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おもらし千夜一夜4

160事例8「雛倉 綾菜」と病気の日。⑤:2014/10/18(土) 23:46:37
――
 ――
  ――

「雛倉さん」

「……な、なに?」

私は朝見さんの呼びかけに恐る恐る答える。

「下着見えてますけど?」

その言葉に私はスカートがあるべき下半身に視線を向ける。

――っ!

「……え、あっ! なんで!?」

だけどそこにあるべきスカートがなく、下着丸出しで――下着が見えてるなんて生易しい表現ではなかった。
私は、座り込み上の制服の可能な限り下へ引っ張る。そうすることで何とか隠そうとした。

「大丈夫、それなら見えてませんから。……でも――」

朝見さんは特に動じもせずに話していたが、途中で言い詰まる。
私は真っ赤な顔をしながら彼女の言葉を待つ。

「それじゃ困りますね。下手に動くと下着が見えるので、トイレには行けないわけですから」

――トイレ……あぁ、そういえば私、トイレに行きたかったんだ。

意識したとたんに急激に尿意が膨れ上がる。
もう既に本当に漏れそう。そんな段階まで来てる。
私は引っ張る服の下に片手だけ入れて下着の上から必死に抑え込む。

――や、やだ、本当にでちゃう、もれちゃ――ど、どうしよ…こんな格好じゃ皆に……。

周りから視線を感じて、顔を上げる。
そこにはまゆ、弥生ちゃん、山寺さん、睦谷さんまで……皆私を違った表情で見ている。
その直ぐ前には指で四角を作り楽しそうに私を見る皐先輩も。

【挿絵:http://motenai.orz.hm/up/orz44665.jpg

「ちょ、皐先輩! み、見ないでください!」

私は真っ赤になりそう叫ぶが、見るのを止めてくれない。

「狼さん、ちょっとお手を拝借でーす」

突然横から霜澤さんが出てきたと思ったら、下着を抑える手をつかまれ上に上げられる。

「え、ちょっ――」

焦る私は服を引っ張っていた手を慌てて出口を塞ぐ応援に回す。だけど――

「そんなはしたないこと……やめた方がいいわ」

朝見さんはその手を掴み、霜澤さんと同じように上に上げる。

「あ、ちょ……だ、ダメ離し…んっ……だめ…でちゃう、から、お願い……もれちゃう……あぁやぁ――」

下着の中で大切な部分が抉じ開けられるそんな前兆を感じた。


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