したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

おもらし千夜一夜4

1名無しさんのおもらし:2014/03/10(月) 00:57:23
前スレ
おもらし千夜一夜3
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/sports/2469/1297693920/

422追憶4「雛倉 綾菜」と手紙。5:2016/09/20(火) 00:51:24
――
 ――

いつも通りのお喋り。
だけど、私には少し困った事情が出てきてしまっていた。

紫萌ちゃんに気が付かれないようにタオルケットの下で包帯の巻かれていない自由な足をほんの少し動かす。
それは蒸れて来たとか痛くなって来た訳じゃなく……トイレに――尿意を催してしまったから。

――うぅ……おかしい、点滴する15分くらい前に済ませたのに…なんで?

まだ我慢できないほどじゃない。
だけど、昨日の感覚から考えるに点滴中は本当に凄い勢いで尿意が膨らんで行く。
残りの点滴の量を視線の端で確認する。

――あと五分の一くらい? ……大丈夫、あと15分もすれば終わるはず。

外しに来て貰う時間も含めても多少余裕がある状態で自由になれるだろう。
というか、キャスター付きの点滴棒にしてくれれば、最悪自力で何とかなるのに……。

「はぁ……」

「どうかした?」

つい溜め息を吐いてしまった私に紫萌ちゃんは問いかける。
失敗したと思いながら何か言わないとと思い言葉を探すが見つからず、結果少しの沈黙を作ってしまう。

「もしかして、トイレだったりして?」

冗談交じりに言われた台詞。
図星を付かれて鼓動が大きく早くなる。

「そ、そんなわけ無いじゃん。点滴前には済ませてたしっ」

そんな動揺を隠しながらそれを否定する。
紫萌ちゃんは「だよね」と言って話を続きを始めた。
どうにか誤魔化すことはできたけど……本当は白状してしまった方が良かったのかも知れない。
点滴が終わった後にトイレに行かなければいけない事実は変わることは無く
紫萌ちゃんが病室から出て行ってくれない限りは、彼女の前でトイレに立つ必要があるのだから。

――……やだな………。

先のことを考えて気持ちが沈む。
気心が知れた友達とまで行かない微妙な距離感の相手。
加えて、トイレに行きたいことを否定してしまった手前、言い出しにくい。

――もう……どうして済ませたのにこんなにしたくなっちゃうかな……。

いつもと変わらない時間からの点滴。
昼食後、1時間後くらいからはじめたはずで、昼食時以外では水分の摂取していない。

423追憶4「雛倉 綾菜」と手紙。6:2016/09/20(火) 00:52:11
――そうなると……昼食の時に何か――っ!

私は何を食べたのかを思い出してはっとする。
デザートがスイカであったこと。
確か瓜科にはそれなりの利尿作用があって、特にスイカにはシトルリンとか言うのもあって……
全然気にせず食べてしまったが、思った以上に早く尿意を感じてしまったのはそのせいかもしれない。

そして、尿意はさらに膨らむ。
私は再び視線を点滴の方に向ける。
点滴は丁度無くなったところだった。

「あ、点滴無くなったんだね」

「うん、もう直ぐ外しに来るはずだけど」

点滴は逆流しないようになってはいるらしいけど、長時間針を刺したままにしておくのも良くはないはずで。
今まで、ナースコール無しでも5分以内かそれ以前に来てくれていた。
だけど……強い尿意を感じているときに待つのはやっぱり辛い。
早く来てくれれば、早くトイレに行ける……そう思うと早く来ない看護婦さんが恨めしい。

そして……。

「こないね」

「……うん」

5分くらい経った――――厭くまで主観であり、計っていたわけじゃないけど――――が未だに来ない。
尿意は私が思っていた以上に膨らみ、結構危険なところまで来てしまっていた。

――はぁ……どうして、今日に限って……っ、ナースコール押しちゃっても…トイレ我慢してるから押したなんて勘ぐりしないよね?

看護婦さん相手に少し挑発的な態度をしてしまっていたので
「やっぱり我慢してる」なんて思われるのは物凄く嫌で……。

――あぁ、でも、ダメ……これ以上は来て貰ったときに仕草に出ちゃうかも……

“見るからに我慢してます”よりかは“勘ぐられる可能性がある”方が断然マシなはず。
そう考え、私は不機嫌な振りをして――――紫萌ちゃんに来るのが遅くてイライラしたから押しましたと思ってもらうため――――ナースコールを押す。

ナースコールを押してから直ぐに看護婦さんは来た。
私は平静を装い、点滴が無くなったことを伝える。

「ごめんね、遅くなって……っと、少し痛いけど我慢してね」

注射の時とは違う点滴独特の抜く時の痛みを感じながら、ようやくトイレにいけることに安堵する。
看護婦さんは点滴の袋などを片付けて、部屋を出て行く。
問題は、紫萌ちゃんにどう伝えるかだけど……

424追憶4「雛倉 綾菜」と手紙。7:2016/09/20(火) 00:53:16
『はぁ……トイレ行きたくなっちゃった……』

――っ! 紫萌ちゃんの『声』だ!

初めて聞く紫萌ちゃんの『声』に私は心を弾ませる。
だけど、彼女よりも私の方がずっと切羽詰っていて……この状況はどうにも覆りそうにない。

「えっと、ごめん、私ちょっと……」

紫萌ちゃんはそう言って寝台の脇に置かれた丸椅子から立ち上がる。
間違いなくトイレに行くつもりで席を立った。このチャンスを逃す手はない。

「あ、紫萌ちゃん、トイレ? 私も行くからちょっと待って!」

そう言って私は寝台から足を下ろし、松葉杖を使い立ち上がる。

――っ……あぅ…立ち上がると、思ってたより……んっ…はぁ……溜まってる……。

今までじっと寝ていたから気が付かなかったが、膀胱は想像よりもずっとパンパンになっていて
その存在感から自身が可也切迫した状況に置かれていることを自覚する。

「点滴してると、やっぱしたくなっちゃうね」

膀胱の庇うようにして歩く姿は多分、松葉杖を使っていることで誤魔化せていると思うが
何も喋らずにいるのは落ち着かなくて、誤魔化すようにして話しかけた。

「うんうん、点滴も水分だからね」

そう、水分……それを血中に直接流し込んでいる……。
流し込まれたものは腎臓で直ぐにろ過されて膀胱に溜められる。

わかってはいるけど、紫萌ちゃんの言葉に再度認識させられる。
松葉杖を前に出して必死に前に進む。
トイレが近づき、尿意はさらに膨れ上がる。

――……んっ……やばい…もうっ……だめ、もうちょっと我慢して……

自分でも信じられないくらいの勢いで限界へ向かう尿意に焦る。
今まで横になっていたから、均衡を保てていたのかもしれない。
もう直ぐトイレだから、気持ちが切れ掛かっているのかもしれない。
でも、理由なんて関係ない。
我慢しなきゃ……こんなところで――紫萌ちゃんの前で失敗なんてしたくない。

425追憶4「雛倉 綾菜」と手紙。8:2016/09/20(火) 00:54:34
スイカや点滴、昼食で取った水分。
その全てが形を変えて、私の下腹部をこれ以上ないくらいに膨れあがらせる。
背筋を伸ばすことが出来ないくらい抱えて……。

――あぁ、っ…だ、大丈夫……我慢できる、ふぅ…あと、……ちょっとだから……

心の中で言い聞かせる。
本当にもう少し、もうトイレが見えてる、後数歩でトイレに入れ――

<ジュゥ……>

――っ!! ぇ、え? ちょっと……んっ、あぁ、ダメ……

不意に下着に暖かい点が生まれた。
それを認識すると同時に尿意が急激に膨れ上がり足をクロスにして立ち止まる。
松葉杖を投げ出して抑え込みたい衝動に駆られるが、それでは前を歩く紫萌ちゃんに気が付かれる。
抑えなきゃいけないくらい我慢してるなんて思われたくない。
涼しい顔して、トイレに入って、何事も無く出て行きたい……それなのに、そうでありたいのに――

<ジュ、ジュゥゥ……>

そんな願望とは裏腹に、限界を超えてしまった下腹部が波打ち、必死に締めている筈の場所から噴出すようにして溢れる。
下着の広い範囲が熱くなり、閉じあわされている足の付け根に服が張り付くのを感じる。
思った以上の大きな失態……だけどその分、急激に上がった尿意はほんの少し落ち着く。
まだ油断できる状態ではないけど、これ以上足を止めてるわけには行かない。
紫萌ちゃんが振り向けば多分、状況を察してしまう。

気が付かれたくない。
私は息を詰めて、溢れない様に目一杯必死に締めて足を踏み出す。
自分自身を心の中で励まし、どうにかトイレに入る。

『ふぅ、話に夢中であれだったけど、結構溜まってるかも……』

紫萌ちゃんは振り向くことなく空いている一番奥の個室へ入っていく。
結構我慢していると言う魅力的な『声』を聞きながらそれを楽しめない今の私が恨めしい。
もうひとつ空いている個室は奥から二番目。
私は必死にその個室前まで行く。だけど――

「っ……わ、和式……」

和式トイレから視線を上げると個室の入り口に和式と言う表示が書かれていた。
紫萌ちゃんが入った一番奥も和式。
私達が来る前から閉まっていた手前の個室二つだけが洋式と書かれていた。

426追憶4「雛倉 綾菜」と手紙。9:2016/09/20(火) 00:55:25
<ジュ……>

「―っ!」

また下着の中が熱くなる。
私は和式の個室に飛び込み、松葉杖を乱暴に手放し、自由になった手でこれ以上溢れないように必死に抑え、もう片方の手で扉を閉めた。
骨にヒビの入った足にはギプスではなく包帯が巻かれているが流石にしゃがむと言う行為は難しい。
本来なら洋式トイレに入らなければいけない……だけど、空くのを持っていられるほどの余裕はもうなかった。
もし、洋式トイレが空いていれば、直ぐに済ませることが出来たのに……。

<ジュ、ジュ……>

「ぁ……んっ…」

抑える手に温もりを感じ、抑えられない衝動に声が漏れる。
私はどうやって済ませるかを考えないまま押さえていない方の手を使い服と下着、同時に手を掛ける。
だけど、押さえたままでは下ろすことができないので、押さえていた手も下ろすために放す。

「あっ、やっ…うそ…」<ジュゥゥー>

一瞬の内に下げてしまえば……そう考えていた。
だけど、すでに濡れてしまっていた服が張り付き素早く下ろし切る事ができず
不慮の自体に抑えを失い、個室の中と言う空間で上手く制御することが出来ず、溢れる熱水は下着に当たり
恥ずかしい温もりを感じながら、くぐもった音を響かせる。
それでもどうにか膝まで衣服を下ろして、中腰で便器の上に立つ。

<ジャバババ――>

高い所から水面を叩く音が響く。
音消しをするためにレバーを押そうと思うが、中腰では手はおろか足でもバランスを崩す恐れがある。
それにレバーを押すためには、少しの間、骨にヒビの入ったほうの足だけで立つ必要もあって……。
結果、私は下を向いて顔を真っ赤にしながらその恥ずかしい音が早く止むのを祈るしかなかった。

「ぁぅ……」

パンパンになるまで下腹部を膨らませた恥ずかしい熱水は、直ぐに終わるわけも無く、長くその音を響かせる。
直ぐ隣の個室に入った紫萌ちゃんに絶対に聞こえてる。
今のこの恥ずかしい音だけじゃない。
個室に慌しく入って松葉杖を手放した音。
我慢が効かなくなり、溢れ出てしまった声。
その全部が、聞こえちゃってる……。

「はぁ……はぁ……っ」

そして、その恥ずかしい失態が終わる。
気が付くと震えるような息遣いが溢れていて……慌てて唾を飲み込み呼吸を抑える。

「あ、綾菜?」

困惑の混じった私を心配する声が個室の外から聞こえてきた。
私は個室の中でこれ以上無いくらい顔が熱くなるのを感じ、声を出すのが怖くて何も返せなかった。

「――えっと……着替え…いる?」

しばらくすると紫萌ちゃんはそう言った。
言葉を必死に選んでくれたように感じられた。

「ご、ごめん……お願い…できる?」

個室の中の私は目頭が急速に熱くなるのを感じていたが、紫萌ちゃんに心配をかけるわけにも行かず
声が震えないように必死で返した。

「うん……ちょっと、まってて!」

トイレから駆け出していく足音が聞こえ、私は目に溜まった涙を零しながらペーパーに手を伸ばした。

427追憶4「雛倉 綾菜」と手紙。10:2016/09/20(火) 00:56:52
――
 ――
  ――

……。

「うぅ……」

凄く嫌な思い出まで蘇ってきてしまった。
今思えば、前日に限界まで我慢していたのもあの日の失敗の原因のひとつだったのだと思う。
松葉杖もなんで大したことないのに2本使っていたのか……今考えれば後悔ばかり。

「はぁ……」

あの後着替えを病室からもって来て貰って事なきを得たが、
着替えて個室を出る時にはもう紫萌ちゃんの姿は無かった。

そして――その日以降会うことは叶わなかった。
ただ、翌日の朝にこの手紙だけ丸椅子の上に置かれていた。

当時の私は安心したような、でもそれ以上にもやもやした思いが残り気持ちが悪かった。
私の恥ずかしい失敗を見て愛想を尽かされたんだって思った。
それでも、私はまた会いたいと思って看護婦さんに紫萌ちゃんの病室を尋ねた。
だけど、不思議なことに彼女はどの病室にも居なかった。
退院したわけではなく、そんな少女が入院していた記録自体が存在していなかった。

差出人の名前は字廻 紫萌(あざまわり しも)。
その珍しい苗字も看護婦さんに聞いてみたがそれも病院内に該当する人は居なかった。
つまり、もとより彼女は入院などしていなかった、もしくはこの名前は偽名……。
紫萌ちゃんがなぜ私に会いに来てくれたのか、なぜ偽名を使ったのか……。
彼女はこの手紙だけを残して姿を消した。

手紙の内容は失敗したことを気にしないと言う事と、もう私と会えないと言う事。
会えない理由は確り書かれてはいなかったが、近いうちにそれを打ち明けるつもりであったらしかった。
私があんな失敗をしたことで、私が顔を会わせ辛いと思い予定を前倒しにして手紙で伝えたということらしい。
当時の私は、その言葉が信じられずただ幻滅されたのだと思っていたが、今読み返すとそれは私の被害妄想なのだと思える。
その手紙には何度も消しゴムで消した跡があって……何度も書き直し想いを込めて書いてくれていたから。

「……またいつか会えないかな……」

確りお礼を言えなかった。
そして……また彼女と会話を楽しみたい。

私は彼女を顔を思い出そうとする。
だけど――

「……なんで、思いだせないかな……」

いつもそう。
なぜだか紫萌ちゃんの顔を思い出せない。
そんなことじゃ例え出会えてもそれを認識できないのに。

「はぁ……」

私は大きく嘆息して手紙を持った手をベッドにパタンと落とした。

おわり

428「字廻 紫萌」:2016/09/20(火) 00:58:47
★字廻 紫萌(あざまわり しも)
過去に、綾菜が入院している時に出会った少女。
綾菜になにか隠している素振りを見せたまま、病院から姿を消した。

429名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 11:07:41
新作だー!
雛さんこの頃から変態だったのかww
能力が目覚めたのはいつ頃なのかな

430名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 11:26:39
このシリーズ以外に書くやつおらんのか
正直クッソつまらんのだが

431名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 12:38:26
お前の好みなんてしったこっちゃない

432名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 17:38:12
能力の設定が蛇足

433名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 20:53:36
新作待ってました

綾菜マジ可愛いぜ

434名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 22:11:00
これ以上荒れて欲しくはないのでここ止め

我は事例の方のは大好き

435名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 22:13:24
事例の方のは大好きというのには同感

436名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 22:14:41
久々に覗いry

pixivで「男子に人気」の中でおもらし小説探す方法ないかな

437名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 23:11:33
事例の方を批判するわけではないが、事例の方以外の方にもどんどん書いて欲しい

438名無しさんのおもらし:2016/09/20(火) 23:58:29
更新お疲れ様です。
過去の謎が明らかになっていくようで「追憶」も好きです。

雪姉が鍵無くした時も能力使ってたし、事故前から能力は発現してたみたいですよね。

439名無しさんのおもらし:2016/09/21(水) 14:48:10
我慢する綾菜はかわいい

440名無しさんのおもらし:2016/09/21(水) 18:59:34
まゆに親友ポジ奪われちゃったけど、最近出番増えて来てるね

441名無しさんのおもらし:2016/10/05(水) 16:03:59
事例の方のなんだか伏線が増えてきて楽しくなってきた。おしがま描写も大好きだけれど、ストーリーも楽しみ

442名無しさんのおもらし:2016/10/25(火) 20:45:10
新作欲しいよお

443名無しさんのおもらし:2016/11/12(土) 15:22:11
ストーリーもいいね

444名無しさんのおもらし:2016/11/23(水) 22:22:44
新作期待

445事例の人:2016/11/30(水) 23:24:23
感想とか沢山ありがとう
>>440
あれ、バレてそう?

446事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 1:2016/11/30(水) 23:30:14
「え、あ、型抜きが! それに――」

――と、トイレに行きたいんだけどっ!

後に続けたかった言葉は声として出されることはなく、心の中で叫ぶだけ。
言えなかったのは恥ずかしかったからと、なぜか妙な雰囲気だったから
そして何より……篠坂さんの失敗――おもらしの後で言い出すことが気不味かった。

――ま、まぁでも……あとは恥ずかしいのを我慢して鞠亜に言えば良いだけだし……。

私の手を引く鞠亜に視線を向ける。
そこにはいつもと違う、複雑な表情をした鞠亜の横顔があった。

――……鞠亜?

鞠亜と雛倉さんとの関係はよくわからないが、何か思うところがあるのだと思う。
変なあだ名を付けたり、必要以上に突っかかったり……。

今日の鞠亜は動揺していた……だけじゃないと思う。
どこか生き生きしていたようにも感じた。
それが何故なのか、詳しいことは私にはわからない。

夏休み前に日常会話の中で雛倉さんを話題に出したことがあった。
興味無さそうな態度をして話が続くことはなかった。
だけど、今思えば態とそういう態度で話を続かないようにしていたようにも感じる。

鞠亜は雛倉さんの事を避けてる……だけど、嫌いだから…と言う感じではない気がする。

「っ…はぁ、はぁ」

鞠亜は立ち止まり小さく声と肩で息を吐く。
どう声をかけようか迷っていると鞠亜は近くの屋台へ向かい直ぐに戻ってくる。

「はい」

そう言って私に冷えたジュースを差し出す。
私はそれを反射的に両手で受け取る。

「……ごめん、型抜きしてたのに無理やり連れ回して……」

鞠亜は横を向き自分の分のジュースを開けて難しい顔で一口飲む。

「いいよ、…そろそろ型抜きにも飽きてきてたし」

本当は最後のやつだけはやりたかったのだけど――事情がありそうだし…まぁ、仕方がない。

――それにしても……なんかトイレって言い出し難いな……。

鞠亜は私の言葉に何も反応せずにいる。
渡されたジュースを飲まないと変に思われる気もするし……。
私はあまり飲みたくはないが、プルタブに手を掛けて開け、一口飲んだ。
だけどしばらく沈黙が続く。
私から何か言うべきなのかわからず……手持ち無沙汰に何度も缶に口を付けてしまう。
飲み物が喉を通るたび、下腹部に直接それを注がれているように尿意が膨らむ。
そんなはずはないはずなのに……意識した上で冷たい水分を摂るという行為は――辛い。

447事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 2:2016/11/30(水) 23:31:02
「……と、友達の…話なんだけどさ」

半分ほどなくなった缶を手で転がしていると鞠亜は唐突に話し始める。
私は下腹部に溜め込まれたものから意識を外して鞠亜の話に耳を傾けようとする。

「えっと……その友達がとある子の大切なものを奪う――違うか…手放す後押し…でいいや」

――……え? なに? 一体何の……っていうかトイレっ…やばい……かな?

型抜きの時に意識し始めた時点で既に強かった尿意はさらに膨らみ、下腹部にその存在の重さを感じる。
鞠亜に気が付かれないよう軽く足をクロスさせ、出口を引き締める。
とてもじゃないが話に集中できそうにない。

「――だったの……友達は凄く後悔して、大切なものを取り戻させるかどうかで凄く悩んで――」

鞠亜はよくわからない話を続けている。
恐らくその友達と言うのは鞠亜本人のことのように感じるが、話の内容が全く頭に入ってこない。

――っ……トイレ…行きたい……おしっこしたい。

尿意が少しずつ膨らむのを感じる。
型抜きの席にいた時は座っていて下腹部が突っ張ることはなかった。
下半身も机で殆ど隠れていて、ちょっとした落ち着きのない仕草も我慢せずに出来た。
だけど、今は背筋を伸ばしていて下腹部を軽く圧迫しているし、仕草もあからさまには出来ない。
“したい”欲求を宥めることができない。

「――けど、結局……――あぁもう、何話してるんだろ……ごめん、今の話忘れて……ボク自身何言ってるのかよくわかんなくなってきたし……」

話は途中――――だったと思う、良く聞いてなかったから断言はできないけど――――で切り上げられた。

「う、うん……全然わからなかったし、よく聞いてなかったから大丈夫」

「えー……それはどうなのよ? 忘れてとは言ったけどなんか損した気分なんだけどっ」

少し膨れた顔で睨む鞠亜の顔はいつもの彼女のようで安心した。
安心……鞠亜の事と、私の事情。
トイレに行きたいと気軽に――と、まではいかないけど、幾分言い出しやすくなった。

私は、我慢の仕草から鞠亜に勘付かれる前に自ら白状してしまおうと思った。

448事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 3:2016/11/30(水) 23:31:55
「鞠――」
「ひとみ、やっぱもう少し祭り見て回ろっ!」

私が口を開くのとほぼ同時に鞠亜がそう言って、私の手首を掴む。

「結局、ひとみは型抜きしてて、ボクも一人で満喫してただけだったしね」

これで帰ったら一人で来ていたのとそんなに変わらない。
そう続けてから人混み――――っと言うほどは混んでいないけど――――の中を私の手を引き歩き出す。
だけど――

<ジヮ>

「っ!! あ、ちょ、鞠亜!」

それは一瞬の油断。
急に引かれた手に身体が前のめりとなり、バランスを取るために踏み出した一歩目に必要以上の力が加わる。
開けてしまった大切な部分に汗とは違う、明らかな湿った暖かさが生まれ、直ぐにそれが恥ずかしい失態なのだと自覚する。

「……なに?」

鞠亜は手首を掴んだまま少し不機嫌そうな声を出して振り向き足を止める。
私を見据える鞠亜の目を直視できず、視線を少し下げて口を開く。

「その…えっと……」

私は恥ずかしさから言葉を詰まらせる。
その間にも尿意が攻め立て、それほど長くは持たないことを私に告げている。
私はそれに抗うために足を小さく動かす。

――だ、だめ…仕草にでちゃうっ!

顔が熱くなるのを感じながら、再度口を開く。

「と、トイレ! …い、行きたい……」

伝えた。恐らく伝わった。最初のトイレだけ非常に大きく言っちゃった気がしたが……。
私の言葉に鞠亜はきょとんとした表情をしていたが、直ぐに視線を逸らして気不味そうな顔をした。

「ご、ごめん、気が付かなくて……」

「や…べ、別に……」

鞠亜は悪くない……――と言いたいところだけど正直わからない。
尿意に気が付くのが遅かった私が悪いのは当然だし、直ぐに言わないのも私。
言い出し難いとか、恥ずかしいとかそういうのはただの言い訳。
だけど、鞠亜の今日の態度が特別変だったのも事実であり、私に有無を言わせず引っ張って行ったのも鞠亜だから。

449事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 4:2016/11/30(水) 23:33:22
「えっと、確か入り口の方に仮設トイレがあったわね」

「うん」

私達は鞠亜の「もう帰る」と言う台詞で走ってきていたので、神社の入り口方面に向かっていたわけであり
幸い、その仮設トイレから近いところに私達はいた。

――とりあえず、言えた……もうちょっと我慢すれば…んっ!

不意に尿意の波を感じる。
服の裾を握り、ホットパンツの前を押さえたいの必死に抑えて――だけど、それじゃ宥めきれず
見っとも無く小さく足踏みをしてしまう。

「ひ、ひとみ?」

心配する鞠亜の声。
私は恥ずかしくて鞠亜を見ることが出来ず視線を下げる。
顔が熱い……恐らく耳まで赤くなってしまってる。

「……行こっ」

鞠亜はそれだけ言って前を歩く。
私はその場で足踏みをしているだけの足を前に出して後を追うように歩き出す。
歩幅はいつもより少し狭くして慎重に……。

――はぁ……っ…だ、大丈夫……もうすぐ見えてくる……。

限界が近づいているのは確かだけど、油断したりしなければまだ我慢できる。
学校で少し下着を濡らしてしまった時や見学会での失敗の時と比べれば、まだ大丈夫……そう思えた。

……思えた、けど……。

「えっと……」

鞠亜は仮設トイレを見て言葉を詰まらせる。
私は声すら出せてない。

トイレが見えたからといって直ぐに済ませられるわけじゃない。
学校でも見学会でもあった。
何度も経験してわかっていたはずなのに……。

450事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 5:2016/11/30(水) 23:34:22
「どうする?」

仮設トイレに出来た行列を目の前にしている私に鞠亜が問いかける。

――っ……なんで、いつも我慢してるときに限って…並んでるの?

怒りや情けなさ、理不尽だと思えるような仕打ちに目頭が熱くなる。
おしっこを我慢して、こんなことで目に涙が浮かぶ――それが凄く悔しい。

「だ、大丈夫…並ぶ……」

私自身に言い聞かせるように。
溜め込んだ下腹部に言い付けるように。

「涙でてるけど……」

――っ! わかってる! 言わないでよっバカ!

「き、気のせいだよっ」

私は悔しいのか恥ずかしいのわからないが、視線を鞠亜のほうに向けられず現実を直視する。

――えっと、5……10…12人くらい? というかフォーク並びだったっけ?

仮設トイレは全部で5つ設置されている。
祭りに来て直ぐの時は個別に並んでいた気がしたが今はフォーク並び。
フォーク並びなら直前で長く待たされるということも無い筈で……私としてはありがたいこと。

「はぁ……っ」

ちょっとした安心からか熱い息を吐いてしまう。
私は口を一度塞いでから小さく開き、荒い呼吸を隠すように下を向く。
そわそわと落ち着きが無い足が見える。

――っ……大丈夫…12人くらい……5分ちょっとで…回ってくるはずだし。

5分と言うのは自分でも少し高望みしすぎな早さだと思う。
それでも10分は掛からない。10分だって我慢できるはず。

451事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 6:2016/11/30(水) 23:35:25
1分、2分、3分……時間が経つ。

列もスムーズに進む……そう思っていた。

――〜〜っ な、なんで? さっきから一歩か二歩しか進んで…ない?

進みが悪いなんてものじゃない。
それに、引き換え尿意は刻々と膨らんでいた。
鞠亜に貰ったジュースが下腹部に姿を変えて注ぎ込まれてきてる……そんな感覚。
飲むべきじゃなかった……わかっていたのに。

手に持ったジュースの缶が軽い、もう全て飲んでしまったから。
それを見ているのも、持っているのも辛くて、それを持つことになった原因の鞠亜に押し付けるようにして渡す。

「っ…これ、捨ててきて……」

「え、あ、うん……わかった」

鞠亜はそれを受け取り私から離れる。
言ってからさっきのは感じ悪かった……そう後悔する。

「はぁ……んっ!」

膀胱が小さく収縮して尿意が膨れ上がる。
息を詰めて少し前屈みになり足はクロスさせて……どう見ても我慢してる姿で……。
それでも手は前を押さえず服の裾を強く握って治まるのを必死に待つ。

「ん…ぁ……ふぅ…っ……やぁ……」

だけど尿意の膨らみは次第に抑え切れなくなって……。
裾から放された手は太腿を摩ったり自分の身体を抱くように動かしたり落ち着きが無くなる。

<ジヮ>

「ぁっ! んっ――」

ほんの少し下着に広がる温もりを感じて、慌てて手を足の付け根に宛がう。
その熱水はそれ以上溢れることはなく、押さえたことでほんの少し尿意が落ち着く。
だけど、同時にどうしようもなく惨めな気持ちが込み上げる。

「ひとみ! その…大丈夫?」

缶を捨て、戻ってきた鞠亜が隣で声をかける。
私を心配する声? ……違うかもしれない、私の見っとも無い姿に困惑してるのかもしれない。
せめて手を離さなきゃ……だけど、そう思うだけで離すことが出来なかった。

452事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 7:2016/11/30(水) 23:36:36
「えっとさ、捨てに行ったとき仮設トイレの前の方見たんだけど……その、いくつか故障してる感じだった…かも」

――……こ、故障? また? なんで何時も……。

「浴衣の人も多いし……このペースだとまだ10分は……ねぇ、ひとみ間に合いそう?」

10分。
身体が震える。
鞠亜の質問に答えるのなら、多分間に合わない……違う…絶対間に合わない。
気を抜いたら今にも全て溢れさせてしまいそうなのに……。

――ん…順番……変わってもらう?

前を見る。
そわそわしている大学生くらいの人、母親と一緒に並ぶ落ち着きの無い小さな子供。
皆に迷惑かけて? 断られたらどんな顔をして、どうしたらいい?
我慢できないのに譲ってもらえなかったら……。

断られた時の自分の姿が浮かぶ。
どうすることも出来ず抑えきれない恥ずかしい失敗をした私を
皆、冷たい視線で眺めてる。

視界が涙でぼやける。
前を必死に押さえて、落ち着き無く足踏みして……そんな恥ずかしい子供みたいな我慢までして
必死で溢れさせないように抱えてるのに……それなのに間に合わない。我慢が出来ない。

「ま、まりあ……っん、だめ……間に合わないよぉ……」

私の惨めな気持ちが溢れる。
そんなこと言ってもダメなのに無駄なのに……迷惑なのに困らせるのに……。

「えぇ! ちょ、ちょっと待って、もうちょっと我慢できないの??」

「でき…ないよぉ……」

震える声で情けない言葉を伝える。

「え、えっと――……そ、そうよ! こ、コンビニ! すぐそこのコンビニっ!」

――……コンビニ?
そっか……そうだ、トイレは此処だけじゃない。

神社を出て直ぐに、確かにコンビニがあった。
此処から歩いて3分ほどの距離……。

――ま、間に合う? わからないけど……お願いっ…もう少しだけ……。

453事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 8:2016/11/30(水) 23:37:42
「んっ……我慢、する……コンビニまでっ…うぅ」

「う、うん、すぐそこだからね」

そう……すぐそこ。
すぐそこなのに……遠い、気が遠くなるくらい遥か先に感じる。

鞠亜は私の肩を抱きながら慎重な足取りで列を抜ける。
見学会の時の雛倉さんもそうしてくれた……。
私は今にも崩れ落ちそうなのだと、周りから見てそう見えるのだと思う。
事実私は少しの衝撃で崩れてしまう…溢れさせてしまう。

「――んっ! はぁ、あぁ…ふぅ……くぅ…ぁ……っ」

尿意が引いてくれない。ひと時も油断できない。
呼吸が乱れて、時折息を詰めて、声にならない恥ずかしい声を溢れさせて……。

「ぁぅ……やぁ、でちゃ――……おしっ…こ……ぁんっ!」

<じゅうっ……>

押さえ込んでいるのに今までの小さな失敗よりも広い範囲に暖かさが広がる。
足を止めて何度も押さえ直すようにして宥める。

「ひとみ……?」

私を覗き込むようにして鞠亜が私を呼ぶ。
心配してくれてる……我慢しなくちゃ…鞠亜の前でおもらしなんて――やだ、したくない。

押さえてる手に仄かな湿り気を感じる。
強く押さえ込まれたことで下着からホットパンツにまで染みてきてる。
染みにまではなってない……そう思いたい。

私は歯を食いしばって鞠亜に確り視線を向けながら小さく答える。

「(だ、大丈夫……いけ…る、から……我慢できるからっ)」

鞠亜は黙ってただ頷いてくれた。

454事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 9:2016/11/30(水) 23:39:03
ゆっくりとした足取りでなんとか神社を抜けた。
道路を挟んだ向こう側に明るい光が見える。
コンビニの明かりが眩しい……あと少しでそこまでいける。
おしっこが出来る。

――……あと少しっ……ん、あっ、あぁ――!

急に下腹部が震えて、同時に強い尿意の大波が私を襲う。
両手で前を押さえて、身体を強張らせる。

<じゅ、しゅぃーっ…じゅっ…>

「――っ! やぁっ…んっ! あぁ……」

必死で抑えてるはずなのに……断続的に下着に暖かさが広がる。
指先が濡れてるのを感じる。

――あぁ……やだ…止まってっ! これ以上は…んっだめ、だめなんだからぁ!

<じゅーっ…じゅっ>

だめなのに溢れて……。押さえている手にじっとりとした湿ったと言うには濡れすぎている感覚を感じる。
だけど、それ以上続けて溢れずどうにか持ち直す。

早く、道路の向こうに行きたい。
コンビニまで行きたい。したい。トイレに…っ!
そんな思いだけで思考が埋まっていく。

足を踏み出す。

「待ってひとみ! 車来てる、あれが過ぎてから――」

鞠亜の声が聞こえる。
遠くで聞こえる……。

踏み出せない足を小さく上下に動かして足を擦り合わせる。

――早くっ はやくぅ、はやくしてよぉ!

おもらしなんてしたくない。したくないのに。
見学会の時の失敗、辛くて情けなくて……沢山後悔した筈なのに。
もうこんなことにはならないって言い聞かせてきたはずだったのに……。

455事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 10:2016/11/30(水) 23:40:38
「ひとみ! いけるよ、もうすぐだからっ」

鞠亜の言葉で気が付くと車は通り過ぎていた。
そうもうすぐ……。

私は鞠亜に肩を抱かれながらコンビニに向かう。
濡れた下着が張り付いて気持ち悪い。
それに腿が濡れている気がする。
だけど、あと少し……あともうちょっと……。

コンビニの自動ドアを開けると冷たい風を感じた。
同時にまた下腹部が大きく震えた。

「ぃやぁっ、ごめんっ!」

肩を抱いていた鞠亜を振り払うようにしてトイレへ走る。
また押さえる手に温もりが広がる。だけど、まだ決壊はしてない。我慢してる…出来てる。
少し溢れてるだけ、すぐにトイレに入ってしまえばいい。

私は扉に手を掛けた。

<ガチャン>

「ぇ……」

扉は開くことはなく、代わりに中から声が聞こえた。

「あ、すいませんもう出ます」

水を流す音も聞こえる。
その言葉は多分本当ですぐに出てくる。

<じゅう…じゅうぅ……>

――ぁ、ぁ……ダメ、早くぅ……はや…っ

また断続的に溢れる。

「は、はやくぅ……やぁ……」

だけど、もう限界だった。
必死に閉じて合わせた足の間。
手で確りと押さえ込まれた出口から溢れて行く。
足の付け根が、手が……熱い。

<じゅうぅーー>

限界まで体内で溜め込まれた熱水がホットパンツを超えて太腿に脹脛に靴に流れる。

「ぁ……あぁ……とま――」

いくら押さえても、下腹を引き締めても手の中でくぐもった音が止まない。

456事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 11:2016/11/30(水) 23:41:49
<ガチャ>

目の前の扉が開く音がした。
同時に出てきた人の驚く声がした。

「え! あ……」

言葉をかけることなく避けるように横を抜けていく。

――もう遅い。遅いよぉ……。

だけど、私は必死に抑えながら個室に入る。
私はホットパンツを下ろすことも出来ずにそのまま便器を跨ぐ。
残っている分……おしっこが下着とホットパンツの中で渦巻いてから水面を打つ音を立てる。

「うぅ……あぅ…っ」

――やっちゃった……またしちゃった……。
あと少しだったのに、また…間に合わなかった……。

涙が溢れてくる。

「……ひとみ」

外で鞠亜の声が聞こえる。
トイレ前の状態を見れば私が今どういう状況なのかは想像が付いているはず。

「さっき…誰か入ってたんだ……」

……。

――違うの……わかってる。誰もいなくても結果は一緒だった……間に合ってなかった……。

コンビニに入ったときもうだめだった。
何かが切れちゃってた。
押さえて、引き締めて必死で我慢したけど……もう止められないと感じてた。

だけど、それを認めたくなくて。
我慢できるって信じたくて……。

――もっと早く言えば……良かったのに…鞠亜に迷惑かけなかったのに……。

457事例6裏「山寺 瞳」と友達。@瞳 12:2016/11/30(水) 23:43:34
「ごめん、ごめんね……折角の祭りなのに……っ…私の…せい、で……台無し…で……」

一緒に回ろうって言ってくれたのに。
迷惑かけて、面倒かけて、おもらししちゃうような私なんかと一緒で……。

「……謝んないでよ…ボクも悪かったし……」

鞠亜が罪悪感を感じる必要なんてない。

……。

「もう、いいよ鞠亜……先、帰って…いいよ」

これ以上迷惑を掛けられない。
こんな姿見られたくない。

「やだよ……今帰ったら気不味いし……今度どんな顔して話せばいいかわからないし…」

……。

「ここで、待ってるからね……」

……。

いけないのに……ダメなのに。
涙が溢れる。鞠亜はただ一言「待ってるからね」と言っただけなのに。
こんなにも嬉しくて……。

――鞠亜のバカ……私のほうがもっとずっとバカだけど……。

落ち込んで沈んでちゃダメ……。
震える息を吐きながら自身の状態を確認する。

下着もホットパンツも靴下も靴も……物凄い被害。
隠すなんて無理だけど、拭けるところは全部拭いて落ち着かないと。

待っててくれる友達がいるから……。
元気な顔は無理でも、涙を止めて心配させないように……。

「(……よし)」

小さく気合を入れて私は後始末を始めた。

458事例6裏「山寺 瞳」と友達。-EX-:2016/11/30(水) 23:44:59
**********

<ガタンッガタンッ…>

「すー……すー……」

電車の中、弥生ちゃんは泣き疲れて隣で眠ってしまった。
泣いている時に聞いた話では霜澤さんが色々悪さをしたとかなんとか。

……。

――霜澤鞠亜、朝見呉葉……それと会長さん。

あの人たちとあやりん。
何か因縁でもあるのだろうか……。

呉葉ちゃんはともかく、あの二人は要注意。
実際会って話す機会があるといいんだけど。

……。

………。

――はぁ…なにあやりんの保護者ぶってんだろ……私。

今日こんなに後ろめたい気持ちを感じたのに。
いや、だからこそ私はあやりんの事を考えて目を逸らしてる?

「はぁ……」

私は嘆息して弥生ちゃんに視線を向ける。
泣き腫らした目で静かに眠ってる……。

今は弥生ちゃんのことを考えよう。
起きた時また泣いてしまうかも知れない。

私は弥生ちゃんを起こさないように頭を撫でて、起きた時にかける言葉を考えることにした。

おわり

459名無しさんのおもらし:2016/12/01(木) 21:49:14
事例6の裏にこんな出来事があったのか

最後の真弓視点の時には綾菜はトイレに並んで必死に我慢してる時かな。その時の様子読んで見たいな

460名無しさんのおもらし:2016/12/03(土) 10:55:46
新作ありがとうございます
喫茶店での回想にあった『夏祭りでのこと』のシーンですね

「やだよ……今帰ったら気不味いし……今度どんな顔して話せばいいかわからないし…」とか
(「……今度会ったとき、謝ろう。私も一緒に付き添うから」からの)「嘘つき……」とか
鞠亜の過去を悔いているような台詞が印象的ですね

461名無しさんのおもらし:2016/12/05(月) 09:09:15
すごくいい

462名無しさんのおもらし:2016/12/06(火) 21:37:46
新作か。この人の作品はおもらししてハイ終わり、じゃなくしばらく余韻を持たせる描写があるのが好きだな。

ただ、なんか漢字が多くないか
「態と」や「気不味い」はひらがなでいいんじゃないか。完全に好みの問題だけど。

463名無しさんのおもらし:2016/12/07(水) 05:22:41
雰囲気だよ雰囲気

464名無しさんのおもらし:2016/12/11(日) 19:58:40
記憶が戻ったりしたら許さないって言ってるし、自分も距離を置いてたみたいだし、PTSDを防ぐために記憶を捨てさせることを提言したのかな
酷く気に病んでるように見えるのは、この判断が正しかったのかまだ迷ってるのか、近くにいられないジレンマなのか・・・

465あぼ〜ん:あぼ〜ん
あぼ〜ん

466あぼ〜ん:あぼ〜ん
あぼ〜ん

467名無しさんのおもらし:2017/02/15(水) 23:19:40
更新なくなったのでしょうか

あげておきます

468名無しさんのおもらし:2017/02/23(木) 23:22:50
新作希望

469名無しさんのおもらし:2017/03/25(土) 23:31:13
何年かぶりに書いたので投下してみる。

470名無しさんのおもらし:2017/03/25(土) 23:32:01
あそこが──不意にピクンと疼いた。

 あ……ハツジョウキ、来ちゃったみたい。

思わず小声で独りごちながら、私はゴクリと生唾を飲み込む。
身体の内側、腰の辺りが妙にムズムズして堪らないような奇妙な感覚、
無性に喉が渇き、そして今すぐたっぷりの液体で身体の奥底まで満たされたいという
生物としての根源的な欲求に、全身が一気に支配されていた。
巫女装束に包まれた女の肉体が、恥ずべき欲望に炙られ、悶えていた。

 こんなに急に……んっ……したくなっちゃうなんて……
 あぁっ……も、もう我慢できないっ!

穢れなき巫女を象徴する清楚な衣装。
罰当たりにも、その緋袴と湯文字の布地越しに
下半身の肉の丘を何度も撫で擦り、恥肉の谷間へ中指を突き立て慰める。
そしてついには、更なる本能的欲求の高まりに耐えきれず、
私は熱に浮かされたようにふらふらと神社の裏手へと足を向けた。
──他人の目につかない御不浄の中で、はしたない行為を済ませるために。

***

 うぅ、信じられない……あんなに一杯……
 いつもの倍くらい、しちゃった……。

とりあえずの欲求をなんとか解消した私は、少しでも気を紛らわそうと
手水場に立ち寄り、柄杓にたっぷりと水を汲む。
そして、いつもは1杯か2杯だけで済ませる“禊”を
まだ身体に残っている欲求を鎮めるために何杯も何杯も繰り返し、
清浄な冷たい水を全身に染み渡らせていく。

間もなく始まる奉納の神楽舞い。
一人前の巫女である身として、ハツジョウキだからといって休む訳にはいかない。
早くも再び高まりつつある肉体の欲求を宥めるため下腹部をひと撫ですると、
私は不安を振り払って舞殿へと向かった。

471名無しさんのおもらし:2017/03/25(土) 23:33:36
舞台の上、大勢の観客の視線に囲まれながら、
私は神具の鈴を手に、一見何事も無いかのように淑やかに舞う。
しかしその実、私の身体はハツジョウキの症状に激しく翻弄され
今にも陥落してしまいそうな瀬戸際にあった。

腰の付近にわだかまっているムズムズ感が酷い。
身体の内に在る水分が刻一刻と穢れに満ちた体液に姿を変え、
腰の辺りから下腹部へ至る肉の管をとめどなく流れ下って行くのが判る。
ハツジョウキで敏感になっているせいか、
恥部のすぐ内側に溜まったその熱い液体の存在がはっきりと感じられる。

緋袴の下では、動くたび湯文字に擦れる肉唇がビクビクと蠢き、
はしたない欲求がまさに溢れ出しそうな位、ぐつぐつと煮え滾っていた。
神様に捧げる舞いの途中だというのに……大勢の人達の目の前だというのに……
恥ずかしい液体が今にもあそこから迸ってしまいそう。

 ……あぁ……だめ……もう、だめっ!

理性による抑制がついに限界に達しようとしたその寸前、
曲の余韻が静かに消えていき、奉納の舞いが終わった。
脚が、腰が、全身がガクガクと震え、握りしめた鈴の不自然な鳴り音が止まらない。
朦朧とする意識の中、女性の部分から一瞬何かが噴出する感覚、
そしてそこから発された微かな湿った水音に、背筋がぞっと粟立った。
早く、一刻も早く、人目につかないあの場所で──

私は下半身を庇いつつ、おぼつかない足取りでよろよろと舞台を降り、
昨年初めてハツジョウキを経験したという先輩巫女に
いったん舞殿を離れる事を伝えた。

「あら……貴女もハツジョウキ来ちゃった?
 ふふっ、人前でしちゃわないように気を付けてね」

股間の一点が痺れたように熱く疼いている。
下半身の肉が、あそこをキュッキュッと締め付けるように蠢いている。
ちょっとでも気を抜いたら、ここでしてしまいそうだ。

 は、はぃ……分かりまし……ぁ、んっ、んんんっ!

唐突に全身がビクンッと大きく震え、私は狂ったように股間に手を伸ばす。
力いっぱい押し込んだ手指の下で、限界間近のあそこ──私の下半身に潜む肉の筒が
1回、2回、そして3回、恥ずかしい飛沫を勢いよく吐き出した。
既に湿っていた湯文字を更に濡らして、
熱い液体が脚の付け根から太腿へと伝い流れる。

解放を許されないまま溜め込まれ続けた欲求は、
下腹部の奥で今や破裂しそうな程にパンパンに膨れ上がっていた。
その欲求に駆り立てられるように、人目の無いあの場所へと私は急ぐ。
股間で苦し気に喘ぎ痙攣する肉の門が、もはや一刻の猶予も無いことを訴えている。

 ……したい……1秒でも早く、したい!

個室に飛び込みながら、帯を解く間ももどかしく緋袴を一気に引き下ろし
濡れそぼった湯文字を脱ぎ捨てると、私は両脚を大きく広げた。
巫女装束の下に隠されていた女性器が大胆に外気に晒され、そして──

472名無しさんのおもらし:2017/03/25(土) 23:34:51
 あぁーーーっ!

思わず発してしまったはしたない嬌声と共に、
溜まりに溜まっていた膨大な量の穢れ──お小水が太い滝となって股間から迸った。

普段の私からは信じられないくらい大量のお小水が、
膨らみきった膀胱から一気に溢れ出し、怒涛の勢いで尿道口から放たれ、
肉襞の隙間を擦り抜けて、白い陶製の器へと注ぎ込まれていく。
神に仕える巫女らしからぬ下品な排尿音が、床の陶器と私の股間
その双方から、外まで聞こえてしまいそうなほど盛大に響いている。

限界まで耐えた尿意を存分に解消するという最上級の快楽は、
私をあさましい一人の女へと引き戻し、忘我の極致へといざなった。

***

個室の中に漂い満ちるお小水の湯気と匂い、
そして下腹部の排尿欲求が次第に解消されていく満足感に包まれながら、
私は御不浄の壁に目を向ける。
そこには、いつも通り一枚の紙が貼られていた。


 発浄期──

 神職に就いた女性のみに現われる特殊な体調状態を示す期間。
 発情期と似て非なるものであり、不定期に発現しおおよそ2日間ほど継続する。

 現代医学では未解明の何らかの要因により腎臓の働きが大幅に活性化し、
 大量の水を飲み、大量の尿を排泄することによって体内の穢れを祓うための
 神事由来の生理現象と考えられ、その際の飲水行為を禊(みそぎ)と称する。

 発浄期の巫女は、膀胱の容量が普段の2倍から最大3倍程度まで増大するが、
 尿の生成量の増加率がそれ以上に大きい為、極めて頻尿となる傾向が見られる。


御不浄で用を足す度に何気なく眺めていたその内容が、
今日の実体験でようやく本当に理解できたような気がする。

 発情期と似て非なるもの……か。
 ……ふふっ、上手いこと言うわね。

ただひたすらに尿道口からお小水を放ち続け、膀胱が徐々に軽くなっていく。
得も言われぬその快感に身を委ねつつ──私はそんなことを思った。

473名無しさんのおもらし:2017/03/25(土) 23:35:30
果てなく続くように思われた排尿の末、膀胱がようやく空になった。

いつもの倍以上はありそうな大量のお小水を下腹部から解放しきった私は、
安堵の息と共に、名残の雫を滴らせているあそこを丁寧に紙で拭い、
改めて巫女の衣装を身に纏う。
湯文字の方は、我慢できずに何度かお小水を浴びせてしまったせいで
前側がぐっしょりと濡れていたので着るのを諦め、
股間辺りの濡れ染みを手早く拭った緋袴のみを下半身に直穿きした。

少しだけ──いや、少々多めに粗相してしまったお小水は、
幸いにも緋袴の表側まではそれほど染みていないようだ。
これ位ならきっと誰も気付かないだろう……気付かないで欲しい。
布一枚に覆われただけの女性の大事な部分が心許ないが
着替えを取りに戻る時間が無い以上、他に手段は無かった。

穢れを含んだお小水で汚してしまった名入りの湯文字を
御不浄に備え付けの洗浄用の籠に入れる。
──これで私の発浄期とお粗相は巫女達全員に筒抜けだ。

 お小水で濡れた湯文字を持ち歩く訳にもいかないし……
 それにどうせ発浄期だってすぐに気付かれちゃうだろうし、ね。

たっぷりのお小水に溜息ひとつ、
それと汚れた湯文字を残して私は御不浄を後にした。
排泄欲を満たすと同時に襲ってきた耐えがたい喉の渇きに、
まずいとは思いつつも手水場に足を運び、柄杓で10杯だけ禊をする。

──またしても腰の辺りがムズムズするような感覚に包まれた。
この感覚は、私の腎臓が全力でお小水を漉しとっている証。
作られたお小水が尿管を通ってとめどもなく流れ下り、
猛烈な勢いで膀胱へと注ぎ込まれていくのを感じる。

いつもより容量がかなり増えているとは言え、このままいけば
私の膀胱が再びお小水で満たされてしまうのも時間の問題だろう。
なのに、発浄期の下半身に少々のお粗相を許してくれる筈の湯文字は既に無く、
頼みの尿道括約筋も、つい先程の限界を超えた我慢での疲労がまだ残っている。
巫女にとって職業病とも言える発浄期の苦難は、まだまだこれからが本番だ。

間もなく始まる2回目の神楽舞いを奉納すべく、
私は尿意の先触れを感じながら舞殿へ向けて一歩を踏み出した。


膀胱の中のお小水が、たぷんと揺れた。

474名無しさんのおもらし:2017/03/26(日) 09:24:03
すばらしい

475名無しさんのおもらし:2017/03/26(日) 18:48:40
綺麗に終わってるけど続きが読みたいのは私だけじゃないはず!

476名無しさんのおもらし:2017/03/26(日) 18:56:07
素晴らしすぎる

477名無しさんのおもらし:2017/03/27(月) 20:35:52
月壬月辰やノーションの流れを汲むここの伝統の言葉遊びですね

「したい」や禊の水○杯などのダブルミーニングの使い方は
これほどの文章力やアイデアの人なら
もっと綺麗な形を期待できそうに思えました

478名無しさんのおもらし:2017/04/14(金) 00:36:27
久しぶりに見に来たら新作来てた…
気が抜けないな

479469:2017/04/22(土) 13:31:23
感想どうもです。
今作の続きはまだ特に考えてません……。
ただ、別の短編モノを書いてるので
そっちは後日投稿するかも。

480名無しさんのおもらし:2017/05/03(水) 01:53:48
生まれつきのミラクルパワーを悪用し、これまでさんざんいたずらを繰りかえしてきたリッカ。
今回ばかりは目に余ると、とうとう正義の味方に捕まってしまったのでした。

「ほら……立華ちゃん、あまり暴れるとむやみに怪我をするだけだよ?」

頬をなでる彼のしぐさはジェントルマンらしいものでしたが、人一倍誇り高いリッカはむしろ肌をぞわぞわと粟立たせます。
また、衆人環視の中、組伏せられるというありさまも、恥ずかしさをおおいに増幅させます。
艶やかな髪や、お気に入りの服を砂まみれにした姿を公衆にさらすなど、それこそ屈辱の極み……。

「私に恥をかかせて、あとで承知しませんわ!」

司くんは、女の子にはとことんやさしいけれど、正真正銘の男の子たるリッカ相手には結構容赦ありません。
リッカは後ろ手に縛られ、足首をくくられ、公園の真ん中に転がされたまま。
じきに魔術ポリスが到着すれば、大目玉を食らったのち、身の毛もよだつほどのお仕置きにさらされてしまうのです。

「司くん、この縄をほどきなさい! さもなくば、イーヴル・パワーを解放しますよ!?」

「知ってるよ、パワーを使うにはスペル・ブックが必要なんだろう?」

司くんが、目の前で大切なスペル・ブックをちらつかせるたび、リッカのすらっと高い鼻を古い紙の香りがくすぐります。
何とかスペルを頭に浮かべようとするけれど……、冷静さを欠いた心では、正確な文言を思い出せません。

(8u561su594jh18(靴下をそろえる呪文)
じゃなかった、ええと
76h3rrr935t56stz(バケツ召喚呪文)
…………も違う……
…………ああもう! ああもう!)

つうっと首筋に汗が流れ、思わず身をふるわせるリッカ……。実は、少し前から尿意がふくらみつつあり、そちらのほうも気がかりだったのです。
しかし、拘束された身では、靴の中で爪先をぎゅっと硬くし、お腹の奥に力を入れ気を紛らすとか、指先をもじもじ動かすとかするよりしかたがありません。
せめて司くんにトイレのことを告げられればいいのだけど、そこは女の子以上に乙女な心の持ち主であるリッカ。司くんに我慢を知られでもしたら、舌を噛みきって死ぬくらいの思いでありました。

「司くん、お願い……もう観念して捕まります! だから、ちょっとの間だけ、縄を……」

「おいおい、直球かよ」

「違うの! 本当にちょっとだけ……
ううっ……いたずらしたこと、謝りますからぁ」

いつになく反省気味。
とはいえ、平生のリッカのふるまいはそれはそれは凄まじいものですので、正義漢の彼がすんなり許してくれるはずもありません。

……と、司くんの声が、急に耳元へぐっと近づき、

「分かった。立華ちゃん、もよおしちゃったんだろ」

リッカはかあっと頬を染めました。不意打ちされた拍子に、思わずしずくが迸りそうになります……おしっこの我慢はもう限界みたいです。

481名無しさんのおもらし:2017/05/03(水) 06:46:32
リッカの訴えが功を奏したのでしょうか、告発者の表情が柔らかくなります。すこし和らいだ雰囲気に、リッカがほっとしたのも束の間、

「たしかに、お腹が張っちゃって、可哀想だな…………そぉれ!」

「えぇっ!!?」

彼はドSでした。
心臓マッサージならぬ膀胱マッサージの要領で、リッカの下腹部へ全体重が掛けられます。
お腹を思いっきり押し下げられた衝撃で溢れだしそうになる温かいものを、辛うじてお腹にキープするリッカ。
パニックする頭はフライング気味に、大勢の前で失態を繰り広げる己の姿を鮮明に描き上げ…………。それは、考えるほどに下着の中のものがふるふると縮んでしまうくらい、羞恥にまみれた想像でした。

「あれっ? まだ我慢してんの? 体に悪いなあ、……そぉれ!」

(何何何、なんなのこの人……っ)

次の打撃が到来するまさにその時、土壇場思考の為せるわざか、ある重要なスペルを思い出します──とたん、彼の拘束から体がパチンと離れました。

「あ、こら立華ちゃん、またパワーを使いやがって!」

「私の名誉を守るためです!!!」

vh8ik1730uf、縄ぬけの呪文。罪状がまた増えたけれど、気にしてはおられません。人の目も気にせず、スカートの上から大事なものを握りしめ、解放された勢いのまま公園のトイレへ向かおうとする……乙女にあるまじき、相当なみっともなさ。
その上、乱暴なマッサージのせいで生じた下着の湿り気。
これだけでも、リッカの繊細な心を粉々に砕くには余りあります。

よたよたと歩を進める足は、感覚を喪失しながらも確実にトイレへ近づこうとするけれど……もはや敗色濃厚といった感じ。膝ががくがくふるえます。
そんなリッカの周りには、押し並べてただただ気の毒そうな顔を浮かべる人々の群れ。
たくさんの混乱した思考でぐちゃぐちゃだった頭の中が、ぱっと暗くなると同時に、その場へうずくまりました。

もう絶対に力を悪用するまい、と誓いながら…………。







魔法要素は余計でした

482名無しさんのおもらし:2017/05/03(水) 23:50:24
…………蝉の命は短くとも、終わりの瞬間までその声をからし尽くす……それに似た事態でしょうか。
理性はきっぱり我慢を止めたのに、体はまだ奮闘を続けるつもりのようです。
もはや立ち上がっただけでも出ちゃいそうなリッカは、100%漏らすことが確実な人間の、瀬戸際の心理というものを味わわされておりました。

「さあギャラリーは散った散った、見世物じゃありませんよ」

頭上から、今一つの聞き慣れた声が降ってきます。魔術ポリスが到着したようです。

「この子は蟻の観察でもしてるのかい?」

「さあ? 俺が気づいたらこの通りでした」

しらを切る告発者。

「そう、まあいいけど…………もしもし立華さん、そのままで構わんので聞いてくださいね」

顔馴染みではありますが、今回はいろいろと事情が異なるようす。
うずくまったままちらっと顔を上げ確かめると、彼の表情は穏やかでしたが、それはつまり……かなり怒ってることの証左であります。

「はい……」

「立華さん、今回ばかりはさすがにチョンボですねえ」

「すみません……」

清楚さを装う立ち居振舞いも忘れ、問われるまま返事をするリッカ。その肩をガッシと掴まれます。
取って喰われそうに感じ、上半身を強ばらせます。

「とても遺憾ですが、君はこれから僕にしょっぴかれるわけです」

「当然のことです……」

蛇口がとうとう緩み、《ちょゎぁぁぁ……》 と、水の流れる音が体の奥から聞こえ、下着の中がほんのり温かくなってきます。けれど今それは、遠い誰かの失態、他人事と感じられるのでした。
スカートのお尻をずぶ濡れにし、すっかり魂が抜けたようすのリッカでしたが、二人のサディストの声が大きく響くときだけは、悔悟とも恥じらいとも言いがたい気持ちがその都度、灯ったり消えたり。

「勘違いせんでほしいのは、君の罪はミラクルパワーの使用にあるというよりかむしろ、原付を改造して市民の憩いの公園にて走らせ、あまつさえ公共物を破損したという点にあり……」

「あのっ」

リッカが声をあげます。話の腰を折られた彼は不満顔。

「…………漏れました」

「見りゃわかりますけど。で?」

おしっこのにおいがむんむん漂う場で、訓戒は小一時間つづけられましたとさ。



fin.

483名無しさんのおもらし:2017/06/25(日) 07:50:00
前々から気にはなってたんだが、今は第何夜なんだ?

484名無しさんのおもらし:2017/07/17(月) 00:27:09
なんかよく分かんないネタになった感あるけれど投稿してみます

485名無しさんのおもらし:2017/07/17(月) 00:27:32
 はぁっ……と、ため息一つ。
体中で静かに渦巻く煙たい感覚を吹き飛ばしてみるけれど、重たいお腹は相変わらずで、またモヤモヤと広がっていくばかり。

「……」

 一つ前を見る。
経っているのは、私より少し背の高くてショートヘアのクラスメイト。
背中にはいつものツンとした雰囲気を身に纏い、僅かに覗くお澄まし顔は ”なんにもありません” とでも言いたげだけれども、その下でソワソワと踏み変えられる足がその情けない実態を雄弁に物語っていた。

そのまま視線を前方に移していく。
二人、三人、四人…………十二人。
それがこの場所――女子トイレに並んだ制服姿の数。

 ここは学校の女子トイレ、一年生の私たちにあてがわれているのはここと、廊下の反対側にあるもう一箇所。
上級生が使う場所に行くのは気が引けるし、そもそも行った所で混雑は多分変わらない。
仕方がないので、私たちはここで待っている。

 その視線を、横に向ける。
一つ、二つ、三つ……三つ。
たった三つの個室がこの場所――女子トイレに用意された個室の数。

 女子というのは不便なもので、用を足すのには個室が必要で、脱いだり、拭いたり、どうしても時間がかかってしまう。
皆が皆スカートを履いている分まだ回りは早い方ではあるだろうけれど、それでも何クラスも集う学校の女子トイレに、たった三つの個室じゃどう考えてもキャパシティを越えている。
お昼休みでも無いと順番が回ってこないのはザラにある事だから、トイレに行きたいと感じてなくてもとりあえず並んだりするんだけれど、それが混雑を悪化させていて、でも行きたいと思ってからじゃもう遅い訳で……本当に不便だと、日々不満を抱いている。

「……っ、ぁっ……」

 じぃん、と波がきて、いっぺんに押し出された吐息が形を持って溢れてしまった。
慌てて口を塞ぐけれど意味は無くて、出てしまったものは取り返しもつかない。
……恥ずかしい。 伏せた顔が紅潮するのを感じる。

ざぁ、と水が流れて一人出てきて、慌ただしく入れ替わって、それから水の流れる音と、そこに隠しきれない別の水音。
そんな音、聞かせないでよ……そう言いたいけれど、後ろがつかえているのを気にしてできるだけ早く済ませようとしてくれているんだろうし、文句は言えない。辛いけれど。
腕時計に目をやると、休み時間はあと五分。
さっきの休み時間もトイレに入りそびれちゃったから、今回も逃すとさすがにキツいんだけれど、でも、ダメそう。
これはもう、授業中に行かせてもらうしかないだろうかな。

そう思いながら顔を上げて、顔にかかった前髪をはらった……黒く遮蔽された視界の隅っこが明るくなって、そしたら見えてしまったんだ。
ずっと目を逸して、無かった事にしていたその場所。

「っ……!」

 女子トイレの片側、個室が仕切られた―― ”トイレ” の反対側にある ”それ” が。
ぽっかり口を開けて、ズラッと立ち並んだ、小便器が。

486名無しさんのおもらし:2017/07/17(月) 00:28:10
「ぅぅ……」
「ねぇっ、もうすぐ休み終わっちゃうから、早くしてよっ!」

 女子トイレの中、個室に向けて並んだ列から声がする。
誰も ”アレ”――小便器を使おうとはしない。
男子トイレにあるのと形は少し違っていて、腰の高さできゅっとすぼまる器の淵はそのまま突き出し、細長い溝が突き出している。
男性器の無い私たちがおしっこをした時どうしてもお尻の方におしっこが垂れてしまうから用意されたものだと分かるのだけれど、不格好に伸びたそれは舌を出してケタケタ笑っているみたいで、私は苛立ちを覚えながら目を逸した。

ここ数年で急速に普及が進んだ、女性用の小便器。
公園の、駅の、コンサートホールの……今じゃ、大抵の女子トイレは壁の片側から個室が取り払われている。
慢性的な女子トイレ不足を解決できて、トイレのために新たにスペースを確保する必要も無い――なんて、いいトコだけ書けば確かに良さそうに聞こえるけれど。
誰が推したのやら……あんなもの。

私の前にも後ろにも続く長い列と対照的に、五個ある小便器はどれも使われておらず、真新しくピカピカと光っている。
だから、あの溝を跨いで、下着を降ろして、体から力を抜く、それは一切待つ必要なくて、今スグにでもおしっこを出す事ができる。

でも。

「はぁっ……トイレっ……早く……!」

 順番を次に控えた子が、切なげにそう呟く。
その声、その言葉に体の奥底からゴポゴポと泡立つように、また大波が来る。
私は膝をピッタリくっつけて、スカートの裾をぎゅっと握った。

「っ……ん、くぅ……!」

 壁が無いから視線は遮らない、擬音装置も無ければセンサーで人影を感知するものだから用を足し終えるまで水は流せない。
紙が用意されていたり、さっき言った溝だったりと配慮は一応あるけれど、用が足せればそれでいいじゃないかと言わんばかり。
まだ幼い小学生の妹は、 ”こっちの方が早くできるし便利じゃん” なんて言ってすっかり順応しているけれど、私はそれを “トイレ” とは思えなかった。
これがパソコンやスマホに文句を付ける人たちの気持ちがなのかと、綿のように柔らかく受け入れる妹がちょっと怖かった。

「駄目そーだね……」
「うん……戻ろっか」

 後ろから沈んだ声色と共に、足音が段々と遠ざかっていく。
壁には向かわず、出口に向かって一直線。
あの子たちも私と同じ気持ちなんだろう。

「はぁっ……トイレ、もっと増やしてよっ……!」

 後ろから詰めてきた子が低い声でそう漏らす。
多くの女性達があの品のないL字形を受け入れる事ができていない……それがこの国の今。
そりゃあそうだよ。これまでの常識――仕切られた個室の中、ひっそり慎ましく用を足す――とはまるで違う “立ちション” をいきなりやれと言われてもそれは無茶だ。
これは結構問題になっていて、学校でも小便器を利用するようにだとか、小便器の使い方を保健の授業で教えたりするくらい。
 私もこの学校に入学したての頃は、全然ありつけない個室のトイレを諦めて ”アレ” で何度か用を足した頃があるけれど、物凄い目で見られるし、死ぬほど恥ずかしいし……季節が夏に移り変わった今、 “アレ” で立ち小便を披露しようだなんて子は早々いない。

“あんなの、トイレじゃない”
それが乙女の共通認識だった。

487名無しさんのおもらし:2017/07/17(月) 00:28:56
「授業始まっちゃうよっ……」

 前の方、先頭から三番目くらいだろうか、せわしなく体を揺らしているクラスメイトが焦った声で溢す。
……あと二分か。
私まで順番が回ってくるのはあり得ない。
授業中にトイレに行くのだって決して気楽な事では無いけれど、皆の前でおしっこをぶちまける恥辱に比べればどうという事はない。
合理的なのかそうでないのかなんとも言えない判断でトイレの列を離れる。別に汚れてもいないけれど、洗面台で手を洗った。手汗が滲んだ不快感を拭って、重苦しい膀胱の不快感はそのままトイレを出ようとして――

 バァンッ!

「――どっ、どいてッッ!」

 ――必死の形相で入ってきた子にぶつかりそうになって、思わずその場に固まってしまった。

「えっ……委員長?」

 一年生の学級委員のまとめ役であるその子の名前を呼ぶけれど、委員長は見向きもせず、私を避けて一目散。
っていうか、スカート越しに前を思いっきり握って、あの表情……まさか。
振り向きながら、彼女が通った道筋に点々と続く雫の跡を見てそれは確信に変わる。

「ねっ……あの、お願いっ! トイレ、先に入れてぇぇっ!!」

 背中を”く”の字に曲げて、両手を挟んだ足がタイルを踏みしだくその様子を私が目にしたのと彼女が涙混じりにそう叫んだのは殆ど同時だった。
うわっ……ほんとに限界なんだ。

 そういえば、さっきの授業終わりに先生に頼まれごとをされてたっけ。
生真面目な子だから、トイレに行きたいのも我慢してたんだろう。

規則や決まりにうるさい委員長でもちゃんと順番を待てないくらいトイレがしたくて……それでも、もうどうしようもないのに、彼女は個室に入れて欲しいと叫ぶ。
みっともなく腰を振って、顔も汗と涙でぐちゃぐちゃで、トイレが我慢できないって恥ずかしいことを大声で叫んで……それでも、小便器は使いたくない、その気持ちは痛いほど分かった。

「んぅぅ! ぁっ……ぁっ! やっ、だめっ! っ〜〜〜!」

 大きな波が来たみたいで、委員長は背中が折れちゃうんじゃないかってくらい丸くなって小さく震えて……それから、行列の先に並ぶ子たちの返事も聞かずに個室に駆け寄ると、扉をノックし始めた。

「おねっ、おね、がぃぃぃ!」

右手で扉を叩いて。

「早く、トイレッ……トイレ、おしっこっ……がまん、できないのっっ!」

 両足が激しく上下に左右に揺れ動いて。

「といれっ、といっ、っぁ……ぁぁぁっ、だめ、だ、メェッ!」

 でも、委員長が行きたくて行きたくて堪らないトイレを、彼女の本能は……出したくて出したくて堪らないおしっこは待ってくれなかった。

488名無しさんのおもらし:2017/07/17(月) 00:29:20
「っぁぁぁぁっ……み、ない、でぇぇっ!!」

 スカートの内から黄色く雫が落ちて、委員長の必死の懇願は僅か数秒で終わり、別の願いへと変わったのだ。
個室が空くまでもたない、その絶望的な判断を受け入れたのだろう。
顔をくしゃくしゃにしながら委員長が後ろに体をねじると、当然その先にあるのは誰も使っていない、私たちがおしっこを出すことを許されている場所。

「っ……! っ!」

 怖気づいたみたいに一瞬だけ躊躇った委員長の背筋がブルリと震えて、ぱちゃぱちゃと水滴が間断なくタイルに打ち付けられる。
その水流に流されるかのように彼女は白い器に駆け寄った。

「んぅぃぃっ……はぁぁっ、はぁぅぅぅ!!」

 漏らすのと、 “アレ” を使うのと……どっちがマシかなんて選べないけれど、委員長はそっちを選んだ。
涙を流す彼女によって私がさっき思い描いた手順が再現されていく。

黄色い筋の浮かんだ足で溝を跨いで、
ぐっしょり湿った下着を降ろして、それから――

ぶじゅぉっぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーっっ!!!

――体の力を抜く必要はなかったみたいだ。

「んぅぅぁぁぁっ……は、ぁぁぁぁッッッ……!!」

切なく深い溜め息が吐き出されるその真下で、まるで滝のように噴き出した委員長のおしっこ。
その流れのままに焦点を下に移していくとそれはぽっかり開いた穴に叩きつけられていた。

ぶじじゃじゃじゃじゃじぃぃぃぃぃ!!

水の張られていない陶器にぶつかり、音を立てて飛び跳ねる飛沫は便器の中には収まりきらずタイルに点々と濡れ跡を作っているし、ガクガク震える委員長のおしっこは狙いを定めきれずに水流そのものが便器から的を外す事もある。
外にまで聞こえそうな程の盛大なおしっこの音に、委員長の艶めかしい声……何もかもが、慎ましい女の子の “トイレ” から、完全にかけ離れていた。

 でも……すごく、気持ちよさそう。
それでも、私はあんなの絶対にゴメンだ。
これならやっぱり授業中にトイレに行くほうがずっとマシ……委員長も授業始まるまで我慢できればよかったのにね。

「ぁぁぁっ……まに、ぁっ……たぁあ……っ……」

 誰かに言い聞かせるみたいに、委員長が呟いた。
全部個室のままなら、こんな思いしなくて良かったのに。
急に男の子みたいにしろって、そんなの出来る訳ない……体も、音も、臭いも、なにもかも筒抜けでおしっこをするなんて、やっぱりあり得ない。
生々しい光景に、お腹が苦しくなって、私は体にキュッと力を入れた。

委員長がおしっこを始めてすぐにチャイムが聞こえて、私は踵を返してトイレを出た。
背中を向けた委員長の長い黒髪の隙間から、真っ赤になった耳が覗いていた。

489名無しさんのおもらし:2017/07/17(月) 00:30:09
おわりです

490名無しさんのおもらし:2017/07/17(月) 15:29:07
素晴らしいです!

491名無しさんのおもらし:2017/07/18(火) 23:41:51
>>485-488
いいな…。
出来れば主人公の前に並んでた子の結末もリクエストしたいところだ。

492名無しさんのおもらし:2017/07/20(木) 01:16:06
素晴らしい。興奮した

493名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:13:18
「え…嘘……。出られない」
少女は乱暴にドアノブを動かす。しかし、ガチャガチャと上下するだけだ。開かない。閉ざした鍵が壊れたのだ。そう、自室に閉じ込められたのだ。両親は法事で外出中。夜まで戻らない。家には少女のみだ。誰かに開けてもらうことは不可能だ。

「んんっ…うっ…」
恥ずかしい生理的欲求が、存在を主張する。これが、少女が部屋を出ようとした理由だ。もう一度ドアノブに手をかける。もちろん、開くわけがない。限界まで溜めてしまう怠慢な性格を恨む。

494名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:18:04
「あっ…く…」
思わず、大事なところを押さえる。はしたないところは承知だ。しかし、背に腹は変えられない。
「んっ…んっ…」
わずかな余裕がうまれた。しかし、容量が減ったわけでない。こんな行為が許されるのは、誰も見ていない特権だ。不幸中の幸いだろう。

495名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:18:22
「ん…やっぱり…だめ…」
恥ずかしい。前を押さえるなんて、許されない。そっと、手を離す。
「きゃっ…!あぁっっ!!」
出た。手を離したせいだ。
「ふ…んんっ…。ふ……」
慌てて疲弊した括約筋に力をこめる。
「…濡れて…な…い…?あ…」
どうやら、錯覚だったようだ。不本意ながら、いかに手を離すことが、危険であるかを学習する。両親に助けてもらうまでの我慢と言い聞かせ、自分を納得させる。押さえつける。躊躇いながらも、手を股間に移動させる。独特の感触。

496名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:18:57

あれから2時間が経過した。股間を押さえ、体を揺すり、恨めしそうに壁掛け時計を睨むことだけで、2時間が過ぎたのだ。時折、迫る波をやり過ごし、放出の錯覚を味わう。もう、膀胱を取ってしまいたい。あそこからおしっこが出るのではなくて、バケツのように膀胱を逆さまにして──。

「んっ!ん…出ちゃ…う。やだ…したいよ……。ああっ…あ…あ…ん…!」
時間の経過により、吐息混じりの喘ぎは、叫びの喘ぎに進化する。押さえている手の力を、さらに強める。痛い。力を込めすぎて、ジンジンと痛むのだ。

497名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:19:39
おもらし。服が濡れ、脚をつたい、床に溢れる。温かい液体は、やがて温度を変えて、冷たくなる。汚い水分を含んだ衣服は、肌に貼り付く。そんなのは、嫌だ。でも、出したい。出る。漏れる。ここは2階。ベランダはない。思考が、いかに我慢するかかから、いかに出すかにシフトしていた。

「おし…っこ…!おしっこ!はぁ…っっ…した…い。無理…無理…」
おしっこがしたい。出せるなら、どこでもいい。何もいらない。お股から、恥ずかしいあそこから、液体を放出したい。ムズムズから解放されたい。膀胱の中の水分を、1滴残らずなくしたい。おしっこなんて、いらない。
「んん!ああああああああ!おしっこ!おしっこ!!出ちゃぁぁうぅぅぅ!」
激しく地団駄を踏む。しかし、それで物事は解決しない。それどころか、時間が経過するごとに、おしっこは増えていくのだ。

499名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:21:03
「あっあっあっ…!ああ……!」
言葉にならない。それほどに切羽詰まっているのだ。これさえあれば、この苦痛から開放される。おしっこが出せる。膀胱をカラにできる。あとは、開封して、当てがうだけだ。前押さえしていた手を、携帯トイレに移す。音を立てて、袋が開く。

そのときだった。
「ん!?ぅ…あ……はっ…」
下着が湿る。今まで1滴たりとも濡れることを許さなかった下着が、おしっこを吸ってしまったのだ。
手を戻し、股間と手に力を込める。止まる。
「はぁ…はぁ…。止まっ…よかった…」
一度溢れたことにより、それが呼び水となってしまったのだ。おまけに、膀胱は限界まで伸び切り、括約筋は疲弊して使い物にはならない。彼女の持ち合わせたものの中で唯一、使いものになるのは、精神力だけだった。
「んんんん!ん…っ!くっ!やだ…ダメ……」
諦めてしまいそうになる。目の前の携帯トイレ。あれに、出す。出さなくてはいけない。おしっこが、止まった。

500名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:22:06
「はぁ…はぁ…ん…はぁ…はぁ…」
許されるのは一瞬だけ。考えなくてもわかる。ならば、その間にやり遂げる。再び、携帯トイレに手を伸ばす。その瞬間に、股間が両手の援軍を欲求する。甘い誘惑を堪え、ついに袋から出す。これだけの単純作業に、汗を垂らし、小刻みに震えながらでなければできない自分が情けない。

秒速でスカートをまくり、溢れた限界で濡れたパンツを下ろす。あとは、携帯トイレを当てがうだけだ。
「待って、ダメぇ!」
大きな波が少女を襲う。またまた手を股間に。これで、何度目だろうか。しかし、素手で直接触ったのは、これが初めてだ。自分を慰めるときでさえ、パンツというフィルターが存在するというのに。

501名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:22:39
「…やだ」
股間が濡れる。手も濡れる。受け止めてくれる布は、下ろしてしまった。
「んんんんんん!」
最後の力を振り絞る。
「くっ…くっ…ん!」
なんとか止まってくれた。
「はぁ…はぁ…」
恐る恐る手を離す。手が汚れたが、汚いと考える余裕はない。
「んっ…」
股間に携帯トイレが触れる。声が漏れる。トイレットペーパーでも、パンツでもない、慣れない独特の感触。

502名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:23:44
「ぁぁあ……」
ポタリ、ポタリと股間からおしっこが溢れる。まるで、未開の土地で、周囲を警戒するかのように。待ち望んでいた解放。出すことが許されたと確信した瞬間、おしっこは勢いを増し、激しくなる。
「はぁぁぁぁ……」
長時間の我慢が、快楽に生まれ変わる。
「気持ちいい…おしっこ……。ぁぁぁ…」
陶酔状態ゆえだろうか、無意識下で声になる。もう、枷はない。自由だ。おしっこをすることが許されるのだ。
「んんっ…!」
快楽を貪るかのように、力を込め、おしっこは勢いを増す。

503名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:24:13
少女はおしっこの音に違和感を感じた。携帯トイレの独特のくぐもった音ではない。パタパタと跳ねるような音がしたのだ。
「ああっ!」
数年前の携帯トイレ。劣化しないわけがない。どうせ使わないだろうと、安物を選択したことが、仇となったのだ。穴から溢れた液体が手を汚す。思わず、携帯トイレを離す。

「やだ…止まって。止まってよ……」
力を入れるが、おしっこは止まらない。それどころか、勢いが増す。一度快楽を覚えたら、やめることは難しい。出てしまったおしっこを止めることの難易度は、彼女がよく知っている。快楽が不安に、そして絶望へと変わる。熱水を止めるには、括約筋を酷使し過ぎたのだ。

少女に出来るは、排出の快楽に身を委ね、これらの出来事、そして、床の水たまりいかに無にできるかだけだった。

504名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:26:45
初投稿。
そして、連投失礼。
こういうの、今まで一度も書いたことなかったから、支離滅裂で読みづらいかも。
おもらしはしているけれど、限界放尿もがあるからスレチだったらごめん。

505名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 09:35:52
GJ

506名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 10:00:39
>>505
こういうのは、これが最初で最後だから、はじめて感想がもらえてすごく嬉しい。本当に読んでくれてありがとう。

507名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 10:10:07
ごめん、『床の水たまりをいかに無にできるかだけだった』が『床の水たまりいかに無にできるかだけだった』になってた。携帯トイレを開封した描写も2回ある。あとで直そうとしたのに、忘れて投稿してたよ。本当にごめん。

508名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 10:19:39
>>507
お詫びに、裏設定を言っておくよ。蛇足かもしれないから、苦手ならスルーしてね。
主人公のお母さんも、法事中におしっこを我慢していて、何回も何回もピュピュッとおチビリしている。主人公はギュウギュウしたけれど、一度も前は押さえてないよ。お母さんだもん。そのかわり、おチビリの量はmlにすると、お母さんの方が多いよ。お母さんだもん。衣服に染みたけれど、服の色でバレてない。括約筋も主人公よりも強い。お母さんだもん。でも、膀胱の許容量は、主人公の方が大きいから、出した量は主人公の方が多い。お母さんがおもらしちゃったかは、想像に任せるよ。

509名無しさんのおもらし:2017/07/24(月) 10:38:27
>>508
また誤字ってる。じゃあ、もう一つ裏設定。部屋にゴミ箱がなかった理由を話すね。主人公は、少し怠惰な面があって、家にいるとおしっこを限界まで我慢する癖がある。ある日、ジュースをがぶ飲みしてゲームに熱中しすぎたせいで、トイレまで歩けなくなってゴミ箱でパンツのまましちゃったことがある。ちなみに、ほぼおもらしだけど、限界放尿と言い張っている。こんなことがあったから、流石にこれはマズいと思って、ゴミ箱を置くのはやめた。我慢癖は前よりはよくなったけれど、やっぱり、面倒だったり、手が離せないと限界まで我慢しちゃう。もう本当に我慢できない。あと少しで漏れちゃうってくらいの限界で出すと、少し気持ちがいいからね。

510名無しさんのおもらし:2017/08/08(火) 01:35:27
「んあぁ…っ」
とある街の中、思わず誰もが振り返るような美少女が人知れず悩ましげな声を上げていた。
彼女の名前はエマ。今年で16歳になるアメリカ人の女の子だ。
色素の薄い茶色のサラサラヘアーとグレーの瞳が彼女のチャームポイントでもある。
母方の祖母が日本人ということもあって元々日本の文化に興味を持っていた彼女は
この夏休みを利用して日本に遊びに来たのだ。
…が。彼女の顔は、引きつっていて、悩ましげな表情をしていた。
そう、エマはおしっこがしたくてたまらないのだ。
祖母が急な用事で外出してしまい、1人家に残されたエマは家の近所だから大丈夫だろうと思って1人で外出したものの、案の定迷子になってしまっていた。
蒸し暑い日本の夏に耐えきれず、自動販売機で玉露のお茶を買ったのだが、それが想像以上に美味しくたくさん飲んでしまったのだ。
元々水と違ってカフェインが豊富に含まれるお茶は水よりも断然利尿作用が強い。
また、なんとなく外出したため朝一番のおしっこをまだ済ませていなかったこと、慣れない日本の地で迷子になって精神的に不安定になっていることも尿意を強く感じる原因の一つになっていた。
エマはTシャツにショートパンツというカジュアルな格好をしていたが、今やそのショートパンツがおしっこで膨らんだお腹に食い込んで痛いくらいだ。
まさか「トイレどこですか」とこの年になって聞くわけにもいかず、エマはお尻をくねらせておしっこを我慢しているのだった。

511名無しさんのおもらし:2017/08/08(火) 01:36:13

(絶対おかしいよぉ…っ、こんなにおしっこしたくなるなんて、今までこんなことなかったのに…っ)
もじもじ、もじもじ。
ぱっと見では分からないが、エマのことをじっくり観察している人がいれば、エマがおしっこを我慢していることはすぐに分かってしまうだろう。
さりげなく股間に手を添えてショートパンツに包まれたお尻を揺らす仕草は、エマの清楚で品のあるフランス人形のような顔立ちと全く異なる妖艶さがあった。
が、遠目では決してわからないが、実は何度もオチビリも繰り返している。
少し歩くたびにしょわあっ、という音がエマの股間からしてしまい、エマはその度に快感に腰を震わせそうになってしまう。
日本の蒸し暑い気候もあり、なんだか股間からおしっこのツンとする匂いが立ち込めているような気がしてしまう。
(こ、こんなの汗だもんっ、おしっこじゃないんだからっ)
エマはそう自分に言い聞かせているが、クロッチの部分はとっくにびしょ濡れ、ショートパンツの裏地にシミができてしまっている。
お尻までジワジワと侵食するおしっこの感触に、エマはまたさらに尿道を緩めてしまうのであった。

512名無しさんのおもらし:2017/08/08(火) 01:36:40
先程から視界に入る薄暗い公衆便所。
エマはもうさっきから何度も同じ場所をうろうろしていた。
理由は、そのトイレがそこにあるからだ。
最初はもっと綺麗でみんなが使ってるようなトイレを探していたのだが、だんだんそうも言ってられなくなっている。
(ダメ、16にもなってこんなところ入るのダサいよぉっ、だけど…っ)
もう限界、と叫んでいるのははち切れそうなお腹だけではない。これまで何度もオチビリに耐えてきたパンティすらこれ以上エマのおしっこを吸ってくれるかどうかわからないのだ。
16歳と言えば人目を気にするお年頃。こんな汚いトイレに入るなんてよっぽどおしっこ我慢できないのね、と周りに思われるのは、エマにとって屈辱以外の何物でもなかった。
でももうどこにトイレがあるのかわからない。おしっこ我慢できない。もうこれ以上ウロウロしてたら、ショートパンツにまで染みてきちゃうかも…
もうお漏らしするよりまし!とばかりに、エマは人通りがないことを確認してその公衆便所へと飛び込んだ。

513名無しさんのおもらし:2017/08/08(火) 01:37:09

「な、な、なにこれえっ」
エマは個室で絶叫していた。
和式トイレ。存在としては知っているが、デパートのトイレなどに「和式だけ」という場面はほとんど存在しなかったため、一生縁がないものと思っていた。
ところが駅や街の公衆便所などでは未だに和式だけ、というところが普通にある。
エマの待ちに待ったトイレだったが、使い方を知らなかったのだ。
とりあえず便器を跨いだものの、ショートパンツに手をかけたままエマの思考は停止してしまった。
普段ならすぐ脱いで「立ちション」をしただろうが、切羽詰まって思考回路の停止したエマはその状態で止まってしまったのだ。
(ど、どうやっておしっこしたらいいの?どっちが前なの?ま、まさか床に座るのかな…?てゆーかほんとにトイレなの?)
顔を真っ赤にして股間を鷲掴みにし、お尻をこれでもかと言うほど揺らすアメリカ人美少女。
その足取りはおぼつかず、その場を見れる人がいるとしたら、エマがおしっこしたいというのは自明の理であろう。
突如、おしっこの出口に走る鈍い痛み。
便器をまたぎ、おしっこの準備が整った状態でおしっこをするなという方がおかしいのだ。
…まだショートパンツを履いていることを除けば。

514名無しさんのおもらし:2017/08/08(火) 01:37:34
しゅわああああっという音とともに、エマの股間を暖かいおしっこが包んでゆく。
「あ、だ、だめっ、まだでちゃ、だめ、だめなのっ」
手が汚れるのも憚らず股間を鷲掴みにしたままそう叫ぶもむなしく、エマのショートパンツと真っ白なパンティを黄色いおしっこがどんどん染め上げて行く。
エマが困惑している間に体はおしっこの準備を始めてしまったのだ。
和式トイレにジョボジョボという下品な音を立て、脚にいくつもの水流を作りながら、床にまでおしっこは飛び散ってしまう。
エマの脚が長いせいでおしっこが出るところが平均的な日本人のそれよりも遥かに高い位置にあることと、パンティを履いているせいで股間の布地を伝ってお尻の方までおしっこが来てしまうことで、床にまでおしっこを撒き散らす大惨事になってしまっているのだ。
「も、なんで、おしっこ入んないのよぉっ」
ガニ股になって股間を突き出すような格好をして少しでもおしっこの出るところと便器を近づけようとするが、余計床をひどく汚す結果となってしまった。
母国語で悔しさをにじませる言葉を連発するエマであったが、口ではそんなことをいいながらも顔は蕩け、頭は全く別のことを考えていた。
(あぁん、も、おしっこ、気持ちいいよぉ…っ)
がに股になって黄色いおしっこでデニムのショートパンツと真っ白なパンティをおしっこの出るところに張り付かせ、女の子の大事なところの形をうっすらと透けさせながらエマはそう感じていた。
おしっこ我慢するのにお尻の筋肉も相当使っていたのであろう、緊張から解放されたためか不規則にお尻の筋肉がピクピクと痙攣している。
その度に薄いデニム生地に包まれたエマの小ぶりなお尻がぷるんぷるんと揺れている。
めくれ上がったデニム生地から見え隠れする、1日中おしっこを我慢し続けた股間とお尻は心なしか少し赤くなってしまっていた。
最初はしょろしょろと漏れ出るような勢いだったのが、だんだんと野太い水流に変わって行っている。
エマはショートパンツやパンティを脱ぐことを放棄して、おしっこしたいという欲求に身を任せてしまっていた。

515名無しさんのおもらし:2017/08/08(火) 01:38:09

「はぁああ…っ」
フランス人形顔負けの美少女の唇から漏れる甘い吐息。がに股になって股間を突き出し、お漏らしパンティを股間に張り付かせるというあられもない格好でエマはしばらく放心状態だった。
アメリカではこんなにおしっこを我慢したことはなかった。限界まで我慢したおしっこを排泄する気持ち良さを、エマは知らなかったのだ。
おしっこの大部分を出し終わってからも、緩みきった穴ではうまく排泄できないのか、何度も細い水流が足を伝ってしまう。
それでもエマはショートパンツを降ろすことをしなかった。
気持ちよかった。
ただその感情が頭を支配していたのだ。

516名無しさんのおもらし:2017/08/08(火) 01:38:40
おしっこで黄色く濡れたショートパンツとパンティを履いたままで余韻に浸っていたエマだったが、温かい液体で濡れていた股間がだんだん冷えてくるにつれ、頭も冷静さを取り戻して来た。
「う、どうしよ、これ…」
ショートパンツを脱いでパンティも確認したところ、真っ白だったはずのそれは完全におしっこで黄色く汚れてしまった。
しかもお尻の方までびしょ濡れで、股間に張り付いていてかなり気持ち悪い。
白い生地ゆえに女の子の部分の形までしっかりと浮かび上がらせている濡れたパンティ。
パンティを履いたまま乾いた部分を前に引っ張って外の空気に股間を直接当てると、なんとも言えないひんやりした気持ち良さがあった。
横から見たらエマのあそこは丸見えだろう。
毛の生えていないツルツルのあそこは、少し赤くなっているものの、まだ誰にも見せたことがない。なんだかイケナイ遊びをしているようで、その背徳感から、エマは誰もいない観客席に自分のあそこを見せつけるようにより深く腰を落とし、足を開き、パンティを思いっきりお尻に食い込ませるようにより前に引っ張った。
しばらくその感覚を楽しんでいると、股間がさらに冷えたからか、生理的な震えがエマの体を直撃する。
「あ、だ、だめぇっ」
じゅぶぶぶぶぶっ
エマはパンティを履いたまま、2回目のお漏らしを始めてしまったのだ。
「だめ、止まって、止まってよおっ」
エマは涙を浮かべながら手が汚れるのも構わずに股間を抑えたが、疲れ切ったあそこはもうおしっこを止める役目はできず、ただただ垂れ流すだけだった。
じゅぶぶ…というくぐもった水音を響かせながら、少し乾きかけてきたお漏らしパンティをエマはまた濡らしてしまっていた。
パンティがおしっこで濡れたせいで、我慢を続けた真っ赤なお尻を透けさせてしまっている。
お漏らしパンティを履いたまま2回目のお漏らし。しかも、2回目は自分がエッチな遊びをしていたせいでのお漏らしだ。
16歳にもなって2度も失敗してしまい、おしっこの音が鳴り止む頃には、エマのしゃくりあげる声が聞こえてきていた。

517510:2017/08/08(火) 01:39:56
いきなりごめんなさい!!

全然違うスレで、外人の女の子が和式のトイレが使えなくて変なおしっこの仕方をしてたのを偶然見てしまったという書き込みを見て、変態のぼくはインスパイアされて書いてしまいました…

スレ汚し失礼いたしました。

518名無しさんのおもらし:2017/08/08(火) 23:42:26
gj

519名無しさんのおもらし:2017/08/09(水) 23:35:14
また来てください

520名無しさんのおもらし:2017/08/25(金) 10:04:24
事例さん元気にしてるかな。
そろそろ続きが読みたくなって来た。

521事例の人:2017/09/03(日) 20:51:51
割と元気です、まだ忘れられてないことに感謝です。
というわけで事例12です。別の話挟んだとは言え11から1年以上経ってる……


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板