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□【地雷の仔も地雷なのか】ダイナーマスク2019-20【説を検証】□

1 : ダイナーマスク :2019/06/02(日) 10:58:52 2Gk9aLAo0
POGが始まって30年弱。地雷という概念が広まって30年弱。

最高峰を謳うPGPでも、地雷血脈の遺伝的研究について、最先端の検証をすべき段階であろう。

説立証の暁には、競争馬のステータスを「スピード」「スタミナ」「勝負根性」「気性」「地雷」とする新説を提唱する予定。

1位 オーソリティ 牡 [東]木村 オルフェーヴル ロザリンド シンボリクリスエス シーザリオ
2位 サトノヴィーナス 牝 [西]平田 ロードカナロア サトノユリア ディープインパクト ソニックグルーヴ
3位 ダノンフォルツェ 牡 厩舎未定 ロードカナロア インディアナギャル Intikhab Genial Jenny
4位 アンティシペイト 牡 [東]国枝 ルーラーシップ アンチュラス ディープインパクト アンチョ
5位 ウインカーネリアン 牡 [東]鹿戸雄 スクリーンヒーロー コスモクリスタル マイネルラヴ クリスチャンネーム
6位 ゴールドティア 牝 [西]池添学 キングカメハメハ ヒストリックスター ファルブラヴ ベガ
7位 エストロ 牝 [東]萩原 ロードカナロア スピードリッパー ファルブラヴ ポップス
8位 アメージングサン 牡 [東]奥村武 ロードカナロア アメージングムーン アドマイヤムーン ビッグテンビー
9位 ナスノフォルテ 牝 [東]武井 ジャスタウェイ ナスノシベリウス Unbridled's Song クレイドルソング
10位 水曜日 牝 [東]高市 ロードアルティマ スガコ キンググローリアス ターフナチュラル


2 : ダイナーマスク :2019/06/02(日) 11:11:49 2Gk9aLAo0
まいどです。ダイナーマスクです。地雷研究家です。PGPSにずっといる気がしています。

前年は帰宅がギリギリになってしまい、vlookupを使う時間がなかったため、既指名馬のワールドエースを未指名と勘違いし1位指名(当然無効)、未指名馬のリオンリオンを既指名馬と勘違い(2位で指名された)。この一手の後先がすべてだったような気がします。そんな今年は少し早く帰宅できたので、vlookupの素振り100本をこなして参戦しております。ただし、早く帰れたということは、ガッツリ飲みながら参戦しております。負けの不思議の負けなし、とはよく言ったもので。

また、おかげ様で私生活も充実しておりまして、なかなか掲示板に書き込むことも難しいのですが、6月〜7月の2か月間で「予言」を多く入れながら、1年間楽しめるような板にしたいと思っております。ひとつご理解をお願いいたします。


3 : ダイナーマスク :2019/06/02(日) 11:12:42 2Gk9aLAo0
自分の指名馬は来週以降に出走するので、まずは今週出走する他者指名馬をイジっていきます。

1位 キズナファン リアアメリア 牝 [西]中内田充正 ディープインパクト リアアントニア Rockport Harbor Beer Baroness
昨年はズル滑ったリアアントニア産駒だが、不自然な遅めデビューの裏に体質の弱さを抱えていたらしい。「早生まれなのにゲートも通さず秋デビュー明言」というのは、新たな地雷ワードとして認識されるのではなかろうか。そんな姉のスベリっぷりから一転、今年の産駒は早期入厩、超高水準な調教時計、阪神開幕週に出走のコンボ。そりゃ当然高評価ですよ、私も地元POGドラフトでは1位指名はこの馬。これだけ図抜けた評判ならば、2歳G1までは強い相手と当たらず、接待されながら少頭数の重賞を2つ3つ、という計算が立つはずだし。牝馬最上位評価で間違いない。

またこの馬は去年の2歳女王・ダノンファンタジーと比較されがちだが、血統・適性・好走走条件はあまり似ないと予想する。血統がやや重く、ミドル〜ハイペースを好み、1200〜1600mで安定するダノンに対し、リアアメリアは軽い米血を持ち、高速馬場で高速上がりを使い、1400〜2400mまで幅広くこなせそうなタイプ。特に少頭数ではかなり安定するはずで、ダノンよりも崩れにくいとみる。ただハイペースは向かないので、G1奪取はペース次第となりそう。

総合評価は「牝馬の最上位評価。ケガがなければ重賞の2つ3つは堅い。G1はペース次第だが当然有力」となる。安定感はかなり高そう。


4 : ダイナーマスク :2019/06/02(日) 11:13:01 2Gk9aLAo0
1位 十具 アブソルティスモ 牡 [東]藤沢和雄 ダイワメジャー ラドラーダ シンボリクリスエス レディブロンド
父ダイワメジャーは米血の塊であり、母ラドラーダはシンボリクリスエス×Seeking the Goldなので米血がかなり強い。配合としては一貫性があり、重さを感じない米血スタミナ型に仕上がっている。母や母母は1200〜1600が主戦場だったが、この馬はもう少し距離は持つだろう。イメージとしては父・ダイワメジャーに近く、スローの後傾ラップで先行し、後続を完封するイメージ。

この馬も早期デビュー確定で、藤沢が「2歳のうちは負けない」という金剛力士王みたいなフラグを立てており、地雷臭も多少はするのだが、配合はいいし、早期デビューだし、理論上、距離も2000mまでは余裕で持つはず。これもリアアメリア同様、そう簡単に崩れる感じはない。正直なところ、レイデオロ・レイエンダ兄弟よりもよっぽど安定感高いと思う(レイデオロの配合はバクチに勝ったイメージなので)。

総合評価は「重賞級。血統的にも素晴らしく、距離も1600〜2000mで存分に実力を発揮できそう」とする。藤沢ラッパ(※)に抵抗のない方は1位指名も当然。(※シェーンメーア、スターオブペルシャ、その他該当馬多数)


5 : ダイナーマスク :2019/06/02(日) 18:10:27 2Gk9aLAo0
重賞級と評価したアブソルティスモは2着。何が「2歳の間は負けない」だこの野郎!と思う貴方はまだまだ若い。この流れは3年に1回くらいは見るので、私などもう慣れたものです。ビバカーリアン、コンゴウダイオー、アステリオン、シュプリームギフト、シェーンメーア…あれ、3年に1回じゃ少ないか?アブソルティスモに関しては次に勝ちそうだから、まあ大丈夫でしょう。


6 : ダイナーマスク :2019/06/02(日) 18:11:04 2Gk9aLAo0
では私の指名馬からちょこちょこ書いていきます。

1位 オーソリティ 牡 [東]木村 オルフェーヴル ロザリンド シンボリクリスエス シーザリオ
【地雷血脈分析】
母ロザリンドは母母シーザリオの4番仔。兄エピファネイア、弟リオンディーズに挟まれた地雷として有名である。この母が走らなかった理由は、恐らく「牝馬にしては重すぎる血統」。スタミナ血統を固めすぎて、キレがまるで感じられなかった。よって産駒は牡馬の方が安定するだろうし、またスピードも足した方がいいだろう。

【当馬の評価】
今回のオーソリティは牡馬に出たので、牝系の持つスタミナは活かせる。サンデーの3×4でスピードも増す。スペシャルウィークとオルフェーヴルは共に欧州スタミナ血統を持つため、相性も良さそう。さらにこの馬は「マラソン馬」。過去2年は結果が出ていないが、マラソン時点ではケガもなく、期待値が高いことは間違いない。牧場側も少なからず意識してるだろうし、復権の可能性は高いのでは。

【現状】
当馬はゲート試験合格済。得意条件は東京、中京の2000m前後がいいだろうが、函館・札幌も合う。豊富なスタミナを活かして行きたいので、まずは札幌2歳あたりが合うと思うがどうか。


7 : ダイナーマスク :2019/06/02(日) 18:11:26 2Gk9aLAo0
2位 サトノヴィーナス 牝 [西]平田 ロードカナロア サトノユリア ディープインパクト ソニックグルーヴ
【地雷血脈分析】
母サトノユリアは、母母ソニックグルーヴの2番仔。ソニックグルーブは牝系としては大当たりがない、いわゆる「地雷牝系」であったが、昨年初めてグルーヴィットという重賞勝ち馬(ファルコンS)も出した。配合次第では重賞も十分に狙えるであろう。

【当馬の評価】
前述・グルーヴィットの3/4同血だが、こちらは牝馬に出たため、適距離が1400m〜1600mであるならば牡馬よりも稼ぎやすいはず。またミスプロクロスを持たないため、芝向きの軽いキレを発揮できそうなのもよい。各媒体で里見オーナーが吹いていたため人気するかと思ったが、ここまで残るのは正直意外だったりする。

【現状】
当馬はいったん入厩したが、ゲート未通過で放牧に出された模様。4月生まれだし、秋デビューで全く問題ない。年末のG1は条件合うので、ここは何とか狙って欲しいところ。


8 : ダイナーマスク :2019/06/02(日) 18:11:49 2Gk9aLAo0
3位 ダノンフォルツェ 牡 厩舎未定 ロードカナロア インディアナギャル Intikhab Genial Jenny

【地雷血脈分析】
母インディアナギャルはアイルランド産であり、牝系の地雷度合いは不明。兄はダノンプレミアム(父ディープインパクト)であり、マイルを主戦場にしているが、血統から言ってもこの牝系はマイル近辺がベストだろう。

【当馬の評価】
そこにきて当馬はロードカナロアに替わり、さらに短距離色が強くなった。ミスプロのクロス、His Majestyのクロスを持ち、あまり距離は持たないと思う。その替わり、短距離向きのスピードはさらに増している。ベストは1200〜1400m、気性がよければ1600まではこなせると思う。

【状況】
ケイアイファームがダノンに庭先で売った(であろう)激熱ラインである、という情報しかない。馬名までは決まっているし、亡くなってはいないと思うが。とりあえず消息を知ることから始めたい。


9 : ダイナーマスク :2019/06/07(金) 21:49:06 2Gk9aLAo0
4位 アンティシペイト 牡 [東]国枝 ルーラーシップ アンチュラス ディープインパクト アンチョ

【地雷血脈分析】
母母アンチョは未出走。産駒は3頭おり、うち2頭のディープ産駒はいずれもPOG期間内にオープン入りしている。母アンチュラスはディープ×アンチョだが、米欧混血でかなり重たい血統。牝馬なら短距離馬に出る可能性が高いので、スタミナが活かせる牡馬に出て欲しい血統である。

【当馬の評価】
まず牡馬に出たのはいい。血統的にはルーラーシップとの配合なので重いのは確かだが、欧州スタミナ血統に寄せた配合なので悪くない。正直、米血得意な国枝厩舎は合っているわけではないが、2番仔で体力もありそうだし、リリーバレーでも最も進んだ組にいるということで、順調さを買って指名。

【現状】
まだ入厩はしていない様子。ただ距離適性は2000m超だろうし、3月生まれでもあり、早期デビューの必要は全くない。順調に進んだ秋以降の駒として期待。狙いは2200m超のオープン特別。


10 : ダイナーマスク :2019/06/07(金) 21:49:24 2Gk9aLAo0
5位 ウインカーネリアン 牡 [東]鹿戸雄 スクリーンヒーロー コスモクリスタル マイネルラヴ クリスチャンネーム

【地雷血脈分析】
当馬はマイネル系なので、母馬の分析をしてもさほど意味はなく、当馬自身のデキを重視すべき。なので割愛。

【当馬の評価】
ウインで最も進んだ組であり、5月の追切で1600万下(旧称)に先着しており、6月2週目デビュー予定。要するに「調教の裏付けのあるウインの一番馬」というのが指名理由。非ノーザン系に立ち向かうには、各牧場(クラブ)の一番馬を狙うしかないだろうし、当馬はその一番馬であると判断。十分やれるはず。

【現状】
6月9日の東京芝1800mでデビュー。軽い高速馬場が得意な血統ではなく、初戦は正直厳しいとは思うが、3着くらいに入ってくれれば今後に十分期待はできそう。


11 : ダイナーマスク :2019/06/09(日) 01:55:49 2Gk9aLAo0
6位 ゴールドティア 牝 [西]池添学 キングカメハメハ ヒストリックスター ファルブラヴ ベガ
【地雷血脈分析】
母母ベガは日本競馬史に残る名牝。そのベガが残した唯一の牝馬が母ヒストリックスターだが、産駒は過去5頭おり、桜花賞馬ハープスターを除けば地雷ばかり。地雷源となっている最大の理由は「産駒の馬格」。カイ食いの悪さからか、410〜420kgでの競馬を余儀なくされている馬ばかりなので、この血脈は馬体重に注意したいところ。少なくとも450kgくらいは欲しい。

【当馬の評価】
父をキンカメに変えた効果か、馬体重は450kg程度と条件はクリア。さらに「乗り込んでも体重を落とさずに来れた」との牧場コメントに加え、マラソン馬の指名まで受けている。血統的にも問題はなく、欧州スタミナに寄せて、ためてキレる脚が使えそう。空胎明けでもあるし、指名の価値はあると見て指名。

【現状】
ゲート試験済で、夏の間にデビュー予定と順調至極。キンカメの牝馬は走らないと言われており、ドラフト人気はなかったが、血統的に強い根拠はないはず。地雷評価?を見返してほしい。


12 : ダイナーマスク :2019/06/09(日) 01:57:15 2Gk9aLAo0
7位 エストロ 牝 [東]萩原 ロードカナロア スピードリッパー ファルブラヴ ポップス
【地雷血脈分析】
母母ポップスはなかなか優秀な牝系であり、当馬の母スピードリッパーの他にポップロックを輩出している。2頭とも米欧混血であり「ハイペースの芝でしぶとく伸びる」という特徴があるため、短距離の方が安定はする。そのため牝馬に出た方が活躍しやすい牝系だろう。

【当馬の評価】
当馬の母・スピードリッパーの3番仔だが、兄2頭はともに牡馬に出て、気性難から去勢済み。ただ今回は待望の牝馬。気性が多少悪くても、短距離ならごまかしも効くし、好走確率はかなり上がると見た。

【現状】
夏前に入厩し、札幌開催を目指したいとのこと。血統的に北海道シリーズは絶対に合うので、まずはここでしっかり勝っておきたいところ。ちなみにガッツリ気性難っぽいが、そこは折り込み済ということでひとつ。


13 : ダイナーマスク :2019/06/09(日) 01:59:05 2Gk9aLAo0
8位 アメージングサン 牡 [東]奥村武 ロードカナロア アメージングムーン アドマイヤムーン ビッグテンビー

【地雷血脈分析】
母母ビッグテンビーはローレルゲレイロを輩出しているが、非ノーザン系なので馬質がやや見劣るのは仕方なし。この牝系はローレルR所有が多く、北海道でのデビューが多いため、重い洋芝血統を狙うのが良さそう。

【当馬の評価】
母ビッグテンビーの初仔となる当馬もローレルR・北海道デビュー(予定)。ロードカナロア×アドマイヤムーン×テンビーは全てRibot系、Princequillo系を内包し、重い馬場ではかなり強そうで北海道向きっぽい。また母方が豊富に持つNijinsky系とニックスとなるStorm Catの血があり、配合レベルはなかなか高い。洋芝芝1200mがベストだろう、目指せクリスマスローズS。

【現状】
ゲート合格済。デビューは北海道でルメール予定との情報も。実際にルメールが乗らなくても、期待値としては十分に高そうだ。


14 : ダイナーマスク :2019/06/09(日) 01:59:32 2Gk9aLAo0
9位 ナスノフォルテ 牝 [東]武井 ジャスタウェイ ナスノシベリウス Unbridled's Song クレイドルソング

【地雷血脈分析】
母ナスノシベリウスは持ち込み馬のため、地雷牝系かどうかは不明。かなりパワーに寄った配合で、ミドル〜ハイペース向きだろう。そういう意味では、ディープやステゴよりもハーツクライの方が合う血統ではある。

【当馬の評価】
姉のナスノシンフォニーはハーツクライとの配合で、相当期待されていたし、実際にパフォーマンスは高かったが、屈腱炎により長期休養を余儀なくされた。当馬はジャスタウェイとの配合になるが、正直、配合評価は姉の方が高い。出来は良さそうなので、地力でなんとか、という期待感。


15 : ダイナーマスク :2019/06/09(日) 02:00:20 2Gk9aLAo0
9位 ナスノフォルテのコピペをミスったので追記。

【現状】
未入厩と思われる。「丸ごと」では武井厩舎においてトップ評価を受けているため、順調ではあるのだろう。


16 : ダイナーマスク :2019/06/09(日) 02:00:45 2Gk9aLAo0
10位 水曜日 牝 [東]高市 ロードアルティマ スガコ キンググローリアス ターフナチュラル

【地雷血脈分析】
母スガコは産駒が9頭いるが、中央勝ちはなし。地雷というよりも落とし穴である。

【当馬の評価】
今年も悩んだ漢字指名だったが、名前のインパクトは当馬が一番だった。馬名の由来は「水の様に美しく」、つまり「水様美」とのことだが、副島オーナーの名付け傾向から考えて、どう考えても水ダウの方である。JRAの審査を通すためとはいえ、この本気のふざけ方は尊敬に値する。

【現状】
3月28日に門別で能研を受け、52.3秒というド平凡なタイムを記録。そしてなぜか中央転厩。芝向きと判断したのか?どう考えてもダート馬だが謎は多い。出来るだけ長く、土曜日と日曜日に走ってほしい。


17 : ダイナーマスク :2019/06/09(日) 02:23:04 2Gk9aLAo0
以下、軽くドラフト回顧です。まずは私の指名スタイルを整理しておく。

①ノーザンファームは中心にならざるを得ないので、評判は一通りチェックして、
②ピックアップした馬の順調さを確認し、
③血統で軽く絞って、
④牝系を見ながら活躍しそうなコース・距離を見極め、
⑤人が踏まなかった地雷っぽいのをあえて踏む。

近年はこれで指名馬を決めているのだが、出走回数、勝ち上がり率は常に高い状態をキープできている。よってずっとPGPSにいるとはいえ、今年もスタンスは変えていない。


18 : ダイナーマスク :2019/06/09(日) 02:26:05 2Gk9aLAo0
参考までに昨年のPGPSの成績を振り返っておくと、こんな感じだった。

・ドラフトで複数回のやらかし
・非ノーザンを7頭指名
・地方馬、千葉セール馬、漢字指名を各1頭

この状態で10頭中9頭デビュー、8頭勝ち上がりの3位である。指名方針自体は間違ってないはずで、あとは漢字指名さえ走れば何とかなるのである(←ここが間違ってる)。結果として今年もノーザンF産の指名は4頭と少な目ではあったが、ドラフトでのやらかしはなく、牡馬・牝馬も5頭づつとバランスよく指名、漢字指名もできたし、まあまあ納得できる出来である。抽選で2回負けたので(母ソラリア、母アンティフォナ)、これが致命傷にならなければ良いが。


19 : ダイナーマスク :2019/06/16(日) 00:59:38 2Gk9aLAo0
ここからは他者1位馬をイジるターン。去年は1〜2位を評価してみたので、今年も各2頭づつ評価してみたい。まずはデビューが早そうな方から。

1位 ろべると シルヴェリオ 牡 [西]池添学 ハーツクライ シルヴァースカヤ Silver Hawk Boubskaia
母シルヴァースカヤ、池添学ばない厩舎という、重厚な地雷要素2つを抱える当馬。ただ当馬はかなり順調で、早々に宝塚記念当日の阪神芝1800mデビューを明言。まず1勝は堅いので、どこまで出世できるかが評価の分かれ目だが、私の評価は「兄の成績は軽く上回れる」である。

母の血統はSilver Hawk×Niniski。両親ともに高速上がりを使う米血で、主に東京・京都・新潟を得意とする。母はこれまでディープとの配合ばかりだったが、ディープは米血スタミナとの相性が悪く、産駒の能力もバラつきやすかった。しかし今回の父・ハーツクライは米血との相性が非常によく、高速上がりを使うタイプも多く輩出している。この種牡馬替わりは「吉」だろうし、クラシック級の配合といえる。

結論:クラシック級。高速上がりを使えるタイプで、特に東京2400mで一発がありそう。

ちなみに、私の地元POGの2位指名です。(1位はリアアメリア)


20 : ダイナーマスク :2019/06/16(日) 01:00:05 2Gk9aLAo0
2位 ろべると マイラプソディ 牡 [西]友道康夫 ハーツクライ テディーズプロミス Salt Lake Braids and Beads
友道厩舎で入厩済、中京芝2000mデビューが確定。1位シルヴェリオ同様に1勝はまず堅く、どこまで出世できるかが評価基準になるが、血統面には正直不安がある。血統自体がやや古くさく、スピード血統が少ないのだ。

テディーズプロミスはSalt Lake×Capoteだが、どちらもキレる脚を持たない。またCapoteがかなり重い血統であり、日本では長距離タイプに出やすい。つまり「キレる脚がない長距離タイプ」であり、日本のクラシック向きではない。ただ、この血統に有利なレースもあり、それがホープフルSである。去年のアドマイヤジャスタのようにスタミナに寄った馬でも好走できるので、まずはここを最大目標にできれば大きく稼げる可能性もありそうだ。

結論:重賞級だが、走る条件が限られるのでやや不安定。ホープフルSが最も向きそう。


21 : ダイナーマスク :2019/06/16(日) 01:01:56 2Gk9aLAo0
1位 HITGD ブルトガング 牡 [東]手塚貴久 ディープインパクト タピッツフライ Tapit Flying Marlin
去年の桜花賞馬・グランアレグリアの全弟。姉は藤沢厩舎・早期デビューなのに、血統面を不安視されたのかドラフト人気はさほど高くなかった。それが今年は手塚厩舎でドラフト1番人気。いかにも高値掴みしそうなプロフであり、地雷臭が漂う1頭ではある。

地雷臭の原因はやはり血統面。母はガチガチの米血であり、ディープの良さである欧州スタミナは全く活かしていない。高速上がりは使えたとしても距離は持たず、ベストは1400m〜1800mと思われる。牝馬ならこの距離適性でもよいが、牡馬でこの制限ではあまり食指は動かない。とはいえ、デビュー戦は目ぼしいノーザンF産もおらず、接待されて1勝は堅いだろう。血統的には東京向きと思われるので、秋の東京重賞でどれだけ稼げるか。

結論:重賞級。ただ距離に不安があり、クラシックは難しい。重賞をいくつ勝てるか。高値掴みざまぁwwにならないことを祈ろう。


22 : ダイナーマスク :2019/06/16(日) 01:10:50 2Gk9aLAo0
2位 HITGD ラインベック 牡 [西]友道康夫 ディープインパクト アパパネ キングカメハメハ ソルティビッド

アパパネの三男坊。全兄2頭は気性難にトラブルが重なり、あまり使うことができなかった。この馬は早期デビューで、今のところ大きなトラブルもない。三度目の正直か、それとも兄より優れた弟など(略)なのか。

ここまで順調なら気になるのは気性面だが、おそらく気性難の可能性は非常に高い。理由はデビュー戦が中京芝1600mであること。友道厩舎の長距離好きは有名であり、牡馬SS系はまず間違いなく1800m〜2000mで使ってくる。その友道厩舎が芝1600mを使う、そこには大きな意思が働いているはずで、考えられる理由は気性難しかない。そこは織り込んで考えるべきである。

しかし、この馬のポテンシャルはその気性難を補って余りある可能性がある。何のかんので全兄は3勝以上しているし、距離はそこまで持たないはずだが、順調に使えれば当然重賞には顔を出してくるはず。2位指名の期待には十分に応えられるのでは。

結論:重賞級。気性難はほぼ確定、距離はあまり持たないだろうが、それでも夢を見たい人向け。

ちなみに、兄より優れた弟など(略)の原作において、一番強いのは四男坊であり、三男坊は一番(自主規制)


23 : ダイナーマスク :2019/07/07(日) 23:12:49 2Gk9aLAo0
1位 大和魂 サトノフラッグ 牡 ディープインパクト バラダセール Not for Sale La Balada
母バラダセールは米欧混血で、少し重たいタイプ。3頭の姉はみなハーツクライ産駒だったが、スタミナを活かして時計のかかる馬場で活躍していた。ただキレがあまりなく、勝ち味に遅いという特徴も併せ持っていた。

当馬はディープ産駒に変わり、初の牡馬に出た。しかし血統的には「キレがない」というのは恐らく変わらない。さらに、元々が長距離志向のハーツクライならともかく、中距離タイプのディープに変わったことで「キレがない」のは致命傷になる可能性が高い。夏の新潟・札幌、あとは冬の中山あたりであれば活躍の場もあるだろうが、この血統、このオーナーがそんなマイナー路線を使うとも思えず。思ったように稼げず終了、と読む。

結論:キレがないディープには火薬臭しかしない。特大地雷と予想。

余談だが、「サミー×フラグ」といえば、世間を震撼させたフラグコピー打法を思い出させる。当時のスロット業界で大騒ぎになり、シマ閉鎖まで発生したのだが、よくもまあこんな縁起の悪い名前つけたなおい。血統と合わせて考えても、四コマ以上のズルスベリを予感するのは私だけか。


24 : ダイナーマスク :2019/07/07(日) 23:14:32 2Gk9aLAo0
2位 大和魂 スパングルドスター 牝 ディープインパクト スタセリタ Monsun Soignee
姉は去年のアルテミスSを勝ったシェーングランツ。姉は重賞こそ勝ったが、かなり展開に恵まれた勝ち方だったし、何よりディープ産駒っぽいキレがなかった。ディープ×Monsunは日本の馬場には重すぎて、特殊条件待ちになってしまうのはほぼ確実で、妹もその傾向は当然あるだろう。夏の札幌1800m・東京2400mあたりでなければ重くて走れないと見る。

でも姉は重賞勝っただろ!もう忘れたのかこの野郎!と言うなかれ。私も姉は「1勝+α」と評価したし「札幌芝1800mデビューを明言」という点はプラス評価していた。しかし妹はドラフト時点でデビュー時期に関する情報がなく、札幌デビューの可能性はさほど高くないと踏んだ。適性のありそうな札幌に出ないのなら、期間内未勝利の可能性までありそうだ。

結論:キレがないディープには火薬臭しかしない。また姉よりも劣るとみた。これも地雷と予想。


25 : ダイナーマスク :2019/07/07(日) 23:15:14 2Gk9aLAo0
1位 バランシーン ディアスティマ 牡 [西]高野友和 ディープインパクト スウィートリーズン ストリートセンス Livermore Leslie
母はアメリカG1を3勝。当馬は初仔でありながらドラフト人気していた。人気の理由は「ディープ×米血は相性がよい」と思われているからだろうが、この配合、私はかなり懐疑的に見ている。

ディープは米血と相性がよい。それは間違いではないが、あくまでも米国「スピード血統」と相性がよいのであって、米国「スタミナ血統」との配合は一転して地雷の宝庫になる。ディープが持つ豊富な欧州スタミナと合わさり、かなり重い配合になるからだ。そして当馬の母スウィートリーズンは、米血スピードが少なく、米血スタミナに寄せた、いわば教科書通りの地雷配合である。

とは言いつつも、ドラフト直前までは私も指名候補に入れていた。初仔で6月阪神デビュー、ノーザンFの一番馬というプロフは価値が高い。接待競馬で勝ち上がりは期待できるし、米国スタミナ血統でもたまには一発もある(アルアインとか)。しかし5月末に一頓挫の情報が流れ、実際に6月デビューがなくなった。この時点で強調材料は雲散霧消、火薬臭だけが残された状況では指名するのは難しかった。

結論:ディープ×米血スタミナで早期デビューもないとなれば、特大地雷の可能性もある。思い切ってノーマーク。


26 : ダイナーマスク :2019/07/07(日) 23:15:42 2Gk9aLAo0
2位 バランシーン アウサンガテ 牡 ディープインパクト アゼリ ジェイドハンター Zodiac Miss
アメリカG1を11勝した母の7番仔。兄には2億4000万の地雷と言われたロイカバード(※意外と小銭は稼いだ)や、2億7000万もするのに1000万下でルメールの無駄遣いを繰り返すアドマイヤアゼリがいる。今回は金子真人HD×中内田ということで人気になっていたが、母は5連産のBBAだし、上の惨状を見る限り、この血脈で大成するのは難しいと思う。

一応ちゃんと分析しておくと、血統的にはスタミナ豊富なので、芝で時計のかかる長距離戦がベスト。よってデビュー時期未定なのは気にならない。冬〜春にかけて1勝できれば、ダービートライアルで面白いが、シルヴァンシャーですら1勝止まりだったし、どうしても頭打ち感は出ると思われる。

結論:冬〜春の芝2200m未勝利あたりで1勝し、ダービートライアルで掲示板クラスと予想。


27 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 01:37:52 2Gk9aLAo0
少し間が開きましたが、残るレビューやっていきますね。

1位 あるど サンクテュエール 牝 ディープインパクト ヒルダズパッション Canadian Frontier Executricker
ヒルダズパッションの5番仔。上はすべて牡馬だが、POG期間内1〜2勝と不振で、重賞出走馬はいない。この原因は母の血統にあると見る。

母ヒルダズパッションはCanadian Frontier×El Pradoという配合。血統内に「Gone West×Clever Trick」を内包しているのだが、この「Gone West×Clever Trick」、実はケイムホームと全くの同配合である。ケイムホームの特徴を一言でいうと「一本調子のダートマイラー」であり、ここにSeattle Slew、El Pradoを加えたところで、やはり「一本調子のダート馬」に出やすいだろう。実際、当馬の兄たちは上がり最速とは無縁であり、先行逃げ残りやマクリなどで勝ってきている。もっと言うと、ディープの良さである「極上のキレ」が完全に殺される配合と見ていいだろう。

そこに来てサンクテュエールだが、キレのないディープ産駒、しかも牝馬では大活躍は期待できそうにない。一本調子な米血なので、芝なら新潟や東京が良さそうであり、藤沢厩舎は合っていそうだが、それでも重賞までは届かないだろう。

結論:ディープ牝馬にしてはキレ不足だが、藤沢厩舎は合いそう。現実的な予想としては、兄と同様の1勝+αで、重賞には届かないと見る。


28 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 01:38:20 2Gk9aLAo0
2位 あるど アドマイヤカストル 牡 ディープインパクト イルーシヴウェーヴ Elusive City マルティカラーウェイヴ
当馬の分析をするにあたり、まずは全兄であり、前シーズンで地雷となったサトノソロモン(牡3)の分析を振り返っておこう。

>母イルーシヴウェーヴの母父はElusive Quality系。ディープとの配合は過去5頭しか日本で走っていないのだが、その中にケイアイノーテック・ショウナンアデラという2頭のG1を含む、超優秀な血統である(アフェクテューズという懐かしい地雷も含むことはこの際気にしない)。この血統の特徴としては、短距離向きのスピード・スタミナが豊富といえる。実際、2頭のG1馬は1800m以上での好走実績はない。そこでサトノソロモンである。母父が短距離っぽいところに、母母にBlushing Groom系やNijinsky系を持ってきて、アメリカ系スタミナ血統を豊富に入れてきた。ただディープの持つヨーロッパ系スタミナ血統は全く合わず、むしろズブくなっているため、やっぱり短距離っぽく見える。とはいえ、そこは池江厩舎なので、マイラーでもクラシックには乗せてきそうだが、2000m超となるとさすがに苦しいのでは。

要するに「キレる脚のないマイラー」という評価である。この血統評価に加え、1月生まれで9月デビューという遅さでは、体質の弱さやカイ食いの悪さを疑わざるを得ない。さらに、ドラフト人気していた全兄よりも明らかに評判は下がっている。超良血だし1勝はできるかもしれないが、体質の弱さも相まって、大きく稼ぐことは難しいと見る。

結論:数を使えないマイラー。秋デビューとなるとさらに確度は落ちるため、1勝クラスと予想。

なおオーナーの近藤氏は「70歳超えの資産家」「体調が悪い」「若い嫁をもらった」という状況に加え、去年、今年とセレクトセールで異常なくらい高額馬に特攻している。最後の派手な打ち上げ花火、と見る向きもあるが、「遺産を残さない」という動きにも見えなくもない。キーワードに着目するとどう見てもドンファン案件だが、真相やいかに。


29 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 01:38:49 2Gk9aLAo0
1位 BABE アルジャンナ 牡 [西]池江泰寿 ディープインパクト コンドコマンド Tiz Wonderful Yearly Report
母の初仔であり、母父Tiz Wonderfulも日本での実績はほとんどない。この馬はどう見るべきか。

血統での懸念点は大きく2点。まず、やはり母父Tiz Wonderfulは気になる。Tiznowの血統は日本的ではなく、多くは短距離ダート馬となるからだ。そして母内に3本持つSeattle Slewの血も気になる。Seattle Slewはディープと非常に相性が悪く、3代血統内に入るだけで駄馬を量産するという地雷配合。過去にもデビュタントやラルクなどの地雷を踏んだ人は多いはずだ。よって血統からは推せない。Storm Catの血があったとしても、その他の血統の香ばしさが勝るのである。

しかし当馬には別のプッシュ材料がある。まずはノーザンファームで1月生まれ、ゲート済という点。この順調さがあれば大ハズレはあるまい。また初仔でフレッシュな点、池江厩舎の1番馬である点も強調材料足りえる。よって血統を深く考えなければ、上位指名は当然のプロフィールだろうし、それなりに走ると思われる。適性としては夏の小倉1800m、秋の京都2000mあたりにありそう。小回りで小脚を使い、あまりキレを要求されない条件であれば、仕上がりの良さと能力の高さで押し切れそうだ。ただ春のクラシックはそこまで相性がいいわけではない。夏〜秋のうちにしっかり稼いで、弥生賞〜皐月賞で一発狙い、というイメージがしっくりくる。

結論:重賞級。ベストは京都2000mの京都2歳Sと見る。うまく行けば弥生賞〜皐月賞もチャンスあり。


30 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 01:39:25 2Gk9aLAo0
2位 BABE ヒートオンビート 牡 キングカメハメハ マルセリーナ ディープインパクト マルバイユ
桜花賞馬マルセリーナの2番仔。兄は京成杯馬ラストドラフトであり、見た目だけなら超良血である。ただ血統にはひとつ心配な点がある。それはラストタイクーンのクロスだ。

ラストタイクーンはBCマイルを勝った欧州マイラーで、産駒は総じて「ミドルペース以上に強く、スローペースに弱いマイラー」という特徴があった(アローキャリー、オースミタイクーンなど)。しかしこの特徴はディープとは真逆であり、そもそも相性は良くないはずなのだ。母マルセリーナはディープ×ラストタイクーンという配合のG1馬だが、桜花賞は後方一気という奇襲での勝利であり、その後は鳴かず飛ばずで競争成績を終えている。母馬としてのレベルは決して高くない。当馬はこのラストタイクーンをクロスさせ、さらにディープよりのキンカめを入れたことで、配合的にバラバラになってしまった感すらある。デビューも秋以降であり、牡馬マイラーということも併せて考えれば、大きく活躍するのは難しいと予想。

結論:恐らくマイラーだが、血統的に欠陥がある。特大地雷と予想。

なお個人的な見解だが、当馬の父・キンカメよりも、ラストドラフトの父・ノヴェリストの方がディープとの相性は良いはずである。当馬を「ノヴェリストで重賞馬なら、キンカメでG1馬でしょ」的なノリで指名した方も多いと思うが、今回は爆上げした株式の高値掴みよろしく、ハシゴを外される絶好のタイミングと見た。


31 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 13:37:10 2Gk9aLAo0
1位 ストロング小林 テイルウォーク 牡 マジェスティックウォリアー フラーテイシャスミス Mr.Greeley シダクティヴスマイル
ドラフト1位でマジェスティックウォリアーですか。私はストロング小林さんの指名馬とよく被るのですが、この馬はさすがに被らなかった。

当馬は6連産目の7番仔。兄姉はすべてダート馬で、1400m〜1800mを主戦場としている。ダート馬と考えれば指名はもちろんアリで、全日本2歳優駿は条件としても合うだろう。ただ芝馬となるとどうしても血統的に限界がある。ここまでBold RulerとBuck Passerを強めに入れてしまうと、かなり一本調子になり、スロー〜ミドルペースでの高速上がりに太刀打ちできなくなるからだ。よってあくまでもダート馬と考えた方がいいし、そうなるとドラフト上位の枠を使ってまで取るべき、とは思わない。地雷とも思わないが。

結論:芝で大きく稼げる感じはなく、1位指名としては微妙だが、ダート馬として1〜2勝の活躍は期待できる。


32 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 13:37:52 2Gk9aLAo0
2位 ストロング小林 ソードライン 牡 ジャスタウェイ メジロジェニファー ホワイトマズル カンパナ
金子さんがセレクトセールでお買い上げしたジャスタウェイ産駒。母は日本で3勝しているが、そのすべてが芝2000m。メジロの馬っぽく、かなりスタミナに寄った母といえる。では当馬はどんな馬になるのか。

まず、去年1年通してジャスタウェイ産駒を見た感想として、母の配合は「米国スピード血統×欧州スタミナ血統」という感じがベストと見る。元々ジャスタウェイ自身がスタミナ血統を豊富なタイプなので、スピードを補充するとバランスが非常によくなる。しかし当馬の母メジロジェニファーは、欧州スタミナこそ合うものの、スピード血統がやや不足しており、母同様、2000m超のスタミナ比べで真価を発揮しそうなタイプ。堀厩舎なので、東京2400mを狙って走らせれば活躍できそうだが、活躍できる舞台が限られるため、安定感はあまりないと見る。

結論:東京芝2400mを主体として2勝クラスと読む。青葉賞・ダービーに出走が叶い、重馬場になればチャンスありそう。


33 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 13:38:31 2Gk9aLAo0
2位 十具 ポタジェ 牡 ディープインパクト ジンジャーパンチ Awesome Again Nappelon
この血統、過去に全姉・エリティエール(牝5)を評価したことがあるので、その評価を貼っておく。

>母父Awesome Againはダートで強い馬を出しているが、芝ではからっきしで、マトモに走ったのは半姉・ルージュバック1頭だけ(だと記憶している)。そのルージュバックは父母の相性が非常に良かったのだが、今回の父はディープインパクト。特に相性が良いわけでもないし、普通にダート馬に出そう。全兄・ケイブルグラムもどう見てもダート馬だし。ここに「早期デビュー可能」や「イギリスダービーを狙う」など、ポジティブなコメントがあればともかく、ドラフト時点でのプッシュはほぼ皆無で「成長途上」というコメントが出る状況。冬場に出てきて芝でスベり、、春先のダートで何とか1勝、という流れが見えて仕方ない。いくら大竹厩舎がダートに強いといっても、POG的には「地雷」と評価することになる。

今回は馬主がキャロットFから金子真人HDに変更となっているが、基本的な評価は同じ。ドラフト時点で入厩済であり、1勝はできそうだが、ポテンシャル自体には魅力を感じない。適性は新潟や京都外回りあたり。きさらぎ賞あたりは向きそうなので、1勝して参戦できれば面白い存在になれるか。

結論:1勝+αと予想。新潟か京都外回りに適性がありそう。きさらぎ賞に出てきたら要注意。


34 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 13:39:02 2Gk9aLAo0

2位 キズナファン ダノンレガーロ 牡 ディープインパクト キングスローズ Redoute's Choice Nureyev's Girl
3歳春の重賞で活躍したサトノアーサーの全弟。最近のダノックスは事前情報をほとんど出さず、馬体や動きがわからないため、血統やその他の薄い情報で判断せざるを得ない。よって単純に選馬の難易度が高いのだが、では頼みの綱である血統はどう見ればよいのか。

まず母父Redoute's Choiceは、Danehill系らしい「先行力があり、高速馬場に強いマイラー」という特徴を持つ。そしてDanehill系はかなり遺伝力が強く、母父に入ってもその影響力が強く出る。よって当馬も高速マイルを主戦場とする可能性は非常に高い、これが基本である。

となると、当馬の取捨における最大のポイントは「POG期間内に高速マイルでどれだけ稼げるか」となる。高速マイルになりやすいのは、夏の新潟が本線で、あとは秋の中山・阪神・京都あたり。となると、ドラフト時点の「秋以降デビュー濃厚」というコメントだけでかなり怪しく感じる。もちろん、全兄のように芝1800mの重賞で稼ぐ可能性もあるが、全兄はドラフトでもかなり評判になった馬。この全兄を超える能力がなければ、芝1800m重賞での好走も難しくなってきそうだ。

結論:秋に出走できれば1勝クラス、冬以降デビューなら未勝利の可能性も出てくる。地雷の可能性は高い。


35 : ダイナーマスク :2019/07/28(日) 13:53:28 2Gk9aLAo0
ということで全員分の1位・2位指名を書いてみました。年々、ノーザンファームの高額馬に逆らいにくくなってますが、それでも地雷は潜っているもの。臆せず評価したつもりです。

なお個人成績の近況としては、オーソリティ、ウインカーネリアン、アメージングサンが順調に勝ち上がって既に3勝。またドラフト10位の水曜日が13人気で4着と謎の激走で、勝ち上がりも夢ではなくなってきました。秋デビューが意外と多そうなので、ここから伸び悩むかもしれませんが、まあ全馬ぼちぼち活躍してくれれば。


36 : ダイナーマスク :2020/06/05(金) 19:19:27 2Gk9aLAo0
約10カ月ぶりの登場です。ご無沙汰しておりますダイナーマスクです。
ダービーの結果も出ましたので、とりあえずは軽く回顧だけしておきます。

1位 オーソリティ 牡 [東]木村 オルフェーヴル ロザリンド シンボリクリスエス シーザリオ

【予想】
母ロザリンドは母母シーザリオの4番仔であり地雷だった。牡馬に出たので、牝系の持つスタミナは活かせる。得意条件は東京、中京の2000m前後がいいだろうが、函館・札幌も合う。豊富なスタミナを活かして行きたい。
【結果】
東京芝2400m青葉賞勝ち。もっと早期に活躍できたと思うが、ノーザンファーム使い分け大作戦の影響を受けてしまった印象。シーザリオの血は地雷もあるが、お宝もあるということを証明してくれたので満足。できればダービーでその雄姿を見たかった。

2位 サトノヴィーナス 牝 [西]平田 ロードカナロア サトノユリア ディープインパクト ソニックグルーヴ

【予想】
ソニックグルーヴは「地雷牝系」だったが、昨年初めてグルーヴィットを出した。牝馬に出たため、適距離が1400m〜1600mであるならば牡馬よりも稼ぎやすいはず。芝向きの軽いキレを発揮できそうなのもよい。
【現状】
適距離と読んだマイル以下を一度も使わず、結果未勝利。どうにも出脚がつかない上、中距離向きのキレ不足で勝ちきれず。同牝系のジュンライトボルトも出脚が悪いので、この一族の特徴かもしれない。これは「地雷牝系」として認定したい。


37 : ダイナーマスク :2020/06/05(金) 19:19:52 2Gk9aLAo0
3位 ダノンフォルツェ 牡 厩舎未定 ロードカナロア インディアナギャル Intikhab Genial Jenny

【予想】
この牝系はマイル近辺がベスト。とりあえず消息を知ることから始めたい。
【結果】
消息不明(引退)。本当に存在していたのかすら疑わしい。ディスカバリーチャンネルは追跡しとらんのか?

4位 アンティシペイト 牡 [東]国枝 ルーラーシップ アンチュラス ディープインパクト アンチョ

【予想】
母アンチュラスは米欧混血でかなり重たい血統。距離適性は2000m超、順調に進んだ秋以降の駒として期待。狙いは2200m超のオープン特別。
【結果】
晩夏に予想よりも早いデビュー、ソエを我慢して使ったが勝ち上がれず。3歳春に芝1800m、芝2400mを連勝したがもはやここまで。得意条件は予想通りだったが、国枝厩舎ではどうしても馬房優先になる。本音としては、もう少しじっくり使い始めても良かったんじゃないの?と思ってしまうが、こればっかりは仕方ない。


38 : ダイナーマスク :2020/06/05(金) 19:20:28 2Gk9aLAo0
5位 ウインカーネリアン 牡 [東]鹿戸雄 スクリーンヒーロー コスモクリスタル マイネルラヴ クリスチャンネーム

【予想】
ウインで最も進んだ組であり、6月2週目デビュー予定。軽い高速馬場が得意な血統ではないが、3着くらいに入ってくれれば今後に十分期待はできそう。
【結果】
初戦で想定以上の2着に入り、能力の高さを確信。平場2勝+OP2着に加え、皐月賞でも大善戦の4着。スクリーンヒーロー産駒はこれがあるから怖い。

6位 ゴールドティア 牝 [西]池添学 キングカメハメハ ヒストリックスター ファルブラヴ ベガ

【予想】
母ヒストリックスターは桜花賞馬ハープスターを除けば地雷ばかり。地雷源となっている最大の理由は「産駒の馬格」だったが、当馬は馬体重450kg程度と条件はクリア。血統的には欧州スタミナに寄せて、ためてキレる脚が使えそう。
【結果】
馬体重は456kg前後をキープし、結果2勝してくれた。5戦全てで欧州っぽい重い馬場になってくれたのはラッキーだったが、やはり牝系の格としては高いと思われる。2020シーズンのアークライトも500kg前後あるが、より欧州に寄せた感じになり。これは期待できそう。


39 : ダイナーマスク :2020/06/05(金) 19:20:52 2Gk9aLAo0
7位 エストロ 牝 [東]萩原 ロードカナロア スピードリッパー ファルブラヴ ポップス

【予想】
母母ポップスはなかなか優秀な牝系。「ハイペースの芝でしぶとく伸びる」という特徴があるため、短距離牝馬は活躍しやすいはず。血統的に北海道シリーズは絶対に合うので、まずはここでしっかり勝っておきたい。
【結果】
予定していた北海道シリーズを使わず、血統的に合うとは思えない新潟デビューで取りこぼし。最後にダートで1勝したが、どうにも歯車は狂ったままだった。復帰戦は北海道の芝を予定しているようなので、馬券で借りを返してもらおうか。

8位 アメージングサン 牡 [東]奥村武 ロードカナロア アメージングムーン アドマイヤムーン ビッグテンビー

【予想】
母母ビッグテンビーはローレルゲレイロを輩出している良血。重い馬場ではかなり強そうで北海道向き。洋芝芝1200mがベストだろう、目指せクリスマスローズS。
【結果】
北海道で2戦して勝ち上がり。新馬ではプリンスリターンのクビ差2着、未勝利戦はレコードで圧勝、能力はあったはず。しかしソエを発症し、大目標のはずのクリスマスローズSを使えず、調子を落としたまま2戦惨敗して終了。ケガばっかりはわからん。。。


40 : ダイナーマスク :2020/06/05(金) 19:21:18 2Gk9aLAo0
9位 ナスノフォルテ 牝 [東]武井 ジャスタウェイ ナスノシベリウス Unbridled's Song クレイドルソング

【予想】
かなりパワーに寄った配合で、ミドル〜ハイペース向き。正直、配合評価は姉の方が高いが、出来は良さそうなので、地力でなんとか。
【結果】
芝で結果が出ず、ダートで勝ちあがり。父がジャスタウェイに変わって芝向きのキレがなくなってしまった。なおドラフト後に知ったのだが、語源となった銀魂におけるジャスタウェイの立ち位置は「爆弾」だったらしい。まさか父系が爆発する方だったとは思わなんだ。

10位 水曜日 牝 [東]高市 ロードアルティマ スガコ キンググローリアス ターフナチュラル

【予想】
なぜか中央転厩。芝向きと判断したのか?どう考えてもダート馬だが謎は多い。出来るだけ長く、土曜日と日曜日に走ってほしい。
【結果】
6戦未勝利で中央抹消。説立証とする。


41 : ダイナーマスク :2020/06/05(金) 19:27:20 2Gk9aLAo0
2019-2020シーズンは10頭中9頭デビュー、7頭勝ち上がりの2位で終了。勝利数は一番多かったし、2勝馬も4頭出たので、成績としては満足なのだが、ひとつ引っかかることがある。私、>>18でこんなことを書いているのだ。

「結果として今年もノーザンF産の指名は4頭と少な目ではあったが、ドラフトでのやらかしはなく、牡馬・牝馬も5頭づつとバランスよく指名、漢字指名もできたし、まあまあ納得できる出来である。抽選で2回負けたので(母ソラリア、母アンティフォナ)、これが致命傷にならなければ良いが。」

母アンティフォナ=ラウダシオンである。致命傷である。さあみんなでご一緒に。


ナイスフラグ!


42 : ダイナーマスク :2020/06/05(金) 19:34:12 2Gk9aLAo0
2019-2020シーズン締めたいと思います。

いつも書き込みできなくてすみません。
大和魂さん、PGP優勝おめでとうございます!
おーすけさん、PGPS優勝おめでとうございます!
おっぺけさん、いつも運営ありがとうございます!
ご挨拶が最後になってしまい申し訳ありません。

そして来期の予告指名ですが、まず漢字指名は見送ろうと思います。いまさら「弁当」とか「赤い鳥」とか書いてもしょうがないし。その代わり、10位は予告指名します。

10位予告:性別のよくわからない馬

それではドラフトでお会いましょう。


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