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( ^ω^)ヴィップワースのようです
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心配そうな面持ちのアンナと、小首を傾げたクーの視線を
背中に受けながら、依然として叩かれ続けていた門扉の鍵を、開けた。
そこに立っていたのは、そぼ濡れた黒の外套に身を包む、数人の男の姿。
その彼らを極力入り口でせき止める為、体を割り込ませて父親は問いかけた。
「………何だね、君達は」
(≠Å≠)「随分と待たせてくれたものだな……見られて困るものでも隠していたか?」
クーの両親にとっては、ある程度予想がついていた事でもある。
───聖ラウンジ教会東部ロアリア支部”異端審問団”の一団だ。
「あなた達は聖ラウンジの……?」
(≠Å≠)「いかにも。敬愛なるヤルオ=ダパートの信仰者にして、
神の声の代弁者……いや、”執行者”というべきか……」
「………っ」
内心、クーの父親は審問官のその言葉を、鼻で笑った。
自分達の持つ力に酔い、頭がどうにかなってしまっているのだと。
同じ信仰を持つ人間に対して、教会直属の人間である自分達の方が
力が上だと誇示せんばかりに横暴な、その態度。
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