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おもらし千夜一夜4
451
:
事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 6
:2016/11/30(水) 23:35:25
1分、2分、3分……時間が経つ。
列もスムーズに進む……そう思っていた。
――〜〜っ な、なんで? さっきから一歩か二歩しか進んで…ない?
進みが悪いなんてものじゃない。
それに、引き換え尿意は刻々と膨らんでいた。
鞠亜に貰ったジュースが下腹部に姿を変えて注ぎ込まれてきてる……そんな感覚。
飲むべきじゃなかった……わかっていたのに。
手に持ったジュースの缶が軽い、もう全て飲んでしまったから。
それを見ているのも、持っているのも辛くて、それを持つことになった原因の鞠亜に押し付けるようにして渡す。
「っ…これ、捨ててきて……」
「え、あ、うん……わかった」
鞠亜はそれを受け取り私から離れる。
言ってからさっきのは感じ悪かった……そう後悔する。
「はぁ……んっ!」
膀胱が小さく収縮して尿意が膨れ上がる。
息を詰めて少し前屈みになり足はクロスさせて……どう見ても我慢してる姿で……。
それでも手は前を押さえず服の裾を強く握って治まるのを必死に待つ。
「ん…ぁ……ふぅ…っ……やぁ……」
だけど尿意の膨らみは次第に抑え切れなくなって……。
裾から放された手は太腿を摩ったり自分の身体を抱くように動かしたり落ち着きが無くなる。
<ジヮ>
「ぁっ! んっ――」
ほんの少し下着に広がる温もりを感じて、慌てて手を足の付け根に宛がう。
その熱水はそれ以上溢れることはなく、押さえたことでほんの少し尿意が落ち着く。
だけど、同時にどうしようもなく惨めな気持ちが込み上げる。
「ひとみ! その…大丈夫?」
缶を捨て、戻ってきた鞠亜が隣で声をかける。
私を心配する声? ……違うかもしれない、私の見っとも無い姿に困惑してるのかもしれない。
せめて手を離さなきゃ……だけど、そう思うだけで離すことが出来なかった。
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