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( ^ω^)戦国を歩くギタリストのようです

78 ◆vVv3HGufzo:2011/02/23(水) 02:22:58 ID:a4mOl5pAO
 
 しかし、その均衡はすぐに終わった。
 渚本介が虎恍丸を鞘に戻したのだ。
 
 
(,,゚Д゚)「腰抜けが、逃げるつもりか」

(#´・ω・`)「何とでも言え。覚えていろ。貴様の首は、必ずこの太田渚本介が取って見せる」

(,,゚Д゚)「ふん」
 
 
 ブーンの手を無理やり引き、小姓が用意してくれた荷物を取り、渚本介は走り出した。
 すぐに見えなくなった二人の背中に、口の端を歪める擬古成。

 月明かり以上に辺りを強く照らす、二子堂城から上がる炎。
 すぐ下の二子厨の庄を焼き討ちで沈めるのには、何の時間もかからなかった。
 
 
 明応五年。
 二子堂城、二子厨の庄が、天野勢の手により陥落した。
 
 
 
第三話 終


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