1 ロードアルバータ 牡 [西]角居 ディープインパクト レディアルバローザ キングカメハメハ
2 アンセム 牡 [西]未定 ディープインパクト オータムメロディー Kingmambo
3 ミリッサ 牝 [西]石坂正 ダイワメジャー シンハリーズ Singspiel
4 サトノホルス 牡 [西]須貝 ハーツクライ セルキス モンズーン
5 ハナレイムーン 牝 [東]堀 ディープインパクト ハウオリ キングカメハメハ
6 ロードソリスト 牡 [西]橋田満 ディープインパクト レディアーティスト フレンチデピュティ
7 イェーガーオレンジ 牝 [西]石坂正 ダイワメジャー ラタフィア Cozzene
8 カラル 牡 [西]佐々木晶 ルーラーシップ ナスカ サンデーサイレンス
9 カデナ 牡 [西]中竹 ディープインパクト フレンチリヴィエラ フレンチデピュティ
10 ファンディーナ 牝 [西]高野 ディープインパクト ドリームオブジェニー Pivotal
自称『薄口血統派』です。
BABEさんや黒船屋さんみたいに深く血統解説とか出来ませんが
自分なりに過去の活躍馬の血統と似ているものを探してリストに入れていく、という感じです。
今シーズンから牝系、繁殖牝馬を重要視していくことにしました。
まだ勉強中ですし知識も少ないですが、もともとＰＧＰに参加することになったきっかけも
ダノンシャンティと同じ配合の馬を探す⇒ダノンバラードがHaloクロスで同じ牝系だ！
というのがきっかけでしたしね。参加人数も回復してきましたし自分なりの特色を出せれば。
馬体はよくわからないので基本スルー、馬体重はチェックしますが参考程度。
好き嫌いという程度ですが、厩舎と生産者をある程度考慮しております。
【ドラフト戦略】
前年度最下位という結果から、上位下位に関係なく
気になるディープインパクト産駒は指名していくのが基本方針。
とはいえ、過去のドラフトの印象では自分が『気になる馬』は
ほかの人からすると『気にならない馬』であることが多いので
他者の指名とか意識しないでドラフトに参加。
結局競合も1回だけ、欲しい馬はほぼ獲れるという結果に。
自分的には言い訳できないことになりましたが
期待できるメンバーをそろえられたと思っております。
父ディープインパクト 母レディアルバローザ 母父キングカメハメハ
【牝系…ワンフォーローズ/Lady Barbizon】
実際に牝系と言った場合正しいのかわかりませんが、五代母のLady Barbizonを牝祖と仮にしておきます。
Lady Barbizonからは別系統ですとBarbicue Sauceから米2冠馬のタバスコキャットや
同じケイアイファームの繁殖牝馬ジャズキャットとその仔のロードマジェスティなどがおり、
これは想像ですがこの親子の成績からケイアイファームはワンフォーローズの購入を決めたのではないでしょうか。
ロードアルバータの母母ワンフォーローズはカナダの最優秀古馬を3度とるという名牝。
繁殖成績も非常に優秀で5頭中4頭がJRAで勝ち上がり、キングカメハメハ産駒のレディアルバローザ・エンジェルフェイス、
ディープインパクト産駒のキャトルフィーユと3頭の重賞馬を出しております。
ロードアルバータは初仔になりますが、これだけ優秀な母母の血を引いているので
馬体重も平均値的であることも合わせて問題ないと判断しました。
【血統構成】
ディープインパクト×キングカメハメハという組み合わせは7頭中5頭勝ち上がりと優秀。
未勝利の2頭(1頭は現役の3歳)は400kg前後の小柄な馬なのでノーカウントとします。
この組み合わせの代表馬はデニムアンドルビー(ローズＳ勝ち、ジャパンカップ・宝塚記念2着)になります。
キングカメハメハはディープインパクト産駒の母父として相性の良い血を多く持っております。
1.Nureyev(SpecialでHyperion + Fair Trial)
2.The Dancer (Tudor Minstrel⇒Hyperion)
3.ラストタイクーン(Northern Dancer Tom Fool ナスキロで≒Alzao的)
1と2でHighclereを、3でAlzaoを刺激する血統構成になります。
このあたりがディープ×キンカメの相性の根拠と私は考えておりますが、
これはディープインパクトの代表産駒であるキズナやアユサンと同じ狙いと言えます。
この2頭の血統構成はディープ+Storm Cat+ War Relic(＝Speed Boat)。
Storm Cat≒Alzaoで軽いスピードを引き出し、War Relic(＝Speed Boat)でパワーを足していますが、
これがキンカメの場合ラストタイクーン≒Alzaoの軽さをHyperion + Fair Trialで補完、となります。
キングカメハメハはあれこれ組み合わせなくても自身だけで
ディープインパクト産駒の母父として好配合となる非常にありがたい存在と言えます。
それに加えて母レディアルバローザにはThe Dancer＝Kazadancoaの全姉妹クロスがあります。
全姉妹クロス自体非常に優秀な血統の証明になると思っていますが、
このクロスはTudor Minstrelのクロスでもあり、Hyperion的補強をさらに進めてくれます。
ただ、これだけですとちょっと硬くなりすぎそうなんですが、
ナスキロ血統であるLord Gaylord (Sir Gaylord)も持っていますので
うまくバランスが取れており非常に魅力的な血統構成と思えます。
また、2016年のフラワーカップ勝ちの全妹エンジェルフェイスもですが、
レディアルバローザは現役時代馬格もあり頑健で、中山牝馬ステークス連覇(1回は阪神ですが)と
筋肉量をつけたいディープインパクトの繁殖相手として魅力的な繁殖牝馬。
以上の理由からドラフト1位として指名しました。
順調にいって秋以降のデビューだと思いますが、角居厩舎ということもあり
前年のヴァンキッシュランのようにダービーには間に合わせてくれるはず。
1年間楽しめる馬になってもらいたいですね。
【おまけ】
ロードアルバータについていろいろ調べているうちに見つけた逸材。
★キャトルフィーユの2016(父ロードカナロア)
3/21に生まれた牡馬ですが、その血統構成は
『キンカメ+Storm Cat×ディープ+レディアルバローザでThe Dancer＝Kazadancoaの5×5』
どこから見ても好配合のこの馬を2年後の指名予告しておきます(笑
父ディープインパクト 母オータムメロディー 母父Kingmambo
【牝系…Fall Aspen/Change Water】
今更私が説明する必要のない世界的な名牝系です。
Fall Aspenの子孫には活躍馬は多数いますが、直仔に米２歳最優秀牡馬で三冠レースのプリークネスＳ勝ち、
日本に種牡馬として輸出され、アドマイヤドンの父として有名なティンバーカントリーや
孫世代ですとドバイワールドカップなどＧ1を４勝し、早逝したため１世代しか残せなかったものの
後継馬としてDubawiを出しサイアーラインを繋げたDubai Millenniumなどがいます。
他にもＧ1馬、重賞馬が多数いますし、牝系図を見るとブラックタイプが数多くいる非常に優秀な一族です。
アンセムの母オータムメロディーはSadler's Wells×Fall AspenのDance of LeavesにKingmamboという
組み合わせですのでNureyev≒Sadler's Wellsの3×2という強いクロスを持っています。
強いクロスも持つ繁殖牝馬は優秀な子を残すこと、牝系の基礎となりうる可能性を持つだけの力を秘めていますが
オータムメロディーの場合はFall Aspenという優秀な牝系に上記のNureyev≒Sadler's Wellsクロスから
Special、Rough Shod牝系を取り込むわけですから、産駒がすべて勝ち上がり、という繁殖成績も当然といえます。
全姉ピクシープリンセスはエリザベス女王杯３着と結果を出していますし、
指名馬アンセムは確実性、潜在能力ともに兼ね備えていると考えて指名しました。
【血統構成】
ディープインパクトとKingmamboの組み合わせはキングカメハメハ同様相性が良い血統構成だと考えます。
Kingmamboの構成要素、Mr. Prospector+Nureyevではヴィルシーナ、フレールジャック、マーティンボロや
ショウナンアデラ、ティルナノーグ、アトムなどがいます。
今年の２歳で言いますとレッドヴィクターが同配合馬になりますね。
Angelic Song持ちなだけにこっちの方が配合的には上かもしれませんが(笑)
指名馬アンセムは母オータムメロディーがNureyev≒Sadler's Wellsクロスを持つだけに、
加えてFall AspenがHyperionやWar Admiralのクロス持ちであることから
晩成傾向、パワー強調タイプと言えると思いますが、２歳戦から活躍するというより
ダービーに向けてじっくり成長してくれればいいと思っています。
ドラフト時に所属厩舎未定(関西入厩予定)との情報でしたし、現在も判明していませんが、
全姉ピクシープリンセスと同じ野中厩舎になると思います。
【おまけ】
日本にいるのかちょっとわからないのですが、来年指名したい一頭です
★ピクシープリンセスの2015(父Shamardal)
今後増えていく母父ディープインパクトは基本的に成功すると思っていますので
今のうちにいろいろ探しておこうと考えております。
この馬の場合、父Shamardalがディープインパクトと好相性の血のフルコース。
Storm Cat・Rahy(Blushing Groom・Glorious Song)・Machiavellian ・Haloクロス内包など
成功間違いなし！と言いたいのですが日本で走るのかちょっと不明なので来年のＰＯＧ本に
目立たない程度に出てくれるとありがたいです(笑
想像通りに他の方とは重複しない指名ができました。この後も基本的にはこんな感じで独自路線です。
制限枠の２０頭も含めてここで消えたのはエアウィンザー、オーロラエンブレム、トリコロールブルー。
３位以降でも指名できると思っていたんですが、なかなか厳しいですね。
エアウィンザーは厩舎情報が不確定でしたので１位で消えることはないと思っていたんですけどねぇ。
オーロラエンブレムは半兄たちほど順調じゃなかったので下位の隠し玉で行けると思っていました。
トリコロールブルーは早期デビューの予定が出ていましたから速攻系として考えていましたがこれも１位とは驚きでした。
面白いな、というのはろべるとさんのペルシアンナイト。
確かに配合面でも厩舎でもなかなか期待できそうですし、
１位で行くかは別としても、指名候補としてピックアップしておくべきでした。
父ダイワメジャー 母シンハリーズ 母父Singspiel
【牝系…シンハリーズ】
輸入繁殖牝馬のシンハリーズですが、私が不勉強なだけかもしれませんが
シンハリーズの子どもたち以外にぱっと思いつかないマイナーな？牝系です。
しかしながら、シンハリーズは非常に優秀な繁殖成績を残しております。
これはシンハリーズの血統構成が現在の日本の競馬に対応できる要素を持つと考えられます。
まず、母のBaizeの父はForli系(Hyperion)、自身はFair TrialやRelicのクロスを持ち、
７代目までさかのぼってもNearcoが２本しかない傍流血統です。
これがマイナーな牝系だからこその、活力のある血を保持していると言えます。
また、父のSingspielは日本には不向きと言える重いSadler's Wells系の中で
高い日本の芝への適性を現役時代にジャパンカップ優勝という形で証明し、
種牡馬としてもローエングリンからロゴタイプとサイアーラインをつなぐ実績があります。
母父としてもローヴティサージュやコスモネモシンなどがおり、
Glorious Songを根拠としてサンデー系種牡馬との高い相性を示しております。
この二つのポイントを理由としてシンハリーズの繁殖成績を見てみますと
サンデー系種牡馬との間に４頭産駒がいますが、すべて勝ち上がりで
３頭は重賞勝ちと非常に優秀な成績を残しております。
現役時未勝利だった父Rahyのポロンワルナの仔ディーパワンサが新馬勝ちと、
一族でサンデー系種牡馬への好相性を示しております。
半姉がオークス勝ちですのでその舌も活躍、というのは確率的には低いと思われそうですが
これだけの繁殖成績、結果を出していますのでその辺は気にせず指名します。
【血統構成】
ダイワメジャーにはいわゆる黄金配合というものがありますがそういったことは関係なく
『シンハリーズの子どもだから指名に値する』というだけです。
プロテクト対象馬だったので３位指名時に残っていたら絶対に取ろうと思っていたので満足です。
【おまけ】
★シンハディーパの2016(父スクリーンヒーロー)
大分先の話になりますが、いまをときめくスクリーンヒーロー産駒として注目しております。
スクリーンヒーロー産駒と相性がよさそうなHalo、Special、 Never Bend という血統構成のSingspielに
ミスプロ系なのにFair TrialやHyperionの多いウォーエンブレムを持ってきた
シンハディーパはちょっと面白そうじゃないですか?
とりあえず掲示板に書いておいて忘れるパターンかもしれませんが、２年後の隠し玉の予定です(隠してない
父ハーツクライ 母セルキス 母父モンズーン
【牝系…Schwarzblaurot(Ｓライン)】
独自性の強いドイツ血統を代表する『Ｓライン』に連なる牝系です。
代表的な馬を挙げていきますと独ダービー馬のStuyvesantや愛ダービー馬のザグレブ、
英ダービー馬のSlip Anchor や凱旋門賞勝ちのサガスなどがいます。
同牝系で日本の競馬に大きな影響を与えた馬といえばSanta Lucianaですが
このラインからはアグサン-ビワハイジ-ブエナビスタと
サトルチェンジ-マンハッタンカフェという２つのＧ1馬への連なりがあります。
サトノホルスはSanta Lucianaの牝系とは７代までさかのぼると共通になります。(Schwarzblaurot)
流石にここまで遡るとこれを根拠とは言いにくいのですが、
それでも独特のキレで日本競馬への適性を見せているドイツ牝系の名門の血は
飽和気味の日本の血統に良い影響を与えると思いますし、十分評価できるポイントだと思います。
【血統構成】
ハーツクライ×Monzunは３歳以上では１頭だけで中央未勝利と相性が良いパターンとは言えません。
が、１頭だけなら悪いとも言えませんので今後のサトノホルスに期待したいところです。
サトノホルスはChief's Crown持ちでオークス馬のヌーヴォレコルトと共通になります。
POG期間でＧ1を勝ったハーツクライ産駒はワンアンドオンリーとヌーヴォレコルトですが、
この二頭の母にはMr. Prospector・Danzig・Northern Dancer のクロスが共通項としてありますが
サトノホルスはこのうちMr. Prospectorがない血統構成になります。
上記の共通項が晩成傾向のハーツクライ産駒に早熟性を与えているとすると
ちょっと期間内は足らない馬になりそうですが、母母父でChief's Crown持ちのGrand Lodgeが
Secretariat≒Sir Gaylordの半きょうだいクロスを持っているので
このあたりでスピード、早熟性を補完できるのではないでしょうか。
【補足】
早期デビュー組から１頭は取りたい、と考えていたので
過去にレッドリヴェールでお世話になった須貝厩舎の本馬を指名。
ここまで2着、3着と前評判に比べるとちょっと物足りないですが
年内に勝ってくれれば速攻系としては十分かな、と思ってます。
【おまけ】
★セルキスの2016(父ジャスタウェイ)
ジャスタウェイの初年度産駒の１頭ですが、サトノホルスとは３/４同血。
サトノホルスが一定の活躍を出来れば狙うには十分な１頭だともいます。
父ディープインパクト 母ハウオリ 母父キングカメハメハ
【牝系…ノースフライト/フォワードフライト】
ノースフライトは牝馬ながらマイルＧ1を春秋制覇したマイルの女王。
ただ、10頭の産駒のうち、オープン馬はミスキャストの1頭だけと
現役時代の実績と比べると繁殖成績は物足りないと言わざるを得ません。
旧表記での4歳春のデビューで実働期間は1年半程度、調教もセーブしながらだったという
体質の弱さが原因なのかもしれません。
ただ、ミスキャスト-ビートブラックとＧ1馬を出せてますので
確実性はないとしても潜在能力は高い牝系だと考えております。
8番仔のハウオリは母と同じ3歳春にデビューして3勝をあげ翌年夏に繁殖入り。
このあたり母と同じ短い実働期間ですが、『母に似ている』というのは
この場合能力伝達の可能性を考えるとポジティブに考えてもいいと思います。
現状ではノースフライト系、と言えるほどの成績は残していませんが
2番仔のフェルメールブルーから重賞2着のエーブダッチマンが出ていますし
今後活躍馬を出して牝系を確立してほしいところです。
【血統構成】
ディープインパクト×キングカメハメハは1位指名のロードアルバータと同じです。
この組み合わせだけで指名に足る理由と思っておりますが、
キングカメハメハの血統構成を見てみますとNorthern Dancer の4×4ですので
Northern Dancer の影響の強い種牡馬、と言えます。
なので、ハナレイムーンの血統構成はちょっと強引に言えば
『ディープインパクト×ノーザンダンサー系×トニービン』となります。
これはハープスターやポルトドートウィユと同じ成功パターンになります。
牝系が堅実性に欠けるのでこのくらい成功パターンを重ねれば間違いないと思います。
全兄キロハナもデビューから2連勝とクラシックの可能性を見せてましたので
本馬もそのくらいの大きな期待ができる1頭だと思っています。
【おまけ】
★ミラクルムーンの2015(父スクリーンヒーロー)
同じノースフライトの孫からちょっと面白そうな1頭。
サンデーサイレンスの3×4となりますが、サイアーラインでのクロスではないので
少し落ち着いた感じで出てくることを期待してます。
ダービールールのPOG向きではないかもしれませんが覚えておきたい一頭です。
基本的に他の人とかぶらない指名傾向なのでここも無風。
リストから消えたのはカデナダムール、ラボーナ、クリアザトラックなどですが
この辺はもとから指名できるとは思っていなかったので影響は少なかったです。
驚いたのはがくじんさんのルリオン。こんな順位で消えるとは予想外でした。
というか、自分以外にリストに入れている人がいるとは思ってませんでした(笑
ここまで順調に指名ができていましたので、調子よく下位指名に。
父ディープインパクト 母レディアーティスト 母父フレンチデピュティ
【牝系…Ballade/Soaring】
Soaringの牝系からは日本競馬には2つのＧ1馬の系統がありますが
先に傍流の方から言いますと、グラスワンダーが該当します。
Roberto系らしくグラスワンダー-スクリーンヒーロー-モーリス/ゴールドアクターと
大物を輩出して種牡馬として血を繋いでおりますが、牝系はミズナがディサイファの母として有名です。
ミズナの仔は牝馬が競走馬として結果を出していないので、父シングスピールのアドマイヤタイシが
もし牝馬だったら面白い存在になっただろうなぁ、とか妄想が捗りますがこれはまた別の話ですね(笑
この牝系の主流はBalladeから始まる1族。
BalladeはHaloとの相性が抜群で、4頭の代表的な産駒がおりますが
Devil's Bag …エクリプス最優秀2歳馬、タイキシャトルの父
Saint Ballado …2005年米リーディングサイアー、Saint Liamの父
Glorious Song …エクリプス賞最優秀古牝馬、シングスピール、Rahy、グランドオペラの母
ダノンシャンティ、ヴィルシーナの牝祖
Angelic Song …未出走。レディバラードの母。
フサイチセブン、グラッツィア、スーパームーンの牝祖
と、世界的にも血脈を広げている牝系です。私が一番好きな牝系でもあります。
日本でも非常に優秀な成績を残しているのはHalo系の偉大な種牡馬、
サンデーサイレンスとの相性の良さが理由だと思いますが
これは元々のHaloとBalladeの好相性に起因します。
Haloの血統構成ので目を引くのがSun Princess ≒Mahmoud 4×3。
(Blenheim・Gainsborough・Mumtaz Mahalが共通)
このクロスがスピードの根拠とすると、母のMiss SwapscoがMahmoud≒Mirzaの二アリークロスを持つ
Balladeとの配合はHaloの配合の中核を継続強化する形となります。
また、Halo×Balladeは母父のHerbagerがGainsboroughを1本薄く持つくらいで
この構成に組み合わず、さらに母FlagetteがFirdaussiの2×2の強烈なクロスを持つので
1/4異系として活力を補完しているのではないでしょうか。
代を経て、父サンデーサイレンスの種牡馬が多くなった現在の日本競馬において
Haloのクロスが発生し、更にBalladeを持つこの牝系が活躍するのは当然と言えます。
今後も個人的には父サンデー系種牡馬で母系、
できればボトムラインにGlorious Song/Angelic Songがある馬は
それだけで指名リストに入れようと思います。
【血統構成】
ディープインパクト×フレンチデピュティでHaloクロスという組み合わせは
2016年のダービー馬マカヒキと同じです。
ディープにフレンチだけでもショウナンパンドラ、クロウキャニオンの仔たちに
ケイティープライド、メジェルダなど好走馬は数知れず。
ディープにUnbridled系ならダコールやダノンプラチナ、アンドリエッティにブランボヌール。
加えてヴィルシーナやダノンバラードなどの重賞馬を出しているBallade牝系ですから
正に『ディープインパクトの好相性の宝石箱』で指名しない理由はありません。
母レディアーティストは来年のロードカナロア産駒が最後の産駒なので
ダービーを狙えるという意味ではのチャンスでしょうから
本当に無事、クラシック路線に乗ってほしいと願っております。
【おまけ】
★Hurricane Flag(繁殖牝馬)
2015年のファシグティプトンのノベンバーセールにてケイアイファームが落札した繁殖牝馬ですが
父Storm Catで母父Mr. Prospector、母母はＧ1を8勝したPersonal Ensign。
…これ、本当に仔が走ると思うんですよね？
ディープインパクトをつければStorm CatにDamascusという組み合わせでキズナと同じ。
ロードで募集すれば即満口でしょうし、ダノンとかに売ればすごく高い値が付くでしょ(笑
もともとケイアイファームの繁殖牝馬第一主義が好きなんですけど、
こういう血統を53万ドルで持ってきちゃうのが本当に素晴らしいと思います。
購入時に受胎していた2016年産駒は父Curlinの牝馬。
2016年募集から母馬優先制度が導入されたロードですが、
将来繁殖にあがれればディープをつけてもＯＫ、
ダノンバラードなんてロマンもあるし本当に妄想が捗りますな！
…正直1位指名より熱量が高いな、6位指名理由(笑
父ダイワメジャー 母ラタフィア 母父Cozzene
【牝系…Damasi】
牝祖はイェーガーオレンジの6代母になるDamasi。
本流のLady Berryからは凱旋門賞やKジョージ6世&QESを制したデインドリームや
種牡馬としてもなじみのあるグルームダンサー、ケルトシャーンを母に持つキンシャサノキセキなどがいます。
もう一つの流れとしてはBold Ladyの系統になりますが、こちらは日本の競馬への適性が高く
年度代表馬で凱旋門賞にも遠征したサクラローレルやダートＧ1を5勝したタイムパラドックスがおり、
イェーガーオレンジはこちらの系統になります。
BalladeのようなHaloとの抜群の相性、というようなものはありませんが
堅実に高いレベルの産駒を出す牝系ですのでこれからもボトムラインを伸ばしていくと思います。
【血統構成】
ダイワメジャー×Cozzeneは特に相性の良い組み合わせ、ではないのですが
全姉のエピエアロームは重賞2勝、アッラサルーテもＯＰ2着とPOG期間内に結果を出していますので
この姉妹にかぎっていえば計算できる血統構成と言えます。
ダイワメジャー産駒でFabulous Dancer持ちですとブレイズアトレイルがいます。
他にもLuthierやボールドラッドなどダイワメジャーと相性が良いとされる血を多く持つので
全体を見ても好配合と言っていいと思います。
【おまけ】
★エピセアロームの2016(父ロードカナロア)
戦績だけ見ますと短距離馬同士の組み合わせですけど、
血統的にはマイルまでは大丈夫だと思うんですよね。
速攻系としては面白い存在だと思いますし
本格化すれば桜花賞⇒ＮＨＫマイルも狙えるだけの素質はありそうです。
父ルーラーシップ 母ナスカ 母父サンデーサイレンス
【牝系…ペルースポート/レディチャッター】
輸入繁殖牝馬のレディチャッターが牝祖ですが、この牝系の活躍馬をざっと上げていきますと
インティライミ、アリゼオ、アロマティコ、スマートギアなど
重賞は勝てるんだけどＧ1には届かない底力の薄い印象を受けるのですが、
2015年にラブリーデイが宝塚記念と天皇賞(秋)を勝ち、一族の悲願を達成しました。
元々堅実に走る血統ですし結果も出していますので、
今後もＧ1級の馬が出てきても不思議ではない、期待したい一族です。
【血統構成】
目を引くのはダイナカール≒アンデスレディーの3×2。(ノーザンテースト・ガーサント・Nasrullah)
これはカラルの父ルーラーシップの牝祖パロクサイドの核であり、
この牝系が重ねてきたNasrullah×Hyperionの増幅に脈絡する形になります。
ナスカとの組み合わせは、いわゆるナスぺリオンの継続に加えてサンデーサイレンスの血の取り込み、
更に3/4Northern Dancer・1/4サンデーサイレンスの形となる好配合です。
ナスカはキングカメハメハとの配合でアロマティコも出してますので
3/4同血となるカラルは十分に期待が持てると思います。
【おまけ】
★トラヴェシーアの2015(父ルーラーシップ)
マンファスの3×2という大胆な配合は正直ギャンブルだと思いますが楽しみです。
強いクロスのある牝馬なので繁殖にあがってから真価を発揮するかもしれませんが、
その場合、相手はヴィクトワールピサとかNorthern Dancerの薄いサンデー系ですかね？
父ディープインパクト 母フレンチリヴィエラ 母父フレンチデピュティ
【牝系…Amiel】
ちょっと牝祖と言っていいのか微妙なのですが仮にAmielとしておきます。
カデナの6代母がAllegedというのですが、凱旋門賞を連覇したあのAllegedではないので注意です。
代表的な活躍馬はフサイチペガサスをプリークネスＳで破ったRed Bullet、
サセックスステークス勝ちのNoalcoholicがいます。
母フレンチリヴィエラの仔には京王杯スプリングC勝ちのスズカコーズウェイがいますので
一定の水準の繁殖牝馬と言えます。
【血統構成】
ディープインパクト×フレンチデピュティは6位指名のロードソリストと同じです。
ディープ×キンカメもですが、好配合なので意図的に2頭ずつ指名しました。
本馬は全姉のクイーンリヴィエラが3勝を挙げていますし、計算できると踏んでの指名です。
【補足】
今期は少し意図的に非社台のディープ産駒を指名してみました。
ロードが2頭、ダーレー、ノースヒルズ(グランド牧場)に谷川牧場が各1頭。
6頭指名した内5頭が非社台、残りの1頭もノーザンではなく社台。
これがいいのか悪いのか、何とも言えませんが1頭でも当たりが出れば成功ですね。
【おまけ】
★クロウキャニオンの2015(父ディープインパクト)
netkeibaでざっくり検索してみましたが、来年のディープ×フレンチは1頭だけ。
きょうだいがみな走ってますので今更注目も何もないんですが
来年のレア配合なら狙っていくのもアリかと。
(データベース登録されていない馬がまだいる可能性もありますけどね)
父ディープインパクト 母ドリームオブジェニー 母父Pivotal
【牝系…Coup de Folie/Natalma/Almahmoud】
今現在世界で最も影響力のある牝系ですから私が説明しなくてもいいと思いますが
簡単に言えばNorthern DancerとHaloの牝系という問答無用の一族ですが
ファンディーナの4代母Coup de FolieはMachiavellianの全きょうだいで近親にはバゴがいます。
ちなみにAlmahmoudクロスの代表はデインヒル、Cosmahクロスではレッドリヴェールなど。
しかしこれだけの良血、よく日本に輸入できましたね。谷川牧場やりますね。
【血統構成】
半兄ナムラシングンはPOG期間に2勝、若葉Ｓ2着と十分な結果を出しましたが
これはMachiavellian ＝ Coup de Genie の全きょうだいクロスという必殺技が理由だと思います。
それに比べると妹のファンディーナは1枚落ちるかもしれませんが、
ディープインパクトと相性の良いNureyevにCoup de Genie ですからヴィルシーナと似た構成と言えます。
また、ディープインパクト×Pivotaはペンカナプリンセスの3きょうだいが全頭勝ち上がりで結果を出していますので
そういった意味でもファンディーナは相性の良い配合だと考えられます。
【おまけ】
来年指名したいので今のうちに名前出しておいて占有権をアッピールしておくディープインパクト産駒
★リラックススマイルの2015…マローブルーの全妹。おそらくちっちさんと競合します(笑
★プチノワールの2015…ディープ×シングスピール×Machiavellian
★ゴーカロライナの2015…母父はRahy。牝系はスティルインラブ、ローブデコルテと同じSulemeif系
正直来年まで覚えてる自信はありません
下位でも競合したのは速攻系のコマとして考えていたメイトサンだけ。
ジャンケンで負けましたけどこれはあまりダメージはなかったんですが、
10位指名時にジュエルトウショウ、トウショウビクターと過去に指名してきたので
スイ―ズドリームも当然考えていたんですが、結局やめてしまったらちっちさんが指名。
これは予想外でした…なんだかすごく走りそうだし軽くショックです。
全体としては欲しい馬がみな取れて満足、という感じではあるのですが
最終的にはどんな形であれ指名馬が無事デビューして活躍すればそれで充分です。
…これが一番贅沢なんですけどね。
とりあえず今年も一年間よろしくお願いいたします。
さて、一位指名評価もしないとね
ちっち氏 マイティドリーム 牡 梅田 ディープインパクト ラグジャリー Storm Cat
牝系はMorning Has Broken、代表的な活躍馬はBalanchine(愛ダービー、英オークス)
非社台のディープインパクト産駒で母父Storm Cat、半兄はショウナンマイティというプロフィールは
なかなか興味を引きますが、自分はリストに入れていませんでした。
ショウナンマイティ以降の産駒が走っていないこと、一頓挫あっての牧場所有で評価を下げました。
個人的にはPOG期間が終わってから走るタイプだと思っていますので長い目で応援はしたいと思います。
【△：自分は指名しないがある程度納得】
バランシーン氏 アルアイン 牡 池江寿 ディープインパクト ドバイマジェスティ Essence of Dubai
牝系はSaracen Miss、代表的な活躍馬はMutafaweq(英セントレジャーなどＧ1を4勝)
日本での活躍馬はスピリッツミノル、ドモナラズなどがいます
母はＢＣフィリー&メアスプリントと優秀な戦績を引っ提げての日本輸入。
半姉はキングカメハメハ産駒で2勝を挙げていますが、父がディープインパクトに代わってどう出るか。
3年連続ディープとの配合なので生産サイドでは計算できるということなんでしょうけど
過去のディープ産駒の好配合パターンとはちょっと違うので評価は難しいところ。
走っても不思議ではないけど自分の馬の選び方ですと引っかからないタイプです。
【△：自分は指名しないがある程度納得】
ストロング小林氏 トリコロールブルー 牡 友道康夫 ステイゴールド ペンカナプリンセス Pivotal
牝系はMiss Treasure、代表的な活躍馬はGlint of Gold(サンクルー大賞などＧ1を6勝)
日本での活躍馬はアトム、タイキブライドルなどがいます
母はディープインパクトとの間に3頭産駒がいて全頭勝ち上がりと優秀な成績を残していますが
トリコロールブルーは父がステイゴールドに代わってどう出るか。
ステイゴールドと相性が悪いミスプロとかプリンスリーギフトもなく、
Nureyev 持ちでNorthern Dancerクロスもあるペンカナプリンセスはステイゴールドとの相性もよさそうです。
早期デビュー情報も出ていたので速攻系としてはリストに入れていましたが、1位指名は驚きでした。
メンバーがそろった新馬戦も快勝、ストロング小林さんお見事の指名です。
【○：速攻系としてリストにいれるも上位指名は難しい】
11for11氏 トゥザクラウン 牡 池江寿 キングカメハメハ トゥザヴィクトリー サンデーサイレンス
牝系はLikely Exchange、代表的な活躍馬はCreme Fraiche(ベルモントＳほかＧ1を7勝)
日本ではフェアリードール牝系として活躍馬を多く出しています(トゥザヴィクトリー一族など)
今季注目の一頭としてPOG本をにぎわせておりましたがPGPでは競合もなく単独指名。
トゥザグローリー、トゥザワールドなど全兄が結果を出しているだけに計算できる一頭です。
今思うとアゲヒバリとディナシーは何だったんですかね？トゥザレジェンドにトーセンビクトリーと
妹たちは走ってるだけに初期の産駒が走らなかったのは母体の準備ができていなかったからでしょうか。
上位指名は当然だとは思いますが自分の評価は晩成傾向で3歳冬の有馬記念でこそ買いたい1頭なのでリスト外でした。
【○：上位指名は納得ですが自分は指名しないタイプです】
デュランダル池添氏 ヘリファルテ 牡 堀宣行 ディープインパクト シユーマ Medicean
牝系はSturdy Gerty、代表的な活躍馬はProcida(フォレ賞)
母はシユーマはＧ1を2勝、半兄SiyouniもＧ1勝ちとなかなかの良血です。
Machiavellian・Storm Bird・デインヒル とディープと相性の良い血を多く持つのもいいですね。
サンデーＲ-ノーザンファーム-堀厩舎と非の打ちどころのないプロフィールですし
1位指名は当然ですが自分はリストに入れていませんでいた。
…単純に指名制限枠解除まで残る馬じゃないですしね(笑
【◎：指名制限がなければ上位指名していた】
ダイナーマスク氏 ヴァナヘイム 牡 角居 キングカメハメハ グルヴェイグ ディープインパクト
牝系はパロクサイド、代表的な活躍馬はやはりエアグルーヴとその一族ですね。
別系統からもオレハマッテルゼ、トウカイポイントなどＧ馬を出している力のある牝系です。
晩成傾向の強い一族ですが、それでも指名するに足る血統です。
2冠馬ドゥラメンテとは母父が違うだけで3/4同血(7/8でいいのかな？)で角居厩舎なら
初仔でも上位指名は必至、制限持ちの自分ではハナからあきらめる1頭です。
正直3位まで残ってればなぁと思っていましたがそう甘くはないですね。
【◎：指名制限がなければ上位指名していた】
あくた氏 ザウォルドルフ 牡 友道 ディープインパクト ウィーミスフランキー Sunriver
ちょっと情報が少ないのですが牝系はMy Second Star、と言っていいのかな？
本馬の母ウィーミスフランキーは米Ｇ1を2勝と競走実績のある繁殖牝馬。
ディープ産駒の成功パターンの一つHaloクロスにBalladeが目を引きますが
Saint Ballado 経由は珍しいのでちょっとどう出るか見てみたいですが
ほかにも相性のよさそうなBlushing Groom とMeadowlakeもあるので血統構成的には期待できそうですね。
友道厩舎というのもマカヒキの後なので好印象。
自分はリストに入れてなかったのですが、上位指名もアリだったなぁ。
【○：リストには入れてませんが高評価】
あるど氏 エアウィンザー 牡 角居 キングカメハメハ エアメサイア サンデーサイレンス
牝系はGolden Trrail、代表的な活躍馬はブライアンズタイムです。
日本ではアイドリームドアドリーム一族が活躍馬を出しています。
正直やられた！という一頭。血統派としてはここがポイント、と言える血統構成ではないのですが
全兄エアスピネルがクラシック戦線で堅実に走っていただけに角居厩舎なら1位指名の資格あり。
ただ、ディープ産駒などほかの良血を上位指名で考えていたため
厩舎情報が錯綜していることもあり隠し玉的に中位で行けると思っていたんですけどね。
【○：ドラフト戦略上中位候補でしたが欲しかった1頭】
ＢＡＢＥ氏 エリティエール 牝 大竹 ディープインパクト ジンジャーパンチ Awesome Again
牝系はAngelines Choice、代表的な活躍馬は本馬の母でＧ1を6勝のジンジャーパンチ。
父がマンハッタンカフェからディープインパクトに代わるのはマイティドリームと同じですね。
Deputy Minister・Blushing Groom・Mr. Prospectorの母父Awesome Again は
ローマンレジェンドの母父でディープインパクトとも相性がよさそう。
Promised Landのクロスが面白いですが全兄ケイブルグラムが思ったほどではないのがマイナス、
ただ、牝馬が走ってる繁殖実績だけに上位指名でなければ。
【△：リストには入れなかったが中位指名なら】
大和魂氏 エディフィス 牝 尾関 ステイゴールド シーズオールエルティッシュ Eltish
牝系はRibonette、代表的な活躍馬はMi Selecto(ガルフストリームパークＨなどＧ1を3勝)
母の産駒はここまで4頭すべて勝ち上がりですが、期待ほどには走っていない印象です。
エディフィスは父ステイゴールドですが、ステゴ産駒の好走パターンである
ノーザンテースト増幅の要素が薄いため評価は低く見ています。
さらに言えば、ステイゴールドはHaloクロスがプラスに働かない種牡馬なので
Turn-toのクロスがありHalo持ちのシーズオールエルティッシュは合わないと見ています。
【×：自分としては評価できない1頭】
ろべると氏 ペルシアンナイト 牡 池江寿 ハービンジャー オリエントチャーム サンデーサイレンス
牝系はFast Turn、代表的な活躍馬はAck Ack。日本での活躍馬はゴールドアリュールがいますね。
母はゴールドアリュールの全妹でマーメイドＳ3着の競走実績があります。
父ハービンジャーと母父サンデーサイレンスの基本形に相性の良いNureyevを持ち、Nijinskyの薄いクロスがある好走パターン。
ハービンジャー産駒で実績がある池江厩舎ですからこれは十分に上位指名候補の資格がありましたね。
京成杯に出てきたら全力買いです(笑
【○：1位はともかくとして上位指名の価値あり】
がくじん氏 ムーンシュトラール 牡 藤原英 キングズベスト ムーンレディ Platini
牝系はMonacchia、ドイツ血統で『Ｍ』ラインですね。
ダービーと天皇賞秋の勝ち馬、エイシンフラッシュの全弟ですが
この血統、ほかに重賞級は出ておらず当たりハズレの大きい繁殖牝馬という印象です。。
同じKingmamboのキングカメハメハ産駒のオルドリンも1勝ですからちょっと不安の方が大きいので
エイシンフラッシュにはいろいろな意味で楽しませてもらいましたが、弟はひとまず応援だけにしておきたいです。
【×：自分としては評価できない1頭】
黒船屋氏 馬名不明 牝 池添学 ディープインパクト モシーン Fastnet Rock
牝系はVisor、代表的な活躍馬は本馬の母モシーンですかね(豪Ｇ1を4勝)
モシーンはオーストラリアからの輸入繁殖牝馬らしく、Sir Tristramのクロス持ちというのはディープインパクトと相性が期待できそうです。
父Fastnet Rock は南半球の単距離定番デインヒル系、母母父ストラヴィンスキーもNureyev Blushing Groom Mr. Prospector持ちで、
このあたりもディープとの組み合わせはプラス。情報は少ない馬ですが、血統構成は良いと思います。
自分もリストには入れていませんが、隠し玉なら十分ありですね。
【○：リストには入れなかったが血統構成は興味あり】
十具氏 ポポカテペトル 牡 友道 ディープインパクト ミスパスカリ Mr.Greeley
牝系はコレラ、代表的な活躍馬はBrought to Mind(米Ｇ1を2勝)
日本での活躍馬はクロフネですね。
全兄にスプリングS勝ちのマウントロブソンがいますし近親のグリュイエールも4勝をあげているので
ディープインパクトとの相性は問題なし、計算できる一頭です。
兄が重賞を勝ったばかりですが注目度は低かったので狙い目の一頭でしたね。
【○：リストには入れなかったが上位指名の価値あり】
その1：やっぱフランケルって凄いんですね
正直言いまして、サドラー系だし日本だととどうなのかなーとか
テキトーに考えていましたフランケル産駒ですがここまで３頭デビューして２頭勝ち上がり、
ソウルスターリングはアイビーＳで牡馬を蹴散らす完勝で牡馬クラシック登録までする期待馬のうえ
今年がファーストクロップだというのに英仏では重賞馬がすでに３頭誕生という怪物ぶり。
これは素直に手のひらを返さざるを得ませんね。
まだ勝ち上がりのサンプルが少ないために相性の良いパターンを探すのは難しのですが
とりあえず現在netkeibaのデータベースで見れるのが５頭なのでさらっと見てみます。
デインドリームの2015
母は凱旋門賞などＧ1を４勝した歴史的名牝。そんな超良血馬が日本に来るわけですが
血統的には母父LomitasがNijinsky系ですけど母系はドイツ血統ですので
このあたりはソウルスターリングと同じですね。(ダークロナルド系のSurumuが共通)
デインヒルのクロス持ちというのが日本で走るうえではマイナスかもしれませんが
こればかりはデビューしてみないとわかりませんね。
馬主は社台レースホースで角居厩舎の予定です。
エセンテペの2015
母はイギリスの3歳重賞勝ち。
こちらもデインヒルのクロス持ち。欧州の繁殖牝馬なんてサドラーかデインヒルは
持ってて当然ともいえるのでこの辺は気にしなくてもいいのかな？
現時点で馬主情報もないのですが、、どこかのクラブの追加募集馬として出てくるかも。
ワイルドココの2015
母は重賞３勝でヴェルメイユ賞ではトレヴの２着。
母父のShiroccoはMonsun直仔ですしワイルドココ自体はKonigsstuhlのクロス持ちと
ドイツ血統を色濃く引いています。このあたりソウルスターリングと共通ですね。
正直本馬は競走馬としてよりも繁殖牝馬としてちょっと注目してます。
ワイルドココはAuthiの5×5クロスを持っているのですが、AuthiはFeolaの3×4クロス持ち。
これはディープインパクトの６代母に当たるんですよね。(Hypericum ≒Aureoleとも言えます)
ワイルドココの2015の子ども、となるとかなり薄くなってはいるのですが
将来的にディープ系巣牡馬との配合はかなりの確率で好相性になると考えております。
２０１６年募集馬よりロードサラブレッドオーナーズは母馬優先枠が導入されますが
繁殖こみの中長期的プランで一口ライフを楽しむのもアリではないでしょうか。
馬主はロードサラブレッドオーナーズで藤原英昭厩舎予定です。
ハーフムーンＩＩの2015
パーフェクトトリビュートの2015
どちらもケイアイファーム生産馬なのですが…すごい配合ですよね
ハーフムーンＩＩの2015なんて乱暴に言えばFrankel≒ハーフムーンＩＩの1×1です。
…ちゃんと競走馬になれるんですかね？実際のところクラブで募集されていませんし
このまま繁殖牝馬になっても不思議ではないですけどハマれば大爆発しそう。
パーフェクトトリビュートの2015の方はまだ穏やかですけどこちらも相似配合がスゴイ。
こちらは半兄のロードフェイムが好走できれば期待してもいいかも。
繁殖牝馬第一主義のケイアイファームらしい２頭ですがＰＯＧ的にはちょっと厳しいかな？
来年のＰＯＧで人気するとしたらデインドリームの２０１５でしょうけど、
私個人としてはケイアイファームの３頭が気になってしょうがないです。
来年の春までの情報次第でリスト候補、あるいは出資候補になるかも(笑
すごく乗り味の良さそうな良い馬ですね。
２着馬の後ろに付いてのコーナリングや直線での伸び脚なんかは見事でした。
クラシック戦線を賑わす１頭になりそうで、うらやましい限りです。
コメントありがとうございます！
重賞勝ちでダービーまでの賞金は十分稼げたのが本当にありがたいです。
やはりPOGに参加している以上、指名馬を最後の大舞台に出走させたいですからね。
鞍上の福永騎手は落馬負傷ですが、トライアルの時期には間に合うでしょうし
これからもこのコンビでがんばってほしいところです。
おめでとうございます！非社台ディープの下位二頭で重賞２つはお見事です。私も来年は非社台ディープ狙いたくなってきました。
ファンディーナも中２はしんどいでしょうし、桜花賞ではなくオークスに絞ってくれるとありがたいんですが^^;
カデナだけでなく、ファンディーナも持ってるとは・・脱帽です。
お見事！
ファンディーナはどのくらい強いのか、ほんと楽しみですね。
1位指名 ロードアルバータ 1-1-2-1 16,200Ｐ
1勝しかできませんでしたが、プリンシパルＳで3着と
オープン級の力は見せてくれましたし
ポイントも十分稼げたので悪くない指名だったと思います。
母レディアルバローザも重賞勝ちは古馬になってからだったので
ロードアルバータもこれからの馬だと思います。
2位指名 アンセム 1-0-1-2 10,220Ｐ
新馬勝ちで期待させてくれましたが、こちらも1勝どまりでした。
ロードアルバータと同じで晩成を覚悟で指名しましたので
1つ勝てて、その後も堅実に走れたので良しとします。
アンセムも今後に期待ですね。
3位指名 ミリッサ 2-0-1-1 24,300Ｐ
チューリップ賞で1つ着順を挙げていればクラシックに乗れたんですがね。
期間内に2勝してオープンでも掲示板100％でしたから
小さい体でよく走ってくれたと思います。
4位指名 サトノホルス 0-1-2-5 5,400Ｐ
結局新馬戦が1番パフォーマンスが良かったわけですが
最後まで適正距離などが不明で未勝利で期間終了でした。
レッドリヴェール以降世代最初の新馬戦の出走馬を指名していましたが
今年は指名しなかった理由の一つです。
ポイントは未勝利戦並みに稼いだけどね。
5位指名 ハナレイムーン 1-0-0-3 15,100Ｐ
こちらもミリッサと同様小さい体でよく頑張ってくれました。
1勝だけでしたが重賞で5着2回、掲示板率100％は立派。
隠し玉的な指名でしたけど成功でしたね。
古馬になってヴィクトリアマイルで見てみたいです。
6位指名 ロードソリスト 1-0-1-3 6,800Ｐ
新馬戦3着から着外二つで「これはダメかな？」と思ったところで
ダート替わりで未勝利脱出。母に似たのかもしれませんが
期待通りの活躍、というわけにはいきませんでした。
毎年指名しているBallade牝系も2017-18は指名せず。
…指名しないと活躍馬が出るもんですよね。
7位指名 イェーガーオレンジ 0-1-2-3 4,600Ｐ
ルメール騎手で三連続着外と、指名失敗かな?と思いましたが
その後は3-2-3着と勝ち上がりが見えそうなとこまで来ました。
期間外に1200ｍ使って連勝とかしそうですが
その場合は自分の見る目はあったんだ、と強弁します。
8位指名 カラル 1-0-1-4 7,300Ｐ
新馬戦着外の時は絶望的でしたが、距離延長で勝ち上がり。
その後もそれなりの走りは見せてくれましたが思ったほどは稼げませんでしたね。
ルーラーシップ産駒は今後も注目して行きたいですが
17-18シーズンは指名できなかったので次の世代でアタリを引きたいです。
9位指名 カデナ 3-2-0-2 98,800Ｐ
京都2歳Ｓ、弥生賞と重賞2勝の大当たり。
下位指名でしたけど、1年通してエースとして頑張ってくれました。
クラシック本番は2戦とも着外でしたけどここまで稼いでくれたので十分です。
福永騎手ともども今後に期待。
10位指名 ファンディーナ 3-0-0-1 51,000Ｐ
無傷の3連勝で重賞制覇と頑張ってくれました。
牝馬でダービー制覇の夢を観させてくれたのでカデナ同様感謝です。
無事引退して産駒が出てきたら指名したい1頭です。
全体的に見ても悪くない指名、悪くない1年だったと思います。
2017-18の指名馬はきょうだいや関連馬もいますので
引き続き楽しみたいと思っております。
スレタイは漫画「僕のヒーローアカデミア」から。
元々ワンフォーオールを指名する予定だったのが
いろいろな事情の結果スレタイだけに面影が残ることに。
来季は指名馬と関連付けしたタイトルを考えねば。
ここ数年シーズン中の書き込みがあまりできていないので
それも改善していきたいですね。
皆様2016-17シーズンお疲れ様でした。