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本を

1紋章官:2015/01/17(土) 01:49:20
神戸の震災より20年、以前は震災といえば神戸でしたが、いまは東日本。次は
できれば体験せずにすませたいところです。

さて

2紋章官:2015/01/17(土) 02:06:38
途中で途切れましたが書籍紹介。コミケの打ち上げで、コミティアでの神話部の企画のおしゃべりがありましたが、何かと神話と言えばマンガ、小説ネタでギリシャ神話、北欧神話が主で、それに日本神話となります。
そこで余り紹介されない神話世界、南太平洋地域の神話についての紹介本をご案内。

ハワイ・南太平洋の神話ー中公新書。

概説書ですが、ハワイ・ポリネシア・ミクロネシア・メラネシアの海洋文化圏の神話について案内しています。中公新書という概説書の性格上、いわゆる収録本とは異なりますが、まずは手掛かりにはなるものです。
昔、青土社の神話本シリーズで、ロシア神話やアフリカの神話があったまでは覚えていますが南太平洋の神話まであったかは定かではありません。
神話には風土や生活環境が色濃く出てくるものですから、信仰、遺跡、文化を考えるのに重要な手掛かりとなります。南太平洋の神話で顕著なのは、島から島へ移動する話や、航海の秘訣を含む話、そして海の民らしく、海での生物の営みを見続けたことで生み出された創世神話を特徴としている、と紹介されています。それではまた

3紋章官:2015/02/21(土) 23:59:59
2月も半ばを過ぎました!コミティア112の申込書を無事に月曜に郵送。はあ、間に合った!おいおい、歴史部の申込みもしますので、宜しくお願いします。そして届いたのはコミケスペシャルの当選通知。28日土曜日に出ます!歴史部のチラシを配りますよ〜ただし、問題は趣味の鑑賞会がバッティング!変更になってくれないかな〜このため、店番を友人に依頼して、12時には鑑賞会へ移動の見込みです・・・

さて今日は上野の国立博物館へ「東北のほとけ」展を見てきました。いや〜小さな展示会ですが、贅沢なものです。初めて書籍で写真を見て以来、ぜひ見たかった天台寺のなた彫り「聖観音立像」が入り口にあり、それに見入り、次に双林寺、勝常寺、黒石寺の薬師三像がそろい踏み。何たる贅沢。これらの仏像群の存在感に、躍動的で見事な鎌倉期の慶派の神像群が物足りないくらい。かなりの傑作群なのに。一方で牡鹿半島から運ばれた観音像には、震災時、高台にあったことで津波を免れた観音堂に逃げ込んできた人たちがどのような気持ちでこの観音像に祈ったのか、また貞観4年の墨書が発見された黒石寺の薬師像には千年前の人々がどのように貞観大地震と津波から立ち上がったか、思わずにはいられなかったところです。

さてそんな東北の仏を手軽に案内してくれる本をご紹介。
「みちのく古仏紀行」河出書房新社
今回、展示された仏像を含め、東北地方各地の仏像を紹介した本です。何も仏像は奈良・京都・鎌倉だけではありません。湖北の観音像群は京都近傍という好条件が関係しますが、東北も平泉の仏教文化以前から盛んな造仏活動が行われ、独特の仏像文化をはぐくんでいた事がわかります。むしろ、この段階の方が誘惑にかられるところ。徳一大師の足跡と慈覚大師円仁の伝承が各地に分布、北は青森から会津まで様々な仏像が残されます。
とくに会津盆地は勝常寺を筆頭に多い。このあたり、九州国東半島の仏像群と共に中央から離れた地域での仏教文化として興味深いところでもあります。
それではまた!

4紋章官:2015/03/21(土) 18:54:12
来週はコミケsp。なんとか新刊も整いましたが、みなさん、準備はいかがですか?

さて本のご案内。ゲーム刀剣乱舞のおかげで刀剣関連の雑誌が売れているようです。いいですね〜2000円以下の手軽なもので。通常、刀剣の書籍は1万円前後になるのはざらなんです。なぜかと言えば、何しろ頒布数が見込めないうえ、写真の手間がかかる。そのため勢い1冊の単価は高くなる。何しろ印刷数1000部とか500部とかいう方が多く、日本刀大観全7巻揃いなどは、古本店で10年前は一セット揃い40万でした。
今は安くなりましたよ。安ければ20万くらいかな。それでもまだ置き場所と値段と両方悩めます。
そこで手軽な書籍は?となれば一つの狙い目が展示会図録。こちらは部数を多めに準備。同時に主催団体や地元公共機関からの文化助成金が出て、値段を押さえることができるものがある。そこでご紹介はまずは次の本。

「名物御剣」-宝物の日本刀ー展。
こちらは平成23年に東京の根津美術館、名古屋の徳川美術館、富山の富山県水墨美術館、三島の佐野美術館を巡回展示した展示会で、題名通り、江戸時代に名物として知られた将軍大名家所蔵の名刀を集めた贅沢な展示会。
三条、日光助真、姫鶴一文字、南泉一文字、獅子王、義元一文字、骨喰藤四郎、
獅子貞宗等々、準備に何年かけたかと思うほど揃えています。
その刀剣類のカラー写真が掲載。お値段、たしか2500円くらいでした。内容で行けば、普通の出版本なら2万円くらいはつけても十分売れる内容。
まー良く集めた、としか言いようのない名物揃い。展示会も贅沢なら、図録内容も贅沢なもの。写真と共にいわれなどを簡潔に紹介。名物の履歴やその研究など様々な解説もあります。お手軽ですよ〜まだ展示をした各館に残っていれば、定価で購入できるでしょうし、うまくいけば、どこかの古本屋で安く売っているかもしれません。
但し、この手の本に強い専門古書店などに行くと、プレミア価格で高くなっていますので
なかなか難しいところ。ネット検索でオークションをかけていても、高くなっているかもしれませんので、足で探す羽目になるかもしれませんが。見つけたら手にとって見てください。それでは。

5紋章官:2015/04/03(金) 22:24:02
4月になりました!まずはコミケSPお疲れ様です〜昼過ぎで抜けて御茶ノ水での鑑賞会、楽しみました。終わって幕張に戻り、ライブ!とりはラスボス小林幸子様!たいへん
盛りあがっていましたよ!外人さんも少なくなかったし、コミケもすっかりインターナショナル!

さてコミケSPも終わり、次はコミティアです。1か月ありません。急いで原稿を書き上げないといけません。幽翠街道さんやゆべしさんにヒントをいただき、取り急ぎ平安時代の太刀のお話「小鍛冶宗近ー日本刀千年のはじまり」を書いております。まにあいますか、こうご期待!鑑賞会で知り合いの刀剣商さんに押形の相談をしましたが、難しそう。
今度は研ぎ師や鞘師の人に相談してみます。さすがに三日月宗近の押形は無理でしょうが、何か名物刀剣の押形を入手できないものか、そうすればコミティアで展示できるなあ〜それでは!

6紋章官:2015/04/18(土) 12:12:34
そろそろ天気が安定してもらえないものかと思っているうち、早くも4月後半。コミティアの原稿を進めております。一方で今季アニメ「レーカン」を見ております。マンガ連載時からファンでして、笑いながら、時として泣かせられたりして。
案外、泣かせる話も多いですよ。これ。井上さんがよく泣きます!一番はコギャル霊登場時ですけど。そういえば、改めて気がついたのは、このサブキャラ、井上さんのフルネイムは「井上成美」。よみかたは「いのうえなるみ」。でも読み方を変えると「「いのうえしげよし」・・・。最後の海軍大将「井上成美」になります。夏コミにこんな同人誌がありそう。「霊艦提督 井上成美(いのうえなるみ)」!

さて本を!御刀つづきで古い展示会のカタログで「日本のかたな」展カタログ。以前も紹介しましたが、1997年に東京国立博物館で開催された一大展示会。当分、次はできそうないレベルと数量。白黒写真ですが、掲載された刀剣類は300点あまり。通常、これだけの内容、数量の写真が掲載された書籍を購入しようとすれば数万円になります。
それが当時2300円!日本刀千年の歴史と主要流派や刀工を網羅した空前の展示会。
現在、ゲームキャラになっている刀剣類も多く展示されていました。
今では専門古書籍店で見つけると、プレミア価格になっていたりして。もしもBOOK-OFFなどで見つけたら、ためしに手にとって見てください。それでは〜

7紋章官:2015/05/15(金) 22:15:54
5月に台風襲来とはびっくりなところ。その上、箱根や桜島、そして東北で早朝の地震。
天変地異が多い事は政治が悪いから、と古代では考えられました。何か、本当のように思えてきます。

さて今日は5.15事件の日でもあります。また沖縄戦の始まりの日。戦後70年とは申しますが、この70年という時間を考えますと日本史では大きなくくりがあります。すなわち明治維新から70年が昭和20年敗戦となります。江戸幕府が幕を閉じ、いわゆる維新政府なる体制が始まり、それが崩壊する明治・大正・昭和の合計がほぼ70年。つまり敗戦時に80歳の人たちは江戸時代を知っているわけです。考えてみれば、小学生のころの日本一どころか世界一の長寿だった泉重千代さんは江戸時代生まれだったわけで、単に長寿というだけでなく、3つの時代を経験した稀有な人物と言えます。
それゆえ70年というのは、何かしら変動・変化がくるタイミングなのかもしれません。
中国王朝史でも70年を時間軸で見ると、前漢・後漢、唐、明、清とこのころが頂点で過ぎると内乱、衰退期に突入する時期でもあります。不思議な符合です。現在の中国共産党政権も王朝と見立てれば、その時期に入りつつあります。さて、この70年期論、みなさん、どう思いますか?

そんな時代の荒波を1000年も乗り越え残る平安時代の刀剣、三日月宗近が「おじい」とあだ名されるのも当然か。と、強引に本題に入ります。
「日本刀」-文春新書
東京国立博物館の刀剣室長であった小笠原信夫氏の著作で、日本刀の概史や逸話などを紹介しています。最近の写真豊富な雑誌などと異なりますが、研究者として日本刀にかかわった人の視点やお話などを読まれてみてはいかがでしょうか?それにしても、この本が書かれた時に、いまの騒ぎは夢にも思われなかったでしょうに。それでは。

8紋章官:2015/07/24(金) 22:34:06
あまりの暑さにばてております。のこり1冊の原稿を仕上げたいのにとまっております。
御刀こぼれ話などをひとまとめと考えていますが。さて。

ひさびさの本を!最近はリバイバル流行り!宇宙戦艦ヤマトは2199、サイボーグ009
はRE、機動戦士ガンダムはオリジン!いつのまにか星界の紋章も2度目のコミック化、
それにアルスラーン戦記がテレビアニメ化と漫画化。20年前にもアニメ映画と
角川での少女漫画もあった。一番、気に入りだったのは田中芳樹さんのムック本で
皇なつき先生による短編、ダリューンの「絹の国」での想い人のオリジナル漫画。
皇先生の流麗な絵、そしてダリューンと星涼公主のストーリー。なんとか膨らませて
1冊にならないかなあ〜
さて、そんなアルスラーン戦記のモデル世界は今も珍しいササーン朝ペルシャ。
中東物でもきわめて少ない世界観。
そこで下敷きになるものは「王書(シャーナーメ)」。岩波文庫にありますが、独特の
世界観があります。このうち、英雄ロスタムの物語はちくま書房の神話集のなかに
入っています。こちらが読みやすいでしょうね。ただ、今でもあるのかな?
この神話集はギリシャ、北欧などのオーソドックスな他、このペルシャ神話の他、
チベットのケサル大王伝など、紹介されることの少ない地域の神話が入っています。
その点でありがたい全集でした。北米インディアンやツングースなどの北方狩猟民
の民話、伝承を読んでみたいのですが。それでは

9紋章官:2015/08/28(金) 21:57:14
8月末ながら涼しいものです。おかげで体も一休みできます。みなさん、いかがですか?

さて本を!お城の話。すこし専門的な書籍「戦国期城館群の景観」-校倉書房。
こちらは東北地方、主に伊達家周辺での戦国期の城や館の研究書です。地域を限定していますが、その分、戦国期の城館の配置や展開を丹念に調査、解説しているもので、地形図や縄張図を豊富に盛り込んでおり、どのような視点で城が築かれたのか知ることができます。城郭の本となると、どうしても各地の城を取り上げるため、その城郭単独の技巧や構造に目が行きがちになりますので、点での視点になります。
その点、この本の場合、城を配置から面で取り上げており、築城の視点を広げるものとして参考になるものです。そんな書籍です。それでは。

10名無しさん:2015/10/17(土) 00:56:31
秋アニメが始まり、いろいろと再放送を含め見ています。しかし、アニメに便乗はよくありますが、自衛隊の募集ポスターもすっかりアニメ便乗型になりはじめあしたねえ〜昔は独自マスコットでしたが、最近はライトノベルにも自衛隊が脇役、そしてGATEでは主体になって登場なので、募集ポスターまで・・・これなら日本は平和だ。

さて本を!というか、10月半ばなので、今月末は神保町で例年の古本まつりとブックフェスティバル。昔から1日は雨にたたられるのですが、今年はどうなりますやら。
まずは23日から古書店が奥から在庫を並べるワゴンセールが始まり、メインのお祭りであるフェスティバルは31日と1日の2日間!食べ歩きも楽しめます。
やはりフェスティバルでの出版社の在庫販売のワゴンセールが楽しみですね〜何が出るかな〜吉川広文館、八坂書房、有斐閣、歴史史書懇話会、白水社(泉ではありません)等々、掘り出し物を探しましょう!わけあり新刊は絶版物が顔を出してきます。いろいろ拾ったなあ、沖縄の祭礼、中世房総の船、房総里見水軍の研究、地方物もそうだし、最近侮れないのは戒光出版さんの城郭本や中世武家本。案外書店に並ばない本が多いので助かります。夏コミ帰りに話しましたが、紅丸組さん、秦さん、歴史部の古本まつりツアーでもやりますか?それでは

11紋章官:2015/10/30(金) 22:13:33
すっかりハロウィンが根付いたようです。しかし、それよりも明日は神保町古本まつりのメイン「神保町ブックフェスティバル」2日間の始まり!先週の金曜から古本まつりの靖国通り沿いの古本販売は始まっております!先週日曜日に京橋・日本橋まつりのパレード見物がてらに回ってきましたが、やはり本が並んでいますと時間を忘れて本あさり!
本をネットで注文、検索するのもいいでしょうけど、たまには手にとって本を探してみてはいかがですか?おもわぬ本に遭遇できることもあるでしょう。
この古本まつりといえば、必ず雨にたたられるのが、今年はこのまま、雨なしで済みそうです。殊に明日からの出版社の在庫販売ワゴンセールは掘り出し物探しに一番!お時間のある方は、行ってみられてはいかがですか?私は朝一から突入予定!良いものは早くなくなりますので、早い者勝ち!10時半の開会のパレードのあと、ワゴンが並ぶや否や、奪い合いが始まります!ついでに東京会館のコーヒーやお菓子、カレーやうなぎ弁当等々、買い食いも楽しめます。
例年は大刀剣市とバッティングするのがずれてラッキーと思いきや、日曜日に趣味の鑑賞会が、近くの明治大学裏の山の上ホテルであるので、午後が取られますが、まず1日半、たっぷり回れそうです。秋の日和に誘われ、見物にいきませんか?それでは

12紋章官:2015/11/27(金) 22:05:07
11月も終わりになります。先週の大刀剣市は出かけたところ、拍子抜け。予想された刀剣女子がほとんど見かけられず、いつも通りの状態。店の人と話しつつ、みなさん、ほっとしたような残念なような状態。若い職人さんや店員さんはがっかりされていましたが。明日はコミケ原稿に集中して29日は中世ヨーロッパ総合展示会と酉の市の見物!まだ続くイベント事!

さて久々の本を!15日のコミティアに幽翠街道さんのお手伝いで神話部に参加しましたので、神話の本をご案内。まずはレアなジャンルから。

「マヤ神話ーチラム・バラムの予言ー」新潮社
先だっての神話部の打ち上げで、ロシア・スラブ神話の書籍が一番出てこない、ということで盛り上がりましたが、さらにないのがマヤ神話。神話につきましては日本、ギリシャ、北欧神話本は、どこでもありますが、珍しいところを探すのに心強いのは青土社がかつて出した各地の神話シリーズ本。ロシア・スラブの神話やアフリカの神話、アステカ・マヤの神話もシリーズに入っていても、ジャンル的に地味。シリーズ自体がとうに絶版のうえ、古本屋でもこれらはめったにお目にかかれない。このアステカ・マヤの神話でもアステカ(高原地帯)の神話が多くて、マヤの比重は少ない。そこでマヤ専門の神話の本というのは希少なところです。今年の神保町古本まつりでの掘り出し物!500円だった!やはり本は足で探すものです!早く読みたいのですが、他に購入した本が多すぎてあと何冊読み終われば開けるのか!それでは。

13紋章官:2015/12/25(金) 21:15:02
今年もあと1週間を切りました!コミケまであとわずか!頒布品の準備はどうですか?
さてスターウオーズの話題でにぎやかです。カイロ・レンってルークなの?と妄想しつつCMを見ております。

さて本を!こんな本はどうでしょうか?
「東北アジアの神話・伝説」東方書店
シベリアから北極圏、オホーツク沿岸のサハリンなどの少数民族エヴェンキ、ユカギール、ネネツなどの神話や伝説、民話の紹介。またレアなネタ!先にロシア・スラブの神話でクマの神がいるのであれば、こちらはワタリガラスが番を張ります。ただし、どこかトリックスター的で、厳めしくも神々しくもない。どこかユーモラス。そして呪いの要素も強い。興味深いですね〜ワタリガラスかあ〜ヤタカラスかあ〜一方で孤児いじめの話もあったり。基層では共通するところがあるとおもうと次は北米の伝承を知りたくなりました!ついでに、現在、横浜の横浜ユーラシア文化館でアムール川流域の岩絵「岩に刻まれた古代美術展」が開催中。日曜日にみに行かないと!それでは


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