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サンデーの子は種牡馬として成功しない理由

335MARL:2006/05/11(木) 23:35:06 ID:Z6NMhdug
>>330
> 米のMr.Prospector系の割合は31%強とのことですが、直仔と孫での割合はどの程度なのでしょう。
アメリカ全体となると面倒なのでケンタッキー州だけを抽出したデータを使います。
データ上ケンタッキー州全体の種付け総数は約20000頭です。
孫世代までのMr. Prospectorは母父の場合も含めて約6000頭で30%を占めます。
Storm Cat系の場合は約3000頭です。

> 私やUSA人さんが言っているのは、全体から見た割合です。
> 1万弱のうちの200と、6万弱のうちの200では話になりません。
数多くの種付けをこなす種牡馬はケンタッキー州に集中しているので、そういう言い方をするならば約20000頭中の200頭です。
また、そういった見方をするのであれば、1600頭クラスのメリーランド州のトップが139頭につけたLion Heartedであるという例もあるのです。
2400頭程度のニューヨーク州でもトップはFreudの133頭です。
そして、Lion HeartedもFreudもともにStorm Cat産駒なのですよ。

> Buckpasserのような、母父として大きい影響を及ぼした種牡馬についてはどうお考えでしょうか。
それは私ではなく、>>326のような父系に拘っている方々にこそ問われるべきでしょう。

Buckpasserは出色の牝系上にBlue Larkspur、War Admiralという支援能力の高い種牡馬を得、
効率的にTeddyとDomino供給するアメリカンスピードの支援能力に格段に富んだ種牡馬と見ます。
その上でPharamondという形でPhalarisの血を引きます。
これを最も活かすことが出来たのがMr. Prospectorです。
現れた時代の関係上、完全にMr. Prospectorにニックス相手として使われる形になり、
Buckpasserが母父にMr. Prospectorを持つ産駒を残す機会に恵まれなかったのは惜しい事だったなと思いますよ。
また、Nijinskyとの組み合わせも有名なニックスですが、Nijinskyの母Flaming PageとBuckpasserの間で
Bull Dog、Blue Larkspur、そしてPharamondから一代進んでMenowのクロスを与えています。
こちらもMr. Prospectorと同じ事情で完全にNijinskyに使われる形になってしまっています。
そして逆に自身は一つ前の世代に出た大種牡馬Bold Rulerの娘を相手にせざるを得なかったのも不幸でした。
Dominoは平凡に遠い位置にあり、Teddyを持たないBold Rulerとの組み合わせは失敗に終わっています。
唯一Quick As Lighteningという活躍馬を得ますが、これはGrey Flightのファミリーの出で、その牝系にはSweepが強く掛けられ、Dominoの影響力を確保しています。

もう一度言います。そんなことは百も承知で敢えて申し上げているのです。
それに、以前の書き込みでこういう風に書いたではないですか。
> そもそもサンデーサイレンスという種牡馬の影響力は直父系に限定されるものでもない


>>334
父父がサンデーサイレンスである種牡馬と母父がサンデーサイレンスである種牡馬がいた場合に前者が「サンデー系」のブランド力で優位に立つと言い切れますかね?

> 種牡馬は年間に200頭以上の産駒を残す可能性があるのに対し、
> 繁殖牝馬は生涯産駒で見てもせいぜい15頭がいいところです。
種牡馬と繁殖牝馬が生涯に残す産駒のこの数の差が、種牡馬と繁殖牝馬に対する淘汰圧の差であり、
であればこそ必然的に血は母系に潜んでいくのですよ。
サンデーサイレンスが後代に与える影響を考えるに、直父系だけを特別なものとしてみる事はナンセンスですよ。


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