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1
:
神奏 琉音
◆XuuscjqfhY
:2011/02/17(木) 22:38:20 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
初めまして……ではないですけれども名前が変わっていますね。
前は、「時雨(シグレ)」または「蓮井 瀬名(ハスイ セナ)」と言う名で「時を刻む音−新たなる犠牲(サクリファイス)−」と「運命が決められた街」を書かせて頂きましたが、大分下がっているので新しく書かせて頂きました。
それでは、一応自己紹介を。
僕は神奏 琉音(カミカナ ルオン)です。名前の由来は基本的に好きな漢字を組み合わせました。 苗字には一応由来が有りますが、神の音を奏でし者、と言う感じですね。
またたまに違うペンネームが有りますが、「水音 紗月(スイネ サツキ)」と言います。勿論同一人物です。名前の由来は前同様好きな漢字ですが、水のような音を出し、綺麗な月である、とかそんな感じ((
小説内には、神奏 琉音や水音 紗月と言う名も出ます。
えと、注意事項です。
〜注意事項〜
・荒らし、暴言、チェーンメールなど、見た方々が不愉快になる書き込みはやめて下さい。
・感想はいつでもお待ちしております。ドシドシお願いしますね。
(小説内の作品・キャラについて)
・小説の物語(ストーリー)は、一切パクッておりませんので、その辺りはお願いします。
・また、小説内のキャラ名、性格、容姿、その他諸々、一切パクリは行っていません。
↑の事を了承して貰えれば良いです。
あらすじを一応………
--あらすじ--
"空の国"。 それは痛みも悲しみも絶望もなく、穏やかに平和に生きていける国。
新たにそこの住民になろうとした、水城 琉華(ミズキ リュウカ)と水城 悠華(ミズキ ハルカ)。 しかし、そこには二人の望んでいた国ではなかった。そこには………
的な?((
ミステリー&ファンタジー!それに恋愛もくっつけます!
それでは、色々有りましたが、宜しくお願いしますね。
2
:
ちーちゃん
:2011/02/19(土) 18:15:17 HOST:zaq7a66fdac.zaq.ne.jp
ここに入ってもいいですか?
3
:
神奏 琉音
◆XuuscjqfhY
:2011/02/23(水) 22:20:11 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
--プロローグ・空の国--
本当に、空の国なんてあるのだろうか。
本当に、ここに入り口があるのだろうか。
あらゆる、不安、疑問が押し寄せてくる。
ハァッ、ハァッと水城 琉華(ミズキ リュウカ)は息が上がってくる。
隣には、一切息も上がらず、当たり前のように、琉華の手を引いて走っている、琉華の双子の妹、水城 悠華(ミズキ ハルカ)がいる。
琉華と悠華の違いは一度見ただけでは分からない。
琉華は銀髪を太股までストレートに伸ばし、右目赤紫、左目青色のオッドアイの瞳。白いYシャツに黒いベスト、赤いネクタイに黒いズボンをはいている。悠華は銀髪を腰まで黒いリボンでツインテールにしている。瞳の色は右目青色、左目赤紫のオッドアイの瞳。白いYシャツに赤いリボン、黒いベストに黒いミニスカートと、琉華と似たような服を着ている。琉華と悠華を見分けるには瞳の色ぐらいだろう。パッと見一切分からない。
「琉兄様(リュウニイサマ)? 大丈夫?」
ジィッと琉華が悠華を見ていたので、悠華はキョトンとする。悠華は琉華を気遣うように、「休もうか」と目の前にあった切り株を指差す。琉華はコクコクと小さく頷く。
悠華は満足そうに琉華を見れば自分もちょこんと座る。
「本当に……空の国なんて有るんでしょうか……?」
「…どうだろうねぇ。取り合えず行くしかないよ?」
琉華は“空の国”と書かれた地図を広げた。 たまたま、空の国への入り口が、水城家(ミズキケ)の家の近くであったため、家を抜け出しやってきたのだ。
「痛みも悲しみも絶望もなく、穏やかに生きていける国……」
ゆっくりと琉華が目を瞑った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4
:
神奏 琉音(水音 紗月)
◆XuuscjqfhY
:2011/03/02(水) 18:43:40 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
--(プロローグ2/続きですが…)--
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……!! 父……さ…ん?」
琉華が、スッと目を瞑った瞬間、ハッと我に返りスーッと顔が青ざめて行く。琉華の額から、ツーゥッと冷や汗が流れ落ちる。
静かに口をパクパクさせた後、小さく呟く。実の父親を見て、焦っている様子であった。
「父様……」
悠華が、焦る様子もなく冷静に静かに呟く。 琉華は悠華の後ろにいながら、ビクビクと震えている。
「悠華。どけ」
「嫌。何故?」
ッチと低く悠華が舌打ちをして、琉華は小さくなりながら、冷や汗を描いている。ゴホゴホと琉華が激しく咳き込みハァッハァッと息が荒くなっていく。琉華は焦るように持っていた黒い鞄から急いで薬を手にし、飲み込む。
「……父……さん、僕に……用事、です……か?」
「貴様は………白々しい。 だから捨てられるんだッ!!」
「嫌………嫌、嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌ァッッ!!」
そう耳を塞ぎながら喋る。父親の放った冷たい一言。耳を塞ぎながら叫び続ける琉華を悠華を何とか止めようとするが、琉華は走り出す。
「琉兄様!?」
慌てて追い始め、父親はフッと鼻で笑う。
「追いかけろ」
そう静かに父親は呟くと、部下と思われる数名の男性達は走り出す
「残念だったな。なぁ?梨桜(リオウ)?」
「そうだね、桜梨(オウリ)」
そう笑い声が聞こえ、その瞬間冷めた声で「防御壁(ストッパー)」とハハハハハッと笑い声が次に聞こえる。
その瞬間、数名の男性達の目の前に真っ白、と言うより無色透明な色をした壁がぶつかり、琉華と悠華は別の空間へと流れる。
「ここは空の国の入り口。僕は桜梨(オウリ)」
茶色の髪が腰までゆったりと流れ、頭部の左右で三つ編みにされている。瞳の色は燃えるようなルビーのような赤。服装は真っ白にワンピースを太ももあたりまで切ってあるミニスカート。どうやら白と赤が好きであるようだ。
「あ…私は水城悠華。こっちは私の双子の兄の水城琉華、です」
ぎこちない敬語でありながらも、琉華は酷く怯えている為、変わりに名乗る。
「ん、そうか。フルネームで、風音 桜梨(カザオト オウリ)。で?君達はココに住むのか?」
「あ、はい」
桜梨の問いに琉華が頼りなさげに呟く。桜梨はふぅん、と呟けば「君達の望む所ではないかもな」と何もかもを知っているように言う。
「……表むきには空の国であるが、それぞれ名前がある。ヴィンス、ランクス、トルゥーシィングと言う三つの国がある。君達はこの三つの国のどれかに住む事になるが、チェイスと言うものと契約することになる。………今までの説明でも、………行くか?」
「「はい、勿論です(だよ)!」」
琉華と悠華がハモり、桜梨は流石双子、と呟く。
「それじゃ……レッツゴー」
ギィィィッと桜梨の後ろにある扉が開き桜梨がそこに誘導するのであった。。。
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