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こんな生き方、あんな生き方
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:
何処にも居場所が無い男
:2004/01/30(金) 15:08
43年間放浪の男性、「社会復帰」 25年ぶり住民登録
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住民登録手続きをする男性(手前)と古矢和夫さん=30日午前10時15分、茨城県岩井市で
北関東と周辺の山や川で小動物や魚を取って自給自足の放浪生活をしてきた群馬県出身の男性(57)が30日、茨城県岩井市で25年ぶりに住民登録をした。中学2年で家出して以来、社会にほとんど無縁の生活を43年続けたが、小さな罪を犯した末の思わぬ「社会復帰」だった。今はもう、山や川に戻る気はない。
男性は昨年9月、茨城県つくば市で自動販売機から小銭を盗もうとしているところを、窃盗未遂容疑で逮捕された。あまりの空腹で耐えられなくなった末のことだった。
刑事裁判の冒頭陳述や男性の法廷供述などによると、男性は8人兄弟で、家は貧しかった。14歳の秋、おばの元へ行こうと家を出て、栃木県足尾町に向かった。肩掛けの学生カバンに干し芋や塩を詰めこみ、足尾銅山を目指した。しかし、おばの家は見つからず、放浪が始まった。
まず銅山の洞穴に住んだ。持って来た食料は底をつき、キノコやヘビ、ウサギも食べた。
「削った丸太を仕掛けた落とし穴でイノシシも捕った。家を出たときと同じ学生服で過ごし、ウサギの皮で簡易の靴も作った」という。
4、5年して新潟、福島などの山野を歩いた。川で魚も取った。キノコや魚を売り、金を得た。親切な人に衣服をもらったこともあるという。
魚を追って栃木から茨城へ。5、6年前、つくば市境の水海道市に住み着いた。小貝川の橋の下に茅(かや)の小屋を造った。家に帰ろうと思ったことはなかったという。
起訴されて、12月に土浦簡裁で猶予付き判決を受けた。裁判官に「まじめに働くように」と諭された。
現在は、釣りを通じて知り合った岩井市の内装業古矢和夫さん(52)の家に住んでいる。古矢さんは身元保証人になってくれた。内装業の手伝いをして、生まれて初めて給料をもらった。自分の部屋にテレビを買った。
1月、43年ぶりに群馬の故郷の家を訪ねたら、両親はすでに亡くなっていた。戸籍は残っていたが、住民登録は79年、職権で抹消されていた。
155センチ、52キロ。裁判中は70歳ぐらいに見えたが、少し太り、肌のつやもよくなった。心を通わせる女性もできた。住民登録したのは「保険証やバイクの免許がほしいから」だという。
「今が人生で最高に幸せ」。市役所を出ると、男性はそう語った。 (01/30 12:34)
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