したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール まとめる | |
レス数が1000を超えています。 残念ながら全部は表示しません。

月刊少女ξ ^ω^)ξちょwwwのようです

1 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:00:14 ID:k6RH/pE.0

        ┏━━┳┓┏┳━━┓
        ┃┏━┫┗┛┃┏┓┃
        ┃┗━┫┏┓┃┗┛┃wwwww
        ┗━━┻┛┗┻━━┛     
         __,ィ            ヽ. `ヽ. ☆四月号☆
      ,  '⌒Y  /     、ヽ    ヽ  ヽ.
     /    /  i   /l/|_ハ li  l i   li   ハ
.    // 〃 /l  i|j_,.//‐'/  lTト l、l   j N i |
   {イ  l  / l  li //     リ_lノ lル' lハ. ソ
    i| /レ/l l  l v' /\   /\イ  !| ll,ハ      春の新連載祭り! 豪華三本♪
    ハ| ll∧ハヽ ト、 ''''      '''' /l jハ| ll ll
   〃  ‖ レ'¨´ヽiへ. _ (_人_),.イ/|/ ノ ll l|        ( ・∀・)恋実れ!のようです
  ll    ll {   ⌒ヽ_/ } ー‐<.__  ′  l| ‖             それでも幸せなようです
  ‖    ‖ ヽ,   /、 〈   |:::::::| `ヽ      ‖               o川*゚ー゚)oとなりのとなりの王子様のようです
  ‖       {.  ハ ヽ Y`‐┴、::::v  l      ‖ 
  ‖      |iヽ{ ヽ_ゾノ‐一’::::ヽ. |      ‖もちろん読みきりも充実!?
  ‖      |i:::::`¨´-- :::......:...:.:.::.}|     ‖
  ‖      |i::::::ヽ._:::_:::::::::::::::::::_ノ |     ‖   (-_-)素晴らしい世界のようです
  ‖      |i::::::::::::i___:::::::::::/  |           ξ゚∀゚)ξ神風強盗ジョルジュのようです
           jj::::::::r┴-- `ー‐ '⌒ |
         〃:::::::マ二      _,ノ
       //::::::::::::i ー 一 '´ ̄::.
       ,','::::::::::::::i::::::::::::::::::::::i::::::ヽ  そして今月の応募者全員サービスは『ξ ^ω^)ξちょwwwの膣内完全再現TENGA』だよっ☆

2 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:01:21 ID:k6RH/pE.0
じゃあ早速始まるです!

3 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:02:03 ID:kU5xDoIA0
スレ立て乙 やっちゃってください

4 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:02:05 ID:/0e.SLPcO
1冊ください

つ⑩

5 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:02:33 ID:k6RH/pE.0
脳性マヒ――――

      生後4週までに何らかの原因で受けた脳の損傷によって引き起こされる運動機能の障害をさす症候群。


父親は、しぃが生まれてすぐにどこかへ消えた。

曰く、

(‘_L’) こんなゴミ、俺の子じゃない

だそうだ。

かあさんはそれを聞いて狂った。いや、頭は正常だけど男に狂った。
しぃの育児もせずにとっかえひっかえ知らん男を家に連れてきては抱かれていた。

しぃの脳性マヒは生まれてすぐに発覚していたのだか
赤ん坊の時はそれほど目立ったものでもないらしく
当時中学生の俺でも十分に世話が出来た。

……いや、十分かどうかはわからないが
ともかくあの状態のかあさんよりかはまともに育児をこなせていたと思う。

それから俺が高校生になった時、かあさんも家をでた。

曰く、

('、`#川 もううんざりなの! なにもかも! 私は! うんざりなの!

だそうで。

6 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:03:01 ID:k6RH/pE.0
周りの目もあった。娘は障害者、旦那には逃げられ、
そういった近所の噂話がかあさんを更に追い詰めていったのだろう。
だからかもしれないが、かあさんのその発言に関して俺は特に驚かなかった。

しかしお金は必要な訳で。

俺やしぃの養育費や学費、それから俺が学校に言ってる間、
しぃのヘルパーを雇う代金等はとりあえずどうにかこうにかかあさんを騙くらかして手に入れた。

しかし、かあさんの稼ぎで足りるはずもなく
俺は高校入学してすぐにバイトを始めた。

俺はこの状況がむしろ清清しかった。

まるで自分の力で家庭を守ってる気がして

急に大人になった気がして

大切なものを守れてる気がして

俺は忙しいながらも満足していた。

高校二年の冬。進学か就職か、まぁお金も無いし恐らく就職だろうなぁと考えていた頃
何の因果か大金が転がりこんできた。

父親の遺産の一部が俺としぃにも配分されたのだ。

7 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:04:04 ID:k6RH/pE.0
あの後どこか知らん所で第二の家庭を築いた父親は
それなりに成功して小金持ちになったらしい。

そのあたりから心に余裕が出来たのか、その余裕に俺たち家族を捨てた罪悪感が蔓延ったらしい。

自分の発言や、行いを悔い、心を痛める日々が続いたそうだ(遺書に書いてあった)。

そしていざ自分がガンだと診断された時に、俺たちにも遺産を分配することを決めたそうだ。

遺書には他にも謝罪の言葉やら懺悔やらが沢山書かれていたが、正直もうどうとも思っていなかったので


(,,゚Д゚) ああ、そう


程度にしか感じなかった。


しかし遺産は俺の進路に大きな影響を与えた。
大学へ行き、しぃのヘルパーも雇うに十分すぎる金。
それが手元にある。

俺は迷った。就職すれば生活は更に楽になるかもしれない。
だが時間が無くなる。それこそしぃのことだ。きっと寂しがるだろう。
大学は比較的に暇だと聞く。人生の夏休み。最終モラトリアム期間。

8 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:05:10 ID:k6RH/pE.0
……行きたい。大学へ行きたい。

この選択は結局のところ自分への甘えの部分が大きかったと思う。
もっともらしく『しぃとの時間を多くとる為』と言いつつ、
その実、『今までがんばってきた自分へのご褒美』的側面が強かったという自覚はある。

ともかく俺は進学を決意した。
が、それまでバイト三昧だった俺は結果的に二浪もしてしまった。
そのころになるとしぃも特別支援学校に入り、ヘルパーを雇う時間も減った。
俺も予備校に行く時間と、そのための資金を稼ぐためのバイトの時間以外は
殆どしぃとの時間に当てた。

別に親父の遺産から予備校代を出してもよかったのだが、
落ちたのは自分の責任だし、しぃが学校に行ってる間は暇だったので
結果的にバイトを継続する形に至った訳だ。



そしてどうにかこうにか地元の国立に入学。
俺はあの忙しくて忙しくて友達もいなかった高校時代から
すこしだけ『普通』へと歩みを進めた。

9 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:06:09 ID:k6RH/pE.0
そして今年、俺としぃは共に学校を卒業する。

俺は就職

しぃは中等部へ

今はお互い春休み。
俺は学生生活最後の、しぃは初等部最後の。



俺達はこんな状況でも――それでも幸せだと信じていた。







                                     それでも幸せなようです

                                    『第一話:日常、はじまり』

10 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:08:10 ID:k6RH/pE.0
(*゚‐゚) お、おおおぬ、おぬうぃ

(,,゚Д゚) ん? どうした

(*゚‐゚) お、おおおぬぁ、おぬあか

(,,゚Д゚) ああ、お腹すいたのか

(*゚‐゚) う、ううううううん

(,,゚Д゚) じゃあちょっとまってろ。すぐにお昼作ってやるから

(*゚‐゚) ある、ある、あり

(゚,,   )-3 スタコラ

(*゚‐゚) (おにいちゃん、わたしのめんどうをみてくれるおにいちゃん)

(*゚‐゚) (おにいちゃん、だいすきなおにいちゃん)

(*゚‐゚) (おにいちゃん……ごめんなさい……こんな子で……)

(*゚‐゚) (しんじゃいたいけど、じぶんひとりじゃなにもできないよ)

(*;‐゚) (きえたい……)

11 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:09:39 ID:k6RH/pE.0
〜(,,゚Д゚)つ\_/ トテトテトテ

(,,゚Д゚) ん? どうしたしぃ。泣いてるのか?

(*゚‐゚) お、おぬ、おぬ、おぬぃ

(,,゚Д゚) はいはい、今食わせてやるから『あーん』しな

(*゚‐゚) (ちがうよ…『おなか』じゃなくて『お兄ちゃん』っていったの……)

(,,゚Д゚)つ-ч(゚o゚*) アーン

(,,゚Д゚) うまいか

(*゚〜゚) ングンッグ

(*゚o゚)そ ポロポロ

(,,゚Д゚) ああ、こんなにこぼして。待ってろ、今拭いてやるからな

(;゚‐゚) ご、ごむぇんぬぁすすすすぁぅいぃい

(,,゚Д゚) いいって、これも兄貴の『仕事』だから

12 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:10:50 ID:k6RH/pE.0
(*゚‐゚) (『しごと』……そうだよね、おしごとじゃなきゃわたしみたいなゴミのせわなんて……)

(*;‐゚) ホロ

(*;‐;) ホロホロ

(;゚Д゚)そ

(;゚Д゚) お、おい、どうしたんだよ急に!?

(;゚Д゚) おいしくなかったか? それとも嫌いなものでも入ってたか?

(*;‐;) お、おぬ、おぬぃちぃゃんぅわわわ、ぅわあたたしぃのの

(;゚Д゚) 何だ?

(*;‐;) ぅわわたたすぃぬのここと、き、きるるぁああいいいいいぃ

(,,゚Д゚) ……は?

13 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:11:56 ID:k6RH/pE.0
(*;‐;) うぁたすぃあは、ぬぬぉおうすすすぇままままぃぬぉごごごごむぃだっだっかれぁ

(,,゚Д゚) ……

(*;‐;) だっだっからぁ、おぬぃちゅぅぁんうわ、わわあわたすぃがきっきら、きらうぃいい

(,,゚Д゚) ……しぃ

(*;‐;) ご、っごごごむぃでええ、ごむぇんぬぬぁすっすすあああ

(,,゚Д゚) しぃ!

�堯�(*;‐;)) ビクリッ!!

(,,゚Д゚) ……そんな悲しいこと言わないでくれ

(,,゚Д゚) 俺がお前のこと嫌いなわけないだろ……お前は俺の……

(,,゚Д゚) 大切な妹なんだから

(*;‐;) ほ、ほほんとぅぅううぅうう?

(,,゚Д゚) ああ、本当だ

14 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:12:37 ID:k6RH/pE.0

(*;‐;) お、おぉおぉぉおおおおぬ、おぬおぬぅうぅいいいいちゃぁあああああん

(,,゚Д゚) なんだ?

(*;‐;) ご、ごむ、ごむううぅううえぇえええん、ぬぅううあぁああいいいい

(,,^Д^) いいって、それよりチャーハン食おうぜ!

(*;‐゚) うぅぅぅうううぅぅうん


(,,゚Д゚) ……あ、そうだ。今日は内藤が来るぞ

(*゚‐゚) ぶ、っぶぶうう

(,,゚Д゚) そうだ、ブーンが来るぞ。一緒に遊ぼうな。

(*゚‐゚) う、ううううううん

(,,゚Д゚) それまでにさっさとご飯食べちゃおうな

(*゚‐゚) (ブーンはおもしろくていいひと。おにいちゃんのほうがかっこいいけどブーンもすき)

15 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:13:04 ID:k6RH/pE.0
(*゚o゚)アーン

(*゚〜゚)モグモグ

(*゚o゚)そ ポロポロ

(,,^Д^) ギコハハハ! またこぼしたぞ

(;゚‐゚) ご、ごむぇ

(,,゚Д゚) いいって、後で掃除するから。ほら、もっかいあーんだぞ

(*゚〜゚)モグモグ

(*゚〜゚)(おにいちゃんのチャーハンおいしいなぁ。なんかお休みの日のおひるはチャーハンがおいしい……)

(,,゚Д゚) うまいか?

(*゚〜゚) ))  コクコク

(,,゚Д゚) そうか、よかった。水、飲むか?

(*゚〜゚) ))  コクコク

(,,゚Д゚) わかった。今水筒持ってくるからな

16 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:14:00 ID:k6RH/pE.0

(*゚‐゚) (ストローつき水筒。プーさんがかわいい。コップは落としちゃうからあぶない。プーさんもない)

(*゚‐゚) (でも、おにいちゃんはコップで飲む。おにいちゃんといっしょがいいなぁ。プーさんなくてもこっぷがいい)

(*゚‐゚) お、おぬ、おぬ

(,,゚Д゚) ん? どうした?

(*゚‐゚) わ、っわわたぅぃも、こっこっこぷこっぷ

(,,゚Д゚) ん?こっぷで飲みたいのか? でもあぶないぞ?

(*゚‐゚) いいいいいいい

(,,゚Д゚) おし、じゃあコップで飲もうか。俺が持ってやるからゆっくり飲むんだぞ。いらなくなったら口離せな?

(*゚‐゚) う、うううん



(,,゚Д゚)つU(゚o゚;)〜 ソー

(,,゚Д゚)つU゚;)ゴキュゴキュ

��(;゚Д゚)つU ε(゚o゚;)そ プハァッ!

(;゚o゚) エホエホ

17 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:14:47 ID:k6RH/pE.0
(;゚Д゚) だ、大丈夫か? やっぱりコップは大変だぞ?

(;゚‐゚) だ、っだだだいじょぅううぶっぶぶ

(,,゚Д゚) でも危ないからやっぱり水筒にしなさい。また苦しくなるの嫌だろ?

(*゚‐゚) ……わ、わわわかわかわった

(,,゚Д゚) よし、いい子だ。

( ^ω^) いい子だお!

(;゚Д゚) うお!? いつからそこに!?

( ^ω^) すまんお。呼び鈴鳴らしても反応が無かったから勝手に入ってきたお!

(;゚Д゚) お前なぁ……

( ^ω^) 硬いこと抜きだお! しぃちゃん、こんにちわだお!

(*゚‐゚) こ、こんぬぅぃっちうわぁ

( ^ω^) お! よく挨拶できたお! ご褒美にコレあげるお!

( ^ω^)つ◆ チロルーン

18 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:15:10 ID:k6RH/pE.0
(*゚‐゚) あ、あっありありがととと

(* ^ω^) どういたしましてだお!

(,,゚Д゚) どれ、俺が包装紙を取ってやるぞ

(*゚‐゚)う、うううん

(,,゚Д゚) ……ほい、口開けな

(*゚o゚) クパァ

(*゚〜゚) ングング

(*゚ワ゚) お、おおいぃしししぃ。ぶっぶぶぶうあいりありりいがありが

(* ^ω^) お!

(*゚‐゚) お!

(,,゚Д゚) (変な意思疎通だ……いい笑顔だから写メで撮ろう)

(,,゚Д゚)つ白 ジー

19 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:15:44 ID:k6RH/pE.0
【(* ^ω^)】

NAME:内藤ホライゾン

あだ名:ブーン

 ギコと同じ大学の教育学部にかよう学生。彼もまた四年生である。
養護学校や特別支援学校の教師になるのが夢。常にお菓子を携帯している。
児童演劇サークル所属。子供向けの演劇の脚本を書いたり、小学校や養護学校の初等部の子供に
簡単に出来る創作劇を見せたりしている。同じサークルに気になる子がいるらしい。
ギコとは一年の頃、二人して履修登録であたふたしているところで知り合う。以降友達。




(; ^ω^) はー。それにしても駅からここまで坂多すぎだお。毎度ながらキツいお

(,,゚Д゚) お前演劇やってんだから走り込みとかしてるんじゃないのか?

(; ^ω^) 最近教育実習やらなんやらでサークルにいけてないんだお。ボディなまってるお。

(*゚‐゚) ぶ、ぶぶぶぶぅ

( ^ω^) ん? なんだおしぃちゃん

(*゚‐゚) ぶ、ぶぶぶぅた、ぶたった

(,,゚Д゚) ああ、お前が一年位前にしぃの学校でやった劇のアレだろ

20 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:15:53 ID:kU5xDoIA0
(*゚ワ゚) かわいい

21 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:16:43 ID:k6RH/pE.0
(* ^ω^) お! 子豚のピエールかお!

(*゚‐゚) う、うううん。おも、おもしるぉおおかっっかった

(* ^ω^) おっお! そういってもらえて嬉しいお!

(,,゚Д゚) ハマり役だったもんな

( ^ω^) ……どういう意味だお

(,,゚Д゚) いや、似合ってたよ。アレ

( ^ω^) 特に衣装とか着てないお。上下白のスウェットだったお

(,,゚Д゚) いや、うん。豚っぽかった

( ^ω^) ……もうギコには教養科目のノート見せないお

(;゚Д゚) うおおおい!ごめん、ごめん!

(*゚‐゚) ふ、ふふふ、ふふ

( ^ω^) おっおっお!

(,,^Д^) ギコハハハハハハ!

22 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:17:05 ID:k6RH/pE.0





        /ニ⊃⊂ニヽ
        l (/⌒ヽ) l
        \( -ω-)ノ  スゥ
         |    /
          ( ヽノ
          ノ>ノ
          レレ


  ⊂ \         /⊃
    \\ /⌒ヽ //
      \( ゚ω゚)/  カッ!
        |   /       
       ( ヽノ
        ノ>ノ
       レレ

23 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:17:28 ID:k6RH/pE.0
( ゚ω゚) 我が名はピエール! 豚の中の狼! いや、美しき蝶!

(;゚Д゚) うおっ! いきなりやんなよ!

( ゚ω゚) さぁ王様! 私を食べてくださいまし! そして私の美味しさを世界へと広めてくださいまし!

( ゚ω゚) それが私の名誉! 誇りとなります故に! さぁ! さぁさぁさぁ!

(,,゚Д゚) おー、やっぱキャラ変わるなぁ

(*゚ワ゚) ぶ、ぶぶぶぶ!

::( ゚ω゚):: ……なにゆえ、なにゆえです王様。なぜ私を食べては下さらないのです!?

( ;ω゚) ……友? 友だからと申されるのですか? ならば! 友ならば! 私の願いを聞いてくださいまし!

( ;ω;) どうか私を!

(*゚ワ゚) (うはwキメェwwwwww) (,,゚Д゚) 

( ^ω^) ……ふぅ。見せ場の台詞終わったから辞めるお

(,,゚Д゚) 終わりも突然だな

(*゚ワ゚) あ、あり、ありありがっとぅううぶっぶうううん

(* ^ω^) どうしたしましてだお!

24 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:18:03 ID:k6RH/pE.0
(,,゚Д゚) まぁお前のそれも今年で見納めかぁ

( ^ω^) お?

(,,゚Д゚) だって教師になったら演劇も続けらんないだろ

( ^ω^) お? 続けるお?

(,,゚Д゚) え? どうやって?

( ^ω^) 教師しながら

(,,゚Д゚) いや、無理じゃね?

(* ^ω^) おっお! 実は劇団持ちのOBさんから誘われてるんだお。お前さえよければ教師やりながら児童演劇続けないかって

(,,゚Д゚) ほー。で、おkしたと

( ^ω^) お! 暇を見つけては練習に参加するお! しぃちゃんに新作見せれる日も必ずくるお!

(*゚‐゚) お!

(,,゚Д゚) ……でも、教師って副業おkなんだっけ?

( ^ω^) ダメだけど、教育に関連してるものはギリおkなんだお。その辺はお偉いさんにゴネてみるお

(,,゚Д゚) まぁ確かに児童演劇だから教育的な面はあるもんなぁ

25 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:18:24 ID:k6RH/pE.0
( ^ω^) お! まぁ何とかして続けると思うお! 楽しみにしてるといいお、しぃちゃん!

(*゚‐゚) お! お!

(,,゚Д゚) (お! っていう返事がしぃに定着したらどうしよう……)

( ^ω^) よーし! 今日は手遊びをするお! ギコもちゃんとやれお!

(,,゚Д゚) おう!

26 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:18:49 ID:k6RH/pE.0
イッポンユビノハックッシュー

イッポンユビノハックッシュー

キコエテクルノハドンナオト?



チャチャチャッ!

チャチャチャッ!

チャチャチャッチャ!

オ!


フ、フフフフフ、フ

オッオッオッオッオッオ

ギコハハハハハ

27 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:19:32 ID:k6RH/pE.0
***

(,,゚Д゚) チラッ

(,,゚Д゚) うぉっち! もうこんな時間か

( ^ω^) お、時間かお?

(,,゚Д゚) ああ、悪いけどちょっと頼むな

( ^ω^) 構わんお

(,,゚Д゚) しぃ、俺ちょっと大学に用事があるからブーンと一緒にお留守番しといてくれるか?

(*゚‐゚) うぅぅうぅううん

(,,゚Д゚) おっし、いい子だ。今日の夕飯はすき焼きだからな!

(*゚ワ゚) わ、わわあぁぁぁぁぃぃいいい!

( ^ω^)もちろん僕も食っていいんだおね?

(,,゚Д゚) おう! 食ってけ!

28 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:19:46 ID:k6RH/pE.0
( ^ω^) ジュルリ

( ^ω^) 任されい! 食うのは得意だお!

(,,゚Д゚) では、拙者は行くぞ

( ^ω^) なにそのキャラ

(,,゚Д゚) ……聞くな

29 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:20:16 ID:k6RH/pE.0

***


全く大学の事務課という所はどうしてああも傲慢な性格をした人しかいないのだろうと不思議に思う。
就活関連の書類を出すだけで訳のわからん説教含めて四十分はかかり過ぎだろう。
とは言っても頼らざるを得ないのは事実であるから謙るしかない訳で。

やはり幾つになっても権力というものには弱い。
というか基本的に大人が怖いのだろうな自分は。
なんて24歳のオッサンが思うことでもないか。

俺は大学前の桜のアーチを両脇に湛える道をぼんやり歩きながら
今日の夕食のすき焼きに思いを巡らせる。



ぶっちゃけ俺は豚肉のすき焼きのほうが好きなのだが
今日は客も来てるし一応牛肉にしておくか。
などと考えていると桜並木の中でも一際大きな桜の木の下に見覚えのある女性を発見した。
紫煙を燻らせながら春風に長い艶のある黒髪を靡かせその薄い桃色を散らせる木を見上げていた。

30 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:20:46 ID:k6RH/pE.0
(,,゚Д゚) クーさん

川 ゚ -゚)y- ……ん、ああ、お前か

(,,゚Д゚) どうしたんすか、こんな所で

川 ゚ -゚)y- ん、まぁな。ここに来る回数も減るかと思ってな

(,,゚Д゚) そっか、大学院は別キャンパスでしたっけ

川 ゚ -゚)y- ああ、あんまりお前らにも会えなくなるな

(,,゚Д゚) 大丈夫っすよ。空さんの意思は兄者が継いだんで

川 ゚ -゚)y- 次期部長はあいつか

(,,゚Д゚) ええ、俺はしぃがいるんでそんな顔出せないから

川 ゚ -゚)y- なるほど

(,,゚Д゚) たまにはクーさんも顔出してくださいよ

川 ゚ -゚)y- 気が向いたらな

(,,゚Д゚) クーさんの新刊皆楽しみにしてますよ

川 ゚ -゚)y- それも、気が向いたらな

31 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:21:26 ID:k6RH/pE.0
(,,゚Д゚) 在学中に作家デビューとか、いやはや児童文学研究会として箔が付きましたよ

川 ゚ -゚)y- 新歓ではそれを押すか?

(,,゚Д゚) 新刊だけに?

川 ゚ -゚)y- ……つまらん。死ね。

(,,゚Д゚) 辛辣っ!

川 ゚ -゚)y- ……しぃちゃんは元気か?

(,,゚Д゚) ええ、今はブーンとお留守番です

川 ゚ -゚)y- ああ、あの児演の、えーっと、豚の

(;゚Д゚) ……まぁ概ね合ってますけど

川 ゚ -゚)y- 彼はあの金髪ロールちゃんに告白できたのかい?

(,,゚Д゚) いやいや、アイツにそんな度胸ないっすよ

川 ゚ -゚)y- ほう、彼を笑えるような立場かね

(,,゚Д゚) へ?

32 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:22:19 ID:k6RH/pE.0
川 ゚ -゚)y- まともに恋愛もしたことないくせに

(,,゚Д゚) はは、痛いところを突きますね

川 ゚ -゚)y- まぁ、お前もそろそろ妹離れしたらどうだ

(,,゚Д゚) ……別に、しぃのせいじゃないっすよ

川 ゚ -゚)y- どうだかな

(,,゚Д゚) なんとなく、苦手なんですよ、女性

川 ゚ -゚)y- ……

(,,゚Д゚) どうしました

川 ゚ -゚)y- 私も女性なんだが

(,,゚Д゚) へ

川 ゚ -゚)y- 女性なんだがー

(,,^Д^) ぷ、ギコハハハ

川 ゚ -゚)y- なんだお前は

33 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:22:59 ID:k6RH/pE.0
(,,゚Д゚) い、いや、そういうの気にするんすね

川 ゚ -゚)y- なんだお前は、失礼な奴だな

(;゚Д゚) いや、ちょっと意外だと思っただけです。

川 ゚ -゚)y- そうか

(,,゚Д゚) ……タバコ。止めたんじゃないんですか

川 ゚ -゚)y- いやぁ、ダメだった。すぐに吸いたくなってな

(,,゚Д゚) ふぅん

川 ゚ -゚)y- まぁ、お前は舌がおこちゃまだから分からんだろう

(,,゚Д゚) あ、そだ、写メ取っていいですか?

川 ゚ -゚)y- ん、何でだ?

(,,゚Д゚) なんとなく、今年はいっぱい思い出を残したいなと

川 ゚ -゚)y- ん、まぁいいだろう。美人に取れよ

(,,゚Д゚) 努力します

(,,゚Д゚) つ白 ジー

34 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:23:46 ID:k6RH/pE.0
カシャッ!

【川 ゚ -゚)y- 】

NAME:素直クール

あだ名:クー

ギコ所属『児童文学研究会』の前部長。去年大学を卒業し、今年からは大学院に入った。
大学在学中に児童小説で作家デビューしており、新刊ももうすぐ出る予定。
他にも内藤の所属する児童演劇研究会に脚本を依頼されたりと文学方面の才能は折り紙つき。
しかしながら不良っぽいこと、子供っぽいことが大好きでタバコ・酒・博打と花火が趣味。


川 ゚ -゚)y- どうだ? 美人か?

(,,゚Д゚) こんな感じっす

川 ゚ -゚)y- どれ

川 ゚ -(,,゚Д゚) つ白

(;゚Д゚) うぉっ! 近いっ!

川 ゚ -゚)y- そうでもしなきゃ見えないだろう

(;゚Д゚) ドキドキ

(;゚Д゚) そ、そうっすね

35 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:24:21 ID:k6RH/pE.0
川 ゚ -゚)y- なんだお前は本当に

(;゚Д゚) す、すんません

川 ゚ -゚)y- チラッ

川 ゚ -゚)y- お、もうこんな時間か。私は帰るぞ

(,,゚Д゚) あ、俺もスーパー行かなきゃ

川 ゚ -゚)y- じゃあな

(,,゚Д゚) 部室はいつでも空いてるんでー

川 ゚ -゚)y- きーがむーいたーらなー

(,,゚Д゚) うっす

(,,゚Д゚) (……しっかし俺ってホント免疫ないのな)

(,,゚Д゚) (……今年で24だっつーのに)

(,,‐Д‐) (はぁ)

36 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:25:15 ID:k6RH/pE.0
***

(,,゚Д゚) (やっべ、買いすぎたかなぁ)

(,,゚Д゚) (いやでもブーンがいるしこのくらいでいいだろ)

(,,゚Д゚) (結局豚と牛両方買っちった。まぁ豚は俺が食って牛は二人が食えばいいだろ)

(,,゚Д゚) (しぃは白菜嫌いだからな。でもちゃんと食わせないと)

(,,゚Д゚) (うっし! 急いで帰ろ!)

(,,゚Д゚) ……ん?

見覚えのある車椅子が目の前をのんびり走っていた。
きっとあの人だ。あの人は夕方に散歩するのが好きだから。

都村先生。

俺としぃが毎週水曜日に行っている絵画教室の先生だ。
先生自身足が不自由でそのためかは知らないが障害を持つ人向けに
絵を教えている。

37 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:25:49 ID:k6RH/pE.0
(,,゚Д゚) せんせーい

(゚、゚トソン……あら、ギコさん

(,,゚Д゚) 散歩ですか?

(゚、゚トソン ええ、夕日が綺麗でしたので、つい

(,,゚Д゚) でもまだ寒いですよ。そんな薄着で

(゚、゚トソン 薄いですかね

(,,゚Д゚) ブラウスだけって……寒いでしょ

(゚、゚トソン ふふ、寒いのは得意なんです

(,,゚Д゚) ……これ

フワリ

(゚、゚トソン あらあら、いいんですか? ギコさんが寒いんじゃないですか

(,,゚Д゚) 両手に荷物もって歩いてたんで暑いくらいっす

(゚、゚トソン ふふ、ありがとうございます

(,,゚Д゚) ……

(゚、゚トソン ……

38 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:26:33 ID:k6RH/pE.0
(゚、゚トソン しぃちゃん、お絵かきしてますか?

(,,゚Д゚) あ、え、ええ。ジャックナイフが酷くて家中絵の具まみれっすよ

(,,゚Д゚) まるで壁中キャンパスみたいで、逆にアートっつーかw

(゚、゚トソン ……ギコさんは

(,,゚Д゚) ……?

(゚、゚トソン しぃちゃんが大好きなんですね

(,,゚Д゚) ……そうですね。大切です

(゚、゚トソン いいですね。大切な人は是非大事にしてください

(,,゚Д゚) ……

先生は二年前に夫を事故で亡くしている。俺も何度かあった事がある。通夜にも参加した。
あの日から先生は夕方に散歩するようになった。きっとあの人が夕日が好きだったのだろう。
今でこそ表面には出てこないが、きっと今でも彼女はあの人を愛しているのだ。
だから俺は自分の気持ちを伝えない。それがきっと、彼女の幸せだと知っているから。

39 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:27:09 ID:k6RH/pE.0
(゚、゚トソン ……じゃあ、私はこっちですから

(,,゚Д゚) 上着、水曜の教室の時に取りに行きますから

(゚、゚トソン おや、いいんですか

(,,゚Д゚) ええ、あったかで帰ってください

(^、^*トソン ……あははっ

(;゚Д゚) え、なんですか? 変なこと言いました?

(^、^*トソン 『あったか』って、かわいいなと

(,,゚Д゚) あ……はは……

(,,゚Д゚) (かっこわりぃ……)

(^、^*トソン じゃあ、借りていきますね。あったかなんで

(,,゚Д゚) あ、はは。じゃあまた水曜に

(゚、゚トソン はい、しぃちゃんにもよろしく言っておいてください

(,,゚Д゚) はい

(゚、゚トソン では、さようなら

(,,゚Д゚) さようなら

40 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:27:55 ID:k6RH/pE.0
***

(,,゚Д゚) たっでーまー

(*゚‐゚) お、お、おかええぇぇえぇぇええるぅるぅるいいい

( ^ω^) おそいおー、お腹すいたおー

(,,゚Д゚) おーおー待ってろ、すぐ用意するから

( ^ω^)なんか手伝うかお?

(,,゚Д゚) じゃあそっちの戸棚からコンロだしてガスセットしといて

( ^ω^) 把握した!

(*゚‐゚) おぬ、おぬぅいぃいい

(,,゚Д゚) ん? なんだ?

(*゚‐゚) わ、わあぁあぁしもおぉおおてててつぅううだぁぁうぅいいい

41 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:28:45 ID:k6RH/pE.0
(,,゚Д゚) おう! じゃあしぃは今から魔法使いだ!

(*゚‐゚) まぁぁおおぅううぅう?

(,,゚Д゚) 今から俺が水としょうゆと砂糖をなべにぶちまけるから、しぃが一番おいしくなると思ったところでストップの魔法をかけるのだ!

(*゚ワ゚) が、ががぁっがんばあぁあぁっる!!

(,,゚Д゚) おらー

ドボボボボボ

ボババババ

ベベベベベベ

(*゚ワ゚) す、すぉおぉおっぷうう!!!

(,,゚Д゚) おっしゃー。これであとは材料を入れるだけだぜ!

42 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:30:23 ID:k6RH/pE.0
( ^ω^) (人ん家の方式には口ださないけど、肉は焼いてからの方が僕は好きだお)

( ^ω^) (でもたまに普通の鍋みたいに煮る方式の家庭もあることを皆忘れちゃいけないんだお)

( ^ω^) (シチューをご飯にかける家も決して馬鹿にしてはいけない。決してだ)

(,,゚Д゚) じゃあさっそく始めるぞ! すっきやき!

(*゚ワ゚) すぅうぅうっきやくぅうぅぅいいいい!!

( ^ω^) すっきやき!!


(,,゚Д゚) (*゚ワ゚) ( ^ω^) ひゃっほー!!!


結局俺たちは四の五の色々ありながら、それに折り合いつけて生きていく。
障害だとか挫折だとかそういうものなんてきっと誰しも持ってるから。
それならそれでも幸せに、楽しく明るく生きていこう。
明日からの学校生活も、きっとそれでも幸せにっ!





第一話 おわり

43 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:31:07 ID:k6RH/pE.0
終わりです。次の作者様よろしくお願いバトンタッチ!

44 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:31:44 ID:kU5xDoIA0
乙 いいですね 心が温まりますね

45 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:32:03 ID:Z5dhWwzU0


46 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:32:56 ID:RPoHcvr2O
乙!ギコしぃほのぼのしてて可愛いな

47 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:34:02 ID:kU5xDoIA0
これすぐ次の話投下いっちゃっていいんですか?
会議スレで読む時間云々いってたので あれなら少し待ちますが

48 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:34:40 ID:Vo7Od0MQO
楽しくやっていけている様子が微笑ましい
ブーンはシチューで何かあったのだろうか
面白かった、乙!

49 ◆UVDoo2Hvlw :2011/04/16(土) 18:36:57 ID:51Zo.Um20
>>47
すぐで大丈夫ですよ。
でも投下速度はもっと遅くて大丈夫です。自分が速すぎました。

50 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:37:31 ID:6DaKlZakO
いい話すぎる乙
しぃがかわいい

51 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:37:46 ID:kU5xDoIA0
じゃあ投下します

52 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:39:22 ID:kU5xDoIA0

ξ゚∀゚)ξ神風強盗ジョルジュのようです

53 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:39:59 ID:kU5xDoIA0

( ゚∀゚)あー今日もどっかに楽して儲けられるうまい話転がってないかしら

|゚ノ ^∀^)もーまろんったら ウボハハハ

わたしは日下部ジョルジュ子

財布の中身と腹の肉を気にする普通の女子高生

隣の豚は親友の東大寺レモナ子

実は警視総監という一面ももつすごい子よ 耳の裏が臭い


('A`)仲がいいなお二人さん

( ゚∀゚)ドクオ

|゚ノ ^∀^)ドクオ

こいつは転校生の名古屋ドクオ 特徴は転校生ということ

54 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:43:19 ID:kU5xDoIA0

( ゚∀゚)これからレモナ子と映画を見に行くの ドクオもいく?

|゚ノ ^∀^)今日は女の子だけで楽しみましょ

('A`)ふん 俺はかえってオナニーするぜ 新作のTENGAが出たんだ

|゚ノ ^∀^)やだドクオったら オチンチンしごくなんて恥ずかしい

( ゚∀゚)ひそかにドクオに恋心を寄せてるなんて誰にも秘密だわ

|゚ノ ^∀^)ジョルジュ子がひそかにドクオに恋心を寄せてるって聞こえたけど空耳かしら

('A`)じゃあな

55 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:44:14 ID:kU5xDoIA0

【(*゚‐゚) (おにいちゃん、わたしのめんどうをみてくれるおにいちゃん)】

【(,,゚Д゚) (結局豚と牛両方買っちった。まぁ豚は俺が食って牛は二人が食えばいいだろ)】

【(,,゚Д゚) (*゚ワ゚) ( ^ω^) ひゃっほー!!!】


( ゚∀゚)感動して子宮が破壊された

|゚ノ ^∀^)感動で目からモイスチャーミルク

( ゚∀゚)特に

|゚ノ ^∀^)そろそろいきましょう


ウーウー

( ゚∀゚)あら 美術館の前にパトカーが盛りだくさん 何かしら

|゚ノ ^∀^)事件か 血が騒ぐぜ いってみようぜ

56 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:45:26 ID:51Zo.Um20
そのための連載順かwwwww

57 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:46:17 ID:kU5xDoIA0

( ゚∀゚)どうしたんですか?

( ´∀`)これはこれは警視総監 実はこの美術館に盗難の予告状が

|゚ノ ^∀^)なんだと おい いますぐ見せろ


       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       |                    |
       |                    |
       /    ̄ ̄ ̄ ̄      /_____
       / 今日ここの美術館の/ヽ__//
     /   「女神の指輪」   /  /   /
     / 盗むんでシクヨロ☆ /  /   /
    /   ____     /  /   /
   /             /  /   /
 /    じょるじゅより /    /   /
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/   /   /


|゚ノ ^∀^)これは強盗ジョルジュからの予告状 あの野郎畜生 殺す

( ゚∀゚)最近話題のジョルジュね 怖いわね

58 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:47:17 ID:kU5xDoIA0

強盗ジョルジュとは、巷で噂のスーパーガール

美術館や銀行にさっそうとあらわれ、美術品や金目の物を強奪していく

必ず予告状を出す事で有名なの

一度2chに犯罪予告のスレを立てて逮捕されそうになったけど何とかしたらしいわ

その美しさからニュースでも取り上げられてるみたい うふふ


|゚ノ ^∀^)こいつはおもしろくなってきた

( ゚∀゚)頑張ってね

|゚ノ ^∀^)ええ やってみせるわ 今回こそ捕まえてみせる

( ゚∀゚)げへへへ

59 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:49:02 ID:kU5xDoIA0

その夜 VIPおまんちん美術館前


( ´∀`)警視総監殿

|゚ノ ^∀^)メグレ警部、首尾はどうですか

( ´∀`)完璧です

( ´∀`)予告状には「女神の指輪」を盗むとありましたが、この美術館

( ´∀`)周囲は警官や元軍人、傭兵暗殺者などの精鋭2万4000人で固めてあります

( ´∀`)加えて「女神の指輪」は、テポドン数千発に耐えうる特殊な防弾ガラスの中

( ´∀`)さらに館内には強力なバリアや毒ガスなどのトラップを張り巡らせてあります

( ´∀`)おかげで誰も美術館に入れません

|゚ノ ^∀^)素晴らしい

60 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:50:54 ID:kU5xDoIA0

|゚ノ ^∀^)よっしゃいつでもこいや泥棒猫ちゃんよお

( ゚∀゚)すごい周到な用意ね

|゚ノ ^∀^)ジョルジュ子

( ゚∀゚)これならジョルジュが襲って来ても安心ね

|゚ノ ^∀^)まかせて かならずあいつを血祭りにあげるわ

( ゚∀゚)レモナ子ならヤれるわ

|゚ノ ^∀^)あなたは危ないから離れてて 不審者を見つけ次第殺害の許可を出してるわ

( ゚∀゚)わかったわ

61 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:52:07 ID:kU5xDoIA0

( ゚∀゚)困ったわあんな周到な用意してるなんて

( ゚∀゚)でもやりがいはあるってものだわ


( ゚∀゚)さて そろそろ私も動かなくちゃね

( ゚∀゚)ムーンライト メイクうp


キラキラキラニュバアアアン
ドリュンリュンバアアアアアン

62 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:53:30 ID:kU5xDoIA0
                   
                  ξξξξ   ふう
                  ξ゚∀゚)ξ
         ,,.ィ'''フ''''=、r'"~ ヽ、ヽ / i,, `ヽr''"`ヽ、ヽ、
       ,r'"´ ノ"    )=、.,_ゝニ ノ,,..ィ'"´i      ヽ、
       (       ノ  ´ ̄ `Y"´            i
         )     __,,..         レ      _,,,,、       j、、
      r''ヽ. ,.ィ'''i"        J   ,,.ィ'"~  `'ヲ''ー-、ノ、 ヽ、
     / ,,.イ')'"  人        ,,l、        ノt   ) `ヽヽ
    /   /   / `ゝ、       人       ,,イ  jt、 ヽ    i
   f ,   ノ   /、   `ー--;::-ニ"_,ゝ=---‐''"    ノ ヽ、 ヽ  t、、
   )'  f   ノ ヽ、 r  、 f"   `i´ ̄` Y  `ヽ /   ゝ-,ヲ'''   )
.   ( ,.ィ''ーr"~    ヽj  ミi      !    j'   | /       ,r"    ft
   ノ、,ノ   ヽ,     `i  、〉、.__,人,___,..イ、,i" j''       (   ,ノ j
  ( t、    l      i  ヽf     Y    ,j,.  ,/      ) ,.イ´ ノ
  fヽ ヽ、   l      l ヽ、    .|   ノ ,. /     ,.イ '"ノ   ノ
  t i   l、.  t      l  、j`ー‐‐'`ー="レ' j'     // / ,/
  ヽ、 i、   i      l  ヽ  -ニ-  ノ  l     /,,,,ノ ,ィ/
    ヽ、`i  `i、     l   `i     /  ,l    /-,=、ヽv
′   ヽ ヽ、 'i,     人  ヽ    /   ノヽ   ノ''"Y,..ト-、
      `i、,,..=,i、   / ヽ、       /=ィ''i'i''j"  .`=(i-/、
       ヽ ,f`i-、   /   ヽ      /.`ー=''''"t.___  (,,ノ=、
       r-l =f,,ノゝ-''`=''フ  i、:' " ゛ ` ,i' :.    .l、  `ー=''=t_,i


説明しよう 日下部ジョルジュ子は見た目はただの女子高生だが
なんかアレになるとすごい力で美しい神風強盗ジョルジュに変身できるのだ

63 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:55:02 ID:Ni2PGT/s0
ひでぇwwww

64 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:55:47 ID:kU5xDoIA0

人 おいあれをみろ

( ´∀`)あれはまさか

ξ゚∀゚)ξわたしだ

|゚ノ ^∀^)え ジョルジュ子じゃん 何してんの?

ξ゚∀゚)ξ

ξ゚∀゚)ξ違うわよ

|゚ノ ^∀^)なんだ違うのか

ξ゚∀゚)ξバレずに済んだ

65 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:55:58 ID:51Zo.Um20
頭から陰毛生えてらっしゃるじゃねぇかwwwww

66 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:56:06 ID:RPoHcvr2O
oh…

67 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 18:56:41 ID:6DaKlZakO
ハゲマッチョじゃねーかwww

68 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:57:16 ID:kU5xDoIA0

ξ゚∀゚)ξ女神の指輪頂きにきたわ

|゚ノ ^∀^)撃て

警備 ドパパパ

ξ゚∀゚)ξふん

|゚ノ ^∀^)腹筋で跳ね返しただと

ξ゚∀゚)ξこんなちゃちな弾丸ではわたしの腹筋は通らない

( ´∀`)おそろしい女だ

69 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 18:58:22 ID:kU5xDoIA0

ξ゚∀゚)ξべあああ

( ´∀`)まずい 警備のもの達がどんどん死んでいく

警官 たすけてくれええ

|゚ノ ^∀^)なんという強さこれは計算外 でもいっぱいいるし大丈夫

( ´∀`)あの指輪を奪う事はできない美術館に入る事は死を意味する

ξ゚∀゚)ξくったしかに指輪だけを奪う事はできないようね

|゚ノ ^∀^)観念のタイムか

ξ゚∀゚)ξここで諦めたら名がすたるぜ

70 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:00:11 ID:kU5xDoIA0

|゚ノ ^∀^)諦めな お前にチャンスはない

ξ゚∀゚)ξそれはどうかしら


ばひょおおお


( ´∀`)なに 美術館が消えただと

ξ゚∀゚)ξ指輪が盗めないなら美術館ごと盗めばいい

|゚ノ ^∀^)いったいどういう事

ξ゚∀゚)ξこんなこともあろうかと細工しておいてよかったわ

( ´∀`)おい説明しろ

71 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:06:24 ID:kU5xDoIA0

ξ゚∀゚)ξあらかじめ美術館の地下に巨大な穴を掘っておいた

ξ゚∀゚)ξそして昨日の実写版コナンの要領で美術館を浮かせた

ξ゚∀゚)ξ空中に飛ばした美術館を別働隊のヘリでキャッチして持ち去ったのよ

( ´∀`)こんなの絶対おかしいよ

|゚ノ ^∀^)実写版コナンひでえ

川 ゚ -゚)つーか昨日の見てない人には解りにくすぎるだろ不親切設計乙

俺 AAを用意しておいたのに何故か消えた

72 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:07:09 ID:kU5xDoIA0

ξ゚∀゚)ξじゃあ約束通り女神の指輪は頂いていくわ

|゚ノ ^∀^)まて

( ´∀`)逃げたぞ 追え


ξ゚∀゚)ξここまでくれば大丈夫ね

【'A`】おい

ξ゚∀゚)ξなんだコイツ

【'A`】おれは怪盗シンドバッドクオ お前のヘリの美術館は俺が頂いた

ξ゚∀゚)ξなんですって ばかな AAが適当すぎる

73 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:09:23 ID:kU5xDoIA0

【'A`】回収した指輪がこれだ

ξ゚∀゚)ξおい どうやって回収した トラップや毒ガスは

【'A`】

ξ゚∀゚)ξこのやろてめえ返せ

【'A`】指輪の穴オナニーきもちいよおお

ξ゚∀゚)ξドキン この感じ どこかで感じた事があるような

ξ゚∀゚)ξこの人 ドクオに似てるような まさかそんなね

74 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:11:09 ID:kU5xDoIA0

そのとき ドクオのカリ首に引っかかっている指輪から悪しきオーラが発動した

【'A`】なんだこりゃ

ξ゚∀゚)ξ指輪に憑依していた悪魔よ 

ξ゚∀゚)ξあなたの恥垢に反応 融合して邪悪が解き放たれたのよ

( ^ω^)がるるる

ξ゚∀゚)ξあぶない 逃げて

( ^ω^)パンチ

【'A`】おっと ひらり

ξ゚∀゚)ξシンドバッドクオ!

75 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:12:13 ID:kU5xDoIA0

【'A`】なんて事だ 君はこの悪魔を封印する為に盗もうとしたのか

ξ゚∀゚)ξそのとおり

( ^ω^)なにをごちゃごちゃいっている

( ^ω^)くらえ 伝説の膝十字固め

ξ゚∀゚)ξきゃああ

【'A`】あぶない

シンドバッドクオはジョルジュをかばって瀕死の怪我した

ξ゚∀゚)ξああああ

76 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:13:06 ID:kU5xDoIA0

ξ゚∀゚)ξなぜわたしをかばって

【'A`】初めてみたときからずっと好きだったんだ

ξ゚∀゚)ξ涙が止まらない

ξ゚∀゚)ξもう ばかね

ジョルジュは彼の唇に、そっとディープキスをした 塩辛の味がした

【'A`】おまえ

ξ゚∀゚)ξあいつはわたしが封印してみせる

( ^ω^)ばかな 愛の力で戦闘力があがっていくだと

ξ゚∀゚)ξくらいなさい 愛のエメラルドスプラッシュ

77 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:14:16 ID:kU5xDoIA0

( ^ω^)ぺろおおお

悪魔は煙ふしゅーって出して封印された

ξ゚∀゚)ξよっしゃ封印した

m9ξ゚∀゚)ξあなたの瞳に☆チェックメイトよ

【'A`】えらい適当だな

ξ゚∀゚)ξいいのよ もう時間がないから

【'A`】なんの時間だよ

ξ゚∀゚)ξそれよりあなたも泥棒という事は

【'A`】ああ これからはライバルだな

78 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:15:30 ID:kU5xDoIA0

【'A`】今回はお前の勝ちだ この指輪はくれてやる

ξ゚∀゚)ξいいのか チンカスくせえし

【'A`】だが次あった時は容赦しないぜ

ξ゚∀゚)ξまって あなたの正体は

【'A`】お互い秘密は秘密にしとこうぜ


クックパッドはキンタマを広げムササビのようにして飛び去った


ξ゚∀゚)ξシンドバッドクオ か ジュン

79 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:16:43 ID:kU5xDoIA0

次の日


|゚ノ ^∀^)おはようジョルジュ子

( ゚∀゚)おはよう 昨日は大変だったわね

|゚ノ ^∀^)また逃げられたけど次こそは捕まえて死刑台におくるわ

( ゚∀゚)頼もしいわ

('A`)よう

( ゚∀゚)ドクオ

|゚ノ ^∀^)ドクオ

80 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:16:54 ID:Ni2PGT/s0
ひたすらにシュールですww

81 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:17:36 ID:RPoHcvr2O
すごい少女漫画だ…

82 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:17:51 ID:kU5xDoIA0

('A`)ジョルジュにシンドバッドクオか 強力な犯罪者が二人もいるとはな

|゚ノ ^∀^)マジでぶち殺したいわ

|゚ノ ^∀^)でもジョルジュがどことなくジョルジュ子に似てたわ

( ゚∀゚)偶然よ

('A`)おっと 石につまづいて

その瞬間 ドクオはジョルジュ子に倒れかかりディープキスの体勢になってしまった

('A`)ぶぢょおぬ

( ゚∀゚)きゃあ

( ゚∀゚)あれ でもこの塩辛みたいな味わいは

83 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:18:09 ID:6DaKlZakO
そっとじゃねーだろそっとじゃwww

84 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:18:31 ID:MLRghXU.0
キンタマでか過ぎワロチ

85 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:19:43 ID:kU5xDoIA0

|゚ノ ^∀^)お二人さんみせつけるね

('A`)おいおい なにいってんだ くそ おれは先に学校にいくぜ


( ゚∀゚)今の味わい……






( ゚∀゚)飯くいてえな




FIN

86 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:21:49 ID:kU5xDoIA0
終わりです 次の作者様投下をお願いします ラーメン

87 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:21:55 ID:51Zo.Um20
突っ込みどころが多すぎるwwwwwwwwwwwwwww乙wwwwwwwwww
実写版コナンが酷いことはよく分かった

88 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:22:50 ID:RPoHcvr2O
乙wwwもう何から突っ込んだらいいか分かんねーよwww

89 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:23:37 ID:Ni2PGT/s0
ぶっとぶなぁwwww
乙!!

90 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:24:16 ID:MLRghXU.0
       _('A`)_ 
       l (  )  l   乙
       ヽノω|..ノ

91 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:24:40 ID:6DaKlZakO
なんじゃこりゃwwwww乙

92 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:25:24 ID:RPoHcvr2O
とんでもねぇバトン受け取っちまったwww
投下しますよ

93 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:27:12 ID:RPoHcvr2O



生まれて来た意味、生きて行く理由。
それさえ持って生まれたら、幸せになれると思ったんだ。



(-_-)素晴らしい世界のようです



(-_-)「醜い羽だね。とてもこの世のものとは思えない」

本来蜘蛛の巣にかかった蝶は、それはそれは儚くも美しいものだろう。
そんな固定観念を打ち壊す程に色褪せて、ボロボロに傷付いて、模様の狂ったその羽は、ただただ滑稽だった。

蝶は絡まる糸に抵抗する事もなく、目を閉じたまま、顔を上げて。
微笑んだ。

(# ;;- )「こんにちは」

盲目なのだと分かったよ。
こんな時に挨拶なんてね、自分の置かれた立場を理解してないのかな。
ましてや先程の皮肉に対しての返事がそれとは。

94 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:28:06 ID:RPoHcvr2O
泣きながら助けを乞われると思った。
なのに、待てども彼女は柔らかい笑みを浮かべるばかり。

“生”を諦めているのか、“死”を望んでいるのか。

恐らくは後者だ。
目の前に一筋の光が射しているのに、何を諦める必要がある。

(-_-)「待ってなよ」

(-_-)「今、助けに行く」

思えば最初は至極簡単で残酷な動機だったかもしれない。
“死”を望む君に“生”を植え付けてやりたかった。
なんて幼稚な嫌がらせなんだろう。

巣の主の不在を確認した後その場を離れる。
背に罪を、胸に蝶を、抱えて。

95 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:29:17 ID:RPoHcvr2O
傷が付かないようにと、全身に絡み付いた透明な糸を丁寧に解いていく。
醜いと思った羽は近くで見てもやはり醜かった。

(-_-)「ねぇ君、死にたいの?」

(# ;;- )「死にたくないから助けを呼ばなかったんです」

(-_-)「何それ。声を出さないと誰も気付いてくれないよ」

(# ;;- )「でも、貴方は来てくれました」

(-_-)「…あのねぇ」

この出会いを偶然と捉えるか、運命と捉えるか、それは僕次第なのだろう。
ふいに伸ばされた細い手が、確かめる様に僕の背中の羽に触れる。
「ありがとう」と言った。何か勘違いしてるんだと思う。

(# ;;- )「見えなくとも羽に触れれば分かります」

(# ;;- )「貴方はとても美しく、優しい蝶なのでしょう」

(-_-)「そんな事…ないよ」

無性に悲しくなって、怒りが込み上げて、でも嬉しくて。
息が出来なくなった事を、君は知らない。

-----
----------
---------------

96 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:30:27 ID:RPoHcvr2O
---------------
----------
-----

夏が来るよと森が騒ぐ。
命を震わせて叫ぶ蝉達の声は、短い障害を愛に捧げる為らしい。
見るもの聞くもの何もかもが初めてで、全てが光り輝いていたけれど、やがて慣れと煩わしさを覚えた。

(-_-)「うー…蝉がうるさい」

(# ;;- )「私は羨ましいです。蝶は歌を知りませんから」

(-_-)「歌?」

(# ;;- )「はい。歌です」

いつしか隣にいる事が当たり前になっていたこの子には、あの叫びが歌に聞こえるそうだ。
この不協和音が歌…ねぇ。
求愛行為ならば蝉の歌より、蝶の舞の方が良いよ。絶対。

97 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:31:31 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「お腹すきませんか?」

(-_-)「別に」

(# ;;- )「そろそろ御飯にしましょう」

(-_-)「勝手にすれば」

(# ;;- )「花の蜜はお嫌いですか?」

(-_-)「僕は行かないよ」

(# ;;- )「…分かりまし」グイッ

(# ;;- )「…どうしました?」

(-_-)「あー…」

(-_-)「やっぱり僕も行くよ」

(-_-)「一緒に行ってあげる。だって君、一人じゃ危なっかしいんだもん」

(# ;;- )「…ふふ。ありがとう」

98 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:32:20 ID:RPoHcvr2O
むせかえる様な花の香りが花につく。
舌に染み込む花の蜜は甘くて、甘くて、吐き気を誘った。

(# ;;- )「美味しいですね」

(-_-)「(おぇっ)…そうだね」

(# ;;- )「私達のいる桜の木。あの木が恋をしたら、蝶の森へ行きましょう」

(-_-)「恋?」

(# ;;- )「はい。恋です」

(-_-)(恋…?あー、なるほど)

秋が来たらと君が言う。
見上げた木の葉は青青として、気持ちよさそうに風にそよいでいた。
そのまま死んでしまえば良いのに。

それにしても、なんてうるさい沈黙だろう。
愛の為に下手くそな歌を叫ぶ彼等に会いたくなった。
じきに夏が終わる。

99 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:33:16 ID:RPoHcvr2O
飛ぶ事の出来ない二人の頭上を、鮮やかな彩りの蝶達が飛んで行く。
あんなにも焦がれた羽にすら、今では疑問符が浮かんで止まない。

同じ色彩、同じ模様、
あれは果たして“美しきもの”か。

複雑な極彩色であるだけのそれは、酷くつまらないものに感じた。
そこには個性など微塵もなく、器用な模造が顔を並べている。
全部同じなら、誰でも良いんじゃないか。

(-_-)「初めて会った時、僕は君の羽を醜いと言った」

(-_-)「今でもそう思う」

(-_-)「でも」

(-_-)「僕は君の羽が好きだ」

色が褪せているのも、傷付いているのも、君が生きた証。
世界で唯一、一つしかない色。
なんて醜く、それ故に愛しい。

100 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:34:26 ID:RPoHcvr2O
(-_-)「…なんで泣くの」

(#。;;- )「…ありがとう」

ぽたり。

(-_-)「…何言ってるの」

(#。;;- )「ありがとう…」

ぽたり。

(#。;;- )「私も貴方の形が大好きです」

(-_-)

涙を流した君以上に僕が泣きたかった事、気付かないままでいい。
頭を撫でたらくすぐったいと子供みたいに笑うから、つられて笑ってやった。

-----
----------
---------------

101 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:35:07 ID:RPoHcvr2O
---------------
----------
-----

願いは届かず葉は紅く染まり、木々の渇きは潤される事なく落ちて行く。
秋なんて大嫌いだ。

蝶は行くべき場所を知ってるらしい、そう作られた。
何も知らずはしゃぐ君を連れて行く。





蝶の森へ。

102 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:36:22 ID:RPoHcvr2O
そこは極彩色の楽園だった。
そこは平穏と笑顔で溢れていた。
君によく似た色をした、数え切れない程の蝶達がひらひらと空を舞う。

僕等が足を踏み入れた途端、しんと静まり返る蝶の森。
みんながこっちを見てる。
コソコソ、コソコソ、蝶達の囁く声がする。

川 ゚ -゚)「ご覧よ、あの異様に長い手足を。あちこち尖った体を。まがまがしい柄を」

ノパ⊿゚)「なんておぞましい姿だ!あれは蜘蛛じゃないか!!」

(*‘ω‘*)「盲目の蝶が楽園に蜘蛛を連れて来たよ」

lw´- _-ノv「食らった蝶の羽を背に縫い付けているよ、きっと我々の事も食らいに来たんだ」

みんながみんな、滑稽なこの姿を見ては逃げて行く。
木の陰から広場に立ち尽くす異端の二人を見下ろしてる。

103 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:37:05 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「蜘蛛?」

後ろでぽつりと君が呟いた。
何かを探す様に空中を泳ぐ手が、こちらへ伸びて来る。
真実に触れる為に伸びて来る。

(# ;;- )「何をおかしな事を」

(-_-)(やめろ)

(# ;;- )「そんなはずないじゃないですか」

(-_-)(やめてくれ)

君の手が伸びて来る。
伸びて来る。
伸びて来る。

伸びて、来た。

104 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:38:30 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「彼には確かに羽が」

指先が触れる。
腐り、乾き、脆くなっていた借り物の羽が、触れられた箇所から砂の様に崩れた。
驚きのあまり見開いた君の瞳、初めて見た。

(#゚;;-゚)

本来あるべき黒目はなく、全体が白く濁り、下手くそな御世辞すら飲み込ませた。

(-_-)(醜い、なぁ)

(-_-)(誰にも見られなくなかっただろうなぁ)

(# ;;- )

(-_-)「そんな顔しないでよ」

(# ;;- )

(-_-)「ごめんね」

(-_-)「やっぱり僕、蝶にはなれなかった…」

105 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:39:37 ID:RPoHcvr2O
生まれた時から空を見上げてはあの美しい羽に焦がれていた。
蝶が好きだったのか、蝶になりたかったのか、それは分からない。
でもただ一つ確かな事、僕は蜘蛛だ。

('A`)『ほうら、あれが糸を張らない風変わりな蜘蛛さ』

(´・ω・`)『この間花の蜜を吸って吐いてる姿を見たよ』

(`・ω・´)『馬鹿らしい。自分が蝶だとでも思っているのか』

(-_-)

始まりは春の終わりだった。
これは君と出会うほんの少し前の話。
主が不在の巣に一匹の蝶が捕らわれているのを見つけた。
絡まる糸に弱々しくもがく姿さえ、儚くも美しいと思った。
迷わず助けに向かった僕に蝶は最期の力を振り絞り、「来ないで」と、「助けて」と、「死にたくない」と、叫んだんだ。

しばらくもしない内に、蝶は死んだよ。
やがて降り出した雨に濡れた巣は、皮肉にもキラキラと光り輝いていた。
どうしてだろう。目の当たりにした死を悲しむより、憧れを捨てられない。
夢の為ならいくらでも残酷になれた。

この羽が欲しい。
欲しい。
欲しい。



気が付いたら、自分の背中に羽を縫い付けていた。

106 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:40:19 ID:RPoHcvr2O



(# ;;- )『貴方はとても美しく、優しい蝶なのでしょう』



悪意のない君の言葉が胸に突き刺さる。
様々な形の感情が産声をあげて、芽となり心に根を張り巡らす。

君の声で夢を見た。
そして、君の手で目が覚めた。
君といる間だけ、僕は蝶でした。



-----
----------
---------------

107 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:41:12 ID:RPoHcvr2O
---------------
----------
-----

冷たい風が命の枯れる季節を運んで来た。
秋に想いを寄せた桜の恋は破れ、散り散りになって飛んで行く。
誇らしく咲いていたあの頃の見る影もなく、花々が朽ち果てていく。

結局花の甘い香りは吐き気を誘うばかりで、飢えを満たしてはくれなかったな。
もう二度とあの味を口にせずに済むのかと思うと、安心感すら覚えた。

(-_-)(やっぱり僕は蜘蛛さ)

体のどこにあるかも分からない心にはどす黒いものだけが積み重なっていく。
悲しい、苦しい、切ない、寂しい、死にたい、消えたい、会いたい…いつもこの辺で分からなくなって考えるのをやめるんだ。
空腹のせいだ。

目の前が霞んで来た。もうしばらく何も食べていない。
あの色とあの羽を失ったあの瞬間から、二度と狩りをしないと心に誓ったんだ。
ふと光る粉を振り撒く蝶を下から眺めては無意識にこう思う、なんと美味しそうな御馳走だと。
窶(やつ)れた細く長い自分の手足は、より一層蜘蛛らしかった。

(-_-)(やっぱり僕は蜘蛛さ)

(-_-)(蜘蛛なのさ)

108 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:42:04 ID:RPoHcvr2O
体が動かない。瞼が重い。
このまま眠ってしまおうか。
それがいい。

「こんにちは」

(-_-)「……えっ」

(# ;;- )

瞳を開く。
ぼやけた視界の中心で、君だけが鮮明に映し出される。

(# ;;- )「良かった。あれからずっと貴方を探してたんですよ」

(# ;;- )「やっぱりこの桜の木にいたんですね」

(-_-)「どうして…」

(# ;;- )「だって貴方はここが好きでしたから」

(# ;;- )「春も、夏も、秋も。私達はいつもここにいましたね」

いつしか君は冬が好きだと言っていた。
見た事がないから憧れるのだと、知らないからこそ愛する事が出来るのだと。
もうすぐ君の愛した冬が来る。

109 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:43:02 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「どうしても会いたかったんです」

(# ;;- )「冬が来る前に」

何を言えば良いのか、夢幻ではないのか。
考えがまとまる前に君の唇から漏れた言葉が耳を通り抜ける。
優しい母の様な微笑みが一変、責める様な口調に。

(# ;;- )「どうして嘘ついたんですか」

(# ;;- )「本当の事を言えば離れていくとでも?」

(# ;;- )「貴方は私を信じてないんですね」

(# ;;- )「私だけには、本当の事を話して欲しかったのに」

その手が。
僕の指に触れる。
腕に触れる。
背に触れる。

110 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:43:59 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「…そんな事言えませんよね」

頬に触れて、

(;_;)

涙に触れた。

(# ;;- )「ごめんなさい。ごめんなさい」

(# ;;- )「私が悩んだ以上に、貴方はどれだけ悩んだことでしょう」

(# ;;- )「貴方の事何も知ろうとしなかった」

(# ;;- )「貴方に嘘を吐かせていたのは、私」

(# ;;- )「苦しかったでしょう、悲しかったでしょう、辛い思いをさせて本当にごめんなさい」

(-_-)「!!」

ゆらりと揺れる違和感に気付いてしまった。
真偽を確かめる為に細い腕を引き寄せる。
片羽が、ない。

(;-_-)「なんだよこれ!蝶達にやられたのか!?」

いいえと彼女は首を横に振り、凛と言ってみせた。
これは、これこそが、自分が望んだ結果だと。

111 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:44:55 ID:RPoHcvr2O
---------------
----------
-----

『やっぱり僕、蝶にはなれなかった…』

(# ;;- )『待って下さい』

(# ;;- )『待って』

貴方の背中を追いかける足はあった。
引き止める手もあった。
あとは貴方を見失わない目さえあれば。

(# ;;- )『置いて行かないで下さい…』

貴方が去ったすぐ後、近くに足音を感じた。
蝶のみんなが木の上から降りて来たのだ。

『やれやれ、まさか醜い蝶が狡賢い蜘蛛に唆(そそのか)されて蝶の森へ連れて来るとは』

『美しく舞う事も子を残す事も出来ない上に、みんなを危険に晒したのか』

『蜘蛛が誰も殺さずいなくなって良かったぜ。あんな生き物早く死んじまえば良いのに』

みんな、笑ってた。

112 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:45:49 ID:RPoHcvr2O
私はそっと懐の中から、布で巻かれた物を取り出す。
もしもの時の為にと、今は亡き母に渡された物だ。
手の感覚で布を解いていく。風に吹かれて布が飛んでいく。

今このナイフは、太陽の光に反射して光っているのでしょうか。
それは綺麗なのでしょうか。

刃を背にあてがう。
誰にも邪魔されないよう、事は瞬く間に済ませた。
ざわめきがどよめきと悲鳴に変わる頃には、私の片羽は土の上。
地を紅く染め上げる。

(# ;;- )『貴方がたには見えなくても、私には見えます』

(# ;;- )『彼は誇り高き蝶です』

(# ;;- )『蝶の羽を持たぬ者を蝶ではないと言うなら、私は蝶をやめます!』

-----
-----------
----------------

113 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:46:18 ID:6DaKlZakO
この雰囲気好きだなあ

114 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:46:35 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「本当は両羽を切り落とそうとしたんです」

(# ;;- )「でも」

思い出してしまったんです、そう彼女は続けた。
片方だけになってしまった傷だらけの羽を、大切そうにそっと撫でる。
星の色した粉がキラキラと宙を舞った。

(# ;;- )「生まれた時から盲目の私には、自分の羽の模様が分かりません」

(# ;;- )「けど、みんなが口を揃えて言いました」

(# ;;- )「醜い、と」

(# ;;- )「だからきっと、そうなのでしょう」

蝶はなおも話を続ける。

(# ;;- )「みんなと同じになりたいと、いつも願ってました」

(# ;;- )「人と違うこの羽が大嫌いでした」

(# ;;- )「醜いだけの羽なら、いっその事…」

115 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:47:22 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「でも、貴方は言ってくれました」

(# ;;- )「醜いこの羽を、好きだと、言ってくれました」

(# ;;- )「私にはそれがとても嬉しかったんです」

(-_-)「…君は、馬鹿だね」

(# ;;- )「はい。馬鹿です」

ああこれは、救い様のない馬鹿なんだ。
永久に続くであろう平穏を脅かしてまで守りたいものだったのか。
群れからはぐれてどうなる、普通から離れてどうする。

なのに僕は今、嬉しくてたまらない。

(-_-)「いいの?あんなに蝶の森へ行きたがってたのに」

(-_-)「楽園なんでしょ?」

(# ;;- )「いいんです。あそこはあそこを楽園と呼んだ“誰か”にとっての楽園」

(# ;;- )「私はもう、私の楽園を見つけましたから」

116 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:48:13 ID:RPoHcvr2O
(-_-)「この裸になった桜の木の事?」

飾るもの全てを捨てた枯れ木は楽園と呼ぶには寂し過ぎるだろう。
君は口の端を上げて首を横に振る。
そして僕の左胸の鼓動にそっと触れて、言った。

(# ;;- )「私の楽園は、ここ」

めでたしめでたし、だろう。
御伽噺ならこれでお終いだろう。

安心した途端、糸の切れた人形の様に体の力が抜けて、倒れ込んだ。
思い出したかの様に襲いかかる空腹。
やせ衰えた足では、もう君と肩を並べる事すら叶なかった。
視覚のない分優れた彼女の触覚は、骨ばった体に触れてすぐに状況を理解したようだ。

(# ;;- )「こんなに痩せて…早く何か食べないとっ」

(-_-)「いいんだよ。もういいんだ…」

(# ;;- )「よくない!このままでは死んでしまう!」

目の前の存在が真実であると実感する度、不謹慎な歓喜に包まれた。
君は笑ってなんかいないのにね。

きっと、ただ側にいるだけで良かったんだ。
君がいて、僕がいる、それで良かったんだ。

117 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:48:37 ID:Ni2PGT/s0
鳥肌が立ってきた

118 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:49:06 ID:RPoHcvr2O
(-_-)(蝶と蜘蛛はいつまでも幸せに暮らしましたとさ)

(-_-)(めでたし、めでたし)

頭に酸素が回らなくて、悲しげな顔をした君の懐から出された銀を、ほんやりと眺めてた。
刃には羽を切り落とした時に拭いきれなかった血がまだ痛々しく付着してる。

何が起こったのか、よく分からなかった。
突き立てられた鋭利なナイフの先端が、彼女の胸に静かに埋まっていく。
両手を胸の前に重ねた姿はまるで祈ってるみたいだった。

何が起きてるのか、よく分からなかった。
嘘みたいな赤い色が、嘘みたいに溢れ出した。
下手くそな平然を装った君は、痛みに眉をひそめて笑う。

(# ;;- )「私を食べて下さい」

“死ね”よりも、“嫌い”よりも。
どんな心ない言葉の暴力よりも、何よりも。
出来れば永遠に、聞きたくなんかなかった。

(-_-)「何…を、してるんだ…」

誇らしげに突き刺さったままのナイフを引き抜きたいのに、ナイフを包み込む小さな二つの手がそうさせてくれない。
君は言った、「これで良いんです」。

119 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:50:11 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「いずれにせよ、この体は冬を越す事が出来ません」

(# ;;- )「本来私の一族は春に生まれ、夏に終わるのです」

(# ;;- )「皮肉な事に、私は普通を失い異常を患う事で、短い命を長らえる事が許されたのです」

少しずつ、少しずつ。
赤い滴が流れては土に滲んでいく。

(# ;;- )「命は何の為に生まれると思いますか?」

(-_-)「何…?」

(# ;;- )「初めて会った時、貴方は私に、私は貴方に言いました」

(# ;;- )「『死にたいのか』と」

(# ;;- )「『死にたくないから助けを呼ばなかった』と」

(# ;;- )「私にとっての“死”とは、生まれた意味がないまま終わってしまう事」

(# ;;- )「命の生まれる意味が子孫を残す事だと言うなら、それが出来ない私には、自らの命に意味が見いだせません」

(# ;;- )「そんなの悲しいから、生まれて来ておめでとうって言われたいから」

(# ;;- )「捕食者に食われ、血となり肉となり、それを私の生まれて来た意味にしたかったんです」

120 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:51:14 ID:RPoHcvr2O
(# ;;- )「…ただのワガママなんです」

(# ;;- )「私が誰かの命になるなんて、素敵な事じゃないですか」

(# ;;ー )「神様みたい」

そう言って、笑った。
何かに導かれる様にナイフに添えられた手に手を重ね、血に汚れる事すら厭わずか細い体を強く抱き締めた。
ああ、頭の中で音もなく蜘蛛の本能が理性を蝕んで行くのを感じる。

( _ )(なんて)
悲しくて、悔しくて。
( _ )(なんて美味しそうな)
こんなのは嫌なのに。
( _ )(御馳走なんだろう)
涙が溢れて、零れて落ちた。

121 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:52:07 ID:RPoHcvr2O
(-_-)「ずっと一緒にいよう」

(# ;;- )「はい」

(-_-)「二人で生きるんだ」

(# ;;- )「はい」

今、君の願いを叶えよう。
楽園へ連れて行く。今度こそ。



(-_-)「“ここ”へおいで」



白い首に針を突き刺した。

泣かないでと、どうか泣かないでと、頬を伝う涙が赤い手に拭われ、色を持つ。
最期の最後まで、どうして君はそんなにも綺麗に笑うの。

(#゚;;ー゚)「私、幸せですよ」

開かれ閉じた瞳にほんの一瞬、僕の姿が映った。
…そんな気がした。

122 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:52:42 ID:RPoHcvr2O
手を、口を、紅に染めた僕の姿を見つけ、知らない誰かが恐怖に震える。
空に沈んだ白い月だけが歯を見せて笑っていた。
手にした歪な模様の蝶の羽が視界に入る度、君との再会の瞬間が脳裏を駆け巡る。

(# ;;- )『こんにちは』

なんとなく、分かってたさ。
色褪せて破れた羽の、その理由。認めたくなくて見ないふりした。
本当はきっと全部分かってたんだ。

命にはいつか終わりが来るなんて分かり切った事。
今日すれ違った全てがいずれかは消える命。

123 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:53:28 ID:RPoHcvr2O
世界に君の愛した冬が来た。
降り出した雪が桜の木を励ます様に飾り付ける。
まるで地獄みたいな季節だ。
僕は息を濁して凍えながら、小さな穴の中に逃げ込んだ。
そこは暗闇と静寂が支配する空間。
今僕に語りかけてくれるのは、自分の呼吸と鼓動だけだった。

トクトク、トクトク。
左胸の鼓動に呼びかける。

(-_-)「聞こえるかい」

トクトク、トクトク。
君が笑った気がした。

(-_-)「君が冬を見れなくて良かった」

(-_-)「冬は寒いよ」

(-_-)「草花は枯れてるしね、この世の終わりみたいだ」

(-_-)「きっと君でも愛せないよ」

かじかむ手と手を握り合わせ、温もりを思い浮かべる。
二つが一つになるなんて、これほど虚しいものはない。
もう話す事も出来ない。触れる事も、記憶と妄想の中でしか。

124 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:54:46 ID:RPoHcvr2O
( _。)「君が僕の命の理由だったのに…」

やっと見つけたのに、どうして君はいないんだ。
たった一つの命を失っただけなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。
いくつもの無関心な命を見送って、死には慣れたつもりでいたのに。

自分が何の為に生まれて来たかって?
馬鹿だな。
君は、本当に、馬鹿だな。

生まれて来た意味なんて誰も持ってないんだから、そんなもの自分で決めれば良い。
必要なのは、生きて行く理由。

さぁ、僕は何の為に生きよう?
地獄の季節に耐えてまで、何を望む?
今生きてる、息をしてる。
きっとあるはずなんだ。

白い糸を体に巻き付けて、少しだけ眠ろうか。
瞼の裏に焼き付いた君の夢を見ながら。
次に目を覚ました時には世界が優しくなってる事を、願う。

-----
----------
---------------

125 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:55:38 ID:RPoHcvr2O
---------------
----------
-----

顔を照らし出す一筋の光に急かされ、瞳を開く。
随分と長い間眠っていたみたいだ。
もうじき果てるであろう衰えた四肢を引きずり、外の世界へと踏み出す。

大地を覆っていた雪はいつの間にか跡形もなく消えていた。
枯れた花の蒔いた種は新たな芽を育み、一度は命を亡くした桜も花を取り戻す。
ひらひら降り注ぐ鮮やかな彩りの波の中、僕はついに力尽きて倒れた。

(-_-)「……あ」

見上げた空には一面蝶の群れが飛んでいた。
とても懐かしいようで、知らない色。
虚ろな瞳に失いかけた光が返って来る。

(-_-)(そうか)

(-_-)(あったんだ)

(-_-)(地獄の季節を生き抜いた、理由)

126 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:56:22 ID:RPoHcvr2O
弱々しく伸ばした指と指のフレームに蝶の姿を捉える。
花びらと踊るその羽の、なんと美しい事だろう。
胸に熱いものが込み上げ、自然と表情が綻んだ。
なんてクソッタレで素晴らしい世界なんだろう。

(-_-)「ねぇ、幸せだったよ、でぃ」

(-_-)「僕は、満足だ……」

ぱたり、と。
何ものにも届く事なく落ちたちっぽけな掌。
一匹の蜘蛛を蝶達は指さしながら見下ろしていた。
「死んだ死んだ」と笑って。










満足だよ。また会えたんだ。

君とよく似た、あの色に―――

127 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:56:56 ID:RPoHcvr2O

(-_-)素晴らしい世界のようです 終

128 ◆IibhHOZgZo :2011/04/16(土) 19:58:05 ID:RPoHcvr2O
終わりです。
次の乙女に届け!俺の下心がこもったバトン!!

129 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 19:58:54 ID:kU5xDoIA0
乙です 余韻が素晴らしい

130 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 19:59:29 ID:ALCQqgqo0
悲恋過ぎて生きるのが辛い……でも乙!!

131 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 20:00:23 ID:6DaKlZakO
このダークライトな感じたまらんな

132 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 20:00:31 ID:Ni2PGT/s0
うわあああああああ
乙!
これは悲しい

133 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:02:26 ID:Ni2PGT/s0
おっと 次俺か
え どうしようwwwwギャップがwwww


では次からいきます

134 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:03:02 ID:Ni2PGT/s0


( ・∀・)恋実れ!のようです

135 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:03:30 ID:Ni2PGT/s0

( ・∀・)「初めまして!レディース&ジェントルマン
      僕の名前はモララー
      しがない魔法使いです」

( ‐∀・)「って言っても、魔法らしい魔法は使いませんけど」

( ・∀・)「迷える皆様の恋を、僕が全力でサポートします!!」


136 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:04:03 ID:Ni2PGT/s0

Case 1:高岡ハイン

137 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:04:25 ID:Ni2PGT/s0

三月
さよならの季節
三年生が居なくなって あの人が居なくなって
あたしは意気消沈

先輩の妹はいつも活発で、
先輩が楽しそうにしていたバスケを
先輩と同じ癖で 先輩と同じように楽しんでいる
あの子の先輩である私としては、そろそろ練習に参加しなければならないのだが、
どうもそういう気にはなれなかった

从 ゚∀从「……はぁ…」

从’―’从「ふえぇ〜?ハインちゃん、どうしたの?」

同級生の渡辺
同じ二年生で、幼馴染
もうすぐ三年になる

138 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:05:16 ID:Ni2PGT/s0

从 ゚∀从「渡辺?……なんでもねーよ」

从’―’从「長岡先輩のこと〜?」

从 ゚∀从「……ッ」

从’―’从「ハインちゃんはわかりやすいね〜。ずぅーっとツーちゃんみてたよぉ?」

从 ゚∀从「……っせーよ」

从’―’从「だーから卒業式の時に告白しちゃえば?って言ったのに」

从 ゚∀从「出来るわけ、ねーだろ」

从’―’从「シャイなんだからぁ」

从 ゚∀从「あーうっせぇうっせぇうっせぇうっせぇ!!ほら、練習戻るぞ」

从’―’从「は〜い」

139 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:05:48 ID:Ni2PGT/s0

長岡先輩
長岡ジョルジュ
男バスの部長だった先輩
部活の後輩 ツーの兄で、二人は仲良しだ

( ゚∀゚)「つーぅー!そっち終わったかぁ?」

(*゚∀゚)「見りゃわかんだろクソ兄貴!むしろ手伝えよ」

( ゚∀゚)「しゃーねーなぁ ハイン、何かやることある?」

从;゚∀从「えっ……あ、いや、大丈夫ですよ?すぐに終わりますから」

( ゚∀゚)「俺もう超腹減ってるから早く帰りてーんだ」

从;゚∀从「はぁ……」

( ゚∀゚)「だからな、仕事っ☆」

140 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:06:36 ID:Ni2PGT/s0

気さくで、男バスでも親しまれている先輩
バスケ部は男女で分かれてはいるが、活動場所は同じ体育館
元々、よく見かけるし よくこっちのことも気にかけてくれていたせいか、接する機会は多かった
ツーが入部してからは、顔を出す機会が増えた
引退してからも毎日のように部活に来ていたし、女バスvs長岡先輩 なんて、無茶な相手もしてくれた

あたしが気持ちに気付いたのは先輩が引退してからで、
しかも、渡辺に気付かされた

从’―’从「ハインちゃん 好きなのはわかるけど、試合中に長岡先輩ばっかりを凝視するのは感心しないなぁ〜」

反射で殴りつけて、ボール攻めにあった
自覚していなかっただけに、動揺の気持ちが多かった

***

从 ゚∀从(先輩が卒業した今、もう悩むことなんか何もないんだ)

从#゚∀从「オラオラチンタラしてっとボール取れねぇぞぉぉっ!!」

从 ゚∀从(今は部活に打ち込む それでいいんだ)

从’―’从「…………」

141 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:07:03 ID:Ni2PGT/s0

从 ゚∀从「気を付けー 礼!」

『ありがとうございましたー』

部活を終え、着替えに行く
後ろから渡辺がついてきた

从’―’从「ハインちゃーん」

从 ゚∀从「ん?」

部室に入り、ドリンクを持って、部屋の隅にあるベンチに腰掛けた
渡辺もロッカーから制汗剤とペットボトルを出してから隣に腰掛けた

从 ゚∀从「……なんだよ」

从’―’从「……明日ね、来るみたいだよ?長岡先輩」

………ドリンクを噴出さなかったことを褒めてほしい

142 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:07:41 ID:Ni2PGT/s0

从;゚∀从「げふげふげふげふ……は?なんで来るんだよ てかなんでそれをあたしに言うんだよ」

从’―’从「ん?知りたいかなーと思って」

从;゚∀从「別にどーでもいいし てか来んなし」

从’―’从「素直じゃないなぁ」

从;゚∀从「いや、マジで」

从’―’从「ツーちゃんから聞いたんだけどね、長岡先輩、遠くの大学行くんだって」

从 ゚∀从「だからどうしたよ」

从’―’从「だからね、明日を逃すと、次会うのは四年後になっちゃうの」

从 ゚∀从「だからなんだよ」

从’―’从「ほっといたら、彼女出来ちゃうよ?ていうか大学なんて言ったら…」

从;゚∀从「みなまで言うな 聞きたくない」

从’―’从「じゃぁ」

从;゚∀从「ッ………」

143 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:08:05 ID:Ni2PGT/s0

そこまで純情な乙女じゃない
一人身の先輩が大学へ行ったら、どんな恋愛生活をするのか わからないわけがない
だがそれを考えるのは不快だった
知っている この感情が嫉妬であることくらい
見たこともない まだ何も起きていない しかし、いずれ先輩の隣を歩く 誰か が、妬ましくてならない
今目の前がどす黒い何かで染まるくらい 憎くてたまらない

知っている 甘酸っぱいとか言われる恋愛感情の裏側
所有欲と独占欲 嫉妬と羨望 情欲と下心
恋愛感情を構築するそれらの成分そのものが、それぞれの恋の形であることを
そして今自分が先輩に抱いている恋心も 例に洩れずそれらどす黒いものであることを
知っている
自分で不快感を感じる時すらある
気持ち悪いと思う
そんな気持ちを、先輩にぶつけたくない

でも、でも でも、でも ……

从 -∀从

144 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:08:29 ID:Ni2PGT/s0

从 ゚∀从「……でも、無理」

从’―’从「いいの?」

从 ゚∀从「仕方ない」

从’―’从「試してもいないのに?」

从 ゚∀从「いいの」

从’―’从「ふられるのが恐いの?」

从 ゚∀从「うっせ」

从’―’从「……そう」

目を見ないままの会話は終わる
立ちあがり、ドアを開ける渡辺  入ってくる部員
……部員にまで迷惑をかけていたみたいだ

145 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:09:03 ID:Ni2PGT/s0

( ・∀・)「おやおやおやおやこれはこれは……」

( ・∀・)「おっとお久しぶりです皆様。覚えてますか?魔法使いモララーです」

( ・∀・)「人の恋路を覗くとか変態? ……はは、ワロス」

( ・∀・)「これが今の僕の役割ですからね。ちゃんと仕事しないと
      さて、動くとしますか」


( ・∀・)「……ところで、皆様は『恋愛』について、どうお考えですか?
     ハインさんのように考えたことがありますか?
     それとも、あまぁい砂糖菓子と瑞々しい果物のようなものだとお考えですか?」

( ・∀・)「……思想は人それぞれですがね」

( ・∀・)「では、行ってきます」

146 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:09:24 ID:Ni2PGT/s0

此処は何処だろう
真っ暗な空間
でも生温かく、落ち着く空間

从 ゚∀从「……?」

なにもない
あたしと
あたしが身を投げているソファと 闇

……違う  闇の向こうに、何かが居る
闇にまぎれた 何かが居る




( ・∀・)「やあ、初めまして」

从 ゚∀从「!!」

違う 目と鼻の先に、漆黒のタキシードを着た男が居た

147 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:09:48 ID:Ni2PGT/s0

从;゚∀从「なっ」

( ・∀・)「おっと、これは失礼。 高岡ハインさん」

从;゚∀从「!?なんだてめぇ」

( ・∀・)「僕の名前はモララー しがない魔法使いです」

从;゚∀从「めっちゃ怪しい!!」

( ・∀・)「怪しくなんかありません。恋のお手伝いをするキューピッ魔法使いです」

从 ゚∀从「疑うなって方が無理あるよな」

( ・∀・)「そんなことはありません。僕はあなたの味方です」

从 ゚∀从「……」

信用しろという方が無理のある男が、目の前にいる
味方というのも意味が解らない

148 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:10:18 ID:Ni2PGT/s0

( ・∀・)「ところで」

ひょい と身を引いた男は、道化じみた仕草で姿勢を正し、にっこりと微笑んだ

( ・∀・)「貴方の認識で、『恋愛』とはなんですか?」

从 ゚∀从「……はぁ?」

( ・∀・)「いいから」

何を求めているのかはわからないが、理解してもらう気も更々ない
極端な持論をぶつけて話を終わりにしてしまおうと思った

从 ゚∀从「……所有欲と独占欲と嫉妬と羨望と情欲と下心」

( ・∀・)「それが恋する乙女の回答ですか」

从 ゚∀从「うっせーよ」

149 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:10:39 ID:Ni2PGT/s0

( ・∀・)「では、貴方の意見を肯定するところから始めましょう」

从;゚∀从「肯定すんのか」

いよいよ意味が解らない
なんなんだこいつ
何しに来たんだこいつ

( ・∀・)「では、『恋』と『愛』 の違いは、なんですか?」

从 ゚∀从「恋は片道で、愛は両側通行だろ」

( ・∀・)「ふぅむ……ではまず、『愛』を説いてみるとしましょうか」

男はにたり と笑って、大げさに上半身ごと傾げて見せた

150 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:11:59 ID:Ni2PGT/s0

( ・∀・)「愛にも種類があります。気になる異性に向けるものだけではありません。
     キリストの概念で簡単に例えてみましょう。
     『アガペー』 これはキリスト教での一般的な愛で『見返りを求めない、愛』です。
     『ストルゲー』 『従う愛・尊敬を含む愛』 親子や師弟関係の間などにある愛のことです。
     『フィーリア』 友愛のことです。
      そして『エロス』  肉体的な、あるいは自分本位の愛。そして『見返りを求める愛』もこれにあたります。」

从;゚∀从「……」

( ・∀・)「さて、恋愛の『愛』とは何か……  『エロス』にあたります。異性間の『愛』であり、貴方の概念で言う 情欲と下心。
     では、恋とは?これは僕の持論ですが、恋とは、貴方で言う『所有欲と独占欲と羨望』
     相手に対する尊敬・羨望(憧れ)、それを手に入れたいと思う『物欲』 これが恋だと思っています」

宗教観念の話か、哲学なのか  正直ちんぷんかんぷんだが、とりあえず丸呑みにしておく
後でググってみよう
……しかし

从;゚∀从「極論だなぁ」

( ・∀・)「貴方が捻くれた持論を提示してきたからですよ」

151 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:13:22 ID:Ni2PGT/s0

( ・∀・)「さて、散々脱線してきたわけですが」

男は顔の横で、また道化じみた仕草で 人差し指でくるくるっと円を描く

从 ゚∀从「?」

その指をピンと立て、一度小さく振った
漫画なんかで出て来る、女の子が何かをキメ顔で言う時のような仕草だ
正直 目障り

( ・∀・)「あなたが長岡先輩に抱いている気持ちは、何ですか?」

( ・∀・)「アガペー? ストルゲー? それとも、エロス?」

そして意味の解らないことを言い出す
さっきの簡易説明でそれらを把握しろというのは無理のある話で、あたし自身 こいつの話を解釈しきれていなかった

152 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:14:22 ID:Ni2PGT/s0

从;゚∀从「しっ、知るかよ!!」

故に、まともな反論が咄嗟には思いつかない

( ・∀-)「一般的な色恋沙汰は、『エロス』に分類されますけどね」

从#゚∀从「あたしの先輩に対する気持ちは『尊敬』だ!肉体的なものは求めてない!!」

( ・∀・)「ほぉ……
      さて、PN.MAD-Hちゃんよりお便りです」

男は右手をひらりと翻し、一枚のはがきを取り出した
待て、何処から出した

( ´・∀-)「あたしはそこまで純情な乙女じゃない
      一人身の先輩が大学へ行ったら、どんな恋愛生活をするのか わからないわけがない
      だがそれを考えるのは不快だった
      知っている この感情が嫉妬であることくらい
      見たこともない まだ何も起きていない しかし、いずれ先輩の隣を歩く 誰か が、妬ましくてならない
      今目の前がどす黒い何かで染まるくらい 憎くてたまらな……」

从;゚∀从「待っ!待!!なんなんだお前!意味わかんねぇ!!」

顔芸を交えつつ読み上げられるそれは、あたしの 口にしたことのない葛藤の一部だった

153 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:15:09 ID:Ni2PGT/s0
勢いでソファから立ち上がったあたしを、ニコ面の男が宥める

( ・∀・)「まぁま、落ち着きなさい。ココアに魔法でもかけてあげましょうか?」

从 ゚∀从「黙れ お前なんか嫌いだ」

( ・∀・)「結構です。貴方の好意は先輩にだけ向かえばいい」

从 ゚∀从「そういう好き嫌いじゃねぇ」

( ・∀・)「はいはい」

この男、嫌いだ
徹底的に嫌いな部類だ
もう帰ろう 早く帰ろう
…………どうやって帰るんだ?

154 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:15:44 ID:Ni2PGT/s0

从 ゚∀从「帰る」

( ・∀・)「困ります。貴方の恋を成就させるのが、僕の仕事ですから」

从 ゚∀从「お前の事情なんか知るか 帰せ」

( ・∀・)「ううん……怒らせてしまいましたね
      でも駄目です。僕にもやらなきゃいけないことがある」

从#゚∀从「だから知るかってー ―――」

( ・∀・)「仕方ない。貴方には特別に、これを差し上げましょう」

男がまた何処からともなく取り出したのは、装飾を施された小さな砂時計
もう何処から出したかなんて気にしない
気にするべきは砂時計
砂は 下から上に上がっていった

男はあたしの手を取り、ちょんと砂時計を乗せた

( ・∀・)「ちゃらーん モララーの砂時計―♪」

155 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:16:04 ID:Ni2PGT/s0

なんの捻りもない名前の砂時計を見つめる
砂は重力を無視し、さらさらと上に上がっていく

从 ゚∀从「……これ、は?」

( ・∀・)「僕の自信作です。さかさま砂時計
      砂が戻っているでしょう?これ今、時間を戻しているのです」

从 ゚∀从「時間を、戻す……?」

( ・∀・)「はい。この砂が戻りきれば、時間は卒業式の日まで戻ります。
      僕はその時間に貴方を落として、仕事は終わり。あとは貴方次第です」

从;゚∀从「いきなり意味わかんねーよ。なんであたしが卒業式の日まで……」

( ^∀^)「なんだかんだ屁理屈並べてきましたけど、この方が手っ取り早いなと思ったので」

男の顔が変化する
本当に気持ち悪いくらいも笑みで、あたしに砂時計を押し付けた

156 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:16:26 ID:Ni2PGT/s0

( ・∀・)「砂も戻りきったようですし、いきましょうか」

男があたしの襟首を掴みあげる
え いきなり何この扱い

( ・∀・)「卒業式 これを逃したら次はないですからね。頑張ってくださいよ?」

从;゚∀从「意味わかんねーよ!!離せ!!」

( ・∀・)「良い情報をあげます。忘れないでください?
      貴方は一人じゃない。一人にはならない。何故なら……―――」

囁かれた言葉を最後に、あたしは暗い何処かへ放り投げられた

157 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:17:06 ID:Ni2PGT/s0

***

三月某日       ― 卒業式 ―


从’―’从「ハインちゃんおはよぉ〜」

从 -∀从「んあ?渡辺か おはよう」

从’―’从「あれれ〜?ハインちゃん元気ないよぉ〜?」

从 ゚∀从「なーんか長い夢見てたみたいでさ、頭が重いんだよ」

从’―’从「どんな夢だったのぉ?」

从 ゚∀从「あんま覚えてねーんだよなぁ……
     ニヤけ面の自称魔法使い(笑)がなんか哲学垂れ流してた」

从’―’从「なにそれこわいwwww」

158 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:17:49 ID:Ni2PGT/s0

卒業式のイベントは、式典ではない
放課後、各部の部員は卒業生を連れて部室や活動場所へ集まる
そこで先輩達の進路や意気込みを聞き、みんなで応援する
全員からのメッセージを色紙に書き集めて、先輩達に贈る
文化部では、部の特色を活かした作品なんかを送るところもあるらしい

バスケ部が集まったのは、体育館だった
先輩の中には、編み込みや刈り込みなど 卒業式の為にハジケた頭髪をした者もいた
勿論説教は済んでいるらしい

みんなそわそわしている
暗黙の了解で、最後の部会が終わるまではボタンや花などを強請ってはいけないことになっているからだ
そしてあたし自身も、内心では落ち着きを欠いていた

从 ゚∀从(長岡先輩……)

先輩はまだ来ていない
呼びに行ったツーと渡辺も、まだ戻っていない

159 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:18:10 ID:Ni2PGT/s0

( ゚∀゚)「おまたせー みんな揃ってんなぁww」

(*゚∀゚)「お待たせしましたー!!」

体育館に飛び込んできた長岡兄妹
遅れて渡辺が入ってきた

从’―’从「遅くなりました〜」

从 ゚∀从「おせーぞ渡辺ww」

从’―’从「だって長岡先輩が囲まれてたんだもぉん」

( ゚∀゚)「俺ってモテモテだからよぉwwww」

(,,゚Д゚)「モテる男は辛ぇな」

(*゚∀゚)「そのわりに兄貴彼女いないけどなーwwww」

(;゚∀゚)「ツーてめっ!」

160 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:18:32 ID:Ni2PGT/s0

囲まれていたことになにやらふつふつと感じたものはあったが、無事到着し、彼女もいないという情報に安堵してしまう
我ながら嫌な性格だ

从 ゚∀从「んじゃ、一同せいれーつ!!」


新しい部長として、場を仕切る
全員がそろうのは、これで最後だ

161 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:18:56 ID:Ni2PGT/s0

例年 男バスの卒業生には男バスから、女バスの卒業生には女バスから 色紙を渡すのが通例だ
しかし今年は、長岡先輩を始め男バスの多くが、女バスから受け取りたいと駄々をこねた

( ゚∀゚)「ほぼ一緒に活動してきたんだ ヤローから受け取るより可愛い女バスの後輩から頬赤らめて渡してほしいだろ!!」

(;,,゚Д゚)「いや、おい……」
  _
( ゚∀゚)「いーよなぁギコは!彼女はマネージャーなんだからよっ!!」

(;;,,゚Д゚)「てめっ!」

(*゚―゚)「あはははは」

( ゚∀゚)「そーゆーわけで、ほらっ!交代交代!!」

(´・ω・`)「先輩に色紙渡すとき、さりげなくお手て握ってあげる予定だったのに」

(;゚∀゚)「お前は冗談にならんからマジやめろ」

162 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:19:57 ID:Ni2PGT/s0

( ゚∀゚)「はいはいチェーンジ!んでもってちょうだーい!!」

長岡先輩の独断で決まった交換会
男バス新部長のショボンから、色紙を受け取った
そしてその相手は当然…………



从 ゚∀从「はい、先輩」

(;゚∀゚)「……え?」



そんな意表を突かれた顔すんなよ

163 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:20:28 ID:Ni2PGT/s0

从 ゚∀从「失礼な先輩ですね
忘れましたか?部長には、新しい部長からって決まってたんですよ?」

(;゚∀゚)「……まじか…ああぁぁぁ…………」

从 ゚∀从「どんだけ落ち込むんですか」

(;゚∀゚)「いやそういうわけじゃ…いやもうそういう意味でいいや ほらよ」

投げやりに先輩が寄越してきたのは、卒業生が胸に飾る真っ赤なカーネーション

从 ゚∀从「は?」

( ゚∀゚)「だから、やるっつってんだよ。いいから受け取れ」

从 ゚∀从「あ……はい…ありがとう、ございます」

何故か照れくさそうな先輩
乙女フィルターを外せば、きっとうざったそうに見えるのだろう

164 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:21:06 ID:Ni2PGT/s0

解散後、その場に残る者と、そうでない者が居て、あたしは後者の予定だった
渡辺に、体育館裏へ連れて行かれるまでは

从;゚∀从「なっ、なんだ?早速部長いびりか?」

从’―’从「ハインちゃん……」

从^―^从「頑張ってね☆」

建物の角から、遠心力をつけて放り投げられた

从;゚∀从そ 「はぁ!?」

建物の角に消えていく渡辺 その隣に並ぶツーと




タキシードを着たニヤけ面

165 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:21:37 ID:Ni2PGT/s0

あれは誰だ
私は知っている
あいつはなんだ
夢に出てきた魔法使い
なんで此処にいる


从 ゚∀从


( ^∀^)『なんだかんだ屁理屈並べてきましたけど、この方が手っ取り早いなと思ったので』


あんにゃろおぉぉぉぉ!!!!
ふざけんな ふざけんな マジ後でブッコロ…………


「うおぁっ!!」

166 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:22:00 ID:Ni2PGT/s0

从;゚∀从「おあぁっ」


しまった
気が動転していて、すっかり忘れるところだった

渡辺 ツー 男

これだけの条件がそろえば、自ずとここに連れてこられた意味が解る

( ゚∀゚)「いーっつぇー……びっくりしたじゃねーか高岡!」

長岡先輩


長岡先輩の顔が近い
何故近い
何故先輩が転んでいる…?

あたしが、倒れ掛かっているから

167 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:22:20 ID:Ni2PGT/s0

从 ゚∀从「…………」

从;゚∀从「うわあああああああっ!!」

跳び起きて距離を取る
避けているわけではないが、反射ってやつだ

(;゚∀゚)「そんなにヒくなよ 傷つくじゃねぇか……」

先輩も立ち上がり、尻や背中の土を払う

从;゚∀从「あ、あ、ご、あ……」

( ゚∀゚)「なんだよ高岡らしくねぇな  どうしたんだよ、こんなとこに呼び出して」

从;゚∀从「え?」

(;゚∀゚)「は?お前が呼んだんじゃねぇの?ツーにはそう言われたんだが」

168 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:22:53 ID:Ni2PGT/s0

なるほどなるほど
そういうことか
渡辺とツーはグルか


二人に手を組まれて、男に背中を押されている
恋愛なんて物欲の延長で、その効力は麻薬並

从 -∀从

从’―’从『長岡先輩、遠くの大学行くんだって』

先輩に好意を抱いている 切ないほどに、自覚している     言わばもう、毒は喰らった
ならばもう、毒を食わば皿までだ

从 ゚∀从

( ・∀・)『貴方は一人じゃない。一人にはならない。何故なら……―――』

男に、背中を押される

169 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:23:22 ID:Ni2PGT/s0

从 ゚∀从「……先輩、狼体育大学に行くんですよね」

( ゚∀゚)「んあ?そうだけど」

从 ゚∀从「近くに、シベリア文科大学がありますよね」

( ゚∀゚)「あぁ」

从 ゚∀从「あたし、来年からそこ狙います」

( ゚∀゚)「はぁ!?お前理系だろ!新速行けよ」

从 ゚∀从「いいんです 気合でどうにかします」

( ゚∀゚)「つか、なんでいきなり……」


从 ゚∀从「長岡先輩の、傍に居たいからです」

( ゚∀゚)

170 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:24:04 ID:Ni2PGT/s0

从 >-从

( ゚∀゚)

::从//_从::

( ゚∀゚)「……それ、マジで言ってる?」

::从//_从::「……マジ、です」

( ゚∀゚)「冗談じゃなくてか?」

从  _从

::从# _从::       ぷっちん

アタシ ドクザラ マルカジリ

171 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:24:46 ID:Ni2PGT/s0

从#゚∀从「マジだって言ってんだろーがこの野郎何回も言わせんな!!
     これで最後だからな!耳かっぽじってよぉ〜く聞け!!」

(;゚∀゚)

从#゚∀从9m 「あたしは、長岡先輩が好きなんだ!!」

覚悟は決めた
火蓋も切った
あとは胸の内を、晒すだけ

从#゚∀从「冗談とかいうな!!あたしだって今必死に考えてこの結論出したんだ!!
     あたしは先輩が好きだ!麻薬的とか関係あるか!」

从#゚∀从「あたしは先輩の傍に居たい!傍に居たい!!
     狼になんか入れないのはわかってる!だからせめて、だからせめて
     一番近い大学 シベリア文科大学に…………」

( ゚∀゚)「ハイン、落ち着け てか麻薬的とかなんだ」

从#;∀从「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

172 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:25:55 ID:Ni2PGT/s0

( ゚∀゚)

( -∀-)「……モテる男は辛いねぇ」

( ゚∀゚)「高岡 お前、狼に来い。」

从 ;∀从「はぁ? やだ、行きたくない!……先輩が女の子追っかけ回してる姿なんて……」

(;゚∀゚)「お前の脳内の俺はどんな奴だよ  あと……さっき、花やったろ」

从 ;∀从「あ…あ゛い……」

( ゚∀゚)「赤いカーネーションの花言葉、知ってるかぁ?」

从 ;∀从「しらねぇよ……」

( ゚∀゚)「…………『きよらかな慕情 純粋な愛 』」

173 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:27:36 ID:Ni2PGT/s0

从 ゚∀从「は?」
_
( ゚∀゚)「言わせんな恥ずかしい!! 慕情!恋い慕う気持ち!!」
  _
(  ∀)「何言ってんだ俺!何言わせてんだてめぇ!!恥ずかしいじゃねぇか!!」

从 ゚∀从「……長岡先輩、あt…」

( ゚∀゚)「待て!ここは男として俺から言わせろ!!」

( ゚∀゚)「俺は、ずっとお前が好きだったんだ!!」

从 ゚∀从「えぇっ!?」

( ゚∀゚)「何時からとかわかんねぇけどよっ!気ぃついたら目で追ってるしよ!
     ツー構いに行くふりして女バスに混ざってよ!ついでにお前いじってよ!
     それが楽しくて、でも……」

( ゚∀゚)「伝え越しに聞いたんだ  お前が、『恋愛』そのものを否定してるって
     ……俺、こう見えてチキンだからよ。その……恐くて……」

174 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:28:13 ID:Ni2PGT/s0

先輩も胸の内を晒すように、息継ぎもそこそこに捲し立てる
後半は項垂れ、声も絞り出すように苦しそうなものへとなっていった

从 ゚∀从「……先輩……」

( ゚∀゚)「俺、自分で言っちゃなんだけど、結構モテるんだぜ…!
     だから、大学行ったら荒れると思ってんだ」
  _,
从 ゚∀从「…………」

( ゚∀゚)「だからよ、言い方悪いんだが……俺を繋いどいてくんねぇかな?」

从 ゚∀从「……つ?」

( ゚∀゚)「お前が狼に来てくれるなら、俺、一年くらいちゃんと待つからよ」

从 ゚∀从「……それ、って…………?」

( ゚∀゚)「あぁ……」

175 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:28:51 ID:Ni2PGT/s0


( ゚∀゚)「こんな奴でよけりゃあ、お前の隣を歩かしてくれ」






( ・∀・)『何故なら、貴方と共に歩みたいと思っている人がいるから』

176 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:31:24 ID:Ni2PGT/s0

***

三月某日       ―部活にて―

从’―’从「ハインちゃーん!長岡先輩来たよぉ〜!」

从;゚∀从「えっ!?」

(*゚∀゚)「隙ありぃっ!!」

从;゚∀从「あっツーてめっ!!渡辺も試合中に話しかけんなばかぁああ!!」

( ゚∀゚)「ちゃんと見てるからなー!ミスすんなよーwwww」

从;゚∀从「それなんてプレッシャー!?」

177 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 20:31:47 ID:6DaKlZakO
これぞ少女小説

178 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:31:55 ID:Ni2PGT/s0

長岡先輩は大学近くのアパートに引っ越した
引っ越しを手伝ったら、ご褒美だって言って合鍵をもらえた
少しして落ち着いて、今日、やっと部活に顔を出せた

で、今 こうして羞恥プレイ真っ最中である
でも心の広いあたしは 拳をしまって許してやろうと思う
数少ない 先輩に会える機会だから
先輩があたしをみている
恥ずかしいけど、幸せなんだ

所有欲 独占欲
今のあたしは、満足している
だって、あたしは今幸せで  あたしが先輩を見ると、先輩が幸せになってくれるから



( ・∀・)恋実れ!のようです          Case 1:高岡ハイン 了

179 ◆zynqho4iRI :2011/04/16(土) 20:33:10 ID:Ni2PGT/s0
以上です!!
長ぇぇぇぇぇぇ

アンカーお願いします!

180 ◆LgksaGRSG2 :2011/04/16(土) 20:34:24 ID:kU5xDoIA0
乙です 少女漫画の王道って感じですね

181 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 20:34:50 ID:ALCQqgqo0
まさに清清しいほどの少女漫画っぷりでした! 乙!

182 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 20:35:09 ID:RPoHcvr2O
乙です!にやにやしてしまったぜwww

183 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 20:35:20 ID:HXcW0AKA0
乙です。みんなうめえなチクショウ

184 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:37:46 ID:/NA5BojM0
乙でした
次から行きまあくぁw背drftgy富士子lp;@:

185 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:38:58 ID:/NA5BojM0


春風薫る卯月。



自然界では恋の季節というらしい。
ならば此処、美府市に恋を運ぶはヒバリかウグイスか。
彼らは市の中心にあるヒバリ山に居を構えているという。


桜の名所でもあるここヒバリ山は、毎年四月になると市民が賑わう宴会場へと様変わりする。
山の頂上へと続く桜のトンネル坂を抜けると宴の場となる市立公園が現れ、それを越えれば美府高校が現れる。



o川*゚ O゚)o 「うわぁ……」



包み込まれるような桜吹雪に、思わず感嘆の声が漏れた。
突き貫けるような晴天と新緑に包まれたヒバリ山。それらの手前には校舎の白壁がある。
青、緑、白が成す自然のトリコロールを背景にして、ピンク色の欠片達が楽しげに宙に遊んでいた。


今日から3年間。私こと、素直キュートはこの美府高校に通うのだ。

186 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:40:08 ID:/NA5BojM0

『感嘆』などと小難しいを単語を使ったのは受験勉強の名残であり、
私がそれなりに努力して入った学校だというのがうかがい知れるだろう。


美府高校は今年で創立30年を迎える市内有数の進学校だ。
この高校に入れたことは、私にとって幾重もの偶然が重なった奇跡の賜物と言ってもいい。
鉛筆を転がした回数を鑑みれば、その奇跡の確率は(1/6)の30乗を上回るだろう。
お姉ちゃんが試験当日の朝に持たせてくれた合格鉛筆様々である。



o川*゚ー゚)o (私やったよお姉ちゃん……!)



見上げる校舎は、幾重もの改修を経て創立時と変わらぬ輝きを放ち続けている。
未だ熟さぬ私には、まばゆいほどに白く、荘厳な校舎。


私は、その校門の前で歩みを止めた。

体が震えているのは、まだ肌寒い気候のせいだけではないだろう。
かといって、気合を入れた膝上15センチのミニスカのせいでもない。

187 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:43:35 ID:/NA5BojM0
私がこれから踏み出す一歩――――。


これは、人類にとっては小さな一歩だが、私にとって偉大な飛躍となるのだ。


o川*- o-)o (落ち着け……私…………)


手がむき出しの腿に触れる。
不意の冷たさに、コブシを握っていることに気が付いた。

イカンイカン!深呼吸だ!深呼吸……、深呼吸……。

今日は姉さんに貰った桜色の髪留めをしている。お気に入りのやつである。
今日の私はかわいいのだ!


o川*゚ー゚)o 「よし……!」


顔を。
目を。
ほころんだ手を。

自分自身を前に向けて、私は小さな一歩を踏み出す。

私はそうして、高校生への境界を踏み越えたのだ。

188 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:45:24 ID:/NA5BojM0
――――そのとき。



これからの私を後押しする、再びの桜吹雪の中で。



....o川*゚ー゚)o



ピンクの欠片を従えて、隣を通り過ぎる――――眩しい、影。


( :::∀:::)


それは余りにも、颯爽としていて。
余りにも、まぶしくて。



o川*゚ o゚)o



余りにも――言葉にできなくて――――。

189 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:50:39 ID:/NA5BojM0
私は、なびく髪の向こう側から彼の影を覗くことしかできなかった。

そして昂ぶる――私の中の、まだ幼い何か。



o川*゚ O゚)o


それに従い、体は反応する。
鼓動が高まり、酸素を求めて深く息を吸い込もうとする――――


o川*゚ ・・゚)=3



::o川*~ ・・~)o::



――――と、なびく髪が……、髪が、ははなは鼻にににに……!




o川*>д<)o;゚+.:. 「ぶぇっくしょーいっ!!」

190 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:53:05 ID:/NA5BojM0
涙が!!

唾が!!

鼻水が!!!!


朝日を煌めかせながら飛散して、私の醜態を輝かしいものとする。


  ざわ……               (-_-;)
             (゚、゚;トソン

           ざわざわっ……
 ミセ;*゚ー゚)リ
                      (;´ー`)



思わぬミラーボール効果で衆人注目を一身に浴びてしまった……。
これはもはや、可愛い新入生を演じたい入学初日としては大失敗――台無しの部類に入るだろう。



o川*うー;)o「ゔ〜。クシャミしたら花粉症が――」



カッコつけてマスクして来なかったのが仇になった。薬なんか効かないじゃんおねえちゃんの嘘つき!
人体的に顔から出せる汁全てを垂れ流しているのがわかる。うぅ、カッコ悪いよぉ……。

191 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:55:19 ID:/NA5BojM0

「大丈夫ですか?」


――男子の声!


声変わりが終わったばかりのハスキーな声――でもよくある雑な感じじゃない。落ち着いた声。


o川*;д;)o「ら、らいじょうふれす……!」


どんな顔をしているのか興味があったけど、下を向いている私には影しか見えない。


でも……、その影が近寄って来る!!

やだ!見ないで!
キューちゃん鼻水なんてホントは出ないの!

ホントに汁的なものなんか一切出ない綺麗なカラダなんだようっ!!

192 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 20:57:47 ID:Z5dhWwzU0
アイドルはウンコなんてしない

193 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 20:58:19 ID:/NA5BojM0


o川*;д;)o(ええと、ハンカチは……)



現実的にはダダ漏れの汁。
それを拭うべくポケットを漁るも――ポケットには何もない。


o川*;д;)oそ (しまった!!)


髪留めを借りるのに気を取られて、ハンカチもティッシュも忘れてきたようだ。

鞄をひっくり返していたら、クスクスという声が聞こえてきた。
頭が真っ白になる私……。


o川*;、 ;)o


私の目から新たな涙がにじみ出る。

これは、この涙は……、きっと花粉症のせいではない。
その証拠に鼻の頭がツンとした。


それでも惰性で鞄を探る作業を続ける私。
何やってんだ、私……。

194 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:01:26 ID:/NA5BojM0


「使ってください」


――今度差し出されたのはハンカチ。
先ほどの男子の声だ。

華奢な彼の手の上に桜色のマーブル模様のサテンチーフが乗っていた。
手に取ると、すぐに高価な物だとわかる手触りがした。

ふと、私の頭にベタな人物が浮かぶ。

それは、子供の頃に少女マンガで憧れた白馬に乗った王子様。
チーフタイが似合うような、紳士的な王子様。

この紳士的な彼も、きっとそんな人なんだろうな。
白馬には乗っていないのだろうけど。

195 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:04:19 ID:/NA5BojM0
乙女の危機の如き醜態を晒した私は、少女マンガの夢を見た。

現実に戻るため、マーブル模様のハンカチで顔を拭う。
彼の方に顔を向けると、私が気にしているのを察して顔を逸らしていてくれた。



o川*∩ー゚)o「ありがとう……」



彼の横顔を覗くが、その顔は涙でぼやけて見えた。



(:::::::::::::)



すっきりとした印象と、清潔感ある頭に、柔和な物腰。
私が今まであったどんな人よりも、その男子は紳士的だった。

196 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:05:10 ID:/NA5BojM0

「じゃあ僕、行きますから。それ、そのまま使ってくれていいので」


o川*;゚ー゚)o「あ、待って――」


私にだって常識くらいはある。せめてお礼くらいしたい。

顔と名前、そしてあわよくば……。
いやいや、待て待て。それだけで十分だ。十分のはずだ。

197 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:06:37 ID:/NA5BojM0
徐々にクリアになる私の視界。



(::::::::::::・)


o川*゚ o゚)o



瞳に写ったその人は、想像通りの――――



(:::::::`)∀・)

   _,
o川*゚д゚)o

198 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:07:47 ID:Ni2PGT/s0
wwww

199 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:07:57 ID:/NA5BojM0

――期待通…りの王子……様……?


....( 'A`)・)


o川#*゚皿゚)o 「って不細工ジャマだぁーっ!」

   て
(;'A`)そ 「ご、ごめんさな……、ってひどっ!?」



私の王子様とのファーストコンタクトは、これまで見たどんな不細工よりも不細工な男子に阻まれた。


( ・∀・) 「?」






木|
木|::::::)ξフフフ……
木⊂ノ
木|

200 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:09:16 ID:RPoHcvr2O
>これまで見たどんな不細工よりも不細工な男子
ひでぇwwwwww

201 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:10:21 ID:/NA5BojM0







   o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです





         第一話「春風と王子様」






.

202 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:11:17 ID:/NA5BojM0
気ダルい陽射しと程よい満腹感が春眠へと誘う昼休み。


ここは美府高校1年9組。
南校舎の3階。日当たり良好。

この教室の中央最後尾が私の席だ。



私は、背の順では真ん中よりちょっと前に並んでいるため、
勉強のことを考えれば決して良い席とは言い難い。
実際、黒板を写す際は少し体を傾けて前を覗いている。


だがしかし、私こと素直キュートはこの席を大変気に入っている。
その理由とは――――。



( ・∀・)「ははは。そだねー。臭いよねー」



彼、モララー君だ。

203 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:12:37 ID:/NA5BojM0

いつもみんなの中心にいて、爽やかに笑う彼。


春風のように爽やかに。軽やかに。
それでいて円やかで、艶やかでありしなやかでもある。


そんな彼の席は、何を隠そう私の隣の隣なのである。




o川*~ー~)o 「いやぁ、眼福ですなぁー。朝の活力剤ですなぁー」

('、`*川 「ババ臭いわね……。あんた、あーゆーのが好みだっけ?」

o川;*゚ー゚)o 「ペニ子ちゃん!やだよぅ、私また声に出てた!?」

('、`*川 「ダダ漏れよ。ていうか、あんたその呼び方したら今度こそ縁切るからね」

o川*>ー<)o 「もう!やだよぅ、ペニ子ちゃんたら、いけず!」



この子はペニサス伊藤ちゃん。
通称『ペニ子ちゃん』。中学からの親友だ。

204 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:22:47 ID:bloREBfg0
ど、どうしたの!? 強盗に襲われてるの!?

205 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:27:14 ID:RPoHcvr2O
まさかξ゚∀゚)ξに…

206 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:31:04 ID:QUmhBmS20
奴はとんでもないものを盗んで行きました……

207 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:32:57 ID:Z5dhWwzU0
S H I T !

208 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:33:37 ID:/NA5BojM0
折角私があだ名付けてあげたのに、
本人は頑なに完全拒否の姿勢を3年間貫いている。

コケティッシュでいいと思うんだけどなぁ……。



o川*^ー^)o 「そんなこと言ってペニ子ちゃんとっても優しいんだよねー?次の英語のノート見せて!」

('、`*;川 「コラッ、抱きつくなみっともない。放しなさいよみせてあげるからマッタク……」

o川*~ー~)o 「ありがとー。これで目の保養もうできるよー」

('、`*;川 「まったく。あんた長生きするよ……」

209 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:34:53 ID:/NA5BojM0
( ・∀・)「臭すぎるよねー」

o川*~ー~)o 「あ〜、モララーく〜ん。なんであんなにカッコいいの〜」


ガラッ


.....('A`)・)

o川#*゚益゚)o 「だぁから邪魔だぁあぁっってっっ、ぶぁあああ!!」

(;'A`)そ 「ご、ごめんなさっ!!」

o川*゚ー゚)o 「あはは。まーた謝ってwwww鬱田くんおはよー今日も顔色紫だよー」

(;'A`)「いや、そこまで酷くはないでしょう」


せめて青でお願いします。
そう言いながら私の席に着いた彼は鬱田君という。

今はもう鞄から教科書を取り出している。
そつ無く動くのが数少ない彼の特徴だ。

それともう一つ――――。

210 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:35:18 ID:/NA5BojM0
('、`*;川 「アンタ、よく平気ね。あの”顔面モザイク”鬱田と」ヒソヒソ

o川*゚ー゚)o 「いい人だよ?ペニ子ちゃんいないときとか宿題見せてくれるし。たまにお菓子くれるし」

o川;*-ー-)o 「ま、最初見たときはビビッたけどね。申し訳ないけど」ヒソヒソ

('、`*川 「私は今だに抵抗あるわ。アンタやっぱ大物になるよ……」



この上ないほどお顔の形状がよろしくないのだ。


('A`)「?」

211 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:36:28 ID:7aABp77c0
よかった! てっきり残像になったのかと・・・キュートだけに

212 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:37:14 ID:/NA5BojM0
>>209
誤植です。

> そう言いながら私の席に着いた彼は鬱田君という。

そう言いながら私の隣の席に着いた彼は鬱田君という。

213 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:40:13 ID:/NA5BojM0
('A`)「あの、そういえば素直さん。先輩が呼んでたんですけど」

o川*゚ー゚)o「んー?どの人?」

('A`)「あの女の人――あれ?さっきまであそこにいたんですが……」


そう言って廊下を振り返る鬱田君の背中のど真ん中には、
なぜかA4のレポート用紙が貼り付けてあった。


私が指摘すると、
鬱田君は『おわあああっ!?』とベタな叫びを上げて教室の注目を攫った。

余り言い意味での注目ではない。
クスクスという暗い嘲笑が聞こえる。非常に嫌な気分だ。



なにしろ、彼は悪い人ではないのだ。
無害であり、むしろ良い人、善人の部類に入る。

彼のような人が、顔の造りのみを理由にして嘲笑を受ける謂れは無い。
だから、席が隣という縁も相まって、私は積極的に彼に話しかけるようにしている。


o川*゚ー゚)o 「鬱田君、それ何の紙だったの?」

(;'A`)「ええと、なんだろ……?」

214 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:43:25 ID:/NA5BojM0
だが、もう一人。
このクラスには、彼に話かける人がいる。

その人も、彼と席が隣という縁があって彼の人間性に触れたのだろう。
人の内面で物事を図ることができるその人を、私は好ましく思っている。



....( ・∀・) 「鬱田君、なにその紙?クラブの勧誘チラシじゃないの?」

(;'A`)ゞ「モララー君……。いや、入部案内につかまっちゃっいまして」

o川*^ー゚)o 「鬱田くん押しに弱そうだからwwww」

215 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:45:25 ID:/NA5BojM0
私達はしばらくクラブ談義に花を咲かせた。


            ('A`)
o川*゚ o゚)o彡゚           (・∀・ )




どんなクラブがあるか、中学時代は何をしていたか


          ('A`)そ
o川*゚ー゚)o           m9(・∀・ )




趣味は何か、入りたいクラブはあるか。


          ('A`*)ゞ
o川*^ー^)o           (^∀^ )




一通り話した後、私はがチラシに何か書いてあることに気付く。

216 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:45:58 ID:/NA5BojM0
o川*゚ー゚)o 「えーとなになに……」

o川*゚ー゚)o 「来ぃ、たぁ、れ……ブ-ン、芸、部……。素直キュートよ……、歓迎するぅ……!?」

o川;*゚O゚)oそ 「え゙ー!なんで私!?」

('A`)「ああ、これさっき言ってた先輩からですよ。なんでも入学式の日に素直さんに目をつけたとか」
     _,
σ川;*゚〜゚)o「んー、めんどいなぁ……」

('A`)「まぁ、強制ではないでしょうし。良いんじゃないですかね」

(;・∀・) 「……」

217 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:46:42 ID:/NA5BojM0
('A`)「ん?どうしたんですかモララー君?」

(; ∀ ) 「す、素直さん……。これ、今のうちに行っておかないと後々厄介になると思う……」

o川*゚ー゚)o 「モララー君このクラブ知ってるの?」

(;・∀・) 「は、ははははははははは!!」

(;・∀・) 「いやいや!まさか!シラナイシラナイよ。このクラブはね、知らない」

('A`)「……」


明らかに何か知っていそうなモララー君。
嘘のつけない所もカワイラシイ……・。


o川*~ー~)o

218 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:48:05 ID:/NA5BojM0
って待てよ!


o川*゚ O゚)oそ


もしやこれは千載一遇のちゃんーす!というやつではないのか!?


o川;*>3<)o 「つ……、つつつつっ……!!」

o川*>д<)o 「連れてってくだしあ!!!」

('A`)「えっ?あ、はい!僕でよければ……」

o川*゚д゚)o

('A`)

o川*゚Д゚)o

(;'A`)「あ、あれ?僕変なこと言いました?」

o(゚ー゚*;|||彡川;*゚ー゚)o 「あれ?あれあれ?モララー君は?」

('A`)「……ネーヨ君達に呼ばれて向こう行っちゃいましたけど」


鬱田君が指差す方向を見ると、男子達に囲まれたモララー君が拝み手をして謝っていた。
まったく人気者さんめ。でもそこがまた……////

219 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:48:48 ID:/NA5BojM0
仲良しのペニ子ちゃんは、お顔のよろしくない男子が近寄ると
ジンマシンが出るという奇病のため、クラスの女子達と駄弁っている。

サクラ×ダンゴか、ダンゴ×サクラか喧々諤々議論する声がここまで聞こえる。ご熱心なことだ。
ちなみに私は、どちらかといえばみたらし団が好きだ。


o川*゚ー゚)o 「仕方ない、鬱田君でいーや。行こ?」

('A`)「ええ。行きましょう」





チラシによれば、ブーン芸部のあるのは第2クラブハウス。通称、文化部棟だ。
二人で北校舎の渡り廊下を北へ、山側へと向かう。


.....o川*゚ー゚)o 「そういえばさ、都合大丈夫だった?」

.....('A`)ゞ「まぁ、僕が言伝を請けたのが原因ではあるので」


嫌だという顔一つせず、頭を掻きつつ申し訳なさそうにしている。
彼はポーズだけでなく、本当に、心の底から申し訳ないと思っているのだ。
これが鬱田君が鬱田君たる所以である。モララー君と私が彼と仲良くなりたいのはそれ故だ。

220 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:50:16 ID:/NA5BojM0

o川*゚ー゚)o 「んーと……、どっちだっけ?」

.....('A`)つ□「チラシの地図によればこっちみたいですね……」




南側のグラウンドに面して騒がしく汗臭い体育会系の第1クラブハウスとは対照的に、
北側の山に面した第2クラブハウスは人気が無く埃臭い。

『ブ-ン芸部』があるのは、そんな第2クラブハウスの中でも更に人気の無い、2階の角部屋だった。



o川*゚ー゚)o 「でもちょっと静か過ぎるよ……。耳痛いし……」

o川*゚ー゚)o(こんなとこにホントにクラブあるのかな……?)

o川*゚ー゚)o「……」

o川;*゚д゚)oそ 「もしや……!」

221 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:51:08 ID:/NA5BojM0
〜〜〜〜


  ガラッ


  ('A`)「連れて来ましたよ先輩。ドゥフフwww絶世の美少女ですぜwwww」

  (’e’) 「おーおーwwwwこいつぁ筆舌にし難いほどの絶世の美少女だぜwwww」

  ::('A`)::「は、早くやっちまいましょうよ、先輩!俺、こんな絶世の美少女見てたらおかしくなっちまう……!」

  ::(’e’)::「そうだな、絶世の美少女だもんなwwwww」


〜〜〜〜



::o川;*゚д゚)o:: (なんてことに……!!アワワワワ…、キューちゃん絶世の美少女すぎるから……!!)

222 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:53:05 ID:/NA5BojM0

('A`)「……素直さん?入りますよ?」

::o川i|| д )o:: 「ごめんなさい……、絶世過ぎてごめんなさい……」

('A`)「(絶世?)失礼しまーす」



ガラッ




o川#*>Д<)o 「イイイイヤアアアアアアアアアアアア!!!」






「騒がしいわね」




予想に反して、私達を出迎えたのは気位の高そうな女の声だった。

223 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:55:27 ID:QUmhBmS20
絶世の美少女なら仕方ない

224 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:56:28 ID:/NA5BojM0
――――薄暗い室内。

カーテンがそよ風の拍子で舞い踊る。

黄みがかった木漏れ日が、その調べに合わせてミラーボールのように彼女を照らし、
栗毛色の髪を金色に染めてみせる。
艶やかで、柔らかいパーマが風にそよいだ。


ξ:::::::::)ξ


私達に背を向けて座っている。
おそらく彼女は窓際で風を楽しみながら本を読んでいたのだろう。
振り向く角度が増すたびに、白い肌が陽に透けて煌く。


ξ:::::::゚)ξ







('A`)「……」ゴクリ

o川*゚ o゚)o「うわぁ、きれ――――」

225 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:56:50 ID:/NA5BojM0










ξ ^ω^)ξ「ようこそ、ブーン芸部へ。歓迎するわ」










.

226 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:58:19 ID:/NA5BojM0


    o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです
 
       第一話「春風と王子様」  おわり

227 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 21:58:34 ID:QUmhBmS20
今こそ言わせてもらおう

ちょwww

228 ◆VOtiJUkl0U :2011/04/16(土) 21:59:42 ID:/NA5BojM0
以上です。


途中オチてゴメンナサイ。
ぶっといアンカーおねがいいいいいいいいい!!!

229 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 22:00:47 ID:RPoHcvr2O
ちょwwwツンちゃんかと思ったのにwww

230 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 22:01:22 ID:7aABp77c0
どういうことなのwwwwwwwwww

231 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 22:04:27 ID:Ni2PGT/s0
乙wwww
ある意味次回が楽しみな展開
次ぶっといアンカー控えてたっけ?

232 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 22:04:30 ID:rbpbPEfo0
ちょwwwwwwwwwwww

233 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 22:08:28 ID:RPoHcvr2O
乙www
クラブものって好きだ。続き楽しみ

234 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 22:11:29 ID:hk9LRGgA0
乙! 最初から一気に読んだ。各作品のバランスがいい感じに交わってるね!
ラスあるなら期待

235 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 22:12:58 ID:7aABp77c0
★☆★巻末目次ページ★☆★
それでも幸せなようです >>2-43

巻末コメント:退職したら上司と殴り合いになりました。結果TKO勝ちです。

ξ゚∀゚)ξ神風強盗ジョルジュのようです >>51-86

巻末コメント:退職しました 結果オナニーが一日2回から3回に増えました(本当)

(-_-)素晴らしい世界のようです  >>92-127

巻末コメント:しばらく投下なかったら双子の兄に食われたと思って下さい。(性的な意味ではなく)

( ・∀・)恋実れ!のようです >>133-179

巻末コメント:退職願を受理する上司が休みでしたあばばばば

o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです 第一話「春風と王子様」  >>184-226

巻末コメント:途中落ちてホントゴメンナサイ。ていうか全然書き進まなくてごめんなさい。
         ほうじ茶ラテ飲んで乙女修行してきます。


◆次回は来月の第三土曜日を予定しています!
 参加してくださった作者様ならびに読んでくださった読者様に多大なる感謝を!

このスレは次回も使いますので是非作品に関するご意見・ご感想、そして励ましのレスをお願いします!

それと随時参加者募集中です。詳しくはhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37256/1300820545/ までお越しください!
全裸の紳士が貴方を待っています。次の表紙を担うのは君だ!!

236 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/16(土) 22:15:21 ID:7aABp77c0
よっしゃー!!これで今月はおしまいです。
次回のお話で気になることがあったら企画スレで質問してください!!

今回の企画で唯一失敗があるとするなら、読んでて自分の青春と比べてむなしくなる点だと思います。

237 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/04/17(日) 01:10:28 ID:/SL0GQosO
泣いたり笑ったりときめいたり、読んでると忙しくなるスレだ……
乙!

238 読者 :2011/04/17(日) 02:03:33 ID:pgbLDxM20
作者の皆様お疲れ様っした!!
それでも幸せなでにこやかに入り、ジョルジュ子で( ゚д゚ )になり、
素晴らしい世界で透き通るような情景を思い浮べ、恋実れ!でニヤニヤし、
隣の隣の王子様でξ ^ω^)ξちょwww、と読み終えました。

想像していたよりずっとまとまってて面白いスレになったと思います。
ゆっくりでも継続して刊行していって欲しいです。
今回の作者様方、及びまだ見ぬ作者様達の次回作に期待(・∀・)!!

240 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/11(水) 22:13:34 ID:IWiRAizg0
5月号を楽しみにしている俺ガイル

241 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 14:27:47 ID:ggFStVgMO
俺は、何か
彼女は、何か
俺とは、何か
彼女とは、何か

貴方の笑う顔が、俺は大好きだ
貴方の幸せが、俺の幸せだ
貴方が幸せになるのに、もう俺は必要ないならば
俺は貴方の幸せを 願おう
貴方に最後のプレゼント
▼・ェ・▼
俺に全く似てないけれども
全てをこいつに託すから
貴方はこれを持って
誰かと幸せになればいい

月刊少女小説ξ ^ω^)ξちょwwwwのようです 5月号
予告編

5月21日 午後6時 刊行

会場:http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37256/1302944414/
企画:http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37256/1300820545/


今夜開催
あなたの乙女心をくすぐる作品を、探しに来てください


☆参加者の方へ
最終確認参加宣言を、企画スレの方にお願い致します

242 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 18:00:34 ID:ggFStVgMO

それでは、 『月刊少女小説ξ ^ω^)ξちょwwwwのようです 五月号』 刊行致します

http://c2.upup.be/jE2vsIhQ7F


ごゆっくりお楽しみ下さい
まとめ様:http://sogomatome.blog104.fc2.com/


☆参加者の方へ
投下の開始と終了時に、それぞれ宣言をお願いいたします
また、投下終了後、企画スレの方へ、作品名と巻末コメントの掲載をお願いします
kwskはこちらの方でご確認下さい
http://hinagatawwww.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC

243 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:07:30 ID:vYplbEBU0
遅くなってすみません!
投下させてもらいます

244 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:08:44 ID:vYplbEBU0
 
 わたし、確かに恋してました。


  三三(; ・∀・)


ξ*゚⊿゚)ξ 「キャー!」

(*゚ー゚) 「モララー先輩ー! かっこいー!」

ζ(゚ロ゚*ζ 「……」 ドキドキ

Σ('、`*川 「パス通った……えっ、あの距離から?」


ζ(゚ー゚*ζ (いけっ、シュート!)

.

245 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:09:13 ID:vYplbEBU0
 
ξ*゚皿゚)ξ 「入っとわあああああああああああ!?」

(゚△゚*川 「うっおおおおおおおお!?」

(*>ー<)ノシ 「すげえええええええ──!」


ζ(゚ワ゚*ζ 「───!」


 (((; ´∀`)ノ d(・∀・ ;)   (^ω^ )三三


 サッカー部のエース、モララー先輩に。




    −− ζ(゚ー゚*ζ こいをかなえるおにんぎょう! のようです −−


.

246 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:10:49 ID:vYplbEBU0
 
ξ*´〜`)ξ 「はぁぁ〜。 先輩ほんっとい〜わ〜」

(*´¬`) 「DNAの奇跡よね〜」

ζ(´ー`*ζ 「……うん。 かっこいいね」 ボケー


('、`*川 「あれ?」

ζ(゚ー゚*ζ 「ん?」


゙('、`*川 「デレ、あたしが前聞いた時は、別にーって感じだったじゃん。
      どんな心境の変化?」

Σζ(゚ο゚*;ζ 「えっ!? あ、その……!」

.

247 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:11:38 ID:vYplbEBU0
 
('ー`*川 「やっと気づいた? 先輩のミ・リョ・ク・に?」

ζ(゚ー゚*;ζ 「う、うーんと……やっぱりよくわかんないかも?」
 σ


ξ#゚⊿゚)ξ 「はぁー? ちょっとアンタ何様!?」

(#*゚ー゚) 「ぜーたく言ってんじゃねー! モララーさんディスってっとぶっとばすぞ!」

Σζ(゚ο゚*;ζ 「ご、ごめん! そういうワケじゃなくって……」


゙d('、`*川 「まあいいじゃない。 ライバルは一人でも少ないほうがいいしっ」
  _,
ξ゚⊿゚)ξ 「そりゃそうだけどさー」

(*゚ー゚) 「先輩で射程外って……どんだけゼータクなのアンタ!」

ζ(゚д゚*;ζ (あ、あぶないあぶない、気づかれるトコだった)

.

248 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:11:54 ID:ggFStVgMO
あぁよかった…!
支援

249 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:12:28 ID:vYplbEBU0
  _,
ξ゚ 3゚)ξσ 「……B専?」

(*゚ー゚) 「あー、なんかそういうツラしてるよね」

ζ(゚、゚*;ζ 「ひどーい!」


('、`*川 「現れるのかしらね、デレさんのお目がねに適う人は?」

ζ(゚ー゚*ζ 「べつに理想が高いってわけじゃないんだけどね……」


ζ(-、-*;ζ (うう……私だって先輩のこと……大好きなのに……)

.

250 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:14:16 ID:vYplbEBU0
 
(*゚ー゚) 「今どんくらいいんのかなー? 先輩のファン」

ξ゚⊿゚)ξ 「さーねー。 非公式のファンクラブもあるくらいだしー?」

('、`*川 「もはや考えたくもないわね……」


ζ(゚、゚*ζ (……そう。 この学園の中に、ライバルはいーっぱい)

ζ(-、-*ζ (先輩の周りは、キレイな娘たちがいっつも取り巻いてるんだ。
        それにカレは私の名前すら知らない。
        とってもとっても遠い存在なの)


  (((・∀・ )゙ 「──」 チラッ


Σζ(゚ロ゚*ζ 「!」

Σξ*゚皿゚)ξσ 「きゃああああ! ちょっ、ほらッ!?」

(*>ー<) 「こっち! 今こっち見たよねー!?」

.

251 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:15:31 ID:vYplbEBU0
 
         (((   ・)


('ヮ`*川 「後姿までイケメンだね〜。 眼福眼福」

('、`*川 「ん?」


ζ(/ロ/*ζ 「…………」 ポケー

('、`*;川 「ちょっ、おーい、デレー?」


ξ*゚∀、゚)ξ 「  」 ホゲー

(*´ q`) 「  」 ボエー


('д`*;川 「……こっちも」


ζ(/。/*ζ 「……」


 ──目が合った。
 それだけのことなのに、すっごくドキドキする。

 私、しあわせです。
 いつかきっと、この恋が叶うといいな。

 モララー先輩。


.

252 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:15:54 ID:.Tn74H66O
ショボ辺さんのアナルバイブに噴いたwwwww
そしてwktkしえん!

253 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:17:36 ID:vYplbEBU0
 

 ※ ※ ※


 かえりみち。


ε-ζ(-。-*ζ 「はぁ〜……」

ζ(-、-*ζ 「先輩……今日もかっこよかったな」


 目を閉じればまぶたの裏に浮かんでくる。
 華麗にシュートを決めたあのシーン。
 そして、振り向きざまに私のほうへ向けられた、カレの視線。


ζ(´ー`*ζ (……放課後、サッカー部の応援に誘われたとき、断らなくて良かったぁ)


 端正な顔立ちに輝く汗。
 今日もモララー先輩はとっても魅力的でした。

.

254 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:18:10 ID:OwUTQ2uQ0
あーなんか童心にかえるわ いいね

255 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:18:23 ID:vYplbEBU0
 
ζ( − *ζ (いつか届くといいな、私の気持ち)


 けれど、心のどこかでわかってる。  それはとっても難しいのだということ。
 残念なことに、部活も学年も違う私とモララー先輩に、接点は乏しい。

 カレのことを想いながらてくてく歩いているうち、ふと道の端に目がとまった。


゙ζ(゚、゚*ζ 「あれ?」


 道路わきの草むらから、なにかがひょっこり顔を出している。

.

256 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:20:13 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚o ゚*ζ (……おにんぎょう?)


 ひろいあげてみた。

 つぶらな瞳にねこの耳。 ふっくらふくらんだほっぺ。
 毛糸でできた、てのひらサイズのそれは、
 お世辞にも精巧なつくりとはいえないけれど、なかなかどうして愛嬌がある。


ζ(゚ー゚*ζ (ぬいぐるみ、じゃないよね。 ブードゥー人形みたい)


 しろいフェルトの名札には、『 こいのぽぽちゃんにんぎょう 』 と書いてある。
 どのくらい前から落ちていたんだろう。 すごく汚れてる。

 誰が落としたのかはわからないけど、このまま放っておくのもかわいそう。
 私は 『 ぽぽちゃんにんぎょう 』 の土を払うと、バッグに入れて持ち帰った。

.

257 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:21:21 ID:vYplbEBU0
 

 ※ ※ ※


 その日の夜。


ζ(゚ロ゚*;ζ 「────」 ガシャン


 私はこれまで生きてきた十数年のうち、一番のびっくりを目の当たりにしていた。


        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩∧ ∧ *     ぽ!
      + (*‘ω‘ *) *。+゚
      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・' ゚_ゝ +゚
       ☆   v 。*゚
        `・+。*・ ゚


 えっと……その。
 机の上でくるくる回っているそれは。
 他でもない、拾ってきたぽぽちゃん人形で。

.

258 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:22:26 ID:vYplbEBU0
 
(*‘ω‘ *) 「拾ってくれてありがとうっぽ!
       前のご主人に捨てられて早数ヶ月。
       あのままじゃ、野良犬に噛まれてぼろぼろになってたかもしれないっぽ」

Σζ( □ *;ζ 「しかもしゃべったああああああああああ!?」

(*‘ω‘ *) 「ぽ? なにをそんなに驚いてるぽ?」

ζ(゚□゚*;ζ 「り、リモコンとかついて……ないよね?」

(*‘ω‘ *) 「失礼なニンゲンっぽ!
       ぽぽのカラダにゃ、種も仕掛けもないっぽよ」

ζ(゚д゚*;ζ 「……」

(*‘ω‘ *) 「拾ってくれたお礼に、ご主人の恋を叶えてあげるっぽ!」


 ──ああ、やっぱり夢を見てるのかな。
 ためしに頬をつねってみたけど、すごーく痛かった。

.

259 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:23:07 ID:.Tn74H66O
シャベッタアアアアアアアアア

260 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:23:16 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚ο゚*;ζ 「あの、今もその、現実とは思えないし。
        聞きたいことは山のようにあるんだけど──」

(*‘ω‘ *) 「ぽ?
       ぽぽはぽぽで、それ以上でもそれ以下でもないっぽよ」

ζ(゚−゚*;ζ 「まずはひとつだけ、いいかな」

(*‘ω‘ *) 「聞くといいっぽ」

ζ(゚ー゚*ζ 「さっき言った、『 恋を叶える 』 って、どういうこと……?」

(*‘ω‘ *) 「ぽ! よくぞ聞いたっぽ!」

ζ(゚、゚*;ζ 「……」 ゴクリ


(*‘ω‘ *) 「残念ながら、ぽぽにお願いしたところで、
       見ず知らずの二人が一瞬で恋人になれちゃうってわけじゃないっぽ」

ζ(゚ロ゚*;ζ 「う」 グサッ

.

261 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:23:22 ID:ggFStVgMO
>>252
当日仕上げの底力ですww

デレがかわいらしい支援

262 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:24:45 ID:vYplbEBU0
 
(*‘ω‘ *)ノシ 「でもでも安心するっぽ!」


(*‘ω‘ *) 「人は異性を無意識にランク付けしてるものっぽ。
       まあ許せるかなって人、なんとも思ってない人、
       ちょっと気になる人……みたいにぽ」

ζ(゚、゚*ζ 「う、うーん」


(*‘ω‘ *) 「ぽぽのチカラは、その好感度を5段階くらい繰り上げてやることっぽ!
       嫌いは好きに、好きはもーっと好きに。
       たとえ知らない相手でも、目を見ただけで電撃がビビッと走るぽ!」

ζ(゚д゚*ζ 「はぁ……」


ζ(゚o ゚*;ζ (そんなことって……あるの?)

.

263 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:25:40 ID:vYplbEBU0
 
(*‘ω‘ *) 「そこから先はご主人の行動次第! だけど──」

(*‘ω‘ *)b゙ 「相手はご主人にメロメロっぽ!
         恋が実っちゃうこと、ほぼ間違いなしだっぽ!」

ζ(゚−゚*;ζ 「……恋が、実る」

(*‘ω‘ *) 「ぽ!」

ζ(゚、゚*;ζ (ぽぽちゃんのこの話しぶり。
        まるで心の中を見透かされてるみたい)



(*‘ω‘ *) 「ご主人、好きな相手はいるっぽ?」

Σζ(゚ロ゚*;ζ 「ほへっ!?  あ、はいっ」

.

264 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:27:30 ID:vYplbEBU0
 
(*‘ω‘ *)b 「ひとつだけ注意するっぽ」


(*‘ω‘ *) 「ぽぽの叶えられる恋はひとつだけだっぽ。
       もしも新しい恋を願ったら、
       前の願いは上書きされて、消えちゃうっぽ」

゙ζ(゚、゚*ζ 「願いが、消える?」

(*‘ω‘ *) 「ぽ。 フタマタかけちゃダメってことぽ」

Σζ(゚д゚*;ζ 「そ、そんなことっ! わたしっ」


 私の願いは──きっと、ずっとひとりだけ。

 モララー先輩。
 好きです。


ζ(゚−゚*;ζ 「……」


 ぽぽちゃんのチカラを借りれば、
 私の気持ち、届くのかな──?


 ※ ※ ※

.

265 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:28:28 ID:vYplbEBU0
 
 次の日の、教室。
 

ζ(-。-*ζ 「はぁ……」

ζ(゚、゚*ζ (夢じゃなかったんだよね?
        毛糸でできたぽぽちゃんが、動いて、しかもしゃべったこと。
        うっかりウチに置いてきちゃったけど)


(*‘ω‘ *) 『 恋心を芽生えさせるのは簡単っぽ。
        相手の目を見ながら、ぽぽの体をぎゅっと握って、
        好きになれ好きになれ、と唱えることっぽ 』


ζ(゚−゚*ζ (恋を叶える、かあ。
        そんなコト、本当にできるのかなぁ?)


 ( ・∀・)


ζ(/- /*ζ (モララー先輩……先輩は、私の名前すら知らないんだよ?)

.

266 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:29:31 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚、゚*ζ (んー……)

ζ(-、-*ζ (第一、目を合わせるっていうトコロが、既にハードル高いよ……)


 ブブブブブ……


゙ζ(゚ロ゚*ζ 「!?」


ζ(゚、゚*;ζ (あ、携帯。 メールかぁ。
        なになに……?)

ζ(゚o ゚*ζ (『 話がある。 放課後、校舎裏で待ってるから、一人で来て 』)


ζ(゚ロ゚*;ζ (え、こ、これって)


 ※ ※ ※

.

267 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:30:54 ID:vYplbEBU0
 
 放課後。


('、`*川 「……きたか」

ζ(゚ー゚*ζ 「ペニちゃん!  あの、話って?」


d('、`*;川 「しっ!
       ツン達には会わなかった?」

゙ζ(゚、゚*ζ 「う、うん」

('、`*川 「尾行されてない? 周りもよーく注意してみて」

ζ(゚ー゚*;ζ 「えーと……いないよ、たぶん」

('、`*川 「足元とか大丈夫? 壁は本物? 枝の後ろは?」

ζ(゚ー゚*;ζ 「忍者じゃあるまいし……」

('、`*川 「一匹見かけたら30匹だからね」

Σζ(゚д゚*;ζ (虫かっ)

.

268 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:32:29 ID:vYplbEBU0
 
(-、-*川 「……コホン。 失礼取り乱した」

ζ(゚ー゚*ζ 「よっぽど他の人に聞かれたくないんだね」

('、`*川 「うん。 今から相談すること、まだ誰にも言ってないから」

ζ(゚、゚*ζ (相談……?)


('。`*;川 「デレだけなの。 このことを打ち明けられるのは……。
      誰にも言わないで?  お願い」

ζ(゚−゚*ζ 「わ、わかったよ。 約束する」


('、`*川 「……」

ζ(゚、゚*ζ 「……」

.

269 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:33:53 ID:vYplbEBU0
 
('。`*川 「私、さ」

Σζ(゚、゚*;ζ 「う、うん」 ゴクリ


('、`*川 「明後日──」


(-、-*川 「この場所で、モララー先輩に告白しようと思ってる」



ζ( ロ *ζ



ζ(゚д゚iliζ 「────えっ────」


.

270 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:34:50 ID:vYplbEBU0
 
('、`*;川 「デレだけって言った意味、わかるよね?
      もしもこのこと、ツン達に聞かれたら……」

ζ(゚−゚iliζ 「……」


(゚、゚*川 「……デレ?」

Σζ(゚ロ゚*ζ 「あ、う、うん。 抜け駆けって言われるもんね?」

('、`*川 「そうなんだ。
      モララー先輩はみんなのアイドルだし、あいつらには相談できない」

ζ(゚−゚*;ζ 「……」



('、`*川 「デレ。
      一緒にサッカー部をインタビューした時のこと、覚えてる?」

ζ(゚、゚*;ζ 「え?  あ、うん……」

.

271 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:35:10 ID:.Tn74H66O
oh...

272 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:37:19 ID:lZVrCK2o0
うわぁ……

273 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:37:20 ID:vYplbEBU0
 
 覚えているに決まってる。
 放送部の仕事で、ペニちゃんと一緒にキャプテン達と話をしたときのこと。


   ( ´∀`) ( ・∀・)     ('ヮ`*川  ζ(///*ζ


 噂のサッカー部エースであるカレと、初めて面と向かっておしゃべりして、
 …… 一目ぼれした、あの日。


('、`*川 「それまでもキャプテンを通じて話す機会はあったの。
      けど、あの日の出来事が縁っていうかさ……。
      あれから私、個人的にモララー先輩と何度か会って……」

(-、-*川 「ある程度話せるくらいの間柄になったの」

ζ(゚д゚*ζ 「……」


ζ(゚д゚*ζ 「そう……だったんだ」

.

274 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:39:37 ID:vYplbEBU0
 
('、`*川 「カレと会って、たくさん話をして、よーくわかったことがある。
      モララー先輩はね……」

゙ζ(゚−゚*;ζ 「う、うん」 ゴクリ

(/、/*;川 「そ、その、さ」

(-、-*川 「カッコいいのはもちろんだけど、それだけじゃなくって。
      本当に優しくて。
      すっ……ごくいい人だったんだ」

ζ(゚−゚*;ζ (……)


 全然気づかなかった。
 ペニちゃんは、私の知らないモララー先輩を、知っている。


('、`*川 「昨日応援に行ったとき、先輩、チラッとこっちを見たでしょ?」


  (((・∀・ )゙ 『 ── 』


ζ(゚、゚*;ζ 「あ、うん」


('、`*川 「カレも私も、周りに人がいた手前、話すことはできなかったけど……。
      あの視線、たぶん私に向けてのものだったんだと思う」

ζ( − i|iζ 「───!」

.

275 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:41:34 ID:ggFStVgMO
すごく、きついです

276 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:42:37 ID:vYplbEBU0
 
('。`*川 「ふう……でもまあ、上手くいくなんて思ってないの」

ζ(゚−゚i|iζ 「……え?」

(-、-*川 「ようやく決心がついたんだ。 でも、それだけ。
      ダメ元ってのはわかってる。 玉砕覚悟ってやつ?」

('、`*川 「先輩、今はカノジョいないらしいけど──。
      魅力的な人は周りにわんさかいる」

ζ( − *ζ 「ペニちゃん……」

('、`*川 「……うん」


(-、-*川 「相談っていうか。 誰かに聞いて欲しかったんだ」


 明後日、ここでペニちゃんは告白する。
 ── モララー先輩に。


ζ( ロ iliζ 「あ、あの!」

('、`*川 「え?」

.

277 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:44:13 ID:vYplbEBU0
 
ζ( 、 iliζ「…………」


ζ( 。 iliζ 「……頑張って。 その……告白」


゙(゚、`*川

(-、-*川


('ー`*川 「ありがと」


ζ(^ー^i|iζ


 ※ ※ ※

.

278 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:45:20 ID:vYplbEBU0
 

 ショックだった。

 ペニちゃんがモララー先輩のことを本気で好きだったなんて。


 きゃあきゃあ騒ぐだけの、周りのコたちと違って。

 先輩と実際にお話して。

 私の知らないところで、親密な関係を築き上げていたなんて。




 私の知らないモララー先輩を、
 たくさん知っていたなんて。


.

279 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:45:20 ID:lZVrCK2o0
女の子こわい支援

280 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:46:23 ID:vYplbEBU0
 

 ペニちゃんの言うとおり、カレの周りには、たくさんの女の子がいる。

 キレイな娘もいっぱいいる。


 でも。

 でも、もしも先輩が。

 ── ペニちゃんのことを好きだったとしたら。


.

281 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:47:06 ID:vYplbEBU0
 

ζ(;−;*ζ 「……」

(*‘ω‘ *) 「どうしったぽ? ご主人、元気を出すっぽ」


 勝てない。

 かないっこないよ。

 私。


ζ(;д;*ζ 「わ、たし、私……」


 ── 奇跡でも、起きない限り。


.

282 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:47:59 ID:vYplbEBU0
 
 ※ ※ ※


('A`) 「おーい、モララー」

( ・∀・) 「ん?」

('A`) 「なんか……お前にお客さんだぞ。 女の子」

( ・∀・)゙ 「mjd?」



('A`) 「お前……いったい何人の女をたらしこめば気が済む……?」

(; ・∀・)ノシ 「へ? いっ、いやいや」

.

283 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:48:35 ID:vYplbEBU0
 
('A`) 「アレか……? 女を吸い込むブラックホールか……?
    この……バミューダ野郎……!」

(; ・∀・) 「べ、別にそんなんじゃないって!
       で? 相手はどこ?  誰?」


('A`) 「……誰かは知らん。
    教室の入口。 一年生」

 ((( ・∀・) 「りょーかい! すぐ行く!」

('A`) 「リア充乙」



('A`)

('A`) 「氏のう……」



 ※ ※ ※

.

284 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:49:11 ID:vYplbEBU0
 

( ・∀・)゙ 「えーと、あっ」


 放課後。
 明くる日の放課後。


( ・∀・)ゞ 「ひょっとして、僕を呼び出したのって──」

( ・∀・) 「今から? 校舎裏の?
       ……わかった。 行こう」


 明後日ではない、放課後。


 ((((・∀・ ;)彡 「倉庫の裏か。 ここ全然人来ないから、ちょっと怖いよね」

( ・∀・) 「それで、話って?」


 つまり──告白する日の、前日。

.

285 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:49:29 ID:.Tn74H66O
ドクオ頑張れ超頑張れ

286 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:50:03 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚ロ゚*;ζ 「は、は、はいっ、その……」


 私はとうとう、行動に移してしまった。
 ── モララー先輩を、校舎裏の倉庫の影へ、呼び出したんだ。


ζ( 、 *ζ (これは裏切りじゃないの、裏切りじゃない、裏切りじゃ──)


 何度も自分に言い聞かせる。
 

( ・∀・) 「確か君は、ペニちゃんの友達の、デレちゃんだよね」

Σζ(/ロ/*;ζ 「ほへ!?  は、はいぃぃっ!」


 先輩は、私の名前を知ってた!
 なんというサプライズ。
 おもわず、手に抱えた 【 それ 】 を取り落としそうになる。

.

287 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:52:16 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚△゚*;ζ 「あの、あの、そうです。 私、放送部の」


 心臓はバクバク。
 手汗だらだら。


( ・∀・) 「もちろん覚えてるよ。 サッカー部のインタビューで……」

Σζ(/◇/*ζ 「はわ!?  そ、そそそそうれす!」


 ダメ元なんだ。
 友達として、ペニちゃんと後悔のない付き合いを続けていくためには。


( ・∀・) 「あの時は楽しかったよ!
       ──それで、話って?」


 彼女にも、私の本当の気持ちを知ってもらわなきゃ。
 真実を知ってもらわなきゃ。

 だから、私は。
 ここでこうして、当たって砕けておかなきゃいけないんだ。

.

288 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:52:44 ID:lZVrCK2o0
血は出ないけど、ここんとこがすごく痛いんだ……

289 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:53:33 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚ロ゚*;ζ 「ひゃい! あの、しょれは……」


 ……と、まあ。
 色んな言い訳しているけど、けっきょく私は。


ζ( □ *;ζ 「だ、大事なお話が……あって……」


 ともすれば。
 親友であるペニちゃんを、出し抜こうとしている。


( ・∀・) 「うん。 それで、話とは?」

ζ( д *;ζ 「ひ……あ、の……あぅぅう」


(*‘ω‘ *) 『 恋心を芽生えさせるのは簡単っぽ。
        相手の目を見ながら、ぽぽの体をぎゅっと握って 』


ζ( Ο *;ζ 「あのっ!」

( ・∀・)゙ 「うん?」

.

290 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 18:53:40 ID:86PQhRog0
>>288
ちゃんと洗わないから・・・

291 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:56:00 ID:vYplbEBU0
 
 大きく息を吸い込んだ。
 ──これで、玉砕。
 ずっと抱えてきた想いは、ここで終わり。

 結果を隠すつもりはない。
 明日には笑ってペニちゃんに話すんだ。
 いや……ちょっとだけ、泣いちゃうかも。

 けれど。

 きっと、そうすることで。
 本当の親友になれるんだ。
 今よりずっと、仲良しになれるんだ。


ζ(゚□゚*;ζ 「ず、ずず、ずっ……」


 ……でも。
 玉砕するかもしれないけど。
 恋は終わっちゃうかも知れないけれど。


 できることなら──私。


(*‘ω‘ *) 『 好きになれ好きになれ、と唱えることっぽ 』


 ……叶うのなら?

.

292 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:57:15 ID:vYplbEBU0
 
ζ(///*ζ 「ずっと前から、も、ももモララー先輩のことが……
        すっ、好きでした!」

 ( ・∀・)


ζ(/ロ/*ζ 「わ、わ、わわわわわわ……私なんかじゃ……ダメでしょうけど……」


 (  ∀ )


ζ(>ロ<*;ζ 「わ、私っっっ!」


 顔を上げる。
 視線が重なる。
 ぽぽちゃん人形を、汗まみれの両手でぎゅっと握り締める。


 好きになれ、好きになれ、好きになれ!

.

293 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:58:28 ID:vYplbEBU0
 

  (; ・∀・)     ζ(゚□゚*;ζ


 モララー先輩。
 どうか、私を。
 私を、私のことを、好きになってください。



 『 お願いします。 私と付き合ってください! 』



 その時。


 私の全身を、電撃が駆け抜けた。


.

294 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 18:59:55 ID:vYplbEBU0
 

(  ∀ )


(  ∀ ) 「い……い……」


ζ( ロ *ζ


 ───── え っ 。


(* ・∀・) 「い───やッっっっっっっっっほおおおおおおぉぉぉぉぉおお!!」


ζ( □ *ζ


 ───── 信じられなかった。


(* ・∀・) 「つッ! 付き合うッ! 絶対に付き合うともおおおおおおおッ!!」


 ───── な ん だ 、 こ れ 。

.

295 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:01:26 ID:lZVrCK2o0
モララーwwww

296 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:01:31 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚□゚*;ζ 「…………」


ζ(゚□゚i|iζ 「──な、な……?」


 なぜなら。

 私。


(* ・∀・) 「デレちゃん! よく言ってくれたね!
       僕はずっと前から君を好きで好きでしょうがなかったんだ!」


ζ( △ i|lζ 「───??????????????」


 【 好きでもなんでもない人に 】

 【 告白してしまってたから 】 。

.

297 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:02:51 ID:vYplbEBU0
 
(* ・∀・) 「僕はいつも君を見ていた。
       他のヤツに悟られないように、いつもいつも。
       気づけば君を目で追っていたんだ」

ζ(゚д゚*ζ (う、嘘っ。  私……あれえ?)


ζ(゚−゚*;ζ (どうして?  私、なんでモララー先輩のことを好きになっちゃったんだろう?)


 その時。
 私の脳裏に、ペニちゃんの言葉が蘇った。


 ('、`*川 『 ──あれ。 以前はあんた、別にー……って感じだったじゃない 』


ζ(゚д゚*;ζ (そうなんだ。
        以前からモララー先輩の話は聞いてたし、
        学校で見かけたことも何度かあった)

.

298 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:04:33 ID:vYplbEBU0
 
(* ・∀・) 「どんな方法を使っても、手に入れたいと思っていた」

ζ(゚−゚*ζ (けど私、サッカー部にインタビューするまでは、好きでもなんでもなかったの。
        あの日以来なの。
        先輩が好きで、いても立ってもいられないようになったのは)


 ('、`*川 『 ──どんな心境の変化? 』


ζ(゚、゚*;ζ (わからない。
        今ここでそれを思い出したのも、冷静に考えられるようになったのも。
        まるで───夢から覚めたみたい)

(* ・∀・) 「そうなんだよ、放送部のペニちゃんに近づいたのだってね──」


 体から力が抜けていく。
 ぽとり。
 私の手から、何かが転げ落ちた。


Σ( ・∀・) 「────!?」

(; ・∀・) 「信じられない! あ、あの薄汚い、【 あれ 】 !」

ζ(゚o ゚*;ζ 「!?」

.

299 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:05:41 ID:vYplbEBU0
 
 モララー先輩の視線の先を追う。
 そこには、私が取り落とした──ぽぽちゃん。


(; ・∀・) 「 【 あいつのおかげだったのか 】 !」


 恋を叶える、毛糸のアイテム。


(*‘ω‘ *) 『 新しい恋を願ったら、前の願いは上書きされて消えちゃうっぽ 』


 私が拾ったおにんぎょう。


Σζ(゚ロ゚i|iζ (───まさか!)


 上書きされた、一つ前の願い。


(; ・∀・) 「あの人形の言ってたことは、本当だったんだ!」


 ── 【 前の持ち主の 】 願い。

.

300 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:06:51 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚Ο゚i||iζ 「ひょっとして、ぽぽちゃん人形を捨てたのは────」


(;* ・∀・) 「叶った! 僕の願いが! ヒャッホウ!」


   ( ´∀`) ( ・∀・)     ('、`*川  ζ(゚、゚*ζ


   ( ´∀`) ( ・∀・)゙    ('、`*川  ζ(゚д゚*ζ !?


   ( ´∀`) ( ・∀・)     ('ヮ`*川  ζ(///*ζ



ζ( д i|lζ (インタビューの日、ぽぽちゃんに恋の成就を願ったのは!)


 ── モララー先輩。


.

301 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:07:52 ID:vYplbEBU0
 
ζ(゚□゚i|iζ 「…………」


 私の想いは、
 ずっと抱えてきた恋心は、作られたものだった。

 他でもない、先輩の手によって。


(;* ・∀・) 「君の話し声、髪型、うなじ、肩、胸……腰尻脚まゆげ鎖骨肩甲骨!
        そしてそのくりんとした瞳!
        た、たまんない、たまんないよ!」 ハァハァ

ζ(゚、゚i|iζ 「───!」


 モララー先輩の様子がおかしい。
 しきりに視線が泳ぐ。  汗だくで、顔が真っ赤だ。


 ((ζ(゚д゚i|iζ 「…………」

三(;;・∀・)つ 「待って!」 ガシッ

Σζ(゚ロ゚*;ζ 「きゃっ!?  は、離してください!」

(;;;・∀・)つ 「どうして? 今日から君は僕の彼女だよ!?」 ハァハァ


 後ずさりしようとした私の手を、先輩が掴んだ。

.

302 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:09:06 ID:vYplbEBU0
 
(;* ・∀・) 「前からこんなに好きだったのに!
        実際に目の前にすると、もっともっともっと好きで! もう僕おかしくなりそう!
        好きな気持ちが膨れ上がって、心臓が爆発しそうだよ!」

ζ(>□<i|iζ 「やっ、やめて、離して!」


 『 ぽぽのチカラは、その好感度を5段階くらい繰り上げてやることっぽ! 』


Σζ(゚д゚i|iζ (先輩が、元々私のことを好きだったのなら……)


(( (;;;・∀・) 「もう我慢できない! 全てが愛しい愛苦しいそそる!
         たまんない! 欲しい! 欲しいんだ! 今すぐに君が!」

(( ζ(;−;*ζ 「いやっ! 私、あなたのことなんて好きでもなんでもない!」


 先輩は息を荒げて迫ってくる。


(;;; ∀ ) 「美味しそう……!」 ジュルリ

Σζ( д i|iζ 「……ひっ」


        『 嫌いは好きに、好きはもーっと好きに 』

.

303 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:10:01 ID:vYplbEBU0
 
(;;;゚∀・) 「へへっ、ひへへへえ!」

Σζ(;Ο;i|iζ (そ、そうだ、ぽぽちゃん!)


  (*‘ω‘ *)


(;;;゚∀・) 「しゅごおおおおおおおい! やっ、柔らかいなあああああああ!!」

ζ(;ロ;*ζ 「たすけてぇ!  ぽぽちゃん、おねがい!」


  (*‘ω‘ *)


ζ(;□;*ζ 「どうして!? 何か言ってよ、ぽぽちゃ……」


  (*‘ω‘ *)

.

304 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:10:35 ID:lZVrCK2o0
モララーこわいwwww

305 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:10:41 ID:vYplbEBU0
 
(( (; ・∀。) 「ひ、ひゅへへへっっっっっ」


ζ(;△;i|iζ 「!!」


  三三三(;  ∀ ) 「ひへへへへへへへへへへ!!」 ガバッ


               Σζ(;д:*ζ 「いッ───!?」




『 いやああああああああああああああああああ…… 』






 (*‘ω‘ *)





 − 終 −

.

306 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:11:30 ID:juepd/nEO
はたしてどうなる……ゴクリ

307 ◆FAK4iy85GI :2011/05/21(土) 19:12:02 ID:vYplbEBU0
おわりです!
昔の少女漫画と見せかけて昔の少女ホラー漫画でした。

遅れてホントすみませんでした。 一足先に離脱します!

308 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:14:39 ID:lZVrCK2o0
こえぇ!!モララー!!
連載期待 乙でした!!

309 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:17:27 ID:.Tn74H66O
ミギャアアアア怖い

モララー人間やめとるがなwwww

トップバッター乙でした!

310 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:17:33 ID:lZVrCK2o0
じゃ、次行きます

よろしくお願いします

311 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:18:09 ID:lZVrCK2o0


ガァン

固いボールが鉄に当たり、投げた俺の後ろまで飛んでいく

(;,,゚Д゚)「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ……クソッ」

押し殺した悪態は、誰もいない体育館に小さく木霊した

312 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:18:51 ID:lZVrCK2o0

Case 2:根個ギコ

313 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:19:32 ID:lZVrCK2o0

コート内ギリギリを半周してシュート
フォームを変えてシュート
角度を変えてシュート

何度も何度もゴールに向けてシュートするも、全くネットを通らない

(,,゚Д゚)「クソッ……クソッ……クソッ、くそっ……!!畜生!!!!」

鬱憤が溜り、堪忍袋の緒が切れる
右手で力いっぱい投げられたボールは体育館の壁に当たり、だぁんと大きな音を響かせる
そのまま転がっていくボールを眺めながら、その場に腰を落とした

俺は焦っていた

高校三年
引退試合も受験も、間近に控えていた

部活では今までレギュラーを落としたことはなく、成績もそこそこ
このままなら推薦を取れるレベルだった
しかし、ここ最近調子がよろしくない
得意だった遠距離からのシュートも、今では見る影もない

推薦の為にレギュラーの座を死守しようとそちらに注力した結果
スランプに陥り、しかも成績まで落ちてしまった

何度投げても入らないし、何時間勉強しても頭に入らない

苛立ちだけが、募っていった

314 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:21:19 ID:lZVrCK2o0

(*゚―゚)「ギコ、君」

呼ばれる
男バスマネージャーの羽生しぃだ

(,,゚Д゚)「……」

正直、放っておいてほしかった
こんな姿を見せるのは、男としてのプライドが許さないからだ
しかし相手はマネージャー  選手のコンディションの管理も、彼女の仕事だ
仕方がないので、適当にあしらって帰すことにした

(,,゚Д゚)「……しぃか。どうしたんだ?部活なんかとっくに終わったろうに」

(*゚―゚)「体育館から、明かりが見えたから……
    ほ、ほんとはもっと前から気になってたんだけど……」

(,,゚Д゚)「あぁ、それ俺だわ。自主練だから気にしないで帰っていいんだぞ」

315 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:22:11 ID:lZVrCK2o0

(*゚―゚)「ごめんなさい。部長から鍵預かってるんです」

……あの野郎

(,,゚Д゚)「ジョル公仕事しやがれよったく……俺が鍵預かるぞ?」

(*゚―゚)「いえ、そういう訳には……終わるまでお手伝いします」

(,,゚Д゚)「いやいいよ」

(*゚―゚)「マネージャーの、仕事ですから☆」

(,,゚Д゚)「……………」

しぃはそのまま、遅くまで自主練に付き合った
俺としては一人の方がやりやすかったのだが、仕方がない

練習を終える頃には外はすっかり暗くなってしまっていたので、仕方なくしぃを送っていくことにした

316 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:23:14 ID:lZVrCK2o0

(*゚―゚)「ギコ君は、どこの大学志望だっけ?」

(,,゚Д゚)「……シベリア」

(*゚―゚)「シベリア文大?」

(,,゚Д゚)「教師目指してんだ」

(*゚―゚)「すごぉい!!」

(,,゚Д゚)「すごくねぇよ 推薦取れるかもわかんねーし、なれるかもわかんねーし」

(*゚―゚)「受験生の言葉じゃないなぁ」

(,,゚Д゚)「……うまくいかねーんだよ」

(*゚―゚)「?」

317 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:24:04 ID:lZVrCK2o0

俯いてしまう
下を向いてしまうと、垂れ出すように弱音がたらたらと出てきてしまう

(,,゚Д゚)「部活……レギュラー落ちしそうだし、それ逃したら推薦ねーし……」

上を 向かなければ

(,,゚Д゚)「レギュラーに拘って練習ばっかしてたら、成績落としちまうし……」

弱音なんか 零してたら

(,,゚Д゚)「勉強時間増やしても、頭に入んねぇし…………」

(*゚―゚)「…………」

(,,;Д;)「俺……」

……不安が止まんなくなっちまうんだよ

318 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:25:13 ID:lZVrCK2o0

ぼろぼろとこぼれ出してきてしまった『弱虫』

(,,つД;)「……すまね なにも見なかったことにしてくんねぇか」

袖で乱暴に目元を擦る
しぃは気を使ってか、視線を逸らしてくれていた
情けないと思いつつ、その優しさを甘受する

沈黙の中に 呼吸を整えようとする自分の息遣いと、二人分の足音だけが小さく響いている

(,,゚Д゚)「……」

(*゚―゚)「大丈夫?」

(,,゚Д゚)「おう もう大丈夫だ。ごめんな」

(*゚―゚)「ううん 私、何もしてないよ?
     それより    ……ギコ君」

しぃが足を止める
疑問に感じて振り返ると、しぃは何やら思いつめた顔をしていた

319 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:25:57 ID:lZVrCK2o0

(,,゚Д゚)「……しぃ?」

(*゚ -゚)「……」

沈黙

沈んだしぃの面持ちは、暗くなった路地にそのまま融けてしまいそうなほどに重かった
やがて深呼吸すると、しぃはにこりと笑って見せた

(*^―^)「――― なんでもない!勉強も部活も、お互いに頑張ろうね!!私、ギコ君のこと応援してるから!!」

しぃはそれだけを捲し立てると、「私、家こっちだから」と言って手を振り、近くの路地に走って行ってしまった

(,,゚Д゚)「……?」

何だったのだろう
そもそも、送る話だったはずなのに……
ギコは首を傾げつつ、来た道を戻っていった

320 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:26:43 ID:lZVrCK2o0

時計を見れば、0時を回っていた

(,,゚Д゚)「……やべ」

帰宅後、戸棚からカロリーメイトをひと箱取り出して部屋に入った
それだけで空腹を誤魔化しつつ勉強をし、気付けばこんな時間だ
大会の選抜も近い 明日も朝練で朝は早い
もう夕食をとって風呂に入り、すぐに就寝しなければならない時間だ

辞書や参考書 問題集を閉じ、居間で冷めているであろう夕食に思いを馳せた
最後にノートをぱしんと閉じ、部屋を後にした

視界の端に何か黒い影が映ったのは、きっと気のせいだ
疲れているのだろうか  早く寝よう





( ・∀・)

321 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:27:16 ID:UXKMF4W.0
wktkwktk

322 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:27:58 ID:lZVrCK2o0

夕食のシチューを味わって食べた
温かい濃厚なシチューが食道を通る度に、体中がじんわりと温まっていき、心地良かった
その後少し熱めの風呂にじっくり浸かり、軽くマッサージして筋肉をほぐした

身体から湯気が出るほど温まってから部屋に戻り、そのまま消灯してベッドに入る
ケータイを開くとジョルジュからメールが来ていたので、それへの返信に『仕事しろや部長』と付け加えて送信
アラームを確認して枕元に置き、そのまま重くなっていた瞼に全てを託した



***

かつん かつん
音がする
何か固いものが落ちる音
角のあるものが転がる音

あれは 何の音だろうか

323 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:29:02 ID:lZVrCK2o0

視界は薄暗い
心地良い闇と静寂
ここは何処だろうか
誰もいないのだろうか


( ・∀・)「いらっしゃいませ☆」

(;,,゚Д゚)「うおっ!?」

目と鼻の先に突如現れた、黒いベストを羽織った青年
立てた襟に黒いリボン おどけた仕草でお辞儀をする彼は、ディーラーか何かに見えた

( ・∀・)「僕の名前はモララー しがない魔法使いです」

前言撤回 魔法使いだそうだ

(,,゚Д゚)「……えー…はじめまして ギコといいます」

( ・∀・)「初めまして
君が行き詰っているように見えたのでね、少々スパイスを加えに」

(,,゚Д゚)「はぁ……」

324 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:29:50 ID:lZVrCK2o0

自称魔法使い()のモララーさんは、スパイス と言って、賽子を何処からともなく取り出した
手品師か

( ・∀・)「さて、今君は何処に座っているかな?」

座っている?
今まで自分の姿勢を把握していなかったが、どうやらどこかに座っているようだ
目で確認しても、薄暗くて判別出来ていないが

モララーさんがぱちんと指を鳴らすと、世界は反転した


(,,゚Д゚)「っ!?」

光が溢れ 色彩が踊り出す
黄色い光に、赤や黒 黄色や白が整然と並んでいる
此処は何処だ

325 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:30:56 ID:lZVrCK2o0

モララーさんは、黒い台を挟んで向こう側に居る
もはやただのディーラーにしか見えない

( ・∀・)「この台は本来、クラップスというギャンブルに使われる台です」

(,,゚Д゚)「モロディーラーじゃないですか」

( ・∀・)「僕は魔法使いさ この台も、単なる雰囲気だしね」

(,,゚Д゚)「他意はない、と」

( ・∀・)「全くないわけじゃないよ。ちょっとした賭け事をしようじゃないか」

(,,゚Д゚)「ルールなんて知りません」

( ・∀・)「僕が考えた簡単なルールさ」

手の中にある二色の賽子を、ころころと回していた

326 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:32:47 ID:lZVrCK2o0

どちらがいい?と差し出された賽子から、透き通った青の賽子を選んで手に取った
モララーさんは掌に残った赤い賽子を、台の上に転がした
出目は4

( ・∀・)「僕より多い数を出したら君の勝ち。君が勝てば、僕は願いを叶えよう
      ただし、僕が叶えてあげられる範囲は、君が賭けてくれたものの価値によって変動する」

(,,゚Д゚)「持ち合わせならありませんよ」

( ・∀・)「そんなことはない。金なんかいらない 君の持っている モノ を賭ければいい
      君のモノなら、なんでも賭けられる
      例えば成績や、思想ですらね」

意味を、理解しかねた

(,,゚Д゚)「…?」

( ・∀・)「一度、試してごらん 何を何を賭けて、何を望むのかを言って」

327 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:34:09 ID:lZVrCK2o0

(,,゚Д゚)「…………じゃあ、『理科の成績』を賭け物に『部活のレギュラー』」

( ・∀・)「そうそう  ……で、だよ。理科は推薦の受験科目じゃないね。でも一般では必須だ 充分賭ける価値はある。
      こうして天秤にかけた時に対等な条件であった時、賭け事は成立する。勿論、賭けるものの価値が高ければ高いほど、勝つ可能性も上がっていく
      その辺はその賽子が判断してくれるよ」

現実ではあり得ないゲームの説明が、すらすらと流れていく
そして俺はモララーさんに促され、自分の賽子を振った

( ・∀・)「君の勝ちなら、願いを叶えて 君が賭けたものは君に帰っていく」

かつん

( ・∀・)「君が負けたら、僕は君の賭け物をもらっていく」

かつん かつん  かららら……

( ・∀・)「このゲームは」

328 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:35:51 ID:lZVrCK2o0

出目 5

( ・∀・)「君の勝ち」

( ・∀・)「週末の選抜試験、期待しているといいよ」

(,,゚Д゚)「え?」

( ・∀・)「さて、この賽子は君に貸してあげよう 好きな時に使うと良い
      責任は取らないけどね」

(,,゚Д゚)「は?」

( ・∀・)「最後に一つ  君に近しい女の子、気をつかってあげたほうがいいよ
      彼女は無理をしはじめたようだからね」

(,,゚Д゚)「近しい?」

( ・∀・)「じゃ、そゆことで☆」

彼は台を、ちゃぶ台のように俺に向けてひっくり返してきた

329 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:36:28 ID:lZVrCK2o0

(;,,゚Д゚)「うおおおおっ!?」

がばりと上体を起こす
視界は見知った景色で埋め尽くされる

(,,゚Д゚)「…………夢?」

自室のベッドの上で、固いものを握り締めて冷汗をかいている


……固いもの?

(;,,゚Д゚)「どっちなんだよ」

掌には、あの赤と青の賽子が握られていた
机の上には、ご丁寧に説明書まで置いてあった

330 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:38:10 ID:lZVrCK2o0

朝練でジョルジュを小突き、しぃと女バスの子に挨拶をした
しぃの態度は普段通りで、昨日の面影などどこにもなかった

(,,゚Д゚)「……」

( ゚∀゚)「どうしたんだよ」

(,,゚Д゚)「……なんでもない」

( ゚∀゚)「さいですかい んじゃっ、俺は旦那にレギュラーから蹴落とされないよう頑張りますかぁ」

(,,゚Д゚)「お前はレギュラー確定だろ」

( ゚∀゚)「んなこたねぇさ 気ぃ抜けば蹴落とされる  後輩も粒揃いだしなぁ
      でももう最後になるしよ、大人になった時にガキに自慢出来るくらいの功績は残してぇなぁ」

(,,゚Д゚)「えらく先を見るんだな」

( ゚∀゚)「そりゃそうさ  部活も 大学選びも、将来の為だもん」

331 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:39:11 ID:lZVrCK2o0

(,,゚Д゚)「狼だっけか」

( ゚∀゚)「そっ  だから何としてもレギュラーとって、試合も勝ち進まなきゃなんねぇ」

(,,゚Д゚)「難儀だな」

( ゚∀゚)「お前も推薦に賭けてんだろ」

(,,゚Д゚)「俺は、どうだかな……」

( ゚∀゚)「なに 旦那鬱期?」

(,,゚Д゚)「さぁな」

( ゚∀゚)「いけねぇな うん、いけねぇよ
      なんならしぃちゃんに相談してみれば? 優しくしてくれるぜ?きっと」

(,,゚Д゚)「しぃ……か」

( ゚∀゚)「ん?」

(,,゚Д゚)「なんでもねぇ  早く練習戻れよ部長」

332 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:39:49 ID:lZVrCK2o0

ジョルジュとの雑談を打ち切り、ボール練習を始める

(,,゚Д゚)(負けられねぇんだ)

少し、驚いてしまった
あのジョルジュでも先を見据えている
少し、恥じた
こんなところで立ち止まってはいけないと

今日は調子がいい
保持出来れば、レギュラーはかたいくらいに


練習試合では、敵チームの中の現在のレギュラーメンバー ジョルジュをあしらい、
連携プレイが抜群の流石兄弟を出し抜いて、ランニングシュートを決め込んだ

このまま
このままやっていいけばいい
視界を覆う霧が 晴れた気がした

333 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:40:57 ID:lZVrCK2o0

インターハイ レギュラー選抜
結果を言えば、合格だった
無事メンバーに選ばれ、一緒に合格したジョルジュと拳を合わせた

しぃとも喜びを分かち合った
一時あった気まずさも消え失せ、しぃは満面の笑みで祝福の言葉をくれた
その目元には濃い隈があったのを 俺はまだ知らなかった

(*^―^)「ギコ君、ジョルジュ君、兄者君に弟者君、それにショボン君 みんなおめでとう!」


今回のメンバーには、二年のショボンが食い込んできた
しなやかな強さがある、去年からの有力者だった

334 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:41:49 ID:lZVrCK2o0

( ゚∀゚)「じゃ、レギュラーだけ特別メニュー課すぞ」

( ´_ゝ`)「面接練習の時間よこせよ」

(´<_` )「小論の方が優先だろう」

( ゚∀゚)「試合に勝ち進まなきゃ、推薦の予行なんて意味はねぇんだぜ
      我らがしぃマネージャーが、受験対策を用意してくれるらしい
      だから、今は気合入れて試合に打ち込め」

(´・ω・`)「……って、しぃ先輩隈すごいじゃないですか 大丈夫ですか?自身も受験生なのに」

(,,゚Д゚)「ぇっ…………」

(*゚−゚)「…………」

言われて振り返ると、しぃは困ったように笑ってみせた

(*゚―゚)「……大丈夫だよ。  みんなの方こそ、頑張ってね」

335 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:43:34 ID:lZVrCK2o0

焦っていた
正直 目の前が見えないくらい
がむしゃらになって模索していた
不可能を可能にする為に

皆の分と、自分の分

あれだけ折れていたギコ君も
あの日を境に立ち直って、無事レギュラーの座を死守した

自分も、立ち止まってはいられない
ハードルを上げたのは自分だ
背伸びしたのは、自分だ


志望校を、VIP学院大学から シベリア文科大学に引き上げた

普通に考えれば手の届かない学校
学院すら精一杯だった私が、背伸びした先
ギコ君と並んで歩けるようになりたい
ただそれだけで
ただ、その一心で

336 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:44:29 ID:lZVrCK2o0

インターハイ優勝を目標に掲げ、日々の練習は激しさを増した
地区予選・県予選突破で鼓舞しあい


ニチャン圏大会
準決勝戦  VIP高校 vs 新速大付属高校
試合では圧倒的な勝利を見せた
大きく広げた点差の殆どを、ギコによるものが占めていた

(;^ω^)「根個、絶好調だったおね」

(‘A`)「あいつ去年からこんな奴だったっけなぁ」


( ゚∀゚)「旦那、絶好調だったじゃねぇか」

(,,゚Д゚)「こんなところでへばってられないからな」

( ´_ゝ`)「このまま俺ら出番ないんじゃね?」

(´<_` )「そうしたいのは山々だが、男が廃るだろう兄者よ」

337 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:45:05 ID:.Tn74H66O
しえんしえん

338 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:45:44 ID:lZVrCK2o0

無事決勝へと駒を進めた
優勝すれば、次はいよいよ全国大会だ


(,,゚Д゚)「……なーんて、実は実力でもなんでもねーんだけどなぁ」

帰宅しすぐ、制服のポケットから二つの賽子を取り出し机に投げた
自身の身はベッドに投げ、その弾力を甘受する

実はもう、この賽子によって 全国大会の道のりまでは約束されていた
あとはそれに見合うだけの技術を身につけるべく、練習を強化してきただけだった

(,,゚Д゚)「これって卑怯だよなぁ……」

339 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:47:04 ID:lZVrCK2o0

自らのこれまでの素行・成績を全て賭け物にし、圏大会の優勝を願った
結果賽子は自分に味方し、優勝を投げてよこした
結果が解っているせいかリラックスして試合にも臨めるし、勉強の方にも手を出す余裕が出た
必然的に成績もまだまだ向上の兆しを見せている
何もかもが快調だった
いやむしろ、快調過ぎた

挑むことの刺激を失くした世界はとても平坦で、とても退屈だった

(,,゚Д゚)「…………」

これを使えば、うまくいけば全国大会もものにできる
いや、受験さえも
だからこそ、決めた

(,,゚Д゚)「やっぱ、自分の力で勝ち取ってこそ男だよな」

賽子を机の引き出しに入れ、鍵をかけた
もう自分の為には使わない  そう決めて

340 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:48:30 ID:lZVrCK2o0

全国大会を見据えて、自主練に励んだ
ボールを手の延長のように、ジャンプを足の延長のように体になじませ、
確実に、どこからでも・どんな体制でもシュートできるよう、徹底的に研究をした

ジョルジュがよくやる 女バス対自分 で多数の追跡から逃れシュートをきめられるようになったら、今度は 男バス対自分 にも挑戦した
一人で流石兄弟の連係プレイを出し抜いてボールを奪った時は、顧問すらも唸らせた

蒸し暑い季節にも、しぃと共に体調管理にも気を遣い、一度も体調を崩さなかった

決勝も勝ち進み、皆がお祭り騒ぎをしているときも、調子には乗り過ぎないよう心掛けた

341 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:49:32 ID:UXKMF4W.0
努力家だな

342 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:49:41 ID:lZVrCK2o0

八月の始め
狼スポーツ公園第二アリーナ

全国大会四日目 準々決勝
第二試合  VIP高校 vs ラウンジ工業高校
第三クォーター終了時 48 – 57

試合は劣勢のまま佳境を迎えた

  _
(;゚∀゚)「次で最後だ!まだまだ逆転狙えるぞ!!」

(;´_ゝ`)「ラウンジを超えるんだ!」

(´<_`;)「俺達はまだまだいける!」

(;´・ω・`)「全国制覇果たして帰るんだ!絶対に!!」

(*゚―゚)「VIPは止まらない!」

(,,゚Д゚)「俺達はここで止まってちゃいけない」

( ゚∀゚)「……しまっていこう」

(#,,゚Д゚)(#´_ゝ`) 「オ―――――ッス!!」(´<_`#)(・ω・`#)

343 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:51:05 ID:lZVrCK2o0

円陣を解いて観客席を見やる
そこでは男バス 女バス 吹奏楽及び応援部 生徒会や父兄達が、必死に声援を送ってくれていた

負けるわけにはいかない
そう思い、観客席から視線を外す  その時だった

見渡した時には見えていなかったはずの、黒服の男が見えた気がした

( ・∀・)

忘れもしない ニヤけ面で

(,,゚Д゚)「っ!?」

咄嗟に視線を戻すも、そこには何もいない

( ゚∀゚)「どうしたよ 旦那」

(,,゚Д゚)「……いや」

途端 気になりだしたポケットの違和感
一瞬考え、無視することにした

(,,゚Д゚)(自力でやるって決めたんだ)

第四クォーターが始まる ――

344 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:51:56 ID:lZVrCK2o0

これまでの得点の殆どをジョルジュが占めていた
負けてはいられないと、自分もボールを持って積極的にゴールに向かっていく
得意のジャンプシュートで相手選手をスルーして得点を稼いだり
流石兄弟と連携してランニングシュートをキメたり
ショボンの活躍で相手選手をファールに追い込んだりと、試合展開はこれまで以上に白熱した

残り15秒を切った時 点差は二点になるまでの追い込みを見せた
ジョルジュが遠方からパスを回してくる
流石兄弟が相手を牽制する
ドリブルしながら走る自分を、ショボンが並走して援護する

あと一回 スリーポイントラインの外側からシュートすれば、逆転勝ちとなる
バスケット左側 ライン直前でジャンプし、左腕でフックシュートを放つ



会場全体が息を吞む

全員の動きが、ボールの動きがコマ送りのように遅く見える

自分の鼓動の音ばかりが大きく聞こえる

電光掲示板が、タイムリミットが1秒をきったことを知らせる

体勢を直しもせず、ボールを見つめる

345 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:53:26 ID:lZVrCK2o0

ピ―――――ッ

試合終了の笛が鳴る



ボールはバスケットを通らず、ばぁんと音を立ててコートに落ちた

会場は一瞬静寂に包まれ、次いで、相手側応援席から歓声が沸きあがった


(,,゚Д゚)「…………」


自分たちは負けたのだ

膝の力が抜け、体が浮遊感に包まれる
崩折れる直前に抱き止めてくれたのは、逞しい顔をした流石兄弟だった

( ´_ゝ`)b「ギコ、流石だったぞ」d(´<_` )



試合終了
ラウンジ工業高校 vs VIP高校
88 – 86
準決勝進出 ラウンジ工業高校

346 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:54:31 ID:lZVrCK2o0

あれから二ヶ月
部活も引退の時期を迎え、夏休みも終わり、二学期が始まった
三年は全体的に受験モードに染まり、
ちらほらと推薦入試の合格通知をちらつかせる者が出て来た

自分やジョルジュも、例に洩れず推薦で大学の合格通知を手にしていた

( ゚∀゚)「しっかしまぁ……」

( ゚∀゚)「しぃちゃんが受験対策作ってくれてなかったら、俺達今頃真っ暗だったよなぁ」

(,,゚Д゚)「まったくだな。しぃには感謝しないと」

(*゚―゚)「そんなことないよ 」

( ゚∀゚)「いんや、だって結局しぃちゃんが大変な思いしてるじゃん」

(,,゚Д゚)「そ。だから、俺達に出来ることは 全部やらせてほしいんだ」

347 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:56:14 ID:lZVrCK2o0

そう
部員の殆どが推薦入試に成功し、功労者であるしぃが 推薦入試で合格をもらえなかったのだ

受験先はシベリア文科大学 初等教育学科

学科は違うが、受験校は一緒だった
以前しぃが目指していた学校よりも、一回り程ランクが高い
しぃは直前になって志望校を変えた

(,,゚Д゚)「けど、なんでまたシベリアにしたんだ?」

(*^―^)「え?えへへ……どうせ大学へ行くなら、公務員の方がいいかな、なんて……」

笑ってみせたしぃだが、その表情は確かに疲弊していた

(,,゚Д゚)「…………」

何故だろう
二つの賽子が脳裏をよぎったのは

348 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 19:57:29 ID:.Tn74H66O
よくがんばった!
つか注釈wwwww

349 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:57:31 ID:lZVrCK2o0

帰宅後、テーブルにガムテープで張り付けられていた賽子を剥がした
インターハイの時もそうだったが、何かしらの分岐点に立たされた時、この賽子はポケットの中に現れた
何度引き出しに戻しても出て来る為、勝手に動かないようにガムテープで固定していた

それを自分で剥がすということ
自分の意志で、使うということ


(,,゚Д゚)「久しぶりに使うなぁ……自分の為じゃないし、いいよな」

自分達の為に頑張ってくれた彼女に 今度は自分からしてあげられること

(,,゚Д゚)「俺の学力を賭け物に、しぃのシベリア合格を……!」


賽は投げられた

350 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 19:59:59 ID:lZVrCK2o0

二月

駅に赴き、切符を買った
シベリア行きだ

VIPから電車で一時間半  私鉄に乗り換えて一時間  更にバスで30分
シベリアは、VIPよりずっとずっと北にある

今日は下宿先のアパートを選ぶために、シベリアまでの長旅だ
黒いコートの襟を立てて、ホームで電車を待っていた


(*゚―゚)「……ギコ、君?」

(,,゚Д゚)「?」

振り返れば、そこにはしぃがいた

(,,゚Д゚)「おう。しぃもお出かけか?」

(*゚―゚)「うん シベリアまで」

(,,゚Д゚)「シベリア?」

(*゚―゚)「報告遅れてごめんね うかったよ、シベリア文大」

351 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:01:19 ID:lZVrCK2o0

しぃはそう言って、満面の笑みを見せた
しぃは無事、シベリア文科大学を合格した
感極まって、周囲の視線も忘れてしぃの両手を握る

(,,゚Д゚)「しぃ、本当に良かった!おめでとう!!」

(*゚―゚)「ギコ君、ありがとう」

(,,゚Д゚)「おう ていうか、おれの合格もしぃのお陰だし、むしろこっちがありがとう」

(*゚―゚)「ギコ君、そのことじゃなくてね。別件で、ありがとう」

(,,゚Д゚)「別件?」

(*゚―゚)「合格発表を聞く、前の日にね、変な夢を見たの
     黒いベストを着た男の人が、私にトランプを一枚差し出してこう言ったの」

(*゚―゚)「 『この男に礼を言いなさい  彼は君の為に、己の努力の結晶を賭けた』  」

(*゚―゚)「起きてから、そのカードの意味を調べたの
     ……でね、ここからは私の偏見なんだけど、カードを見た時に思ったの
     あれは、ギコ君だって」

しぃは力説する
あのニヤけ面はしぃの夢にも出たのか

352 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:02:40 ID:lZVrCK2o0

(*゚―゚)「男の人がね、笑って言ってたの。
     『僕もそう来るとは思わなかったけどね でも、彼が気付いたならそれでいい』
     ギコ君が何をしたのかはわからない。でも、私の文大合格に大きく影響することをしたことはわかった
出来れば知りたいけど、あの男の人は秘密って言って教えてくれなかった
だから私は、ギコ君にお礼だけ言わせてもらうね
ありがとう」

しぃが深々と頭を下げる
前髪が垂れ、肩口で切りそろえられた髪が さらりと揺れた

(,,゚Д゚)「……あっ、いや、しぃ 頭上げてくれよ
     お互い様なんだ  俺は、部活も、受験も、しぃに助けられてきた
     だから、恩返しも込みで、少しだけ『お願い事』をしただけなんだ」

(*゚―゚)「お願い事?」

頭をあげて、見つめてくるしぃ
恥ずかしい こそばゆい
長く目を合わせていると、顔にまで出てしまいかねなかった

353 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:04:41 ID:lZVrCK2o0

少しだけ 視線が泳いでしまう

(,,゚Д゚)「えっと……お願い事   『しぃが文大受かりますように』」

言うべきか、否か
答えは、決まっている
あとは腹を、括るだけ

(,,゚Д゚)「…………と、」


(,,//Д/)「『これからもしぃと仲良くできますように』」



(*゚ -゚)「……………………!!」

354 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:05:08 ID:lZVrCK2o0

『自分の学力』を賭け物に、『しぃのシベリア合格』を
『大学生期間の恋愛の可能性』と『現在持ちうるスペック』を賭け物に、『しぃに近付けるように』


結局 自分の為に使ってしまった
卑怯者
でも、進むきっかけが欲しかった
だから今度は、俺が頑張る番


(,,゚Д゚)「俺、しぃが、好きだから
     その……大学行っても、一緒に居たいなって」

でも、薄々気づいてることも、ある

(*゚―゚)「…………ギコ君、あのね……」


――――――――――

355 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:06:47 ID:lZVrCK2o0

( ・∀・)「気付いたんだね  『勝ち』しか出ないことに」

( ・∀・)「でもそれは僕の力じゃなくて、『実力から測った憶測』だということ」

( ・∀・)「だから本当は 負けても賭け物は失わないし、勝てる努力を彼がしたから、賽子の結果通りになっただけ」

( ・∀・)「魔法って、便利だなぁ…………」


試合に勝てると思った彼は、結果に見合う為の努力をした
彼女が彼を好いていたから、彼は彼女に近付けた

結果を知っていれば、リラックス出来る
知っていれば、自分からきっかけすらも作り出せる

( ・∀・)「『先見賽子』 ってな」

356 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:06:53 ID:.Tn74H66O
ヒュウーーーッ!甘酸っぺえ!

357 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:07:31 ID:lZVrCK2o0

もう彼らは大丈夫だろう
さぁ、次へ行こう
僕も暇じゃない

(  ∀ )「――― ……早くしないと、『あの子』に会えない」

僕も賽子を振ってみようか
やめておこう
僕達の未来なんて、僕自身の力じゃ左右出来ないのだから

(  ∀ )「実れ 実れ 『恋』 実れ 」


収穫祭まで、時間がない



( ・∀・)恋実れ!のようです          Case 2:根個ギコ 了

358 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:08:42 ID:lZVrCK2o0
以上です!
ありがとうございました!!
バトンターッチ!!

359 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:09:00 ID:UXKMF4W.0
乙!ニヤニヤしながら読んでた。
最後のモララーの独白がすごく気になる。

360 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:09:22 ID:.Tn74H66O
おおお? なにやら気になるエンディング。
来月も楽しみだ!乙っした!

361 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:12:47 ID:.Tn74H66O
うーいほんじゃあ新連載いっちゃうよーぅ

いっちゃうよーぅ

362 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:13:17 ID:F/M3wy1k0
いっちまえっ!

363 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:13:30 ID:UXKMF4W.0
wktk支援

364 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:14:08 ID:.Tn74H66O
从 ゚∀从



おっす、あたしハインリッヒ高岡!!

この春から新高校生になるピチピチギャルだ!!

自慢じゃないが、あたし結構モテるんだよね。
小中と、貰ったラブレターは二千通をゆうに越したし、
毎日昼ご飯は何種類もの手作り弁当から選び放題だった。
バレンタインのチョコ争奪戦は毎年怪我人が出るほど白熱したなぁ……まあ用意なんてしなかったし、むしろ沢山貰っちゃったんだけどさ。


いや、自慢じゃないんだけどさ。
自慢じゃねえよ……だってこれ全部



同性からのアプローチだったんだもんよ……

365 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:14:41 ID:.Tn74H66O



从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです
*第一話*
  『教室パニック!? ハインちゃん颯爽登場! の巻』

366 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:15:23 ID:.Tn74H66O
  _,、
从 -∀从

思い返せば本っっ当に悪夢のような日々だった。


(*゚ー゚)-3『ハインお姉様一緒に帰りましょおぉおおぉおお!!』

静かに登下校することも叶わず、


川*゚ -゚)『高岡、君のためにマフラーを編んだんだ。君によく似合う格好いいデザインだぞ』

勝手なイメージを被せられ満足にガーリィな服も着れなかった。


*(*‘‘)*『ハインちゃん結婚してぇええぇえ!!』

うっさい虫が邪魔をして、男の子との出逢いも皆無に等しかった。


もう嫌だ、ちょっと男勝りな性格と中性的な外見してるからって
なんであたしがこんな目に遭わなきゃならないんだ。

あたしだって女の子なんだ。普通の女子は格好いい男子と恋の一つでも育むもんじゃないのか。

367 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:15:58 ID:lZVrCK2o0
これはwktk支援

368 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:16:21 ID:.Tn74H66O
  _,
从;-∀从


あいつらは異常だ。
いくら女子校なんて男との出逢いが無い環境に身を置いてるからってレズビアンに走るかフツー。

もう女とは一生分関わった。濃淡余すところ無く、女の性は見尽くした。
連中とは二度と関わり合いになりたくない。

高校という新たな門出、あたしは今度こそ素敵な男子と出逢って少女マンガのような甘い恋をするんだ!!

369 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:17:33 ID:.Tn74H66O
从*-∀从

ふふふ……ん?
そんなこと言ったって共学である以上女子は居るって?

そうなんだよ、そこが悩みどころでな。
女が居る以上またレズビアンどもに追っかけ回されたり、イケメンを先取りされることも有るだろうからな……


从 ゚∀从カッ


しかし! 少女漫画フリーク歴十年のあたしの脳みそはある画期的な解決策を編み出した!


共 学 じ ゃ な け れ ば い い ん だ よ !


………それじゃああたしも入学できないだろって?

むふふ、そこは考えがあるのだよ。

まあ見てなさい! 乙女の飽くなき恋愛への執念は岩をも溶かすということを!

いざ、麗しの全寮制男子校・私立雛所高校へ!!

370 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:18:15 ID:.Tn74H66O
――入学式当日

从*゚∀从

ふふ、ふははははは!


       ズラーーーーリ
( ・∀・)´・ω・`) ´_ゝ`)'A`) ^Д^) ∵)/ ,' 3 ゚∀゚) <●><●>) ><) ゚∋゚)

男子だ!!
男子がめっちゃ盛りだくさんだ!!

すげー! 本物の男子だよ!!


从*゚∀从-3 ムッハァー

この中にあたしの未来のカレシがいると思うと胸がはちきれそうだぜ!


……はちきれるほど無いけどな、胸。
しかも今はただでさえ小ぶりなそれがサラシで締め付けられて完璧にまっ平らになっている。
作戦は大成功だけど何か言いようが無く虚しい。

371 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:18:47 ID:.Tn74H66O
そう、あたしハインリッヒ高岡は―――

今日から男装っ娘として生きていくのだ!!


バァ―――从 ゚∀从―――ン


数ある少女漫画の中でも、ワケあり乙女が男子校でいい男たちに囲まれててんやわんやする話が一番好きなあたしにとって、ここはまさに理想郷!
入学用の書類の偽造は中学の担任(女)が投げキッスひとつでやってくれたんだぜ! きめえ先公だったけど最後には役にたったわ!

瑞稀ちゃんマジリスペクト!
Let's go to イケメンぱらいそ〜花盛りのおまいらへ〜!!

372 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:19:26 ID:.Tn74H66O
―――教室


(,,゚Д゚)「えー入学おめでとう。
     俺は今日から一年お前らを受け持つことになった羽二屋ギコというもんだ。気軽にギコ先生と呼んでくれ」


ギコ先生かー……渋くて豪快そうなオッサンだな。
でも年上は好きじゃないからパス。


しかしなかなかどうして、イケメン揃いのクラスに入れたなぁ……ティヒヒ、超ラッキー!

軽く品定めでもしとくかな〜♪

373 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:19:43 ID:UXKMF4W.0
投げキッス一つwwwいいのか教師www

374 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:19:53 ID:.Tn74H66O

( ゚∋゚)

い、いかっつぅー!
ムッキムキじゃねえか……付き合うならもっと人間じみた奴がいいな


('A`)

ちょ……真っ青じゃねえかあの小さい人……
不健康な方はちょっと遠慮したいかな……


( <●><●>)

目でかっ


( ・∀・) ( ゚∀゚)

イケメンだけどなんかチャラついてるな……
遊んでる奴より、文化系な草食系男子の方がタイプなんだよね。

375 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:20:22 ID:.Tn74H66O
( ><)

あ、あの子可愛いな
キープキープ


( ´_ゝ`)

……お


高身長痩身、黒髪、なんかパソコンとか強そうな顔……こいついいかも!

こいつと図書館で勉強会したり……パソコン教えてもらったりして、
触れる指先、一瞬交わる視線、灯る小さな恋の炎……


从//∀从

キャアアアア!!!
いい! すごくいい!
そういうのに憧れるのは女子に生まれた宿命だよな!!
決めた! あたし、こいつと仲良くなっていずれお付き合いする!

376 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:21:21 ID:.Tn74H66O
(,,゚Д゚)「先生の話は以上だー。
     こっからは友達作りタイムだ。各自席を立って自由に周りの奴に話しかけていいぞ」


ちょ、コミュ障の方になんて不利なスタートだよ。
あの小さい人、更に青くなってもはや人間の色とは言い難くなってるじゃねえか……

まああたしは社交性バッチリの行動派だから大丈夫なんですけどね!
早速気になる彼に未知との遭遇試みちゃうぞ☆



三从*゚∀从        ( ´_ゝ`)


       ヨッ
三�悔� ゚∀从 ヽ(゚∀゚ )( ´_ゝ`)

377 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:21:26 ID:lZVrCK2o0
なんというハイン…
支援支援

378 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:21:53 ID:.Tn74H66O
( ゚∀゚)「よう、お前どこ中出身? 俺シベリア第二中学なんだけど」

チッ、チャラ男が話しかけて来やがった。
邪魔だチャラ男、てめえに用はねえ。

  _,
从 ゚∀从「ヤヲイ学院中だよ」

( ゚∀゚)「なわけねぇだろwwwwあそこ女子校じゃんwwwww」

あーはいはいそーですね、適当に誤魔化すのもめんどくせえ。


( ´_ゝ`)ノ ��('A`;)


あっ! そうこうしてる間に彼が小さい人に話しかけてる!
くそっ、このチャラ男が居なかったらあたしが彼の『初めての人☆』(※会話的な意味で)になっていたのに!!
どけチャラ男! あたしの門出を邪魔すんな!

379 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:22:23 ID:.Tn74H66O
 アッ      フンヌーッ
      ?   
( ゚∀゚)ノ  三从# ゚∀从   ( ´_ゝ`)((( A )))



(;A;)ブワッ

( ;´_ゝ`)「!?」

从;゚∀从「!?」

( ;゚∀゚)「!?」

(;A;)「びえぇえええぇえぇん!!」

380 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:22:47 ID:.Tn74H66O
( ;´_ゝ`)「えっちょっ何っあのっ」

从;゚∀从「!?!?!?」

な、なんだぁ!?

( ;´_ゝ`)「あ、え……えっと大丈夫ですか!? どっか痛いんですか!?」
      ソッ
( ;´_ゝ`)つ  ��(;A;iii)

(((;A;)))「いぃぃぃやああああああひぃいいいぃいいいギャアアアアアアアアッ!!」

( ;´_ゝ`)「ええええええ!?」

381 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:22:53 ID:UXKMF4W.0
ドクオどうしたwww

382 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:23:48 ID:.Tn74H66O
あ……ありのまま今起こったことを話すぜ!
『気になる彼が小さい人に話しかけたと思ったら小さい人がいきなり大泣きしはじめた』
な……なにを言ってるのかわからねーと思うが
俺もなにが起こったのかわからなかった……
頭がどうにかなりそうだった……
コミュ障だとか体調不良だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……


( ^Д^)「何だ何だ」

( <●><●>)「何やら異常事態なのはわかってます」

/ ,' 3「zzz...」

383 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:24:21 ID:.Tn74H66O
三(,,;゚Д゚)「どうした! 現代教育の闇・いじめなのか!?」

( ;´_ゝ`)「NO! NO! NO!」

     ガシッ
(,,;゚Д゚)つ(゚A゚)
   「落ち着け! 先生が来たからもう大丈夫だぞ!」


( ゚A。 ゚)「」ブクブク

( ;^Д^)「うわこいつ泡吹いて倒れやがった」

( ・∀・)「あーらら」

( ;><)「何がなんだかわけわかんないんです!」


いつの間にかクラスの全員が野次馬になって周りを取り囲んでやがる……
こりゃまずいな

       ダッ
��( ;゚∀゚) 三从 ゚∀从  ( ;´_ゝ`)( 。A ゚)(゚Д゚;,,)

     ガシッ
( ;゚∀゚)つ从 ゚∀从
  「おい待てよ!」

384 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:24:51 ID:.Tn74H66O
  _,
从 ゚∀从「んだよ、まだ何か用か」

( ;゚∀゚)「触んのやめといた方がいいんじゃね……なんか気味悪ぃじゃんあいつ」

从 -∀从 ハー

从 ゚∀从「ガキの理論だな。
     困ってる人を見たら助けてあげなさいっていう当然のことを、
     パパママ先生から教わる年齢からやり直した方がいいんじゃねえか?」

( ;゚∀゚)「な……」

从 ゚∀从「俺は行く、どけ。急がねえと余計に大騒ぎになるだろ。」


( ゚∀゚) 三从 ゚∀从





( ゚∀゚)「…………かぁっこいー」

385 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:25:23 ID:.Tn74H66O
( ;´_ゝ`)アワアワ

从 ゚∀从「おい、大丈夫か?」

( ;´_ゝ`)「え、ああ、俺は」

(。゚。A ゚ ゚)⊂从 ゚∀从「こいつを保健室に連れて行きたいんだ。手ぇ貸してくんねーか?」

( ´_ゝ`)「わかった。片側を担ごう」

从 ゚∀从「サンキュー」


从 ゚∀从>「先生、あとはよろしく頼むっす」ビシイッ

(,,;゚Д゚)「あ、ああ、まかせろ。
      すまんな。保健室は二階の端の方にあるからな」

386 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:26:28 ID:lZVrCK2o0
ドクオwwww

387 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:26:57 ID:.Tn74H66O
―――保健室

(xAx) キュウ

从 ゚∀从「これでよしっと……保健の先生も大丈夫だっつってたし、まあ寝かせときゃ治るだろ」

( ´_ゝ`)「さっきはありがとう。助かったよ。
       いきなり泣かれて俺も気が動転しちまってた。情けない話だ」

从 ゚∀从「気にすんなって、そりゃあんなことがありゃ普通パニクるさ」

( ´_ゝ`)「あんたはすごいなー。先生ですら慌ててたのにあんな冷静に対処できるなんて。
       ホントに俺と同い年?」

388 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:27:37 ID:.Tn74H66O
从 ゚∀从「まぁ中学で周りから結構あてにされてるところあったから、
     こういう時に率先して行動する癖がついてただけっつーか……」

( ´_ゝ`)「生徒会長とか? なるほどなぁ、向いてそうだもんそういうの」

从//∀从「よ、よせやい。むしろ番長だって正直に言ったらどうだ」

………ん? 待てよこの状況。

( *´_ゝ`)「ハハハ、確かに頼れる兄貴分っぽいな。どちらにせよ面倒見のいいリーダー向きってことだ」

从*゚∀从「ほ、褒めすぎだって」


       ホワワ〜〜ン
   ( *´_ゝ`) 从//∀从从       (xAx)


――――男子と二人っきりなんじゃね!?


(xAx)

389 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:28:30 ID:.Tn74H66O
从//∀从

キャアアアアよくよく考えてみればドキドキMAX恋愛シチュエーションなんじゃねこれ!?

文化系の線の細い男子と!
保健室で二人っきり!二人っきり!

しかも第一印象めっちゃ好感触じゃん!
計算なんて一切しないで 体の動くままに行動しただけなんだけど、ナイスな結果が出たよやったね!!

从//∀从

あああでももう少し可愛いところもアピールするべきだったかなぁ?
まだ女の子だってバラすのは早すぎるとしても、事前のドキドキイベントのためにフラグ立てとくにこしたことないのになぁ……

前髪ハネてないかな……
ああ、なんだかあたしら近すぎないか? まだ早いよ! もっと離れた方がいいかな!? あわわわ……

390 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:28:38 ID:UXKMF4W.0
ドクオを忘れないであげてw

391 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:30:13 ID:lZVrCK2o0
おとじゃ!おとじゃはどこだ!!

392 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:32:01 ID:.Tn74H66O
( ´_ゝ`)「? なんか顔赤くないか?」

从//∀从「そそそっそんなことねーしっ」


うわ、うわ、恥ずかしいいい!
この程度で顔真っ赤になってんのかよあたし!
それを指摘されるとか末代までの恥だぁああぁああ!

( ´_ゝ`)「うーん」

へっ?


     ピトッ
( ´_ゝ`)つ从゚∀从从从

( ´_ゝ`)「熱、は……ないか」

从//Д从「は……はわ……」


ギョオオオオオ!
手っ……手っ!

从//∀从「(指長いピアニストみたい白い冷たいちょっと堅い気持ちいい)」

ヤバいヤバいヤバいヤバい心臓弾けるヤバい

これが……これがフツーの乙女の青春……


从*;∀从「神様ありがとう……」

( ´_ゝ`)「?」

393 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:32:44 ID:.Tn74H66O

( A )「う、うう……」

( ´_ゝ`)「! 気がついたか?」

从;//∀从「お、おーよかった! ももももう大丈夫だぜ!」ドキドキ

('A`)「ここは……」

从 ゚∀从「保健室だ。教室で気ぃ失ったの覚えてるか?」

��(;'A`)「ひっ」


从;゚∀从「お、落ち着けよ。ここは安全だし、誰もお前をいじめたりしねえぞ」

('A`)「……」

(;A;) ブワッ


ウワアアアまた出会い頭に大泣きかよ!
これじゃあ埒があかねー……ん?

(;A;)「ぐすっ……うう……ひっ……うぇ……」

(;A;)「やって、ぐすっ、しまった……しょにっ……初日、から……」

( ´_ゝ`)「……」

(;A;)「うう、うー……」

……落ち着くまで待ってやるか

394 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:33:13 ID:.Tn74H66O




('A`)「………」

从 ゚∀从「落ち着いたか?」

('A`)「は、い」

( ´_ゝ`)つ旦「ほい緑茶。そこにあったの勝手に煎れてきた」

('A`)「あ、あ、すいま、せん……」

从 ゚∀从「なー聞いていいか? 何が原因でお前あんな泣き出したんだ?
     あそこに何か嫌なもんでもあったのか?」

('A`)「……」

从 ゚∀从「ゆっくりでいーから。教えてくんね? ぜってー馬鹿にしないから」

395 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:33:49 ID:.Tn74H66O

('A`)「…………人が怖いんです」ボソ

( ´_ゝ`)「対人恐怖症ってことか?」

('A`)「え……と……よく、わからないん、ですけど、
    男の人が、とにかく、苦手なんです」

从;゚∀从「は?」

じゃあなんで男子校なんて入ってんだよ。


('A`)「でもこのままじゃ社会で生きていけないからって……高校生にもなって男が怖いなんて恥ずかしいって……
    お父さん、が、この学校に、無理矢理」

(;A;) ブワッ


( ;´_ゝ`)オロオロ

从 ゚∀从つ□「ん、ハンカチ」

シ□A;)「ごめ、なざい」

396 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:34:53 ID:.Tn74H66O

('A`)「…………いつもなら、ある程度は我慢できるんです。
    でも、あんな、たくさんの、知らない男の人たちに囲まれたの、初めてで」

('A;)「仲良くならなきゃいけないし、怖いの治さなきゃいけないしって考えてたら、
    頭の中ぐちゃぐちゃになってきて」

从 ゚∀从「うんうん」

(;A;)「そんな時、この人に声かけられて、びっくりして、泣いちゃって。
    ごめんなさい。せっかく、話しかけてくれたのに」

( ´_ゝ`)「気にすんな。こっちも驚かせてごめんな」

(;A;)「それに、男の人に体触られると、恐怖が限界を超えて気絶しちゃうんです……」

( ;´_ゝ`)「あー先生か」

从;゚∀从「そりゃあまた難儀な……」

397 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:35:44 ID:.Tn74H66O
(;A;)「おしまいだ……みんなに変な奴だって思われた。もう友達絶対できない。
    怖い、やっぱり無理だよ。帰りたいよう」

从 ゚∀从「決めつけんなよ。友達の一人や二人、簡単にできるって」

(;A;)「無理ぃ……」


从 ゚∀从「だいじょぶだいじょぶ。手、出してみ?」

(;A;)つ「?」


   ニギッ
(;A;)つ⊂从゚∀从从



从 ゚∀从「ホレ、あくしゅ」

( ;´_ゝ`)「あっ馬鹿、触ったらまた気絶――」

(;A;)「ひぃぃぃやああああああああ」







('A`)「…………あれ?」

398 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:36:44 ID:.Tn74H66O
( ´_ゝ`)「……平気そうだな?」

('A`)「うそ……男の人に触れたのに気絶しない……こんなのはじめて……」


そりゃーあたし女だからな。秘密だけど。


从 ゚∀从「な、簡単だったろ」

('A`)「?」

从 ゚∀从「男が怖いの克服すんのも、友達作んのも」



从 ^∀从「あくしゅしたからもう友達な!」


('A`)「……」




(;A;)

399 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:36:49 ID:lZVrCK2o0
フラグ乱立のヨカーン

400 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:37:42 ID:.Tn74H66O
从 ゚∀从「お前もよく泣くなあ……
     なぁ、お前なんて言うんだ? お互い自己紹介したら、もっと仲良くなれると思うんだ」


(;A;)「ドクオ……鬱田、ドクオ……」

从 ゚∀从「ドクオか! あた……俺はハインリッヒ高岡ってんだ!
     ちなみにいて座のAB型だ! 宜しくなドクオ!」

(;A;)「ゔん……ごめんね……俺なんかと友達になってくれて……」

从 ゚∀从「『なんか』言うな。もっと自信持とうぜ。そしたら友達なんていくらでもできるさ」

( ´_ゝ`)「そうだぞー、ちょっと自信付けるために自分から触ってみ?
       保健室でボクとあくしゅ!」

(;'A`)「え、あ、う、う」

401 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:38:07 ID:cDhG3INwO
あれ……?
このドクオまさか……

402 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:38:42 ID:.Tn74H66O

( ´_ゝ`)つ゛⊂((('A`;)))


(;A;)「ごめんなさい……やっぱり無理……」

( ´_ゝ`)「そっか。まあ気長にやろうや。
       ところで俺は流石兄者、てんびん座のA型。好きな色は青。ヨロピク」

(;A;)「? はあ、どうも……鬱田ドクオ、かに座A型です……」

( ´_ゝ`)「よーしよしよし。なあ高岡よ。」

从 ゚∀从「なんだ?」

( *´_ゝ`)「あくしゅしなくても、今の自己紹介で十分仲良くなれたよな!」

从 ゚∀从


从*゚∀从「おう! 俺たち三人はもう友達だ!」

(*;A;)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

403 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:39:23 ID:.Tn74H66O

こうしてあたしの、ドキドキとスリルに満ちた男装青春ラブストーリーは
熱き友情の誕生から始まった!!



从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです

*第一話*
  『教室パニック!? ハインちゃん颯爽登場! の巻』
      おしまい

*次号に続く!*

404 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:41:05 ID:lZVrCK2o0
乙!
楽しみな連載が増えた!!
がんばれドクオ

405 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:41:51 ID:cDhG3INwO
乙んつん

406 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:42:13 ID:UXKMF4W.0
乙!今から続きが気になるんだぜ!

407 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:44:05 ID:lZVrCK2o0
それではラストいきます

よろしくおねがいします

408 ◆9KrP3RFuVo :2011/05/21(土) 20:44:32 ID:.Tn74H66O
はいおしまい!
クソ長いお目汚しを失礼しました!

バトンをトリのお方に渡して、さらなる女子力を手にするため今一度滝の多い山にこもります。私は森ガール。

楽しかったです!参加させていただきありがとうございました!

409 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:45:16 ID:.Tn74H66O
wktkしえん!

410 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:46:01 ID:lZVrCK2o0
俺は、何か
彼女は、何か
俺とは、何か
彼女とは、何か

貴方の笑う顔が、俺は大好きだ
貴方の幸せが、俺の幸せだ
貴方が幸せになるのに、もう俺は必要ないならば
俺は貴方の幸せを 願おう
貴方に最後のプレゼント
▼・ェ・▼
俺に全く似てないけれども
全てをこいつに託すから
貴方はこれを持って
誰かと幸せになればいい

411 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 20:47:01 ID:UXKMF4W.0
広告のヤツか・・・wkwk

412 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:47:32 ID:lZVrCK2o0

ミ,,゚Д゚彡 もう戻れないようです 从 ゚∀从

413 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:47:53 ID:lZVrCK2o0


第一部
ミ,,゚Д゚彡 一人 ワガママごめんね  のようです

414 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:48:23 ID:lZVrCK2o0

ミ,,゚Д゚彡「……もう、いいよな」

呟きは部屋に浸み込み、消えていく
自室のベッドから起き上がり、長い前髪を掻き上げた

ケータイを開くと、一通のメール


 *月*日  23:13
  ハイン
  Re:
  ――――――――――――――――
  
公園で、待ってるから

                           』

簡潔で飾りっ気のない、彼女からのメールだ

時計を見ると、もう0時を回っている
俺は身支度を整え、家を抜け出した


ハインとは、付き合って半年になる
男勝りでガサツで可愛げのない  そこが可愛い、俺の彼女だ
大好きだ 愛している
だからこれから、  サヨナラしに行くんだ

415 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:49:08 ID:lZVrCK2o0

俺達は今、大きな分岐点にいる
正確には、彼女が大きな分岐点にいる

彼女には、憧れている男が居る
寡黙な男だと、聞いている
彼女のガサツなところをフォローし、いけないことはきちんと注意してくれる
そんな 彼女にとって、必要不可欠な男である
彼は俺よりも彼女に接する機会が多い

今まで、俺の役割だったことを
やってくれる男が、今彼女の傍に居る

彼女はそれに甘んじ、尊敬の念を抱き、そしてとても懐いている
その男ならきっと、ハインともそのうち鞘に収まるだろう

なら俺は、身を引くべきではないか

彼女はきっと否定するだろう
俺を選んでくれるだろう

だが俺は、彼女を拒否するつもりだ
彼女の為を思えば、俺は身を引くべきなのだ

416 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:50:32 ID:lZVrCK2o0

ミ,,゚Д゚彡「……なーんて、独り善がりなんだろうけどなぁ」

点滅を繰り返す街灯の下を、のっそりと歩く
肩につく髪をわしゃわしゃと掻き上げて、手をポケットに突っ込む

五月
梅雨が近いせいか、夜はひんやりと冷えている
こんな中待たせてい待っている彼女を思い、少しだけ歩調を速くした

青々と繁る桜の木を眺めて、
あれがまだ薄紅色に咲き乱れていた頃に、彼女とこの下を歩いていたことを思い出す
まだ最近のことのような気もしていたが、あの花は もうない

ミ,,゚Д゚彡「人に夢と書いて儚い……か
      人生を桜に例えた奴は天才だと思うね」

从 ゚∀从「あんなに風流に散れたら苦労ねぇよ」

桜並木を曲がると、そこはもう公園
正面のブランコに座っていたハインが、手招きをする

ミ,,゚Д゚彡「…………」

招かれて、ハインに寄る

……嗚呼  桜みてぇに、散りてぇもんだ

417 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:51:06 ID:lZVrCK2o0

ミ,,゚Д゚彡「悪い」

从 ゚∀从「おせーっつーの。来ねぇかと思ったぜ」

出来れば、来たくなんてなかった
別れを、告げなければならないのだから

从 ゚∀从「お前悩んでるようだから言っとくけどなぁ、俺はミルナさんのことは……」

ミ,,゚Д゚彡「ハイン」

ミ,,゚Д゚彡「……悪い、別れよう 俺達」

从 ゚∀从「……」

ミ,,゚Д゚彡「……」

从 ゚∀从「……本気で言ってんのか?冗談だったらぶっ飛ばすぞ」

ミ,,゚Д゚彡「本気だ」

从 ゚∀从「…………ミルナさんとはそういう関係じゃねぇぞ」

ミ,,゚Д゚彡「違うんだ  俺の、我儘なんだ」

ミ,,゚Д゚彡「俺はハインを愛してる 大好きだ   ……だからこそ今、さよならしなきゃいけないんだ」

418 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:52:37 ID:lZVrCK2o0

ハインは黙って聞いている
俺も揺らぐ前に  此処に来る間必死に考えた台詞が、頭から真っ白に消える前に
全て、伝えないと

ミ,,゚Д゚彡「俺達はもう学生じゃない  いつまでも子供のままじゃいられないんだ
      社会に出て、その環境に馴染む  今俺達は、それに専念しなきゃいけない」

从 ゚∀从「……」

ミ,,゚Д゚彡「俺の方は大丈夫だ きっとやっていける
      お前も、社会人にしては心配になるくらい直情型でガサツだったけど、
      俺の代わりにお前を見守ってくれる上司がいる」

あえて、 上司 と表現した
ハインの癪に触れない為だ
わかっている

ミ,,゚Д゚彡「俺の役目を受け継ぐ奴が傍に居て安心した
      だから俺も、自分の仕事に専念できる」

419 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:53:04 ID:lZVrCK2o0

从 ゚∀从「……まるで俺が、俺一人じゃ仕事も出来ねぇみてぇじゃねぇか」

ミ,,゚Д゚彡「コンビニ店員の時、客に喧嘩売ったことあったじゃねぇか」

从;゚∀从「うっ……」

ミ,,^Д^彡「はは……俺は嫌いじゃねぇけどな ハインのそういうところ」

ミ,,゚Д゚彡「でも、社会じゃそうはいかない
      その上司に、しっかり教育されて来い
      お互い社会に慣れて、余裕が出てきたら、
      ……その時は、また会おう」

言い切った
言い切れた
これが、俺の言ってやれる最後だ

420 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:54:21 ID:lZVrCK2o0

从 ∀从「……本当に、本気なんだな?」

ミ,,゚Д゚彡「あぁ、すまん」

从 ∀从「ちゃんと仕事ができるようになったら、また……」

从 ;∀从「『愛してる』って、撫でてくれるんだよな?」

ミ,,゚Д゚彡「ああ、絶対にだ」

从 ;∀从「……約束、だぞ?」

ミ,,゚Д゚彡「約束だ、ハイン  お互い、頑張ろう」

ミ,,゚Д゚彡「そうだハイン、こいつをやろう」

ずっと隠し持っていた、手のひらサイズのプレゼント
ミ,,゚Д゚彡⊃▼・ェ・▼

从 ;∀从「ぬい、ぐる…み?」

ミ,,゚Д゚彡「ああそうだ  俺に似てるだろう」

从 ;∀从「wwww似てww…ねーよwwwwこの猫顔wwww」

ミ,,゚Д゚彡「ぬっ、聞き捨てならんな  俺は犬だ」

从.^∀从「ねーwwよwwww」

421 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:54:51 ID:lZVrCK2o0

ハインが、笑った
もう大丈夫だろう
最後まで付き通した嘘は  きっとハインの為になるだろう

俺達は公園の前で別れた
手を振って
涙を拭いて
笑顔で

『また会おうね』


ミ,,゚Д゚彡 一人 ワガママごめんね  のようです  終

422 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:55:13 ID:lZVrCK2o0


第二部
从 ゚∀从 求めてももう 掴めないようです

423 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:55:51 ID:lZVrCK2o0

兄貴

それが第一印象だった
ミルナ先輩は、面倒見のいい上司だった

何処となくフサに似てるな とも思った
お節介なんかは、本当にそっくり
で、そのお節介に毎回本気で助けられる俺は……


***

从 ゚∀从「でなっ!俺の失敗を、『一緒に謝りに行こうな』って言ってくれたんだぜ!ミス、サビ残してまで手伝ってくれたんだぜ!!」

ミ,,゚Д゚彡「今時んな上司いねぇよな お前みたいな奴育てる物好きなんか」

从 ゚∀从「ひでぇwwww」

ミ,,゚Д゚彡「ま、俺もその物好きの一員か」

424 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:57:41 ID:lZVrCK2o0

フサは、よくできた彼氏だ
ハチャメチャでオチャメでテンシンランマンで元気マンマンな俺をうまーくコントロールしてくれる
ぶっちゃけフサが居なかったら人生詰んでたんじゃないかと思う
そこらの不良チャンと同じ道を歩んでたかもわからん
マジ感謝 マジ重宝

ミルナ先輩にそのことを話したら、
( ゚д゚)『物好きもいるもんだな 大切にしろよ』
とのたまいやがった

で、フサからも同じ言葉が出てきたから、二乗して殴っておいた
別に八つ当たりなんかじゃねぇ 絶対に


ミ,,゚Д゚彡「いってぇ!!お前そこらの女子と腕力に差があるんだから手加減しろよ」

从 ゚∀从「失敬な奴」

425 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:58:12 ID:lZVrCK2o0

……で
就職して暫く

お互い忙しいこともあり、会う回数が減った
電話の回数も減り、メールもよく途絶えた

フサのメールは絵文字が消え、顔文字もまばらになってきた


俺も仕事は忙しかった
主にミスの訂正に

426 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 20:59:13 ID:lZVrCK2o0

( #゚д゚)「いい加減見限るぞ」

从 ゚∀从「そういいながら七割手直ししてくれるミルナ先輩ってカッコいいですよね」

( ゚д゚)「おだてても何も出んぞ」

从 ゚∀从「そうでもないですよ こんだけ毎回毎回面倒見てくれてるんですから」

( ゚д゚)「よし、ならあとは自分でやれ」

从 ゚∀从「可愛い新入社員を苛めるのが好きなんですか ドSですね」

( ゚д゚)「じゃっ、お先」

从;゚∀从「ちょっ!!先輩待って!!ごめんなさい俺が悪かったですすいません!!!!」

427 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:01:03 ID:lZVrCK2o0

( ゚д゚)「明日も早いしなぁ」

从;゚∀从「昼飯一回でどうっすか!?」

( ゚д゚)「飯で上司を釣る新人がいるか  おろしポン酢ハンバーグ定食だぞ」

从;゚∀从「一番高い!!」

( ゚д゚)「お先―」

从;゚∀从「わかりました奢りますからっ!!」

( ゚д゚)「仕方ない お前の為じゃないぞ。おろしポン酢ハンバーグ定食の為だぞ」

从 ゚∀从「先輩ツンデレ具合が渋いですね」

( ゚д゚)「よーしお先―」

从;゚∀从「あああああ冗談ですごめんなさああい!!!!」

428 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:02:01 ID:lZVrCK2o0

***

ミ,,-Д゚彡】『……お前、その上司居なかったら完全にニートだぞ』

从 ゚∀从】「だよなー マジ感謝  フサみたい」

ミ,,゚Д゚彡】『…………』

从 ゚∀从】「フサ?」

ミ,,゚Д゚彡】『ん、何でもない』


違和感を感じたのはこの時だった
正体に気付いた時には、もう遅かった


 husahusaわんこ
 ―――――――――――――
 身を引くって、大事かもなぁ

 三時間前
 ―――――――――――――
                      』

429 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:03:06 ID:lZVrCK2o0


  フサギコ
  Re:
  ――――――――――――――――
  
 公園で、待ってるから

                           』


メールを送って、家を飛び出した

フサは、きっとわかっているだろう
あのツイートは、きっと引き金だったんだ

青い桜の樹の下を走り抜き、公園に駆け込む
ぽつんとついた街灯の真下の、ブランコに腰掛けた

430 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:05:06 ID:lZVrCK2o0

きぃ きぃ

こぐと錆びた音を立てるブランコ

昔はそんなことも気にせず、立乗りをして遊んだものだ
立乗りはもう出来ない
思い出の中の自分だけが、楽しそうにこいでいた


从 ゚∀从『ふさ!たちのりでしょーぶだ!!高くまでこげた方のかち!!』

ミ,,;゚Д゚彡『はいんちゃん、かーちゃんが、立乗りはダメって言ってたから!!』

从 ゚∀从『今しかできないことをして、なにがわるい!!!!』

その後、ブランコのすぐ上にまで伸びた桜の樹に衝突して転落 左の瞼を三針も縫う怪我を負った
それから桜は嫌いだ
訂正 散り時だけは好きだ

431 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:05:38 ID:lZVrCK2o0

ミ,,゚Д゚彡「人に夢と書いて儚い……か
      人生を桜に例えた奴は天才だと思うね」


丁度そんなことを考えていたとき、やっとフサは来た
公園の小さな時計台の時計を見ると、もう0時をとうに回っている
だいぶ待たされたようだ
独り言のようだったが、ここは返しておこう


从 ゚∀从「あんなに風流に散れたら苦労ねぇよ」


人ってのは、華麗に散るわけじゃない
地べた這い蹲って、それでも頑張って生きてく雑草みたいなもんなんだから

432 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:06:40 ID:lZVrCK2o0

フサを手招きして、サクッと本題を切り出す

从 ゚∀从「お前悩んでるようだから言っとくけどなぁ、俺はミルナさんのことは……」

ミ,,゚Д゚彡「ハイン
      ……悪い、別れよう 俺達」

从 ゚∀从「……」

結構頑張って切り出したのに、これだよ
こいつは人の話も最後まで聞けなくなったのか

从 ゚∀从「…………ミルナさんとはそういう関係じゃねぇぞ」

ミ,,゚Д゚彡「違うんだ  俺の、我儘なんだ
      俺はハインを愛してる 大好きだ   ……だからこそ今、さよならしなきゃいけないんだ」

从 ゚∀从「……」

433 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:07:26 ID:lZVrCK2o0

ミ,,゚Д゚彡「俺の方は大丈夫だ きっとやっていける
      お前も、社会人にしては心配になるくらい直情型でガサツだったけど、
      俺の代わりにお前を見守ってくれる上司がいる」

……やっぱり、ミルナ先輩じゃねぇか

ミ,,゚Д゚彡「その上司に、しっかり教育されて来い
      お互い社会に慣れて、余裕が出てきたら、
      ……その時は、また会おう」

从 ∀从「……本当に、本気なんだな?」

ミ,,゚Д゚彡「あぁ、すまん」

知っている
フサは頑固だ
意志を変える気はないんだ

434 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:08:53 ID:lZVrCK2o0

込み上げてくるものは止まらない
流れてくるのは走馬灯 もとい、フサとの思い出

幼稚園 ぶらんこ 小学校 影鬼 けいどろ 中学校 席替え 受験勉強 高校 学園祭 部活 就活
全ての思い出の中に、フサがいた
フサを巻き込んで、成長してきた

わかる 知っている  フサの弱点も、小さな癖も
髪の毛を掻き回して右下に視線を泳がせた
元の鞘に戻る約束も、撫でてくれる約束も、嘘だ

フサはこのまま俺が誰かとくっつくまで、今までのようには接してこないだろう
そういう奴だ
昔からそうだ
ずるい 奴だ

俺がこのまま抱きつかないように、距離をとって立っているのも、奴の手口だ
卑怯だ 最低だ
…………ばかやろう…………
畜生…………

435 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:09:25 ID:lZVrCK2o0

ミ,,゚Д゚彡「そうだハイン、こいつをやろう」

無理矢理声色を明るくして、フサはずっと後ろ手に隠していたものを、ずいとこちらに差し出した

ミ,,゚Д゚彡⊃▼・ェ・▼

从 ;∀从「ぬい、ぐる…み?」

ミ,,゚Д゚彡「ああそうだ  俺に似てるだろう」

『俺の代わり』とか言うつもりか? ちょwwww笑わせんなよww今シリアスパート

从 ;∀从「wwww似てww…ねーよwwwwこの猫顔wwww」

ミ,,゚Д゚彡「ぬっ、聞き捨てならんな  俺は犬だ」

从.^∀从「ねーwwよwwww」

436 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:10:02 ID:lZVrCK2o0

奴なりの気遣いに甘んじる
これで、恋人として笑い合うのは最後だろう

最後くらい、笑って別れたいもんだ
どうせ繋ぎ止められやしないのだから

心はまだ泣き叫んでいる
壊れてしまいそうなくらい、悲鳴を上げて
届かないと、知っているからこそ


俺達は公園の前で別れた
手を振って
涙を拭いて
笑顔で

『また会おうね』


从 ゚∀从 求めてももう 掴めないようです  終

437 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:10:45 ID:lZVrCK2o0

ミ,,゚Д゚彡 もう戻れないようです 从 ゚∀从  終

438 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 21:11:28 ID:.Tn74H66O
(´;ω;`)ブワッ

439 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:11:31 ID:lZVrCK2o0
以上です

おわったああああああああ!!
まとめてきます

440 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 21:11:35 ID:UXKMF4W.0
切ねぇな・・・乙

441 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 21:12:03 ID:cDhG3INwO
悲しい


442 ◆zynqho4iRI :2011/05/21(土) 21:13:19 ID:lZVrCK2o0

★☆★巻末目次ページ★☆★

ζ(゚ー゚*ζ こいをかなえるおにんぎょう! のようです >>244-305
巻末コメント:前日まで書き溜め3レスでした。ジェバンニが一晩でry

( ・∀・)恋実れ!のようです >>311-357
巻末コメント:バスケ未経験です←

从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです >>364-403
巻末コメント:手で掴むという形で保持したものを空中で手放す、つまり物を放り投げる行為にえもいわれぬ快感を覚えます。

ミ,,゚Д゚彡 もう戻れないようです 从 ゚∀从 >>410-437
巻末コメント:不謹慎ですがこんなミルナが大好きです

◆次回は来月の第三土曜日を予定しています!
 参加してくださった作者様ならびに読んでくださった読者様に多大なる感謝を!

このスレは次回も使いますので是非作品に関するご意見・ご感想、そして励ましのレスをお願いします!

それと随時参加者募集中です。詳しくはhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37256/1300820545/ までお越しください!
全裸の紳士が貴方を待っています。次の表紙を担うのは君だ!!

443 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 21:14:38 ID:.Tn74H66O
乙!そしてシメお願いします!
ハインもフサも良い奴だなぁ……不器用だなぁ……切ねえ

444 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 21:16:18 ID:.Tn74H66O
>>442
乙っす!


そして野郎どもお疲れぇええぇえ!
来月が待ち遠しいわぁぁぁ!

445 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 21:19:45 ID:UXKMF4W.0
作者乙!
来月が楽しみだ!

446 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/21(土) 22:04:52 ID:/1.MGt5kO
>>444
馬鹿、野郎どもじゃねえよ!
華も恥じらう乙女達だ!

447 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/22(日) 19:03:56 ID:D8wrdlagO
乙!
相変わらず泣いたり笑ったりにやけたりさせてくれる
個人的にはζ(゚ー゚*ζこいをかなえるが好きだ

448 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/22(日) 21:04:48 ID:lS.NBWtM0
バスケの奴が個人的には好きだった。

来月号にも超期待!!

449 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/05/24(火) 15:42:55 ID:/TqMKDnw0


450 告知age :2011/06/16(木) 13:38:45 ID:wEEnygacO
季節は桜舞い散る時を過ぎ、青葉色付く新緑へ。
しかし恋は、どんな季節でもやってくる。
 
ミセ*>_ゝ<)リ「わっ、私、あああ貴方の事が好きなのぉっ!!」
 
己の気持ちを伝える者。
 
(;^ω^)「えっと……ごめんなさい、ですお」
 
時にその思いは伝わらず、涙を流すこともある。
 
(´<_`トソン(ミセ者ドンマイ!)
 
そしてそれを見守る者。
 
 
ミセ ;_ゝ;)リ「(内藤の馬鹿内藤の馬鹿内藤の馬鹿)――ってきゃあっ!?」 ドンッ
 
(;・∀・)「だ、大丈夫ですか? お怪我は?」
 
ミセ*´_ゝ`)リ キュン
 
散る恋あれば、そこから始まる恋もある。
 
会場:[JBBSスレ]
企画:[JBBSスレ]
 
月刊少女小説ξ ^ω^)ξちょwwwwのようです 6月号
6月18日 午後6時刊行
 
あなたの『好き』って気持ち、カタチにしてみませんか?

451 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/16(木) 18:56:10 ID:QpYaUdOI0
あらあら

会場:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37256/1302944414/
企画:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37256/1300820545/

こちらですわ お嬢様。

452 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/16(木) 22:16:13 ID:C8XeGZJkO
期待

453 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/16(木) 23:58:03 ID:dO.ME3JIO
wktk

454 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 17:29:29 ID:kZdkV9ukO
あげ

455 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 17:57:44 ID:QbMdVmD60
リアルタイム初wktk

456 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:00:26 ID:Ak/rDNjo0


それでは、 『月刊少女小説ξ ^ω^)ξちょwwwwのようです 六月号』 刊行致します

http://e2.upup.be/LimfrwmjNT

*ふろく説明:http://d2.upup.be/CUCA83YIA2


ごゆっくりお楽しみ下さい
まとめ様:http://sogomatome.blog104.fc2.com/


☆参加者の方へ
投下の開始と終了時に、それぞれ宣言をお願いいたします
また、投下終了後、企画スレの方へ、作品名と巻末コメントの掲載をお願いします
kwskはこちらの方でご確認下さい
http://hinagatawwww.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC

457 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:02:58 ID:Ak/rDNjo0


( ・∀・)恋実れ!のようです

458 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:03:44 ID:Ak/rDNjo0


僕は野良猫

君は人の子

叶わないよね こんな想い

459 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:04:10 ID:Ak/rDNjo0

Case 3:ぃょぅ

460 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:05:01 ID:Ak/rDNjo0

梅雨の季節

毎日、霧雨のような雨が降り続いてる
彼はそこで、座っていた

(=゚ω゚)
ずぶ濡れの体を、隙間風が路地裏を通ってぃょぅの体温を奪う

(=-ω-)「……寒いよぅ……」

ぃょぅは野良猫だった

生まれてすぐ、母親や兄弟ともはぐれてしまった
まだ狩りの仕方も知らない
爪も、牙も、警戒心も 何も知らない

もう何日も食べていない
ぃょぅは道を少し入ったところにあるトタン屋根の下で、そのからだを横たえた

461 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:05:02 ID:pCDRJG5A0
wktkwktk

462 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:05:33 ID:Ak/rDNjo0

(=-ω-)「おなかすいたよぅ……寒いよぅ……」

もう、眠い
身体は冷たいのに、顔だけが温かくて、瞼が重くて、微睡が気持ち良くて
もうこのまま、少しだけ眠ってしまおうか…………



ふと トタンから落ちてくる大きな水滴が止んだ
何事か  迎えでも来たのか

(=゚ω-)(…………ん?)

ζ(゚―゚*ζ

そこには、傘をさした 女の子

463 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:06:25 ID:Ak/rDNjo0

ζ(゚―゚*ζ「大丈夫? 寒いの?お腹痛いの?」

彼女はしゃがみ込み、ポケットからハンカチを取り出した
汚れることも厭わず、それでこの泥だらけの体を拭いてゆく
とても気持ち良く、温かかった

(=-ω-)(……あたたかい…………この人間、何が目的なんだよぅ……)

抵抗する気力はなく されるがままになっていた
煮るなり焼くなり 好きにしろ


頭 背中 足 腹
大きなそれは、小さい体を包んで丁寧に体を撫でていった

それが終わると、彼女はぃょぅを畳んだハンカチの上にそっと乗せた

(=゚ω゚)(……?)

464 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:07:33 ID:Ak/rDNjo0

彼女は大きな鞄を漁っている

ζ(゚ー゚*ζ「あーったーぁ☆」

そう言って取り出したのは、一つの袋
口を開けると、なんとも甘い香りが漂ってきた

(=゚ω゚)ノ「!」

ζ(゚ー゚*ζ「おっ、やっぱお腹空いてたんだねー♪ はい、どうぞー」

小さく千切ったそれを摘まんで、鼻先にもってきてくれた
鼻を近づけて、匂いを嗅いでみる

(=゚ω゚) スンスン…スンスン……

(=゚⊿゚) クワッ ハグッハムッハグハグッ!!

Σζ(゚―゚*ζ「!?」

465 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:08:40 ID:Ak/rDNjo0

ぃょぅが食いつく
勢いよく まだ生えそろってもいないちいさなちいさな歯で、きゅう きゅう、と

ζ(゚ー゚*ζ「わー……よっぽどお腹空いてたんだねー  おいしい?ミルクパン」

(=゚ω゚) ミゥー ィウー

ζ(゚ー゚*ζ「よかった☆ はい」

(=゚⊿゚) ハムッハムッ … キュッキュッ キュッキュ ……ミゥーーミウーー

ぃょぅは平らげ、まだねだる
デレは、ぃょぅが飽きるまで与え続ける
その後はぃょぅが寝付くまで、中指でそっと撫でていた
デレがぃょぅを見つけた 最初の日だった

♪ ζ(゚ー゚*ζ

466 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:08:55 ID:kZdkV9ukO
このくそかわいいのがドクオだと…………
ちっぱいマウスパッドだと…………

イヤッッホォォォオオォオウ!
*  +   巛へ
       〒| +
  +   。||
 *  +   / /
   ∧_∧ / /
  (´∀`/ / +
  /⌒   |
  /ュヘ   |*
+〈_) )  |
   /   i +
ガタン / /丶 |
||| / / | ||||
――――――――――

467 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:09:24 ID:Ak/rDNjo0

翌日
快晴の日差しの中、ぃょぅは目を醒ました
久々に満足に寝た
デレが置いていったハンカチが、隙間から差し込む日差しの温もりを吸って 温かかった

(=゚ω゚)「……気持ち、いい……」

絶好のお昼寝日和
ぃょぅは微睡の中で、昨日の少女のことを考えていた

(=゚ω゚)(あれ、誰だろう……あったかかったよぅ……)

今まで、野良のぃょぅにあそこまで優しくした人間はいなかった
ぃょぅは子猫である外見を活かし、若い女子供にすり寄ってはごく少量の餌か暴力を受け取ってきた

彼女は、路地裏からぃょぅを見つけてくれた
彼女は、優しくて、温かくて、 可愛かった

(=-ω-)(また、会えるといいよぅ……)

468 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:10:16 ID:Ak/rDNjo0

ζ(゚ー゚*ζ「はろー☆」

(=゚ω゚)ノ イウー! ミゥーー!!

彼女は、また来た
昨日と同じパンを持って、ぃょぅの前に現れた

ぃょぅは立ち上がり、彼女に擦り寄る
彼女はぃょぅを抱き上げた

イゥー (=*>ω<)ζ(>―<*ζ キャー

頬を摺合せ、お互いに喜び合う
会いたかった 温かい 彼女(あの子)に

今日は彼女の膝の上でお食事
ひだのあるスカートの上に乗り、一人と一匹で パンを分け合った

469 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:11:41 ID:Ak/rDNjo0

ζ(゚ー゚*ζ「私はデレ あなた、名前はあるの?」

(=゚ω゚)ノ ィゥ ィゥ ミヨ …… ィヨー……

ζ(゚ー゚*ζ「いよー?イヨー!?いよう!!」

(=゚ω゚) イオ … イヨー!!

ζ(゚ー゚*ζ「いよーう!!」

(=゚ω゚) イヨー!!

ζ(^ー^*ζ「イヨー!!」

一人と一匹で、復唱を繰り返す
ぃょぅに、正式な名前が付いた
デレの、友達が増えた日だった

470 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:12:21 ID:Ak/rDNjo0

それから毎日、デレがぃょぅの元に立ち寄るようになった
一人と一匹は、毎日夕方の短い時間を共にするようになった
デレはぃょぅに一日の出来事を話し、ぃょぅはデレに撫でられて時間を潰した

それが日常になって どのくらい経っただろうか
ある雨の日、デレは傘をさしたまま、ぃょぅを抱き上げた
今日のデレは、心なしか表情が沈んでいた

(=゚ω゚) イゥー?

ζ(゚―゚ ζ「ん? …あぁ、ごめんね なんでもないの」

デレは微笑んで、ぃょぅの頭を撫でた

(=゚ω゚)(――?)

翌日から、ぱったりとデレは来なくなってしまった

471 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:12:43 ID:kZdkV9ukO
なにこの子たち可愛い

472 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:12:53 ID:Ak/rDNjo0

(=゚ω゚)ノ「……どうしたんだよぅ…何かあったのかよぅ……」

( ・∀・)「気になりますー?」

(=゚ω゚)ノ「そりゃもちろん……って、  え ? 」

( ・∀・)「あぁ、申し遅れました。
     僕の名前はモララー しがない魔法使いです」

(=゚ω゚)ノ「……人間が、僕の言葉なんかわかるのかよぅ」

( ・∀・)「魔法使いですから」

僕の言葉を理解し、マホウツカイとかいう自己紹介をする男が 気付いたら真後ろに立っていた
僕はまだ幼いが、これでも猫だ しかも野良
背後に立たれるまで 声をかけられるまで気付かないなんてことは あり得ない

(=゚ω゚)(……なんなんだよぅ こいつ)

473 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:13:49 ID:Ak/rDNjo0

( ・∀・)「で、デレさんなんですけどねー」

(=゚ω゚)ノ「てか、なんでお前がデレを知ってるんだよぅ」

( ・∀・)「魔法使いですから」

マホウツカイ って、何だ

マホウツカイは、一番近くにあった水溜りを指差した

(=゚ω゚)「?」

( ・∀・)「びっくりして飛び込まないでくださいよー?」

デレみたいな白くて細い指で、その水にちょんと触れた
水面に波紋が広がり、それが消えた時には デレがその中にいた

474 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:14:36 ID:Ak/rDNjo0

(=゚ω゚)「デレ!!」

( ・∀・)「だからっ!待て!!」

犬じゃねーよぅ

(=゚ω゚)「デレ!デレに何したんだよぅ!!」

デレは水の向こうの、知らない世界の中にいた
なにかふわふわしたものを抱えて、蹲っていた

( ・∀・)「これは、今のデレさんを映しています。デレさんのお家ですね」

(=゚ω゚)「デレのお家?」

( ・∀・)「はい。デレさん、落ち込んでいますね」

475 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:15:13 ID:Ak/rDNjo0

マホウツカイは、デレが落ち込んでいると言った
確かに、デレ 元気がない
ふと、違和感を感じた

(=゚ω゚)「あれ?……デレ、髪…………」

そう 髪
デレの甘い香りのするゆるゆる巻きの茶色い髪は、肩口からバッサリと切れてなくなっていた
しかし、昨日まではあったはずだ

( ・∀・)「そう、髪……で、これが今日の放課後のデレさんです」

マホウツカイがもう一度水面に触れると、景色が変わった
学校です と、マホウツカイが教えてくれた
デレの話によく出て来る ガッコウ

デレは、なにかに怯えた顔をしていた

476 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:16:18 ID:Ak/rDNjo0

『一年のくせに、生意気』

『短いスカート』

『なにその茶色い髪wwww』

『こっ、これは地毛で……学校にも申請してあっ…』

『校則違反だよね』

『え?』

『切っちゃえwwww』

『ちょっ……やめてください!やめてください!!嫌!嫌ぁっ!!』

じょきっ じょきっ じょきっ じょきっ

『いやあぁぁぁぁ!!』

477 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:16:46 ID:QbMdVmD60
俺のデレになんて事を・・・

478 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:17:12 ID:Ak/rDNjo0

(=゚ω゚)

(=゚ω゚)「……で、れ?」

( -∀-)

( ・∀・)「デレさん、VIP高校一年生  彼女は英国出身の母を持つハーフで、その容姿や色素の薄さから、しばしばこのようないじめにあうことが多いようです」

(=゚ω゚)「……いじめ…?デレ、なにか悪いことしたかよぅ…?」

( ・∀・)「いじめとは理不尽なもので、デレさんが直接何かしていなくても、相手や周囲の受け取り方によって勝手に起こってしまうのですよ」

(=゚ω゚)「……人間は身勝手だよぅ デレは優しい子で、あったかくて、いい匂いなのに……意味もなく手を出すなんて、ネズミでもしないよぅ」

( ・∀・)「ですよね。 ま、そんなわけでデレさんはしばらく出てきませんよというお知らせに来ました」

(=゚ω゚)「……ィウーー……」

( ・∀・)「…………」

479 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:17:46 ID:Ak/rDNjo0

マホウツカイは、僕の頭を撫でて肉を差し出した
デレが前に持ってきた、ういんなー だ
僕の目の前で、ふりふりと振る    すごく、おいしそうです

(=゚ω゚)「……別に、食べ物くれるからデレが好きなわけじゃないいよぅ」

じろ と、精一杯の威厳を込めて眼だけで睨みあげる
意識はういんなーだ

( ・∀・)「ええ勿論。そんなだったらこんなとこには来ませんよ」

(=゚ω゚)「失礼な奴だよぅ」

爪を伸ばすが簡単に回避されてしまった

( ・∀・)「デレさんの所に行きたいですか?」

480 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:18:46 ID:Ak/rDNjo0

(=゚ω゚)「……んなこと出来るのか、よぅっ!」

( ・∀・)「魔法使い、です、からぁっ!」

ういんなー争奪戦は白熱している

(=゚ω゚)「い、か、せ、ろ、よぅっ!」

( ・∀・)「交換、条件、ありますっ!」

(=゚ω゚)「好物件、あります!みたいな、言い方…すんなよぅっ!」

( ・∀・)「いいから 条件を ききなさい」

(=゚ω゚)「それ しょうゆ です」

( ・∀・)「いいえ コーラ です 多分」

(=゚ω゚)「いいから早く言えよぅ」

ういんなーを勝ち取り、やつの拳に二本ばかし赤線を引いてやった
野良猫なめんなよぅ

481 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:19:53 ID:Ak/rDNjo0

( ・∀・)「いてててて……さて、じゃあその可愛らしい尻尾をもらいます」

(=゚ω゚)「虐待かよぅ」

( ・∀・)「違いますよ 交換条件です。
      君の尻尾一本で、僕は君を、デレさんを助けられるように人間にします。三日間だけ
      三日の間、傍に居て慰めるなりいじめから守るなり、好きにすればいい」

(=゚ω゚)「……痛そうだよぅ」

( ・∀・)「ご心配なく 今のまま人間にします。次に猫に戻った時には、尻尾はありません」

(=゚ω゚)「ちょん切られるわけじゃないってことかよぅ」

迷う
最近まで尻尾でバランスを取って歩いていた
いきなりなくなってしまっても、大丈夫か

482 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:19:54 ID:kZdkV9ukO
いじめ かっこわるい

483 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:20:48 ID:Ak/rDNjo0

―― 考えるまでもなかった

(=゚ω゚)「……デレの所に、行くよぅ」

マホウツカイを見つめる
奴は満足そうに頷いた

( ・∀・)「商談成立ですね 尻尾にお別れでも言いなさい」

(=゚ω゚)「御託はいいよぅ  だから、早く」

( ・∀・)「では……」

マホウツカイは、羽織物の中からちいさな黒い粒を取り出した

( ・∀・)「飲みなさい」

そう言って僕の前に差し出してきた
僕はそれを舐め取り、そのまま飲み下した
目を瞑る
デレ 今いくよ

484 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:21:26 ID:Ak/rDNjo0

熱い
寒い
目が熱い
身体が寒い
脈は普段よりもずっと遅い
頭に触れるこれはなんだ
うっすらと目を開ける
見えたのは、人間の手だ
自分の方に腕が伸びた ――― 自分の手だ

(=゚ω゚)「……ひ、と?」

( ・∀・)「おめでとう。その姿は三日後…明々後日の日没まで君のものだよ」

これが、人の姿か
視線が高い
毛が無い
毛がない?
…………

485 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:21:41 ID:pCDRJG5A0
dkdkする

486 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:22:00 ID:Ak/rDNjo0

( ・∀・)「これは餞別だよ はやく着るといい」

マホウツカイは布をくれた 服というらしい
襟の高い、黒い半そでの服に大きなジッパー 黒のジーンズ ……マホウツカイはひとつひとつ説明してくれた

(=゚ω゚)「………で」

頭に装着された 帽子 というもの  猫と同じ形の耳がついていて、大きめの安全ピンが二つ 右耳側についている

( ・∀・)「オプションです 外さないでくださいね」

あっさりとそう言うマホウツカイ

( ・∀・)「見た目的にも、ぴったりでですよ」

僕の外見は 人間でいえば10歳に満たすかどうかというところだ
こんな姿でどうデレを助けられるというのだろうか

487 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:22:27 ID:Ak/rDNjo0

( ・∀・)「これは餞別だよ はやく着るといい」

マホウツカイは布をくれた 服というらしい
襟の高い、黒い半そでの服に大きなジッパー 黒のジーンズ ……マホウツカイはひとつひとつ説明してくれた

(=゚ω゚)「………で」

頭に装着された 帽子 というもの  猫と同じ形の耳がついていて、大きめの安全ピンが二つ 右耳側についている

( ・∀・)「オプションです 外さないでくださいね」

あっさりとそう言うマホウツカイ

( ・∀・)「見た目的にも、ぴったりでですよ」

僕の外見は 人間でいえば10歳に満たすかどうかというところだ
こんな姿でどうデレを助けられるというのだろうか

488 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:23:11 ID:Ak/rDNjo0

( ・∀・)「じゃっ、頑張ってくださいね☆」

マホウツカイは近くにあったブロック塀を破壊した

(=;゚ω゚)「ちょっWWWWWWWW」

急いで回避行動
猫特有の身体能力は健在のようだ

雪崩が起きた場所を見ると、もうあのマホウツカイはいなくなっていた

(=゚ω゚)「にゃろー……」

ぃょぅは舌打ちすると、いつもデレが帰っていく方角に歩き出した
デレの匂いを追う  雨で殆ど消えてしまったが、まだ希望は残っている

湿ったアスファルトを、くつ で歩いて行った

489 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:23:50 ID:Ak/rDNjo0

翌日 デレは髪を綺麗に切りそろえて登校していた

ぃょぅは屋上待機している
デレの匂いは覚えていたので、ここまで付いてくることは容易かった
決してすとーかーとかいうやつではない

(=゚ω゚)「野良出身で良かったよぅ  ……ま、これが終わったら、また野良ちゃん戻りなんだけどよぅ」

ひとりごちている間に、下では大きな音でチャイムが鳴り、おいしそうな匂いがしてくる
昼食の時間だ

屋上へ上がってくる足音がする
ぃょぅはそれが複数であることをを察知して、貯水槽の上に跳躍し身を隠した

(=゚ω゚)(デレじゃ、ない……?)

複数の甘い匂い 女子達のようだ
しかし、そこに混じっている汚い匂いの中に……

490 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:24:22 ID:Ak/rDNjo0

ギィ

屋上のドアを開け、まず最初に投げ出されたのがデレだった
汚い匂いの水で、びしょ濡れになっている

(=゚ω゚)(デレ!?)

次いで出てきたのは、数人の女子

『デレ、よく今日も来れたねー』

『短髪、似合うわよーwwww』

『髪切って彼氏でもできた?』

『あっれ?デレのお弁当、冷凍食品ばっか』

『意外ww手ぇ込んでんのかと思ってた』

491 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:25:04 ID:Ak/rDNjo0

デレの物らしきオベントウを手にした女子が、それを下に向けて振りかぶった

『まったくこんなんだからデレはー ―――』

(= ω)

貯水槽からダイブ
アスファルトに叩きつけられる直前のオベントウを奪い、持ち前の身体能力で宙で一回転してデレの前に着地した
デレと他の女子を隔てるようにして立つ

(=゚ω゚)「デレが、お前らになんかしたかよぅ」

女子達は困惑していた

492 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:25:42 ID:Ak/rDNjo0

『え?なにあれ 今降ってきた?』

『てか小学生……?』

その間にデレにオベントウを返し、ウインクする

(=゚ω゚)「ちょっと、待っててよぅ」

ζ(;、;*ζ「…ぇ……?」

女子達に向き直る

(=゚ω゚)「デレを苛めてるのはお前らかよぅ デレは優しくてお前らなんかよりずっといい人なんだよぅ
     なんでデレを苛める?」

威嚇するように睨み上げる
女子達は少しだけ後退さった

493 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:26:31 ID:Ak/rDNjo0

『……あんた、誰よ?』

『君何歳?学校は?』

(=゚ω゚)「んなもんねーよぅ ……それより答えろ 何でデレを苛めるんだよぅ」



誰も何も答えない
静寂だけが場を支配する
ぃょぅはそれを良しとしない
威嚇は続いた

(=゚ω゚)「答えないなら、早くデレの前から消えろよぅ……  もう二度と、デレにこんなことすんなよ」

小さな牙をむく 屈んで更に小さく見える姿に、込め得る敵意を込めた
女子は舌打ちして、ひとり、ふたりとドアの向こうに消えていく
全員が消え、ドアが重たい音を立てて閉まった時、ぃょぅはやっと警戒を解いた

494 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:27:14 ID:Ak/rDNjo0

背筋を正し、デレを振り返る
デレはオベントウを抱いたまま、呆けたようにぃょぅを見ていた

(=゚ω゚)ノ「いよぅっ!大丈夫かよぅ?」

デレに近付いてしゃがみ込んで、大きなジッパーを下ろし、着ていた服をデレに被せる
デレはびくりと肩を震わせたが、なされるがままになっている

短くなってしまった髪を丁寧に拭う

(=゚ω゚)「ぁー……やっぱにおいはとれないよぅ デレは着替え、持ってるかよぅ?」

“ζ(゚、゚*ζ

デレはこくこくと頷いてみせる
風邪をひかれては困るので、はやく着替えに行くことを促した
名前を、存在を聞かれる前に

495 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:28:07 ID:Ak/rDNjo0

デレは、放課後 屋上に現れた
僕は貯水槽の上から、デレを眺めていた
ジャージ姿のデレは、左腕に僕の服をかけていた

(=゚ω゚)(そういえば貸しっぱなしだったよぅ)

上半裸だった体をさする
肩がひんやりと冷えていた
デレはきょろきょろと辺りを見回している
きっと探されているのだろう

僕は貯水槽から飛び降り、ビッ と手を挙げた

(=゚ω゚)ノ「いようっ!昼、大丈夫だった?」

ζ(゚-゚*ζ「だ、大丈夫でした 本当にありがとう  あとごめんね?気付けなくて
       こんな時間まで、寒かったよね?」

(=゚ω゚)ノ「平気だよぅ!こんなの慣れっこだし」

496 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:29:15 ID:Ak/rDNjo0

ζ(゚ー゚*ζ「あのね、保健室の先生にお願いして、このお洋服だけは洗って乾かしてもらったの。だからね」

そう言って、デレは僕にまだ温かい服を着せてくれた

(=゚ω゚)「ありがとぅ」

服からは、デレの匂いがした
大きなジッパーを首元まで引き上げ、首を埋めた

(=*-ω-)「…………いいにおいが、するよぅ」

ζ(゚ー゚*ζ「えっ?あぁごめん!探してる間抱えちゃってたから、香水が少し移っちゃったかも」

(=*-ω-)「いいんだよぅ……いいにおいだし、温かい……」

(=゚ω゚)「自己紹介が遅れたよぅ  僕の名前は陽
     デレのことをどっかで見ていたマホウツカイとかいう男が遣わした 非力な護衛だよぅ」

497 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:30:00 ID:Ak/rDNjo0

自己紹介は多少脚色してあったが、許してほしい
ケンソン?なにそれ食えるのかよぅ

デレは「ヨウ…」と繰り返して微笑んだ
ζ(^ー^*ζ「陽 ありがとう」

デレは、そっと頭を撫でてくれた

それから僕達は三日間、屋上で時間を共にすることになった


二日目にデレが作ってきてくれたオベントウには大きなういんなーが入っていて、
帰り道で見かける野良猫の大好物であること 最近は何故か見かけないこと その子が心配であることなど
いろいろな「いよう」を教えてくれた

「いよう」について語る彼女はとても楽しそうで、自分のことなのに微笑ましく思えてしまった
デレが、陽の細くて小さい右腕に巻かれた黒いリストバンドに触れ、瞼を伏せた

498 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:30:39 ID:Ak/rDNjo0

ζ(-、-*ζ「……いようもね、右手 怪我してたんだ」

確かに、怪我をした
餌を取り合って負けた時の傷だったはずだ
今は傷痕こそあれど完治はしている
デレは今、この腕と「いよう」の腕を重ねていた

ζ(-、゚*ζ「気付いた次の日に手当てに行こうと思ったんだけど、……ね、髪、やられちゃったから
       いようのところに寄らずに帰ってきちゃった……
あれから見かけないんだけど……大丈夫かなぁ…………」

(=゚ω゚)「……野良だから、常に同じ場所にいるってわけじゃないかもしれないよぅ
     餌も探さなきゃだし、大きな猫からも身を守ったりしないといけないんだよぅ…………きっと」

きっと
おかしな話だ
何故自分がその「いよう」であると言わないのだろう

499 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:31:29 ID:Ak/rDNjo0


(=゚ω゚)(カッコつけて恩返しをしたいだけなんだよぅ、きっと……)

違う感情に 気付いてしまわないように
希望を もたせてしまわないように

500 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:32:13 ID:Ak/rDNjo0

三日目 最終日

昼休みのチャイムから、二人は動き出す
デレは屋上へ
ぃょぅは学校へ

一日目 あの後デレを苛めていた女子達は、陽の存在を教諭に訴えた
野良お得意のかくれんぼで事なきを得たが、たまに見回りに来るようになったようなので
ぃょぅは屋上待機を諦めていた

渡り廊下の上 庇 芸術棟 … 段々と高くなっていく足場の上を、人間の体のまま軽快に登っていく
屋上のフェンスを越え、見事な着地と同時に 屋上へのドアが開いた

(=゚ω゚)ノ「いよう!」

ζ(^ー^*ζ「こんにちは」

軽い挨拶を交わして、二人は並んで座った

501 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:32:21 ID:kZdkV9ukO
がんばれショタっこ

502 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:33:36 ID:Ak/rDNjo0

あれ以来、デレからは汚い匂いもしないし、鉄の匂いも感じない
外傷が出来るようないじめは、なくなっていた

ζ(゚ー゚*ζ「はい、今日のお弁当」

(=*゚ω゚)「ありがとよぅ!……って、なんかすっかり「いよう」みたいな生活になってるよぅww」

ζ(゚ー゚*ζ「確かにーwwウインナーも一番に食べるし、…カニカマも好きなんだっけ?次いようを見かけたらあげてみようかなwwかにかま」

(=゚ω゚)「きっと喜ぶよぅ!」

お別れの時間は 近い

(=゚ω゚)「……デレ」

ζ(゚ー゚*ζ「ん?なぁに?」

(=゚ω゚)「僕今日カニカマ我慢するから、それ持って一緒にいようを探しに行こうよぅ」

503 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:34:35 ID:Ak/rDNjo0

ζ(゚ー゚*ζ「陽君も一緒に?」

知っていた
オベントウを少しだけ残しては、放課後毎日「いよう」を探しに行くデレを
だから、今日こそ会わせてあげようと思う

いじめもなくなったようだし(デレの知らない所で野良なりの仕返しとケジメをつけさせたのが効いたのか)
もう、人体に思い残すこともない

(=゚ω゚)「僕も、デレの話を聞いてたら会いたくなったんだよぅ」

ζ(゚ー゚*ζ「そう ……じゃあ、今日は一緒にいようを探しに行こう!」

(=゚ω゚)ノシ「おー!!」


この気恥ずかしさも、むず痒さも、 この胸の苦しさも、今日で終わりだ

504 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:35:21 ID:Ak/rDNjo0

放課後、校門から少し離れたところで待ち合わせをした
門を出てぱたぱた走って来るデレに、笑顔で手を振る

(=゚ω゚)ノシ「遅いよーぅ」

ζ(゚ー゚*ζ「ごめんごめん……先生に捕まっちゃって……」

僕の頭を撫で、歩き出すデレ

ここからあの路地までは、そう遠くない
小さいことをいいことに、初めて並んで歩くデレの手を握った

ζ(゚、゚*ζ「?」

(=゚ω゚)「〜♪」

デレの手は、やわらかくて温かかった

505 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:36:38 ID:Ak/rDNjo0

(=゚ω゚)「デレ―」

ζ(゚ー゚*ζ「なぁに?」

(=゚ω゚)「デレは、僕が飛び出してきた時、びっくりした?」

ζ(゚、゚*ζ「そりゃあしますよ いきなり高校に小学生が降ってくれば」

(=;-ω-)「だから、小学生じゃないよぅ……」

ζ(゚ー゚*ζ「だって、ねぇ?」

繋いだ手を、ちょっと大げさに振ってくる 恥ずかしい

(=゚ω゚)「じゃあ、例えば今、いようが飛び出してきたらどうするよぅ?」

506 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:37:14 ID:QbMdVmD60
こいつらには幸せになってもらいたい

507 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:37:28 ID:pCDRJG5A0
もうすぐ会話出来なくなるのか・・・

508 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:37:54 ID:Ak/rDNjo0

ζ(゚ー゚*ζ「びっくりするけど、抱き締める」

(=-ω-)「あー 僕が勇気を振り絞って繋いだ手は放されちゃうのかよぅ」

ζ(゚、゚*ζ「あっ……えっと」

(=゚ω゚)「別にいいんだよぅ たいして変わらないし」

ζ(゚、゚*ζ「え?それどういう…」

(=゚ω゚)っ//「さてっ!カニカマ用意っ!!」

ζ(゚、゚*;ζ「えっ」

(=゚ω゚)o モグッ

ζ(゚△゚*;ζ「えっ!?」

509 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:38:34 ID:Ak/rDNjo0

しっかり掴んだカニカマをびしっと 沈みかけた太陽に向けて掲げる

噛付くと、デレは素っ頓狂な声をあげる
作戦成功 とばかりににやっと笑ってみせた

さよなら デレ


(=゚ω゚)o「デレッ!!今までありがとう!!僕の名前はいよう!君に助けられた猫で、
     デレのことをどっかで見ていたマホウツカイが遣わした 小さな野良猫!!」

(=゚ω゚)o「君のことが大好きな 非力で小さな子猫だよぅ!!!!」

叫ぶように 鳴くように
その声は高らかと、誇らしげで

視界は狭く、体は軽く、デレの顔は高い位置にある
もう「陽」の声は出ない

510 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:39:28 ID:Ak/rDNjo0


日没は約束通り、体を元に戻し 自慢の尻尾を奪っていった
後悔はしていない
充実した 幸せな三日間だった

511 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:40:12 ID:Ak/rDNjo0

りん
可愛い音が鳴る

それを見つめるのは、黒い外套を羽織った魔法使い

( ・∀・)「……で、今に至ると」

(=゚ω゚)「だよぅ まさかそのまま脱野良するなんて、思いもしなかったよぅ」

場所はとある民家の窓辺
梅雨の涼やかな夜風を取り込む為の隙間越し

赤い首輪と金色の鈴を首に下げたぃょぅと魔法使いモララーが、そこで密かに雑談を交わしていた

ぃょぅは、あれからデレ宅に迎え入れられた
カニカマとういんなーは、たまにのご馳走になった
デレのハンカチのベッドは、デレの枕の隣に設置されたクッションになった
野良猫ぃょぅは、飼い猫いようになった

512 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:40:30 ID:kZdkV9ukO
いよういい男すぎるだろ

513 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:41:00 ID:Ak/rDNjo0

真実を知っているのは、いようとデレと、モララーだけ
幸せ者の飼い猫は 飼い主のデレに呼ばれて窓辺を離れた

残された魔法使いも 黒い外套を空気に馴染ませて消えていった


( ・∀・)「これもまた ひとつの「恋」のカタチ」

( ・∀:::: 「実れ 実れ 『恋』 実れ」

(  ∀;;:::: 「君に会える その日まで
       僕は叶える 人の恋」

:::: 「収穫祭は 満月夜
   籠目の中の 君の為」



( ・∀・)恋実れ!のようです          Case 3:ぃょぅ 了

514 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:42:14 ID:Ak/rDNjo0
以上!!ありがとうございました!
続いて綴じ込みふろくを挟み、次の方お願いします

515 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 18:42:53 ID:Ak/rDNjo0

綴じ込みブロマイド
ここからそっとあけてね☆
http://e2.upup.be/RCFd4YCTgO

516 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:44:18 ID:pCDRJG5A0
乙です!
なんでだろう、やっぱりニヤニヤしてしまうw
 
それでは、次投下します。

517 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:44:34 ID:QbMdVmD60

人間ぃょぅの最後のセリフがかっこよすぎる

518 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:45:23 ID:pCDRJG5A0
 
 
【私立ヴィップ学園 三年A組のようです】

519 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:46:29 ID:pCDRJG5A0
【朝のHR前】
 
川 ゚ -゚)「……」
 
 
ξ゚⊿゚)ξ「おはよう、しぃ」
 
(*゚ー゚)「おはよう、ツンちゃん」
 
 
(;,,゚Д゚)「俺さ、思うんだ」
 
('A`)「ん?」
  _
( ゚∀゚)「何だよ?」
 
 
从’ー’从「あれれー、現国のプリントが無いよー?
       ちゃんと入れてきたのに、おかしいなぁ」
 
从;゚∀从「渡辺、プリントは昨日出しただろ」
 
 
(*,,゚Д゚)「このクラスになって良かった」
 
('A`)「それは同意せざるを得ない」
  _
( ゚∀゚)「ああ、朝から良いおっぱいがたくさん見れるなんて、最高だな」

520 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:47:21 ID:pCDRJG5A0
川 ゚ -゚)「……」
 
 
ミセ;*゚ー゚)リ「トソちゃんお願い、英語の宿題見せて!」
 
(゚、゚トソン「ミセリは相変わらずですね」
 
 
(*,,゚Д゚)「目の保養だよな」
 
(*'A`)「ああ」
  _
(* ゚∀゚)o彡゜「おっぱいおっぱい!」
 
 
ノパ⊿゚)「今日も良い天気だぞっ!!」
 
llw´‐ _‐ノv「こんな日は、縁側で茶を飲みながら米を食べると美味い」
 
 
(,,゚Д゚)「しかし……」
 
('A`)「うん?」
  _
( ゚∀゚)o彡゜「おっぱい?」

521 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:47:48 ID:kZdkV9ukO
乙!
とにもかくにも可愛かったぞ!



>>515

ふう…


こんな破廉恥な付録、少女誌には相応しくないのでは?

まったくけしかりません。

522 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:48:23 ID:pCDRJG5A0
川 ゚ -゚)「……」
 
 
ξ ^ω^)ξ「おはようだお」
 
ミセ ´_ゝ`)リ「あらぁん、お・は・よ☆」
 
(´<_`トソン「あら? ホラ子さん、リボンが曲がっていましてよ」
 
ξ ^ω^)ξ「ありがとうだお、トソ者」
 
 
(,,゚Д゚)「あれを女子とカウントしていいのか……?」
 
('A`)「……新たな生命体として学会に発表すべき?」
  _
( ゚∀゚)「おっぱい平等主義の俺でも、あれはちょっと……」
 
(,,゚Д゚)「……だよなぁ」
 
 
 
【「あれ? よく見れば可愛くね?」とか、そんなレベルじゃない】

523 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:49:08 ID:QbMdVmD60
なんかいるwwwww

524 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:49:32 ID:kZdkV9ukO
悪夢wwwwwww

525 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:49:50 ID:pCDRJG5A0
【出席確認】
 
(-@∀@)「はい、それでは出席を取ります。伊藤ー」
 
('、`*川「はい。なるべく自己主張することです」
 
(-@∀@)「うん、頑張って。鬱田ー」
 
('A`)「はい。ネガティブにならない」
 
(-@∀@)「うーん、まずは何事も前向きに考えるようにしようか」
 
 
* * *
 
 
(-@∀@)「次は流石(兄)……だよね?」
 
ミセ ´_ゝ`)リ「はぁーい☆ 今日もぉ O・TO・ME 力をアップさせることでぇす♪」
 
(-@∀@)「……君、あとで職員室ね。で、流石(弟)?」
 
(´<_`トソン「はい。数学の時間中に寝ないことです」
 
(-@∀@)「僕の授業中に何故いびきが聞こえるのかと思ったら、君だったのか……。
       とりあえず、君も職員室ね。ええと、次は素直(クール)」
 
川 ゚ -゚)「はい。友達を作ることです」
 
(;-@∀@)「……」

526 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:50:18 ID:Ak/rDNjo0
すかさず支援!

付録がおかしいのは四月号から受け継ぎますたww

527 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:50:59 ID:kZdkV9ukO
雄wwwww

528 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:51:12 ID:pCDRJG5A0
* * *
 
 
(-@∀@)「はい、それじゃあ次…………内藤、君もか」
 
ξ ^ω^)ξ「お? 何がですかお?」
 
(-つ∀@)「うん、何かもう、君はいいや、次」
 
ξ;^ω^)ξ「先生!? 何がいいんですかお!?」
 
(-@∀@)「長岡ー」
  _
( ゚∀゚)o彡゜「はいッ! 俺は本日のMBO(マイ・ベスト・おっぱい)を見つけることです」
 
(-@∀@)「君は相変わらず無駄に真っ直ぐだね。
       少しはそのやる気を、勉学のほうに――」
  _
( ゚∀゚)「無理です」
 
(-@∀@)「g」
  _
( ゚∀゚)「無理です」
 
 
 
::( つ∀)つ-@-@::
 
 
(;'A`)「あ、朝比奈先生! 泣かないでください!!」

529 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:51:51 ID:Ak/rDNjo0
問題児だらけwwww

530 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:52:24 ID:pCDRJG5A0
* * *
 
 
(-@∀@)「葉荷屋(はにや)ー」
 
(,,゚Д゚)「はい。今日一日平穏に過ごす事です」
 
(-@∀@)「奇遇だね、僕も今そう思っていたところだよ」
 
(,,゚Д゚)「……大変ですね」
 
(-@∀@)「……うん」
 
(-@∀@)「ゴホン……では次、増井」
 
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以「イトーイ! イトーイトーイイトイトーイ!」
 
 
(-@∀@)「」
 
 
ィ'ト―-イ、
以`゚益゚以「イトーイ!」

531 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:52:47 ID:kZdkV9ukO
アサピーに同情せざるを得ない

532 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:53:06 ID:QbMdVmD60
なんだこのクラスwww

533 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:53:41 ID:2SyBmDVsO
ハイル イトーイ!

534 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:53:51 ID:pCDRJG5A0
* * *
 
 
(-@∀@)「ええと、これで全員かな?」
 
从’ー’从「あれれー、私呼ばれてないよー?」
 
(-@∀@)「ああ、ごめんごめん。渡辺」
 
从’ー’从「はぁーい。えっとぉ、ケガをしないようにします――っきゃ!?」
 
(;-@∀@)「言ったそばから大丈夫かい!?」
 
从;ー;从「ふぇーん、椅子から落ちちゃったよぉ」
 
 
(,,゚Д゚)(見えたか?)
 
('A`)b(ばっちり。白にピンクの水玉)
 
(,,゚Д゚)b(ナイスッ!!)
 
 
(-@∀@)「えー、特に連絡事項も無いので、これでHRを終わります」
  
 
 
【返事の後には今日の目標を言いましょう】

535 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:55:35 ID:pCDRJG5A0
【休み時間】
 
('A`)「次って何だっけ?」
 
(,,゚Д゚)「体育だぞゴルァ」
  _
( ゚∀゚)「何故神は体育を男女別々にしたのか……」
 
('A`)「それは先生に言ってこいよ」
  _
( ゚∀゚)「阿部先生にか? ムリムリ。俺はまだ処女を散らしたくない」
 
(,,゚Д゚)「ほら、時間無いんだから無駄話してないでさっさと行くぞ」
 
 
    川 ゚ -゚)つ=○
 
 
('A`)
 
('A`)「あれ?」
  _
( ゚∀゚)「どうした、ドクオ」
 
('A`)「女子って今日、外だっけ?」

536 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:56:05 ID:kZdkV9ukO
朝からこれとか1日持たねえよ…

537 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:56:23 ID:pCDRJG5A0
(,,゚Д゚)「いや、確か体育館だったはずだぞ」 
 
('A`)「今、クールさんがテニスラケット持ってたんだけど」
  _
( ゚∀゚)「テニスって、中でやるモンだったか?」
 
(,,゚Д゚)「違うだろjk――ん?」
 
 
    ━━━━╋⊂ノパ⊿゚)
 
 
(,,゚Д゚)
 
(;,,つД⊂) ゴシゴシ 
 
(;,,゚Д゚)「???」
  _
( ゚∀゚)「おいおいギコ。お前、何呆けてんだよ」
 
(;,,゚Д゚)「……ヒートが竹刀持ってた」
 
(;'A`)「えっ、マジで?」
  _
( ゚∀゚)「どういう事だ?」
 
(;,,゚Д゚)「分からん。他の女子は?」
 
(;'A`)「他って言っても、もうほとんど移動して――」

538 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:56:38 ID:Ak/rDNjo0
貞操は大事だよな うん

539 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:57:45 ID:pCDRJG5A0
  _
(;゚∀゚)「おい、あれ……」
 
(;,,゚Д゚)「どうした?」
 
(;'A`)「なになに?」
 
 
                                    エッ、オマエペンナノッ!?  ・・・ウン
                        (釘バット→)╋╋╋╋━⊂从;゚∀从 φ(゚- ゚*;)
 
     ♪〜川 ゚ 々゚)っ━lニニフ(←包丁)
 
 
(,,゚Д゚)「 」
 
('A`)「 」
  _
( ゚∀゚)「……何、するんだろうな」
 
 
 
【各自、部活動で使う道具を持っています】

540 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 18:58:27 ID:QbMdVmD60
いったい何が始まるんです?

541 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 18:59:39 ID:pCDRJG5A0
【体育の時間】
 
('A`)「……」
 
(,,゚Д゚)「……」
  _
( ゚∀゚)「……なあ」
 
('A`)「何?」
  _
( ゚∀゚)「気にならねえ?」
 
(,,゚Д゚)「ならないと言えば嘘になるな」
 
('A`)「確かに」
  _
( ゚∀゚)「それじゃあ……」
 
(,,゚Д゚)「ああ」
 
('A`)「行くか……阿部先生ー」
 
阿部「ん? どうした、三人揃って。まさか俺の――」
 
('A`)「ちょっとトイレ行って来ても良いですか?」
 
阿部「うほっ」
  _
(;゚∀゚);,,゚Д゚);'A`)そ「ッッ!?」

542 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:00:42 ID:pCDRJG5A0
阿部「ふふっ、冗談だ。なるべく早く戻って来いよ。何なら、先生が一緒に――」
 
(;'A`)「い、いえ、結構です! 行こうぜ!」
  _
(;゚∀゚);,,゚Д゚)「お、おう!」
 
阿部「……全く、可愛い坊や達だな」
 
 
* * *
 
 
(;'A`)「ふぅ……あの先生と話す時はアナルの危機を感じるな」
  _
(;゚∀゚)「ああ、同感だぜ」
 
(,,゚Д゚)「それで、こっちで良いのか?」
  _
( ゚∀゚)「ああ、この先にあるポイントなら床近くに窓があるし、
     グランドからも見えない」
 
('A`)「流石はおっぱいのためなら努力を惜しまない男」
  _
( ゚∀゚)「ははっ、褒めるなって。照れるぜ――っと、着いたぜ」
 
(,,゚Д゚)「おっ、よし、それじゃあ早速」
  _
( ゚∀゚)'A`)「応ッ!」

543 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:01:27 ID:pCDRJG5A0
(;'A`) ドキドキ
  _
(;゚∀゚) ワクワク
 
(;,,゚Д゚) ハニャンハニャーン
 
 
 
(;'A`)「Oh……」
  _
(;゚∀゚)「こいつは……」
 
(;,,゚Д゚)「……マジかよ」
 
 
 
(*'A`) ハァハァ
  _
(* ゚∀゚) オッパイオパイ
 
(*,,゚Д゚) ハァハァ
 
 
 
ノパ(; A )「ごめん、ちょっと無rおえぇぇぇえぇっ」
     _
川 ゚(  ∀ )「……お、おっpおえぇぇぇえぇぇっぇえっ」
 
从 ゚(,, Д )「 」

544 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:02:10 ID:Ak/rDNjo0
阿部先生冗談に聞こえません

545 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:02:52 ID:pCDRJG5A0
ノパ(; A )「おえぇぇえええぇぇ……ちょ、つつくなって、今ヤバいんだって」
     _
川 ゚(  ∀ )「おえぇっぷ――痛っ! 何してんだよ!?」
 
从;゚(,, Д ) ア、アレ? シメスギタカナ? マッ、イイヤ
 
 
(;'A`)「ん? ギコ?」
  _
(;゚∀゚)「どうし――」
 
 
(xДx,,)⊂从 ゚∀从ノシ「よう」
 
 
(;'A`)「た、高岡……さん」
    _
川 ゚(;゚∀゚)「な、何故お前がここに――ってさっきから痛ぇなこの野郎!!」
 
                _
川 ゚ 々゚)っ━lニニフ Σ(゚∀゚;)「うおぅッ!?」
 
 
ノパ⊿(;'A`)「あれれ〜もしかして〜」
 
ノパ⊿゚)っ Σ('A`;)「やぁ〜っぱりぃッ!?」

546 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:04:14 ID:pCDRJG5A0
从 -∀从「お前等さあ、バレてないと思ってたんだろうけど、
       中から丸見えだったからな」
  _
(;゚∀゚);'A`)「な、なんだってー!?」
 
ノパ⊿゚)「お前等、覚悟は良いかーッ!!」
 
川 ゚ 々゚)「うふふっ、ふふっ、うふふふふふふふ」
  _
(iii゚∀゚)ii'A`)「ひぃッ!?」
 
 
* * *
 
 
ノハ#゚⊿゚)「何か言うことはッ!?」
 
(メ##)A(##)「ご、ごべんばざい……」
 
<ウフフ、ナァンデニゲルノォ
 
<セカイジュウノオッパイヲミルマデオレハ--ッテダレカタスケテー!!
 
从 ゚∀从「これに懲りたら、覗きなんてしない方がいいぜ」
 
(xДx,,)
 
 
 
【結論 : 女子って怖い。間違っても敵に回すべきじゃない】

547 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:06:44 ID:pCDRJG5A0
【お昼休み】
 
川 ゚ -゚)
 
私の名前は素直クール。何処にでも居る普通の女子高生だ。
ただ最近の私は、一つ悩みを抱えている。
 
 
川;゚ -゚)(もう昼休みか……)
 
川;゚ -゚)(また一人、部室でご飯を食べるのか……?)
 
川;゚ -゚)そ(いや、今日こそはクラスの誰かと一緒にご飯をっ!)
 
 
ξ゚⊿゚)ξ「ねえ、彼女って何でいつも難しい顔してるのかしら?」
 
(*゚ー゚)「んー、何でだろうね?」
 
 
川*゚ -゚)(おかずの交換とか、してみたいしな)
 
川;゚ -゚)(しかし、何て言えば良いんだろうか?)
 
川;゚ -゚)(……ううむ)
 
 
ξ゚⊿゚)ξ「何ていうか、見てて飽きないわね」
 
(*゚ー゚)「そうだね」

548 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:07:40 ID:Ak/rDNjo0
助けてあげてwwww

549 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:08:15 ID:pCDRJG5A0
川 ゚ -゚)。oO(川 ゚ -゚)b +『アタイと一緒に、メシでも食わないか?』 キラーン)
 
川;゚ -゚)(違う、よなぁ)
 
川 ゚ -゚)。oO(川*>ー<)「ねぇねぇ、あたしと一緒にご飯食・べ・て☆」)
 
川;゚ -゚)(これは……ウザくないか?)
 
川;゚ -゚)(ああ、どうしよう……B組に行って、デレやつー達と食べようか)
 
川;゚ -゚)(でもなぁ)
 
 
ζ(゚ー゚;ζ『クーちゃん、結構こっちに来るけど、A組で一緒に食べる人居ないの?』
 
 
川; - )(――って言われたしなぁ)
 
川; - )「はぁ……」
 
 
(;*゚ー゚)「な、なんか溜め息吐いてるよ!? ってか空気暗っ!?」
 
ξ゚⊿゚)ξ「ああもう、しょうがないわね」
 
(;*゚ー゚)「あっ、ツンちゃん!」

550 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:09:34 ID:pCDRJG5A0
川; - )(……やっぱり、部室行こうかな)
 
川; - )(大体もう、皆ご飯食べ始めてるし)
 
「……ょっと」
 
川; - )(……そうしよう)
 
「……っと! ねえ、聞いてるの!?」
 
川;゚ -゚)そ「えっ?」
 
ξ#゚⊿゚)ξ「聞いてるの?」
 
川;゚ -゚)「あ、ああ、すまん。聞いてなかった。な、何か用か?」
 
ξ#゚⊿゚)ξ「だから、一緒にご飯食べるかどうか聞いてるのよ!」
 
川 ゚ -゚)
 
 
 
川 ゚ -゚)「えっ?」

551 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:10:00 ID:QbMdVmD60
これはいい話

552 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:11:03 ID:pCDRJG5A0
川;゚ -゚)「す、すまない。もう一度――」
 
ξ#゚⊿゚)ξ「だ・か・らっ! 一緒にご飯、食べるの? 食べないの?」
 
川;゚ -゚)「た、食べるっ!」
 
ξ゚⊿゚)ξ「よろしい。しぃー」
 
(*゚ー゚)「はいはーい。ツンちゃんの姉御肌なトコは相変わらずだねぇ」
 
ξ゚⊿゚)ξ「勘違いしないで。私はただ、辛気臭い顔でご飯食べる人を見るのが嫌なだけよ」
 
(*゚ー゚)「はいはい……どしたの、クーちゃん?」
 
川;゚ -゚)「あ、いや、突然だったから……」
 
ξ゚⊿゚)ξ「一緒にご飯食べるってだけで、何動揺してるのよ」
 
(*゚ー゚)「そうだよ。さっ、早くご飯食べよ?」
 
 
川*゚ -゚)「あ、ああ!」

553 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:11:29 ID:kZdkV9ukO
ぼっちくーにゃん…

554 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:12:11 ID:Ak/rDNjo0
( ;∀;)イイハナシダナー

555 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:12:25 ID:kZdkV9ukO
ツンちゃんいい子だなぁぺろぺろ

556 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:12:30 ID:pCDRJG5A0
(*゚ー゚)「そういえばさ、駅前に新しい喫茶店が出来たんだって」
 
ξ゚⊿゚)ξ「あれでしょ? 『Cafe Modern』とかいう」
 
(*゚ー゚)「そうそう、それ。良かったら、放課後行ってみない?」
 
ξ゚⊿゚)ξ「良いわよ。クーは?」
 
川;゚ -゚)「えっ、わ、私も行っていいのか?」
 
 
ξ゚⊿゚)ξ
 
(*゚ー゚)
 
 
川;゚ -゚)「……あ、あれ?」
 
ξ゚ー゚)ξ「まったくもう、良いに決まってるでしょ」
 
(*゚ー゚)「そうだよ! こういうのは皆で行った方が楽しいんだよ!」
 
川*゚ -゚)「そうか……うん、私も行く!」
 
 
 
【お父さんお母さん、私にもやっと友達が出来ました】

557 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:13:56 ID:pCDRJG5A0
【午後の授業】
 
⊂(@∀@-)「であるからして、ここの計算はxに2を代入して――」
 
<グーグー
 
(-@∀@)「猫野、葉荷屋を起こしてくれ」
 
(*゚ー゚)「はーい」
 
 
⊂(@∀@-)「で、ええと……あ、ここからか。
       えー、xに2を代入した後、バーの法則によりコナンジェント=sin1の為――」
 
<スピー……スピー……
<おk……ブラ、クラ……ゲッ、ト……
 
(-@∀@)「……高岡、素直のヒート。そこで鼻提灯作ってる双子」
 
从 ゚∀从「あーい」
 
ノパ⊿゚)「把握したっ!!」
 
 
 
「「痛ってぇーーッ!? ちょ、何ッ!?」」

558 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:15:05 ID:pCDRJG5A0
⊂(@∀@-)「はい、続き行くよー。バーの法則により、コナンジェントをsin1に置き換える。
        そしてsinは先程求めた通り、3なので3×1=3で――」
 
<……お、っぱい……おっぱ……ぃ
<おーん……もう、お腹一杯…………だぉ
 
(-@∀@)「ごめん、クックル。そこの欲望に忠実な二人を」
 
( ゚∋゚)) コクリ
 
 
* * * 
 
 
(-@∀@)「ええと、君達。ご飯食べた後だからって、少しだらけ過ぎやしないかな?」
 
(つA`)「先生、それは違いまs――ふぁあ」
 
川 ゚ -゚)「そうです、先生だから――ん、です」
 
(*゚ー゚)「まあねぇ、朝比奈先生だもんねぇ……ぁむ」
 
(;-@∀@)「な、何故っ!?」
 
 
 
【割とガチで朝比奈先生の声からはアルファ波が出ています】

559 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:15:08 ID:kZdkV9ukO
アサピー先生もなれたもんだな

560 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:15:38 ID:QbMdVmD60
すごいシンクロ率だwwww

561 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:16:13 ID:pCDRJG5A0
【帰りのHR】
 
(;'A`)「な、なぁ……マジでやるの?」
  _
( ゚∀゚)「だぁーいじょうぶだって。今時こんなのに引っかかるヤツなんていないって」
 
(,,゚Д゚)「ドクオは心配しすぎだぞゴルァ」
 
(;'A`)「言ってろ。とにかく、俺は知らねえからな」
  _
( ゚∀゚)「はいはい……っと。こんなモンか?」
 
(,,゚Д゚)「おう、いい感じだな」
 
 
       □ ←黒板消し
      ‖‖
 ドア→ ‖‖
  _
( ゚∀゚) +「見事に分かりやすいな」
 
(,,゚Д゚) +「ああ、完璧だな」
 
 
(*゚ー゚)「ギっくんとジョル君が何かしてるね」
 
ξ゚⊿゚)ξ「放っておきなさいな。一度怒られなきゃ分からないんだから、あの二人」
 
川;゚ -゚)「だ、大丈夫なのか?」

562 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:16:35 ID:kZdkV9ukO
アルファー波wwwww

563 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:17:35 ID:pCDRJG5A0
  _
( ゚∀゚)「おっ、先生来たっぽいぞ」
 
(,,゚Д゚)「よし、席に戻るぞ」
 
 
       □
     ‖        ‖ガラガラガラッ
     ‖(-@∀@)つ‖「はーい、皆席に着いてー」
 
       川         
     ‖□      ‖
     ‖(-@∀@)つ‖「ん?」
 
        ボフッ!
     ‖□      ‖
     ‖(; ∀ )つ‖「うわぁっ!? なnゲホッ、ゲホッ! 粉が、目にゲホッゲホッ!!」
 
  _
(* ゚∀゚)*,,゚Д゚)「「おっしゃあッ!」」
 
「葉荷屋に長岡……君達か」
 
(;,,゚Д゚)「あ、やべっ」
  _
(;゚∀゚)「あちゃあ、声でばれたか」
 
 
 
(;・∀・)「まったく、ダメじゃないか! こんなイタズラしちゃあ」

564 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:18:15 ID:pCDRJG5A0
  _
(  ∀ ) ゚ ゚
 
(,, Д ) ゚ ゚
 
( A ) ' `
 
ξ ⊿ )ξ ゚ ゚
 
(* ー )  ゚ ゚
 
川  - )  ゚ ゚
 
 
(;・∀・)「えっ、何っ? どうしたのかな、皆」
 
川;゚ -゚)「え、ええと……ど、どちら様ですか?」
 
(;・∀・)「……朝比奈だけど。君達の担任の」
 
 
 Befor     After !
(-@∀@) → ( ・∀・)
 
 
「「「「「「「「「「「「「「ええーっ!!??」」」」」」」」」」」」」」

565 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:19:49 ID:Ak/rDNjo0
いけm…いやなんでもない

566 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:20:16 ID:pCDRJG5A0
ξ#゚⊿゚)ξ「ちょっとギコ、ジョルジュ! 早く朝比奈先生に謝りなさいよ!!」
 
ミセ#´_ゝ`)リミセ#゚ー゚)リ#゚ー゚)「「「そうよそうよ!!」」」从’ー’#从(゚、゚#トソン(´<_`#トソン
 
 _
(  ∀ )「クソッ、イケメンだって分かった途端騒ぎやがって……」
 
(,, Д )「眼鏡取ったらイケメンって……漫画の世界の話じゃないのかよ」
 
( A )「先生は俺と同じタイプだと思ってたのに……ウツダシノウ」
 
 
(;・∀・)「おい、皆落ち着けって!! 流石兄弟、君達何でまた女装してんの!?
      あと鬱田、男は顔じゃないから安心しろっ!!
      ってああっ、そうだ、眼鏡! 眼鏡はいったい何処に……?」
 
 
* * *
 
 
(-@∀@)「はい、皆落ち着いた? 落ち着いたね? オーケイ。
       それでは、帰りのHRを始めます」
 
(-@∀@)「――――と、連絡事項はこんなところかな。ああ、そうだ。
       明日は選択授業があるから、教科毎に必要な物を忘れないように。
       ここまでで何か質問ある人は?」

567 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:22:04 ID:pCDRJG5A0
(*゚ー゚)ノ「はいっ!」
 
(-@∀@)「何かな、猫野」
 
(*゚ー゚)φ「先生とショボン先生が、実はデキてるとの噂があるのですが、どうなんですか!?」
 
 
(-@∀@)
 
 
(*゚ー゚)φ+ ワクワク ←新聞部 兼 漫画同好会会長
 
 
(#-@∀@)「そんな事実は無いッ!!」
 
(*゚ -゚)「えー」
 
(#-@∀@)「えー、じゃないの! ええい、日直号令!」
 
「起立ー、礼ー」
 
 
『先生、さようならー』
 
(-@∀@)「はい、さようなら」 
 
 
 
【こんな感じで三年A組は毎日楽しく過ごしています】

568 ◆ROvSa.9JCE :2011/06/18(土) 19:23:02 ID:pCDRJG5A0
【私立ヴィップ学園 三年A組のようです】
 
以上です。
 
【終われ!!】

569 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:23:14 ID:Ak/rDNjo0
むむww

570 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:24:11 ID:kZdkV9ukO
乙! ふじょしwww

571 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:24:55 ID:QbMdVmD60

イケメンには同情しないぜ

572 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:25:16 ID:Ak/rDNjo0
おっと、乙です!
充分ニヤニヤ
企画スレに巻末コメントお願いします

じゃあまた次俺です

573 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:26:58 ID:Ak/rDNjo0

(´・ω・`)】 「もしもし?モララー先生 原稿の進み具合は……」

( ・∀・)】 『『( ・∀・)恋実れ! のようです』担当、モララー先生は、ただいま電話に出たくありません
       ピ――っという発信音も流すつもりはないのでそのままお引き取り下さ……』

(´・ω・`)】 「ぶち殺すぞ」


ぴんぽーん

574 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:27:42 ID:Ak/rDNjo0


(´・ω・`)締切と戦う編集者のようです

575 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:28:20 ID:Ak/rDNjo0

やぁ (´・ω・`)
ようこそ 『少女小説ちょwwwwのようです6月号』へ

この既刊号はサービスだから、まず読んで落ち着いてほしい。
うん、「つい」なんだ、済まない
特に既刊号の作者さん達
これから私は、貴方方に許されないことをするだろう

仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない
毎月楽しみにしてくれている『ちょwwww』愛読者様方にも頭を下げておこうと思う

でも、このタイトルを見た時、
君は言葉には言い表せない「wktk」みたいなものを感じてくれたと思う
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思ってこの物語を書いたんだ

じゃあ、お話をはじめようか

576 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:29:00 ID:kZdkV9ukO
メタだとwktk

577 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:29:04 ID:Ak/rDNjo0

(;・∀・)】 <『(´・ω・`) ぶちころすぞ 』 ボソッ

ぴんぽ―――ん

Σ(・∀・;) 】

< (´^ω^`) モララーせんせーい いるのはわかってますから観念して出てきてくださーい

::(・∀・;):: (いっ、居留守さえできればっ……)

< (´^ω^`) 居留守なんてききませんよー? 先生固定電話で電話出たでしょう

Σ::( ∀ ;)::::

がちゃんっ☆

Σ(・∀・;)「合鍵…だと!?」 ビクゥッ

578 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:29:57 ID:kZdkV9ukO
こえーwwww

579 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:29:57 ID:Ak/rDNjo0

(´^ω^`)「おじゃましまーすww原稿取りにあがりましたー」

(・∀・;)「うわああああぁぁぁ!!!!」

(´・ω・`)「失敬な奴ですね わざわざ私が直々に原稿を取りに来たというのに」

(;・∀・)「まっ、まだ仕上がってない!帰れ!!」

(´・ω・`)「〆切いつだと思ってんですか?」

(;・∀・)「今日の午後三時だろう!まだ時間はある!!」

(´・ω・`)「私は、三時までに原稿を全部回収して社まで持ち帰らなきゃならないんですよ」

(;・∀・)「なら余所を先に取りに行け!!僕はその間にっ……」

580 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:30:47 ID:Ak/rDNjo0

(´・ω・`)「『それでも幸せ』のギコ先生は不定期連載です さっき今月分は取り立ててきました」

( ・∀・)「取り立てってお前……」

(´・ω・`)「『神風怪盗』のジョルジュ先生も、無事完了しました」

(;・∀・)「なっ……!」

(´・ω・`)「『素晴らしい世界』のヒッキー先生も、読み切りを と っ く に 仕上げて送ってもらってあります」

( ・∀・)「それは納得するわ あの人すげぇもん」

(´・ω・`)「で、先生は?」

d( ・∀・)b「まだです☆」

( #)∀・)

( #)∀・)「僕の顔に傷をつけていいと思っているのか」

(´^ω^`)

581 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:31:35 ID:Ak/rDNjo0

(´・ω・`)「『花盛り』のハイン先生も、気丈な振る舞いでさっき入稿されました 私は何も見ていません」

( ・∀・)「何を見た」

( #)∀・)

(´・ω・`)「ハイン先生には、先立って広告『モテカワ大作戦』も投下していただきました」

( ・∀・)「無茶しやがって」

( #)∀・)

(´・ω・`)「そういえば、『モテカワ』に出てきた双子の姉妹、今月号の付録になることが決定しましたよ」

( ・∀・)「表紙起用のどっくんの付録は?毎月付録は起用のモデルグッズがデフォだろ?」

(´・ω・`)「彼女の付録も付きます。おっぱいマウスパッド」

( *・∀・)「まじか!よし俺頑張る!!」

582 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:32:15 ID:Ak/rDNjo0

(´^ω^`)「期待しなさい このショボン様が直々に揉みしだいてサイズ・カタチ・弾力を忠実に再現しました」

( ;∀;)「鬼!この鬼!!どっくんを汚すな!!俺のどっくんを汚すな!!!!」

(´^ω^`)「うちの専属モデル、彼女らは、誰が何と言おうと私のものだ」

( ;∀;)「逃げろどっくん!!ビロードォ!!!!」

(´^ω^`)「いやはや彼女らは実に……」

( ;∀;)「黙れ外道!!聞きたくないわ!!!!」

(´・ω・`)「話は逸れましたが、あの双子」

( つ∀・)「……ミセ者トソ者が?」

(´^ω^`)「スケスケ衣装でブロマイドになります しかも綴じ込みで」

( ・∀・)「お前は少女小説をなんだと思ってんだ畜生」

583 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:33:17 ID:Ak/rDNjo0

(´・ω・`)「モララー先生にも広告は頼みましたよね?」

( #)∀・)「広告は出した」

(´・ω・`)「広告作品は?」

( ・∀・)「『もう戻れないようです』 それは入稿しただろ」

(´・ω・`)「期日過ぎてからな」

( #)∀・)「終いにゃ泣くぞ」

(´・ω・`)「あれくらい どうしてもっと早く入稿出来ないんですか」

( ・∀・)「お前、刊行何日前にあの企画持ってきたんだよ」

(´^ω^`)

584 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:33:48 ID:Ak/rDNjo0

(´・ω・`)「そういえば、『こいをかなえるおにんぎょう』のデレ先生は、今朝入稿されましたよ
      なんでも、昨夜ジェバンニが炸裂したそうで」

( ・∀・)「なにをした」

(´・ω・`)「なにも?」

(´^ω^`)「書くように監視していた、だけですよ?」

(;・∀・)「女の子にそれはないわ」

(´・ω・`)「自覚がないようですが、今まさにモララー先生がその状況なのですよ?」

( ・∀・)

(;・∀・)「うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

585 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:34:50 ID:Ak/rDNjo0

(´^ω^`)「モララー先生はうちの専属モデルを大層お気に入りのようなので、
      さっき増援にモデルの子を呼んでおきました」

(;・∀・)「ほっ……マジか 良かった……このままお前と一緒だと頭がおかしくなりそうで……」

ぴんぽーん

(´・ω・`)「あぁ、来たようですね」

( ・∀・)(誰かな誰かな どっくんが隣にいてくれたら今日中に仕上げる自信がある)

( ・∀・)(でもビロードにラテをいれてもらうのもいいなぁ……あぁ清純派萌え)

( ・∀・)(清純派と言えば、キリッとした印象のミルナちゃんもいい。「早く仕上げるように」とか冷たく命令されたい)

( ・∀・)(またんきちゃんもそういや可愛かったなぁ……見てる分には可愛い天然系)

ガチャッ……

586 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:35:30 ID:Ak/rDNjo0


从*´・ω・`从「こんにちはモララー先生!」




(  ∀ )(ショボ辺――――!!!!)

587 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:35:35 ID:pCDRJG5A0
これはwwww

588 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:36:23 ID:Ak/rDNjo0

(;・∀・)「待て!落着け!早まるな!!まだ作者はいただろう!!」

(´・ω・`)「『となりの王子様』のキュート先生には、私の御遣いで今頃またんきちゃんとビロードが行ってるはずです」

( #・∀・)「てんめえぇぇぇぇぇ!!!!」

从*´・ω・`从「私じゃ不満ですか?」

( #・∀・)「お前前回の表紙の撮影の際、堂々とブンの胸揉みしだいてたろ!!」

从*´・ω・`从「いいチチしてたので」

( #・∀・)「やかましいわ」

从*´・ω・`从「今回の表紙ではそのブンがどくの体をまさぐってますわ」

( ・∀・)「この少女小説何かがおかしい何かというより全てがおかしい」

589 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:37:28 ID:Ak/rDNjo0

(´・ω・`)「まぁ、そういうわけで モララー先生に頑張ってもらう為に、事務所からショボ辺を呼び寄せました」

( ・∀・)「俺を頑張らせたいならもっと他の子を呼ぶだろjk」

( #)∀・)

(´・ω・`)「ショボ辺にしか出来ないお仕事なのですよ 先生の執筆意欲を駆り立てることが出来るのは」

( ・∀・)「何かの間違いだろ」

(´・ω・`)「そうですか? ……ショボ辺」

从*´・ω・`从「はい」

从*´・ω・`从っ乂 +

(; ∀ )そ

590 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:38:59 ID:Ak/rDNjo0

::(; ∀ )::「そ…それは……」

(´・ω・`)「びっくりしました?
      次回ショボ辺が表紙を飾るときには、これが応募者全員サービスになるでしょう」


(´^ω^`) 「 ショボ辺さんの双頭バイブ 」 从´・ω・`*从っ乂


(´^ω^`)「これはその、プロトタイプ」

从*´・ω・`从「これはビアン向けグッズのイメージが強いですが、今回はそのイメージを払拭します
        ビアン ゲイ バイ、そしてノンケ……誰でも使えるんです」

(´^ω^`)「あとは…………わかりますね?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 乂⊂(´^ω^`)「 執 筆 の 手 ぇ 止 め た ら … … 」从*´^ω^`*从つ乂 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

::( ;∀;)::

591 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:40:05 ID:QbMdVmD60
少女・・・小説・・・?

592 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:40:08 ID:kZdkV9ukO
アッー

593 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:40:14 ID:Ak/rDNjo0

『う……ういんなー……は…ははは……ういんなーおいしいね、いよう……』

『先生、何手ぇ止めてんですか?』

『とっ!!!!止めてなんかっ』

ヴイイイィィィィィン……

『あああああああああ近づくなああああああああ!!!!  「僕今日カニカマ我慢するから…」……』

『カニカマなんかで満足できるのかしらん』

『うるせえぇぇぇぇぇ純粋な少女小説に変な口出しすんなあぁぁぁぁぁ!!!!
いっ、いようを探しにっ……あれっ…?』

『先生、私とショボ辺どちらからがいいですか?なんなら私の方は自前で……』

『黙れえええぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!』


( ;∀;)締切と戦う作者たちのようです  終

594 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 19:41:45 ID:Ak/rDNjo0
以上っ!!おまけ終わり!!
もう表紙にショボ辺なんか出すもんか

アンカーバトンおねがいしまあぁぁぁぁっす!!!!

595 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:42:13 ID:QbMdVmD60

おまいらこんな過酷な状況で小説書いてたのか

596 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:42:53 ID:pCDRJG5A0
乙www
みんな同じよう事経験してるのか・・・

597 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:51:26 ID:kZdkV9ukO
乙!
お、おれちゃんと締切守るようにしよう…

じゃあトリつとめさせていただきます。
スローペースの上長文です、ご容赦を。

598 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 19:54:05 ID:kZdkV9ukO

前回のおさらい

男装
生活
スタート!


从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです


*第二話*
  『初日でバレちゃう!? お風呂で遭遇ルームメイト!』

599 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 19:55:12 ID:kZdkV9ukO

―――学校・廊下


从 -∀从

とりあえず落ち着いたから教室に帰ってきたけど……
何かと不安だ。
軽い騒ぎになっちまったからな、ドクオはいやでも注目の的だろう。
DQNどもに標的にされなきゃいいけど……
そうならんように、友達としてバックアップしてやらんとな! 流石と一緒に!


……流石と一緒……ふへ……


从//∀从


(;'A`)「うう……入った瞬間笑われたらどうしよう……」

从 ゚∀从「! 大丈夫だって。もし笑う奴が居たら俺がボコシバきにすっから」

( ´_ゝ`)「何やら物騒な台詞が聴こえたが……とにかく笑い声なんて気にするな」

(;'A`)「き、気にしないようにするとむしろ気になる……」

( ´_ゝ`)「ふむ、ならば逆に考えるんだ」

('A`)「?」

600 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 19:56:15 ID:kZdkV9ukO

( 'Aゝ`)「『俺が教室に入っただけでみんなが笑顔になった……俺ってば超モテカワアイドル』と」

从 ゚∀从「顔きめえwwwwwwwwwwww」

('A`)「…………」



('∀`)「ふはっ」


('∀`)「流石くん何その顔wwwww」


( ´_ゝ`)「え? お前の顔マネだけど」

('A`)「えっ」

( ´_ゝ`)「えっ」

601 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 19:56:59 ID:kZdkV9ukO


('∀`)「似てないよwwwwww」

( ´_ゝ`)「いや結構似てると思うけどwwwwww」

('∀`)「マジでwwwww俺そんな子泣きジジイの塩漬けみたいな顔してんのwwwwwショックwwwww」

( 'Aゝ`)「こんにちはー、隣に越してきたドッペルゲンガーと申します」

('∀`)「死んじゃうwwwwwww」


从 ゚∀从

なんだ、ちゃんと笑えるじゃんかよ。
これならあんまり心配もいらねーかな。


从 ゚∀从「(……にしても)」

602 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:57:14 ID:QbMdVmD60
( 'Aゝ`)
これは衝撃的すぎる

603 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 19:57:40 ID:kZdkV9ukO

(*'∀`)


从*゚∀从

……笑うと可愛いな、こいつ。

俯いてばっかで目も泣きはらしてたからわかんなかったが、
顔自体は悪くないんじゃね? 貧相だしフツメンの域を出ないけど……


从*゚∀从「磨けば光る……か」

(*'A`)「?」

604 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 19:57:55 ID:Ak/rDNjo0
口笑ってねぇwwww

605 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 19:58:07 ID:kZdkV9ukO

( ´_ゝ`)「教室とうちゃーく」

从 ゚∀从「いいな、なんかあってもあんま考えこむなよ。前向きで気にせずいこうぜ」

(;'A`)「わかった。ごめんね心配かけちゃって」

从 ゚∀从「気にすんなよダチだろ? ……じゃあ開けんぞー」


ガラガラ


( ・∀・)「! 帰ってきたぞ」

( ><)「元気になったようでなによりなんです!」

( <●><●>)「ていのいいサボリなのはわかってます」

( ^Д^)「あーあいつがさっきの……w」

/ ,' 3「zzz……」

ワイワイガヤガヤ

(; A )「……っ」ハァーッハァーッ

从 ゚∀从「大丈夫だ、怖い人どこにもいねーぞ」

(;'A`)「……高岡、くん」

606 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 19:59:01 ID:kZdkV9ukO

(,,゚Д゚)「おお鬱田、体調はもういいのか」

(;'A`)「は……はい、ご迷惑をおかけしました……すいませんでした……」

(,,゚Д゚)「気にするな、具合が悪くなるくらい誰にでもあることだ。
     今日は連絡だけだったんでもう解散だ。自室に戻ってゆっくり休め。
     三人とも、今日伝えた連絡事項はあとでルームメイトにでも教わってくれ。先生二度言うのめんどい」


ルームメイトか……


从 ゚∀从「ドクオ、お前のルームメイトってどんな奴だった?」

(;'A`)「え……寮にはまだ荷物置くときに入っただけだから、ルームメイトとは顔あわせてない……けど……」


……不安だなあ。
ドクオに理解を示してくれるいい奴が同室だといいけど……

607 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 19:59:46 ID:kZdkV9ukO

―――その夜、寮、ハイン・荒巻の部屋


 _,,..,,,,_
 / ,' 3 `ヽーっ
 l ⊃ ⌒_つ
 `'ー---‐'''''"


/ ,' 3「zzzzz……」


从;゚∀从「……」

朝見た時からずっと寝てるなこいつ……
寝ながらどうやって教室からこの部屋まで来たんだろう……
つうか何なんだこいつ


从 ゚∀从「……しかし、入学一日目から大波乱のスタートだったな」

イケメンたちとの邂逅、ドクオ失神騒動、保健室イベント……密度濃い一日だなぁ。
けど流石にもうこれ以上事件なんて起きねえだろ。風呂はいって寝るか……

/ ,' 3「zz……それフラグ……zzzz」



「いい加減にしろよ!!!」


从 ゚∀从「!?」

なんだァ!? 外が騒がしいな、喧嘩か?
……ちょっと見に行ってみるか。

608 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:01:59 ID:kZdkV9ukO

―――寮・廊下

( #^Д^)「ビクビクおどおど鬱陶しいんだよ! 俺なんもしてねーだろ!!」

从 ゚∀从「!」

あいつは同じクラスの……しかも怒鳴られてるのは


(;A;)


三从;゚∀从「ドクオッ!」

609 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:02:34 ID:kZdkV9ukO

( #^Д^)「あ? んだよテメー」

从;゚∀从「落ち着けよ、どうしたってこんな夜遅くに喧嘩なんてしてるんだ?」

( #^Д^)「喧嘩じゃねえよ! ただこいつが一晩中キョドってて腹立つからちょっと文句言ってるだけだ!」

うわ、こいつがドクオのルームメイトなのか
見るからにDQNじゃねえか……ドクオ運なさすぎだぜ。

(;A;)「ごめんなさいごめんなさい」

( #^Д^)「謝ったって仕方ねーだろ! そういうなよっちい部分がウザいんだよ!」

从#゚∀从「おい、なにも怒鳴るこたぁないだろ!」

( #^Д^)「うるせー部外者は引っ込んでろ!」

从#゚∀从「うるせーのはお前だろうが!」


\ガチャ/ \ガチャ/ \ガチャ/

  ナンダナンダ マタアイツカヨ… ウルセーゾ
    ケンカナンデス!! zzz…


(;A;) キエテ ナクナリタイ

610 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:03:16 ID:pCDRJG5A0
どっくん・・・

611 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:03:43 ID:Ak/rDNjo0
プギャー許すまじ

612 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:05:01 ID:QbMdVmD60
荒巻・・・

613 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:05:28 ID:kZdkV9ukO

J( 'ー`)し「あらあら、何の騒ぎだい?」


从#゚∀从「寮母さん、こいつが……」

( #^Д^)「寮母さん部屋変えてください!!」

从#゚∀从「!」

J( 'ー`)し「いったいどうしたの?」

( #^Д^)6m「こいつが同じ部屋で四六時中ビクビクして、
       女が腐った奴みてえにめそめそしてるから鬱陶しくて全っ然休めないんです!!」

(((;A;)))「ひっく……ごめんなさい……ごめんなさい……」

( #^Д^)「泣くな!! 俺が悪いみたいだろ!」


J( 'ー`)し「うーん致命的に愛称が悪い組み合わせになっちゃったんだねぇ。
      だけどもう少し時間をかけてお互いのことを理解すれば、きっと仲良くなれるとカーチャン思うな」

( #^Д^)「一秒だって一緒に居たくありません!」

J( 'ー`)し「深刻だねぇ……まあまだ入居直後だし、変えられないこともないけど」

614 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:06:49 ID:kZdkV9ukO

( ^Д^)「本当ですか!? 是非お願いします!」

J( 'ー`)し「ただ寮は二人一部屋が原則だからねぇ……空いてる部屋に一人で放り込むわけにはいかないんだよ。
      誰か他の生徒が部屋を代わってくれるってんならイケるんだけどねぇ」


( ;^Д^)「だ、誰か俺と部屋代わってくれ!」

  エー デモ…ナァ?  ソンナメンドウナヤツトオナジヘヤニハ…チョット
 オコトワリシマス  カワイソー

( ;^Д^)「なぁ頼むよ! 今度昼飯でもなんでも奢るから!」


(;A;)「ひっ……ぐずっ……うぇ……消えたい゙……」

从#゚∀从「……」

……あんまりすぎるだろこんな仕打ち。これ以上黙ってなんかいらんねえ!

615 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:06:58 ID:pCDRJG5A0
これはもしや

616 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:07:32 ID:kZdkV9ukO

从 ゚∀从「ドクオ!」

(;A;)「?」

从 ゚∀从「……俺と一緒に住もうぜ」

(;A;)「!?」


ええいどうにでもなれ。
後のことなんて後で考える!

从 ゚∀从「寮母さん、俺が部屋代わります」

J( 'ー`)し「あらそう、ありがとうねぇ」

( ^Д^)「サンキュー! マジで助かったぜ」

从#゚∀从「失せろ」

( ^Д^)「あ?」

从#゚∀从「代わってやるっつってんだろ、さっさと荷物まとめて失せやがれ」

( #^Д^)「……言われなくてもそうするよ」

617 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:08:33 ID:kZdkV9ukO

(;A;)「ごめ……ごめんね……高岡くん……」

从 ゚∀从「ドクオ、俺ちょっと荷物取りに行くから一旦帰るな。ひとりで大丈夫か?」

(((;A;))) フルフル

J( 'ー`)し「じゃあ落ち着くまでカーチャンの部屋でお茶してようか」

从 ゚∀从「よろしくお願いします」


  オワッタノカ? カエロカエロ ネムインデス!!

ゾロゾロ……


( ゚∀゚)「……」

618 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:09:30 ID:kZdkV9ukO

―――旧ハイン・荒巻の部屋


从 ゚∀从「っとー、これでいいか」

入居したてであんま荷物広げてなかったのが幸いだったな。
わりと楽に荷物まとめられたぜ……うおっ重てえ

/ ,' 3「zzz……」

从 ゚∀从「あんたにも迷惑かけちまったな。もし新しいルームメイトがなんか問題起こしたら俺に相談してくれ。
     力になるぜ」

/ ,' 3「zzzzzz……」


从;゚∀从「……聞いてねえか。それじゃあな」


パタン

/ ,' 3「……zz……がんばれ男前……zzzzz」

619 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:10:20 ID:Ak/rDNjo0
恐るべしねむるくん

620 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:11:29 ID:kZdkV9ukO

―――廊下

从 ゚∀从 「!」 (^Д^ )

( #^Д^)「邪魔だっ」

从#゚∀从「るせー、こちとら誰かさんの幼稚なワガママのせいでクソ重てぇ荷物抱えてんだよ。
      見えねーのか? 目んたまついてねーのか?」

( #^Д^)「……喧嘩売ってんのかてめえ!」


( ゚∀゚)「はーいはいはいそこまで」

( #^Д^)「んだよてめえ」

从 ゚∀从「!」

昼の鬱陶しいチャラ男じゃねえか


( ゚∀゚)「もう夜中だぜ、また騒いで人が集まってきたら今度こそ問題になるんじゃねえか?」

( #^Д^)「チッ……なんで俺がそんな目に遭わなきゃなんねーんだよ、
      喧嘩売ってきたのはあっちだぜ?」

( ゚∀゚)「まあまあそう殺気立つなよ、俺は味方だぜ? 今のもお前のためを思って言ったんだ」

( #^Д^)「……ふん、付き合ってられるか」スタスタ

621 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:11:52 ID:kZdkV9ukO

( ゚∀゚)「よう、なんか昼から大変だなアンタ」

从 ゚∀从「まぁな。そんなわけで俺ぁ疲れてんだ、退いてくれるか」

( ;゚∀゚)「相変わらずつれねーなあ
     今も助けてやったのに」

  _,
从 ゚∀从「いやお前あいつの味方なんだろ、じゃあ仲良くする義理なんてねえな」

( ;゚∀゚)「あれは場を収めるための方便でな……本気にするなよ」

  _,
从 ゚∀从「いや見るからにお仲間じゃねーかお前ら……金髪チャラチャラ アクセジャラジャラ
     この装飾系男子め」

( ;゚∀゚)「うー悪ぃかよ、お前意外とマジメくんなのな。」

从 ゚∀从「まあ喧嘩沙汰になる前に止めてくれたことには礼をいう。
     じゃーな、もう二度と会うこともあるまい」スタスタ

( ;゚∀゚)「あっ……」




( ;゚∀゚)「じょ、ジョルジュ長岡!」

622 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:12:47 ID:kZdkV9ukO

从 ゚∀从「?」

( ゚∀゚)「俺の名前! ジョルジュ長岡だから!」

从 ゚∀从「…………」


   『あくしゅしなくても、今の自己紹介だけで仲良くなれたよな!』


从 ゚∀从「……高岡だー。おやすみ」

( *゚∀゚)ノシ「! お、おやすみ!」



…………まぁ、食わず嫌いもよくないよな。

623 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:14:18 ID:kZdkV9ukO

―――寮・管理人室前


J( 'ー`)し「んじゃま、また何かあったら気軽にカーチャンのとこへいらっしゃいな。
      美味しい紅茶をご馳走するからね」

('A`)「はい……ご迷惑をおかけしてすいませんでした」

J( 'ー`)し「気にしなくていいよ。カーチャンも若い子とお話するの楽しかったし」

('A`)「はぁ……」

J(*'ー`)し「にしてもあなたの新しいルームメイトさんとってもいい男だねぇ。
      『俺と一緒に住もうぜ』なんて……あァんカーチャンも言われたいよ!」

('A`)「高岡くんですか……」

J(*'ー`)し「カーチャンがあと20年若かったら狙っちゃうんだけどねぇ〜」

(;'A`)「……」

624 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:14:21 ID:pCDRJG5A0
荒巻もジョルジュもいいヤツだなぁ

625 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:16:14 ID:kZdkV9ukO

―――新ハイン・ドクオの部屋、浴室


('A`)「ふー……」チャポ

('A`)「…………」ブクブク

('A`)「(すごい色々……あったなぁ)」

('A`)「(泣いて、倒れて、友達できて、怒られて、泣いて、高岡くんと同室になっちゃった)」

('A`)「(……高岡くん)」

('A`) プハァ


从 ^∀从『あくしゅしたから、もう友達な!』


('A`)「(触っても平気な男の人、気さくな男の人、初めての、男友達)」


从 ゚∀从『……俺と一緒に住もうぜ』

J(*'ー`)し『あなたの新しいルームメイトさんとってもいい男だねぇ。』

626 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:16:51 ID:kZdkV9ukO

('A`)「…………確かに、格好いいよなぁ……」

('A`)「ほんと、憧れるなぁ……あんな強くて格好いい人になりたいなぁ……」

J(*'ー`)し『カーチャンがあと20年若かったら狙っちゃうんだけどねぇ〜』


('A`)「……恋人とかもいるんだろうなぁ」

('A`)「(イケメンだしなぁ……付き合ってる人の一人や二人……
    すごいなぁ、真似できないや)」

(-A`)。゚「恋人……かぁ……」ウトウト

(-A-)。゚。「……できる……わけ……ないよ……ね」ウツラウツラ

(-A-)「…………ぐぅ」チャポチャポ

627 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:17:30 ID:kZdkV9ukO

―――新ハイン・ドクオの部屋、玄関


从;゚∀从「ぶはぁ! 重かったァ!」

面倒くさがって一回で運び切ろうとしたのが間違いだったかなぁ……
でもアイツ→( ^Д^)と何度も顔合わせたく無かったし……


从 ゚∀从「ドクオー、居るかー?」

シーン

……まだ寮母さんのとっから帰ってきてねーのか。
んじゃま、今のうちに荷物の整理でもするかね。

汗だくになっちまったから、さっさと終わらせてシャワー浴びてぇ。
ハインはしずかちゃん並みにきれい好きな女のコなの☆

628 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:18:52 ID:kZdkV9ukO

从 ゚∀从「ドクオのベッドは下段か。じゃあ上と、この棚とかが俺のスペースね……」ガサゴソ

……しかし改めて見てみると結構密接してるな、
この分だと着替えとか相当気を付けないとすぐ乙女の秘密がバレちまうかも。
そこら辺は、あの寝てばっかのルームメイトの方が都合よかったなぁ……

从 ゚∀从「まぁ、過ぎたこと言っても仕方ねーわな。
     ドクオなら仮にバレたとしても言いふらしたりしなさそうだし」


…………ドクオにバレんのか。

629 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:19:35 ID:kZdkV9ukO

从 ゚∀从。ο○ ホワンホワン


��(;'A`)『え!? その体……たっ高岡くん、女の子だったの!?』

(;'A`)『俺、せ、責任取るから!!』

('ー`)『誰にも言わないよ、二人だけの秘密』

('A`)『俺、高岡さんを守れる強い男になるよ!』

(*'A`)『高岡さんはすっごく女の子らしくて……その、可愛いなぁって』

(;A;)『ごめん、俺、まだ全然強くない。君を守れないのが、すごく悔しい』

('A`)『高岡さん……こんな俺でも一緒に居てくれる……?』





从*゚∀从-3「むぅううぉちろんだとむぉおおぉおおぉお!!」


気弱な草食系男子が一生懸命頑張ってる姿萌えぇええぇええぇえぇ!!!

630 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:20:02 ID:pCDRJG5A0
ハインwwwwww

631 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:20:33 ID:kZdkV9ukO

从*゚∀从「ドクオ……いやドックン! どっくん萌え!」ハアハア


カッコいい系の流石とは違う魅力!
童顔低身長彼氏との恋を描いた少女漫画も素敵だよな!!!

从*゚∀从「ああんもうフラグ乱立しちゃうぞハインちゃん!」ガサゴソ

                   ウーン…>

从*゚∀从「密着ドキドキ☆同棲生活! ……いやぁああぁああぁんまだ早いぃぃいぃいぃ!
     心の準備がァアアァアァン! はーずーかーちーいーー!」ゴソゴソ パタン

                  ヤバイ ネテタ>
                             ザバアッ

632 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:20:50 ID:QbMdVmD60
なんという肉食系男子

633 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:21:23 ID:kZdkV9ukO

从*>∀从「でもでもっ! どっくんが意外なところでは積極的だったらどうしよう!
     『高岡さん……そっち行ってもいい?』なんて迫られて一緒のベッドで……キャーキャー!!」ヌギヌギ

                  ノボセタ……>

从//∀从「あたし……どっくんが望むなら、あたしの大切なもの……ダメッ! ハインはそんな軽い女じゃないの!
     ふひひひーーっ!」タオルマキマキ

        ……ナンカキコエル? ダメダ ボーットスル……>

从*゚∀从「さっ! どっくんに愛して貰える子になるためにも、お風呂でもっと綺麗になりましょう!」ガララッ!!



('A`)


从 ゚∀从


('A`)「」


从 ゚∀从「」

634 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:22:42 ID:kZdkV9ukO

見られた? いきなりバレた?
思考が追いつかない。うそだろ。

え? なんで居るの? 居たの?
やばいなぁ、やばいなぁこれ、どうしようこれ。
なにこれ。いみわからんこれ。


思いっきり晒されちゃってるわけですよ。

白い肢体、細い脚、可愛らしい小ぶりの乳房、湯気に彩られ上気した頬、
一目見ただけで女だとはっきりわかるそれら全てが今……


(゚A゚)


…………あたしの目に。

      ポーン
从 ∀从  ゚


(゚A゚)「き」


(;A;)「きゃあああああああああああああああああああああああああ!」

635 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:22:45 ID:IytfVm2E0
oh...

636 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:23:19 ID:QbMdVmD60
お前が叫ぶのかwww

637 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:23:36 ID:kZdkV9ukO

待てよ待てよ待ってくれよ。
何この状況。いみわからん。
整理、整理してみよう、な?



从;゚∀从   (;A; )
/(ー)、    vv )
  ll      ><



男装をといたタオル一枚のあたしが風呂場に入ったら、中にはドクオの顔をした全裸の女がいた。


从´^∀从


うん、やっぱりわけわかめ!!!!

638 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:25:11 ID:kZdkV9ukO

(;A;)「びやぁあああぁああぁ! いやぁぁぁああぁああぁあぁ!」


あたし=女(確定) ドクオ=男(悪魔の証明)
目の前の全裸少女…ドクオと同じ顔
目の前の全裸少女の顔=ドクオの顔
全裸少女=ドクオ
ドクオ=女、でQ.E.D。


なるほど! なーんだそういう……


从;゚∀从「はぁああぁあぁあぁぁあああぁああぁあぁああぁ!?」

(;A;)「出てって! 出てってぇえぇえ!」

639 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:27:04 ID:kZdkV9ukO

えっ えっ
こっこんな時はどうするんだっけ!?
さっき妄想してたじゃん!
性別がバレた時のこと!
気付いた方はなんて言やぁいいんだっけ!?
えーっと! えーっと!?


从;゚∀从「せっ責任とるから!?」

(;A;)「!?」


ちっがぁああぁああぁあああぁあああぁああう!!
間違えた! ここは無難に誰にも言わないとか言っとくべきだった!



从;゚∀从「ああああその、大丈夫だし! 俺誰にも言わないし! 何も見てないし!」


(;A;)「いいから出てってぇーーー!!」


三从;゚∀从「お邪魔しましたァーーーーッ!」ピューーー

640 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:27:35 ID:kZdkV9ukO

ドタドタ バタンッ


从;゚∀从「…………」

               ヒック……エッグ……>


从;ノ∀从「…………」

              ミラレタ……シニタイ゙……>




  _,、
从;ノ∀从「えーー…………?」

                   ウワアアアアン>

641 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:28:06 ID:kZdkV9ukO


从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです

*第二話*
  『初日でバレちゃう!? お風呂で遭遇ルームメイト!』
      おしまい

*次号に続く!*

642 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:29:29 ID:QbMdVmD60

予想の斜め上をいきやがって・・・

643 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:30:41 ID:pCDRJG5A0
ちょwwww
乙です!

644 ◆9KrP3RFuVo :2011/06/18(土) 20:31:59 ID:kZdkV9ukO
はい、長文にお付き合いくださいましてありがとうごじゃいまちた。

どうなるハインの奇妙な青春!?




…………本当にどうなるんだろう…

645 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:33:34 ID:Ak/rDNjo0
乙!!
かわいいぞどっくんwwww

646 ◆zynqho4iRI :2011/06/18(土) 20:36:23 ID:Ak/rDNjo0

★☆★巻末目次ページ★☆★

( ・∀・)恋実れ!のようです >>457-513
巻末コメント:そろそろちゃんとコピペしてきたAAを無視するパソコンを殴ろうと思います

私立ヴィップ学園 三年A組のようです >>518-567
巻末コメント:『余裕を持つ』という事の大切さがよく分かりました。
        胃が痛いです。投下中は心臓もバクバクしっぱなしでした。
        ギャグ難しいよ……。

(´・ω・`)締切と戦う編集者のようです >>573-593
巻末コメント: これ……書き始めたの昨日の夜なんだぜ…?

从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです >>598-641
巻末コメント: 付録と内容との奇妙な合致はただの偶然です。


◆次回は来月の第三土曜日を予定しています!
 参加してくださった作者様ならびに読んでくださった読者様に多大なる感謝を!

このスレは次回も使いますので是非作品に関するご意見・ご感想、そして励ましのレスをお願いします!

それと随時参加者募集中です。気軽にご参加ください☆
詳しくはhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37256/1300820545/ までお越しください!
全裸の紳士が貴方を待っています。次の表紙を担うのは君だ!!

647 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:45:23 ID:pCDRJG5A0
皆さん乙でした!

648 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:49:17 ID:kZdkV9ukO
>>646
司会本当乙です!


みなさんお疲れ様でしたー!
来月も期待です!

649 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:49:51 ID:QbMdVmD60
作者乙

650 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 20:55:27 ID:Ak/rDNjo0
次回司会者募集
皆様お疲れ様でした!!

651 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 21:04:35 ID:ZLmaCc5sO
終わってたか、乙
今から読む

652 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 21:14:06 ID:TjPXgwGQO
乙でした
もっぺんよむほ

653 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 21:15:05 ID:MsH4EE46O
ちょっと待てよ、なぜ月刊 少 女 なのにふろくがコレなんだ……?

654 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 21:20:19 ID:kZdkV9ukO
ほらあれだよ……最近のレディコミとか過激だし……

655 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/18(土) 21:22:44 ID:2SyBmDVsO
マジレスすると、以前職場の後輩(女)が欲しがってて
「兄も使ってるし、私が使ったらお母さん泣いちゃう」って言ってたのが印象的だったから

656 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/06/19(日) 00:39:53 ID:U2lHlOeoO
巻末ファンイラストコーナーに投稿したいのですが…

http://imepic.jp/20110619/022990

657 ◆zynqho4iRI :2011/06/19(日) 01:06:31 ID:sO8ePWjM0
>>656
うおおおお!!!!
今まで色々書いてきたけど、初めてイラストいただきました!!保存っ
ありがとうございます
まとめ様の方でページを作っていただけるなら、そんな夢のようなコーナーも……

658 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/09(土) 13:46:09 ID:ei.HbcMs0
つまんねー

>>1>>3>>5>>7>>9>>11>>13>>15>>17>>19>>21 .┌───────────┐http://a.jp hhttp://b.jp http://c.jp
>>2>>4>>6>>8>>10>>12>>14>>16>>18>>20>>22 │ 2ch新名所「orzタワー」 .│http://d.jp hhttp://e.jp https://■■■■■■■
>>2>>3>>5>>7>>11>>13>>17>>19>>23>>29>>31.├───────────┘http://a.jp ttps:// ttps://■■■■■■■■■■■■
>>1>>2>>4>>8>>16>>32>>64>>128>>256>>512 \●  目指せ容量落ち!!https:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■■
>>1>>4>>9>>16>>25>>36>>49>>64>>81>>100   ■) http://b.jp ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■
>>1>>8>>27>>64>>125>>216>>343>>512    < \https:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ○| ̄|_http://c.jp ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_https:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://
ttps:// ttps:// ttps:// ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://d.jp■■■■■■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps://  ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>1https://■■■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://e.jp■■■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps://●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>2https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps://    ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://f.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps://   ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>3https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps://  ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://g.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>4https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps://○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://h.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>5https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://i.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps://  ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>6https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://j.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>7https://■■■■■■■■■■
ttps://     ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://k.jp■■■■■■■■■■
ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>8https://■■■■■■■■■
ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://l.jp■■■■■■■
ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>9https://■■■■■■■■■

659 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/09(土) 13:49:36 ID:ei.HbcMs0
つまんねー

>>1>>3>>5>>7>>9>>11>>13>>15>>17>>19>>21 .┌───────────┐http://a.jp hhttp://b.jp http://c.jp
>>2>>4>>6>>8>>10>>12>>14>>16>>18>>20>>22 │ 2ch新名所「orzタワー」 .│http://d.jp hhttp://e.jp https://■■■■■■■
>>2>>3>>5>>7>>11>>13>>17>>19>>23>>29>>31.├───────────┘http://a.jp ttps:// ttps://■■■■■■■■■■■■
>>1>>2>>4>>8>>16>>32>>64>>128>>256>>512 \●  目指せ容量落ち!!https:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■■
>>1>>4>>9>>16>>25>>36>>49>>64>>81>>100   ■) http://b.jp ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■
>>1>>8>>27>>64>>125>>216>>343>>512    < \https:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ○| ̄|_http://c.jp ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_https:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ttps://
ttps:// ttps:// ttps:// ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://d.jp■■■■■■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps://  ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>1https://■■■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps:// ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://e.jp■■■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ttps://●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>2https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps://    ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://f.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps://   ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>3https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps://  ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://g.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>4https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ttps://○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://h.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>5https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://i.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps://  ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>6https://■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://j.jp■■■■■■■■■■
ttps:// ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>7https://■■■■■■■■■■
ttps://     ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://k.jp■■■■■■■■■■
ttps://    ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>8https://■■■■■■■■■
ttps://   ○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_http://l.jp■■■■■■■
ttps:// ●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_●| ̄|_>>9https://■■■■■■■■■

660 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:01:05 ID:Bar3AOSM0

それでは、 『月刊少女小説ξ ^ω^)ξちょwwwwのようです 七月号』 刊行致します

http://d2.upup.be/MLGR88eNwc

*ふろく説明:


ごゆっくりお楽しみ下さい
まとめ様:http://sogomatome.blog104.fc2.com/


☆参加者の方へ
投下の開始と終了時に、それぞれ宣言をお願いいたします
また、投下終了後、企画スレの方へ、作品名と巻末コメントの掲載をお願いします
kwskはこちらの方でご確認下さい
http://hinagatawwww.wiki.fc2.com/wiki/%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC

661 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:03:31 ID:98eHcOVMO
投下します

662 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:04:02 ID:98eHcOVMO
ぎ、と軋ませながら戸を開けた途端、外に漏れ出していた喧騒が大きくなる。
それからむっとする様なアルコールの臭い。
見るからに低俗で、思わず眉を潜める。

( "ゞ)「君はこんな所に出入りしているのか」
  _
( ゚∀゚)「まぁな」

そう言うと友人はさっさと店の中へ姿を消してしまう。
このまま帰ってしまおうかとも考えたが、折角奢ってくれるというのだ。
多少の事には目をつむっておくとしよう。

663 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 18:04:14 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・)

664 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:04:16 ID:98eHcOVMO




君とワルツをのようです

665 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:04:28 ID:98eHcOVMO
中へ入るとジョルジュは既にカウンターの前に陣取り、二杯の蒸留酒を注文していた。

  _
( ゚∀゚)「こっちこっち」

促されるままに席へ着き、差し出された蒸留酒のグラスを手に取る。
きついアルコールの臭いが鼻についた。

  _
(* ゚∀゚)「デルタの黒猫デビューを祝して」

( "ゞ)「……」

楽しそうな彼と無言でグラスを合わせ一口含む。
良くはないが、まあ悪くもない酒だ。

  _
( ゚∀゚)「ああダメダメ。乾杯した酒は一気にあおらなきゃ。此処じゃそれがルールだぜ」

( "ゞ)「……勿体ないだろう」
  _
( ゚∀゚)「けちけちすんなよ。どうせ俺の奢りなんだからさ。
ほら一気、一気」

( "ゞ)「……」

仕方無しにグラスを傾け一気に飲み干す。
喉が焼けるように熱くなり、一瞬くらりと視界が傾ぐ。
味なんて解ったもんじゃない。

666 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:04:39 ID:98eHcOVMO
  _
( ゚∀゚)「良い飲みっぷりだ。芸術家はそうでなくちゃあ」

( "ゞ)「芸術家だからこそ味わいを楽しむべきだとは思わないか」

  _
( ゚∀゚)「味わう程良い酒飲んだ事あんのかよ」

( "ゞ)「それは……まぁ、無いが」

  _
( ゚∀゚)「安酒なんて酔う為にあんだよ。マスター、おかわり!」

( ФωФ)「了解である」

切れ上がった鋭い目の男がジョルジュと私のグラスに酒を注いでくれる。
カフェのマスターよりも軍人といった方がしっくりくる様な、大柄な男だ。

667 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:04:49 ID:98eHcOVMO
( ФωФ)「さて初めて見る顔だが」

その男がことりと首を傾げて私を見る。
見た目に似合わない可愛らしい仕種が何ともシュールだ。

( ФωФ)「我輩はロマネスク。お名前を伺ってもよろしいかな?」
           _
( "ゞ)「デルタ関ヶ( ゚ω゚)「ファミリーネームはノーサンキューなのである」

  _
( ゚∀゚)「似てたろ? マスター」

人の名乗りを邪魔してジョルジュはにやりと笑う。
ロマネスクも楽しそうにからからと笑った。

668 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:05:00 ID:98eHcOVMO
(* ФωФ)「そうである、そうである。ファミリーネームなど芸術家には必要ないのである!」

( "ゞ)「それでは何処の誰と解らないのでは?」

( ФωФ)「何故何処の誰と判別する必要が? 芸術は名前で語る訳では無い、作品で語らねば」

  _
( ゚∀゚)「大体ファミリーネームなんてのは、人を枠組みに当て嵌める為の制度に過ぎないんだよ。芸術家が何かに縛られてちゃあね。芸術は爆発だ!」

(* ФωФ)「はっはっは、良く解ってるであるなジョルジュ! 気分が良いから一杯付けてやろう」

  _
(* ゚∀゚)o彡゚「最高だぜマスター!」

さうやって芸術家という枠組みを君達は作っているのではないか。
言わぬが花、という奴かもしれないが。

669 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:05:12 ID:98eHcOVMO
( ФωФ)「……ほぅ、デルタ殿は詩家でいらっしゃる」

( "ゞ)「えぇまぁ」

(* ФωФ)「素晴らしい! もしよろしければ我が黒猫の誇る歌姫に一つ言葉を下さらんか。貴方の作る詩を聞いてみたい」

( "ゞ)「歌姫、ですか?」

(* ФωФ)「しかり、しかり。ブロンドと青い瞳の天使であるのです」

  _
( ゚∀゚)「デレちゃんつってな。俺も一曲捧げさして貰ったよ。それにデレちゃんが付けてくれた歌詞がまた何とも色っぽくて」

( "ゞ)「詩作もするのか?」

( ФωФ)「デルタ殿に比べるべくもない幼稚な詩で。今宵も歌う故是非聴いてみては如何かな?」

( "ゞ)「……」

このような場末のバーの歌手が詩作。
好奇心を擽られ、私はマスターの依頼を承諾した。
次の詩の為のアイディアの一つも拾えれば良いと思って。



それがそもそもの間違いだったのだ。

670 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:05:23 ID:98eHcOVMO
ζ(゚ー゚*ζ

二杯目のグラスを空ける頃、彼女は舞台に姿を現した。
舞台と言っても周囲より一段高くなっているだけの、酷く簡素な物だ。

その上に、
天使が現れたのだ。

  _
( ゚∀゚)「じゃ、俺ちょっと伴奏してくるわ」

ジョルジュに返事をする事も出来ずに私は舞台上の彼女を見つめ続けた。

幼い顔立ちに紅を引き、あどけない声で空気を震わす。
その幼い姿を裏切り唇から溢れ出す官能的な言葉の数々。
これを彼女が作ったというのか。

(* ФωФ)「如何かなデルタ殿。作っては頂けんかな?」

ジョルジュの捧げた一曲目が終わり、次が始まるまでの間。
マスターは何かを期待した目で私に話し掛けた。
その目線を真っ向から受ける事が出来ず、顔を逸らす。

( "ゞ)「……失礼」

(; ФωФ)「、デルタ殿」

引き止めるマスターを無視して店を出る。
途端に酔いを無理矢理醒ますような冷たい風が吹いた。

671 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:06:51 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「……」

寒さに身を竦めながらあの天使を思う。

打ちのめされた。
今まで信じてきた物全てを否定された。
言葉で表す事の出来ぬ物など無いと思っていた。

それがどうだ。
彼女を一目見た瞬間私は言葉を失ったのだ。
言葉を愛し、操り、芸術に織り上げるべきこの私が。
詩家として持っていた誇りなど地に落ちた。
あの天使をどうやって表せよう。
彼女こそが芸術。
いや、その芸術という手垢のついた言葉ですら彼女を表しきれない。
全ての言葉は彼女を前に、舌の上で腐り果てるのだ。

672 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:07:01 ID:98eHcOVMO


私はそれが恐ろしかった。
あそこから逃げ出したのは僅かばかり残った私の自尊心の為だ。
理解する事と認める事は違う。
たとえ無理だと解っていても足掻かずには居られない。
詩家として生きてきた私が、言葉を否定する訳にはいかない。

673 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:07:11 ID:98eHcOVMO
その日以来私は黒猫の常連となった。
一杯の安い蒸留酒で彼女が歌い始め、それが終わるまで店に居座り続けた。
さぞ迷惑な客だったろうが、マスターは何も言わなかった。
彼女に捧げる詩の事も、だ。
私が行くと、ただ黙ってグラスを差し出した。

  _
( ゚∀゚)「すっかりデレちゃんにはまっちまったな」

今日も今日とて黒猫を訪れた私の横に座り、ジョルジュは笑った。
  _
( ゚∀゚)「恋に溺れた芸術家、良いねぇ、良い題材だ」

( "ゞ)「違う。私は恋なんてしていない」

  _
( ゚∀゚)「へぇ? じゃあ何だってそんなデレちゃんにご執心なんだ?」

( "ゞ)「それは……」

彼女を言葉で表さなければ、最早私は死ぬしかないのだ。

674 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:07:32 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「……」

そう言った所で到底解って貰えるとは思えなかった。
何故なら彼は、既に彼女に一曲捧げているのだから。

何も言えないでいる私を、ジョルジュは鼻で笑った。

  _
( ゚∀゚)「まぁ何だっていいけど、そんなにデレちゃんが気になるなら良い事教えてやるよ」

( "ゞ)「良い事?」

  _
( ゚∀゚)「閉店まで待ってみな。デレちゃんがもう一曲歌うからよ」

( "ゞ)「そうなのか? 知らなかったな」

彼女がいつ歌いはじめるかは日によってばらばらだ。
だから開店と共に店を訪れるが、彼女が歌い終われは用は無い。
進まないペンを片手に机に向かう為、いつも直ぐに帰っていた。
しかし彼女がまだ歌うというのであれば。
  _
( ゚∀゚)「おっ、デレちゃんのおでましだ」

675 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:08:18 ID:98eHcOVMO

ζ(゚ー゚*ζ

彼女が舞台に立つ瞬間、店には光が溢れ静寂が訪れる。
沈黙の中ピアニストの指が鍵盤を捉え、奏で出すのはメッツォピアノ。
その前奏に滑り込む様に乗るのは天使の声。
至福の時。

676 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:08:39 ID:98eHcOVMO
─────

初めて注文した二杯目の酒をちびちび飲みながら、彼女を反芻する。
曲自体は、言ってしまえば何だが大した曲ではなかった。
ジョルジュの作る曲の方がいい。
しかしそれでも彼女が歌えば、途端に曲は色彩を帯び、誰もが心惹かれ、見つめずには居られなくなる。
彼女だからこそだ。

( ФωФ)「デルタ殿」

マスターに声を掛けられて顔を上げる。
マスターの視線の向こう、舞台へ目をやればピアノの前にジョルジュが、その側に彼女が立っていた。
普段の白いドレスではなく、鮮やかな緋色のドレス。

677 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:08:49 ID:98eHcOVMO
いつの間にやら随分時間が経っていたらしい。
しかしそれにしては

( "ゞ)「うるさい」

いつも彼女が歌う時には場が静まり返るはず。
それがどうだ。
客は皆、酒を煽り、やんややんやと囃し立てぎらつく目をしている。
夜も更け、酔いが回っているのだとしてもおかしい。
それが証拠に潰れている者は誰も居ない。

(*'A`)「デレちゅわーん」

(* ^ω^)「ふひ、かわいいでござる、かわいいでござるなぁ」

( ^Д^)「ほら早くしろー、歌えー」

何だ。
一体何が起こっている。

そんな中で彼女はドレスの裾を摘んで礼をし、ジョルジュに視線をやって歌いはじめた。
流れる音楽はスローワルツ。
私が初めて聴いた曲。

678 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:09:09 ID:98eHcOVMO
ζ(゚ー゚*ζ「あなたの痛み わかるわ
      かわいいひとね 恋をしましょう」

彼女の歌に陶酔しようとして、出来ない事に首を傾げる。
周りが煩いだけじゃない。
歌に何か、体の奥を掻き立てる毒の様な物を感じる。

ζ(゚ー゚*ζ「あたしの心 あなたのものよ
      あたしのものよ あなたのからだ すべて」

酒のせいだろうか、体が熱い。
たかだか二杯、飲み過ぎてはないと思うのだが。

ζ(゚ー゚*ζ「あなたの目に やどるまごころ
      抱いてあげる すてきなあなた
 燃え上がるわ 恋のほのおが」

誘うように伸ばされる、腕。
揺れる視線。
私は。

ζ(゚ー゚*ζ「すてきなひととき
      過ごしましょう すぐに」

夢見る様なリタルダンド。
曲が終わると同時に彼女は艶やかな笑みを

(,,゚Д゚)「100だ」

679 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:10:48 ID:98eHcOVMO
(`・ω・´)「110」

( ´∀`)「150」

ぼやけ始めていた意識は粗雑な声に呼び戻された。
彼女の周りの男達はそれぞれ手を挙げ数字を叫ぶ。
伴奏から戻ってきたジョルジュにあれは何かと尋ねると、"競り"だと答えた。

( "ゞ)「競り?」
  _
( ゚∀゚)「一番高い値を付けた奴がデレちゃんと一晩過ごす」

(; "ゞ)「、それ、は……」

  _
( ゚∀゚)「そーいうこった。ま、カフェで歌ってるだけじゃ食ってはいけないんだろ、おい何処行くんだよ」

ジョルジュの言葉半ばで私は席を立ち、舞台に一番近いテーブルに財布をたたき付けた。

680 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:11:03 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「有り金全部だ」

大した金額が入っている訳ではないが、それでも今まで提示されたどの金額よりも高いはずだ。

( "ゞ)「行こう」

財布と彼女の手を掴み、引く。
外は寒いから私の外套を着せて。

  _
(; ゚∀゚)「おいデルタ」

扉を開ければ強い風が吹き付ける。
早く家へ。
彼女が凍えてしまう。

ζ(゚、゚;ζ「あ、あの」

家に着いたらまず湯を沸かそう。
温かいお茶、いや酒の方がいいだろうか。

ζ( − ;ζ「ムシュー」

それからありったけの布を出して彼女を包んで暖を取らせよう。
私の布団と毛布だけでは足りないだろうから。
歌手に風邪を引かせる訳にはいかない。

ζ( △ ;ζ「っ……ムシュー・デルタ!」

( "ゞ)そ

大きな呼び声と、腕をぐい、と引っ張られて立ち止まる。
振り返ると彼女が困った様な顔をして怒っていた。

681 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:11:20 ID:98eHcOVMO
ζ(゚、゚*ζ「もう少しゆっくり歩いて下さらないと、足が痛いです」

(; "ゞ)「あ……ああ、すみません」

そういえば彼女はヒールだった。
それで男の足に合わせるのは確かに大変だったろう。
申し訳ない。
だが非力な私には彼女を抱き上げる力も無い。

(; "ゞ)「すみません。あの、でも、もう少しで私の家なので、もう少し歩いては頂けませんか。非力なもので、申し訳ない」

ζ(゚、゚;ζ「え、あ、そんな畏まって頂かなくても。ただもう少しゆっくり歩いて頂ければ」

(; "ゞ)「は、はい。ゆっくり、歩きます!」

出来るだけゆっくり、慎重に歩く。
そっと、煉瓦を一つ一つ確認する様に足をζ(゚、゚*ζ「今度は遅すぎます」

( "ゞ)「すみません……」

ああ、上手くいかない。

今度こそは、と、彼女の足の運びを見ながら合わせる。
これがなかなかに難しい。
社交界の男達は何でもない事の様にやって見せるが、もしかしたら影ながら努力しているのかもしれない。

682 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:12:02 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「どうぞ、狭い部屋ですが」

ζ(゚ー゚*ζ「……失礼します」

煤けた古いアパルトマン。
ランプに明かりを点し、取りあえず椅子に座って貰う。

( "ゞ)「今お茶を入れますので」

ζ(゚、゚*ζ「へ? あ、はい」

心臓が口から飛び出しそうだった。
彼女と目を合わせるだけで、何もかもがどうでも良くなる気がする。

683 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:12:15 ID:98eHcOVMO
冷静になりたいと思って彼女から背を向けたのに、湯を沸かしながら視線を感じて落ち着かない。

(; "ゞ)「(よく考えたら女の人と話した事なんて殆ど無いぞ!)」

何を話せば良いのだろう。
大した話しも無いつまらない男だ。
彼女を退屈させたくはない。

ζ(゚ー゚*ζ「お湯、吹いてますよ」

(; "ゞ)「え、うわ、ほんとだ」

さっきから格好悪い所を見せてばかりだ。

684 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:13:21 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「どうぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「ありがとうございます」

差し出した茶を吹き冷ましながら少しずつ飲む。
その姿すら優雅で、ああもし私が画家ならばこの一時をカンバスに閉じ込めてしまえたのにと。
そんな埒も無い事を考える。

ζ(゚ー゚*ζ「……あの」

( "ゞ)「はい?」

ζ(゚ー゚*ζ「しないんですか?」

( "ゞ)「何をですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「えっち」

( "ゞ)そ。・.・゚

盛大に吹いた。

685 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:13:34 ID:98eHcOVMO
ζ(゚ー゚*ζ「ムシューが私を買って、だから私はあなたに抱かれる為に来たのですけど」

(; "ゞ)「違っ、私はそんな事をするつもりは!」

ζ(゚、゚*ζ「けれど有り金全部だなんて、何か、凄い事をさせるおつもりだったのでしょう?」

(; "ゞ)「凄い事って……ただ貴女をあそこから一刻も早く連れ出したくて。気付いたら財布を出してたんです。だから本当に貴女とそういう事をするつもりは無いんです」

必死で説明すると、彼女は眉を下げた。

ζ(- -`ζ「それは困ります。私は抱かれる事でお金を頂きます。だから抱いて下さらないならお金をお返ししなくては……」

(; "ゞ)「で、では一晩私と話をしては頂けませんか。詩を書く為の参考に」

ζ(゚、゚`ζ「そんな事で良いんですか? 学も無いただの娼婦ですのに」

( "ゞ)「娼婦だなんて言わないで下さい。貴女は歌手です」

ζ(゚ー゚`ζ「……そう言って下さるのはあなただけですわ」

686 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:13:47 ID:98eHcOVMO
困った様に、けれど彼女は微笑んだ。
了承して貰えたらしいが墓穴を掘った気がする。
何を話すんだ。

(; "ゞ)「……」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

(; "ゞ)「……」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

話題が無い。

(; "ゞ)「(何か、何か無いか話題。探せ、唸れ私の脳髄!)」

ζ(゚ー゚*ζ「……あの」

(; "ゞ)「はいっ」

彼女が話しかけてくれて私が返事をする。
さっきからこの繰り返しだ、恥ずかしい。
しかし、正直助かった。

687 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:15:46 ID:98eHcOVMO
ζ(゚ー゚*ζ「いつも、いらっしゃいますよね店に」

( "ゞ)「はい」

ζ(゚ー゚*ζ「でも、いつもは最後までいらっしゃらないのに今日はどうして?」

( "ゞ)「……友人に聞いたのです、貴女が閉店前にもう一度歌うと」

まさかあのような場だとは思いもしなかったが。

( "ゞ)「あなたの歌う姿が見たくて」

ζ(/、//ζ「……」

( "ゞ)「マスターに詩を頼まれたのです。貴女に捧げる為の。けれどどうしても書けなくて……貴女は私の持つ言葉のどれをもってしても表せないのです」
   ,_
ζ(゚、゚ ζ「ああそういう」

( "ゞ)「?」
   ,_
ζ(- - ζ「いえ何でも。続けて下さい」

ため息をついた彼女に促されるまま、話す。
何が気に障ったのだろうか。
難しい。

688 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 18:15:47 ID:Ah7bTszY0
なんか微笑ましいな

689 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:16:00 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「だから最初は自分のささやかな自尊心を守る為に店に通ったのです、何かを見つけられたらと。けれど今では……」

ζ(゚、゚*ζ「今では?」

( "ゞ)「今では……何でしょう? 解らなくなってしまいました。ただ、貴女を見ている間はとても幸せなのです。貴女の歌を聴いている時も」

詩作を諦めた訳では無いが、本心だった。
彼女の歌に私は幸福を感じていた。

ζ(- -。*ζ「……ありがとうございます」

そう言いながら彼女はポロリと涙を一粒落とした。ように見えた。
ぎょっとしたが、直ぐに普通に笑ったから、きっと見間違いだったのだろう

690 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:16:26 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「……そういえば貴女には下町特有の訛りが有りませんが此処の生まれでは無いのですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「ええ、元は中流の出で。よくある話ですわ。父親が事業に失敗して一家離散なんて」

(; "ゞ)「っ……すみません。言いづらい事を……」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふ、大丈夫です。もう受け入れた事ですから」

謝りながらああなるほど、と私は納得していた。
彼女の品のある言葉遣いや立ち姿はそこから来たものなのだろう。
詩作が出来るのも納得だ。

ζ(゚ー゚*ζ「ずっと歌が好きでオペラ歌手になりたくて、今では黒猫で歌手のまね事を。でもそれだけでは生活出来ず娼婦をやっております」

( "ゞ)「他のご家族と連絡は?」

ζ(- - ζ「一度も。生きているのかどうかもわかりません……」

( "ゞ)「……そうですか……」

691 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:16:38 ID:98eHcOVMO
重い静寂が部屋を満たす。
彼女にこんな悲しそうな顔をさせるつもりではなかったのに。
けれど彼女の事を少しでも知れて喜ぶ自分が居て、浅ましく感じる。
詩家などそんなものだ。

ζ(゚ー゚*ζ「ムシュー」

俯かせていた顔を上げて彼女が笑う。

ζ(゚ー゚*ζ「私そろそろお暇させて頂きます。もう空も白んできましたし」

見るとカーテンの向こうが明るくなり始めていた。
もうそんなに時間が経っていたとは、さっぱり気づかなかった。
名残惜しいが仕方がない。

( "ゞ)「そうですね。ではこれを」

財布を渡すと彼女は暫し考えて、首を横に振った。

ζ(゚、゚*ζ「結構ですわ。私お仕事してませんもの」

( "ゞ)「? ですが私と話をして頂きましたよ」

ζ(゚ー゚*ζ「それはそうですけど……私、ムシューに救って頂きましたもの」

( "ゞ)「救う?」

意味が解らなかった。
彼女を少しでも知れて詩作の手助けに出来る、救われたのは私の方のはずだ。

692 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 18:17:28 ID:98eHcOVMO
ζ(゚ー゚*ζ「歌を歌う時も娼婦の時も私を見る殿方の目は同じ。欲望の対象でしかない。私の歌なんてその程度だと、もう半ば諦めてもいました」

ζ(- -*ζ「けれどムシュー、あなただけは違った。私を歌手として扱って下さった。私の歌を聞くのが幸せだと。その事が私にとってどれだけ嬉しかったか」

そう言うと彼女は私の手を取って財布を握らせた。
傷だらけの、華奢な手だった。

ζ(゚ー゚*ζ「ですからお金は頂けません。その代わり、このお金でまた店に来て下さいな。あなたが居て下されば、私はまだ歌える」

ζ(^ー^*ζ「他の誰でもないあなただけの為に」

私を見る彼女の瞳は濡れていて。
私は言葉を発する事が出来ず、ただひたすら首を縦に振った。
そうすると彼女はとても嬉しそうに笑って、私はまた繰り返し首を振る。

無垢な子供の様な笑顔に目を盗まれ、握られた手から伝わる温もりが全身を侵す。
焼け焦げていく思考の中ただぽとりと滲む様に、「これが恋か」とだけ思った。


つづく

693 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 18:18:42 ID:Bar3AOSM0

早いなー
でも好き 次回も頑張ってください

次、いきます

694 ◆ZFBC9im1a2 :2011/07/16(土) 18:19:25 ID:98eHcOVMO
投下終了です。
次の方どうぞ。

695 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 18:19:55 ID:Ah7bTszY0
乙!
続きが楽しみだ

696 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:20:08 ID:Bar3AOSM0


( ・∀・)恋実れ!のようです

697 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:20:37 ID:Bar3AOSM0

あたしは幸せ
先輩もきっと幸せ

でもこの関係 このままでいいのかな?

698 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:20:55 ID:Bar3AOSM0

Case 4:長岡ツー

699 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:22:24 ID:Bar3AOSM0

(* ∀)「…せんぱっ…………まだ片付けがっ」

从'ー'从「私より優先すること?ツーちゃんは上下関係がなってないようだなぁ〜」

真っ赤になった耳
ただでさえ部活後なのに、火照りきって湿った体
囁かれる 先輩の声
脳髄を焼くような 熱くて甘い 蠱惑的な声

从'ー'从「ツーちゃん?あなたの中の最優先事項は?」

(* ∀)「……っ…………渡辺、先輩ですっ…………」

背後から忍び込む手を抑えてはならず、
バスケの赤いシャツをたくし上げられないよう押さえておくのが、今のツーに出来るただ一つのことだった
二人は恋人同士で、しかし上下関係があり、主従関係もあった
ツーは渡辺の愛玩生物だった

700 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:22:45 ID:Bar3AOSM0

長岡ツー  VIP高校一年 バスケ部
男バス部長のジョルジュを兄に持つ、思春期真っ盛りの女の子



( ・∀・)「……え?あの子?彼女いるじゃん 叶えるもんないじゃん」

次の『恋の実』の子は、もう彼女がいた
もうこの際性別は関係なく
結ばなきゃいけない糸を探していたはずなのに、見つけてみれば同性愛者だ
どうすればいい?

モララーは月に問う
月は水の象徴 月面を水鏡に例え

近くの池を浄化する

これで月と水での合わせ鏡
大きな大きな 合わせ鏡

701 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:23:22 ID:Bar3AOSM0





曇りなき鏡面を覗きこみ 問うた

ミ チ シ ル ベ

それは、とある道具を指していた

( ・∀・)「それは…………――――」


各鏡に清めの呪文を唱えた
顰蹙を買わぬように


次に、己の所持品を漁っていると
……出てきた出てきた『 星屑金平糖 』

702 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:23:50 ID:Bar3AOSM0

( ・∀・)「これを使えってことか」

(  ∀ )「……苦しいのは、嫌いなんだよ…………」

魔法使いは すぐに消えた

703 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:24:45 ID:Bar3AOSM0

帰り道
部活と情事 もとい奴隷稼業を終え、薄暗い中帰路についていた

季節は夏
明日から夏休み

ツーは渡辺と別れ、一人で歩いていた
つま先だけを見て、黙々と歩く 歩く 歩く 歩く

靴が影に覆われた

(*゚∀゚)「・・・?」

見上げてみるとそこには、夜色の外套を羽織った男が立っていた

ツーの前に止まってまじまじとその顔を眺めている
ツーの知らない男だった

704 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:26:19 ID:Bar3AOSM0

(*゚∀゚)「……誰?」

( ・∀・)「魔法使い☆」
 _
(*゚∀゚)「帰れ」

( ・∀・)「君を応援しに来たのさ」

(*゚∀゚)「ふーん試合の?」

( ・∀・)「ちがうよ」

(*゚∀゚)「じゃあ話しかけないで 先輩に見つかったらお仕置きされるから」

( ・∀・)「……お仕置き?」

(*゚∀゚)「そ、じゃーね」

そう言って、ツーは鞄を背負い直し、駆けていった

705 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 18:26:49 ID:Ah7bTszY0
何やら不穏な感じが・・・

706 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:27:23 ID:Bar3AOSM0

お仕置きを うけてしまう
悦ばしくて 羞恥的な
最低で最悪のお仕置き

あたしは帰宅すると首輪をする
親にはパンクファッションだと言ってあるが、これは渡辺先輩からのプレゼントだ
付けていなくてはならない

最近、首回りの湿疹が気になる
でも外せない
先輩が許可を出すまでは、学校以外ではこれを装着していなければならない

あたしは先輩が好き
だから命令には逆らわない

でもこれは、本当に 恋……?

707 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:27:49 ID:Bar3AOSM0

( ・∀・)「それ、本当に恋かな?」
 _
(*゚-゚)「…………」


次の日も現れた魔法使い

放課後の、帰宅途中
逢禍時だからか
物の怪の類いか 不審者か
後者だと言いたいところだがしかし
外套の裾はコンクリートに融け込んでいる
残念ながら前者に近いらしい

それよりも剣呑なのは、吐き出されたその言葉だ

(*゚∀゚)「……何が言いたい」

708 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:28:22 ID:Bar3AOSM0

( ・∀・)「仮に、君にSMちっくなプレイに興味があったり、共依存してるならそれでもいいさ
      だけどね、僕には君は、そうは見えないんだ 長岡ツーちゃん」

(*゚∀゚)「……」

( ・∀・)「首のその湿疹、汗疹だよね?だいぶ酷い
      そのままにしておくとケロイド状に悪化して痕が残るよ」

(*゚∀゚)「……」

( ・∀・)「女の子が、見えるところに 自分から痕を残したがるかい?」

(*゚∀゚)「お前には関係ないだろう」

声が、唸るように低くなる
全力でこの男を警戒した

( ・∀・)「君にとって、渡辺さんはどんな人?」

この男に先輩の話を詳しくした記憶がない
眉間に皺を寄せた

709 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:29:20 ID:Bar3AOSM0

(*゚∀゚)「……あたしの彼女だ   帰れ」

早々に切り上げ、踵を返した
が、振り返った先には男がいて、にやにやと笑っている

( ・∀・)「君は、今の関係に満足しているのかな?」

(*゚∀゚)「お前には関係ないだろう」

( ・∀・)「君は、世界を知らないだけだろう」
 _
(*゚∀゚)「…………」

( ・∀・)「中学でバスケ部に入部 その時から目を付けられて、すぐに付き合ったみたいだね」
 _
(*゚∀゚)「ッ……」

( ・∀・)「だから君は、先輩以外の選択肢を知らないんだ
      年を重ねるごとに先輩の独占欲は悪化していないかい?」

710 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:30:01 ID:Bar3AOSM0

あたしはこの男を知らない
なのにこの男は、友達も知らないあたし達の秘密を知っている
誰にも話していない あたしの疑問も知っている
 _
(*゚∀゚)「……お前、何なんだ?」

問う
男はにやりと笑って、言う

( ・∀・)「僕の名前はモララー しがない魔法使いです」

恭しく、一礼してみせた 自称『魔法使い』
厨二病乙 と言いたいところだが、奴の言動がそれをさせない
コンクリートに融ける外套が、さらり と揺れた

気付けば、男は眼前にまで迫っている
 _
(*゚∀゚)「っ!」

711 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:30:32 ID:Bar3AOSM0

咄嗟に身を引くが、もう遅い
男は、あたしの手を掴んでいる

男は嫌いだ 気持ち悪い
胸から湧き上がる嫌悪感で手を振り払おうとするが、難しい

男は左手であたしの手を包み、右手で何かを握らせた
冷たい、ガラス瓶のようなもの

子供が悪戯をした時のような笑みを浮かべ、男は手を離した

( ・∀・)「君に可能性をあげよう
      僕は、本当は浮気とかは反対なんだけどね」
 _
(*゚∀゚)「は?」

掌を開くと、そこには小瓶
コルクで密閉されたその中には、小さな金平糖らしきものが3粒だけ入っていた

712 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 18:30:58 ID:Ah7bTszY0
何だろう、眉毛があるとジョルジュが女装したようにしか見えないwww

713 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:31:15 ID:Bar3AOSM0

( ・∀・)「『星屑金平糖』
      君の『可能性』をみせてくれるんだ  毎晩、一粒ずつ飲みなさい」

(*゚∀゚)「なんだよこれ」

( ・∀・)「ねぇ知ってる?同性愛に一番興味をもつ時期は、思春期なんだって
      異性に興味を持ち始める反面、同性にも敏感になる  女の子はそれが顕著だそうで
      本来は、色めき始める同性の子に対抗心という形で興味を示すみたいだけど
      そこで同性に興味を持ってしまうことを錯覚する …嫉妬や尊敬を、『恋』だと錯覚する
      現に、思春期を終えると自然と同性愛に興味を示さなくなる子が大半みたいだよ」

(*゚∀゚)「まめしばやめろ……だったらなんだっていうんだ」

( ・∀・)「君、あるいは渡辺さんの、今の恋愛に関する価値観を否定するつもりは毛頭ない
      渡辺さんは君を自主的に引き込んだからともかく、君は自分の性愛について知らないまま引き込まれた
      だから君には知っておいてほしいんだ 君にある『可能性』を」

714 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:31:49 ID:Bar3AOSM0

男は『可能性』をしきりに主張する
瓶の中身の説明もしない

( ・∀・)「毒とかじゃないから安心してね」

この見透かされているような感じが、気味が悪い
小瓶を鞄に放り込み、踵を返した
もう男追っては来ない




( ・∀・)「……あり得たかもしれない 星屑ほどの『if』達
      でもそれは無駄じゃない
      『もし、あの時こうだったなら』 は、今からでも道を変えられる可能性を持っている
      これから三日で、それに気づいてくれると嬉しいな」

( ・∀・)「星達が言っているよ  今の流れは、君のさだめではないと」

715 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:32:32 ID:Bar3AOSM0

(*゚∀゚)「ただいま」

玄関に入ると、居間から兄貴が顔を出した

( ゚∀゚)「おっ、遅かったじゃねーか
     俺が部活に顔出さない時に限って俺より遅れるとか、心配になるじゃねーかよ」

(*゚∀゚)「んな、毎日一緒に帰るわけないじゃん 馬鹿兄貴」

( ゚∀゚)「んもー、つーちゃん冷たいっ」
 _
(*゚∀゚)「…………言ってろ 受験生」

( ゚∀゚)「つれねー……寂しいよ なぁ、旦那」

(,,゚Д゚)「うるせぇよジョル公 早く戻れ」

716 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:33:04 ID:Bar3AOSM0

どうやら根個先輩が来ているらしい 居間で勉強会のようだ
兄貴は狼体育大学志望  根個先輩はシベリア文科大学志望
根個先輩の方が成績はいい

( ゚∀゚)「旦那だって弟さんいるだろ?こういう時ない?」

(,,゚Д゚)「フサか?あいつ、俺に刃向かわないからなぁ」

(*゚∀゚)「……フサ君て、二組の根個フサ君ですか?」

(,,゚Д゚)「知ってんのか そうだよ。俺と正反対のインドアで文芸部の」

根個フサ
同い年で、隣のクラスのムードメーカーだった

(*゚∀゚)「確かに、根個先輩とは正反対ですね」

(,,゚Д゚)「だな  まぁ、見かけたら小突いてやってくれ」

717 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:33:41 ID:Bar3AOSM0

兄貴達は勉強に戻るようなので、あたしは自室に引き上げた
今日は母親が残業で遅くなるらしい
父親は夜勤だ

少し休んだら夕食でも作りに行こうと思いつつ、ベッドに飛び込んだ
スカートが皺にならないよう、尻から下へ向けて撫でつけた
着替えなければと思うのだが、疲れてしまっている
部活と、先輩との情事のせいだ
はっと思い出し、枕元に置いてある首輪を手に取った

付けなければ


( ・∀・)『それ、本当に恋かな?』


(*゚∀゚)「っ…………」

自称『魔法使い』の言葉が、脳裏で再生される
首輪を付けることを躊躇わせるには、十分だった

718 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:34:23 ID:Bar3AOSM0

首輪を見つめる
黒い合皮の首輪だ

先輩の家にお邪魔するときは、チェーンに繋がれる
兄貴は、首の湿疹を心配している

( ・∀・)『だけどね、僕には君は、そうは見えないんだ 長岡ツーちゃん』

男の声が脳内で再生される

(*゚∀゚)(……可能性…)

あの男の言う 『可能性』の意味が、いまだによく分かっていない
あの金平糖を食せば、それを理解することが出来るだろうか?


( ・∀・)『『星屑金平糖』
      君の『可能性』をみせてくれるんだ  毎晩、一粒ずつ飲みなさい』

719 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:34:55 ID:Bar3AOSM0

(*゚∀゚)「…………」

ベッドから上半身のみ乗り出し、近くに落とした鞄を引き寄せる
男は、夜金平糖を飲めと言った
もう、飲んでもいいだろうか

鞄から取り出した小瓶には、小さな金平糖が3粒だけ入っていて、瓶の中をころころと転がりまわっていた
それはどう見ても普通の金平糖で、これが『可能性』の鍵になるとは思えなかった

瓶を傾けると、白い金平糖が出てきた

(*゚∀゚)「ま、毒じゃないみたいだし」

小粒のそれを、舌に乗せた
放り込んだら見失ってしまう気がして、舌と伝ってそっと嚥下した

直後からの記憶は、ない

720 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:35:42 ID:Bar3AOSM0

***

( ゚∀゚)「ツー?」

(*゚∀-)「んむにゃ……兄貴?」

( ゚∀゚)「やっと起きた 支度しろ  部活、間に合わなくなるぞ」

(*゚∀゚)「マジ?あんがと」


早朝
いつも通りの起床
兄貴は部活慣れで、早起きの習慣がついている
まだ高校一年目の自分は、兄貴に助けられている形だ

身支度を整え、朝食をとり、一人で家を出る
部活がない兄貴は、朝食分の洗い物をしてから登校する

721 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:36:31 ID:Bar3AOSM0

登校中、渡辺先輩と高岡先輩に会った
二人は二年生で、仲がいい
三人で歩いていても、先輩達が二人で話していることが多かった
少し、違和感を覚えた

朝練を終え、皆で片付けに入る
役割分担で、テキパキと片付けていく  それを終えたら、各自教室へと向かっていった
また少し、違和感を覚えた

授業も滞りなく、放課後の部活まで普段通り
今日は、男子との合同練習
兄貴達男女OB組vs現役男女合同組での練習試合
コート2つを使い、体育館は白熱する

あたしの初戦チームは、高岡先輩・渡辺先輩・あたし・ショボン先輩・一年男子一人
対するOBチームは、兄貴・根個先輩・兄者先輩・三年女子二人だった
兄妹対決は新鮮で強烈だった

722 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:37:10 ID:Bar3AOSM0

(;* ∀ )「ぜはーくはー……」
  _
(; ゚∀゚)「はっ、はっ……へっwwざまぁみろww」

(;* ∀ )「ちっくじょおおぉぉ……」

(´<_` )「元男バス部長が一年女子に全力か」

( ´_ゝ`) 「おにちくだな」

从;゚∀从「手も足も出ねぇ……」

(;´・ω・)「来年にはああなってないといけないのかぁぁ……」

(,,゚Д゚)「お前ら試合よりも兄妹喧嘩盛り上げる方に尽力しやがったな」

从;'ー'从「だって所詮は練習試合なんだもぉん……」

723 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:38:34 ID:Bar3AOSM0

言って、渡辺先輩が根個先輩に小突かれる

(,,゚Д゚)「所詮じゃない されどだ  新副部長のお前がそれでどうする」

从;>ー<从「ふえぇ〜ごめんなさぁい」

根個先輩は真面目で実直な人だ
体は細く、兄貴より若干小柄だが、その内には男らしさを秘めている
羽生先輩が惚れるのも納得だ
あたしも誰かと付き合うなら、きっとああいう人に惚れるのだろう

根個先輩とは毛色が違うが、うちの兄貴もそこそこ男前だ
大体の相手なら婿に出しても恥ずかしくないだろう

高岡先輩が兄貴に興味があることも知っている
いっそ、早く結ばれればいいのにと思う
兄を思う妹心だ

724 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:39:10 ID:Bar3AOSM0

***

( ゚∀゚)「ツー?」

(*゚∀-)「むにゃ……兄貴?」

( ゚∀゚)「やっと起きた 支度しろ  部活、間に合わなくなるぞ」

(*゚∀゚)「マジ?あんがと」

……ん?デジャヴ
(*゚∀゚)「……夢か」

( ゚∀゚)「ほーらぼさっとしてないで飯食え!片付かねーだろ」

(*゚∀゚)「うーん」

生返事を返し、着替えを始める
どうやら昨日は制服のまま寝落ちたらしい スカートの皺が気になった

725 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:40:21 ID:Bar3AOSM0

支度を終え、登校
夢での出来事について考えながら歩いていると、唐突に背後から腕が伸びてきた

(*゚∀゚)「っ!」

从'ー'从「ツーちゃんおはよぉ〜♪」

腕は脇をすり抜け、胸の辺りで絡まる
さり気なく揉まれるのはいつも通りだ

(;*゚∀゚)「お、おはようございます!」

夢の中の渡辺先輩は、高岡先輩と長く絡んでいた

(*゚∀゚)(……違和感は、これか)

夢の渡辺先輩は、『あたしを縛る先輩』ではなかった

726 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:40:59 ID:Bar3AOSM0

帰宅後、夕食を早々に平らげ、シャワーを浴びた
兄貴が何事かと心配していたのを無視する
 _
( ゚∀゚)「おいっ!」

そのまま部屋へ飛び込んで鍵をした
すまん兄貴 今はそれどころじゃないんだ

(*゚∀゚)「金平糖……」

今朝、違和感の正体は発覚した
しかし、『束縛しない先輩』が 何の『可能性』なのかが理解できない
今夜はそれを確かめる必要があった

金平糖を瓶から出す
黄色いそれを舌に乗せ、ベッドに入った
意識はすぐに途絶えていった

727 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:42:02 ID:Bar3AOSM0

***

アサヒ先生の物理の後の、ミルナ先生の日本史は拷問だと思う
眠いんだ アサヒ先生のせいで
でもミルナ先生の目を盗んで居眠りなんて、出来るはずがなかった
授業から興味を逸らしたり、ましてや寝ていようものなら……

( ゚д゚)「斉藤、そうやって教科書を閉じたまま 1635年徳川家光の代に制度化されたものは何か答えろ
     根個、伏せたまま答えろ 1637年 何の乱が起きた?
     長岡、1639年には何が完成したのか そのこそこそ書いている紙に書いてこちらに向けろ」

……こうなる

(-∀ ・;)「んあー……?」

( ゚д゚)「今すぐ顔を洗ってついでに資料室から年表を持って来い」

ミ;,,-Д-彡「……生類憐みの令!」

( ゚д゚)「それは1687年徳川綱吉の政策だ 乱でもなんでもない お前も資料室へ行って全員分のワークを持って来い」

(;*゚∀゚)「…………」

( ゚д゚)「紙を摩り替えるな長岡 立て」

728 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:42:51 ID:Bar3AOSM0

こうしてあたしは授業中ずっと立たされたままとなり、しかも授業後にワークを回収して職員室に届ける羽目になった

落書きを晒すには至らなかったが、 ワークが重い
1・2組合同授業 日本史か世界史を選べる授業なのだが、日本史の方が若干人数が多い
約クラス一つ分のワークをオンナノコに運ばせるなんて、ミルナ先生は鬼畜だと思う
勿論部活上 持てないわけではないが

ミ,,゚Д゚彡「女の子一人で職員室はねーからww」

そう言って、あたしの抱えたワークの上半分をかっさらっていったのは、この数のワークを一人で運んできた根個フサだった
確かに、教室は四階の東端 職員室は二階の西端  ミルナ先生は本当に鬼畜だ

(;*゚∀゚)「ありが…… ―― ……てぇっ!?」

つい、二度見してツッコミまで入れてしまった

729 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:43:36 ID:Bar3AOSM0

(;*゚∀゚)「根個君!?」

ミ,,゚Д゚彡「フサでいーから 長岡さん、兄貴が世話になってるだろ?」

根個先輩には あたし(の兄)が お世話になっているが、こちら側から世話をした覚えはない
その前に、何でナチュラルに手伝うんだこいつは

(*゚∀゚)「……あたしの仕事」

ミ,,゚Д゚彡「重いもん持ってる女の子放っといたなんて兄貴に知れたら、俺ボコられるからww」

ミ,,^Д^彡「文化部だからって舐めんな、ゴルァ」

兄のギコ先輩の口癖を真似て、にこりと笑った
まだ幼さの残る笑顔だが、その芯にはギコ先輩と同じ男らしさを秘めていた

(*゚∀゚)「……さんきゅ、フサ」

男は嫌いなはずなのに、いつものような嫌悪感はなかった

730 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:46:03 ID:Bar3AOSM0

***

( ゚∀゚)「つーぅー」

(*-∀゚)「んー……おは……」

(*゚∀゚)「って、あれ?あたし鍵閉めて寝なかった?」

( ゚∀゚)「遅刻したかったか?コインで鍵開けれんの忘れんなよ」

(*゚∀゚)「……死ね」
 _
( ゚∀゚)「兄ちゃん泣いちゃうぞっ」

毎朝恒例の他愛ない会話を無視という形で打ち切り、着替えるからと追い出した
今朝の夢はなんだ
ろくに話したこともない根個弟に 何の想いを抱いた

731 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:48:15 ID:Bar3AOSM0

登校中、ずっと 今朝の夢について考えた
授業中も、頭を埋めていた
集中してないのがミルナ先生に目ざとく気付かれ、授業中立たされた
斜め前にある背中の存在が、意識から追い出せなかった

部活では何度もボールを取られた
引退したのによく見に来てくれる根個先輩に、動きにキレがないと言われた
部活上がり、根個先輩を迎えにきた彼に、何故か心臓が跳ねた

渡辺先輩との情事の間 何度も何度も痛めつけられた
汗疹になっている首を、強く引っ掻かれた

从'ー'从「あれれ〜?ツーちゃん、誰のこと考えてるのかなぁ〜?」

(* ∀ )「せ……せんぱ……うっ、くぅ……」

更衣室に、湿った声が響いていた

732 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:49:31 ID:Bar3AOSM0

『つーぅー?いるかー?』

突然体育館に響いたのは、兄貴の声だった
咄嗟に嗚咽を堪える
渡辺先輩が、ここぞとばかりに激しく動いた 口は手で塞がれている

(*;∀;)「んんっ・・・…」

『おっかしいな……俺出てったの見てねぇはずなんだけど……』

『長岡先輩、妹想いなんだからーっでいててててっ!!』

根個兄弟も一緒のようだ
渡辺先輩は、笑みを深くした

从'ー'从「あれれ〜?根個先輩達もいるよぉ〜?」

733 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:52:10 ID:Bar3AOSM0

『最近あいつ帰り遅いんだよ』

从'ー'从「あちゃぁ、長岡先輩気付いてたかぁ……どうする?鍵開けちゃう?」

(*;∀;)「ん―――っ……!!」

从'ー'从「声出したらばれちゃうよぉ〜?」

从'ー'从「でも…………彼に、貴方は私のだって見せつけてもいいかもぉ〜」

冷汗が、背中を伝う
誰にだ    何 を だ

(*;∀;)「あ…兄貴には……」

从'ー'从「うーん、違うなぁ どっちかって言うと、根個弟君?」

心臓を鷲摑みにされるかのような感覚
何も想っていない 何も接点はない
のに

一番見られたくない

734 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:55:17 ID:Bar3AOSM0

从'ー'从「さっきの……部活後に根個弟君を見る目は、なんだったのかなぁ?」

(*;∀;)「なんでも、なっ……」

从'ー'从「つーちゃん、なにかあったの?」

(*;∀;)「なにも、ない、……っ…ですっ……」

(*;∀;)「先輩……なにも、ない、です!……先輩、先輩だけ……」

从'ー'从「…………」

先輩だけ、と繰り返す
言わなければならない
根個君は 何も関係ない
夢で見ただけなのだ
単なる、『可能性』であって…… ―――――

735 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 18:57:34 ID:Bar3AOSM0

(*;∀;)(…………可能性……?)

魔法使いは言った
これは『可能性』だと
ということは、これ も 可能性

現実のあたしも、たまたま実現した、ひとつの可能性
『男の子を好きになるあたし』も、ひとつの可能性
『恋人をつくらないあたし』も、ひとつの可能性

全てはあり得た未来で、あたしが来た道がたまたまこっちだっただけ

ということは最後の金平糖は?

『渡辺先輩以外の、女の子を好きになるあたし』

それならもう、今夜は飲む必要はない
あたしは今、『道』を見つけた

736 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:00:38 ID:Bar3AOSM0

(*゚∀゚)「…………渡辺、先輩」

服を留めていた手を、放した
露わになっていたもの全て、隠してしまう
その手を、服に隠れた先輩の手に添えた

拒否の 姿勢

从'ー'从「……つーちゃん?」

(*゚∀゚)「先輩…………」


あたしは気付いていた 最初から
疑問を抱えていた 最初から
もうわからなくなっていた 麻痺していた 流されていた
だから気付けなかった
そのまま目を背けて身を任せていた

737 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:05:21 ID:Bar3AOSM0

だから
きっと魔法使いなんかが出てきたんだ
目を背けないように


( ・∀・)『……あり得たかもしれない 星屑ほどの『if』達
      でもそれは無駄じゃない
      『もし、あの時こうだったなら』 は、今からでも道を変えられる可能性を持っている』


そう、変えられる


(*゚∀゚)「渡辺先輩、ごめんなさい
     あたし、ちょっと自分に正直になります」

手を掴んで、離させた

738 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:06:39 ID:Bar3AOSM0

(*゚∀゚)「渡辺先輩、あたし……」




(*゚∀゚)「もう、先輩とは付き合えません」

739 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:09:11 ID:Bar3AOSM0

从'ー'从「…………それは、他に…」

(*゚∀゚)「違います。……あ、いや 違わないっちゃそうではないんですけれども
     あたし、中学入ってすぐ 先輩とお付き合いをさせていただきました
     だからあたし 先輩以外の人を知らないんです」

从'ー'从「……知らなくたって、いいじゃない」

(*゚∀゚)「あたしは、自分にある可能性  『あり得た道』を見る前に、先輩の所へ来ました
     でもあたしは、他の『可能性』も見てみたい」

服を整えて、纏めてあった鞄を担ぎ、更衣室のドアノブに手をかけた
手は震えていた
失くす恐怖と抗う恐怖で、膝も少し笑っている
あと少し 一言だ
さよならを 言うだけ

740 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:12:27 ID:Bar3AOSM0

出来得る限り、精一杯の笑顔を先輩に手向けて




(*゚∀゚)「こんなところで、止まってちゃいられないから!」




押し開いたドアノブ
飛び出した時の解放感
自ら首輪を外して

―――――

741 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:14:23 ID:Bar3AOSM0

ミ,,゚Д゚彡「あ、長岡さん!」

(,,゚Д゚)「おいジョル公」

( ゚∀゚)「ツー!!」

体育館の入り口で固まっていた兄貴達を見つけ、そこに飛び込んだ

(*^∀^)「ごめん兄貴!!探し物してた!!」
 _
( ゚∀゚)「遅くなるなら連絡入れろよ!心配するじゃねぇか!!」

(*゚∀゚)「ごめんって!ケータイ探してたんだ」

飛び込んでいったあたしを抱き止めたのは兄貴で、最初に説教をくらった

742 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:16:32 ID:Bar3AOSM0

(,,゚Д゚)「じゃじゃ馬娘はそんなものまで落とすのか」

(*゚∀゚)「じゃじゃ馬サーセンww以後気を付けます」

兄貴から手を放し、根個先輩に向き直って笑ってみせた


それから、根個君に、向き直る

(*゚∀゚)「根個先輩の弟だよね 兄貴とあたしが迷惑かけてごめんね」

ミ,,゚Д゚彡「こんな時間に行方不明の女の子探さなかったら、兄貴にボコられるからww」

ミ,,^Д^彡「一応はじめまして、か?見つかって良かった 長岡さん」

幼さの残る笑顔に、言い表せない温もりを秘めていた
それは夢の中の彼に重なって、とても眩しく見えた

743 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:19:01 ID:Bar3AOSM0

( ・∀・)「星は夜道の道標  『if』は全ての可能性
      惹かれ合う恋人達  これは、彼のさだめ
      渡辺さんには悪いことをしたけれど、大丈夫

       彼女にも、違う星が現れる」


帰りにツーが川に投げた小瓶を、闇に紛れてキャッチした
これを今夜、渡辺に飲ませよう
違う『可能性』を見つけてくれるはずだ

( ・∀・)「実れ 実れ 『恋』 実れ
君に会える その日まで」

( ・∀・;::「僕が正すは道標
      天の川を消し去って」

( ・∀;;::「恋に悩む 人の為
     醒めぬままの 君の為」

;;:.・*::.::「…………天の川なんて、僕が消し去ってやる…………」

744 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:21:31 ID:Bar3AOSM0

* 翌年 7月 *

ミ,,゚Д゚彡「つーちゃん!兄貴から写メ送られてきたからー」

(*゚∀゚)「うちもうちも!!」

ミ,,゚Д゚彡「学園祭のお誘い!兄貴サークルでメイド喫茶やるらしいからwwww」

(*゚∀゚)「あっひゃwwww根個先輩wwww白ニーソwwwwwwww」

ミ,,-Д-彡「恥ずかしくて顔隠してるから……」

(*゚∀゚)「これ撮ったの羽生先輩でしょwwww本文に『お待ちしておりますご主人様(はーと』wwwwwwww」

ミ,,゚Д゚彡「で、長岡先輩は?」

(*゚∀゚)「こっちも学園祭のお誘い!セーラー服の下に赤褌履いてライブやるんだって
     このベースのが兄貴」

ミ,,゚Д゚彡「フwwンwwチwwラwwww長岡先輩wwwwwwww」

745 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 19:23:47 ID:t6EA1uPYO
つーちゃんぺろぺろ!ぺろぺろ!ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

746 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:24:48 ID:Bar3AOSM0

(*゚∀゚)「こりゃ見に行くしかないよね」

ミ,,゚Д゚彡「開催日は一緒?」

(*゚∀゚)「一緒!だから少し忙しいけど、シベリア行ってから狼行こう!!」

ミ,,^Д^彡「把握―!!」


―― シベリア文大と狼体育大学の中間地点*ファミレス ――
 _
( ゚∀゚)「……大変だな、旦那も」

(,, Д )「お互いにな」

::(  ∀ )::( Д ,,)::

(*゚ー゚)「wwwwwwwww」

747 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:26:14 ID:Bar3AOSM0

( ・∀・)恋実れ!のようです          Case 3:長岡ツー 了

748 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:27:29 ID:Bar3AOSM0
以上です ありがとうございました

続いて、付録の説明をあげさせていただきます

749 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:28:25 ID:Bar3AOSM0

ふろく:http://e2.upup.be/bWKUow8U82

750 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 19:29:15 ID:Bar3AOSM0
ありがとうございました

751 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 19:39:00 ID:t6EA1uPYO
乙!
ついにフィギュアまでついたかちょwww……
これで価格無料とか購読するっきゃねえな!


さて、続いては私の出番のようですね。
今回は突貫工事でなにかとガタガタですが悪しからず。

超スローペースでお送りします。

752 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 19:40:16 ID:t6EA1uPYO

前回までのおさらい

男装っ子重複騒ぎ


从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです


*第三話*
  『伝えてこの思い! 友情と嫉妬渦巻く大波乱のヨカン!?』

753 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 19:43:36 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・)♪

754 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 19:44:03 ID:t6EA1uPYO


从 ゚∀从


どうもハインです。
父さん母さん兄ちゃん、いかがお過ごしですか。

あたしは今、予想だにしなかったキャラ被りに直面し、大変動揺しています。



男装女子ですよ男装女子。

普通現実にいませんよこんな面倒臭いキャラしたやつ。


それが何の因果か同じ学校の同じ学年の同じクラスに二人も発生するだなんて。
おまけに、ルームメイト同士。
どんな天文学的確率なんでございましょう。


肝心の、ドクオ……らしき女はまだ浴室から出てきません。
時折啜り泣くような声が聴こえてきます。


これはあたし、どう動くのがベストなんでしょう母さん……
とりあえず寒いので服は着ました。

755 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 19:46:59 ID:t6EA1uPYO

ガチャッ


从 ゚∀从「!」


( A )「……」


从;゚∀从「…………さっきはその、悪かった」

( A )「……いいよ。こっちこそ、大声あげちゃってごめんなさい」


从;゚∀从「き、聞いてもいいか? その、いろいろと」

( A )「……」

从;゚∀从「言いふらしたりは絶対しねえから。
     ただ、流石の俺もこの状況を説明なしで乗り切ってスルーってのはちょっと無理」


( A )「俺……私、昔から、男の人が怖くて、苦手で」

从 ゚∀从「うんうん」


( A )「ずっと男の人を避けて生きてきたの。
    ずっと女子校に通って、女の子だけの中で暮らしてたの」

756 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 19:48:19 ID:t6EA1uPYO
( A )「お母さんはそれに賛成してくれたわ。でもお父さんはずっと反対してたの。
    ……それでも、今までは許してくれてたのに」

从 ゚∀从「……」


( A )「『いつまでも男が怖いなんて情けないこと言ってるんじゃない!
     いっそ男だけの環境に放り込まれたらそんな甘えたことも言わなくなるわ!』……だって。
    有無を言わさず、次の日にはここへの入学手続きを済ませてきてた」

从;゚∀从「ひでえ……」


( A )「お母さんが死んでからお父さん変わった。
    すぐ怒鳴るようになったし、自分の考えを無理やり押し付けてくるし、
    私が怖くてたまらない男性像そのものになっちゃった」


从;゚∀从「そんなクソ親父の言うことなんざ聞かずに、家出でもしちまえばよかったのに」

757 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 19:51:09 ID:t6EA1uPYO

( A )「無理だよ……私なんかに一人で生きてくことなんて出来ないよ。
    男の人ばっかりのこの社会で」

从;゚∀从「そうは言っても、いつかは自立しなきゃならねーだろ?」

( A )「わかってる……だから、覚悟を決めて男子校に入ったの。
    今にも死んじゃいそうなくらい怖いけど、この機会を逃したら、
    多分一生克服できないから」

从 ゚∀从「ドクオ……」


……こいつなりに、頑張ろうとしてるんだな。
あたし、一生懸命な奴は応援してやりたくなる性分なんだよな……
それが例え大嫌いなメスでも。

758 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 19:53:33 ID:t6EA1uPYO

('A`)「さっそく挫折しそうになって、何度も後悔したけど……ここに来たから高岡くんと出会えた」

从 ゚∀从「俺?」

('A`)「高岡くんは、こんな付き合っても何の得にもならない、ダメダメな私と友達になってくれた。
    本当に辛い時、側に駆けつけてくれて、助けてくれた。
    私なんかが得ていいのかっていうくらい最高のお友達……」

从*゚∀从「へっ……よせやい照れるだろ」


('A`)「助けてもらってばっかりで、でも助けてあげられるほど私は強くなくて、
    ……高岡くんのためにも、私もう少し頑張ってみる」

从 ゚∀从「おう! その意気だぞドクオ!」


そうさ!
憎たらしいメスとはいえ、あたしに迫ってきたあいつらのような肉食系じゃないし、
何より同じ男装女子なんだ!
あたしがドクオを応援し、共に助け合わない理由はないっ!

759 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 19:55:32 ID:t6EA1uPYO

よし、打ち明けよう。
あたしが女だってことを。
そして一緒にこの狼の巣で強かに生き延びていこう!


从*゚∀从「ドクオ、あのな……」


(*'A`)「高岡くんっていう、なんでも話せる『男友達』が居るから、私頑張れる!」

从 ゚∀从「えっ」


(*'A`)「ふふっ、不思議だな。頼れるひとが一人いるだけで、こんな安心するなんて……
    私にも、男の人とこんなに打ち解けることができるんだって……なんだか自信もわいてくるし」



从 ゚∀从


.

760 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 19:57:33 ID:t6EA1uPYO

(*'A`)「みんなみんな、高岡くんが友達になってくれたからなんだよ!」

从 ゚∀从「あ……うん」

761 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 19:59:03 ID:Bar3AOSM0
四面楚歌wwww

762 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:00:55 ID:t6EA1uPYO

('A`)「これからも、たくさん迷惑かけちゃうと思う。でも私、早く人並みになれるよう頑張るから……!」

从 ゚∀从「なあ、ドクオ」

('A`)「なに?」

从 ゚∀从「仮に、もし、イフ、俺が女だったらどうする?」

('A`)「あはは、なにそれ。高岡くんみたいな格好いいひとが女の子なわけないじゃない」

←从 ゚∀从ー グサリ

('A`)「でも、それなら私が触っても気絶しない理由がわかるねー。
    男の人じゃないからだもん」

从 ゚∀从「! うん、そうだよな。女だったらごく自然なことだよな」

('A`)「でもそれが理由なら、
    自分の男嫌いの真性っぷりと改善の余地の無さににほとほと嫌気がさして今度こそ立ち直れないかもwwwww」

从 ゚∀从

763 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:03:13 ID:t6EA1uPYO



从 ゚∀从「俺たちダチ公! なんでも頼れよこの俺・漢ハインリッヒに!!」


(*'A`)「よろしくね高岡くん!」



ドクオに芽生えた自信を守るため、あえて秘密を貫き通すことにしました。
父さん、これで良かったんだよな……

764 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:14:29 ID:t6EA1uPYO

―――翌日、学校玄関



从;゚∀从;'A`)「遅刻だァァァァァァァァァァァァ!!」ドタドタドタドタ


从;゚∀从「あーもうなんで二人とも目覚まし時計かけ忘れるんだよ!」

(;'A`)「ごめんね! わた、俺がうっかりしてるから!」

从;゚∀从「いいって! とにかく加速すんぞ!」

('A`)「あっ」ピタッ

765 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:16:09 ID:t6EA1uPYO

从;゚∀从「何故止まる! どうした、なんか忘れ物か!」

(;'A`)「いや、その……」

(;'A`)「お……」

从;゚∀从「?」


(//A/)「おトイレ……行きたいなって……」

从;゚∀从「……ああ、そりゃしゃあないな、うん。
     先行って先生に遅れるって伝えとくからな!」ダダダダダ

766 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:20:05 ID:t6EA1uPYO

―――教室

ガララッ

从;゚∀从「すんません遅れましたァァァ! ……って、あれ?」

シーン


从 ゚∀从「誰もいない……? なんで?」


( ゚∀゚)ノシ「おーっす、一日目から遅刻するなんて、お主もワルよのうw」

从 ゚∀从「! 長岡」

( *゚∀゚)「名前! 覚えてくれたんか! ひゃっほい!」

767 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:22:43 ID:t6EA1uPYO

从 ゚∀从「そんなこたぁどうでもいいんだよ。他の奴らはどうしたんだ?」

( *゚∀゚)「んー? 知りたいのか? 教えてやろうか?」

从 ゚∀从「別にいらん」

(´゚∀゚)


从 ゚∀从「ここにはテメーしかいないみたいだな。
     他の連中探しに行くわ。じゃーな」スタスタ

( ;゚∀゚)「わあああタンマタンマ! 待って! 置いてかないで!
     教える! 教えるから!」

从 ゚∀从「いやいいよ……本当……いらないから……」

( ;゚∀゚)「教えさせてください! 聞いていただけないでしょうか高岡様!」

768 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 20:24:45 ID:Bar3AOSM0
置いてかないでとなwwww

769 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:31:19 ID:t6EA1uPYO

从 ゚∀从「言うならさっさと言え」

( ;゚∀゚)「今日! 一時間目! 体育館で全校集会!
     みんなはもう体育館行った! 以上!」

从 ゚∀从「なるほど、よくわかった。
     じゃあなんでお前はこんなとこいんの?」

( *゚∀゚)「へへ、どうせお前、昨日の連絡事項聞いてないんだろうなって思って待ってたんだよ」

从 ゚∀从「連絡……ああ、先生がルームメイトから聞けって言ってた奴か。」


そっか、それを聞く前にルームメイトがドクオに替わったから知ってるわけないもんな。

……こいつはそれを教えるために俺を待っててくれたのか。
い、いい奴じゃねえか。チャラい見かけによらず……


从 ゚∀从「あんがとな、助かったぜ」

( *゚∀゚)「お礼は弾んでくれよ!」

从 ゚∀从「(うぜぇ)」

770 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 20:32:40 ID:zgAp36ScO
メ欄ww今気づいたwwww

771 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:36:00 ID:t6EA1uPYO

( ゚∀゚)「じゃ、早く行こうぜ。急げばまだ間に合うかも」

从 ゚∀从「あー待ってくれ、ドクオが後から来るんだ。
     あいつも集会のこと知らないから教えてやらんと」

( ゚∀゚)「……ふーん」


从 ゚∀从「悪いな、俺が残っとくから、お前は先に行っとけよ」

( ゚∀゚)「いや、俺が残るよ」

从;゚∀从「は? 悪いぜそんな」

( ゚∀゚)「だーいじょうぶだって。俺は予め先生に断って、お前らに教えてやるためにここにいるんだ。
     だから俺はいくら遅れてもいーの。
     でもお前はただの遅刻になるだろ? 早く行かないと不味いって!」

772 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:40:18 ID:t6EA1uPYO

確かに……昨日あんだけ目立ってるし、これ以上目立って不良どもに目をつけられたくはないしなぁ。
こいついいやつっぽいし、ドクオのこと任せても大丈夫かな?


从 ゚∀从「あー……じゃあお言葉に甘えようかな」

( ゚∀゚)「おう! ちゃんと伝えとく。
     ここは俺に任せて早く行けー!」

从 ゚∀从「な、長岡ァー!」



从 ゚∀从ノシ


( ゚∀゚)ノシ

773 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:41:00 ID:t6EA1uPYO








( ゚∀゚)「…………随分と仲いいんだな」

774 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:46:33 ID:t6EA1uPYO

タタタタタ……


(;'A`)「ハヒーハヒーハヒー……つ、着いた……
    あれ? 誰もいない?」


( ゚∀゚)「……」


(;'A`) ビクッ

(;'A`)「(い、居たんだ。でもなんで一人だけ? 高岡くんは?)」

(;'A`)「あ、あ、の……」

( #゚∀゚)「…………ふん」

スタスタスタスタ


(;'A`)「えっ……あっ……?」

775 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:47:27 ID:t6EA1uPYO

(;'A`)「い、行っちゃった……なんだったんだろ、あの人……?」

('A`)「…………」


シーン


(;'A`)「どうしよう……」

776 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:49:23 ID:t6EA1uPYO

―――体育館


从 ゚∀从

遅いなドクオと長岡……
あいつ、見た目チャラいから怯えたドクオがまた発作起こしてたりして…

从;゚∀从

あー不安だ。
やっぱりあたしが残れば……


((( ゚∀゚)

从 ゚∀从「!」


よかった長岡……あれ?
一人か? ドクオは?

777 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:49:52 ID:t6EA1uPYO

从;゚∀从 ジー

( ゚∀゚)「!」


( ゚∀゚)b グッ


从 ゚∀从「……?」

なんだ?
よくわかんねーけど、伝えたってことか?


( ゚∀゚)「♪」

从;゚∀从「???」

……わけわかんね

778 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:52:50 ID:t6EA1uPYO

―――教室


(;A;)「うぅ……みんなどこ……ぐすっ」

(;A;)「なんで誰もいないの……高岡くん、流石くん……怖いよ……ひっく」


ガララッ

(;A;) ビクッ


( ・∀・)「あーかったる。何が全校集会だよ……ん?」


(;A;)ビクビク


( ・∀・)「あー昨日の泣き虫弱虫毛虫くんだー」

(;A;)「あ……あ……えっと……あの」

( ・∀・)「なんでガチ泣きしてんのwwwまだ俺なんもしてないじゃんwwww」

(;A;)「ひっ……ごめ、ごめんなさい」

( ・∀・)「だからwwwwww」

779 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:55:05 ID:t6EA1uPYO

((( ・∀・)「ちょっと落ちつこうよwwwwww」

(;A;)))「あう、あうあう……」ススス

( ・∀・)「……」

780 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 20:56:54 ID:t6EA1uPYO

(((( ・∀・)   ((((;A; ) ススス

ススス ( ;A;)))    (・∀・ )))



( ・∀・)


( *・∀・)ニカッ


( ∫・∀・)∫「がおー!」


(;A;)「ゥウヒィヤァァアァアアアァアァアァァァァァァァァアァ!!」ビクゥウッ


( *・∀・)「……」

781 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 20:57:41 ID:Bar3AOSM0
なんだろうジョルジュとは違う何かを感じる

782 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:00:01 ID:t6EA1uPYO

( ∫・∀・)∫「泣く子はいねーがー」キシャー

((((((;A;))))))「うわあああああんごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

( ∫・∀・)∫「食べちゃうぞー」キシャー

(((((((;A;)))))))「やだぁあぁああぁああぁ! 助けてお母さぁぁぁぁぁん!!」ダッ

( ∫・∀・)∫「あっ」


三三三(;A;)「うわぁああぁあぁあん」ピュー


( ・∀・)「逃げる気か! 無駄だ! どこまで行こうとこのモララー様の手からは逃れられないぞ!」


三三三(;A;)「いやぁああぁあぁ!」

783 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:01:37 ID:t6EA1uPYO

( ・∀・)「そこの突き当たりを右に曲がったところとか! 階段を上がったところとか!
      玄関ホールとか! トイレとか職員室とか、南館への渡り廊下とかには僕の配下が居るからな!
      見つかり次第頭からバリボリ召し上がられちゃうぞ!」


三三三(;A;)「ヒィイィ! お助けぇええぇええ!」ピュー



( ・∀・)「…………ぷっ……くっくっ……なにあいつwwwww」

784 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:05:51 ID:t6EA1uPYO

―――廊下


三三三(;A;)「うわぁああぁあぁん」ピュー


(;A;)そ キキイッ


(;A;)「つ、突き当たり……」



( ・∀・)『そこの突き当たりを右に曲がったところとか! 階段を上がったところとか!
      玄関ホールとか! トイレとか職員室とか、南館への渡り廊下とかには僕の配下が居るからな!』


三三三(;A;)「いやぁああぁ! ひっ左! 左!!」ドタドタ

785 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:05:53 ID:98eHcOVMO
ドクオ可愛すぎる

786 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:07:59 ID:t6EA1uPYO

三三三(;A;)「階段! 降りるのおぉおぉぉお!」ダダダダダ

三三三(;A;)「玄関から逃げられない! 職員室も頼れない! トイレにも隠れらんないぃいいぃいいぃいぃいぃぃぃ!」バタバタバタ

三三三(;A;)「南館……! だめ! こっちの建物に……!」

三三三(;A;)「うわぁあぁああぁああぁぁああぁあぁあん!!」バーン!!



( ´W`)「えー……であるからしてー……」


(;A;)「へ……」

787 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:08:07 ID:Bar3AOSM0
おっおっ?

788 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:09:05 ID:t6EA1uPYO


  ザワザワ……  ナンダナンダ……
(´・ω・`) ´_ゝ`) ^Д^) ∵)/ ,' 3 ゚∀゚) <●><●>) ><) ゚∋゚)从 ゚∀从


从;゚∀从「! ドクオ…!」


(;A;)「……集会? ここ……体育館?
    よかった、みんな居た……」

(,,#゚Д゚)「遅いぞ鬱田! あともう少し静かに入ってこい」

(;A;)「す、すいません……」

(,,#゚Д゚)「まったく……ほら、早く列の一番後ろに並べ」

(;A;)「はひ……」ヨロヨロ

789 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:11:02 ID:t6EA1uPYO

「えーまたあいつ?」ヒソヒソ
「いい加減うぜぇ……」ヒソヒソ


(;A;)「……ぐすっ」



从;゚∀从

ドクオ……どうしちまったんだ?
いったい何があったんだよ……
長岡、お前は何か知ってるのか……?

790 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:12:33 ID:t6EA1uPYO







(  ∀ )「……チッ」

791 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:13:16 ID:t6EA1uPYO


从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです

*第三話*
  『伝えてこの思い! 友情と嫉妬渦巻く三角関係!?』
      おしまい

*次号に続く!*

792 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:16:13 ID:Bar3AOSM0
乙!!
モララーも恐いかと思ったらそんなことなかったぜ!

793 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:17:11 ID:t6EA1uPYO
げっ……最後の最後でミスった!!


>>791訂正

从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです

*第三話*
  『伝えてこの思い! 友情と嫉妬渦巻く大波乱のヨカン!?』
      おしまい

*次号に続く!*

794 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:19:44 ID:Ah7bTszY0
乙!
('A`)はいったいどうなるんだ・・・

795 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:20:01 ID:/iXZUsjw0
乙乙
ドクオさんをなでなでしたい

796 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:22:43 ID:BMsrRQr2O
激しく乙

797 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:24:02 ID:t6EA1uPYO
>>794
死にます。

>>795
撫でた瞬間はぜて死にます。



冗談です

798 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 21:27:47 ID:Bar3AOSM0
o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです が参加されるそうなので、表紙の訂正版を置いておきます

表紙 訂正版:http://c2.upup.be/xoI2yxnDgx

799 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:29:55 ID:t6EA1uPYO
乙です!

800 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:31:40 ID:/iXZUsjw0
>>797
 _,
(;゚Д゚)

801 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:39:44 ID:Ah7bTszY0
>>797
(゚д゚ )

( ゚д゚)

( ゚д゚ )

802 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 21:43:20 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・)さて、一段落つきましたね。実はこの後、『o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです』が帰ってくるようです!

( ・∀・) となりのとなりの王子様 のキュート先生は十時以降にこちらにおいでになるようなので
      僭越ながら 突発企画!『ちょwwwについて語っちゃおう☆作者トーク』を開催しようと思います
      まずは自己紹介から…… コホン、『( ・∀・)恋実れ!のようです』 モララーでお送りしたいと思います
      よろしくおねがいします

803 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:45:17 ID:Ah7bTszY0
座談会的なもんか

804 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:49:31 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 夜露死苦ドーゾ、『从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです』より、ハインちゃんでぇーっす。

805 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 21:51:11 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 酉忘れてた。酉つけるたんびに、ミスって酉割れてないか異常なまでに恐怖する。

806 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 21:52:05 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) ハイン先生ですね よろしくお願いします

( ・∀・) そうですね 座談会です。いろんなお話が出来たらいいなと思います
      もし読者の方々から質問などがあれば
      二人でで答えられる限り答えていこうと思います

807 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 21:55:26 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 要望なんかもあったら、今後の展開に反映するかもしんない

808 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 21:58:34 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) ではご質問やご意見などが来るまでは、こちらの方で話を進めていきたいとおもいます


( ・∀・) ではハイン先生 この少女小説に参加してからまともに対談するのは初めてになるわけですが
      この企画に参加しようと思った動機などはありますか?

809 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 22:08:04 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 はいはい、お答えします。
      理由は至極簡単。書きたいものがラブコメで、思い付いた時ちょうど少女小説にであったからです。


从 ゚∀从 ラブコメっつうか、なんというか。
      あの日思い付いた、この作品のテーマは、それ事態がすさまじいいネタバレなので伏せますが、
      グダグダ煮詰めてるうちに機会を逃すよりは、見切り発車でも世に出して見たかった。
      とにかく参加表明しちまえば、書かざるを得なくなるわけで。それが理由ですかね?

810 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 22:16:16 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 もはやこの企画の中心人物ともいえるほど精力的な参加をなさってるモララー先生の、その情熱の理由も知りたいですね

811 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 22:16:18 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) ハイン先生は『思い立ったが吉日』 みたいな感じでしょうか
      勢いって大事ですよね。


( ・∀・) ちなみに僕はですねー
      恋愛ものに手を出したことがなく、気軽に参加出来そうだったので
      練習も兼ねて参加しました


( ・∀・) 連載ものはまだ二度目ですが、今のところ苦なくやらせていただいています
      ハイン先生は今作が初めてですか?

812 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 22:21:37 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 なるほど、練習がてら気軽に参加できるのもこの企画の魅力的っすもんね。


从 ゚∀从 あたしは連載どころか、まともな作品を持つのも初めてです。
      読み専歴は長いんですが、筆を取ったのは今年のGW祭りが初めてでして。

从 ゚∀从 どうでもいいですが、他にも作品のアイディアはいくつか抱えてます。
      少女小説とは程遠く、全部オカルトものなんですがね……
      何故考える話全て魑魅魍魎の類いに巣食われるのか……

813 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 22:30:46 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 モララー先生は好きなAAとかありますか?

从*゚∀从 あたしはつーちゃん一筋でずっと来てるんで、今回の恋実れ!大変ぺろぺろさせていただきました。
      ごっつぁんです!

814 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 22:32:54 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) 気軽に、は大事ですね


( ・∀・) 中心だなんてそんな……正直、自分は自分の連載だけで精いっぱいだと思ってました
      でも、初期企画者さんが企画を立てたとき、荒れたんですよね
      一回目こそ参加はありましたが、二回目以降はなかなか寂しかったと思いました


( ・∀・) 僕は負けず嫌いなようでして 荒らされて廃れてしまうのが嫌なんです
      だから人も呼びたいし、読みたいし、読んでもらいたい


( ・∀・) 毎月は来ない連載作品を多く抱えるようになったこの企画ですが、
      企画倒れしちゃったら帰ってこれませんからね
      企画を守ることが復活に繋がると信じて、躍起になってるかもしれません



( ・∀・) しかし……初めてだとは思いませんでした
      テンポもいいし、キャラも立っている
      僕は読み専期間が短かったので、引き出しが多いように感じます

( ・∀・) こては『ハイン先生の次回作にも期待☆』ですね


( ・∀・) 長くなってすみません
      ぺろぺろはあなたですか
      僕はワカッテマス、ビロードが好きですかね  多様性があります

815 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 22:35:39 ID:Ah7bTszY0
やはり締め切り当日になるとショボnおや、誰か来たようだ

816 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 22:39:45 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) ショボンー……来ますよー

::( -∀-)::悪魔を引き連れてー……

  _△
( ・∀・) 次はきっと、>>815 のところに

817 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 22:42:14 ID:Ah7bTszY0
止めてくれwwwあんなもん二度と来てほしくないwww

818 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 22:46:24 ID:t6EA1uPYO
从; ∀从 >>815! 頼むから……頼むから思い出させないでくれ!!
     あいつは、一時間経過するごとに、おれの秘蔵フィギュアを一部ずつ……うわぁああぁあぁあんもう臀部しかのこってないよう!

819 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 22:47:05 ID:98eHcOVMO
となりの王子様整われたようです

820 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 22:51:13 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) 今回もきたんですよー
      前回文句言ったら、今度は違う子を引き連れてー……

( ・∀・) ミルナちゃんいたじゃないですか 从リ ゚д゚ノリ←こんな子
      ミルナちゃんは普段は可愛いんですよーさらさらな髪で  ……でもね……


( #;∀゚) あの鬼……あの鬼ぃっ……ミルナちゃんを ξ*゚д゚*ξ ←こんなふうにしてっ……!!うぐっ…



( ・∀・) っと、ここでとなりの王子様整われたそうなので、参加いただきましょう!!
     せんせーい!!

821 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 22:57:04 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 先生! 先生!
      ミセ*´_ゝ`)リでは出オチとか言ってすんませんでした!

822 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 23:00:59 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) ミセ者は先生が起源だったんですか

823 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:01:43 ID:rLLN10Nk0
遅れてすんまっせん!
では出オチいっきまーーーす!!

824 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:02:52 ID:rLLN10Nk0
o川*゚ー゚)o  「って、参加って座談会のほうかーい!」
    彡つそ

825 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 23:04:47 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) 先生!それは手ですか回し蹴りの足ですか!?
     自己紹介と一緒にお願いします!!

826 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:07:29 ID:rLLN10Nk0
o川*゚ー゚)o 「はいよー。「となりのとなりの王子様のようです」のキューちゃんでっす!」

o川*゚ー゚)o 「手ですよー」

o川*//ー/)o 足なんて回したらおムニャムニャが見えてまうですやん!」

827 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 23:07:52 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 いや、あたしが起源ではねーです。
      あたしはこの企画スレで生まれたミセ者という怪物を動かしただけ……


从 ゚∀从 そういや、別冊少女ξ ^ω^)ξちょwwwと銘打ちましたね、アレ。


从 ゚∀从 ……別冊って大体隔月ですよね。
      ……来月は奴らがvipに帰ってくる、かも



从*゚∀从 そんなことよりずっと嬉しい帰還! キュート先生待ってました! サインください!

828 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:08:45 ID:rLLN10Nk0
o川;*゚ー゚)o 「ごめんなさい、プライベートなんで……」

829 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:09:47 ID:rLLN10Nk0
o川*゚ー゚)o 「というのは嘘八百で、たった一回しか書いてないので後ろめたいのでしたー」


o川*!i!i ー )o 「でしたー……」

830 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 23:09:54 ID:t6EA1uPYO
从´゚∀从

831 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:11:56 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 気にしちゃだーめだーめですよキューちゃん先生
      漢女(オトメ)はもっと強かに生きなければ

832 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:13:19 ID:rLLN10Nk0
o川*゚ー゚)o 「みなさん、書き溜めってどれくらい時間かかります?」

833 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 23:13:49 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) 先生の大胆発言とハイン先生の次回予告いただきましたー


( ・∀・) キュート先生は四月号 つまり最初期から参加していた先生ですね
     丁度いい機会なので、キュート先生からも企画参加の動機を聞かせてもらえたらと思います

834 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:15:25 ID:rLLN10Nk0
o川*゚ー゚)o 「キューちゃんはねー、お祭りが好きなのっ!」

o川*>ー<)o 「それだけっ!!てへっ!!」

835 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 23:17:49 ID:98eHcOVMO
|ゞ) コソコソ 「一段落したので……君とワルツをです」

( "ゞ)「書き溜め期間は話によります。今回のは半年程かかりました」

836 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 23:17:54 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) お祭り、いいですよね
     ではキュート先生もハイン先生と同じ感じでしょうか?



( ・∀・) 書き溜めは 回によります
     今回は月初めくらいには終わりました 前回は当日 前々回は投下直前ですね


( ・∀・)これはこの企画の参加者だけでなく、ほかで作者としてご活躍している読者の方々にも聞いてみたいですね

837 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 23:19:21 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) ワルツのデルタ先生!!!!

     すごい 今回の参加者が揃った……だと!?

838 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:23:38 ID:rLLN10Nk0
>>836
o川*゚ー゚)o 「乙女はいつも恋してるでしょ?だからお祭り的に恋物語を綴りたい.……。
        一組のツガイの山鳥が穿った穴が雪解け水を滴らせて川をなし、
        その川のせせらぎがやがては大海へと辿りつき、そして母なる海となる……。そういうことっ!!」


>>835
o川;*゚ o゚)o 「半年……。すごい……」

o川*゚ー゚)o 「そ、そうやったらそんなにモチベを維持できるんですか!?」

839 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 23:26:32 ID:Bar3AOSM0
(;・∀・) あわわわわ……僕とは乙女力が段違いのようだ 精進しなければ……

840 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:27:52 ID:98eHcOVMO
>>838
( "ゞ)「凄くないです。いくつもストックしたネタを交互に書いたりするので必然的に延びてしまって」

( "ゞ)「しかも半分以上没ります」

841 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 23:28:39 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 書きためですか。
      自分は、投下してが花おまに向いた意識のベクトルが他所に向かう前に、
      つまりノッてるうちに書きはじめて、1〜2週間で仕上げ………てました。こないだまでは。」

从 ゚∀从 それが愚かしい行為だと気付いたのが、MYもしもし玉子スープ入水事件


从 ∀从 あたしは知った。早く書きすぎてもしょせんはデータ、いつ消えるかも解らないシロモノ……
      もっとギリギリに書きはじめた方が、たくさん書いてからデータが消える絶望を味わう確率が低いのだと……

从 ;∀从 そんなわけで今回は締切五時間前までなーんも手をつけないでふて寝してました。
     お陰で遂行もできないわ想定してた三話の八割しか書けないわで……
      もうあたしは一体どうしたらいいの……


从;゚∀从 で、デルタ先生……半年!?
      すげえ……志がちがう。こんなことで挫けてる自分がチリクズのようだ……!

842 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:31:18 ID:rLLN10Nk0
o川*゚ー゚)o (ハインちゃんかわいい……。どうしよう・。ちゅっちゅしようかな……)

843 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 23:32:13 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 ばっちこいや

844 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/16(土) 23:33:44 ID:98eHcOVMO
(; "ゞ)「ち、違うんです。ただ遅筆なだけなんです」

( "ゞ)「致命的なまでに、筆が遅いんです。(´・ω・`)が来るレベルに」

845 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:34:51 ID:rLLN10Nk0
o川*^ー゚)o 「こぉの大器晩成型屋さんめ☆」

846 ◆zynqho4iRI :2011/07/16(土) 23:37:09 ID:Bar3AOSM0
(;・∀・) 僕はむしろ、ハイン先生の速筆にびっくりです


( ・∀・) 半年放置したネタならいくつかありますが、ねかせてしかもそれを書き上げることができてしまうのがすごいですね
     完成度が高ければショボンはビロード等まともな助っ人を引き連れて来てくれるのだろうか……

847 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:40:56 ID:im2TipJIO
(雅´ωメ) 今晩は。今日は風が心地よいですね。風雅です。

848 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:40:58 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 自分もトータルで見れば遅筆っすよ。移り気というか、専念したいものがコロコロ変わるんでさァ


从 ゚∀从 そんな自分だから、全話書き上げてから投下でもしないと、
      移り気にやる気を無くしたまま超間隔空き投下の末逃亡しそうで、今まで執筆に入れませんでした。

从 ゚∀从 この企画は、ゆっくりペースで逃げ場がないから、あたしでもやれそうかな、と思ったのがきっかけの1つだったことを今思い出しました。

849 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 23:42:50 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 夏休みの宿題はラスト一日で片付けるタイプです。
      追い詰められないと早くうごけない

850 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:45:07 ID:HRVA0X1I0
ここはどんなスレとして参加すればいいんですか?
作者以外はダメな感じですか?

851 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:45:07 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) 宿題は最後まで残っていて最終日に諦める覚悟をするくらいでしたね


( ・∀・) 今夜は 過ごしやすいです  扇風機がいらない

852 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:45:08 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「ビロードのちっぱいふにふにしたい。服の上からさわさわして「恥ずかしいんです」って照れて真っ赤なほっぺにちゅっちゅしたい。「ごめんねちっぱいさわさわしてごめんね」って言いながら頭もふもふしたい」

853 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:46:13 ID:im2TipJIO
(雅´ωメ) 聞きたいことがひとつ

(雅´ωメ) あなた達には自尊心がないのか?

(雅´ωメ) 荒らしでもないくせにごっこ遊び

(雅´ωメ) あなた達にまともな知性はおありか?

854 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:49:12 ID:rLLN10Nk0
o川*゚ー゚)o 「私は宿題溜めて最後の日に徹夜して終わんないタイプかな」

855 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:49:41 ID:rLLN10Nk0
o川*!!i ー )o 「だから前回も……」

856 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:50:04 ID:Bar3AOSM0
(# ・∀・) 酉ぃ!!!!

( ・∀・) …失礼
     >>850 いいえ。ここに出ている疑問についてや、
     企画・作品に対するご意見ご要望質問などもお気軽に書いていただけたらと思います
     ただし、荒らしとみなした場合はスルーまたは削除依頼のお世話になるかもしれません


( ・∀・) 居心地の良い環境づくり どうかご協力ください

857 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:50:21 ID:HRVA0X1I0
あの、無視しないでください
今って作者じゃ無くても参加してもいいんですか?

858 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:51:30 ID:HRVA0X1I0
>>856
すいません。ありがとうございます。

859 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:52:08 ID:Bar3AOSM0
( ・∀・) デルタ先生wwwwデルタ先生wwww
     ……ビロードはわたさん


( ・∀・) 前半にも出ましたが、みなさん好きなキャラや使い方などはありますか?

860 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:53:24 ID:im2TipJIO
>>856

(雅´ωメ) ふぅん。荒らしの言うことは全て間違っているとおっしゃる

(雅´ωメ) 全て、と。

(雅´ωメ) 証明お願いします

861 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:53:37 ID:t6EA1uPYO
>>850

从 ゚∀从 是非に参加してください

862 ◆ZFBC9im1a2 :2011/07/16(土) 23:54:31 ID:98eHcOVMO
( "ゞ)「中学時代、宿題は出来るだけ授業中に終わらせ、50〜100円で貸していました」

( "ゞ)「高校上がってからは最終日にやっつけ仕事ですが」

863 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/16(土) 23:55:55 ID:rLLN10Nk0
>>859
o川*゚ー゚)o 「o川*゚ー゚)o と('A`)、あと川д川 かなー」

o川*゚ー゚)o 「o川*゚ワ゚)o 元気! ('A`)ニヒル…… 川д川見た目は恐だけど実は内気でかわいいとこがあるけどやっぱり病んでる 」


o川*゚ワ゚)o 「って感じ!!」

864 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/16(土) 23:57:28 ID:t6EA1uPYO
从 ゚∀从 好きなキャラはつーちゃんぺろぺろですが、組合せならモララーとドクオが好きなんですよ。
      うちのモララーとドクオみたいなのではなく、もっと悪友っぽい、
      イケメンとブサメン、水と油のような二人なのになんかコンビネーション抜群って感じのこいつらが。

865 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/16(土) 23:58:19 ID:im2TipJIO
(雅´ωメ) なんかよくわかんねぇけどすっげぇモララーが嫌い

(雅´ωメ) btcmの時から嫌い

866 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 00:00:49 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) おっと、12時……

867 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:00:52 ID:BEUyzegUO
( "ゞ)「ビロードがダメならブンでも。ふっくらふわふわたぷたぷおっぱいに埋もれたい」

( "ゞ)「AAは(‘_L’)が好きです。渋いおっさんとして使います、が(‘_L’)を出すと書き溜めが頓挫するという呪いに掛かっている為投下したことがありません」

( "ゞ)「あとは今回も使ってますが( "ゞ)ですかね。生真面目なキチガイのイメージが有るので突拍子もない事させたくなります。今回割とまともですが」

868 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 00:02:41 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 業務連絡 業務連絡
     12時をまわりましたので、キュート先生の投下に備え、座談会を終了します

     残りの時間をお楽しみください
     残りは企画スレに移動しようと思います

869 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:06:08 ID:2OyEHF120
では投下させていただきます

870 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:06:44 ID:2OyEHF120




o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです



          第2話





.

871 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:07:09 ID:2OyEHF120


刺すような胸の痛みも――――


烈火の如き焦燥も――――


狂おしい程の激情も――――


醜いくらいの執着も――――


そして、眩いばかりの幸せも。





私はまだ、物語の中でしか知らない。



.

872 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:07:26 ID:2OyEHF120
『まだ』というのは希望でしかなく、残念ながら私には一生涯それらの機会がないのかもしれない。
その根拠としては、巷で耳にする運命的な出会いというものは道端になど落ちてなく、
当然木になってもいなければ、コンビニで売られるほどこの時代の生産技術は進歩していない。


ならば、皆、いったいどこでそれを手に入れているのだろう?


私が思うに、それは与えられたりとか、手に入れたりとか。
外的な要因にもたらされるものではなくて。

内的な要因から湧き出る透明な気持ちが心いっぱいに満ちて。
ふとした切欠で、心の水面に波紋が描かれるその時に、初めて自覚できるような。


きっとそのような、自然現現象のようなものだと。
本日午前の授業中、夢見枕で私はそう考えていた。

.

873 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:07:51 ID:2OyEHF120




    o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです


           第2話「始まりの日」




.

874 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:08:36 ID:2OyEHF120
木漏れ日が視界を黄金色に染めるアンニュイな午後。
若干黴臭い旧校舎の一角。


柔らかな春風のローブを纏い。
艶やかな巻き髪を風に柔らかく泳がせて。
陽に透けるような細やかな肌を白く煌かせて。


彼女は言った。







ξ ^ω^)ξ「私はブン子、津法院ブン子。
        ようこそ、ブーン芸部へ。歓迎するわ」





   _, ,,_
o川*゚Д゚)o



.

875 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 00:09:09 ID:DSZX8O3oO
あいあい把握
お疲れ様でした。
キューちゃん先生の大活躍に期待!

876 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:09:38 ID:DSZX8O3oO
あばば
支援支援

877 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:09:44 ID:LdETNpjEO
(雅´ωメ) 最後に何か捨て台詞を吐いていくか

(雅´ωメ) 優秀な作家は自分語りを嫌う

(雅´ωメ) 自分の考えていることを作品にせず、素材のまま腐らせるなんてもったいないよな

(雅´ωメ) ま、こんな言葉を吐いても

(雅´ωメ) 愚かなあなた達はブーメランと叫び、俺の言ったことの真偽を確かめようともしないんだろうな

878 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:09:49 ID:2OyEHF120
ξ ^ω^)ξ


   _, ,,_
o川*う-∩)o グシグシ



ξ ^ω^)ξ" ?



o川;*´д`)o「あっるぇ〜?」

ξ ^ω^)ξ「目掻いの?花粉症?」

o川*´д`)o 「なんでもありませェーん!」


見間違い?視力は2.0なんだけど……。
なんだか異常にガッカリだ。
鬱田君も心なしかガッカリしているように見える。


('A`)


もっとも、彼は生来こんな顔なのかも知れないが。


('A`) ?

879 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:10:36 ID:2OyEHF120
ξ ^ω^)ξ9m 「早速本題だけど……、素直キュート!!」

o川;*゚ー゚)o 「え……?あ、はい!」






ξ ^ω^)ξ9m 「、あなた恋してるわね?」




o川;*゚◇゚)o「え゙!?」

ξ  ω゚)ξ「し・て・る・わ・ね?」

o川;*゚д゚)ゞ「いや、まぁ、は……」


o川*゚д゚)o


('A`)「?」


o川*゚―゚)o


何故だか視界に鬱田君が入った。

880 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/17(日) 00:11:49 ID:BEUyzegUO
把握しました
何回見ても笑うわξ ^ω^)ξ

881 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:12:42 ID:DSZX8O3oO
ブン子うっざいwww

882 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:12:51 ID:2OyEHF120
正直、恋話は好物だ。
カフェで嗜むラテよりも、引き出しの中に隠してあるチョコよりも身近で、とっておきの。
色恋に関わる話であれば、人のモノも自分のモノも大好物。


女子同士なら飽きるまで。
それこそ三度の飯よりなんとやらで、パジャマパーティを開けば寝食を忘れ語り明かして夜も更かす。
それはつまりは気晴らしに暇つぶし。まあいわゆる、趣味のようなものである。


('A`)


だが視界に入ったクラス名との前で。



o川* o )「わ……」



o川#*゚Д゚)o 「わわわ、私が恋してたらなんだっていうんですかか!!」




私にしては珍しく、何故だか気恥ずかしくなり否定したくなった。

883 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:13:23 ID:2OyEHF120

ξ ^ω^)ξ「言ったでしょう?ここはブーン芸部。私は今恋愛小説を書いているの。
        あなたはその主人公のイメージにピッタリなのよ」

o川;*゚◇゚)o、「人の恋路をネタにする気ですかっ!面白半分でちょっかい出すなんて失礼ですよ!?」

ξ ^ω^)ξ「バカにしないでよ?」



するり。


と、彼女の髪に細く長い指が擦り抜ける。
滑らかに持ち上げられた髪は空気を含んで一本一本が舞い踊り、優美に落ちていく。

ただ、髪をかき上げる。
そんな単純な仕草に私は見とれてしまった。


o川*゚ o゚)o




ξ ^ω^)ξ+「私は真剣にネタするわよ」


顔を見て正気に戻される。安定したガッカリ感に、私は何故かホッとした。
心の揚げ下げを繰り返すと、だんだん親しみの湧く顔に見えてくるから不思議だ。

隣では鬱田君が「タチの悪い人だなぁ……」と呟いていた。

884 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:14:24 ID:2OyEHF120
ξ ^ω^)ξ「さあ話しなさい素直キュート!そして古今東西の恋物語に精通するこの私が、
        恋愛ビギナーのアナタに成就するようアドバイスをして差しあげるわ!」

o川*゚ヮ゚)o 「えっ!?恋が実るの!?」

ξ ^ω^)ξ「だって実らなくっちゃハッピーエンドが書けないじゃないの」

o川;*゚◇゚)o、「書っ、書かれるのだけはイヤですっ!」

ξ ´ω´)ξ、 チェッ

o川;*>ー<)o 「そんな顔してもダメですっ!恋は乙女の企業秘密なのです!!」

ξ ^ω^)ξ「フン……、まぁいいわ」

o川;*´ー`)o =3 ホッ



ξ ^ω^)ξ+ ニヤァ






ξ `ω´)ξ9m「じゃあそこの垂れ目!」

.

885 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:15:30 ID:2OyEHF120

('A`) ?


('A`彡'A`) ?


ξ ^ω^)ξ「そこの幸が薄そうな垂れ目」

o川;*゚ー゚)o 「ちょっとブン子先輩!そんな呼び方はd……」


('A`彡'A`ミ 'A`) ?


ξ#^ω^)ξ「 お い 不 細 工 」

('A`)「あぁ、僕ですか?」


ぞんざいな扱いに慣れすぎている友人に閉口する。
ていうか私の憤り返せよ。友情安くないよっ!


(*'A`)ゞ「いやぁ、目は両親に似てパッチリしてるって言われるんで気づきませんでした」

o川;*゚ー゚)o (何故そこで照れる!?)


相変わらずズレてる。というよりも天然に近い。
もしかしたら強く出れない性格な、彼なりの反抗なのかもしれないが。

などとクラスメイトについて滔滔と考えてしまうほどに無為な休み時間。
あ〜あ、お腹へったなぁ。そろそろ帰ろうかなぁ……。

886 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:16:50 ID:2OyEHF120
ξ ^ω^)ξ9m「そう、あなた」

('A`)「はぁ……」

o川*~〜~)o (カルボナーラいいかも……)

o川*~д~)o フワァ〜*







ξ ^ω^)ξ「恋、してるわね?」


('゚A゚`)「え゙!?」


o川*~д~)o







o川*゚∀゚)o 「な ん で す と !?」

.

887 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:17:03 ID:eqppCr9s0
ドクオwwww
切ないぞwwwwwwww

888 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:17:55 ID:DSZX8O3oO
ドクオどっかズレてんなwww

889 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:18:06 ID:2OyEHF120
o川*゚∀゚)o 「えっ?えっ?鬱田君そーなの?へーそーなんだぁ!ふーん、あの鬱田君があ!!」

(;'A`)「いえ、盛り上がってるところ申し訳ないですが全く心当たりがありません」

ξ ^ω^)ξ「恥ずかしがることはないわ。女の子は誰しも恋する乙女なんですもの」

('A`)「有体にツッコませていただきますが男の子ですよ。」

o川*>∀<)o 「そーだよ!恥かしいのは恋に恋しちゃうこと!!
        本当に恋できるなんてとんでもなくステキなことだよ胸張ろーよ!!」

('A`)「黙殺には慣れてますけど、せめて事実には耳を傾けてくださいよ」

890 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:20:29 ID:2OyEHF120
o川*゚∀゚)o 「相手は!?相手は誰なの?私の知ってる人!?」

('A`)「僕が知りたいくらいです」

o川*-д-)o「あ、まって今当てるからえっと〜ペニ子ちゃんはちょっと合わそうだし。えっと〜……」

('A`)「お楽しみのところ申し訳ないですが、僕、女子の知り合い素直さんくらいしかいませんよ」

o川*゚ O゚)oそ 「ええーっ!まさかキューちゃんを!?」






(´'A`)





o川*~∀~)oそ「確かに!確かに今日のキューちゃん決まっちゃってますよ!?イヤー、でぇも困るなぁ!!」

('A`)「どうしよう、ストレス性の腹痛で死にそうです」

ξ ^ω^)ξ「ストレスも恋の醍醐味よね」

o川*゚∀゚)o" 「でェすよねー!!」

(!|i A )「うわァい……死にたァい……」

891 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:22:31 ID:DSZX8O3oO
なんで女子ってのはこう……

892 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:22:42 ID:eqppCr9s0
うわぁwwww

893 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:22:47 ID:2OyEHF120
o川*゚ー゚)o「鬱田君!」

(!|i A )「はい……?」

o川*゚ー゚)bそ 「一人で悩むから死にたいなんていいたくなるの!とりあえず話してみようよ!
         ”三人寄れば文殊の知恵!大丈夫他言はしないよだって私達友達じゃない!!」

(;'A`)そ 「まだ続いてんですか!?」

ξ;^ω^)ξ)))「流石の私もこれは引くわ」



      ∩
o川*゚∀゚)o彡  「さあ早く恋バナ!!恋バナ!!」
 (   ⊂彡   
  |    |
  し ⌒J


(!|i A ) ゲンナリ…

ξ;^ω^)ξ=3

ξ ^ω^)ξ「そうそう早くね。だからあなたも早く話しなさいな素直キュート」

      ∩
o川*゚∀゚)o彡
     ⊂彡   


    _, ,_
o川*´゚Д゚)o「ゔぇ゙っ!?」

894 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:23:45 ID:2OyEHF120
ξ ^ω^)ξ「『ゔぇ゙っ!?』じゃないわよ(人間ってそんな面白い声出せるんだ……)」

o川;*゚Д゚)o 「ひ、人の恋路に面白半分でちょっかい出すなんて失礼d―――」

( A )「三人よれば……」ボソッ

o川;*゚ー゚)o 「グゥ……」

ξ ^ω^)ξニヤリ

o川#*゚ー゚)o 「策士め!!!考えてみたら鬱田君の顔面で恋なんてそうそうできるわけないよ!!」

('A`)「何気に刺してきますよね素直さんって」


戦略的に作りこまれた2対1の状況下で言葉尻を取られ、
私が持ちうる程度の言葉では、もはや論理の逆転は不可能だ。

だが、いつだって救いの手は期せずして現れる。

895 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:24:33 ID:2OyEHF120
キーンコーン カーンコーン

ξ ^ω^)ξ「あら、予鈴?」

o川;*゚ー゚)o))) 「へ、ヘヘヘ……」

三三三o川;*゚Д゚)o「しっ、失礼しましたぁぁああ!!!!」

ξ;^ω^)ξ「ちょっ、まぁいいわ……。恋!話したくなったらまた来なさい!!」


< はぁい!考えときまぁす!



ξ -ω-)ξ=3


ξ ^ω^)ξ「ふふ、面白い子ね」


.

896 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:24:47 ID:2OyEHF120
キーンコーン カーンコーン


一二二三三三o川;*>д<)o「わわわわわ!!!本鈴だよお!!」

三三o川;*゚д゚)o 「変な先輩に捕まってたら遅れちゃったよー!」

三三o川;*>ー<)o 「もうHR始まっちゃうよー!鬱田くんはこっそり一人で逃げちゃうし!!
            あーゆーところがモテないんだよあの子はまったくさ!!」


ガラッ


(,,゚Д゚)


o川;*゚Д゚)o 「げっ、ギコ先生もう来てる!?」

(,,゚Д゚)「お?入学早々俺のHRを遅刻か素直?」

o川;*゚ー゚)o 「いやあ、ははは……。失敬失敬……」

(,,#゚Д゚)「ゴルrrrrrrrrrrrrrルァッ!!」

o川;*>д<)o「ひっ!す、スイマゼン!!」

897 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:25:31 ID:2OyEHF120
(,,-Д-)「そうだちゃんと反省しろ!反省できんとロクな大人になれんぞ!」

o川;*゚ー゚)o 「は、ハイ!」

(,,゚Д゚)「ちょうど委員を決めていたところだ。さっさと席に着け」

o川;*゚ー゚)o (何か苦手なんだよなこの先生。声大きいし……)

(,,#゚Д゚)「返事はどうしたゴルァ?!」

o川;*>д<)o 「は、ハイ!ごめんなさぁい!」

(,,-Д゚)「ふむ。素直でよろしいぞゴルァ」

898 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:25:42 ID:2OyEHF120
(,,゚Д゚)「そんじゃ改めて……。クラス委員!誰か立候補はいないか!?」



 ( ´ー`)        シィィィィィィィィン         ('、`*川    
   ( ^Д^)                    (・∀・ )
     o川;*゚ー゚)o              ('A` )



(,,-Д゚)「ったく昨今の若い奴等は積極性が足りたしねぇ……」

(,,-Д-)「んじゃあ担任の俺が直々にご指名してやr」



(,,゚Д゚)9m「今から俺と目があった奴!!」

899 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:26:28 ID:2OyEHF120


 (´ー` )        ……………。      ('、-*川    
   (^Д^ )                   (・∀- )
     o川*-д-)o            ('-A-` )



(,,゚Д゚)「チッ、喋ってるやつの目を見ないとはな……」

(,,゚Д゚)、 「ゆとり共が!」


(;・∀・) (チンピラ……)

( ´ー`)(チンピラだーヨ)

( ^Д^)(うん。マミーに言いつけよう)

( '-A-`)(空気だ……。もっとエアーに、いやもっと、こう、クォーク、的な……)

o川*゚ー゚)o (今日の晩何食べたいかなぁ)

"(-、-*川 zzZZZ.....

(,,゚Д゚)「お前らすまんかった先生も言い方が悪かった。だから話くらいは聞こう?な?」

900 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:26:41 ID:BEUyzegUO
キュートうっぜwww

901 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:26:47 ID:2OyEHF120
(,,゚Д゚)「仕方ねえ。んじゃあ素直、お前やれ」

o川;*゚д゚)oそ「ええっ!!私!?なんで!?」

(,,^Д^)「遅刻のペナルティだ!!ギコハハハハハハ!!」
    _,
o川;*゚д゚)o 「急に言われても……。私、責任感とか無いしリーダーシップも無いし……」

('、`*川「そーよ先生!目ぇ腐ってんじゃないの!?この子はねえ!ブイなの!
     人に流されて漂って結局同じところでフワフワしてる決断力がブイみたいな子なの!」

o川*;д;)oそ 「ペニ子ちゃん!なんかよくわかんないけどヒドイ!」

( ´ー`) ^Д^) ソーダソーダー イイスギダゾー

('д`*#川「黙っときな男子!こんくらい言っとかなきゃあの脳筋男にはわかんないの!」

o川;*゚ー゚)o「ふ、複雑だけどありがとう」



(,,-Д-)「ふむ……」


(,,゚Д゚)「環境が、人を作る」

o川;*゚ o゚)o「へ……?」

902 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:28:13 ID:2OyEHF120
(,,゚Д゚)「冗談だったが本気でやってみるか、素直?」

o川;゚ー゚)o「なななんですと?」

(,,゚Д゚)「大丈夫だ、俺は野球部のキャプテンにされて甲子園にまで行った奴を知ってる!
     俺とコージィ先生にまかせとけ!ギコハハハハハハハ!!」

( ^Д^) (コージィ?)

( ´ー`) (だれだ?)

o川;゚ O゚)o「そそ、そんなことより先生ほんとに無理なんですけど……」

(,,-Д-)「ダメだ!今決めた!」

903 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:28:23 ID:H.m.vs.gO
ギコ先生wwいいキャラしてるなぁ

904 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:28:35 ID:2OyEHF120

o川*゚ー゚)o

::o川*゚д゚)o::

o川*iдi)o ツー

〜o川*;д;)o「うぇぇえ〜ペニ子ちゃ〜ん。私そんなガラじゃないよムリだよ〜」

('、`*川 「おおよしよし、かわいそかわいそ」

(,,;゚Д゚)「んだよ、泣くようなことか?」

('д`*#川「ちょっとちょっと先生!キュートいじめないでくださいよ!」

(,,#゚Д゚)「うるせえ!大抵のことは気合と根性と熱血でどうにかなるんだよゴルァ!」

無理だよ。嫌だ。助けてよ。
だれか……、私を助けて……。

o川*;д;)o「うえェェ……」



      『王子様!!』






( ・∀・)

.

905 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:29:29 ID:2OyEHF120
  _,
( ・∀・)

('A`)「モララーくん……」

( ・∀・)「うん、そうだね」




(,,゚Д゚)「んじゃあ次の委員決めr」

ガタン


( ・∀・)


(,,゚Д゚)「なんだぁモララー?急に立って……」

( ・∀・)「ちょっと待ってよ先生。そういうのはちゃんと決めようぜ」
 _,
(,,゚Д゚)「あ゙ぁん?めんどくせぇしよぉ」

('A`) (チンピラ……)

906 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:30:53 ID:2OyEHF120
( ・∀・) 「俺達もう高校生活なんだぜ?こんなガキのいじめみたいな決め方よしてくれよ」

(,,#゚Д゚)「いじめっておま……、俺は一教師として純粋に素直の人間的成長を願ってだなあ!!」

( -∀-)

(,,#゚Д゚)「それにこんくらいの壁に打ち勝てなくてどうするよ社会に出たらもっとなあ!!!」

(#・∀・)「とーーーーにかくっっ!!!!!!」

(,,゚Д゚)、 「お、おぅ……」

(#・∀・) 「輝かしい3年間の初っ端にケチが付くだろっつってんの!」

( ・∀・)「な、みんなもそうだろ?」



( ^Д^)「さすがモララー、良いこという」

( ´ー`) 「ていうか入学早々女子生徒泣かすギコ教師にドン引きダーヨ」

('、`*川「脳筋ここに極まれり、って感じね」

(´^ω^`)「ったく、これだから体育大出身は」



('A`)b

(*・∀・)b

907 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:31:50 ID:2OyEHF120
(,,-Д゚)「んだよ、俺一人ワルモノみたいじゃねえか」

(,,゚Д゚)「でもまぁ……」




  ワイワイ
( ・∀・)              ガヤガヤ
                (^Д^ )       イイコイイコ
     ざわざわ            o川*ぅー;)oヾ('、`*川
    ( ´ー`)                ざわっ

            (-A-) エアー…




(,,-Д゚)(クラスがまとまった、か。いいねぇ若いってのは)


ざわざわ


(,,#-Д-)(にしてもうるせーな。んじゃあそろそろ……)

.

908 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:32:14 ID:2OyEHF120
    パンパン!
(,,゚Д゚ノノそ 「はーーい!傾注傾注!!みんな授業中に騒がない!!」

(,,゚Д゚)「んじゃ改めて委員決めやるぞー。人気無い委員は最期にジャンケンな!
     あとさっき体育大バカにした奴、筋肉の素晴らしさを教えてやるから後で職員室に来い」

(´;ω;`)そ ガーン

(,,゚Д゚)「これでいいだろ委員長さんよ?」


( ・∀・)




(;・∀・) 「え?」


.

909 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:32:35 ID:2OyEHF120
(,,゚Д゚)9m 「お前だよお前」

(;・∀・) 「え?お、俺?なんで?」

(,,゚Д゚)「お前の一声でクラス全体まとまってんじゃねえか。適任だろ?」

('A`ノノ"パチパチ

(;・∀・)そ 「ちょっ、鬱田くんっ!?」



パチパチパチパチ ワーワーウッドワー


(,,^Д^)「今度のは全会一致の民主制だぜ。
     ざまあみやがれってんだwwwギコハハハハハハwwww」



(σ;・∀・) 「まいったねこりゃ……」

(;´ー`) 「大人げねーヨ、ギコ教師」

('、`*;川 「とんでもない担任引いちゃったみたいね私達」

910 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:32:38 ID:eqppCr9s0
ショボンてめぇwwww

911 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:33:02 ID:2OyEHF120
o川;*゚ー゚)o 「ご、ごめんねモララーくん、私のせいで」

( ・∀・) 「……素直さんが困らないんなら、まあいっか」

o川*゚ o゚)o「えっ!?」

(*・∀・)、 「そ、それじゃあ挙手制でいくよ。まず美化委員は――――」














o川*;д;)o 「結局ジャンケンで負け続けて副委員長に……」

(;・∀・) 「はは……、いっしょに頑張ろうね、素直さん」

o川*うー;)o「エグッ……、ゔん゙、がんばる゙っ!!」

912 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:34:01 ID:BEUyzegUO
結果オーライじゃないか

913 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:35:26 ID:2OyEHF120







=============================================================================






.

914 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:35:57 ID:2OyEHF120




私こと素直キュートは慣れていない。
何に?と問われれば全てにであり、自堕落に過ごすこと以外は不得意だ。


他人と協力することも無く、その代わりに人に助けられ生きてきた。
だからと言ってそれを恥じるわけでもなく、当時の私はただ単に―――



全てにおいて、処女だった。




.

915 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:36:29 ID:2OyEHF120

==================================================



o川*゚ー゚)o 「最初の仕事……?」

(,,゚Д゚)「ああ、うちの学校96月に文化祭をやる。
     そのテーマ決めの生徒会会議が、お前らクラス委員長の最初の仕事だ」

o川;*゚ 、゚)o 「うぁ……、めんどそう」

(,,-Д゚)「ったく、お前のそういうところを叩き直すために委員長にしてやろうと思ったんだがな。
     モララーの奴が邪魔しなけりゃあ生真面目な青少女になれたのになぁ」

( ・∀・) 「素直さんは今でも十分いい子ですよ」

o川*゚ O゚)o 「(えっ!?)」

(,,゚Д゚)「とっとと行ってこい。お前と話してるとどす黒いものがこみ上げてくる」

( ・∀・) 「?」

.

916 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:38:00 ID:2OyEHF120
( ´_ゝ`)「生徒会長の流石兄者だ。コッチは副会長の――」

(´<_` )「弟者だ。これから1年よろしく頼む」

( ´_ゝ`) 「それでは早速だが、今年の文化祭のテーマを決めようと思う。意見がある者は挙手をしてくれ」






o川*゚ O゚)o 「うぁ!そっっっっくり!双子って私始めて見たよ!!」

( ・∀・) 「うん、ちょっと静かにしようね。会議中だしね」

o川*^ワ^)o 「はいっ!」

( ・∀・) 「うん、素直だね。でも返事は小さくね」

o川*゚ヮ゚)o ハイ

( ・∀・) オッケ

917 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:38:12 ID:2OyEHF120
(´<_` )「『I CAN FLY!!』、『昨日までの自分をフルボッコ』、と……」カッカッ

( ´_ゝ`) 「他の意見は無いか?我等流石な生徒会はもっと革新的なアイディアを求むぞ!」




o川;*゚ o゚)o 「うぁ……。私こーゆー会議混ざったことないから緊張するなあ」

( ・∀・) 「はは大丈夫だって。俺達まだ1年なんだしさ、ただ聞いてるだけでいいんだよ」

o川*゚ヮ゚)o 「あ、『乾坤一擲』だってww四次熟語はイカんでしょwwちょっと珍走入ってるしww」


(´<_` ) 「そこ静かに!」

( ´_ゝ`) 「発言するなら挙手してくれ!当生徒会はどんな意見でもウェルカム!」


o川;゚ 、゚)o スミマセン ナンデモナイデス…

(;・∀・) (だから言ったのに)

918 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:38:26 ID:2OyEHF120

( ´_ゝ`) 「ではテーマが決定したところで次は――」

(´<_` )「そろそろ時間だぞ兄者」

( ´_ゝ`)「お?もうそんな時間か?」

( ´,_ゝ`)「はっはっはwwww活発な議論のせいで時間を忘れていたぞ!
      それでは各クラスとも、来週までに出し物の決定をよろしく」

(´<_` )「会長からは以上!解散!」

( ´_ゝ`)「実に正副会長らしい威厳ある仕切りだよな」

(´<_` )「流石だよな俺ら」



( ・∀・)「一緒に文化祭もがんばろうね、素直さん」

o川*゚ー゚)o 「うん!」

o川*゚ヮ゚)o(『一緒に』、だって!『がんばろうね素直さん』、だって!)

919 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:39:20 ID:2OyEHF120
>>915
誤植です。


誤 (,,゚Д゚)「ああ、うちの学校96月に文化祭をやる。

正 (,,゚Д゚)「ああ、うちの学校9月に文化祭をやる。

920 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:39:46 ID:2OyEHF120

(;・∀・) ?    ゚ミo川*>ヮ<)o彡゚ キャーノキャーノ


カツカツカツ

「ごめんなさい、ちょっと通してもらえる?」


o川;*゚д゚)oそ 「あ、ごめんなさい」

「フフ」




  ζ(゚ー゚*ζ「頑張りなさいね。新入生」




カツカツカツ


甲高い足音を引き連れて颯爽と出て行く後姿。
シャンと伸びた背筋が何物にも屈しない気高さを感じさせる。
遅れてやってきた香水の匂いが鼻腔の奥に留まり、そのまま彼女の存在が頭の片隅に居座った。
まだ幼い私。来年とは言わずとも、やがて彼女のようになる……、いや、なれるのだろうか。

まるでお姫様のような、憧れの対象。



それが、初めて彼女を見た印象だった。

.

921 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:40:22 ID:2OyEHF120
o川*゚ o゚)o 「キレイな人だなぁ……」

( ・∀・)

o川*゚ヮ゚)o 「ね?モララーくん、きれいな人だったね?」

(;*・∀・) 「え!?う、うん!そうだね!」
   _,
o川*゚ー゚)o「顔……赤い……」

(;//∀/)「えっ!?そそ、そんなことは……」

( ´_ゝ`) 「やめとけ新参、いや新入生」

(´<_` )「ヤツはアンタッチャブルだ。お前の手には負えん」

(*・∀・) 「や、やだなそんなんじゃないですよ!ただ――」




   _,
o川* ー )o 「…………」




ズキン



.

922 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:40:50 ID:2OyEHF120



  〜 次の日 昼休み 〜


.

923 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:41:00 ID:2OyEHF120
ワイワイ ガヤガヤ

( ^Д^)「というワケで俺は背筋のくびれがたまらんのですよ!」

(*´・ω・`)「なるほどー!なるほどー!」

(;´ー`) 「腰のくびれはまだしも背筋ってどんだけだーヨ……」




ε=('、`*川 「男子ってよく教室であーゆー話できるわよねー」

o川*゚ヮ゚)o 「でねでね!ホンマンが野獣で希が美女で……」

(-、-*川 「前言撤回。好事家に男女なし、か」

o川*>ワ<)o 「やっぱり真実の愛の前には国籍も類も目も種族も越えられるんだよー!」

('д`*;川 「マジか!?んじゃ性別はどうn」


(*´・ω・`)「僕はねー!僕わねー!」

( ´ー`) 「モララーも混ざれヨ。どんなタイプが好きなんだヨ?」

(´;ω;`)ガーン!

o川*>ワ<)o ピタッ

( ・∀・) 「好きなタイプ?そうだな……」


   ....o川;-3-)o~♪  ( -∀-)ウーン……


('Д`*#川 「性別はっ!?性別は越えられるのキュートォォッ!?」

924 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:41:36 ID:2OyEHF120
( ・∀・) 「柔和な物腰で、誰にでも親切にできる子かな」

( ´ー`) 「そーいうんじゃなくって見た目だよヨ、見た目」

( ^Д^) 「もしくはパーツでも可wwww」

( ・∀・) 「ん〜、色白でドレスが似合う華奢なお姫様っぽい子?」

( ^Д^)「髪なんか巻いちゃったりしてる?」

( ・∀・) 「そうそう。そんな感じかな。こう、守ってあげたくなっちゃうみたいな」


そうか……。生徒会であったあの人。




 ζ(゚ー゚*ζ



モララーくんのタイプなんだ。



o川* 、 )o


ガタン ガラッ

('、`*川 「ちょっとキュート!?」

ダダダダダダダッ!!

('Д`*#川 「ねえっ!!性別はああぁっ!!??」

925 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:42:09 ID:2OyEHF120
ダダダダダダ


ξ -ω-)ξ


ダダダダダダダダダダダダ


ξ ^ω^)ξ「来たわね」


ガラッ


三三三三o川*`>Д<)o 「ブン子先ぱぁぁぁぁあい!!」



ξ ^ω^)ξ「ふふ、いらっしゃい」

926 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:42:36 ID:2OyEHF120

o川;>Д<)o「にゅ……、入部したら私も綺麗になれますか!?」


ξ ^ω^)ξ「ええ、なれるわよ」


o川;ぅд゚)o「じゃ、じゃあ入部したら私もモテフワになれますか!?」



ξ ^ω^)ξ「ええ、なれるわよ」



o川;*>□<)o「じゃあ!!入部したら私もお姫様みたいになれますかぁっ!?」



ξ ^ω^)ξ「それは努力しだいね」


o川*´゚ 、゚)o 「そんなぁ……」





ξ ^ω^)ξ「でも、そのために必要な努力は私が教えてあげるわ」



o川*゚ワ゚)o

927 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:42:43 ID:eqppCr9s0
かわいいwwww

928 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:42:46 ID:2OyEHF120







             「入部しまっす!!」







.

929 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:43:50 ID:2OyEHF120


こうして私は、ブーン芸部の今年一人目の新入部員となったのだ。
そして二人目は……

.

930 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:45:00 ID:2OyEHF120

....(i||'A`)「で、なんで僕まで……?」

....o川*゚ー゚)o「ブーン芸部、部員不足でこのままじゃつぶれちゃうんだって。
        だから、お願い!まだクラブ決まってないでしょ!?」

('A`)「他にもいるでしょそんな人」

o川*゚ー゚)o「え?鬱田くん意外はみんな誘い合って入ったみたいだよ?」

(;'A`)「ま、マジですか?」

o川*゚ー゚)o 「マジですよ!」

(!|i A )「うわぁ……死にたい……」

o川*^ー゚)b 「逝き……、うんにゃ!生きよう!!」


ガラッ








ξ ^ω^)ξ「ようこそブーン芸部へ。歓迎するわ二人とも」




.

931 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 00:46:14 ID:2OyEHF120


       o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです 



   ξ ^ω^)ξ
                                        ('A`i!!)

           第2話「始まりの日」  おわり


 (*・∀・)                                 ζ(゚ー゚*ζ

.

932 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:47:31 ID:eqppCr9s0
乙!
ドクオを精いっぱい応援したい

933 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 00:49:03 ID:eqppCr9s0

★☆★巻末目次ページ★☆★

君とワルツをのようです >>664-692
巻末コメント: 恋愛主体なら少女小説だってばっちゃが

( ・∀・)恋実れ!のようです >>696-747
巻末コメント: 学園祭 体育会系男子の女装時テンションの高さは異常

从 ゚∀从花盛りのおまいらへ、のようです >>752-793
巻末コメント: 書きためを早めに作っても携帯ごと潰れるから、もう二度と早めに書きためたりしない

o川*゚ー゚)o となりのとなりの王子様のようです >>870-931
巻末コメント:高校時代に青春やってるやつらはみんな死ねばいいと思います。


◆次回は来月の第三土曜日を予定しています!
 参加してくださった作者様ならびに読んでくださった読者様に多大なる感謝を!

このスレは次回も使いますので是非作品に関するご意見・ご感想、そして励ましのレスをお願いします!

それと随時参加者募集中です。気軽にご参加ください☆
詳しくはhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/37256/1300820545/ までお越しください!
全裸の紳士が貴方を待っています。次の表紙を担うのは君だ!!

934 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:50:35 ID:DSZX8O3oO
乙!
キューちゃんうざかわいい……

ドクオいいキャラしすぎwww

935 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 00:51:21 ID:eqppCr9s0
( ・∀・)



……( ・∀・)


( ・∀・ )

936 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:52:08 ID:DSZX8O3oO
こっちみんな

937 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 00:54:38 ID:eqppCr9s0
お疲れ様でした

七月号は終了です


レスが900を超えたので、以降は反省会と称した座談会の続きを
 埋め という口実のもと進めいていきたいと思います
ご協力お願いします


以降 極力sage進行でおねがいします

938 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 00:56:15 ID:BEUyzegUO

頑張れドクオwww

939 ◆Pi48IiAbFc :2011/07/17(日) 01:09:27 ID:BEUyzegUO
( "ゞ)「早速上げた私は死ぬべきかもしれない」

( "ゞ)「皆さんのオススメ少女漫画は有りませんか。私はいつまで経っても完結しない歯がゆさを共有して欲しいのでガラスの仮面を押します。最近なら夏目友人帳も有名いですよね」

940 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 01:12:59 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 感想を書く場でもあるので、座談会としてでなければいいと思います


( ・∀・) 僕は水都あくあという漫画家さんの本は、結構本気で集めてました
     ミルククラウンシリーズが大好きでした

941 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 01:13:55 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 ……ゾンビ屋れい子は……少女漫画に入るのでしょうか……

942 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 01:17:17 ID:2OyEHF120
o川*゚ー゚)o  浪漫倶楽部は少女マンガに入るんでしょうか……?

943 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 01:18:52 ID:eqppCr9s0
(;・∀・) 読み切った漫画が一つも上がらない……だと…?

944 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 01:22:15 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 古本屋で少女漫画コーナー行ったら犬木加奈子とか御茶漬け海苔とか千野ナイフといった、『背表紙の黒い漫画』ばっか読んでたような……
      まともな奴なら、あれはなんて題名だったかな……アリスにお任せ? アリスSOS?
      そんな感じのタイトルの、西洋人形に振り回されるホラーな少女漫画が……ってこれもホラーやないかーい

945 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 01:23:52 ID:2OyEHF120
:::o川*;Д;)o::::  御茶漬け海苔……

946 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 01:25:21 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 ……チャチャとかレイアースが好きです。はい。
      一番最近のだと、桜蘭高校とか……

从 ゚∀从 (美川べるのは少女漫画に入るのだろうか……)

947 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 01:26:51 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) ハイン先生ホラーすきなんでしょうか
     少女漫画タッチのガチホラーのグロさ加減はトラウマです

     ちょうど今の時期に売るようなあれであす

::( ・∀・):: ……背中に口……

::(  ∀ ):: ……ぁぅぁぅ

948 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 01:29:08 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 ……そうか、ガキのころからそんなもんばかり読んでるから、オカルトネタしかうかんでこないのか……


从 ゚∀从 ちゃお夏の増刊号の異色っぷりは素敵

949 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 01:32:34 ID:rJfHSYXc0
女子力溢れる作者たちの女子力溢れる過去作が知りたい

950 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 01:32:50 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 桜蘭高校は途中まで読みました
     モリ先輩をミルナかワカッテマスにしてブーン系にしたい


( ・∀・) 増刊号でそんな異彩をはなったものってありましたっけ?
     八神千歳先生の絵が好き


( ・∀・) ……Gファンタジー系は少女漫画に入りますか?

951 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 01:34:32 ID:2OyEHF120
>>950
o川*゚ー゚)o ゲシュタルトすきだったなー

952 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 01:39:29 ID:eqppCr9s0
>>949
( ・∀・) 図書室
      ( <●><●>)雪だるま
      食器を武器に


(;・∀・)……乙女要素が見いだせない

     ラノベ祭りの「ヤマアラシのようです」
     あれは乙女力活用されて見えるでしょうか

953 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 01:42:03 ID:2OyEHF120

o川*゚ー゚)o ところで……


o川*゚ー゚)o 「少女小説=恋愛小説」って認識でいいのかひら?

954 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 01:45:16 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 少女漫画といえばハッピーエンド前提の恋愛もの ってイメージがあります
      が、ここはなんか違う気がする  神風怪盗とか…ああいうノリがあってもいいんじゃないかと思ってる

955 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 01:47:11 ID:rJfHSYXc0
>>952
ありがとうございます、進行もお疲れ様です
女子力のかけらもないので柿の種しか持ってませんがよろしければどうぞ
っノ

956 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 01:50:10 ID:XWcTQb5g0
少女マンガを見る機会があったんだけどさあ
最近は「美男」と書いてイケメンと読むらしい

それと表紙の煽り文が「イケメンに囲まれてクラクラする夏」だとか
「300P丸ごとイケメンと恋をする」とかやたらイケメン推しだった

つまりイケメンと恋をするのが少女マンガの醍醐味
イケメンなんだよ、イケメンがないとだめなんだよ

957 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 01:51:22 ID:2OyEHF120
o川*゚ ヮ゚)o  なるほどー!やっぱハッピーエンドですよねー!

o川*゚ワ゚)o  でもハッピー恋愛ものの皮を被った……、ってのもいいですよねー!

958 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 01:52:08 ID:2OyEHF120
   _,
o川*゚ー゚)o  俗に言う”イケメン”は体質的に受け付けません……

959 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 01:52:33 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 あ、あとふしぎ遊戯とか好きだな……

从 ゚∀从 少女小説=恋愛もの、でだいたいあってるんじゃないっすか?
      あらゆるジャンルの少女漫画あれど、大半は恋愛がらみなわけだし

从 ゚∀从 あと女同士の友情ものも少女小説の範疇に入るかと。
      ……ホラーも、書きようによっては入るんじゃないかとおもいます。



从 ゚∀从 すんません、40分ほど消えます。
      その間にスレが無事埋まったらサヨウナラ。まだ残ってたらまたお会いしましょう。

960 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 01:53:23 ID:XWcTQb5g0
参考までに
「なかよしラブリー」の表紙の文章

「真夏の恋は超ドラマティック!イケメンにクラクラ号(はぁと」
「この夏 超人気イケメンがラブリーをアツくする!」
  イケメン
「 美 男 絶 対 主 義 ! ! 」

こんなんだぞー

961 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 01:57:13 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) >>955 いただきます
      恋愛モノってむずかしいんですね


( ・∀・) なにが難しいって……

(# ・∀・) 登録したとおりにAAを貼ってくれない『単語登録』!!
      女キャラ壊滅って…壊滅って……!!



( ・∀・) >>956 確かに少女漫画において、イケメンはステータス
      しかし男だけが悲観することはない
      何故ならヒロインも相応の外観を持っていないと物語が始まらないから

( ・∀・) ……なんて 不細工描くよりもイケメンの方が描きやすいだけだと思います
      イケメンドクオの絵がいい例ですね


>>959
( ・∀・)ノ

962 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 02:00:13 ID:DSZX8O3oO
  _,、
从 ゚∀从 んだよ一時間遅れてんのかよ……

从 ゚∀从 すんませんこのまま参加し続けます。


从 ゚∀从 チャラついた野郎が『イケてる』だなんて価値観を蔑視する。

963 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 02:02:38 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) チャラチャライケイケ のイケメンじゃなくて、性格イケメンは大事だと思います

964 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 02:03:49 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 攻略対象全員ブサメンキモオタの乙女ゲー作ろうとして、ブサメンのあまりの難しさに挫折したことを思い出した

965 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 02:07:12 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) イケメンの方が顔のつくりが単純で線が少なくて描きやすいんですよね


( ・∀・) ……って、ハイン先生ゲーム作るんですか

966 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 02:12:14 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 『作ろうとした』、ですよ。あくまでネタの延長線でやってみようとしただけです。
      多趣味で情熱がすぐ移ろうからあらゆる方面で企画倒れします。

967 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 02:16:01 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 僕には技術も情熱もないので
      最近の趣味はもっぱらブーン系です 今面接を受けたら趣味言えません

968 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 02:19:03 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) そういえば、座談会の最初の方でも話題に上がってましたが
      読み専 の期間ってみなさんどれくらいなんでしょうか
      まだ居ましたら是非教えてください

969 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 02:21:16 ID:2OyEHF120
o川*゚ー゚)o  半年〜1年くらい?でしょうか?的な?

970 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 02:21:59 ID:2OyEHF120
o川*゚ヮ゚)o モラさんはどうですか?もしかして他で書いたことあったりする人ですか?

971 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 02:29:27 ID:DSZX8O3oO
从;゚∀从 ……えーっといつからだろう……
      戦い護るは終わってたけど抗い護るが始まってたから……今からだいたい3、4年前?

972 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 02:30:30 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 僕、実はブーン系知ったの去年の今頃なんです で、九月には短編を投下しています
      かけがえのない思い出のようです あれが処女作ですね
      二ヵ月の間はケータイを一日三回充電するペースで読んでいました
      だからちょっと、平均がわからなかったりします

973 ◆VOtiJUkl0U :2011/07/17(日) 02:37:36 ID:2OyEHF120
o川*゚ヮ゚)o  何作か気に入ったのを見つけると、何度も読み返してだんだん自分でも書きたくなってきますよねー

974 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 02:42:33 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) ありますね
      僕は多分「こんなキャラ動かしてみたい!」だった気はします
      玉兎の夢さんには大変お世話になりました あそこの短編で好みの洗脳くらったような気さえします


( ・∀・) ハイン先生長いですね
      僕ももっと早くから知っていたかったジャンルです

975 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 02:51:48 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 わかりますわかります。自分は長編内で登場人物が感動的な成長を遂げると、
      自分もこんな風に感情移入してその成長を喜んでもらえるようなキャラを書きたいなぁって思います。

从 ゚∀从 でも、成長しきる前に飽きて放り出しちゃったら嫌だから、
      結局今まで手をつけないままになっちゃいましたね。


从 ゚∀从 長いんでしょうかねー、ブーン系読んでたらわいてくる創作意欲なんかは、
      拙い支援絵や保守絵を描くことで収めたりしてましたからねー
      これがなければ我慢できずにもっと早くに書き手に回ってたかもです。

976 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 02:53:54 ID:DSZX8O3oO
从;゚∀从 ヒギィイィイあげちまった申し訳ない

从 ゚∀从 罰があるならなんでも甘んじてうけよう

977 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 02:59:03 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) もともと本の虫だったので、感情移入は早かったですね  でもブーン系読み始めてあきらかに涙腺緩くなりました
     魔女狩りやパラドックスを最初期に読んだので、尚更
     魔女狩りのドクオ ああいうキャラを書けるようになりたいと思った時期が 私にもありました

( ・∀・) コネクト ガチンコ アルファ  この辺を携帯で読破したのはいい思い出


( ・∀・) ハイン先生も絵描くんですね

978 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:00:56 ID:eqppCr9s0
>>976
( ・∀・) そっと他のスレに書き込んで隠れ蓑に!
     そこまでしなくても、埋まったらログ行き依頼出しますが

979 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:07:45 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) ちょっとネタ話になるんですが
     最近アルファを読んでいるんですよ 芸さんのアルファ雑談の過去ログと一緒に
     そしたらこんなものが出てきました

     ちょっと載せていきます

980 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:08:16 ID:eqppCr9s0
728 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 01:58:22 ID:4wCcEsG.O
ξ^Д^)ξプギャー!プゲラプププププププーwww


ξ´・ω・`)ξ…
ξ ̄⊥ ̄)ξ…

ダメだ、俺じゃ面白く繋げられないorz

729 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 04:35:10 ID:4muJn9220
ファルロやめろwwwww

730 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 10:38:19 ID:5LXQxb7gO
川^ω^) ならブーンはクーになるお!ショボン、どうするお!?

731 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 11:14:41 ID:F/ZJdUT6O
川 ^//ω^)

732 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 15:39:48 ID:4muJn9220
ξ‘_L’)ξ

733 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 15:44:12 ID:rKX6cqZoO
ξ( ’ t ’ )ξ

981 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 03:08:32 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 ガチンコにはブヒブヒ言わせてもらった……あの作品で男装っ娘萌えに目覚めていなければ、
      花おまは生まれてなかったかもしれないと思うと……胸が熱くなるかと思ったが別にそんなことはなかったぜ。


从 ゚∀从 かくよー、特技は真っ白なコピー用紙をゴミに変えることだよ。
      何よりも色塗りが大嫌いだよ。苦手ゆえに。

982 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:08:43 ID:eqppCr9s0
734 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 16:56:14 ID:WzAkabpAO
…(゚д゚ )

( ゚д゚)…



ξ*゚д゚*ξ

735 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 21:18:07 ID:BK.C2XIUO
こっちみ…


ξ*゚д゚*ξ

736 :芸名無しさん:2010/04/23(金) 21:34:34 ID:QGJ5T1jgO
(;゚д゚)(……化け物か、こいつは……)

737 :芸名無しさん:2010/04/24(土) 00:35:58 ID:giiCOTUE0
何だこの流れwwwwww

738 :芸名無しさん:2010/04/24(土) 07:19:15 ID:i1pu0K.gO
ミルナ以外きめえwwwwwwwwwwww

739 :芸名無しさん:2010/04/24(土) 10:48:17 ID:4muJn9220
ξ><)ξ

740 :芸名無しさん:2010/04/24(土) 11:49:11 ID:j8RMl/LE0
 _
ξ゚∀゚)ξ

741 :芸名無しさん:2010/04/24(土) 15:02:20 ID:xQQa2m8gO
腐ってやがる……
投下が来なさすぎたんだ……

983 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:09:54 ID:eqppCr9s0
742 :芸名無しさん:2010/04/24(土) 16:53:28 ID:4muJn9220
ξ<●><●>)ξξ(ФωФ )ξ・・・

ξ*<●><●>)ξξ(ФωФ*)ξ

743 :芸名無しさん:2010/04/24(土) 16:54:48 ID:wwwfuT9kO
>>742
アッー!


―――――


( ・∀・) こんな流れ。なんかデジャヴ感じました

984 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 03:13:31 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 歴史は繰り返すのだな……

985 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:13:31 ID:eqppCr9s0
>>981
( ・∀・) ガチンコは楽しいです あの神出鬼没のミルナさんが好きです
     恥とか何それおいしいのなワカッテマスが好きです
     クラスメイトを肉塊に変えた兄者が好きです


( ・∀・) 僕は逆に色塗りの方が好きです
     塗りよりも線画の方がひどいので

986 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:14:06 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 歴史は繰り返すwwww

987 ◆9KrP3RFuVo :2011/07/17(日) 03:16:23 ID:DSZX8O3oO
从 ゚∀从 あれ? つまり俺らがタッグ組んで絵描けば完璧じゃね?


从 ゚∀从 まあスキャナないし完全アナログだから無理な話だが




从 ゚∀从あと15レス切ったな、うめうめ

988 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:19:43 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 僕アナログで書いてスキャンしてるだけです
     スキャン 薄い色出してくれないから嫌いです


( ・∀・) うめうめ
     もともと60レスくらいしか残ってなかったんですね

989 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:21:17 ID:eqppCr9s0
ξ ^ω^)ξ 埋め作業に入るらしいお!

川*'A`) もう三時かぁ

(-∀ -) すいー……

990 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:24:44 ID:eqppCr9s0
从リ ゚д゚ノリ ……

( ><) どうかしたんですか?

从リ ゚д゚ノリ 初めての表紙絵起用……
      体を張った演出……

( ><) ?
 _
ノハ ゚∀゚) 危ないビロードォ!!!!

从リ#゚д゚ノリ あああああああああ!!!!

(;><) ひゃうぅぅぅ!!

991 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:28:47 ID:eqppCr9s0
(´・ω・`)】 あ、もしもし先生?次の原稿なんですけど…

(´・ω・`)】 あ、切ったら突撃しますよ?もうドアの前にいるから ピンポーン

(´^ω^`)】 さ、鍵とチェーンを外して私とショボ辺を中に入れなさい
        冷たいアイスティーを用意しなさい

(´・ω・`)】 断る? ぶち殺すぞ ガチャン

992 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:32:09 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) 次はーっと……あぁこれか

( ・∀・) 『実れ 実れ 恋実れ……』

< ピンポーン

( ・∀・)そ はいいぃぃぃぃ!!!!

<ヴィップ郵便でーす

( ・∀・) あぁよかった…心臓に悪い……はーい



…………

993 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:36:24 ID:eqppCr9s0
( ><) 夏の夜も冷えるんです…

( <●><●>) ビロード おうちに入りなさい。蚊にくわれますよ

( ><) あ、はいなんです お肌は大切なんです

(・∀ ・)ノシ びろーどー! スイカ切れた、ぞー

(;<●><●>) 包丁を振り回すのはやめなさい!

994 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:43:51 ID:eqppCr9s0
ミセ*´_ゝ`)リ トソ者 花火しましょう?

(´<_`トソン いつもながら唐突ですね、ミセ者

ミセ*´_ゝ`)リ いいからいいから☆
       火ぃつけてー

(´<_`トソン それを頼みたいだけなんでしょう
      まったく……この袋が終わったら終わりですよ?

ミセ*´_ゝ`)リ すーくーなーいー

(´<_`トソン そんなことばかりだから肌がいたむのですよ?

995 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:48:26 ID:eqppCr9s0
(*゚ー゚) あ……CHOwwww 新刊出てる……

(*゚ー゚)っ スッ

         チョン
  おっ (,,゚Д゚)つ⊂(゚ー゚*) あっ……


(,,゚Д゚) あ、すいませ…

(*゚ー゚) …………

996 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:51:57 ID:eqppCr9s0
ζ(゚ー゚*ζ ごはんよー

(=゚ω゚) 今いくよう


< 月刊少女小説 ちょwwww


(=゚ω゚) 新手のCMかよぅ?

ζ(゚ー゚*ζ たーぶん

997 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:55:15 ID:eqppCr9s0
ξ ^ω^)ξ 来月はー♪

川*'A`) 次の衣装選び?

ξ ^ω^)ξ 八月のwww表紙wwww

川*'A`) なるほど 主役は、大変だね

ξ ^ω^)ξ でも、楽しいお仕事だお♪

998 ◆zynqho4iRI :2011/07/17(日) 03:58:47 ID:eqppCr9s0
( ・∀・) ぁぅぁぅぁー

(,,゚Д゚) ん?モララーどうしたんだ?


( ゚∀゚) ショボンに押し掛けられたらしいぜ

(,,゚Д゚) 把握  …災難だな

999 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 04:05:10 ID:2OyEHF120
三三三三o川#*゚Д゚)o  「1000とったあああああああああああああああああ!!!!!」

1000 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/07/17(日) 04:05:42 ID:2OyEHF120
o川;*゚ー゚)o 「あ、あれ……?」




■ したらば のおすすめアイテム ■

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ版)』黒猫 (1/8スケール PVC塗装済完成品)

かわいく、しっとりの黒猫!!

この欄のアイテムは掲示板管理メニューから自由に変更可能です。


read.cgi 無料レンタル掲示板 powered by Seesaa