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オリジナル企画モノ文章

8 :2007/02/10(土) 00:01:26
大樹に出来た木陰にジジモンとエンジェウーモンは座り飛び跳ねるその他の『デジモン』を眺める。僕は

その隣りにスッと座り、気づけば2匹をジーっと見ていた。

「おぬしは何かを求め、何者かに誘われた。そしてこの世界へ連れて来られた…。そうじゃな?」

ジジモンが言ったことは当たっていた。浜辺で会った少年に『面白い世界へ行こう』と言われ、容易にそ

の誘いに乗ったらここへ…。見事に当たっている。

「この世界は人の『思い』によって生まれた世界。人の思いが強いとこの世界への扉が開く…。そういわ

れています。アナタの思いが強かった…それがこの世界の扉を開かせ、誘われたのでしょう。」

エンジェウーモンが口を開き、そういう。思い…僕の思い…。何かが欲しかった。欲求不満だった。それ

が僕の『思い』だったのかも知れない。その思いが彼を呼び、誘わせ、この世界へ送らされたのだろう。

でも彼は一体誰…。でも話がややこしくなりそうだったのでその言葉は喉元で抑えた。

心地よい風が周囲を突き抜ける。その時だけ…気が楽になっていた。そこでジジモンが再び髭で隠れた口

を開く。

「ところで…帰る方法なのだが…、すまぬ、わしらにもそれは分からん。」

「なっ・・・・」


思わず口を開く僕。協力すると言った癖に…。無責任にもほどがある。さすがにコレは言わねばと口を開

こうとすると、ジジモンが杖で僕の口を塞いだ。

「分からぬから…お前には旅に出てもらう。」

旅…この世界を!?この未確認生物の世界を旅しろと!?それは人間を火山の火口まで突き落とし、「生

きて上がって来い」と言っている様なもの…自分はそう考えた。

「気持ちは分かる…。帰りたいんじゃろ?少なくともここで帰る方法を探すよりは断然マシじゃ。それに

、何かを求めて、思って…この世界に誘われたのじゃろ?だったら・・・ここでそれを見つけると言うの

も悪くはないとおもうのじゃが・・・。」

確かに…。ついそう思ってしまった。確かにここでウジウジしていても帰る方法も見つからないだろうし

、彼が言った『面白い世界』、この『デジタルワールド』がこの程度とは彼の言動からは考えられなかっ

た。それにここで帰れたとしてもまた同じつまらなく、ありきたりの日が続く。それなら・・・と段々プ

ラス思考に切り替わっていく。
それにジジモンたちが一緒にいてくれるのなら安心…。何故かそんな気がしていた。

「はい・・・・分かりました」


今回は返事をよく考えてから言った。多少の不安はあったが自分の言葉に責任を持っていったつもりだ。


「で・・・・すまぬがわしはここら一帯の治安を守るお偉いさんなのでな。一緒には行けぬ。」


なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!?驚いた。とにかく驚いた。この流れで一緒について行けない!?一人で行けと
!?一人で行けと言っているのか!?前言撤回!そう言おうとしたが、また口を杖でふさがれた。


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