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歴史バラエティ番組

1紋章官:2017/01/14(土) 02:32:34
3連休はどうでしたか?コミケ疲れを取るのにのんびりか、どこか遠出した人も
おられましたか?

さてお正月番組もいろいろありましたが、歴史物も多かった所。但し、お軽いなあ。
着目は悪くないのに、俳優パートが多すぎて、その分、薄くなる。まあ、視聴
率が大切な民放はともかく、NHKまで・・・
そんな中、歴史物ではありませんが、映画「沈黙」の番組はよかった所。
遠藤周作の小説「沈黙」。隠れキリシタン弾圧時代を舞台に描かれる物語。
完全に読んだ事はないですが、「踏むがよい」に始まる一節にすべてが語られて
いると感じるところ。番組で遠藤周作による、その一節の朗読が流されましたが、
淡々と読んでいる感じに驚きを感じました。
この一節で日本版「クオ・ヴァディス」ではないかと考えるのですが、どうで
しょう?この映画、日本と欧米とどちらで評価されるのか気になります。
さて、そんな隠れキリシタンの本が長崎新聞新書の「カクレキリシタン」。
地元の研究者の方の解説本。この本を昨年、手に入れていたおかげで番組に
登場された隠れキリシタンの人の役割がわかりました。「カクレキリシタン」
では、江戸時代、キリスト教信仰が守られるなかで土俗化、もはやキリスト教
でも仏教でも、神道でもない独特の地域信仰となったと位置づけ、その違いを
示すためカタカナで「カクレキリシタン」と表現されています。
実に重要な提示となっています。このあたり、キリスト教が拡散する中で、
エチオピア・キリスト教、南インドの聖トマスが布教したと伝えられるインド
のキリスト教などと相通じるところがあるかと思われます。
殊に南インドの場合、当初、それがキリスト教だったと到来した欧州人がきがつか
ないほど変化、地元の少数信仰として土着化していました。
この土着化ゆえかカクレキリシタンは江戸時代後期、大規模な発覚ー5000人
にものぼるーが起きた時、幕府は人数の多さに島原の乱の再発を恐れ、その信仰
形態が民俗信仰と化していたのを幸いに、心得違いと称して処刑を回避しています。
次に大規模な弾圧が生じるのは幕末から明治時代初期となります。それでは。

2紋章官:2017/01/27(金) 21:37:28
1月も末です。さあ、コミケの申込み期限が迫ってきました!振り込みは済ませましたので、あとはサークルカットを描いて出すところ。

正月特番で「二条城」の特集番組がありました。ここも修理維持費が大変で順次、修理中のところ。見学方式で見て回るので、まあ、不要なトークや騒ぐ場面もないので、程よくまとまっていたところ。しかし、芸能人はお得な物で、斑鳩の宮大工の御子孫の家に行くと、奥さんが俳優がくると言うので、屋探して見つけ出したという図面が見物!
なにしろ書付には明治に京都にあった幕府大工頭中井家が運営していた中井役所廃絶時に持ち出した、と書いてある!そして出てきたのは聚楽第図や二条城の縄張り図、それに江戸城天守指図。どれも新出資料。聚楽第図は江戸時代に盛んに作成された考証復元図の一枚ですが、今までのものに比べ、大名屋敷の配置など具体的。最新の研究想定案にかなり近そうでした。二条城図も櫓や御殿だけでなく蔵や、どこに何を入れているかまで書いてある。数年前の二条城展の図面でもなかったような内容。江戸城の天守指図も本格的なのもので、江戸城の3度の天守のうち、どれなのか興味深いところ。願わくは、資料がない元和時天守図面であった欲しいのですが、ざっと見えた範囲では寛永時の最後の天守の模様。他の書類と共に、いまごろ奈良大学の千田先生が調査しているのでしょうが、何かの折に発表されるでしょうが、内容が楽しみです。歴史番組もこんなことがあるので、お得なのかな〜それでは

3紋章官:2017/02/18(土) 11:43:29
何か気がつけばNHKの時代劇枠が増えていた。大河ドラマ「女城主直虎」、NHK自身で大河ドラマを茶化すのか、空想大河ドラマ時代劇コメディー「小田信夫」、遊び心が目一杯!
それにBS時代劇で「ブシメシ」。草刈さんでおもいっきり遊んでいる。名前から「サラメシ」ネタで中井貴一さんが殿さまをやるかと思っていたのですが。
このあたり完全、空想物なのでふくらまし、遊べるだけ遊べるのでいいですねえ。
そして一転、「忠臣蔵の恋」-こちらは毎日新聞連載小説が元です。ドラマもここまでくればわかるように6代将軍家継生母、月光院が主人公。連載開始時に原作者の方はコラムで、月光院と浅野匠頭の正室との交流に気がつき、温めていたものとの事でした。
何かと討ち入りまでの大石蔵之助の動きや赤穂浪士に目が行きますが、視点を変えますと
思わぬ動きも見えてくるもの。今まで、このルートに関する研究や小説はなかったところだったと思います。考えれば贅沢なネタ。何しろ、赤穂浪士と大奥が両方扱える。
知名度の高いネタを合わせて使えるものはなかなかないものです。それでは。

4紋章官:2017/03/11(土) 01:12:53
3月11日を迎えました。ラジオで震災の怪談を紹介していました。大災害の記憶を伝える民話や伝説がしばしば見られます。また戦争の怪談もしくは民話も存在が知られます。日本の民話のなかに、近代の民話と共に、戦争の民話と独立したジャンルになっています。どうなのでしょう?しばしば凄惨な殺人事件や事故の現場に幽霊が立つ、事故を起こした車両が走り抜けるなどの怪談が生じます。過去の大災害、阪神大震災の神戸ではどうなのでしょうか?遡って伊勢湾台風や日本海中部地震、近くは御嶽山噴火も今後、入山禁止制限が緩められると出てくるのか考えてみたくなります。強烈な体験や喪失感からこれらの話が誕生する事が知られます。そしてこれらはまだ当分、生まれ続けるでしょう。まだ、経験中の段階として。まずはなくなられた人々に手を合わせるばかり。もちろん、関連死の人々も含めて。

さて震災の番組は現段階では、歴史の検証ではなく、事象の解説となっています。戦争についてはまだ体験者の方の証言がありますから、記憶の伝承的な番組がありますが、どうでしょう?近年の段階では歴史番組に入るのがほとんど、ということでしょうか。もちろん、映像記録集のようなものは歴史系でしょうし、戦史解析の形で戦闘を検証するものも、これに含まれるといえます。そうなると、どの段階で歴史番組の範疇に入ってくるのか、興味深いところです。みなさん、どう考えますか?それでは

5紋章官:2017/03/25(土) 21:53:25
3月もいよいよ最終週。なのに寒さがもどり、桜の開花もすすまない。数年前は確か、早すぎて満開を迎え、散り始めていたこともあったような。なんとも毎年かわるものです。

さて先日、久々の歴史大実験「桶狭間合戦」をNHK-BSでやっていました。見ましたか?
いろいろな検証でいつも面白いですが、中でも小札重ねの袖を用いた、矢、刀、槍での威力検証と長い槍の実験は注目しました。
槍については豊臣秀吉で逸話が残されています。槍の名人の武士と長短の槍の効果を競うため、それぞれ部隊で模擬戦を行う話がありますが、その際、秀吉は長い槍の使い方を部下たち説明、そして槍名人の指揮する部隊を打ち負かしています。槍名人は短い槍の効用を主張していますが、その理由は実験でも長すぎる槍は持つのも大変、仕立てるのも大変なので、短い方が力を込めることもでき、使いやすいという理由。まさにその通り、戦国期の有名な槍や槍使いの槍、蜻蛉切、日本号など武将たちがたばさみ用いた槍の柄の長さは2mないのが普通。一方で長柄槍は4〜6m、にわか仕立ての足軽たちが使用する。
このあたり、欧州のテルシオで用いられた長槍と同じ発想といえます。こちらも傭兵団による俄か編成の兵士たちを動かすのに容易なように集団化、それも長い槍を持つことで恐怖心を抑え、集団行動で安心感を与える陣形で、スコットランドのスキムロール、古代ギリシャのファンラクスなど多くの例がみられるものです。
また槍の長さはともかく、幕末に勝海舟が武田家の流れをくむ八王子千人同心の槍の集団戦術を目にして、その合理性に合点した話から、他の戦国大名たちも同じ道を取り入れていた事がわかります。そもそも槍というものは南北朝時代の菊池氏による菊池槍で知られるように、にわか仕立ての兵に使わせるものとして誕生したことを考えれば、当然なのかもしれません。もちろん律令制古代軍隊までは鉾がありましたが、これが武士団登場時代に姿を消し、長刀か太刀の時代がしばらく続くこととなります。
また槍の展開について研究が少ないところ、これは槍が実践用の武器で、損耗率が高く、絶えず作り直されたので、古いものがほとんどないところ。槍のコレクターの人にききましたところ、槍の研究書と言える本は2,3冊くらいしか思い浮かばないとか。厳しいですねえ〜その人に頼んで戦国時代の槍(もちろん穂先だけ)を見せてもらいたいところなんですがね。それでは

6紋章官:2017/06/10(土) 11:14:21
6月ですねえ〜そろそろコミケの当落通知も出てくるところ。なにか、最近、えらく眠気に襲われています。ああ、せっかく日曜日に公録にあったのに、ねむらないか心配。

さて歴史番組。川中島合戦の検証実験番組をやっていましたねえ〜まあ、川中島合戦と通称しますが、このうちの第4回目、最も激戦であった八幡原合戦の検証。
なかなか面白い!すっかりサバゲーの人が参加するのも定例化。そのうち、ミリサバさんがいるのでは、と見ています。合戦ではなく、戦場で何を食べたか大実験!なら、どうでしょう?以前、ラジオ番組ですが、自由研究ネタの話でファンタジー系資料本をだしてる
人が出てきたことがありました。ローマ人の食事を再現との事でした。
気がつけば何気にNHKでは食事系時代劇が続いていますので、江戸の食事番組もそのうち、やるのでしょうね(あれ、以前、あったかな?)それでは。

7紋章官:2017/07/15(土) 10:49:52
7月になりました。いろいろとアニメの新番組。今期は原作でも音楽でもなく見始めた物がありました。それというのもコミケで手に取ったイラスト本。それで気にいったので
追いかけていた絵師さんの絵が使われた小説がアニメ化されたので、その絵が動くのをみたくてアニメを見ました。けっこう、おもしろそう〜

さて歴史番組ではありませんが、先日の「家ついていっていいですか?」を途中から見たら足軽甲冑研究家の伊澤先生が登場。こんな都合のいいわけがないあ〜と思いながら見ていました。足軽胴があんなに並んで、その上、上杉景勝と森蘭丸の甲冑ですか・・・
ひとつ分けてください、と言いたくなります。東京駅前の甲冑専門店に月に一度は通っていますが、状態のいい、桃山から江戸時代初期の足軽胴はなかなかでてこない。状態がわるければ、ひょこひょこ、と出てきて、お値段もそこそこ。コンディションのいいものになると、数年前に1領、これは足軽胴より、ひとつランク上ですが、でもよい胴が一度でました。御値段は先生の言われる通りのランク。これが案外、残りまして、でも3カ月で消えました。あれをは購入してもよかったなあ。置き場所が問題ですが。その後、武将クラスの桃山時代の胴がでましたが、値段は倍。あの胴もよかったなあ〜でも交渉前に売れてしまった・・・なお胴は兜より割安なことは確か。置き場所の関係もあり、買い手が少ない事に起因します。
さて映画で「忍びの国」が公開、夏には「関ヶ原」となると映画宣伝絡みでバラエティ安組で、ご当地ものや紹介でいろいろと取り上げることがあります。
それで、何かでてくるといいのですが、まあ、そこはバラエティだからなあ。ただし、通説よりも面白さ優先で、地元の異説伝説が紹介されるのは便利。そういえば、以前、骨董市で顔見知りだった手裏剣収集家のおじいさん、どうされているかな〜
まだ御元気だといいいのですが。それでは

8紋章官:2017/08/05(土) 00:30:13
8月!とおもったら、もう来週はコミケ!いまだにカタログを買っていない!原稿をコピーしていない!いくら落ちたとはいえ、3日目のジャンル情報にでる友人のサークル「有明探偵局」で頒布するのに、ひどすぎる!とはいえ、ずっと土日に用があり続ける、という状態では苦しかったなあ〜
コミケ用の新刊は2冊「女院治天 広義門院西園寺寧子」と「皇統譜変動ー歴史上の先例から」となります。あとはコミティアでの新刊の持ち込みなど。しかし、皇統譜変動は予想以上に手間取りました。調べる点を決めていましたが、始めると省略できないところがどんどんでてくる。いや、まいった。

さて歴史番組。「英雄たちの決断」。コメンテーターというのか、解説者というのか、その論点や指摘や分析が面白いですよね。この間は応仁の乱を2時間特番。話題の作者呉座先生も当然、登場!考えてみれば司会の磯田先生も「武士の家計簿」で一研究者から有名人になりました。呉座先生も続けるのか、なかなか見所です。この夏、映画で「関ヶ原」が公開ですが、「応仁の乱」も長時間ドラマか大河ドラマでやれないものか?
もちろん、大河ドラマでは「花の乱」で描かれましたが、主人公は日野富子。今度は・・今度は〜主人公は誰がいいかな?足利義政では面白くないので、おもっいきりひねって、ひねって、ひねって、朝倉敏景とか?さすがにきついか。足利義尚!これなら子役からジャニーズ系のアイドルを持ち出して若い子を引き込む・・・方向が違う・・・いや、視聴率の悪い「花の乱」。個人的には音楽が何しろいいですし、毎回エンディングの切絵が良くて、なかなか室町時代の大河ドラマはないのでよかったのですが。そういや、この間の英雄たちの決断の足利義視のイラストの顔はどう見ても佐野史郎さんだった気がする。
藤岡弘さんの大内義弘もよかったですよね〜贅沢なのは、初回の最初の場面。金閣の前で能舞台見物の場面。世界遺産でのロケ!合成映像じゃないよなあ〜野村萬斎さんの細川勝元が良くて、何より所作や舞いは本業なので見ごたえあったし、金田龍之介の山名宗全は貫録があったし、市川団十郎の足利義政は品があったし、そういや松本幸四郎さんも出ていたな〜
さて山名宗全も細川勝元も途中で死んでしまうので、主人公にすると中途半端になってしまう。では畠山や斯波から持ち出すか?というと物足りない。いっそ、町衆か足軽でも主人公にして展開させるのも一つの手!そういや、「花の乱」では山城国一揆や都の町衆も描かれました。あ、いい人がいた!一休さん!この人なら東西両陣営を一歩外から眺めつつ、町衆や国人も出せる。禅僧で皇室の御落胤で文化人、この立場であれば東西両陣営に顔を出しても問題はなく、朝廷、室町御所、寺社権門に出入りしても違和感はない!いい人がいたなあ〜ついでに伊勢新九郎も準レギュラーにすれば、戦国へも繋がる。妄想が広がる。どんなもんでしょう?一休さんを主人公に応仁の乱をえがく大河ドラマ!それでは。


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