その場の空気が あかるくなる
じらいがそこに ただいるだけで
みんなのこころが やすらぐ
そんなじらいを わたしもふみたい
2位 ナスノシンフォニー 牝 ハーツクライ ナスノシベリウス Unbridled's Song クレイドルソング
3位 レリカリオ 牝 [西]矢作芳人 マリブムーン アンライヴァルドベル Unbridled's Song Queenie Belle
4位 ダノンフォーチュン 牡 ディープインパクト ペニーズフォーチュン Storm Cat ラヴリアーリンダ
5位 ミッキーワイルド 牡 ロードカナロア ワイルドラズベリー ファルブラヴ ディアアドマイヤ
6位 ムーランナヴァン 牝 エイシンフラッシュ シュペトレーゼ ディープインパクト ショアー
7位 マイネルイノメ 牡 [東]鹿戸雄 スクリーンヒーロー コスモハート マイネルラヴ タカラカンナ
8位 ヤマニンヌヌース 牝 ディープインパクト ヤマニンエマイユ ホワイトマズル ヤマニンザナドゥ
9位 エイムアンドエンド 牡 エイシンフラッシュ ロフティーエイム サンデーサイレンス ウィッチフルシンキング
10位 グランデミノル 牝 [西]本田優 エンパイアメーカー クロスウォーターⅡ Storm Cat Bay Harbor
最近は私生活（というか会社）が忙しく、なかなか時間が取れなくなってきました。年を重ねるごとに責任のあるポジションになるのは仕方のないことと割り切ってます。ただ、本来であればＰＯＧ本に頼ることなく、血統、セール、海外馬を織り交ぜて指名していくのが私のスタイルですが、今年は時間の関係でセール、海外馬を指名することができず、とっても普通の指名になってます。・・・その方が上位に行くんじゃねーのか、というご指摘は気にしない方向で。
あと、最近は文章を全く書いておらず、大して面白くない文章と思いますが、その辺もご容赦ください。やっぱり文章って、常に書いてないとヘタになるんだなーと痛感しております。
エアカページを指名したのに懲りて、エアスピネルをスルー。
トゥエルフスナイトを指名したのに懲りて、エピファネイアをスルー。
長男坊がスベったからと言って、次男坊を見限るのは早計である。それは私の歴史が証明している。
そこに来て当馬である。長男坊が大スベリしたとは言え、プロフを見ればディープインパクト×キングカメハメハ×Storm Cat、加えて母が三冠馬と、復権の素養は十分に持っている。さらに5月時点で入厩済と、出走しないリスクもほぼない。このような馬がＰＧＰＳに流れたのは、ＰＧＰのメンバーがまだまだ地雷の経験が浅い、という他はない。私のようなベテランともなれば、このプロフは垂涎の的。さらに次男坊という珍名、かつ漢字表記が可能な馬。私のドラ１として相応しい馬であり、エアカページとトゥエルフスナイトでスベった屈辱をまとめて晴らしてもらえるものと信じている。
ハーツクライの配合相手として、最も重視すべきはHimyarの血だと私は思っている。Himyarはハーツの母母アイリッシュダンスと呼応し、ディープとはタイプの違うアメリカ的なスタミナを得られるため、ディープが苦手がＧ１を相対的に有利にすることができるのだ。この仮定で行くと、当然Unbridled系は相性がいいし、Caroの血を取り入れたUnbridled's Songはさらに相性がいいはずだ（ハーツの母父トニービンと呼応するため）。
この馬は元々マークしていたのだが、何かの拍子に人気が沸騰したらしく、地元ＰＯＧでも人気になっていた。そのため順位は早めに繰り上げて指名してみた。貴重な関東牝馬の速攻系として期待しておこう。それにしても、ナスノがドラフト人気するのは2004年以来だろうか。ちなみにその時にドラフト１位指名されたナスノは、東京都板橋区大山駅のそばでもんじゃ焼き屋をやっているらしい。近くにお立ち寄りの際はぜひ。
矢作厩舎×牝馬の場合、米血を固めて芝1400ｍを主戦場にして荒稼ぎするパターンが多い（スタミナ血統は不要）。その点、当馬はやや中距離向きだが、1400mもこなせないことはないし、なによりノースヒルズの今年の一番馬。気性とスピードさえ足りていれば、マイル前後でＧ１級の活躍が期待できると想定。
当馬は当然ＰＧＰで指名されていると思っていたが、ぱっと見たところ外国馬がほとんど指名されていないことに気づき、指名漏れを確認して慌てて指名。するとBABEさんも「狙っていた」とコメントが出た。マイラー指名に定評のある方のお墨付きをいただき、期待は膨らむばかりである。
ドラフトも中盤。深夜となり、アルコールが体内に回り切るタイミングで「ダノンフォーチュン」という手抜き感あふれるネーミングの馬を指名。正直なところ、順位や他者との駆け引きなんぞは全く記憶にない。ついでにこの馬を指名した記憶も（自主規制）この順位でサマーハ取ればよかった…と思ったところでアフター・ザ・フェスティバルである。
とはいえ、血統背景などは一流のそれである。ディープインパクト×Storm Catで、500kg超と兄よりも大型に出た馬体。母母は欧州スタミナ血統を豊富に持ち、クラシックディスタンスもこなせる素養がある。日本で流行っている血統とは言い難いが、全兄よりも前進はしてくれるだろう。厩舎も同じだし。
謎があるとすればそのネーミングである。なぜ長男坊に「ダノンフォーチュン」と名付けず、次男坊にこの名を与えたのか。やはり次男坊が正当後継者と踏んでいるのか、さもなくばダノンのおっさんが夜中に酔っぱらいながら名付けたためか。前者であることを強く望みたい。
私の持論（感覚的なもの）ではあるが、「短距離馬を指名するならＳＳ直系はなるべく避ける」というものがある。ＳＳ系を持つこと自体は悪くないので、３代前くらいに入っているのがちょうど良い。ＳＳ系は短距離ハイペースの潰し合いは強くないので、あまり影響が強いと活躍しきれないのだ。
そこに来て当馬は、父ロードカナロア×母父ファルブラヴ×安田厩舎。いかにも短距離志向が強そうな組み合わせであり、ＳＳの血も３代前とちょうどいい位置。これで速攻系か、牝馬であればもっと人気は出たのだろうが、だからこそこの順位まで残っていたともいえる。あとは安田隆厩舎が色気を出して、2000mとかに目を向けなければ何とかなるだろう。
なお、この馬は長男坊でありつつ「ミッキーワイルド」というネーミング。謎はないが、期待感もあまり感じない。ミッキーのオバハンが大量に名付けしていき、最後「ワイルドラズベリー」のワ行まで来て面倒くささが出ただけであることを強く願いたい。
これは血統で取ってみた１頭。ドイツ血統の代表格とも言えるSurumuの4×4を持ち、Nureyev、Lyphardといった血も押さえている、キレイなヨーロッパ血統。牡馬ならクラシック血統なのだが、牝馬だともう少し軽さが欲しい感じはする。それでもノーザンファームの場長から名前が挙がるほどだし、既に入厩済みで非常に順調。奥は間違いなく深いので、勝ち上がりさえすれば重賞でも着を拾うくらいはやってくれそうだし、雨なんか降った日には大きな期待を寄せてみたいところ。
もうひとつ。本馬は今年の「新規厩舎枠」でもある（※私は毎年１頭、新規の若手厩舎から指名している）。本馬の尾形和厩舎は初の指名となるので、そこも楽しみにしている。厩舎としてはブラゾンドゥリスくらいしか活躍馬は知らないし、ヨーロッパ血統の扱いにも不安が残るが、サンデーレーシングで順調に来ている馬だし、厩舎としても最優先で考えてくれるだろう。鯛の尾より鰯の頭、池江のローレルレーシングより尾形和のサンデーレーシングである。
マイネルからも１頭指名。最近のビッグレッドのトレンドは「父スクリーンヒーロー」で間違いない。元々、ビッグレッドはロベルト系を大の得意にしており、実際に昨シーズンはトラストを輩出。総帥が喜んでスクリーンヒーローガチャを大量に回したくなる気持ちはよくわかるし、当たりもそれなりに入っているはずだ。
そこで当馬だが、ポイントは実は母父マイネルラヴにある。マイネルラヴはMr.Prospector×Buckpasser×Lyphard×Secretariatという超良血を揃え、偏ったインブリードも少ない。スピードもスタミナも備えた極上のアメリカ血統であり「米血なら何をつけても走るんじゃないのか」というレベルだと思っている。そこへきて父スクリーンヒーローとの配合、さらに育成はビッグレッド、6月までの過程も順調そのもの。血統から育成までのプロフィールは完璧である。唯一心配なのは、総帥の「イギリスダービー馬宣言」。総帥の目が母コスモマーゼリンに向いているうちに、早いとこ日本で勝ち上がって欲しいものである。
8位 ヤマニンヌヌース 牝 ディープインパクト ヤマニンエマイユ ホワイトマズル ヤマニンザナドゥ
ディープインパクト×ホワイトマズル（ダンシングブレーブ）の配合は極上である。Lyphardクロスを持ち、Sir Gaylord系を２本持ち、欧州的なスピードがあるFair Trialを豊富に持つ、明らかなニックスである。この配合はスマートレイアー、サトノルパンと同じであり、素養としては十分にＧ１級ではあるが、やや晩成傾向にあるのが気になるところでもある。ただ、当馬に関しては既にゲート合格済。一発の期待を込めての指名。
父エイシンフラッシュから２頭目の指名。父は欧州スタミナ血統の影響が強いキングマンボ系なので、母には絶対にＳＳの血が欲しいところ。そしてMr.Prospectorの血を入れないこと（パワーに偏る可能性が高い）に気をつけてみた。当馬はこの２つの条件を満たし、なおかつ母もヨーロッパ血統という「筋の通った血統」である。
現在は順調で、夏場には入厩できそうとのこと。血統からは溜めてキレる爆発力がかなりありそうで、将来的にはマイルがベストかもしれないが、基本的に長距離を好んで使う二ノ宮厩舎。クラシックでもハマれば一発あると踏んでの指名。
しかし、この馬の名前はなんとかならなかったのか。全然覚えられない。キャロの名付け親は凝りすぎ、狙いすぎ感が否めない。シゲルや小田切さん、次男坊まで突き抜けろとは言わないが、早口言葉みたいなのや、高齢解説者が舌を噛み切りそうな名前はトレンドになって欲しくないものである。
この馬を見つけたのはある意味、偶然の産物である。たまたま競馬ブ○クを見ていたら、サージュミノルという馬がゲート試験を受けており、なかなかの好タイムをマークしていた。「どんな馬だ？」と思って調べたところ、どうやら併せ馬でぶっちぎられてしまったらしい。その「ぶっちぎった馬」の方がこのグランデミノルである。
血統的にはエンパイアメーカー×Storm Catであり、ゴリゴリの米血。夏の小倉はピッタリだろうし、阪神もパワー型に有利な馬場。関西速攻系であれば活躍の場は多いと踏んで指名。ドラフト当時は隠し玉的な扱いだったが、一週間経ってみると速攻系の最有力という扱いになっており、ダイナーマスク厩舎の一番手としてはまずまず期待してよさそう。
なお、当ドラフトの一週間前に行った地元ＰＯＧでは「併せ馬でぶっちぎった」いう情報を知らず、ぶっちぎられたサージュミノルの方を指名。当馬（グランデミノル）が活躍すればするほど「やってもうた感」が強くなってしまうので、ソコソコにしておいて欲しいものである。
サテライト組、一番乗りですね。
おめでとうございます。
ジナンボー、新馬勝ちおめでとうございます！ダイナーさんにじゃんけん負けて指名できなかったのが悔しいです(/´△`＼)
まだ1勝しただけですが、PGPのメンバーが取っていない、いかにも地雷っぽいやつで勝つと、普段の倍くらい気持ちいいですw
PGPSのメンバーが、どれだけPGPに割って入れるか、お互い頑張りましょう。ノーザンFとディープで固められても、簡単には引き下がりませんよ、ということで。
来年のクラシックを賑わせそうな気がしました。負けないように頑張ります！
去年私は長男坊のモクレレを３巡目で指名して案の定の結果だったので今年は指名を回避していましたが、まさかこんなあっさり勝つとは思いませんでした(笑)
今後にも目が離せないですね。頑張ってほしいですね。
これは先々まで楽しめそうですね！
長男坊は気性面で問題が・・・とのことですが、POGで一番難しいのは気性ですよね。私もドラフト上位馬がキ○ガイだったという経験は数知れず、PGPでも「ゲート内で寝る」とかいう猛者（ネタ馬ともいう）を取ったことがあります。次男坊は気性がマトモになることを祈ってます。
早期デビュー出来る体質は強調材料足りえるし、血統そのものも悪くはない。ノーマークだが地雷でもない。伸び悩んでの１〜２勝クラスと読む。
（結果◎）２勝でＯＰでは稼げず。早期デビューとはいえ、やはり晩成傾向だったか。
1位 ちっち マイティドリーム 牡 ディープインパクト ラグジャリー Storm Cat Alleged Devotion
堅実に走るが一発はない。血統があまりあっていないので。ハズレじゃないが、１位は早いかな、という印象。
（結果〇）10戦して未勝利。堅実とは書いたし、丈夫ではあったが、未勝利戦で着拾いされるとつらい。
1位 黒船屋 牝 [栗]池添学 ディープインパクト モシーン Fastnet Rock Sumehra
特大地雷。ディープ産駒なのに情報がなさすぎる。順調度を欠いている、と考えてほぼ間違いないだろう。
（結果◎）4戦して未勝利。デビューも遅かったし、馬体も小さかったし、仕方ない。
1位 デュランダル池添 ヘリファルテ 牡馬 [東]堀宣行 ディープインパクト シユーマ Medicean Sichilla
大物の相はある。デビュー時期がわからないプロディガルサン。
（結果〇）2戦1勝でデビュー遅くて稼げず。能力がありそうだが、さすがに遅すぎた。
1位 11for11 トゥザクラウン 牡 キングカメハメハ トゥザヴィクトリー サンデーサイレンス フェアリードール
ピンかパー。確実性はないスラッガー候補。全幅の信頼は置いてないのが本音。
（結果〇）1戦0勝とパーの方に出ました。ノド鳴りとはいえ、１戦だけというのは寂しい。高齢良血の陥りやすい罠にはまった感じ。
早期デビュー出来る体質は強調材料足りえるし、血統そのものも悪くはない。ノーマークだが地雷でもない。伸び悩んでの１〜２勝クラスと読む。
（結果◎）２勝でＯＰでは稼げず。早期デビューとはいえ、やはり晩成傾向だったか。
1位 ちっち マイティドリーム 牡 ディープインパクト ラグジャリー Storm Cat Alleged Devotion
堅実に走るが一発はない。血統があまりあっていないので。ハズレじゃないが、１位は早いかな、という印象。
（結果〇）10戦して未勝利。堅実とは書いたし、丈夫ではあったが、未勝利戦で着拾いされるとつらい。
1位 黒船屋 牝 [栗]池添学 ディープインパクト モシーン Fastnet Rock Sumehra
特大地雷。ディープ産駒なのに情報がなさすぎる。順調度を欠いている、と考えてほぼ間違いないだろう。
（結果◎）4戦して未勝利。デビューも遅かったし、馬体も小さかったし、仕方ない。
1位 デュランダル池添 ヘリファルテ 牡馬 [東]堀宣行 ディープインパクト シユーマ Medicean Sichilla
大物の相はある。デビュー時期がわからないプロディガルサン。
（結果〇）2戦1勝でデビュー遅くて稼げず。能力がありそうだが、さすがに遅すぎた。
1位 11for11 トゥザクラウン 牡 キングカメハメハ トゥザヴィクトリー サンデーサイレンス フェアリードール
ピンかパー。確実性はないスラッガー候補。全幅の信頼は置いてないのが本音。
（結果〇）1戦0勝とパーの方に出ました。ノド鳴りとはいえ、１戦だけというのは寂しい。高齢良血の陥りやすい罠にはまった感じ。
1位 あるど 馬名未定 牡 キングカメハメハ エアメサイア サンデーサイレンス エアデジャヴー
順調に使えば確実に稼いでくる、ＰＯＧ向きの馬。ただ、全兄は出来すぎで、あんな理想的な流れは難しいと思う。
（結果〇）4戦1勝。使えば確実に稼いでくるが、勝ち切るパンチがないので、4戦しかできなかったのが痛い。
1位 ＢＡＢＥ エリティエール 牝 ディープインパクト ジンジャーパンチ Awesome Again Nappelon
ダート馬にしか見えない。冬場に出てきて芝でスベり、春先のダートで何とか１勝と予想。ＰＯＧ的には「地雷」と評価する。
（結果◎）1戦0勝。冬場の芝でスベって、ダートには使えず。
1位 あくた ザウォルドルフ 牡 ディープインパクト ウィーミスフランキー Sunriver
プロフィール的には穴がなく、普通に評価する。ただ母系はスタミナ不足で、距離的には1400ｍ〜1800ｍがベストになるだろう。距離を延ばせば安定感は失われるはずだ。
（結果▲）3戦0勝。私も評価はしたが、使った距離がすべて1800m以上と、長距離志向の強い友道厩舎のリスク面が出た結果か。
1位 おっぺけ ロードアルバータ 牡 ディープインパクト レディアルバローザ キングカメハメハ ワンフォーローズ
1800mホース。地雷というよりも「期間内に活躍しきれない」と見ての無印評価。
（結果×）5戦1勝。期間内にしっかり使えたし、1800mに一度も使わずに稼いだし、能力高いかも。今後、1800mに出てきたら狙いたい。
1位 がくじん ムーンシュトラール 牡 キングズベスト ムーンレディ Platini Midnight Fever
繋靭帯炎でデビューが危ぶまれている。特大地雷。
（結果◎）未出走。これは仕方ない。まだ登録抹消されてないので、復帰を待ちたい。
血統が傾向から外れすぎ、全くキレのない馬に仕上がるだろう。活躍する舞台はありそうだが、そこを選択する可能性を低いと読み、特大地雷と予想。
（結果×）他馬の活躍っぷりはほぼイメージと合っていたが、この馬の活躍だけは読めなかった。池江厩舎が2000m前後を使うと思い込んだのが間違いで、マイルを使って稼ぎ、マイル質の皐月賞を勝ち切ったのはこちらの想像のはるか上を行っていた。
1位 ろべると ペルシアンナイト 牡 ハービンジャー オリエントチャーム サンデーサイレンス ニキーヤ
血統がやや古臭く、スピード不足気味。順調ならば重賞戦線も、池江厩舎が使ってくれるのか、というのも懸念材料。
（結果×）この馬も池江厩舎のレース選択をナメていたのが失敗だった。きっちり裏路線で稼ぎ、皐月賞のワンチャンをしっかり活かした。やっぱり池江さんはすごい。
1位 大和魂 エディフィス 牝 [東]尾関 ステイゴールド シーズオールエルティッシュ Eltish Shesabullwinkle
父と母の傾向が全く違うのは非常に気になる。１〜２勝はしそうだがＧ１級とはいえない。早めにスプリント路線に行けばソコソコ稼げるかも。
（結果▲）3戦0勝。優勝された大和魂さんは、この馬が一番走らなかったという結果に。ドラフトはいかに下位を厚くするかのゲームであると実感。
1位 十具 ポポカテペトル 牡 ディープインパクト ミスパスカリ Mr.Greeley ブルーアヴェニュー
友道厩舎は合っている。ディープの持つキレは殺されるかもしれないが、地雷という感じはあまりない。確実性はないが、ドラフト下位の隠し玉としてならアリ。
（結果▲）5戦2勝。この馬は想像以上に走った。やはり少しくらいキレがなくても、スタミナのある馬の方が友道厩舎には合っているのだろう。
1位 ダイナーマスク ヴァナヘイム 牡 [西]角居勝彦 キングカメハメハ グルヴェイグ ディープインパクト エアグルーヴ
エアグルーヴ系は体質が強く、デビューの確約があればまず外れない。
（結果▲）3戦1勝。体質が強いと思ったのだが、剥離骨折は不運としか。今季の牡馬のレベルであれば、当然クラシックに乗っていて不思議なかったと思う。せっかくノーザンファーム・サンデーＲの高額牡馬に行ったのにな。
アドマイヤテンバの2番仔は満を持して友道厩舎に預託。私はライン派ではないが、陣営が期待感にあふれているのはさすがにわかる。ただキンカメ×クロフネ×アドマイヤグルーヴという血統はジリ脚になりそうだし、長距離で一瞬のキレを活かす友道厩舎に合っているとは思えない（そもそもエアグルーヴ系が合っているとは思わない）。それでも、早期に１勝できれば重賞でも堅実に走ってくるだろうし、順調に使えばソコソコは稼げるはず。よって私の評価は「ジリ脚で勝ち切るのに苦労しそう。一発はなさそうだが、重賞で着を拾えれば地味に怖い」となる。去年のトリコロールブルーと同じイメージというか。
ちなみに馬名の「キング」がいかにも取っておきのようにも見えるが、そう思う人はアドマイヤダイオウ、アドマイヤオウジャ、アドマイヤプリンスあたりの成れの果てを思い出すと良い。その振る舞いが「王様」のようなオーナーが、王族関連の名前をつけてスベり倒す様は、何かの意思が働いているような気がするのは自分だけか。
当馬の父ネオユニヴァースは2000m超に実績があり（配合次第ではあるが）、母ラフィントレイルも欧州血統らしく、中長距離に寄せていくパターンが多い。よって当馬はかなりの確率で長い距離向きであろう。しかしここで問題になってくるのが池添学厩舎。若手厩舎の場合、まずは牝馬や短距離馬で実績を積んでいくパターンがほとんどで、この厩舎も例外ではない。しかしこの馬は長距離馬（と予想）。仕上げ方は明確に変わるはずで、ノウハウの少ない厩舎ではリスクの方が高い。よってこの馬の評価は「１勝＋ＯＰで着を拾うレベル」と予想。いくら馬が良くても、いくら外厩が良くても、育てきれないと読む。
池添学厩舎、中内田厩舎、木村哲厩舎、松下厩舎など、若い厩舎がノーザンファームの力を借りてのし上がってはいるが、まだ牡馬クラシックでの実績は未知数だし、実際に牡馬の大物は預けられていないだろう。もし若手厩舎を取るなら短距離馬か牝馬、というのが私の見立て。下位指名の穴候補ならともかく、１位でリスクを冒すのは少し怖い。
1位 大和魂 ヘンリーバローズ 牡 [西]角居勝彦 ディープインパクト シルヴァースカヤ Silver Hawk Boubskaia
空胎明け、兄が怪物、高馬、角居厩舎、早期デビュー、バンバンで跳満。普通に走るんでしょう、と言いたいところだが、私の評価は「1勝はするだろうが、2勝目に苦労しそう。重賞勝ちまであるか微妙」。この評価の理由は、血統に欠点があるからだ。
この馬の血統はディープ×Silver Hawk×Niniski。近代スピードが少なく、欧米両方のスタミナ血統を豊富に持つ形となる。一瞬のキレは本来ないはず。兄・シルバーステートがキレキレなので騙されやすいが、血統の本質は全兄・オリハルコンの方に近い。ベスト条件は「1800ｍ以上で、ある程度ペースが流れる、京都外回り」のイメージ。
新馬戦でも１番人気だが、スローで流れたら取りこぼすんじゃないかな、と思ってたり。
この馬はかなりの高評価。実戦では有力なドラフト２〜３位候補だと思うが（私も指名した）、ＰＧＰドラフトで１位で消えるのは納得。
何がいいって、まず血統が完璧レベルである。ディープインパクト×Singpielの配合は過去4頭しかいないが、全て勝ち上がっており、うち２頭は重賞勝ち（シンハライト・アダムスピーク）。Haloクロス、欧州NDクロスを持つだけでも相性十分なのだが、さらに母母リッチアフェアーがまた良い。母父Machiavellianはヴィルシーナ・ヴィブロスの母父であり、良質な米血スピードを補完するし、母母父Bustino（Bustedのクロス）で良質な欧州スタミナを補完する。スピード・スタミナとも非常に優秀な配合である。
血統以外も全く問題ない。新生シルクの一番馬であり、クラブも力が入っているのは当然だし、ここまで超がつくほど順調で、気性も馬体重も問題なし。この馬がシルクというだけで低評価されるのであれば、ＰＯＧ的には儲けものと考えたい。
ということで、この馬の評価は「順調なら重賞勝ちは固い、クラシックの有力候補」。シルクの本当のアタリはこれだと思っている。
ウオッカの競争馬時代は、ペースが緩むと取りこぼし、ペースが上がると爆発する、という特徴があった。これは父・タニノギムレットの特徴そのものでもある。タニノギムレットはRoberto×クリスタルパレス×シーバードに加えて、Ribotのクロスを持ち、ＳＳを持たないという血統構成。日本の主流血統とは言えないが「ハマれば大爆発する」というもので、ダビスタでいうところの安定Ｃ。その安定Ｃが良い方に出たのがウオッカであり、父に似たウオッカも安定Ｃであることは想像に難くない。
その安定Ｃであるウオッカだが、Sea the Stars産駒からFrankelに変わり、少しは見られる血統構成になった。Sea the StarsのCape×Miswakiは重すぎるし、ウオッカとの相性も良くなかったが、Frankelは母母にNasrullah×Prince Roseの形があるので、ここは相性がいい。ただ、Frankel産駒の肝であるNothern Dancerクロスが発生しておらず、父内Miswakiも受け止められない。よって「多少マシになった」程度であり、爆発するまでは行かないと読む。
ということで、私の結論は「特大地雷」。過剰人気するわりに全く走らないと思っているので、今から新馬戦の馬券を買うのが楽しみである。
この馬は普通に高評価。「中〜長距離の厳しい流れに強い、クラシック候補」となる。
血統は非常に好みのタイプ。母父Halling、母母父Fairy Kingともにハーツクライと相性のいい血統を集めており、豊富な米血スタミナを活かした競馬が期待できる。藤沢和厩舎とも相性が良さそう。懸念があるとすれば７連産である点だが、マラソン馬になった＝順調さの裏付けとみる。なお、私はマラソン馬であることは関係なく評価している。逆にマラソン馬になって、株価高騰しちゃったのが痛いと思ってるくらい。地元ＰＯＧの１位です。
なお、もしこの馬が走った場合、来年のディープ産駒は過大評価となって特大地雷になると評価します（予言）。
1位 ストロング小林 イシュトヴァーン 牡 ルーラーシップ ドナウブルー ディープインパクト ドナブリーニ
高評価している１頭。ルーラーシップ産駒だし、ＳＳが入ったディープインパクトとの配合は当然悪くない。また母ドナウブルーの初仔ということで、あの目を見張るようなキレが遺伝されると考えると非常に楽しみ。さらにルーラーシップとの配合ということで馬体も大きく出た。情報があまり出ていなかったが、順調であることは分かっていたので、中位でぜひ取りたい馬。
懸念があるとすれば、両親ともに極端な競馬が多かったので、チェンジオブペースに付いていけるかどうか。能力が高いとしても、荒い競馬が多くなって不安定な戦績になりそうな予感がする。それでも楽しみの方が上回るのだが。
私の結論としては「成績が安定しないが、重賞で一発がありそう」。１位で行くかはともかく、ホームランが期待できるだけにぜひ指名しておきたい１頭。
当馬の配合はキンカメ×スペシャルウィーク。まだ牝馬で大物は出していないが、シーザリオよりもブエナビスタの方がマイルに対応できそうな配合なので、潰しが効きそうな感がある。
名前が良いのも好感。ブエナビスタ→ソシアルクラブって、完全に狙ってたでしょって感じだもの。育成も順調だし、全姉以上の活躍が期待できそうではある。
じゃあ懸念材料は何か。やっぱり、冷静に見ると血統がスタミナに寄りすぎなところだろう。全姉を見てハッキリしたが、牝馬マイル路線は「使える」だけであって、本質は1800ｍ〜2000ｍがベスト。となると、この陣営は大事に行き過ぎて、牝馬マイル路線を「使わない」という選択をしそうで怖い。1800ｍ以上は牡馬の有力どころとあたることが多く、取りこぼした途端にクラシックを諦めてしまうのではなかろうか。クラブの高馬、さらに超良血牝馬だけに、なおさらその懸念が強い。
以上より、私の結論は「能力があっても大事に使われすぎて、早々に古馬路線に目を向けそう」としてノーマーク。能力的にはとても怖いが、ＰＯＧ期間内に目の色変える必要がない、というポイントも重要視しての評価。
この馬を論じる前に、まず「ステマ配合は牡馬しか走らないのは本当か」を検証する必要がある。そこで唐突ですが問題です。
Ｑ：ステマ配合の牝馬はこれまでに１５頭デビューしているが、うちＰＯＧ期間内に勝ち上がったのは何頭？（解答は最終行にあります）
もしこの結果を知っていれば、なかなか指名することは出来ないはず（かくいう私も、過去にディアジーナを指名して大スベリしたから身に染みたのだが）。ステマ配合の強さは「豊富な欧州スタミナ」にあるが、牝馬はそのスタミナを使うところがないし、馬体が小さいと消耗も激しくなってしまう。ステゴ×母オリエンタルアートですら2年連続で牝馬でスベってるし、母18歳時の産駒なので馬個体のエネルギー的も少なくなっているはず。
以上より、私の結論は「特大地雷」。もう少し馬体が大きければ、とも思ったが、420kg程度では指名できない。
問題の解答：期間内勝ち上がり１頭だけ、しかも１勝止まり（500万下入着もなし）