あやかし緋扇～もう一つの物語～

263：たっくん：2013/05/19(日) 02:33:57 HOST:zaq31fa543a.zaq.ne.jp: 私が考えたストーリーです。
短文ですが、お楽しみ下さい。

　　タイトル【ケガあるのに、ケガない】

空手道場の村山さんという方が交通事故で病院に運ばれました。
そして友人がかけつけ、たっくんにこう質問した、

友人
『村山さんの状態はどうなんですか？』

するとたっくんはこう答えた

たっくん
『けが、ないです。』

すると、友人はホっとした表情で

友人
『けがはないんですか？良かった・・』

たっくん
『いえ、ケガはあるんです。』

友人
『え？怪我されてるんですか？』

たっくん
『けがないんです。でもケガされてるんです。』

友人
『どっちなんですか？あるのかないのかはっきりして下さい。』

たっくん
『いやだからね。けがあるんですけど、けがないんです。』

友人
『あの～あるのかないのかどっちなんでしょうか？』

たっくん
『けがないです。』

友人が病室へ入ると村山さんは意識不明の重体・・

友人
『怪我してるじゃないですかー！たっくん
貴方さっき怪我ないって言ったでしょう？』
ウソつき！

たっくん
『嘘はついてません。
私が言ったのは、ケガない・・じゃなくて・・
毛がない・・ですよ。髪の毛がないという事です。』

友人
『なるほど。ケガがないんじゃなくて・・
毛がない・・のか？』

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