「未完の大器で押し通す予定！」
うん！
「それに地雷じゃありません！」
うん！
「ウ○コ厩舎でもありません！」
うん！
「だって金子ＨＤの４文字馬ですもの！」
・・・まじで？
2位 コロナシオン 牝 [西]池添学 キングカメハメハ ブエナビスタ スペシャルウィーク ビワハイジ
3位 プロキシマ 牝 [西]池江泰寿 ステイゴールド ノーブルステラ Monsun Noble Pearl
4位 馬名未定 牝 [東]手塚貴久 キングズベスト ブロードストリート アグネスタキオン フィラストリート
5位 コリエドール 牡 [東]堀宜行 クロフネ レクレドール サンデーサイレンス ゴールデンサッシュ
6位 レッドクライム 牡 [西]須貝尚介 ハーツクライ デライトポイント トウカイテイオー マッチポイント
7位 ストーミースター 牡 [東]木村哲也 To Honor and Serve ストーミーレニー Storm Cat
8位 ビッグディザイア 牡 [西]松永幹夫 キングカメハメハ レッドディザイア マンハッタンカフェ グレイトサンライズ
9位 馬名未定 牝 [西]矢作芳人 ディープブリランテ エイムアットビップ アグネスデジタル ドリームクロス
10位 ベッキー 牝 厩舎未定 ブラックタイド ネネグース クロフネ サンスプリング
・指名根拠は「血統」が中心。逆に「馬体」はほぼスルー。両方見てたら時間かかるし、指名方針がブレるので。
・ただし「血統がいい」だけでリスト作ることはしない。そんなん、○○の全弟・全妹取るだけリスト埋まるがなｗ
・ＰＯＧはゲームであり、楽しくやってナンボ。そこは絶対ハズさない。
・ＰＯＧ人気上位の馬だろうが、ＰＧＰの他者指名馬だろうが、ダメなものはダメと書きます。
去年のコピペですが今年も基本方針は同じ。
そして今年はディープインパクト産駒なしで戦っていきます。
エアグルーヴ系は体質が強く、デビューの確約があればまず外れない。その点、当馬は６月１日に入厩済で、順調に調教が積まれている点がストロングポイント。血統は今さら語るものでもなく、当然の１位指名。
…当たり前すぎて、あまり書くことがない。さっさと次に行こう。
キンカメ×スペの配合は母シーザリオと同じ。シーザリオの母父がSadler's Wellsなのに対し、ブエナビスタの母父はCaerleon。ブエナの方が距離適性は短めに出そうだし（Caerleonは1600ｍ〜1800ｍくらいがベスト）、牝馬のアタリを出す可能性はブエナの方が高いだろう。シーザリオ牝馬が存分にスベったあとだから強気に出ている訳ではない。…こともない。
あとは池添学厩舎だが、ノーザンＦ産馬はどうせ外厩をフル活用するんだろうし、あまり気にしてはいない。
本来であれば、１位グルヴェイグ、２位ハッピーパスの予定だった。だが１位指名を終えて意外にもブエナビスタが残っており、これを急遽２位指名にブチ込んで確保できた。これは大きいと思う、牝馬路線のエースになれる器だし。
また２位を終えて３０頭が消えたが、今回は「知らない馬ばっかり取られてる」という印象。情報過多ともいえる現在のＰＯＧ界において、知らない馬が多い＝地雷も多い＝いじりがいがあるんじゃないの？と好意的に考えてみる。
なおこの時点で「持ってかれた！」というのは、ちっちさんのマイティドリーム（母ラグジャリー）。血統ももちろん悪くないが、半兄・ストリートスパンというプロフィールは地雷マニア垂涎の的。これは欲しかった。あとはBABEさんのタイセイスターリー（母スターアイル）もリストに入ってました。２位で行くということは、BABEさんはマイラータイプの馬体がお好みなのだろうか。
ステイゴールド産駒は近年数が増えており、様々な活躍馬を出しているが、本当に相性が良いのは欧州スタミナ血統である。さらにステイゴールド自身が非常に前向きな気性であるため、エネルギーの取り込み量が多い馬（馬格が大きい馬）の方がリスクは少ない。当馬は母父Monsunであり、馬格も牝馬にしては合格点を与えられる450kg。プロフとしては良好である。
この巡目での指名は早いように思えるし、恐らくマークしている人も非常に少なかったと思うが、実はこの馬だけはどうしても欲しかった。兄姉は素質がありながらも活躍しきれなかったが、当馬は順調に来ており馬格にも恵まれた。そしてステイゴールドとの血統構成も良好。ステゴの牝馬で活躍するならこういうタイプだろう、という想像通りのプロフィール。新馬戦こそ差して届かずの２着ではあったが、確実な末脚は披露してくれた。今後の活躍に大いに期待する。
まずは母の話をしよう。母ブロードストリートは2006年産馬。牡馬混合戦で結果を残してきたブエナビスタやレッドディザイアと好勝負を繰り広げてきた世代である。３歳時は結果を残したのだが、古馬になってから2000ｍ前後を使われて結果を残せなくなり、印象が薄れてしまった。しかし私の目には距離が長いように見えており、マイル路線を使えば違った結果が出たはず、との思いが残る馬であった。つまり、ブロードストリートの繁殖価値はもっと高くあるべき、というのが私の見解である。
そこに来て、キングズベストとの間に産まれたのが当馬。キングズべストの母が持つAcropolis≒ブロードストリートの父母リマンドが持つAlycidonをスタミナのベースとしており、かつ母母フィラストリートの配合がKingmamboとニックスとも呼べるほどの相性の良さ。血統評価としては非常に高い。順調であれば、母が活躍するはずだったマイル路線でひと花咲かせることが出来るだろう。
クロフネ産駒は血統内に有効な血（子孫に影響を与える血）が少なく、母馬の能力を素直に引き出すという性質を持る（と私は思っている）。とはいえ、クロフネ自身が米血であり、かつスタミナ血統も少ないため、距離はもっても2000ｍで、ベストはマイル前後を先行して押し切る競馬がベスト。よってＰＯＧで指名するには「牝馬かダート馬を狙う」というのが私のポリシーである。
母はゴールデンサッシュ牝系レクレドール。この一族、一言でいえば「欧州血統が強く、ポテンシャルは高いが速い上がりが使えない」という特徴を持つ。このような牝系は、実はダートに行くと大化けする可能性がある。日本のダート界はバリバリの米血も強いが、中距離になると欧州血統を持つ馬が非常に多くなる。ダートＧ１でアグネスタキオンやトニービンの血を持っている馬が強いという事実は、血統に明るい人なら常識であろう。
つまり、当馬はクロフネ×ポテンシャルの高い欧州血統となり、ダートで大化けする可能性が高いと踏んだ。厩舎は米血の扱いが上手い堀厩舎というのも心強い。変に芝で色気を出すよりも、全日本２歳優駿⇒ＵＡＥダービーを目指してほしいものである。
ハーツクライ産駒は米血の方が合うのだが、母母父リアルシャダイは米血が非常に強く、相性が非常に良い。さらに同じ厩舎、同じ配合で走った全姉・オツウを考えると、牡馬に出た上に早期デビューが見込める点はかなりのストロングポイントに映る。一頓挫あったようだが、夏にはデビューしておいてもらいたいところ。
ＰＯＧ取材に積極的に対応するためか、ＰＯＧ界隈では有名なキムテツ厩舎である。ただ成績は平凡で、今年度もリーディング30位前後。いかにも地雷を大量生産しそうな気配がする厩舎である。ＰＧＰの感想戦でも「キムテツはあまり好きじゃない」という意見が多かったが、私もあまり好きじゃない。私の場合、ＰＧＰでボルゲーゼ（セ４）を指名して痛い目見たことあるし。12月の芝1800ｍ未勝利戦を3馬身差で圧勝したのに、そこから全く稼げないっておかしいつーの（怒）
この厩舎がなぜイマイチなのか。その理由は預託馬の多さにありそう。どうにも厩舎を回しきれてない印象が強いのだ。外厩で調子の上がってきた馬から使い、調子が落ちたらすぐに放牧に出すという、いわば「ジャイアンツの外野状態」とでも言おうか。堂上、松本どころか、橋本、亀井レベルでも飼い殺しになる危険性がある（※あくまでも個人的な感想です）。ということは、この厩舎でアタリを引くには、長野レベルを引くしかない。
ではどの馬が長野なのか。今年大人気の母マジックストーム、と言いたいところだが、この厩舎の本質はダート短距離馬である。芝にこだわって使いそうな馬は地雷の危険性が高くなる。そこで狙ったのが当馬。ダート血統であり、ＰＯＧ本でもトップに書かれるくらいにデキが良いらしい。入厩済なので順調には来ている。
ただ誤算が１つ。ダート馬は１頭にしようと思ってたのに、５位でコリエドール取ったのをすっかり忘れていたのであるこの馬鹿は。キムテツ厩舎の下位指名レベルの馬を、ここで取る必要は全くなかった…。ドラフト７位は酔いが回って手元が狂う「魔の時間帯」であることを再認識。ＰＧＰドラフトも４年やってるのだから、いい加減、集中する時間帯を覚えてほしいものである（他人事）。
キンカメ×マンハッタンカフェの配合はあまり頭数がおらず、これまで活躍馬はなし。米欧混血なのでズブく出そうだし、短距離かダート向きの血統ではある。それでも当馬は入厩済の速攻系、マイル〜中距離あたりで着を稼げそうと見て指名に踏み切ったのだが、ドラフト後に発覚した「馬体重570kg」との一報。聞いてないよママン…丈夫ならいいんですが、テンション下がったのは事実。7月9日、中京芝1600ルメールでデビュー予定。テンション復活たのむ。
矢作厩舎が最も得意な距離は牡馬ならマイル、牝馬なら芝1400ｍと見ている。そこに来て当馬の母エイムアットビップは「矢作厩舎で1400ｍ重賞連対」というわかりやすいプロフィール。父ディープブリランテのポテンシャルは未知数だが、母が短距離血統のため、やはり短距離に出るだろう。厩舎と血統の相性は抜群で、師のコメントも「やっと良いのが出た」とのこと。下位ではあるが、期待値は結構高い。
事務所はサンミュージック
流行語となったセンテンススプリング
父はブラック態度
母母はサンスプリング
ここから名付けられた馬名がベッキー
狙いすぎとしか思えないセンスの馬名である。地方馬主の悪ノリとしか思えないのだが、当馬の馬主はなんとあの金子真人ＨＤであることが濃厚。母ネネグースが金子馬で、ここまでの産駒５頭すべてが金子真人ＨＤが所有しているからだ。４文字馬で、父も母も金子馬。目指すはアパパネかウリウリか。マカヒキのようにダービー目指してもいい。夢が広がるプロフィールである。
なお、金子氏といえばハワイの言葉を馬名にすることで有名だが、ベッキーはハワイに関係しているのだろうか。週刊文春にて「ベッキー、現在はハワイに滞在中！」という記事でも載れば、さらに期待値は上がるというもの。続報に期待しよう。
結論から言えばノーマーク。友道厩舎がステイゴールド産駒、ひいては欧州血統を走らせることが出来るとは思えんのです。友道厩舎はアメリカ血統のスタミナ系を得意にしており、逆にヨーロッパ血統は壊滅状態といっても過言ではないレベル。
ただし、地雷か、と言われればそこまででもない。早期デビュー出来る体質は強調材料足りえるし、血統そのものも悪くはない。伸び悩んでの１〜２勝クラスと読む。
ディープ×Storm Catだし、牧場サイドが吹いていたこともあって、それなりの人気があった馬。この馬に対する私の評価は「堅実に走るが一発はない」というもの。理由はズバリ血統。Storm Catはいいのだが、母母父Alleged、母母母父Affirmedあたりはディープと合う訳ではないし。ドラ１の枠を使うほどの奥深さは感じない。ただ早期デビューはいいし、血統だって全く合わない訳じゃない。うまく行けば重賞まで手が届くんじゃないか、というイメージ。ハズレじゃないが、１位は早いかな、という印象。
ちなみに、私も実弾戦で指名させていただきました。順位としては中位でしたが、速攻系としての価値はそれなりに高いと判断出来ましたしね。ちっちさんと共に、応援したいと思います。
いやー、よくまあこういう馬を１位に持ってきますよね。私は存在を知らなかったもの。これで当たれば格好いいのでしょうが、現実はそう簡単ではない。ズバリ、私の評価は「特大地雷」。理由は簡単、ディープ産駒なのに情報がなさすぎるから。血統や厩舎以前の問題ですな。
近年、ＰＯＧに関する情報は過多といえるほど上がってきている。特に注目度が高いのがディープインパクト産駒であり、取材する側も「まずディープ産駒の現状を教えてください」という聞き方になるはず。そのディープ産駒で、情報が全く開示されてない＝順調度を欠いている、と考えてほぼ間違いないだろう。
なお黒船屋さんコメントにあった「池添学ショック」ですが、私は池添学厩舎に全幅の信頼を寄せるのはもう少し待ちたいと思ってます。確かにノーザンファームからいい馬は入っているが、逆に都合よく使われる可能性もある。「競走馬になれないかもしれないけど、とりあえず預かってみて」という便利屋的な預け方が出来るのも新鋭厩舎ならでは、でしょう。
とコロナシオン指名者が能書きコイてみる。
ダイナーマスクさんのア○ヒスーパードライエクストラコールドのようなキレ味と苦味のあるコメントは好きですので、是非私のヘリファルテも斬っていただければと思います。
ちなみに、去年のシャリオドールは酷評通りの結果です。そろそろ私も勝ちたいですね。（何にだ）
シユーマについては、さっそく書かせていただきます。この後すぐ！
シャリオドールは「ダートなら」と書いた記憶がありますが、ダートすら使わず終戦・・・さすが戸田厩舎、理想が高い（≒現実が見えてな・・・ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ）
コメントくれたデュランダル池添さんの馬を先に評価。ちなみに順番は特に意識してませんが、評価した馬・してない馬はだいたい交互に出して行くようにしてます。硬軟合わせ持つイメージですかね。
当馬の母シユーマはMedicean×Danehill。米血がかなり強いのだが、ダート色がそこまで強いわけではない。そして母父が持つDanzigはディープとの相性が非常に良い（※Danehillが良いわけではないので要注意）。堀厩舎は米血が得意であること、母が6歳時に誕生した仔であることもプラスポイント。ただし懸念材料もある。欧州スタミナ色が少し弱く、距離はあまり持たないと思う。ベストは1800ｍ前後、クラシックを取るまではいかないのでは。よって私の評価は「大物の相はある。Ｇ１には届かないが、Ｇ２なら勝てる素養がある」というもの。
なお、私がこの馬に持っているイメージは「デビュー時期がわからないプロディガルサン」。共同通信杯あたりに間に合えば本命視してもいいかも。
今年の人気No.1。私も過去にＰＧＰでトーセンビクトリーを指名しましたが、指名当時は「名前がダサい」「どうせまた地雷でしょ」的な雰囲気が強かったと記憶している。これが２年経ち、今では「血統が素晴らしい」だの「全兄弟が走った」だの、２年前のなじり合いは何だったのか不思議なほどの、手のひらクルックル状態。みんな手首取れるんじゃないのかｗ
過去の思い出は置いといて、そろそろ冷静に考えてみる。血統評価は２年前と同じなので下記参照。
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/sports/1719/1403009353/6
どうでもいいですが、上記コメント内に「広島カープがいくら勝ってもノーマークなのと同じ」などという、今では考えられない暴言が掲載されておりますｗ ２年で時代は変わるもんですね。私は今でも半信半疑ではありますが・・・
閑話休題。当馬を管理する厩舎は変わったが、池江厩舎の方がこの血統は詳しいはずなので問題ない。母18歳の時の産駒だが、空胎明けなので最低限の配慮は成されている。馬個体の問題もなく、普通に高評価していいのでしょうが・・・ここまでの良血になると、慌てて使う必要が全くなくなるのがやや懸念材料。順調なら良いが、少しでも痛い、痒いが出た瞬間にデビューが大幅に伸びる可能性がある。「高齢の超良血あるある」です。ということで私の評価は「ピンかパー。確実性はないスラッガー候補」としておきます。ドラ１としては全く問題ないですし、私も２位で残ってたら確実に指名しにいきますが、全幅の信頼は置いてないのが本音だったり。
唐突に始まりました「今日の地雷予報」。本当はレビューで書きたかったが、間に合わずにデビューしてしまう馬について書いてみます。さて今日のゲストはこちら。
5位 あるど ダノンオブザイヤー 牡 ディープインパクト レディジョアン Orientate Oatsee
ディープ産駒で千代田牧場が吹きまくり、ラインも強めと推測される（厳密に言えば千代田－ダノン－池江厩舎は初のようだが）。ＰＯＧ本を信じると上位指名確実に思えるのだが、私の評価は「特大地雷」。早期デビューで、順調に来ていても、地雷候補である。
理由はやはり血統。母が持つMt. Livermoreはガチガチのアメリカダート血統で、ダート1200-1400mと短め。芝向きのキレを殺すタイプの血統なので、相手もダート血統じゃないと日本では結果が出せない。さらに母系にはUnbridledやRobertoなど、さらにダート色をアップさせる馬がズラリ。確かに母はアラバマＳなどを勝った名牝だが、ディープが持つ極上のキレを活かす感じは皆無。活躍の場は短距離になるだろうが、ＰＯＧ期間内はさすがにマイル以上使うでしょ。つまり「適距離を使われない可能性が高い」という意味での地雷でもある。
よくよく考えてみると、牧場長のコメントは「種牡馬になってもらわないと困る」というもの。だがＰＯＧ界の鉄則として「関係者が走りと関係ない話を中心にしてきたら疑う」というものがある。ＰＧＰでも５位まで残ったということは、参加者全員がキナ臭さを感じていたんでしょう。あるどさん（と一緒に抽選した大和魂さん）もそこまで判っての指名でしょうが・・・安心してください、踏んでますよｗ（たぶん）
それにしても、あるどさんの馬を地雷候補として挙げることが多いのですが、本当に恨みなんかは全然ありません。なんでだろう？趣味が違いすぎるのかな。
いやはや…自分が扱き下ろされたにも関わらず、その舌鋒の鋭さに爽快感すら感じてしまいました。
これは新たな趣味に目覚めてしまいそうです。←
冗談はさておき。
ここまで情報が少ないと、やはり評価は低くなりますよね。
池添厩舎はノーザンファーム栗東出張所みたいなもんですから、まあ良いんじゃないの？というその一点のみ意見が一致してそうで良かったです笑
何はともあれ、１年間宜しくお願い致しますm(__)m
モシーンは情報がなさすぎてピックアップしにくいのですが、ドラフトなんて本当に欲しい馬を取ってこそ、ですからね。別に地雷だろうが何だろうが、本人が納得していればそれでいいと思います。ゲームですから楽しんでなんぼ！今後とも宜しくお願いいたします
1位 あるど 馬名未定 牡 キングカメハメハ エアメサイア サンデーサイレンス エアデジャヴー
血統は米欧混血で、やや古臭い。スタミナは十分だが、一瞬のスピードがやや劣るタイプ。よって中距離よりもマイルの方が勝ちやすく、距離延長で２〜３着が多くなるだろう。クラシックが始まる前に十分な賞金を稼ぎ、Ｇ１で着を拾っていくのがＭＡＸ成功パターン。よって私の評価は「順調に使えば確実に稼いでくる、ＰＯＧ向きの馬。ただしＧ１までは届かない」ということになる。
ただねー、全兄は出来すぎなんですよ。早めにＧ２勝って、クラシック２つ出走して、確実に入着して小銭稼ぎ。さすがにあんな理想的な流れは難しいと思う。２０１６年ＰＧＰにおける「兄より優れた全弟など存在しない」の１頭目。
指名制限があるとはいえ、やはりBABEさんの一位指名は気になるもの。わざわざ人気のない馬を１位に持ってきて、さらっと重賞を持っていく、というイメージがあるし。私もBABEさんの馬をイジるのは怖いのだが…ただ正直にいうと、この馬、ダート馬にしか見えんのです。
母父Awesome Againはダートで強い馬を出しているが、芝ではからっきしで、マトモに走ったのは半姉・ルージュバック１頭だけ（だと記憶している）。そのルージュバックは父母の相性が非常に良かったのだが、今回の父はディープインパクト。特に相性が良いわけでもないし、普通にダート馬に出そう。全兄・ケイブルグラムもどう見てもダート馬だし。
ここに「早期デビュー可能」や「イギリスダービーを狙う」など、ポジティブなコメントがあればともかく、ドラフト時点でのプッシュはほぼ皆無で「成長途上」というコメントが出る状況。冬場に出てきて芝でスベり、、春先のダートで何とか１勝、という流れが見えて仕方ない。いくら大竹厩舎がダートに強いといっても、ＰＯＧ的には「地雷」と評価することになる。要するに「兄より優れた全弟など存在しない」（妹だけど）の２頭目。
母は若いし、牧場の評価も高いし、厩舎はノッている友道厩舎で、血統と厩舎の相性もいい。プロフィール的には全く穴がなく、私は普通に評価する。１位指名も納得。
ただ１点気になったのが、母系のスタミナ不足。恐らく、距離的には1400ｍ〜1800ｍがベストになるだろう。若駒の間は2000ｍまではカバー出来るだろうが、距離を延ばせば安定感は失われるはずだ。うまくローテーション選択でカバーできれば、大きいレースも狙えると見ている。怖い１頭。
母母ワンフォーローズは重賞勝ち馬３頭を産み出した名牝だが、その産駒は驚くほど似ている。晩成傾向で、キレがなく、先行抜け出しで、1800ｍの重賞しか勝てないというのがそれ。しかもキンカメ付けても、ディープ付けても同じようなのが出る。恐らくワンフォーローズの遺伝力はかなり強いのだろう。
そこに来て当馬はディープ×キンカメ×ワンフォーローズ。そして牧場コメントからも晩成っぽい感じ。うーん、やっぱり期間内に間に合わず、中山記念勝ちそうなイメージになってしまう。よって地雷というよりも「期間内に活躍しきれない」と見ての無印評価。ワンフォーローズを意識しつつ、芝1800ｍを使ってきた時だけ買う、という馬券術でお世話になる予定。
残念ながら、繋靭帯炎でデビューが危ぶまれているとのこと。ただレビューとしてはケガがなかったものとして行うこととする。
まず、配合としては問題ない。欧州スタミナ血統としては上級といえる。ただし、今の日本競馬で「ＳＳ系の入らない欧州スタミナ血統は通用しない」と考えている。確かに全兄はダービーを勝った。ただ、この世代はサンデーサイレンス産駒もディープインパクト産駒もいない「谷間の世代」であり、レベルとしては数段落ちるものだったといえよう。つまり、ダービー馬の全弟だからといって、飛びつく理由にはならないのだ。むしろ、同じく欧州スタミナが強いディープ産駒がいる現世代で、ディープを押しのけて活躍するのは至難の業であろう。
従って、私の評価は「特大地雷」である。期間外の札幌芝2600ｍあたりで勝ち上がりそうなイメージ。そして「兄より優れた全弟など存在しない」の３頭目。
ディープ産駒、ノーザンファーム、サンデーレーシング、池江寿厩舎、動きもいい、そして大型馬。指折り数えて軽く倍満クラスだが、ここまで評判が高いと破壊力も高い。そう、当馬の評価は「特大地雷」である。なぜって、血統があまりにも傾向から外れすぎだから。
まず母Essence of Dubaiがディープ産駒の鬼門ともいうべきPulpit直系。母母父Great Aboveは、これまた相性が悪いHimyer直系。母母母父His Majestyは、ディープのキレを殺してくるRibot系。一つでも入っているとキナ臭くなる血統が３つも入るという、正に大三元級の破壊力。ここまで合わない血統を集めるのって、逆にすごいよなぁと妙に感心しきり。
この血統構成であれば、全くキレのない馬に仕上がるだろう。となると、豊富な米血を活かしてリーチザクラウンのような圧倒的な逃げ馬にするか、早々にダート戦線に行くかの二択。だがクラシックの夢を見て池江厩舎に入れた馬を、このような育て方をする可能性は低い。活躍する舞台はありそうだが、そこを選択する可能性を低いと読み、あえての「特大地雷」予想としておく。
ハービンジャーの母方に欧州ＮＤ系を入れるというのは成功パターンだし、池江厩舎も合うだろう。母が高齢なのは気になるが、順調であれば１つは堅い血統でもあり。ただ血統がやや古臭く、スピード不足に陥るだろう。ダート転戦への潰しも利かないため、期待値としては低いと言わざるを得ない。
評価としては「１勝＋オープンで着を拾いたい」となる。順調ならば重賞戦線を賑わしてもおかしくはないが、池江厩舎でどれだけ使ってくれるのか、というのも懸念材料。
母シーズオールエルティッシュはスタミナ血統が少ない短距離タイプであり、ベストは1200ｍ〜1400ｍだろう。そこにきて今回はステイゴールドとの配合になるが、父の良さは中距離で活きるスピードとスタミナ。母の傾向とは全く違うのは非常に気になる。馬のデキは良さそうだし、短距離馬に実績のある尾関厩舎とのコラボはストロングポイントだが、馬個体のスケールはあまり感じられない。
よって当馬の評価としては「１〜２勝はしそうだがＧ１級とはいえない。早めにスプリント路線に行けばソコソコ稼げるかも」としておく。ドラフト下位で一考だが、さすがにドラ１は早いかな、と。
米血得意、中距離得意な友道厩舎は合っている。母父Mr. Greeleyなので、ディープの持つキレは殺されるかもしれないが、多少上がりがかかる展開になれば上位に食い込む能力はあるだろう。よって地雷という感じはあまりない。
ただし問題もある。母モシーンの時にも書いたが、ディープ産駒で露出が多くないというのは、順調さを欠いている可能性が高くなってくる。しかもこの馬はＰＯＧに協力的な友道厩舎所属。血統うんぬんよりも、馬個体にリスクがあるかもしれない。
総合的に評価すると「確実性はないが、ドラフト下位の隠し玉としてならアリ」。１位はさすがに早いかな。そして「兄より優れた全弟など存在しない」の４頭目。