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おもらし千夜一夜4
47
:
事例6「紅瀬 椛」と夏祭り。-後編-⑫
:2014/06/01(日) 00:38:26
――
――
「べ、別に私恥ずかしくないしっ!」
おもらしが終わって直ぐに立ち上がり、そして振り向いた際に言った第一声。
涙目で真っ赤な顔をしながら……強がりって可愛い。
「そうですわね〜、可愛いですよ椛さん♪」
上機嫌に答える皐先輩……私も同じようなこと思ってたけど、口に出すのやめた方がいいと思う。
「う、うるさい! もうパソコン関連の仕事してやんないよ!」
「っ! そ、それは……今後、私、家に帰れなくなってしまいますから……ご、ごめんなさい」
流石、生徒会副会長。裏方ではやっぱり一番の実力者。
「はぁ……帰るわ、私……」
気怠いそうにそう言って、とぼとぼと私達に背を向けて歩く。
「……えっと? 大丈夫ですか?」
「え? うん……余り大丈夫では無いけど、暗いし早々バレないでしょ?」
確かに辺りは暗くなり始め、遠目では全く気が付かないと思う。
弱みを見せないように強がってるんだろうけど……それを加味しても強いメンタルの持ち主だと思う。
「それと……綾、浴衣…ごめんね」
その言葉に私は自身の浴衣を見る。
別に濡れたわけではないけど、ファスナーを降ろすのを手伝った時、膝を付いていたため汚れていた。
「……別にコレくらいいいですよ」
「ん……ありがと……またね、会長もね」
そう言って私達の前から姿を消した。
「吃驚ですね……あの椛さんが…意外でした」
目を丸くさせて、今でも信じられないものを見ているような目で、もう見えなくなった椛さんのほうへ視線を向ける。
だけど、ちょっとだけ嬉しそうなのが……皐先輩らしいというかなんというか……。
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