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★☆ 九州の温泉ニュース ☆★

53もぐさ  その2:2005/03/27(日) 12:28:13
(つづき)
 ◇環境悪化を未然防止 規制強化へ

 東京都は掘削現場の火災直後に地質学や温泉学の専門家を集めて「安全対策検討委員会」を発足
させ、市街地で温泉を掘る際の「安全基準ガイドライン」を5月をめどに作成する。

 それまでは都内で温泉掘削はできず、2カ所の工事現場で作業を中断させ、新規着工予定の5カ
所でも、当面着工を見合わせるよう指導している。いずれの業者も温泉法に基づく掘削許可を得て
おり、業者側は「許可証があるのにおかしい」「事業計画が狂う」と反発している。

 都は安全対策とは別に、地下水の枯渇を恐れ、くみ上げ量や既存温泉との距離を制限する方針も
打ち出している。地盤沈下との因果関係や地質・地下水への影響は不明だが、環境悪化を未然に防
止する狙いがある。

 計画では、温泉付きマンションの1世帯当たりのくみ上げ量は1日0.5立方メートル(浴槽1
〜2杯分)以下とし、戸建て住宅でも10立方メートルに制限する。また、500メートルを超え
る深度の既存温泉から半径1キロ以内では新規掘削を認めず、200メートル以下の場合でも半径
200メートルの制限距離を設ける方針だ。

 今月の都議会で平井健一環境局長は「温泉も含めた地下水の適正管理のあり方を検討する必要が
ある」と述べ、さらに規制を強化する見通しを示した。

 大阪府はこれまで掘削申請のほぼすべてを認めてきたが、04年度は4件を許可しなかった。い
ずれも「800メートル程度」の制限距離内に別の掘削申請があったからだ。

 府はこの制限距離などの基準見直しのため、05年度に5カ所で泉源の湯量などの調査をする。
「調査結果によっては、基準がより厳しくなることもある。温泉は公共の財産。保護と適正な利用
を図る必要がある」と説明する。

 北海道も5月1日から、北海道温泉保護対策要綱を改正し、札幌市平野部(定山渓温泉地区などを
除く地域)と十勝管内の一部で、既存温泉から500メートル以内での温泉掘削を規制する。

 ◇ガス漏出防止措置、温泉掘削に義務なく

 平野部の温泉掘削は、メタンガスが一緒に噴出する可能性をはらんでいる。特に東京、神奈川、
千葉などの南関東地域や新潟、宮崎、石狩の各平野はガスが出やすい。高圧の地中ではメタンガスは
水に溶けているが、地下水や温泉水が地上に達すると、大気中に放出される。

 地中からガスを掘る場合は、鉱業法に基づいて、掘削口からのガスの漏出防止措置が事業者に義務
付けられている。しかし、温泉掘削にはこうした義務はない。財団法人・中央温泉研究所の甘露寺泰
雄所長は「圧力が高い天然ガスの分布は詳しく分かっていないが、こうした可能性のある場所での温
泉掘削については、噴出を抑える『暴噴防止装置』などが必要だろう」と指摘する。

毎日新聞 2005年3月27日 1時22分


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