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2017年上半期第2期レビュー投稿掲示板(2月20日締め切り)

15ザーシー:2017/02/25(土) 01:23:18
◆守備系技術
当てるだけのブロックはボールをしっかりと掴み、不意に落っことすこともなく安定して返球することが可能です。
またサイドスピンブロックや面をやや被せ気味にして回転をかけたブロックも相手の球威をうまく抑えてコースを狙って返球することが可能です。
ただよく言えば安定していますが、悪く言えば相手にとって打ちやすいスピードで返球されてしまうので、なかなか主導権を奪うことは難しいです。
相手の強打を上手くブロックしているつもりが、逆に相手にブロックさせられている状態になっていることもしばしばで粘りすぎが仇となるケースも多いです。
ブロックする場面になった際には、粘るよりもカウンターなどで形勢逆転を図るほうが懸命かと思いました。

◆台上
バックハンドショートやプッシュの安定性が高く、バックサイドでのラリーでも強気でプレーすることが可能です。
片面にラバーを貼ったペンのバックサイドでは、ショートやプッシュでのラリーだと、シェークなどのバックドライブに押されてしまっているという焦りからミスに繋がってしまうことが多いです。
しかし実際にはショートやプッシュで粘り切ることで相手を逆に追い詰めているケースも多いので、無理な打球でチャンスを作ろうとせず安定したラリーを続けることが点に繋がる場面が多いです。
そういったバックラリーでの粘りの場面ではハッドロウJPVの安定性が発揮されます。
ツッツキやストップもコントロールしやすく、ペンドラの必須技術である下回転サーブからのストップやダブルストップへの展開に強いです。
檜単板ラケットその高い威力と引き換えにストップ系の技術が浮きやすく致命的なので、ここをクリアすることが必須の課題となります。
しかしハッドロウJPVはストップ系技術が強いので強打の威力を向上させれば、ある意味では檜単板よりも得点しやすいかもしれません。

◆サーブ、レシーブ
球持ちが良いのでテナジー64やプラクソン450などの弾みが強いラバーでもしっかりと回転をかけることが可能です。
片面ラバーのペンはサーブレシーブは勿論ドライブやブロックなど全ての技術を1枚のラバーでカバーしなければならず、特にペンドラは一発の威力を重視するのでサーブのやりやすさは二の次になってしまいがちです。
しかしハッドロウJPVは球持ちが良く回転がかけやすいのでラバーのタイプを問わず様々なサーブを放つことが可能です。
またペンドラはレシーブが最大の課題の1つで相手のどんなサーブに対しても1枚のラバーで対応しなければなりません。
相手の下回転に対するストップからのダブルストップやトリプルストップ、バックサイドへの深くて早い下回転サーブなど、ドライブを封じる為のサーブを繰り出されるので常にそのサーブに対するレシーブを練習しなければなりません。
そのレシーブのほとんどは威力ではなく安定性を必要とするケースが多いので球持ちが良くコントロール性能が高いハッドロウJPVはレシーブからの展開にも強いと思いました。
フォア前ショートへのフリックやストップレシーブからのストップラリー、バックサイドへの深いツッツキでのラリーなど、様々な場面でハッドロウJPVの安定性が心強いと感じました。

◆その他
振るバックハンド系の技術は片面ラバーのペンには必須となってきており安定性と威力のバランスが非常に難しいところです。
檜単板では決まればシェーク以上の威力あるボールを打つことが可能ですが、やはり安定性に欠けるため多大な練習量を必要とします。
ハッドロウJPVでの振るバックハンドは球持ちが良いためスイングさえしっかりしていれば安定して相手コートにボールを打ち込むことが可能です。
またロビングやフィッシュなどもボール掴んで投げるような感覚で返球することが可能です。
威力を出すことは難しいですが振るバックサイドの高い安定性もハッドロウJPVの見逃せないポイントです。

◆おすすめプレーヤー、ラケット構成
日本式ペンホルダーで檜単板が合わない、またはより安定性を重視する方におすすめです。
スピン系テンションを貼っても球持ちが良いので十分にコントロールすることが可能です。
檜単板は一発の威力と状況に応じた安定性が魅力的ですが使いこなすには相当な技術と経験が必要なので、木材ラケットながら使い手を選ぶラケットです。
対してハッドロウJPVは球持ちが良くプレー全体に安定感を出すことができるので使い手を選びません。
1枚のラバーで全ての技術をカバーしなければならない片面ラバーのペンにとっては安定性は見逃せないポイントだと思います。

◆まとめ
5枚合板の日ペンの新たなポテンシャルを感じさせられたとても有意義な試打になりました。
私個人としましてはペンドラ=檜単板という固定概念に囚われる余り、威力ばかりに目が行っていまい安定性を二の次にしていたことを痛感しました。
安定性こそが万人にとっては一番の味方になるのかもしれません。


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