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イチローはなぜマーリンズと1年契約だったのか

1 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 00:10:06 C5LKI0DM
代理人が明かす真相 イチローはなぜマーリンズと「1年契約」だったのか

http://full-count.jp/2015/02/01/post7712/


2 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 00:11:29 C5LKI0DM
当初「2年契約」の現地報道も単年契約で決着
 マーリンズに入団したイチロー外野手は、年俸200万ドル(約2億3500万円)での1年契約にサインした。
41歳の野手に対し、球団側は異例中の異例とも言える2年契約を用意していると報じられていたが、実際に結んだのは契約延長オプションも付いていない単年契約。その真相はどういうものだったのか。

 東京都内でマーリンズ入団会見が行われた29日、1年契約に至った経緯を最も良く知る人物がその詳細を明かした。今オフからイチローの代理人を務めるジョン・ボッグス氏は、依頼人の晴れの場に同席した直後、Full-Countの取材に対して今回の契約の意図を説明している。

「マーリンズとは色々な話をしたが、私のクライアントが1年目にどういう状況になっていくのか注視する必要があると思った。我々としては全てのオプションをオープンにしておきたかった。
今のところすべてがうまくいっているが、イチローは新しい町で新しいユニフォームを身に着けることになる。彼が新しい環境に愛情を持って、2年目に向けた適応がスムーズにできればいいが、そうならなかった時のために、オプションをオープンにしておきたかった」

 ボッグス氏の話から分かるのは、マーリンズは実際には複数年契約を用意していたということ。イチローには結局、単年契約のオファーしか届かなかったとする考え方はノーマルではあるが、
ボックス氏の言葉や当初複数の現地メディアが「2年契約」と報じていたなども踏まえれば、そうではない方がしっくりくる。つまり、2年契約や1年契約プラス契約延長オプションを、イチローがあえて選ばなかったということだ。

 どういうことか。

 まずはマーリンズ側の思惑について考えてみる。今回の契約の前提にあるのは、第4の外野手とはいえマーリンズがイチローを大きな戦力として考えているということ。
若き外野トリオをレギュラーとして揃えるが、長いシーズンを戦うために選手を休ませる場合、そしてアクシデントがあった場合に、イチローほど頼りになり、計算できる控え選手はいない。野球に真摯に取り組む姿勢も、若いチームには大きな影響を与えるだろう。


3 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 00:12:45 C5LKI0DM
「マーリンズが彼(イチロー)に対して示した興味というものが、他の球団よりも際立っていた。そこが彼が納得した部分だ。(交渉の)1日目から情報交換なのではなく、絶対に獲得したいという姿勢を見せていた。
彼の存在がチームにとって何を意味するかも分かっている。チームも彼が達成しようとするゴールを理解している。彼らは素晴らしい外野手を抱えているが、第4の外野手はいなかった。イチローの存在感、そして、サブとしての貢献度をチームとしては求めていた」

 ボッグス氏の説明からも、マーリンズの姿勢、そしてイチローに対する誠意が伝わってくる。

 イチローはメジャー通算3000本安打に156本まで迫っており、第4の外野手として順調にプレーすれば、2016年シーズン中に達成する可能性が高い。
マーリンズのユニホームで大記録を達成し、その瞬間が後世に残るというのは、球団としてもメリットがある。マーケティングを考えても、とても大きなプラス材料となる。マーリンズにとって、イチローとの2年契約には意味があるのだ。

 では、イチローにとってはどうか。

 仮に2年契約を結んだとしよう。来季終了までプレーできる“手形”を得ることは、41歳の選手にとってはとてつもなく大きい。イチロー自身もメジャー通算3000本安打に執着していれば、複数年契約はさらに大きな意味は持つことになる。
だが、本人は入団会見で「数字はもちろん大切なものです。これがなくては現役を続けていくことはできないと思っています。ただ、それがすべてではないということは、はっきり言えます」と話している。

 実際に入団してみて、何かが理由で思い通りのシーズンを過ごせなくなる可能性もゼロではない。打席数が、昨年よりもさらに大幅に減るかもしれない。マイアミという街で生活することに想定していなかった障害があり、それがプレーに影響することも考えられる。アクシデントは付きものだ。

 1年が終わって、イチローサイドは再び環境を変えたいのに、2年契約であったり、マーリンズが契約延長オプションを行使するようなことがあれば、身動きが取れなくなる。来季はさらに苦しいシーズンになってしまう。2012年オフにヤンキースと2年契約を結び、昨季は思い通りに物事が進まなかった経験は大きいだろう。


4 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 00:13:50 C5LKI0DM
「成功するための最高の環境を整える。もしも、状況が完璧にいかなかった時には、自分たちの状況を把握し直す必要がある。いずれにしても前に進むしかない。3000本安打という目標もある以上、そこを見据えた状況を作りたかった」

 イチロー本人は「それがすべてではない」としているものの、代理人のボッグス氏にとっては、金字塔である3000本安打に到達する可能性ができるだけ大きくなる環境を整えることは1つのミッションだ。来季以降も見据えての1年契約だったということが分かる。

 そして、この契約から見えてくるのは、イチローができるだけ長く現役としてプレーする意欲を持っていること。それだけ先を見据えている。今年や来年限りで現役生活に幕を引く可能性は低そうだ。

 環境さえ整えば、結果を出して新たな契約を引き出す自信を持っていることも伝わってくる。期待通りの働きを見せれば、再契約を望むであろうマーリンズへの残留を筆頭に、来季以降の選択肢は広がる。
41歳だが、もう1年の保証はいらない。イチローにとっては、まずは今年、変わらぬ実力を見せることが大切なのだ。

「契約したからといって、どんな将来が待ち受けているか分からない。でも、クリアな状況が最高の結果を引き出す。今回のマーリンズは熱意を見せてくれた。ここにいる紳士たちは18時間もかけて日本に来てくれた。
この状況がいかに彼を求めているか、ということを明確にしている。マイアミ・マーリンズはそこまでしてイチローを求めていると身を持って証明してくれた」


5 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 00:14:26 C5LKI0DM
 正式契約と入団会見のために、幹部総出で来日したマーリンズの熱意について、ボッグス氏は確かな手応えを感じていた。
必要とされている環境で、イチローは高い確率で結果を残すだろう。それでも、慎重さは失わない。周到な準備の上で、あらゆる可能性を検討し、結ばれた1年契約だったことが分かる。

「彼らの示した熱意というのは単なる4番目の外野手ではなく、すごく特別な4番目の外野手に示したものだ。そして、その外野手は打席数を熱望していることをチームは理解している。
私は打席を制限した彼と契約したわけではないと考えている。他の選手も同様だが、彼を起用してシャープな状態にし続けてくれると考えている」

 ボッグス氏はイチローにとって最高の環境が整ったと確信している。イチロー自身もそう感じたからこそ、第4の外野手と分かっていながら、納得してサインしたはずだ。この1年契約は吉と出ると信じたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count


6 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 00:41:26 A7E5l/tE
2年契約あったのか


7 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 01:08:19 lNq45upM
長いよ


8 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 01:51:25 FmdT0F5A
長いけど面白い記事だよ


9 : 風吹けば名無し@なんJ避難所 :2015/02/02(月) 07:27:11 mDDxjwfM
フルカウントは文章は読み応えあるがソースにするには長いんだよなぁ


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