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「黒鯛(チヌ)十目釣り師」への道 ② 完結編

1kururin:2022/09/07(水) 17:40:11
 オキアミボイル入りのヌカスナ団子が海底に溜まり、溶けたり、小魚に突っつかれたりしている、「マキエサが効いた状態」になり、エサ取りのお魚さんたちにサシエサのボイルLをかすめ取られ始めました。

 エサ取り軍団の中に、ササノハベラが居ることは先ほど判明済み。ほかにも、チャリコやチンチンもじょうずにエサを少しずつ食いちぎっていく厄介者(やっかいもの)。しばらくの間、魚信(あたり)が遠のき、五目からは増えなくなって、十目は諦めかけました。

 すると、ミニガシラちゃんがお目見え。チビですが1匹は1匹嬉しいです。そして、円錐ウキがひくひくしているので合わせを入れてみると、妙な引き方のお魚さんが掛かりました。わくわくしてリールを巻くと、なんとここでは初めて釣ったハゲ=カワハギ君じゃあないですか。

 我が家ではNo1の人気魚種。優れた食味を幼い頃から知った我が家の娘たちは、私が釣行(つりぎょう)に出掛ける際に、たどたどしい覚えたての言葉で、「パパ、ハゲ。パパ、ハゲ。」とねだって、励まして送り出してくれたものです。パパ、ハゲとは聞きようによっては、なんとも微妙な表現ですが。

 このハゲ君は、実は釣れたのではなく、ハリスが体を巻いて、ちょうどの加減で棘のとことで鉤が糸に掛かってくれたまぐれの釣果でした。珍しい光景なのでデジカメで写そうとしたら、地面でピチピチ跳ねている内に、ハリスはほどけました。逃げられる寸前だったのですね。

 七目目に奇跡的ハゲお目見えなので、これはラッキーと喜んでいると、ここの常連さんの小物オオモンハタ君の登場。これは嬉しいです。八目目。これはひょっとして行けるかもの期待が胸に膨らみます。

 九目目に姿を見せたのは、グングウ(ゴンズイ)。棘に毒のある招かれざる客ですが、多目釣りの場合はちゃっかりカウントさせてもらいます。食べるとナマズのように美味しいと言われますが、グングウもナマズも未だ未体験です。

 ここで魚信がまたしてもピタッと止まり、また前回同様か、こりゃあクラゲ頼みやろうかねやと諦めかかっていると、納竿間際に、おめでたくも、真打ち登場。魚の王様、真鯛様。と言っても、15㌢のミニマダイですが、こぢゃんと嬉しく、「目標達成や〜!タイで十目。めで鯛ねえ。」と心の中で叫んで、小さくガッツポーズ。

 次の大目標は、十一目釣りとなったのでした。

 釣りの趣向が以前とは大きく様変わりし、完全なる「小物釣り師」になりました。近場で野ケチケチ小物の多目釣り師。黒鯛(チヌ)十目釣り師でしばらくは我が釣り道を楽しんで参ろうか。


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