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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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ショボンはちら、と背後を覆う暗闇に包まれた木々たちに目をやる。
体力など全く持ち合わせていない自分だが、この森に紛れれば追走は撒けるだろう、と考える。
モララーのように自己を対象とした隠匿魔術を習得しておくべきだった、と一度舌打ちすると、
くるりと踵を返し、佇む僧兵達をその場に置いて、一目散に駆け出した。
「…なっ!?逃げたぞぉぉぉッー!」
「……追えーッ」
「………逃がしてなるかッ!」
(;´・ω・`)「ハァッ……ハァッ……!」
つぶさに方向転換を行いながら、多少遠回りになってでも確実に追走を断つ。
途中から四方八方に散らばりこちらを探していたようだったが、木々を利用して
姿を隠しながら進み、森の反対側へと抜ける頃には、少しずつその声も遠ざかっていた。
これまで作った事など殆ど無かった生傷の痛みに、気を留める余裕もない。
まずは荒々しく乱れた呼吸を取り戻すのに、ややしばらくの時が必要だった。
自分の考えを、整理する時間も。
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