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能力者が闘うスレin避難所 Act.6
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>>992
ルミンフ家──それは裏社会で名を轟かせる暗殺一家だ。
「────ふふふ」
呑気に。優雅に。
少年少女の心を躍動させる聖典を両腕で包んで、街通りを散策している雷ノ魔女。
魔力の漏出を完全に遮断すれば、一般人のように変装すれば、真昼間ならば。
バレやしない。 もし仮にバレたとしても真昼間に襲撃なんてされるはずがない……なんて思っていることだろうか。
「随分と愉しそうですねぇ〜」
"舐め過ぎだ"
雷鳴ノ魔女よ。 アナタに懸賞金をかけたのは憂さ晴らしに吹っ飛ばしている破落戸でもなければ、其処ら中にいる賞金稼ぎではない。
暗殺一家ルミンフ家──その最高傑作とまで謡われたヒュイス・ルミンフだ。
実名が割れてなくても。 魔力の漏出を完全に遮断していても。 変装していも。 真昼間でも。
彼女には関係ない。
どこにいても見つけ出し。 どこにいても命を刈り取る。
故に裏社会で彼女を。 ヒュイス・ルミンフの名を知らぬ者などいないのだから。
「"お嬢さん"」
雷鳴ノ魔女の背後から気怠げな女性の声がする。
その声で。 雷鳴ノ魔女、アナタが後ろを振り向いたのなら。
きっと其処にはいるだろう。 殺意も、魔力も、微塵も感じられない。
だけれど、ただただ、不気味に。 満面の笑みでアナタを見つめる"暗殺者"が。
「"偶然"ですね?"」
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