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今年の阪神はやらかす!避難スレ1
545
:
名無しサンテレビ
:2023/11/16(木) 20:37:26 ID:aUWUXYtI
燃やし続けた情熱 岡田流結実
采配がぴたりとはまると、白い歯が見える。阪神・岡田彰布監督の「野球脳」は、日本シリーズでもフル回転した。
第1戦の五回。先頭の佐藤輝明選手が安打で出塁すると、次打者への初球で岡田監督が動いた。
佐藤輝選手を二塁へ走らせ、盗塁が決まった。
一回に俊足の中野拓夢選手が盗塁に失敗。「あれでもう(盗塁は)こないと思うやん」。
相手の裏をかき、ここから球界屈指の右腕・山本由伸投手を攻略した。
第4戦の勝利後、「采配って外れた時の大きさを考えたら、なかなか出せんよ」「それほどサインの一つって怖い」と語った。
その勝負の場こそ、岡田監督が長年、待ち焦がれたものだった。
オリックス監督を2012年途中に退任した後、約10年の解説者生活を送った。
もう一度、阪神を指揮したいという思いは強かったが、球界全体として監督の若返りが進んだ。
なじみの店で「もう、俺はない」と落ち込んだこともあった。
昨年まではゴルフに興じ、2人の孫の成長を楽しみにする「普通のおじいちゃん」でもあった。
飲み屋の開店を待つ間、パチンコ店で台に向かっていても「誰にも気づかれへんわ」。自虐的に話すこともあった。
ただ、野球への情熱は消えなかった。
母校の大阪・関大北陽高の試合に訪れては、「ここはバントやな」「センターの位置、もっと前やろ」。
人知れず、ネット裏でつぶやいた。解説席に座っても同じだった。
ABCテレビのアナウンサーの一人は「岡田さんの解説は常に監督目線だった」と話す。
阪神は近年、あと少しで優勝に届かなかった。
その「あと一歩」を埋めるための経験と勝負勘を求められ、昨秋、球界最年長監督が誕生した。
大役を引き受けてから1年。歓喜の輪の中心にいた。前回は選手、今回は監督として。
「本当、幸せだと思います」。球界に舞い戻った65歳が、もう一度輝いた。
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