したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

過去問対策(2013年度)

1入ゼミ係:2016/02/15(月) 20:50:15
2013年度入ゼミ選考問題
問 下記の問にすべて答えなさい。

問1.「雇用のポートフォリオ」が必要とされる理由は何か。

問2.「雇用のポートフォリオ」の導入によって、正社員比率は低下するか。

問3.最近パートタイマー等の非正社員を正社員に登用する制度を導入・運用する企業が増加していますが、このことは「雇用のポートフォリオ」の観点からはどのように評価できるか。

2入ゼミ係:2016/02/15(月) 20:51:07
模範解答 文責:入ゼミ代表 乾裕貴
※掲示板係独自の解答であり、この解答が満点ではありません。参考程度にご覧ください。

問1
はじめに、企業は環境の変化に応じて、人材投資へのコストを最小化し、必要な人材を確保するために多様な雇用形態を最適に組み合わせることが必要となる。そのため、雇用のポートフォリオは企業の内外環境の変化を踏まえ、「人材の育成と業務の効率化を図りつつ、仕事・人・コストを最も効率的に組み合わせた企業経営」を実現するために必要であり、これにより、人材投資コストや離職などのリスクを最小化することができる。

問2
正社員比率は低下すると考えられる。
企業は雇用のポートフォリオの導入によって、企業の内外環境の変化に応じて、雇用形態の組み合わせ比率を変えることが可能となる。そのため、働き方が多様化している現在の長期不況下において、企業は賃金の安い「雇用柔軟型グループ」であるパートタイマー、契約社員などの非正社員の比率を増やすため、「長期蓄積能力活用型グループ」である正社員の比率は低下すると考えられる。

問3
「雇用のポートフォリオ」の目的は、雇用を複数のグループに分けることによって、リスクを分散させることである。こういった観点から評価すると、非正社員から正社員へと人材が流れると正社員比率が高まることから、雇用調整が容易にできなくなるなどリスクの分散が最適化されないため、この制度は導入するべきでないと考えられる。ただし、中心的な雇用層である長期蓄積能力型グループが縮小していく中で、企業が現在の全体に占める正社員比率が不足していると判断したのであれば、ある程度の知識と能力を持った非正社員を正社員に登用することは、採用・育成コストの面から見てもリスクの最小化といえるため、この制度は効果的であると考えられる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板