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恋愛メイン

1:2011/05/21(土) 23:56:10 HOST:ntiwte033131.iwte.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
タイトルにあるように、恋愛とかがメイン
でいきたいと思ってます。

2:2011/05/22(日) 00:28:35 HOST:ntiwte033131.iwte.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
私、杉本薫は学校に向かっているところ・・・。
今日は日直だから急がないといけないのに!
「痛っ」声がした方を振り向くと『本田奏』がいた。
それだけならまだいい。
でも、私はもしかして彼にぶつかった?
彼は学校でも結構有名な恐い人だし、今私は睨まれている。泣きそう。
「おい」と奏君は話かけてきた。
「ご、ごめんなさい!」私はこの場にいるのが恐ろしく、走って
教室まで逃げたのだ。
私はその後、普通に授業を受けていたため朝のことは完全に忘れて
しまっていたのだ。
クラスメートの棗君があんなことを言うまでは・・・。
「本田奏が杉本の事呼んでたぜ!」
どうしたら良いんだろうか。行ったら殺されちゃうかもしれないけど
行かなかったら殺されそう・・・。
結局は行く事に決めた。
そして私はこの後あんな事になるなんて思っても見なかったのだ

3:2011/05/22(日) 09:42:22 HOST:ntiwte033131.iwte.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
放課後、この2年B組には私と奏君のふたりだけとなった。
今の私の心情はとても最悪だった。
今の私は家に帰りたいとしか考えることができないでいた。
奏君はまたあの目つきで睨んでいる。
(もしかしたら私、ボコボコにされて死ぬのかも・・・。)
嫌だ、まだ死にたくはないもの・・・。
「奏君、お話とは何なのでしょうか?」
これは私が切り出すしかない、そして許してもらって
明日も私は無事に過ごしたい。
しばらくしてから奏君が口を開いた。
「杉本、よく聞けよ?俺と付き合え」
『付き合え』って殴らせろって事なのかな・・・?
どうしよう、明日私は無残な死体となって
発見されるのか・・・。
でも仕方がないよね、私の対応が悪かったわけだし。
「わかりました。」
ああ、もっともっと生きたかった・・・
「じゃあ、これからよろしくな」
そう言った奏君は走って帰っていった。
(あれ?帰った。)殺されるんじゃなかったの?

4:2011/05/22(日) 10:29:10 HOST:ntiwte033131.iwte.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
(おかしい)
家に帰ってもなぜ私が無事なのかが分からなかった。
携帯で友達の瑞樹に電話をかけた。今日の事を1つ1つ話していった。
『馬鹿!!そんなの彼女になれって事に決まってるでしょ!』
『やっぱりそうだったんだ・・・。どうしよう!私、とてつもない古臭い
ボケかたしちゃった!』そっか、だからか・・・
『間違いでした、ごめんなさいとでも言っときなさい。頑張ってね』そう
言って瑞樹は電話を切った。
(ごめんなさい、間違いでした。どうか許してください)なんて言うのは
絶対に怒りそう。
(私よりももっと強くていい人がいるんじゃないかと思うのでごめんなさい)
なんていうのも通じなさそう
(私、実は好きな人がいるので)これも駄目だな・・・
(私、彼氏がいるので・・・)これは駄目。相手もいないし
 
結局私は一睡もできなかったのだ。

5:2011/05/22(日) 15:18:43 HOST:ntiwte033131.iwte.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
朝からもう気分が最悪―。
ああ、ここまで学校に行きたくないのってはじめてかもしれない。
「薫の彼氏さんが迎えに来てるわよ!」(え?何で家の事知ってるの?
教えてないのに・・・。)
重い足取りで玄関まで歩く。やはりそこにいたのは奏君だった―。
「杉本、遅れるから急げよ」恐い。やっぱり断れない。だってこんな
目つきが悪いんだもん。恐いよ、やっぱり・・・。
二人で登校してて、気まずい空気が流れる。(どうしよう。でも私から
話しかけたほうがいいのかな?)「あの、奏君はどうして私の事を睨む
のですか・・・?」聞かなきゃよかったかも。だってまだ睨まれてる。
「別に睨んでなんかねぇよ。ちょっと目が悪くてこうなるだけ」
あれ、そうなんだ。でも恐いものは恐い!
「じゃ、じゃあ私日直があるので失礼します!!」
私は今日もダッシュで学校へ走っていった。
確かに少しかっこいいけど、恐い噂もあるし・・・。
私はそんなことを考えていました

6:2011/05/22(日) 23:36:04 HOST:ntiwte033131.iwte.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
「薫、断ったの?」瑞樹から聞かれた。
「断れるわけないじゃん、恐いんだからさ・・・」
瑞樹はため息をついて恐い顔で聞いてきた。
「薫はそのままでいいの?」
「そんなわけないでしょ!」
瑞樹は「だったら今日の放課後にでもあなたの素直な気持ちを
伝える事!いいね?」うん。と返事すると瑞樹は微笑んだ。
<ガラッ>音をしたほうを見ると棗君が口を開いた。
「杉本、本田奏が呼んでるぞ!」(そういえばこの前も棗君が伝言を
伝えてたな・・・。)なんて思いつつ、教室の外へと出て行った。
「これから昼飯だろ?一緒にどうだ?」
この一言でクラス中が騒ぎ始めた。
「はい、分かりました」こう言って、屋上で食べる事になった。
「あの、屋上って立ち入り禁止じゃないんですか?」校則で禁止
されているはず―――。
「ああ、別に鍵ならあるし良いんじゃね?」(何で鍵を持ってるの!?)
「あ、そうなんですか・・・。」奏君の事がよく分からない。
「あのさ、その敬語使うのやめろよ。その・・・堅苦しいし」
そんな事思ってたんだ・・・。結構細かい事気にするんだ。
「うん、分かった。」そういうと奏君は優しい笑みを浮かべた。
(あ、笑った)いつもよりも優しい表情に私も思わず微笑んだ。
「杉本・・・薫が笑ったの初めてみた」
確かに奏君の前で笑ったのはこれがはじめて・・・。

お昼に奏君の事を少し分かりました。

7:2011/05/24(火) 21:51:53 HOST:ntiwte033131.iwte.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
私たち2人はその後それぞれの教室に戻った。
やはり思った通りの反応でクラスの皆に取り囲まれた。
「ねえ、付き合ってるの!?」
「恐くないの?」
「別れたほうがいいんじゃない!?」
「一体何があったの?!」などなど・・・。
「奏君は結構いい人だと思う」
私の返答に皆が驚きの表情を見せた。
するとパシッと誰かが私の手をつかんだ。
(誰?)振り向くと手を掴んでいたのは瑞樹だった・・・。
「み、瑞樹、どうかした?」
「・・・」無言で瑞樹は女子トイレへと私を引っ張っていった。
(結構瑞樹は怒ってる)
急に瑞樹はため息をついた。そして口を開いた
「なんであの時断らなかったの?!恐いんでしょ?自分のためなんだから
本田に遠慮なんてしなくていいのよ!・・・心配させないで」
こんなに心配してくれてたんだ・・・。
「瑞樹、私は最初ただ単に恐い人だと思ってたの。隣の学校の喧嘩売ってきた
男子を病院送りにしたとか、気に入らない人は誰であろうと容赦なく潰す
とか・・・。でも、目つきだって視力が悪いだけで睨んでるわけじゃないし
普通に笑う事とかもできるし、恐い人じゃないんじゃないかな?って」
「もしかして好きになったの?」

8:2011/05/25(水) 20:58:10 HOST:ntiwte033131.iwte.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp
「・・・す、好き!!?」驚き・・・それが私の今の感情だ。
私の思考は停止した。


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