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本を

3紋章官:2015/02/21(土) 23:59:59
2月も半ばを過ぎました!コミティア112の申込書を無事に月曜に郵送。はあ、間に合った!おいおい、歴史部の申込みもしますので、宜しくお願いします。そして届いたのはコミケスペシャルの当選通知。28日土曜日に出ます!歴史部のチラシを配りますよ〜ただし、問題は趣味の鑑賞会がバッティング!変更になってくれないかな〜このため、店番を友人に依頼して、12時には鑑賞会へ移動の見込みです・・・

さて今日は上野の国立博物館へ「東北のほとけ」展を見てきました。いや〜小さな展示会ですが、贅沢なものです。初めて書籍で写真を見て以来、ぜひ見たかった天台寺のなた彫り「聖観音立像」が入り口にあり、それに見入り、次に双林寺、勝常寺、黒石寺の薬師三像がそろい踏み。何たる贅沢。これらの仏像群の存在感に、躍動的で見事な鎌倉期の慶派の神像群が物足りないくらい。かなりの傑作群なのに。一方で牡鹿半島から運ばれた観音像には、震災時、高台にあったことで津波を免れた観音堂に逃げ込んできた人たちがどのような気持ちでこの観音像に祈ったのか、また貞観4年の墨書が発見された黒石寺の薬師像には千年前の人々がどのように貞観大地震と津波から立ち上がったか、思わずにはいられなかったところです。

さてそんな東北の仏を手軽に案内してくれる本をご紹介。
「みちのく古仏紀行」河出書房新社
今回、展示された仏像を含め、東北地方各地の仏像を紹介した本です。何も仏像は奈良・京都・鎌倉だけではありません。湖北の観音像群は京都近傍という好条件が関係しますが、東北も平泉の仏教文化以前から盛んな造仏活動が行われ、独特の仏像文化をはぐくんでいた事がわかります。むしろ、この段階の方が誘惑にかられるところ。徳一大師の足跡と慈覚大師円仁の伝承が各地に分布、北は青森から会津まで様々な仏像が残されます。
とくに会津盆地は勝常寺を筆頭に多い。このあたり、九州国東半島の仏像群と共に中央から離れた地域での仏教文化として興味深いところでもあります。
それではまた!


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