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神経症の方の対応

2薬王:2008/07/30(水) 17:15:26 ID:IpFAX/sM0
空さま

白樺Gお疲れ様です。
下記サイトが参考になったので抜粋してみました。
詳細はサイトをご覧ください。


神経症の理論はフロイトに多くを負っている。それを一言で言えば、神経症とは不安を避けようとして必死に闘い、防衛し、その結果として日常生活に支障をきたす病だということになる。フロイトは、人間の心には不安や葛藤を避けるための様々な働きがあり、この心の防衛的な働き(防衛機制)こそ、神経症の症状を生みだしていると考えた。神経症の原因は不安であり、不安を避けようとする心の働きが、社会的には不適切と思われるような行為や身体反応として現れるとき、それが神経症の症状として診断されるのである。

この防衛機制には、抑圧、合理化、置き換え、投影など、様々な種類があるのだが、神経症に深く関わっている強力な防衛機制は「抑圧」と呼ばれる心の働きである。例えば、大勢の前で恥ずかしい失敗をしてしまい、それを思い出すのは苦痛だし、自分が情けない人間、どうしようもなくダメな人間に思えてくるとしよう。この不安を避けるために、嫌な記憶を忘れ去ってしまい、思い出さないように心が働く場合がある。嫌な記憶は無意識という場所に追いやられ、封印されるのだ。この場合、その記憶は無意識に抑圧されたのだと、フロイトは言うのである。


フロイトの最大の功績は、不安を神経症の根本原因と見なし、その不安への心の反応、防衛機制こそ、神経症の症状を生みだす、と考えたことである。彼は次のように述べている。

「すなわち不安は危険状況への反応であり、自我が何とかしてこの状況をさけ、そこから脱するならば不安をまぬかれる。そこで、症状は不安の発展をさけるためにつくられるのだといえるが、それでは深く考察したことにはならない。むしろ、不安の発生が合図となった状況をさけるために症状がつくられる、といったほうが正しい。」(フロイト「制止、症状、不安」)。

不安は神経症の根本原因であり、症状形成はすべて不安の指し示す危険な状況を避けるために生じている。このフロイトの説明は神経症の本質を鋭く言い当てていると思う。ただ、フロイトは不安をいつでも去勢不安や性的欲望への罪悪感、死の本能による攻撃性などに結びつけてしまうので、症状形成のメカニズムを証明しえないほど複雑にしてしまっているに過ぎないのだ。私に言わせれば、まず何らかの不安があり、その不安に対して様々な心の働きが生じ、そのことが神経症の症状に繋がるとだけ言えばよかったのである。


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