ愛:2003/06/14(土) 23:27 ID:tfXQacXI
正常ですぞ
まあ落ち着け

59名無しさん:2003/06/19(木) 23:40 ID:3BOLN7nw
>>54
一 発 目 は 3 分 し か も た な い の か プゲラ

60名無しさん:2003/06/20(金) 20:50 ID:fWrxbHA6
サーナイトの育て方

ラルトス時代は愛情を注いで育てます。我慢です。
この時代に犯しても心に深い傷を与えるばかりか最悪の場合後遺症が残ります。

キルリアに進化すると3つの選択肢が出てきます。
1・すぐに犯す
2・和姦用仕込み
3・普通に育てる

1はキルリアの状態で犯すというだけです。
個体によっては入らないこともあり、まだ精神的にも未熟であることが多いのであまりお勧めできません。
2はサ−ナイトになったときに抵抗無く犯せるように仕込むことです。
今までと同じように接しながらもエロ本などを読むように仕組みましょう。
こうしておけばサーナイトに進化して犯そうとした際比較的抵抗無く受け入れてくれます。
3は普通に育てるということ。
こうしておくとサーナイトになって犯そうとした場合激しく抵抗します。少しずつ屈服させていきたい人向けです。

61名無しさん:2003/06/21(土) 15:25 ID:DRAoeSgY
>>60
漏れのサーたんは3でも抵抗しない!!

62名無しさん:2003/06/21(土) 17:36 ID:fxIuDoyo
>>61
嫌がるサータソを押し倒して無理矢理コトを遂げるのがいいんじゃあ!

63キルリ愛(転生):2003/06/21(土) 22:27 ID:sme8vULY
確かにキルリアたんの時代の1はやめたほうが無難ですね・・
俺がキルリアたんに欲情してその時代に無理やり犯そうとしました。
しかし嫌がることもなく彼女はなんなく俺の欲望を受け止めてくれました(嫌がるキルリアたんの方がよかったな・・)
ここまではいいんです
キルリアたんのマ○コに入れてみたらその締めつけがチンポが物凄くしまってもうすごかったですよ
ほんとにもうハイ
入れたこっちが5秒もしないうちに失神しかけましたからね、ほんと
まあハッキリいって未知の世界でしたね、キルリアたんのマ○コはホント最高でした♪
  アハァ…

64キルリ愛(転生):2003/06/21(土) 22:35 ID:sme8vULY
あ――――――でも俺の初期データ サーナイトたん♂だっけ
まあ後ろがあるわな・…

65名無しさん:2003/06/22(日) 08:07 ID:U3.RYIsA
♂のサーたんは実はふたなりの♀である、そう考えれば苦ではない

66キルリ愛(転生):2003/06/22(日) 11:12 ID:eVLY9JOI
同意

67キルリ愛(転生):2003/06/23(月) 22:41 ID:SAmcrsHs
オスのサーナイトたん犯してえ〜

68キルリ愛(転生):2003/06/23(月) 22:41 ID:SAmcrsHs
オスのサーナイトたん犯してえ〜

69名無しさん:2003/06/24(火) 13:48 ID:k2DNhgbk
>>67のサーナイトは痔になりますた。

70名無しさん:2003/06/24(火) 13:49 ID:k2DNhgbk
調教して肉奴隷化したい。

71キルリ愛(転生):2003/06/24(火) 22:55 ID:M04eEd22
同意

72キルリ愛(転生):2003/06/25(水) 23:33 ID:5P.2XhZM
俺が  多分  SS書くから誰かネタくり

73名無しさん:2003/06/28(土) 15:26 ID:WM6RxB2U
>>72
侮辱系とか頼む

74キルリ愛(転生):2003/06/28(土) 23:49 ID:V86fjHNg
難しいな・…

75キルリ愛(転生):2003/06/28(土) 23:50 ID:V86fjHNg
てゆうかさっきタイ○ニック見てたんだけどそれをネタっつーのはどうかな
マヂ泣けたよ・…

76名無しさん:2003/06/30(月) 22:54 ID:Ow3bXui6
>>73
侮辱じゃなくて陵辱だろ

77名無しさん:2003/07/02(水) 15:08 ID:c4qG5nkU
>>76
いや、本当に侮辱系が見たいのかもよw
サーナイトに虐められたい73氏にハァハァ


誰か書く人、本当にいないのかナァ?
新作とか。
自分で作れといわれたら、作るかもしれないけど。

78キルリ愛:2003/07/02(水) 17:36 ID:HeQ4z7ZU
つくってくださいw

79絵板某コテハン:2003/07/21(月) 13:41 ID:FQBJxz0I
初SSなのでいろいろ悪いところ批評してくれると嬉しいかもです。

80とけさな 1/6:2003/07/21(月) 13:50 ID:FQBJxz0I
第1幕
「マルノーム先生、やっぱりオレにはムリっす!」
「甘い甘い甘い!!最近の若いモンは精神集中すらままならんのか。
ましてやお主、エスパーであろう?」
ぐっ・・・
痛いところを突かれて言葉が詰まる。が、それにしてもこの訓練はアンマリだ。
「フム・・・一度体で覚えたほうが良いとみえる」
「って師匠、何するんです!?」
大きな体で倒れこんでくる師匠。
見た目からは想像できないようなチカラで、オレは容易に押さえ込まれてしまった。
「こ、これは一体何のマネで・・・」
「ウム、やはり♂とは言ってもサーナイト族じゃな。よく似合っておる」
グーグル検索も真っ青なスピード。元々長いオレの髪はアップされてデカイリボンで結ばれ、
体には、人間のキゾクが着るような服を「装着」された。
「げ、コレ取れねーじゃねーか」
恐ろしい力で結ばれたリボンは言うまでもなく、コルセットがきつくて服を脱ぐことすらできない。
「フハハハ・・・脱ぎたければ早く使えるようになることだな。少々荒療治だが仕方あるまい。
今日の授業はここまで!」
ゴボゴボ、と汚い音を立てて沼に沈んでゆく師匠。
待てやコラというオレの声も無視して、早くも泥沼と同化してゆく。
ああ、オレは確かに『とける』を覚えたいと言いましたよ。ああ言った。
だがまさか、中世ヨーロッパ風貴婦人のコスプレして山を降る事になるたー想像もしなかった。
死んだほうがマシだ。もちろん、その時はマルノームのハゲを『みちづれ』にするが。

そんな事を考えていたが、オレはもと野生な訳で『みちづれ』を使える訳が無い。
オレはそのまま師匠が2度と上がってこないことを切に願った。
まだ『とける』事のできないオレは、仕方なく霧の深い所を選んで山を降ることにした。
途中何回か人間の声がしたが、オレは恥ずかしさのあまり振り返ることもなくひたすら山を降りた。

81とけさな 2/6:2003/07/21(月) 13:51 ID:FQBJxz0I
第2幕
ミツルの泊まっているポケモンセンターに着く。
午前1時。もうミツルは眠っているはずだ。
この格好のままとりあえず風呂につかる。そうすると自然とハゲの言葉を思い出した。
「流体と一体化すること。之融解の基本にして極意なり」
・・・・・・・
昼間の特訓、アレは酷かった。あの沼と一体化しろだって?
あんなものやこーんなものが浮いている泥沼と、カラダの成分を共有する?
できるかっつーの。
 ・・・
「流体と一体化すること」

風呂でも、できるんじゃないか?


目を閉じて、精神を統一する。
体の全細胞を、風呂の湯とシンクロさせる。いつも人のココロをさぐる時にやるのと同じ。
少し意識が混濁する。
瞬間、頭がふわっと軽くなった。
「・・・・できた!?」
デカリボンが浮いているのが分かる。頭が半分とけているようだ。あとはコルセットを・・・
全意識を腰に向ける。なかなか頭と同じようには行かない。
しかししばらくして、強制ギプスよりもきつく締まったそれはするりと浴面に浮かんだ。
「よっしゃあ!これでハルカのクチートにも勝てる!」
とうとうオレは『とける』をマスターしたのだ。やはりハゲの特訓は間違っていたのだ!
オレは満足感に支配され、この後始まる「地獄」を未来予知することも出来なかった・・・っ

82とけさな 3/6:2003/07/21(月) 13:52 ID:FQBJxz0I
第3幕
いい気分だ。女装も取れたし明日はハゲに文句を言ってやれる。
そろそろ上がろうという時、体の異変に気づいた。

         元の形に戻れない

体全体を集合させようと個々の細胞に合図を送る。

           戻らない

何とか手の部分を形作り、他の部分を回収しようとする。

          手が動かない

「アレ・・・?」
今になってようやく気づいた。オレの体が『とけ』ているのではなく、
湯とオレの体が『混じって』いる事に。
オレの細胞は、水分子と引っ付いて離れようとしない。
むしろ、どんどん湯に取り込まれてゆく。

           焦りを覚えた

コノママイクト、オレノカラダハキュウシュウサレルノデハナイカ?

    水素と酸素の化合物はオレの細胞を求め続ける

ナゼ?ヌマデヤッタトキハコンナコトハ・・・

  感覚が、元手や足であった所から薄れてゆくのが分かる

リクツナンテドウデモイイ!タスケテクレ!

        核が溶け始め意識が朦朧とする

チルタリスノカオガ、ミツルノエガオガソウマトウノヨウニウニアタマヲヨギッタ

83とけさな 4/6:2003/07/21(月) 13:52 ID:FQBJxz0I
第4幕
「寒い・・・でも朝風呂は健康にいいってお医者さんがいってたっけ」
男の子は蛇口のコックをひねり、頭を洗い始める。
「サーナイト昨日帰ってこなかったな。最近毎日どこ行ってるんだろう」
男の子は体を洗い終えると、浴槽を見渡した。
「白く濁ってる。バスクリンかなぁ?」

ぬるっ

「え゙っ」
異様な感触に驚き、男の子は慌てて足を引っ込める。
それでも少し首をかしげた後、男の子は肩までお湯に浸かった。


オレの意識はほとんど消えかかっていた。
が、突然水とは違う感覚を覚え、全感覚をそこに向ける。
細胞レベルでみたソレはザラザラしており、すぐに人間の肌だと分かる。
人間がオレの溶けている風呂に入ってきたのだ。
湯から逃れる方法はただ一つ、これに捕まるしかない。生存本能がそう伝える。
女湯でない事が少々悔やまれたが、今はそんな悠長な事を言っている場合ではなかった。


「フゥ。ヘンな入浴剤だなぁ。なんかボクの所に集まってくるみたいだし」
全PPを使って細胞を誘導しているのだ。そうならないとこっちが困る。
「そろそろ上がろう」
今しかない。立ち上がる瞬間、オレはサイコキネシスで体を人間の右腕に粘りつけた。
腕が、重い。
「な、なんだよこれ〜!?」
男の子は右腕に引っ付いている緑白色の物体を見る。
ソレはドロドロ波打ち、かつ風呂の垢が混じってなんともグロテスクなツヤを放っていた。
「うわぁああぁ!」
ばしゃんっっ
左手で振り払われ、湯船に戻されるオレ。まぁ人間なら当然の反応だろう。
半分固まった白いモノの一部は、壁に、床に、さらに男の子の皮膚に汚らしく付着する。
しかしオレはそんなことであきらめる訳には行かない。
足がついている限り風呂から出る事はできない。オレは人間の足にしがみついた。
「なんだよ、なんだよぉ!」
生まれてはじめての経験をして、男の子は半狂乱になって叫ぶ。
床に四つん這いになり、重い足を浴槽から引き抜く。
同時に浴槽から巨大なコロイドが姿を現した。
喜びもつかぬま、体の半分以上を水に取り込まれたオレの体は、意思に反して排水溝に流されてゆく。
男の子は浴場の壁にもたれかかって、恐怖の目でそれを追った。
グボボボボ・・・・
男の子にまとわり付いていた怪物は、渦を巻いて排水溝に消えてゆく。
「た、助かった・・・?」
目から涙が溢れた。

84とけさな 5/6:2003/07/21(月) 13:53 ID:FQBJxz0I

第5幕
ボトッ・・
「!?」
ボクは耳を疑った。もう何にも恐いことは起こらない。いや、起こってはならないはずだ。
ボトッ・・・
また聞こえた気がする。いや、これは空耳だ。幻聴なんだ。
ビチャッ・・・
髪の毛にスライムが引っ付く。手にとって見る。
その感触は水に溶かした粘土にも似て
ベチャッ・・・
スベスベとした表面とはうって変わって内部にはザラザラしベタッ・・・
色は不統一でいろんな絵の具を適当に混ぜた時にできるグチャッ・・・
皮膚を伝うその感覚はベトッ・・・ボクの精神を確実に蝕みバチャッ・・・
前にグチョッ・・・サトシさんにベチャッ・・・ベトベトンを触らせてもらった時と同じ・・・

・・・ベトベトベトベトベトベトベトベトベトベトベトベトベトベト・・・

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁあぁあぁぁあぁあああああ!!!」
シャワーから流出する不定形の物体はボクを包みこむ。
ボクは走った。物凄い勢いで浴場を突っ切る。もしかしたらドアをブチ破っていたのかもしれない。
すでにボクは外見からは人間に見えなかった。
「大変、ベトべトンの暴走だわ!」
ジョーイさんの声が聞こえた気がする。ボクは訳もなく走った。
体に張り付いたナマモノは一向に離れる気配がない。
何故か、太陽に当たらなければいけない気がした。この体は重い。重すぎる。
捨て身タックルを仕掛けてくるラッキー軍隊を逆にぶっとばし、ボクは外にでた。

体の水分が抜けてゆくのが分かる。優しい太陽の日差しがこんなにも素晴らしいものだったとは。
やっとオレは元の体に戻れる。
この人間にはかなり悪いことをしたが、こっちは命が掛かってたんだ。許してもらおう
第六感を分割して体の感覚器官を再結合し、元の形に戻ったオレは初めて人間の顔を見た。
ふさふさとした緑色の髪。歳の割に華奢な体。
気絶してぐったりとし、青い顔をしているが、その顔はどう見ても
「ミツルじゃねーか!!」

大変なことになったと今更思っても、もはや後の祭りであった・・・

85とけさな 6/6:2003/07/21(月) 13:54 ID:FQBJxz0I

第6幕
「昏睡状態です。よっぽど強いショックを受けたのでしょう。
大変言いづらいことですが、今夜が峠ですね」
医師の言葉を聞いて愕然とする。
元々病弱で、特に心臓はあまり丈夫でなかったミツルは今回の騒動で発作を起こしてしまった。
「オレが『とける』なんて覚えようとしなければ・・・」
後悔だけが頭をよぎる。しかし今オレにできることと言えば、ただただ祈ることだけだった。


そうして何時間がたったろう。ミツルはゆっくりと目を開いた。
「サーナイト・・・?帰ったの。お帰り・・・」
「ば、ばかしゃべるな!絶対安静で物もしゃべるなって医者が言ってたぞ」
「ボクは、どうして・・・」
オレは返事をしなかった。否、できなかった。
「本当に今回ばかりは、本当に死んじまうかと思ったぜ」
「ふふ、相変わらず心配性だね。大丈夫、ボクはサーナイトがお嫁さんを貰うまでは死ねないよ。
あっそうだ、昨日サーナイトにお似合いの娘(こ)を見つけたんだ」
そういってミツルは横においてあるウエストポーチを探った。
全く主人は自分が危ないのに何を考えてるんだか。お前は親戚のオバさんかっつーの。
まぁ、オレはそんな主人が好きなのかもしれないが。
「ほら。可愛いでしょ?」
しぶしぶ手渡された写真を見る。霧の中に、悪趣味に着飾ったサーナイトが写っていた。
「ゲットしたかったんだけど、なにせ霧が濃かったから・・・仕方ないよね?
きっと外国トレーナーさんのサーナイトなんだろうなぁ」
違う。こんな格好をさせられたら普通ポケモンは逃げます。
と言うより、写っているのは間違いなく昨日のオレなわけで・・・
「ミツルには悪いけど、オレはこういうの趣味じゃないな〜」
オレは、曖昧に笑って答えるしかなかった。
「そぅ?いいと思うけどなぁ」
いつものようにあまり気にしない様子で、ミツルはポーチからもう一つ箱を取り出した。
「なんだそれ?技マシンか?」
「そうだよ。10万ボルト。欲しかったんでしょ?」


OKミツル、午後の日程は決まった。
必死こいて覚えた(?)『とける』を『10万ボルト』に変更。
夜はマルノームの沼にどざえもんを浮かべるとしよう・・・





なにはともあれ、ミツルが無事でよかったなと思うサーナイトでありました。

☆終わり☆

86名無しさん:2003/07/23(水) 23:08 ID:Ow3bXui6
ワロタ
流されたとけさなが何故シャワーから出てきたのか謎だがw

87名無しさん:2003/07/24(木) 21:55 ID:h86dra/I
あ、レスが・・・ありが㌧。
シャワーの部分書こうか迷ったけどまあいいかという結論に達してしまいますた。
もう一個ネタあるんで又書いてよいかな?

88作者:2003/07/27(日) 11:03 ID:v.MAjrqU
さて…書いてしまいますた。大部分遊戯王ネタなんで知らんと分かりづらいです。
それでもよいとおっしゃる方のみお楽しみくださいませ。あ、微エロありw

89設定:2003/07/27(日) 11:04 ID:v.MAjrqU
主な登場人物
・武藤ユウキ
 主人公。一人称はオレ。

・カイト瀬戸
 ユウキの唯一にして最大のライバル。「青髪白騎士」の所有者。
 一人称は俺。

・ペガサス=K=クロフォード
 ポケットモンスターズ創設者。ヨウ素の社長。
 Kはキルリアの略。一人称は私。

・ミツル=イシュタール
 googles首領。一人称はボク。


用語集
T    
[⊥2(アイツー)]
industrial illusion社の略。愛称はヨウ素。

[googles(グーグルズ)]
クレクレ厨撲滅集団。「ぐぐれ」が合言葉。

[青髪白騎士(ブルーヘアのホワイトサーナ)]
ポケットモンスターズの激レアカード。世界に4枚しかない。

[青髪究極騎士(ブルーヘアのアルティメットサーナ)]
青髪白騎士が3体融合した姿。

[紅眼碧騎士(レッドアイズのグリーンサーナ)]
目が赤い緑髪のサーナイト。呼び名はカッコイイが普通のサーナイト。

[マスクマジシャン]
最強のペテン師。
ttp://homepage3.nifty.com/MagSting/Exposure/exposure-.MaskedMagicianJapan.htm

[マスクマジシャン・ガール]
マスクマジシャンの弟子。正体は本編で明らかに。

[神のカード]
人知を超えた力を持つ3枚のカードのこと。

[1ターンkill(ワンターンキル)]
『聖なる灰』で墓地にあるキルリアを復活させることで、
残り全てのライフポイントをキルリアの攻撃力に換算する。
神のカード「キルリア」の特殊能力。

90ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 1/12:2003/07/27(日) 11:06 ID:v.MAjrqU
<第一幕☆決闘スタンバイ!>
「ユウキボーイ。ようこそ我がペガサス城へ」
「ペガサス…アンズをどこへやったんだ」
「心配は無用デ〜ス。危害は加えてまセーン」
そう言うとペガサスは、胸のポケットから一枚のカードを突きつけて見せた。
「アンズ!!」
「五月蝿かったので『魂の牢獄』に入っていただきましたが…」
カードには忍者のキャラクターが描かれている。
いや、よく見るとそれは紛れもないアンズ本人だった。
「アンズをそこから出せ!」
ペガサスは答えず、代わりに指を鳴らして召使いに合図した。

ドサッッ ゴロゴロ…ゴッ

「危なッ…!?」
慌てて身をかわし、天井から落ちてきた巨大な物体を見る。寝袋のようだ。
それはそうと、なんか鈍い音が…
「う…ん、、、朝?」
「キミは、ミツル君!」
「あれ?ボクどうしてこんな所に?あ、ユウキさん」
状況が把握できずにきょろきょろと辺りを見回すミツル。眉間からは相当な量の血がにじみ出ている。
衝撃で目を覚ましたらしく、ゴソゴソとクヌギダマデザインの寝袋から這い出してきた。
ペガサスはその状況を楽しんでいる。
オレの頭は疑問符で埋め尽くされたが、取りあえず一番聞きたいことを言ってみた。
「ペガサス、おまえの目的はいったいなんだ!」
「よくぞ聞いてくれました。ユウキボーイとミツルボーヤ2人、そして
 我々とで、3枚の神のカードを賭けた闇のゲームを行うのデース」
……はぁ?
「『神のカード』?『闇のゲーム』?人を呼び出しておいて何だと思ってたら電波かよ。
 馬鹿馬鹿しい…ミツル君、帰ろう」
「え?」
まだ寝ぼけまなこでこっちを見るミツル。うわぁ、血まみれだよ。
「おや、ユウキボーイ。アンズガ〜ルがどうなてもいいのデスか?」
ペガサスの声で動きが止まる。
「『亀甲縛り』のカードを使いマース」
アンズの封印されたカードに変化が起こる。
(きゃぁ)
声が漏れる。

(こんな…こんな快感って…ああぁンペガサスおじさまぁ!)

………………………………
「ユウキボ〜イ、ユーが勝てばもちろんアンズガールのカードを渡しまショウ」
「ペガサス、お前は絶対に許せねぇ!」
即座に振り返るオレ。頭の中は妄想で一杯だ。
ミツルはキョトンとしてオレたちのやり取りを見ている。

    |┃三             _________
    |┃              /
    |┃ ≡    _、_   < 話は全部聞かせて貰った!
____.|ミ\___( <_,` ) _ \
    |┃=___    \    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    |┃ ≡   )   人 \ ガラッ

「誰ッ!?」
開け放された窓から謎の男が現れる。ここ二階なんですけど…。
「久し振りだな、ユウキ」
「カイト瀬戸、遅いのデース」
かわいそうなくらいの白髪は見ていて同情する。
その上そのバンダナはどうかと思う自称オレのライバルが窓枠に立っていた。
「あのカチューシャカッコイイ…」
ミツル、間違ってる。
「さぁ役者は揃いました。決闘(デュエル)の始まりデース」
「ユウキ、今日こそ俺達の因縁に終止符を打つときだッ」
「わ、大変だぁ。ユウキさん、ボク迷惑にならないように頑張ります」
「ちょっと待て、何でみんなそんなにやる気満々なんだよ!」

かくして、でゅえるすたんばいっ☆

91ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 2/12:2003/07/27(日) 11:06 ID:v.MAjrqU
<第2幕☆ペガサス=キルリア=クロフォード(闇)>
「俺のターン、ドロー!」
とても痛いポーズをとって、高らかにカードを引くカイト。
あのぉ、順番まだ決めてないよね?
「ふん…俺はこのカードを守備表示にし、リバースカードを2枚セット。エンドだ」
…もうやけくそだ。
しかしオレも、カードに関してはかなりの自信があるし、カイトに負ける訳にはいかない。
楽に勝ってアンズたんとハァハァ…ダメだ、集中しなければ。
「カードドロ…」
「ユウキボーイ、順番は守ってくださーイ」
とたん、厳しい顔でたしなめられた。
「どうしたんですか?ユウキさんは最後じゃないですか」
決定事項なの?
「うーん、ボクはチルットを攻撃表示にして……終わり」
ミツルの顔が青い。
額の血はもう止まっているが、流れ出た血は間違いなく致死量に達しているんじゃないだろうか。
「私のターンデース。そうそう、この勝負に勝った者は『神のカード』と決闘王の称号を得ますが、
 敗者には罰ゲームがありマース」
おぃ?そういうことは先に言ってくれ。
「当然だ」
「しかたないか…」
なんか2人納得してるし。
「その罰ゲームとは…」
そこまで言うと、ペガサスは急に顔つきを変えた。
「えっ?」
ペガサス以外の3人はいっせいに周りを見る。
いつのまにか辺りは霧状の闇で包まれていた。
「闇のゲームの、始まりでース」
突然、チルットのカードから光が溢れかかと思うと、
そこからは実物のモンスターが出現していた!
「わぁ、ボクのチルットが本物になっちゃった!」
「カードの実体化……ふん、くだらん小細工だ」
いや、普通にあり得ないから。
「闇のゲームはプレイヤーもモンスター同様ダメージを受けマース。
 実体化はむしろ、人間の立場をモンスターと同等にするための『闇』の手段デース」
ペガサスが闇から再び顔を現した。
ttp://sanaehosyu.hp.infoseek.co.jp/pegasasu.gif
腹が、よじれそうだった。

92ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 3/12:2003/07/27(日) 11:07 ID:v.MAjrqU
<第3幕☆青髪の白騎士>
「闇のゲームに負けたものは…」
「アンズガールと同じく、『魂の牢獄』で一生(肉)奴隷として過ごしマース
 闇のゲームは、いつも死と隣りあわせで〜ス」
だっダメだ、ミツルとカイトのあの真剣な表情。そしてなにやらシリアスなセリフ。
ココで吹き出すわけにはいかない。オレはできる限りペガサスの顔を見ないように頑張った。
「ドロー…ぷっ…」
主力カードを引いた。が、ペガサスの顔が面白すぎて全然集中できない。
「オレはこのカードを攻撃表示。リバースカードを3枚伏せターンエンド」
「うわぁ、『マスクマジシャン』だ!」
ミツルが目を輝かせて叫んだ。
驚くのは無理はない。コイツはペテン師族最強のカードなのだから。
「ユウキさん、ボクたち勝てそうですね。ホラ、見てください」
ミツルは手札から見たことのないカードを見せた。
「珍しいカードだね。オレコイツは知らないよ」
「当たり前ですよwこれは『神のカード』の1枚なんです」
ナニィ!?これがペガサスの言ってた(危うくペガサスを見そうになって顔をそむける)
神のカード?
「はい、でも召喚には3体の生贄が必要で…」
「任せとけ、ミツル!」
オレに作戦があることを見て取ったのか、ミツルは嬉しそうな顔をした。

「俺のターン!」
カイトのターンが始まった。
「ふっ…ユウキ・ミツル、お前等に聞こえるか、デッキから伝わる魂の脈動が!」
耳鼻科に行きましょう。
「ドローカード!」
カイトの口元がニヤリとする。ヤバイ、もしかしてあのカードは…
「『青髪の白騎士』のカードを引いた!俺は守備モンスターを攻撃表示に」
「オー瀬戸、ビューティフルデース」
拍手するペガサス、いや変態。
「ユウキさん!あのカードはまさか…」
「そうだミツル、幻のカード『ブルーへアのホワイトサーナ』。カイトは3枚持ってる」
「そんなの、あり得ません!
 だって『青髪(以後ブルーヘアと読むべし)』は世界に4枚しかないんですよ?」
オレはそれ以上答えなかった。答えは奴が示してくれる。
「クチートのカードは、表になったとき特殊能力『バトンタッチ』が発動!
 手札のモンスターとこのカードを交換することができる」
挑戦的な目を向けていたクチートが、再びカイトの手札に吸収される。
代わって出てきた青髪の白騎士。眩しい、キミは眩しすぎる。
流れるような美しい青髪は、どんな男も振り向かせるに違いない。
「わわ、生贄コスト2の青髪が召喚されちゃいました!」
「いや、それだけで終わるといいんだが…」
オレの予感は当たった。
「さらに魔法カード『ミラーボール〜華麗なる影分身〜』を発動。
 これによって青髪の白騎士は3体となる。分身ターンは攻撃できない。終わりだ」
ミラーボールが作り出す無数の影は、いつしか立体感を帯び始める。
麗しのサーナイト3体は、嘲る様にオレたちを見下ろした。

〜場状況〜
                  青髪の白騎士[3000/2500]
マスクマジシャン[2500/2000]    青髪の白騎士[3000/2500]
                  青髪の白騎士[3000/2500]


チルット[1200/700]         守備表示[????/????]

93ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 4/12:2003/07/27(日) 11:08 ID:v.MAjrqU
<第4幕☆飢えたカビゴン>
「こんなの勝てませんよぅ」
ミツルは泣きそうな顔をしている。確かにいくらオレでも青髪3体はちとキツイ。
「大丈夫。ミツルには『神のカード』があるだろ?」
オレは例のカードを示し優しく諭してみる。
「ハイ…ボクとこのポケモンは一緒に強くなったんです」
「だったら、泣いてちゃダメだ。1ターンはオレが凌ぐから、神を降臨させる手段を考えてくれ」
「ありがとうございますユウキさん。こんなことで負けてちゃダメですもんね…」
ミツルは血で汚れた涙をふき取った。
「もう迷い事は言いません。このカードを守備表示、リバースカードを1枚セットです」
「では私のターンデース」
うん。ミツルの目に迷いがなくなった。
「ところでユウキボーイ」
「なんだ?ブフっ ごほごほ…」
突然話し掛けられて思わず吹きかける。その顔は犯罪だ。
「先程あなた方の会話を聞いてしまいました。
 真の決闘者(デュエリスト)は手の内をばらさないものデース」
「……?」
「後悔なさいボーイ。私はこのターン守備表示のモンスターを生贄にし、
 『飢えたカビゴン』をオープンしマース」
デカイ、いや形容しがたいほどのとてつもなく大きなカビゴンが場に召喚された。
ttp://www.h4.dion.ne.jp/~shimashi/grp/sm-09.jpg(すごもんさんゴメン!)
ヤバイ。非常にアブナイ。このカビゴンは殺気立っている。
強力モンスターである青髪3体ですら身を遠ざける迫力。
そしてゆっくりとこっちを見たかと思うと、突然あり得ないスピードでミツルに襲い掛かった。

   ぱくっ

うわっミツル君丸呑み!?
「んぬ?」
これには冷静なカイトですら驚いたようだ。
オレは一瞬あっけにとられた後、すぐにミツルに駆け寄った。

   べっ

「ぐぁっ」
吐き出されたミツルと共に床に押し倒されるオレ。
当然ながら唾液でベトベト、気分は最悪だ。
「キタネェ…大丈夫か、ミツル?」
「う、ん…ボクは大丈夫です、ユウキさん。……………あ……あれ?手札を食べられちゃった!」
「『飢えたカビゴン』は毎ターン相手プレイヤーの手札を墓地に送ることができるのデース」
ことのなりゆきを見守っていたペガサスが口を開く。
「しまった…『神のカード』封印作戦か。やられたな」
てゆうか、毎ターン唾液まみれになるのは勘弁願いたい。
「ボクの1番大事なポケモンが…」
また泣きそうな顔をする。今回はオレもなんて言ったものか…
「飢えたカビゴン、チルットも食べてしまいなサーイ」
いったん休憩体制に入っていたカビゴンは、またもやあり得ないスピードでチルットに襲い掛かった。
「リバースカードオープン!マスクマジシャン、『空の柱の消滅』!」
ギリギリの所でチルットを消す。カビゴンは空をつかみ、そのまま倒れて眠り込む。
衝撃が城内に走った。
ふう…危ない危ない。
横を振り向く。
ミツルは以外にも泣いていなかった。

〜場状況〜
                   青髪白騎士[3000/2500]
マスクマジシャン[2500/2000]     青髪白騎士[3000/2500]
                   青髪白騎士[3000/2500]


チルット(マスクマジックで消滅)   飢えたカビゴン[2100/500]

94ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 5/12:2003/07/27(日) 11:09 ID:v.MAjrqU
<第5幕☆マスクマジック>
「オレのターン!カードドロー」
これは…『紅眼の碧騎士(レッドアイズのグリーンサーナ)』のカード!!
しかしこのターン出しても青髪に瞬殺されてしまう。ココは我慢か。
「マスクマジシャン、飢えたカビゴンにマスクマジック!」
仮面の男はカビゴンの内部に圧力をかける。
『グゥ…ガビィゴーーーン』
飢えカビは断末魔の叫びと共に内臓をブチ撒いた。
霧状になって消えるとか、そういうヌルイ演出はないはさすが闇のゲーム。
「ユウキボーイ。ユーは見事に罠にかかりマーシタ」
「なにっ!?」
「飢えたカビゴンは布石にすぎまセーン。トラップカード『赤頭巾』のカードを使いマース。
 ユウキ&ミツルボーイ。ユーは『あかずきん』という童話をご存知デスか?
 狼に食べられてしまったかわいそうなあかずきんちゃん。
 しかし猟師のおかげで、見事悪い狼のお腹から復活を果たすのデース」
「なんだ…どうなるって言うんだ?」
試合場には既に肉片と化したカビゴンの臓器が散らばっている。
その中の胃袋らしきものが動き出し、赤頭巾が飛び出した!
『あー死ぬかと思ったかも』
「ハルカさん」
「ハルカ!」
ミツルとカイトは同時に声を挙げた。どうやら知り合いらしい。
しかし想像してみてくれ。辺りは闇。周りにはバラバラのカビゴン。
そんな中に血まみれになって屹立する少女を。
「心配要りまセーン。本人とは無関係デース」
『あれ、私秘密基地にいたはずかも』
本人っぽいんですが…
「ドントマインドデース。倒されなければ無問題デース」
あ、焦ってる焦ってる。というより、それ以前に犯罪だよね。

「ドローカード。青髪白騎士、マスクマジシャンを攻撃!」
来た、カイトの攻撃。今ターンは青髪3体を防がなければ…!
「魔法カード『マジカルシルクハット』!」
即座に魔法カードを発動する。青髪は動きを止めた。
『マスター、対象の場にシルクハットが4つ出現しました。ご判断を』
美しい瞳で判断をゆだねるサーナイト達。羨ましいことこの上ない。
サーナイトファンのミツルなんか放心状態だ。
オレは内心にやつきながらカイトのプレイを待った。
「ふん。その4つの帽子の中のいづれかにペテン師を隠したということか。
 青髪、しらみ潰しに攻撃しろ」
『了解』
キッと帽子を見据えるとそれぞれ別のシルクハットを攻撃する。
サイコキネシスで4つのうち3つのシルクハットがが吹き飛ぶ。
……実は当然のことだったのだが、いずれもハズレだった。
「青髪、この高確率をはずすとは…」
バシッ
「あっ」
ミツルが思わず顔を背ける。カイトが青髪の一人を殴った音だ。
「万死に値するぞ。二度とは言わぬ。他の二人も覚えておけ…」
主人の豹変に震える青髪たち。そこまでしなくたっていいだろうに。
「愚かなのはお前だ、カイト」
「何だと?なっ…」
カイトは驚きの余り言葉を失った。
オレの椅子の後から、マスクマジシャンが現れたからだ。
「マスクマジシャンは世紀のペテン師!そのことを忘れていたお前の判断ミスだ!」
『マスタぁー…』
不信感を露にしてカイトに迫る青髪たち。
「ま、マテ…あとで青いポロックやるから」
普段見せたことのないような慌てっぷりで、必死に弁解するカイト。
『私、青いポロックは嫌いです』
運の悪いことに、殴ったサーナイトの嗜好と反したらしい。
たぶんカイトのことだから、髪の色で判断したんだな…。

( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

女はこれだから恐ろしい。
ギスギスした雰囲気の中、ミツルのターンがはじまった。
ミツルもオレと同様、必死に笑いをこらえていた。

〜場状況〜
                   青髪白騎士[3000/2500]
マスクマジシャン[2500/2000]     青髪白騎士[3000/2500]
                   青髪白騎士[3000/2500]


                   ハルカ[100/100]
ペガサスのライフポイント4000→3600

95ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 6/12:2003/07/27(日) 11:10 ID:v.MAjrqU
<第6幕☆神光臨>
「ボクのターンだ。だけど手札は食べられちゃったから…この1枚に賭けるしかないや」
厳しい。ミツルの場にはリバースカードがたった1枚。神を召喚する方法はもうないのか…
「ドローカード!って、これは……!!」
「ミツル、やったじゃないか!」
カイトとペガサスが少し反応する。しまった、また大きな声を出してしまった。
ミツルが引いたのは『聖なる灰』のカード。デッキに1枚限定の魔法カードで、
墓地にあるモンスターを1体復活させる効果がある。
(これで神を復活させればいいじゃないか!)
(いえ、それがだめなんです)
意外なことを口走るミツル。
(なんでだよ、そうしないと次のターン青髪に瞬殺されるぞ)
(いえ…神のカードには魔法カードは1ターンしか効果がなく、さらにやっかいな事に
 ボクの神のカードの攻撃力は、生贄にしたモンスターの攻撃力に依存するんです。
 つまり…今出しても攻撃力は0……そして1ターンの命しかありません)
(そ、そうなのか…デリケートなんだな神は…)
しかしオレはなんとなく腑に落ちなかった。
ミツルがどうも『聖なる灰』を使おうか迷ってるような感じがしたからだ。
「じゃあボクはこのカードを伏せて…ターンエンドです」
なぜか申し訳なさそうにこっちを見るミツル。やっぱり何かある。

「私のターン、カードドローゥ」
ペガサスは油断できない。
オレはカイトのカードと戦略は今までの対戦で知り尽くしているが、
カイトは神のカードなんて持っていなかった。そして1枚はミツルが所持している。
オレはもちろん持っていないから、残る2枚は必然的にペガサスが持っているということに…
「ミツルボーヤの神は封じました。私は安心して神を降臨させることができマース」
そんな事を考えている矢先、とんでもないことを口走るペガサス。
「神だと?『神のカード』は実際に存在したのか!?」
そんな中今更ビビっているカイトボーイ。
「『ハルカ』は上玉の生贄なので神は喜びマース。生贄は1体でOKデース」
いかにも今思いついたんだろルールでハルカを生贄に捧げるペガサス。
『あー私の出番少なかったかも』
って確かペガサスお前、『やられなかったら無問題』とか言ってなかったか?
「ハルカさーん、今度また勝負してくださいねー」
『いつでも受けて立つかも〜』
「ハルカ、今度ミナモの岬でデートしないか?」
『あーお金くれたらOKかもー』
ミツルもカイトもこの非常時に何を考えているんだ!?神が降臨してしまうんだぞ?
「おしゃべりはそこまでデース。神が光臨しました。ひれ伏しなさーい愚民ども」
え、もうしたの?
てっきりペガサス城の周りが雷雲で覆われたり、闇が深くなったり凝った演出があると思ったのに…
場には去っていったハルカの代わりに、小動物が2匹、チョコンと座っていた。
1匹はハリネズミのような毛を持っており、もう1方はストレートな体格をしている。
可愛いけど…とてもこの2匹が『神』だとは思えない。
「恐れ多いぞユウキ!」
突如、カイトが叱責する。
「ジグザグマは神!!」
壊れたように叫び、椅子から立ち上がるカイト。椅子が音を立てて倒れる。
「マッスグマは神!!!」
さらに、ははーといったポーズでミツルが降れひした。
「そう、そして我々は物を貰うためではなく、敬愛しているからこそ自主的に崇拝しているのデース」
恍惚の表情で小動物を見上げるペガサス。
……ダメだ、こいつらの考えはオレのキャパシティーを遥かに凌駕している!

〜場状況〜
                   青髪白騎士[3000/2500]
マスクマジシャン[2500/2000]     青髪白騎士[3000/2500]
                   青髪白騎士[3000/2500]


                   ジグザグマ[4000/4000]
                   マッスグマ[1000/4000]

96ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 7/12:2003/07/27(日) 11:10 ID:v.MAjrqU
<第7幕☆ミツルの真理>
「私のターンはまだ終わってはいまセーン。マッスグ神特殊能力『腹太鼓』を発動しマース」
呪縛が解けたらしく、ハッと我に帰って席につくミツルとカイト。
さっきのは神のカードの力なのか…それとも……
「コオオオオオオオォォォォォォオオオオォォ!!!」
マッスグマは突然長声を発し、猛烈な勢いでペガサスの腹を叩きはじめた!
ダン!ダダンッ!ダダダダン!!
「ぐぅ…ばはァッ」
ペガサスは腹を叩かれ血を吐く…って大丈夫か?
「さ、流石神デース。でもユウキ&ミツルボーイ。
 これによってマッスグ神の攻撃力は一気に6倍に跳ね上がりマース。
 私のライフポイントが半減するというリスクはありマスが…」
神に殺されかけながら、勝ち誇ったようにペガサスは言った。
「攻撃力6000!!まさに  神  光  臨  の攻撃力!!!」
「キタ――――――――――――(゚∀゚)―――――――――――――!!!!!!!!!!!」
またカイトとミツルがハイテンションになる。
もちろん青髪3体は引き気味だ。
「おや、ユウキボーイと青髪嬢は神の恩恵にあずかったことがないようですね。
 ジグザ神の特殊能力…それはトレーナーの過去の辛い日々の記憶を呼び戻し、
 プレイヤーを信者に『洗脳』してしまうのことなのデース!」
そうなのか…オレは割合金持ちの家で生まれたから知らなかったけど、
一般市民はジグザグマを飼って物乞い…。苦労しているんだなぁ…
「という訳で、私の攻撃対象はエセ信者のマスクマジシャンデース」
ラスカルのような愛くるしい顔をしていたマッスグマが突撃する。
マスクマジシャンの体は真っ二つに引き裂かれ、肉片が凄い勢いで飛び散る。
「さらにジグザ神、ユウキボーイにダイレクトアタック!ユウキボーイのライフポイントは0…」
特攻ジグザグマ。あぁ…何気に攻撃力4000あるし、オレは砕かれて一巻の終わりか…
「そうはさせませんっ」
「ミツル!?」
「リバースカードオープン!『フレンドリーポロック』のカードを使います!ほら、エサだよー」
ジグザグマは突然対象を変え、ミツルのポロックに惹かれてやってきた。
「エサとはなんデース。神に対する侮辱デース!」
「思い出したんだ。ボクを金銭面で助けてくれたのは確かにジグザグマだった。
 でも、ジグザグマはいつもボクを見下したような態度だった。
 だけど…いつも一緒にいて常にボクのことを心配してくれたのは、
 ある一匹…いや1人のポケモンだった」
「一番大切なのは、お金じゃなくてほんの少しの優しさなんだ!」
「ミスアンダースタンド!!理解不能デース。世の中全てマネー!
 マネーがなければ食べていけませ−ン」
「ペガサスの言うとおりだ。金があったからこそオレは力ずくで青髪を手に入れることができた。
 金があればこそ豪邸に済み、愚民には到底なし得ない至福を掴むことができるのだ!」
「あなたたちはジグザグマの洗脳に流されているだけなんだ。
 それを、次のターンボクの神で証明してみせる!」
激しい論争が続く。オレはただ見守っているしかなかった。
「『フレンドリーポロック』の効果により、本来受けるダメージ4000ポイントを
 逆に加えることができる。
 ユウキさんごめんなさい。『神』を召喚できないなんて嘘ついちゃって…」
ジグザグマは甘えてミツルをぺろぺろと舐めている。
「ああ…かまわない」
驚いた。ミツルが初めて出会った頃よりかなり成長していることに。

〜場状況〜
                   青髪白騎士[3000/2500]
                   青髪白騎士[3000/2500]
                   青髪白騎士[3000/2500]


                   ジグザグマ[4000/4000]
                   マッスグマ[6000/4000]

ライフポイント
ユウキ:4000−(6000-2500)=500
ミツル:4000+4000=8000
カイト:4000
ペガサス:3600÷2=1800

97ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 8/12:2003/07/27(日) 11:11 ID:v.MAjrqU
<第8幕☆青髪究極騎士>
「オレのターン」
く…状況はさらに切迫してきた。オレのデッキの中に攻撃力3000を超えるカードはない。
ならば、ミツルの『神』を期待するしかないか…
「オレは『マスクマジシャン・ガール』のカードを攻撃表示。
 リバースカードを1枚セットし…終わりだ」
「マスクマジシャン・ガールだと!?」
「そうさ。世紀のペテン師も元はれっきとした手品師だった。
 そのとき教えた唯一の弟子がこのカードさ」
「しかし、その姿はどうみてもプリンセスてん…」
「マスクは化粧の意!さらにこのカードは墓地の師の数×1000だけ攻撃力を上げるぜ」
「わぁ、ユウキさん凄いです!これで青髪と攻撃力が並んだ…」
そう、並んだ。しかしこれでは倒すことはできない。だが1ターンは防げるはずだ。
対立する絶世の美女(?)たち。
明らかにプリンセスと青髪との間には火花が散っていた。
「ふん。それでこのターンを防ぐつもりか?甘いなユウキ…」
カードを引きながらカイトはほざいた。
「ならば真の恐怖というものを味わさせてやる。
 俺はこのターン魔法カード『マサキの融合装置』を使用!」
融合装置?青髪がさらに強くなるというのか?
『マスター、それだけは止めてください!私たちだけでも十分勝てますから!』
「ええいうるさい!ポケモンとは主人に従うものだ!」
『だってマサキさんはマッドサイエンティストじゃないですか…あぁ…』
懇願虚しく、融合装置に押し込まれる青髪たち。
場に出現した機械はうなりをあげて…中から1体のモンスターが出てきた。
「Oh…これは素晴らしいデース」
「なんて綺麗なんだ…」
皆がため息つくのは無理もなかった。これはモンスターじゃない。ポケモンでもない。
どうしても形容に迫られるのなら…これはまさに『女神』だ。
神々しいばかりの髪、すらりとした完璧な体型。服にも似た、純白の体。
女神はじっと眼を閉じている。あの瞳もきっとため息をつくくらい美しいに違いないだろう。
「『青髪の究極騎士(ブルーヘアのアルティメットサーナ)』完成だ。
 融合したターンは攻撃できない。だが見たかユウキ、これが美の境地というものだ!
 お前はこの妖しさに包まれ、安らかな死を迎えるが良い!」
オレは青髪究極騎士に心を奪われ、カイトの言葉などなにも届いていなかった。

〜場状況〜

マスクマジシャン・ガール[3000/1200]  青髪の究極騎士[4500/3000]


                    ジグザグマ[4000/4000]
                    マッスグマ[6000/4000]

98ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 9/12:2003/07/27(日) 11:12 ID:v.MAjrqU
<第9幕☆ミツルの神>
「ボクはこのターン。カードを引きません」
一瞬場に訪れる沈黙。
「なんだよミツル、勝負をあきらめたのか?」
「いえ、引く必要がないんです。ボクは場にある『聖なる灰』のカードを使います!」
(…お願いするね…ボクの初めてのポケモン)
ミツルは聖なる粉を墓地に振り掛けた。
ミツルの場の中央から、ゆっくりと神が現れる。
「これがボクの神のカード…」
駆け寄るミツル。ミツルと神のカード『キルリア』は嬉しそうに抱き合った。
「ハハハハハハハハ!!これはいいジョークデース。攻撃力0のカードがユーの神デスか?」
確かに、生贄召喚されていないキルリアの攻撃力は0。さっきミツルの言ったとおりだった。
「うん。でもこのカードにはジグザグマとマッスグマにはない特殊能力があるんだ。
 それは…このカードが墓地にあって、『聖なる灰』によって復活した時、
 プレイヤーのライフポイントを1だけ残して、すべて攻撃力に換算すること!」
「キルリアの特殊能力……それは…ボクがキルリアと一体化することなんです!」
「!!!!!」
あまりのショッキングな最後の一言に、みな黙り込んだ。
「じゃあいいかい、キルリア…」
ミツルは周りの目も気にせずに、ズボンを脱いだ。
しかしミツルはキルリアの肩に手を置いたまま、ピクリとも動こうとしない。
「……やっぱり、ボクにはできない!こんなに小さいコと一体化するなんて!」
顔に手を当てて天井を向き、神様ーのポーズをとるミツル。
「は、破廉恥デース」
そういいつつじっと見つめているペガサス。そして目がマジなカイト。
…オレにはそんなマニアックな趣味はないので、ココからは音声だけでお楽しみください…

しばらくして声が聞こえる。
『しかたねぇなあミツル。ケツをだしな』
「え、でもぉ…」
『俺様自ら一体化してやろうってんだよ!早くしろカス』
「は、はぃぃ」
メリ、メリメリ…
「ぅ…あ…そんな大きいのはいらな…ア……」
『黙れ肉奴隷!ホラ、動くぞ』
「うわ、うわぁぁぁあん、痛い、イタイよキルリアーー!」
『うぅ……クソ、もう出やがる…!!』
「あぁぁぁぁあああぁあぁぁぁ!!」

一体化してライフポイントが何故減るのか、分かった気がした。

『ふぃー。来たぜ、きたぜパワーがよぅ!ほらぁ死ねや』
ドゴッ

生暖かい血が頬に触れた。それがジグザグマかマッスグマのものなのかは分からないが。

「オーマイガット!文字通り私の『神』がぁ!」
『罰ゲーム与える本人がやられてちゃしゃーないわなぁ…
 俺様がじきじきに罰を与えてやるよ…ククク…』

ねじる音が聞こえた。さらに引き抜く音。

『千年角(ミレニアムホーン)、ゲットだぜ…』
何かを舐める音。
『ぐっ……がはぁ…所詮は聖なる灰か…ちぇ、続きは今度にしてやらぁ!』

………………………………………
声がやんだ。オレがうすうす目を開くと、全身真っ白で放心状態のミツル、
ハァハァしてた様子のカイト、そして首が1回転してしまっているペガサスと目が合った。


〜場状況〜

マスクマジシャン・ガール[3000/1200]  青髪究極騎士[4500/3000]

ライフポイント
ユウキ:500
ミツル:8000-7999=1          ライフポイント1のため瀕死
カイト:4000
ペガサス:1800-(7999-6000or4000)=0  死亡

99ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 10/12:2003/07/27(日) 11:12 ID:v.MAjrqU
<第10幕☆紅眼の碧騎士>
今のターンで『神』は滅んだ。残る敵は青髪の究極騎士のみ。
ミツルは貞操を失って瀕死状態だ。オレに勝機はあるのか…
「カードドロー」
究極騎士を見る。どうやらカイトのターンが来るまでは眼を閉じているようだ。
さっきの乱交を見なくてよかった。女神にそんな知識はふさわしくない。
「ふん…サレンダーを認めるぞ」
サレンダーとは降参のこと。さすがにアレにハァハァしてた奴に降参する訳には行かない。
こっちにも意地って言うものがある。しかし最期は…せめて好きなポケモンと死にたい…
「オレはマスクマジシャン・ガールを生贄にし、『紅眼の碧騎士』を召喚」
「ハハハハ。糞カードで最期のあがきか」
もう、どんなことを言われたってかまわない。
『御主人!こんなにボロボロになって…』
ライフポイントが500しかないオレの体は、既にガタガタだ。
即座に駆け寄ってくれる赤目をした緑髪の白騎士。
レアカードでもなんでもない普通のサーナイトだが、いると幸せな気分になれるオレの相棒。
ミツルの言った言葉が、今ようやく理解できた気がする。
「お前、あれに勝てるか…?」
究極を指差す。
『あれは……できるだけ、やってみます』
上等だ。それでこそオレの育てたサーナイト。
「ターンエンド!」
オレは死の宣告をした。

「俺のターン!眼を開け青髪の究極騎士!最も憎き奴にとどめをさせ!」
眼が開く。
『御主人、見てはダメです。できれば…あたしだけを見ていてください』
こんな状況の中、もはや普段2人に存在する壁はなかった。
(ああ。お前とオレの最期の戦い、誰が他の奴を見るもんか…)
紅眼はにっこりする。
究極騎士の眼は開ききったようだ。
「はは…ユウキ、よく聞け、究極騎士の技は『死の包容』と言ってな、
 全てを許すことによって、相手の『全て』を空にしてしまうという恐ろしい技なのだ!
 この聖母に全ての罪を告白し、陶酔のうちに死を迎えるがよい!!」
紅眼は仁王立ちになってオレを守ってくれている。
オレは安心して目を閉じた。

そして、長い長沈黙。

オレが死を覚悟した時、カイトは椅子から崩れ落ちた。
紅眼は倒れており、究極騎士の姿は見えない。
「そぅ…少しの優しさ……言ったとおりでしょ?」
僅かな意識を取り戻し、ミツルが言った。

100ユウキ王〜ポケットモンスターズ〜 11/12:2003/07/27(日) 11:13 ID:v.MAjrqU
<第11幕☆葛藤の騎士>
(誰。私の邪魔をするのは)
(ご主人は殺させません。あたしがなんとしてでも守ります)
(面白い子。私はこれから貴女の主人を極楽に迎えようというのに)
(違います。あなたの今からやることは間違っています)
(そう…。でも力じゃかなわない。だから精神に介入してきたのね)
(……そうです。一つ質問があります。あなたが最も憎む人は誰ですか)
(私が「憎む」?憎むとは、罪じゃないのかしら)
(罪…ですか。ではあなたは罪の塊なんですね)
少し、聖母の雰囲気が変わる。紅眼は続ける。
(あなたは、3枚のカードの融合体です。そのカードは皆、元の主人が大好きでした。
 それを、カイトさんは強引な手段で奪って…)
(私の生まれる台となった青髪たちは、カイトを恨んでいたといいたいのね)
(ぐっ…はぃ)
危ない、相手のペースに乗せられてしまう。紅眼はさらに続ける。
(カイトさんは「最も憎む奴」、とあなたに言いました。あなたには私の主人を憎むのですか?)
(「罪あるもの」は憎まれるのが当然ではないのかしら。
 そのことで生まれる私が彼を憎む心は、必然であって罪ではないわ)
(それでは、あたしの主人は「憎まれるもの」であるかもしれないけれど、「罪」はありません)
(ふふ。どうしてそういえるのかしら)
(あたしが…好きだからです)
聖母は笑った。それが、紅眼の勝機だった。
(あなたは、やはり罪です)
(だから根拠を教えてくれないかしら)
(あたしがユウキさんを好きになること…これは罪ですか)
(恋に罪もなにもないわ。ただ、少しおかしくて…)
(あたしは今、あなたをそれが原因で恨みました。それがあなたが「罪」だからです)
聖母ははじめて余裕をなくす。
(そしてあたしにも「罪」はあります。皆、罪を背負って生きているんです。
 聖母、あなたも例外ではない…)
(賢い子。ではあなたの罪を取り除いてあげましょう…)
突如苦しくなる。聖母があたしに「死の包容」をしかけたのだと分かった。
優しい。とても柔らかなキモチ。あぁ、あたしはこのまま抱かれて死ぬんだ…
(…愛されてるのね、貴女は)
精神力が戻る。殺す気はなかったようだ。
(そうね…皆罪を負うと仮定したら……罪多きものから救われるのが摂理かしら)
あたしはもう答えられない。聞くだけがやっとの精神力しか残っていない。
(フフ、私を言い負かしたのは、貴女がはじめてよ)
その声さえも途切れ途切れになる。でも、微かな優しさを感じる。
(……でも忘れないで。いずれは貴女も、貴女の主人も再びここに来ることを……)
薄れゆく記憶の中、あたしには分かった。神はこの人なのだと。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板