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新はげ丸コラム(オナ禁の先にたどりつくためのハウツー)
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:
はげ丸【射精禁57日目クンバハカ9日目】
:2023/02/24(金) 17:08:58
続
「みる」の継続は一般的にはバカバカしく思えるかもしれない。私自身もときどき思うことがあるし、射精禁がつづいている今は毎日こんなに情熱的であるけれども、ひとたび射精してしまえば、この情熱の火も漆黒の闇にかき消されて「そういえば、みる、とかバカなこといってたな」という気持ちが強まってくるのをこれまで数年単位で経験してきている。
けれども、今日のコラムで書いているように「みる」というのはもしかしたら直観の訓練法なのかもしれない。1人の女の身体をずっと「みる」。身体を「みる」ということは、その「反応もみる」ことになるわけで、初対面の、何もしらない相手の身体とその反応をひたすら集中して「みる」ことを毎日つづけているうちに、相手がどんな人間で、相手が今何を考えているのか。それが「おもう」のではなく、その光景がみえてくる。
さっき1秒だけ「みた」オッサンの目をみた瞬間に、そのオッサンの人をふみつけるような本性が映像でみえてきて嫌悪感で吐き気がしたように、美女を1秒みただけで、この美女がどんな女なのかを、言語化ではなく、全体が「みえてくる」。いつか私はこの現象を
「よむ」
と言ったかもしれない。文字の印をつなげて読むことで私たちはひとつの意味をつくりあげ、伝達するのだが、それははたして文字だけが「よむ」の対象だろうか。女の顔、身体、足、手、胸。それをみるだけで、それは文字のように何かをつたえてこないだろうか。その服装、趣味やセンスがにじみでている私物を「よむ」ことでうかびあがってくるものがあるのではないか。
しかし、今日のオッサンをみたときの私は「よむ」ような、論理的なものではなく、「みる」瞬間にうかびあがるそのオッサンの全体像だった。そして、私はこういう体験をこのおっさんだけではなく、美女をみるたびに、以前「みる」「よむ」について書いていたときよりもはるかに伝わってくるものが強くなってきている自分を感じている。
この先になにがあるのだろう? なにができるのだろう? と私は考えているが、それはやはり行き着くところはテレパシーだったり、予知だったりするのかもしれない。その女の脚をみているのは、たんにエロいからみているわけなのだけれども、それでも1人の美女の脚とその私の視線に対する反応をみるとき、なにかみているだけでバアっと伝わってくるオーラのようなものがあり、メッセージがあり、その女性の過去や今現在のことが、なんとなしにスッと私に入ってくるような感覚。
一方で、目があうとき。みられているとき。そこにどんな感情があるのか。何の感情もないのか。そういうことも含めて、みられたときに、その視線に含まれているオーラみたいなものを受け止めている【感じ】が最近ある。
まだこれらはすべて訓練段階である。だが、いま私の座っているカウンター横の隣の隣に1人の美女が座った。その瞬間に、私は機嫌がよくなってきた。彼女のフェロモンがぱあっと広がっている。不快なオッサンは相変わらず店内にいるが、私の視界に入らない席に移動したから問題ない。1人の美女のフェロモンがこんなに気分をかえてくれるのだから、最終的に私の欲するエロスは「存在」だけで興奮できるようになるのかもしれないと思ったりする。
いつのまにかスマホの充電も満タンになったので、私はこのカフェにいる必要がなく、いまからヨガ教室かスポクラか向かうことにする。まあ、どっちにいくかは実は私は決めているのだが。だがその前に今日のエロい眺めについて書いてもいいかもしれないし、けっこうこのコラムを書いて疲れたので書かないかもしれない。
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