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【カザプロ限定】本編小説【マチカドシブキ無し】

1KAORI★:2013/12/29(日) 14:48:45 ID:???
カザプロだけね
設定はるのはあり
私もちょいちょい考えてるけど
小説担当は今の所
BABELさん
夜桜ニコ丸さん
だけかな〜〜

2夜桜 ニコ丸:2013/12/29(日) 17:25:06 ID:jh9oWS0.
この世界はなにか
とてつもなく大きなものの流れによってまわっている
そして、彼らはその流れに決して逆らえない
その流れに逆らうことは「死」を意味するからだ


しかし、
もしもその流れの先に残酷な運命があったなら
不幸しか待ち受けない二択があったなら

あるいは、面白い答えを見せてくれるかもしれない
(冒頭 御使い目線)

3夜桜 ニコ丸:2013/12/30(月) 17:29:13 ID:lErwqXxQ
風切ノ誓 第一話 「邂逅」
(邂逅→思いがけない出会いのこと)

今年もこの季節がやってきた。
どこまでも透き通るような青空は、寒さに拍車をかける。
年末、僕は蔵の大掃除を一人でやっていた。
「うぅ、寒っ・・・」
薄暗い蔵の中を寒さに震えながら僕、風間秀弥は蔵の中の永い永い眠りについていた
このゴミとも何ともいえない古臭い木箱たちに苦戦を強いられていた。
「コレどうしろってんだよ・・・。大体、僕一人で蔵の大掃除とか、できるわけ無いだろ。
 まったく、うちは男だから男だからって、考え方もとっとくもんも古いんだよ。」
僕は庭掃除をする母と蔵のゴミ候補たちを交互に見ながら言った。
「僕は、力仕事も、そんなに得意じゃないんだ、よ!」
言いつつまた蔵の棚からゴミ候補をひとつ床に下ろす。

4夜桜 ニコ丸:2013/12/30(月) 18:00:10 ID:lErwqXxQ
そんなに得意じゃない。
僕の口癖だ。

僕には人と比べて得意なことも苦手なことも無い。至って普通の人生だった。
勉強も運動も人並みだし、人に比べて劣るといって悩んだことも身長くらいだ。
普通と言っては聞こえが悪いので、最近では平穏な人生と言い直して自分に言い聞かせている。
そしてこの人生の平穏は非常に依存性が高く、ひどく壊されることを嫌う。
だから僕はいまだに好きな人に告白することもできない。これ以上幸せになるのが怖いからだ。
幸せの先には必ず不幸が待っている。昔がそうであったように。
例えば咲野。
彼女は僕の人生の清算の犠牲になった。そして、僕は人生の幸不幸は清算され、今日を平凡に生きている。
だから僕は幸せになってはいけない。彼女のために。彼女のような犠牲者をもう二度と出さないために。
そうだ、駄目なんだ。僕は、僕の人生に、幸せも、不幸も、いらない。
できればこのまま、カレンダーの日付だけが変わるような、そんな毎日が過ぎて行ったなら、あるいはそれが一番の幸せかもしれない。
それでいい。それで・・・

気が付くと、僕は蔵の壁にもたれて座り込んでいた。
そして、うつらうつらと、意識が遠のいていくのを実感していた。

5夜桜 ニコ丸:2013/12/30(月) 18:16:35 ID:lErwqXxQ
5分くらい経っただろか。
いけない。寝てしまっていた。早く掃除終わらせないと・・・
そこまで思い立ってゴミ候補達を見たところ、
「ん?」
木箱の一つが、まばゆく光っているのを見つけた。ほかのゴミ候補と比べても、明らかに小さい。
まるで、この箱の中のものだけほかのものと明らかに区別して保存しているかのようだ。
気になった僕は箱をあけてみた。
「これは・・・ダイヤモンド・・・?」
中に入っていたのはダイヤモンドだった。しかも、やけに大きい。これはおそらく、売れば相当なお金になるだろう。
今すぐ母に見せようとしたが、その前に2つ疑問点を見つけた。
まず一つ、なぜこのダイヤモンドは光っている?
ダイヤモンドに限らず、宝石というのはなにかの光源の光を反射して輝くものだ。
なのにこのダイヤモンドは薄暗く光のあまり差さない蔵の中でまばゆいまでに輝いている。
まるで、このダイヤモンドが自ら輝いているように。
そしてもう一つ。
「軽い・・・。」
そう、このダイヤモンド、大きさの割にかなり軽い。
いや、大きさの割に、などというレベルではない。おそらく水に浮かべたら浮くだろう。それほどに軽い。まるで・・・
「風・・・」
風?なんだそりゃ。
自分でもわからない。なぜに風、などという例えをしたのだ?もっといい例えはあったろうに。
とにかく、このダイヤモンドは普通じゃない。一体何なんだ?
そのとき、異変は起きた。

6夜桜 ニコ丸:2013/12/30(月) 18:29:56 ID:lErwqXxQ
「うわ、わわわわわ!何だコレ!?」
僕は恐ろしい光景を目の当たりにしている。ダイヤモンドが、右手の中に、吸い込まれている!?
「いやいやいやいや!!ちょちょちょちょ、えぇ!?」
僕がパニックになっている間に、ダイヤモンドはどんどん手のひらに吸い込まれてゆく。
いや、溶けている、と言うべきか?なんでもいいや、別に。
いやいや、よくねぇよ!これ、どうなんだよ!?
そうこうしているうちにダイヤモンドが完全に右手と一体化した。
「ええ・・・?」

とにかく、これは我が家の家訓「なにかあったら親に相談」に従うべきだ、うん。
僕は深呼吸してから、蔵から庭掃除している母がいる庭に出た。
「あら、秀弥。蔵掃除は終わったの?」
ありのまま起こったことを話すんだ。ありのまま・・・ありのまま・・・
「うん、」僕はうなづいた。そして、
「寝てた。」
んだと結論付けた。      (第一話 END)

7夜桜 ニコ丸:2013/12/30(月) 18:31:05 ID:lErwqXxQ
なにか
ストーリーと違うところあったら
指摘ください。

8ボカプロ@匿名:2013/12/30(月) 18:32:38 ID:VdkLjW0c
なんだ、ただの神か

9ボカプロ@匿名:2013/12/30(月) 18:33:44 ID:VdkLjW0c
違うとこといえば・・・
咲野は前世の話だった気がしますね

10BABEL:2013/12/30(月) 20:33:20 ID:tg7bOYus
夜桜さんと個人的な打ち合わせ(?)をしなくちゃいけないと今更思ったw

11Riva:2013/12/30(月) 20:40:49 ID:/fMVmJJI
なんだ、ただの神か

12夜桜 ニコ丸:2013/12/30(月) 21:31:14 ID:lErwqXxQ
10
すいませんwww
勝手に暴走してしまったwww
9
そうなんですね
ありがとうございます

13Riva:2013/12/31(火) 15:13:58 ID:Ke6cuMLI
9 え?前世だっけw
マチカドシブキはカザプロの2年前くらいの話だよww

14ボカプロ@匿名:2013/12/31(火) 15:15:11 ID:pqQNVxiw
いやいや、それだと
シホから奏になって
2年ってことだろ?
奏二歳やんけ
ロリータやんけ

15Riva:2013/12/31(火) 15:16:19 ID:Ke6cuMLI
まぁまぁそこはまた話合お(殴

マチカドシブキは加奈子が中2くらいの時の話

16ボカプロ@匿名:2013/12/31(火) 15:16:54 ID:pqQNVxiw
えー・・・
なんか奏が可哀想・・・(´;ω;`)

17ボカプロ@匿名:2013/12/31(火) 15:19:16 ID:pqQNVxiw
ってそれだと
秀弥と加奈子付き合ってることになるじゃん・・・
あーもー
繋げるの面倒くさい

18BABEL:2013/12/31(火) 15:54:23 ID:EFFofUP2
こういうのあったら面白いと思った。野宿設定で↓
「露天風呂」が目の前にある。
何故こうなったかというと地下に温泉があると聞いたからだ。
地面に大地が拳を叩き付けるとクレーターができそこから温泉が沸いた。周りを岩で囲めば出来上がりってことだ。
「営業できるんじゃね」
大地が呟く。
「そういうの得意じゃないんだ」
「私が最初にはいるね」
レディファーストとでも言うのか。反論。
「いやいや先に入って僕たちを待って湯冷めすると悪いからさ」
そんなこと微塵にも思っていない。
「大丈夫!」
あっさり負けた。
「そうだ…」
奏が言った。
「絶対覗かないでよ」
「もちろん!」
「絶対だよ」
「あぁ」
「本当に覗かない?」
「そりゃあ、なぁ?」
「うん」
「絶対だよ。絶対」
フリ?まさか?いやでも覗いていいかも……いやいや!!なに考えてんの僕
「え?それってフリ?」
「ぶおっ!?」
最悪だコイツ。
「ん?」
奏の目には殺気があった。爽やかな笑顔で大地は対応。
「なんでもないよ!」
ざまあみろ。声に出しちゃいけないんだよ。それにしても…
「女って怖い…」
「何かいった?」
地獄耳…だから爽やかな笑顔で言った。
「なんでもないよ!」

19BABEL:2013/12/31(火) 16:16:59 ID:EFFofUP2
15どういう話?

20NECURAP:2013/12/31(火) 16:28:31 ID:mxYs8zus
18
コレ見てたら小説書きたくなった衝動が再び現れた。
けどネタ無かった。代わりにこれを長ったらしくしたらクソに成った。Oh My God

21BABEL:2013/12/31(火) 16:33:30 ID:EFFofUP2
がんばー

22NECURAP:2013/12/31(火) 16:37:40 ID:mxYs8zus
ていうか先に絵終わらせろという話

23BABEL:2013/12/31(火) 16:43:06 ID:EFFofUP2
絵か…僕には生涯無縁の話だな。

…塾の教科書にボカロ描いてたけど

24NECURAP:2013/12/31(火) 16:43:28 ID:lm/iwYpA
ww

25BABEL:2013/12/31(火) 16:45:28 ID:EFFofUP2
そのまま先生に教科書とられて職員室的なとこで他の先生にさらされた

26BABEL:2013/12/31(火) 16:47:40 ID:EFFofUP2
というか夜桜さん文上手いな

27NECURAP:2013/12/31(火) 16:56:33 ID:mxYs8zus
26
だよね。

28ボカプロ@匿名:2013/12/31(火) 16:58:44 ID:pqQNVxiw
今日ipad買うよ。

29Riva:2013/12/31(火) 17:16:17 ID:Ke6cuMLI
ややこしいな
マチカドシブキの事話し合わないとwww

30BABEL:2013/12/31(火) 17:25:11 ID:EFFofUP2
今ipod使ってる

31Riva:2013/12/31(火) 17:25:53 ID:Ke6cuMLI
おお

32BABEL:2013/12/31(火) 17:27:22 ID:EFFofUP2
寒い

33BABEL:2013/12/31(火) 17:29:02 ID:EFFofUP2
イヤホンつけてる時間長すぎて馴染んじゃってる

34NECURAP:2013/12/31(火) 19:57:49 ID:mxYs8zus
18
を簡単な雑絵にしてきた。絵師スレの方でうpろう。そうしよう

35BABEL:2014/01/01(水) 08:29:35 ID:tkFApQf.
今主人公が大地と出会うとこでこういうシーンが浮かんだ↓
目の前にいる僕ぐらいの歳の子はこっちを向いて笑っている。
「え、本当に夢だよね」
「なんなら試してみるか」
「うん。それじゃ僕のこと殴っ…ぶあっっっ!」
なんてパワーだ。オリンピックレベルだ。さすが夢…って痛い!
「わぶっ!」
壁に激突。これ夢じゃない…ってええ!?
「ほらいこうぜ」
「得意じゃないから無理なんだっ」
おぉ、決まり文句。こんな時でも。というより考える時間が欲しい。
「考えさしてくれ」
「もちろんいいぜ」

…これでつなげてもらえば。では!

36夜桜 ニコ丸:2014/01/02(木) 17:52:11 ID:ybUpl2WE
35
つなげるぜ

待て待て待て待て、冷静になれ風間秀弥。
コレが夢じゃない?じゃあ目の前のオリンピック最有力候補の腕力を持つ少年は
確かに現実に存在している?
まあコイツの危ない思考回路はオリンピックと言うよりテロリスト向けだが。じゃなくて!!

さて、真面目に考えよう。
どうしたものかなぁ。はっきり言って常識で考えてコイツの頭はかなり危ない。
コイツについていった数日後には刑務所、なんて事だってあるかもしれない。
しかし、断る。帰る。そういったところで「秘密を知られた」などとなったら?
きっと殺される。たった今コイツのパワーは確認した。こいつならきっと数秒で僕を殺せる。
次にいるのは蔵の中じゃなくて大きなお花畑のど真ん中かもしれない。
「はぁぁ・・・」
「いつまでウジウジ考えてんだ。さっさと決めろ。」
決める?
刑務所か、死か?
どうすりゃいいんだよ・・・

ここまで考えて(考えというよりただの愚痴)、僕はふと思い立った。いや、思い出した、というべきか。
こんな言葉は記憶に無い。しかし、この感覚は、よくテスト中に味わう、記憶の底から引っ張り出す感じだ。

この世界はなにか
とてつもなく大きなものの流れによってまわっている
そして、彼らはその流れに決して逆らえない
その流れに逆らうことは「死」を意味するからだ

聞いた記憶なんて無い。でも、確かに今僕はこの言葉を「思い出した」。
そして、必死に逃れようとしていた考えが少しづつ変わってきた。
目の前にいるのはオリンピックレベルの頭が危険な少年。何もかもそんなに得意じゃない僕が勝てる相手じゃない。
ならば、もうこいつに従うほか無いんじゃないか?

大きな向かい風に逆らうことは無意味だ。ちっとも前には進めず、体力は消耗されるばかり。
最後には力尽きて飛ばされてしまう。
だったら不本意でも踵を返して追い風にするしかない。
そして、このとてつもなく大きな流れに身を投じてみる。すると、自分のするべきことは自然に見えてくる。
いつの間にか、僕の頭は「コイツについていく」という結論を出していた。
「慌てず騒がず、逆らわず。でも諦めず、か・・・」
「ん?なんか言ったか?」
すっかり待ちくたびれた、というように大地が話しかけてくる。
「いや」といって僕は立ち上がる。
「お前についていくよ。というか、それしかないだろ。」
そういうと、大地は整った口の口角をほんの少し上げて、「ああ」と言った。

37夜桜 ニコ丸:2014/01/02(木) 17:53:43 ID:ybUpl2WE
とてつもなく長くなったw
スマソwww

38Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/15(水) 01:52:11 ID:91leZZVo
あげ

tkここってマチカドじゃないならおkなのか?

39Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/15(水) 02:01:56 ID:91leZZVo
ボカロ板に書いた小説が消えたので書き直し↓
直コピじゃないので色々変えてる

あ、裂空の花編にあたる物語だな



兄妹のキズナ


雨音がポツポツと響く。
潜っている小さな穴から顔を出してみた。東の空には、暗い色をした雲が浮かんでいる。西の空は、雲一つない空が広がっている。
そんな時、少し離れた場所で穴の周りを見張っている親友の大輝が、私に呼びかけてきた。
「おい、梨花。あいつら、東の方に行った。早く逃げるぞ」
私は、穴の奥に置いたリュックサックをひきつけて、背負った。
「…わかった」
そう言って、私と大輝は、穴を離れた。


お兄ちゃん、どこへ行ったの…?

40NECURAP:2014/01/15(水) 07:44:05 ID:B.1Jmcjw
ずーーーっと思ってたけど、オリンピックレベルのこの子握力32とかだっけ?
少なくない?握力40くらいはありそう。

参考までにいうと、30前後は俺の握力である。

41ボカプロ@匿名:2014/01/15(水) 16:21:33 ID:5CvNMRvA
ボカロ板に書いた小説が消えたので書き直し↓
直コピじゃないので色々変えてる

あ、裂空の花編にあたる物語だな



兄妹のキズナ


雨音がポツポツと響く。
潜っている小さな穴から顔を出してみた。東の空には、暗い色をした雲が浮かんでいる。西の空は、雲一つない空が広がっている。
そんな時、少し離れた場所で穴の周りを見張っている親友の大輝が、私に呼びかけてきた。
「おい、梨花。あいつら、東の方に行った。早く逃げるぞ」
私は、穴の奥に置いたリュックサックをひきつけて、背負った。
「…わかった」
そう言って、私と大輝は、穴を離れた。


お兄ちゃん、どこへ行ったの…?



ちなみに本編小説だから番外、列空は他スレでお願いしやす

42Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/15(水) 16:46:54 ID:91leZZVo
もうすぐピアノ
オワタし

43ボカプロ@匿名:2014/01/15(水) 16:51:58 ID:5CvNMRvA
がんばりぇ

44夜桜 ニコ丸:2014/01/15(水) 17:35:46 ID:XfARslhM
時は少々遡る。
100年目 風神、樹神、雷神誕生。
雷神は風神、樹神を支配することで独裁を企んだ、が
風神に敗れ断念。
400年 泉神、地の神誕生。
雷神は再びこの2神を従えることで風神を撃破しようと考えるが、泉神と地の神の共闘を前に再び敗走。
2度の敗走を体験するも、雷神の野心が消えることは無かった。
500年目 godgameにより4神の立場が激動。
このとき、雷神は傍観。参加することは無かった。
電力によって移動する「雷の地」を創造。
そして10体の雷獣を生み出し、支配のときを待った。

そして。

1000年目 godgame発動。
雷神はこのとき、初めて笑いをこらえる苦しさを知った。
誕生して1000年、笑ったことなどほとんど無かったからだ。

「時は来た!!!」

融合地に爆音が響き渡る。
それより一瞬早く、融合地の空に無数の巨大な亀裂が入り、その隙間から眩い光が漏れ出ている。
落雷だ。

風間、広野、小泉は戦いを挑むが、敗戦。
雷神の圧倒的な戦闘力は、まるで1000年の鬱憤を晴らすかのようだった。

このままでは、本当に雷神によって融合地は支配される。
融合地誕生以来例を見ない
風、地、泉3神による同盟が組まれた。


(風切ノ誓 〜雷神の咆哮〜 オープニング)

45夜桜 ニコ丸:2014/01/23(木) 17:42:45 ID:XfARslhM
あげ
さて、久しぶりに本職を全うしようかなw

46KAORI★:2014/01/23(木) 17:43:26 ID:???
お願いしやす!

47夜桜 ニコ丸:2014/01/23(木) 17:43:58 ID:XfARslhM
「風間秀弥vs小泉奏」


何もない。
そんな空間が広がっている。
いや、正確には足元にある水以外何もない。まるで、水面(みなも)に立っているかのようだ。
そして、僕は目の前にいるまだ幼い少女の気迫を全身で感じ取っている。
「正直助かったよ。もし大地と戦おうものなら、私はどうなってしまうか私にもわからない。」
少女、小泉奏は不適に笑う。
「お前を倒したら、きっと大地は怒り狂うだろうな。
 ちょうどいい。逆上した相手ほど倒しやすい敵はいないからな。」
負けじと僕も不適に笑ってみせる。
「なるほど。だが、それは『この勝負に自分が勝つ』その前提で話しているだろ?」
「ああ。僕だって男だ。2つ年下の女の子なんかには負けないね。」
刹那、奏の眉間に入っていたしわがさらに深くなり、浮かべていた薄ら笑いが消える。
「馬鹿にするな。これは人と人の戦いじゃない。神と神の戦いだ。
 そこに性別も、年の差も関係ない。」
そして、奏は右手に持っていた扇を高々と掲げ、声を張り上げた。

「我こそは!小泉奏!貴殿、いまだかつてない名将とお見受けいたす!名乗れ!!」

「拙者、名を風間秀弥と申す!貴殿に勝負を挑むべく、この地に参上した!!」

僕と奏はほぼ同時と言っていいほど口角を少し上げる。
各々の運命が大きく動かんとしているのを全身で感じ取っている。

「「いざ!尋常に、勝負!!!」」


(続くw)

48KAORI★:2014/01/23(木) 17:45:40 ID:???
あーーーこの後奏ちゃんまけるのが見てられない

49夜桜 ニコ丸:2014/01/23(木) 17:47:54 ID:XfARslhM
>>48
でも
そうしないと
風間秀弥vs広野大地が盛り上がらないw

50KAORI★:2014/01/23(木) 17:49:01 ID:???
広野が負けるのも見てられない!!w

51KAORI★:2014/01/23(木) 17:49:30 ID:???
まあ、普通にしてたら広野くん負けないもんねw

52KAORI★:2014/01/23(木) 17:53:15 ID:???
握力42にするか…

53NECURAP:2014/01/23(木) 18:05:15 ID:B.1Jmcjw
47おおーすげー

小説の創作意欲沸いてきたわwww

54Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/23(木) 20:45:24 ID:91leZZVo
プギャー
かきたいけどくそっぱちだわ

出来れば樹かきたい

55NECURAP@ネットラッパー:2014/01/23(木) 20:49:50 ID:B.1Jmcjw
非公式でこの夜桜の続きかいたろwww

56Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/23(木) 20:51:57 ID:91leZZVo
わからん部分は勝手に自分の思うようにかこう

57NECURAP@ネットラッパー:2014/01/23(木) 20:56:38 ID:B.1Jmcjw
…大地vs風間の会話劇書いたほうが遥かに簡単だろうな。コレ

58NECURAP@ネットラッパー:2014/01/23(木) 21:01:12 ID:B.1Jmcjw
具体的にどんな攻撃できるかわからんから気分で描いたる!非公式だしいっかw

59Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/23(木) 21:31:07 ID:91leZZVo
「風間秀弥vs???」

気づかぬうちに、草がそこら中に生い茂った。
僕の最初の戦いのお相手は、樹花守護ノ命。
僕が、一番「倒さなければならない」相手。
たとえ、それが「倒したくない人」だとしても。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
樹が、何かを後ろにつれて、僕に近づいた。
「行け」

そう言われ、相手は樹の前に立った。
そのまま、僕に近づく。
斧を肩に乗せ、下を向いたまま。
「さてと。私のお相手は誰?」
そう言って、顔を上げた。

目が、不気味に輝く。
僕の戦いたくなかった相手。
分かっている。勝つか負けるか…その二つの選択肢を避けて通ることはできない。

「そうなってしまったか。」

「お相手になった以上、戦いに逆らうことはできない。早く戦いましょ?」

「…わかった。拙者、風間秀弥!お相手願おう!」

「我は、中村加奈子!貴殿を倒すため、この地に舞い降りた!」

そう。僕の目と鼻の先にいる人は…
って

うおっ!?

間一髪。あのままボケっとしていたら、僕は真っ二つだっただろう。

「早くかかってきなさいよ。ほら、御使いが騒いでるであろう?」
そうつぶやきかけ、薄笑いを浮かべた。

鞘から剣を抜く。

それが、倒したくない人だとしても。
運命は、変わらない。変わってくれない。
戦わなければいけない。

さようなら。

60Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/23(木) 21:31:30 ID:91leZZVo
59 なんだこれ

61夜桜 ニコ丸:2014/01/24(金) 17:37:32 ID:XfARslhM
こんなときになんなんだけど
47の続き投下させて

言うが早く、奏は弾丸のごとく突進してくる。
僕は左腰の刀に手をかけ、一瞬のタイミングを逃さないよう全身の神経を集中させる。
そして、奏が僕の斬撃の射程範囲に入る。
僕はそのタイミングを逃さない。即座に刀を抜き、居合い切りをする。
しかし、それは奏を捕らえることなく空気を切り裂いた。
奏がいない?
どこへ行った?
「隙あり・・・」
背後でそうつぶやく声がした。
振り返っていては間に合わない。直感でそう判断した僕はどこに奏がいるのか捕らえられないまま
前に向かって緊急回避をした。そのすぐ後ろで何かが切り裂かれるような音がした。
体勢を立て直し、そこでやっと背後を振り返る。
が、またも奏の姿を捕らえられない。
まただ、どこにいる?
そのとき、どこかから雫(しずく)が滴り落ち、目の前の水面に波紋を広げた。
まさか・・・
「上!?」
僕が上を見上げたその刹那、奏が自らの武器である扇「泉扇『飛沫』(せんせん『しぶき』)」を
僕の頭上めがけて大きく振りかぶっていた。
さっきと同じような緊急回避でよける。ほんの数秒前まで僕がいた場所の水が大きく切り裂かれる。

そうか。
「泉の固有能力か・・・」
奏は泉の能力者(ファイダンド)だ。確か、固有能力は「空中浮遊」。
それを存分に使って僕を上から狙った、というわけか。
ならば。
「上からだろうとどこからだろうと、こうすれば意味ないだろ!」
僕も風の固有能力「透過」を使う。これによって僕は周囲の景色と同化して、相手から認識されなくなる。
一瞬空気が大きく揺れる。
これで奏に僕の姿は認識されない。しかし、何かが引っかかる。
そういえば、奏が僕の透過にまったく動じていない。普通なら動揺とまでいかなくとも、
辺りを見回すくらいはしていいはずだ。
しかし、奏はその場をまったく動かず、ただただじっと立ち尽くしている。
(まあいい。背後に回りこんで、一気に畳み掛ける!)
意思が肉体を動かす。神速とも呼べるスピードで奏の背後に回りこみ、僕、風間秀弥の使用武器
「光刀『神風』(こうとう『かみかぜ』)」に手をかけ、鞘から刀を抜こうとする。

しかし、その直前、奏が僕のいる方へ振り返る。
そして泉扇「飛沫」で僕に思いっきり斬りかかった。
なんとかギリギリで避けるも、右の頬が大きく切り裂かれる。
なんで、奏は僕のいる場所がわかった?
姿の見えない僕に攻撃ができたんだ?


(続くw)

62KAORI★:2014/01/24(金) 17:39:07 ID:???
あれ?体力再生じゃ…((

63夜桜 ニコ丸:2014/01/24(金) 17:40:38 ID:XfARslhM
>>62
公式サイトのほうには
「空を飛ぶこと」って書いてるんだけど。

64KAORI★:2014/01/24(金) 17:41:26 ID:???
マジか…おいriva

65夜桜 ニコ丸:2014/01/24(金) 17:43:08 ID:XfARslhM
>>64
OK
体力回復ね
そっちが正しいなら
そっちで書き直すよ

66KAORI★:2014/01/24(金) 17:45:09 ID:???
意見が食い違ってるw
rivaが体力再生加奈子でいんじゃねってw

67夜桜 ニコ丸:2014/01/24(金) 17:46:25 ID:XfARslhM
>>66
まあどっちも書くよ
意見固まったらそのときまた教えて

68NECURAP@ネットラッパー:2014/01/24(金) 17:49:33 ID:B.1Jmcjw
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ sageるぞー

61
む…俺が非公式でそういう感じの書いてる間に投下されただと!
荒らしさえなければ昨日投下できたのに…

69KAORI★:2014/01/24(金) 17:50:45 ID:???
大地くんは奏がいれば勝てたのにね残念だあ
うーん…

70NECURAP@ネットラッパー:2014/01/24(金) 18:50:10 ID:B.1Jmcjw
47の続きを非公式で書いたw

一拍。
時間に空間が生まれる。
静寂がその水面の世界を埋め尽くす。
そんな、数秒とも満たぬ僅かな時間で
僕は走馬灯のようにあれこれを思い出す。
物置の宝石から始まり、いまここに居るまでの、
とても長く、尚且つ一瞬とも思える記憶。

刹那、僕は駆け出す。

対し奏は余裕なのか、作戦か、そこにたったままだ。
悠然と構えていた。
僕はまず小手調べ程度に軽く一発、刀を振りかざす
円弧を描くように一斬り。

しかし動じず奏は水面の地面を蹴り、後方に立ち退く
一定距離を置き途端右手に構えてる扇を一仰ぎ
忽ち突風が巻き起こる。
大したダメージは喰らわなかった、
が、
その風圧で後方にすこしずり下げられ、腕で顔を覆い尽くすような体制を取る羽目になった。
直後気づいたが、これは間違った。ミス選択だ。
奏はそんな僅かな隙を見逃すはずもなく、颯爽と特攻してきた。
「水死武器(みずしぶき)ー」
冷徹に放ったそのワードと共に水面の地面が舞い上がる。
風に乗り、速度と水圧を増した水面の水飛沫が僕を襲った。

「風斬(かぜきり)!」

僕は叫ぶ。同時に刀を水平に円を描くように斬りかかる
途端、奏が作り上げた水飛沫は弾け飛ぶ。

僕も奏も間隔をとった。
少し息を整えた。

「まさか僕の代名詞みたいな風でこうもやられるとはね…」
「ははは、軽い冗談程度だよ。この程度でそこまで言われちゃあ君が心配だね」
軽く一笑。しかし本心では何一つ笑っていないことだろう。
少し息をつく。

「…心配御無用。手加減御法度…!」
「無論。そのつもりだよ。」
途端、地面を蹴り上げ、奏の下まで駆け出す。
奏の余裕の薄ら笑いも消え、真剣な表情になる。

「風車(かざぐるま)!!」
奏に近づき、ぐるりと身体を右回りに一回転する。
そして一回転の起動にのった刀の一撃が奏を襲う
しかしその一撃は、奏の「水面落とし(みなもおとし)」で軽くあしらわれる。
(来た!)
待ち望んだ状況。
左手に小さく隠し持った小刀。その鋒鋩を奏の方向に向かわす。
「!!!」
呆気にとられた奏は硬直したままだった。
「隠蔽刀(いんぺいがたな)!」
一斬り、たしかな感触だ。
ダメージ自体は小さいが、
その微々の違いが戦況を大きく変えると言っても過言ではない。
「ふうん…面白いね…」
彼女の頬から微量の血が流れていた。
瞬間、奏の姿が消える。
「!!?」
慌てて辺りを見回すがいない。
ならば後ろか!?と考え後方を向くが、いない。

「逆巻きの渦(さかまきのうず)。」
冷静に放ったその言葉に溢れる威圧、余裕。
途端彼女の扇を中心に逆向き―――
つまりはこちらに向かうにつれ渦が大きくなっている。
そんな渦が眼前を覆う。
防ごうとしたものの、規模がでか過ぎる。
僕は慌てて渦の届かない方向に逃げる。

渦による水飛沫に隠れた。

(ん、疲れた。一回投下w)

71NECURAP@ネットラッパー:2014/01/24(金) 18:52:55 ID:B.1Jmcjw
うーん。俺のすごく餓鬼臭いw
特に技叫ばせるところがww

72NECURAP@ネットラッパー:2014/01/24(金) 22:52:05 ID:B.1Jmcjw
70の続きw

しかしながら、敵が作り出した水飛沫で時間稼ぎなど
その場しのぎ…否それ以下である。
即刻で見つかった。
扇で斬りかかってくる。
「水跳(すいちょう)!」

よくある、平たい石を使った水切りが如く水面が跳ねる。
「すいちょう」―即ち水鳥。
水で作られたような鳥が幾数と出来上がり僕に襲いかかる。
「…!!」
右手の刀を強く握り、水跳―基水鳥に斬りかかる。
水鳥であり、技といえど水で作り出した鳥だ。
即座に水鳥は消え失せる。

「子供騙しのつもりか?」
「いやいや、違うって。あくまで序章さ。」
奏は不敵に笑ってみせた。
「こういう使い方も…あるんだよ」
使い方…?
意味有りげな台詞。それとともに今度は無言で水跳を発動させた。
「…!!?」
いや、違う。
奏は水跳をして尚、次の技のモーションに移っている。
これは…

…水死武器!
幾針が如く依然と比べて鋭さを増した水飛沫が舞い上がった
しかしその水飛沫達の当たり所は…
水跳ー基水鳥だった。
「え…?」
思わず呆気にとられる
凡そ270度と言ったところか。
とどのつまり、僕の後方以外を取り囲むようにした水鳥達は
たちまち水死武器により破裂し、破壊し、
大きく眼前を覆うような飛沫を一つ一つがあげた。
忽ち僕は後方に退く。

しかし―
背に気配を感じた僕は振り返る。
奏だ。

「時雨ノ咆哮!(しぐれのほうこう)」
大きく、激しい水が波(は)の如く一直線に飛んでくる
「うわっ!!」
ギリギリで避けようと、左右に走った。
そのまま、「時雨ノ咆哮」が避けた僕を過ぎ去り直線上に目的もなく飛んでいく。

よけれた…が、右足が少し持って行かれた。
表現が悪いかも知れないので詳しく言うと結構な被害を受けたわけだ
右足がブルブルと震え、血が滴る。激痛が迸った。
「くっそお…まだ使いたくなかったんだけどなぁ…」
足をかばうように、僕は小さく呟く。

そして念じる様に、目を閉じ集中した。

…透過だ―――――
スウっ…と姿を隠す。
所謂透明人間というやつだ。秘策である。
しかし、透明というだけで幽霊みたいに物にあたっても
透けるというわけではなく、勿論感触はある。
刃やら刀やらは僕の任意で透かせることができる。
「…透過…か。面倒だな…」
奏は上空に浮いたまま唇を噛み締める。
痛む右足を抑えながらも奏の後方…の下の地点にまで移動する。
そして奏の背、下ではない、上空にいくため技を使う
「追いか…」
「追い風(おいかぜ)」を発動しようとした時だった

「霧雨覆い(きりさめおおい)」
奏が口にした。
霧雨、霧のように細かい雨。
少し視界が白濁る程度の効果しか無いのでは…

構わず再度「追い風」を唱え奏に近づく。
刹那。
「!!!」
僕は思わず呆気にとられた
読み取ったように奏は振り向き
「泉水砲!」
そう口にされた。
扇から水を纏った砲撃が繰り出された。
僕は撃ち落とされた。
「な…なんで…」

「簡単なことさ。あくまで透明、なら物に触れるし、攻撃も当たるんでしょ?」
「………!!!」
脳内で事柄が相互に結合する感覚がした。
「霧雨がかからない位置にいるって事。」

な…なんていうことだろう…
秘技のつもりでいた技が、こうも簡単に敗れるとは…

(ん、疲れた)

73ボカプロ@匿名:2014/01/24(金) 22:55:34 ID:mfAjQf16
キター

74テロこ:2014/01/25(土) 08:14:38 ID:DHsr59DE
なんか私も>>47の続き書いた←
でもあげる価値あるのかな…?
ニコさんもねくさんもいるしなぁ…

75ボカプロ@匿名:2014/01/25(土) 08:22:33 ID:mfAjQf16
ニコさんバベルさんが本家ー

76ユウスケ:2014/01/25(土) 08:44:47 ID:bu5K1iXE
http://bb.xgm.jp/kazapro2014/8/?ipw=vocapro-00

小説貼れるよ
パスはキャス

77ユウスケ:2014/01/25(土) 08:45:47 ID:bu5K1iXE
ミスったヤバいーーーー

78ユウスケ:2014/01/25(土) 08:57:01 ID:bu5K1iXE
サブに正しい奴ある

79テロこ:2014/01/25(土) 09:35:16 ID:DHsr59DE
>>75
それは知ってるw
ねくの非公式に便乗してみただけw

80NECURAP:2014/01/25(土) 10:44:06 ID:B.1Jmcjw
>>79
のっかってこうぜ!(某非公式団体、いじられやく風)

81テロこ:2014/01/25(土) 12:43:18 ID:DHsr59DE
>>80
便乗したいけど
どこに載せればいい?
ここか>>76の所か。

82ユウスケ:2014/01/25(土) 12:56:31 ID:bu5K1iXE
81 そうそう!
  ってかパスつけてるから
  ある程度は役にたつよ
  パスはサブ

83夜桜 ニコ丸:2014/01/25(土) 13:37:25 ID:XfARslhM
>>76に載せられんかったから
いったんここに>>47の続き書き直したの載せるな

僕と奏はその場から動かず、ただじっと相手の様子を伺う。
奏も言うようにこれは神と神の戦い。ましてここは泉の地、奏の領土だ。
下手に動けば勝負は一気に不利になる。
「どうした?こないのか?」
奏が手のひらの代わりに自らの使用武器「泉扇『飛沫』」で
くいくいと手招きをする。

まだだ。相手が何か仕掛けてくるまで待て。
奏だって僕の出方を伺っているんだ。

必死に自分に言い聞かせ集中力が途切れないようにする。
「はあぁ、つまんないな。普通、男と女なら男から仕掛けるもんだろぉ。」
「お前、これは性別関係ないって・・・って、うお!!」
そういっている間に、なにか弾丸のようなものが飛んでくる。
あれは・・・水滴!?
「泉扇『飛沫』は常にこの泉の水で濡れている。
 これをすばやく振れば、水飛沫が散弾銃のごとく相手を襲う!」
奏は言いながらまたも泉扇を右から左、左から右へすばやく振り上げては振り下ろす。
その姿はまるで舞い踊りだ。耳を澄ますと音楽が聞こえてくるかのよう。
奏の周りで輝く水飛沫が彼女の舞をいっそう引き立てている。
ただ、その水飛沫がめちゃめちゃ殺傷能力が高い。
僕は自らの武器「光刀『神風』」で襲い掛かってくる水飛沫を何とか防いでいる。
刀と水滴が合わさる度、耳障りな金属音が鳴り響く。
何だこれ!?もう水じゃねぇよこれ!!
「なんだ、君もこの程度かい?風間秀弥。」
言いつつ奏は舞い踊りをやめない。それどころが、踊りはさらに激しくなっている。
それと同時に、水飛沫もさらに数と激しさを増していく。
「だあぁ!!くそ!!埒が明かない!!」
僕は左越しの光刀「神風」に手をかける。襲い掛かる水飛沫を居合い切りで切り裂く。
そしてその動きに間髪を入れず足元の水面に光刀を突き刺す。
「行け!華舞太刀(かまいたち)!!」
素早く、しかし力強く光刀を振り上げる。縦方向に伸びた刀の描いた弧は、真空の斬撃となり
奏に襲い掛かる。奏は舞い踊りをやめない。
「死吹(しぶき)・・・」
奏はつぶやき、泉扇を一振りする。水の半円が斬撃となり華舞太刀に襲い掛かる。
しかし華舞太刀はその程度じゃ防げない。半円の斬撃をさらに半分に切り裂き、
依然奏に襲い掛かる。奏はさすがに身の危険を感じたか、泉扇を正面に構え、華舞太刀を受け止める体勢に入る。
そして、奏は大きく体をひねり、二回転する。泉扇は華舞太刀をはじき返す。華舞太刀は泉の地の
はるか上空に消える。

しかし、僕の攻撃は終わってない。
僕はずっと華舞太刀の後ろについて奏へと近づいていた。華舞太刀をはじき返した瞬間、
僕は奏の正面で再び居合い切りの体勢に入る。
僕が獲物を捕らえんと目を鋭くするのに対し、奏の目は大きく見開かれる。
「やっと危機感のある顔になったな・・・」
奏は華舞太刀を防ぐのに必死だったようだな。僕の迎撃の準備がまったくできてない。
「漸、閃(ぜん、せん)!!」
水を、斬る。勝負あった!
しかし、僕の居合いが奏を捕らえることはなかった。
光刀は奏の泉扇によって防がれている。
泉扇はさっきまでとは違い折りたたまれており、それによってできた隙間で光刀を受け止めている。
奏は光刀をはじき返すと再び扇を開き、
「死吹・・・」
とつぶやき、泉扇を構える。
しまった!近づきすぎた!!
慌てた僕は光刀を構えなおす。しかし、一瞬遅かった。
奏が泉扇から放った斬撃を僕は正面から受けてしまった。
「ぐ、はぁっ・・・!」
「残念だったね。すぐに勝負がついたら面白くないだろう?」
そういって奏は不適に微笑む。が、それは余裕から出た微笑ではなかった。
秀弥の漸閃を防ぎきった安堵感から自然に出た微笑だ。
それを裏付けるように、奏の額に一筋の汗が流れる。

「面白くなってきたな・・・」


(続くw)

84夜桜 ニコ丸:2014/01/25(土) 13:45:11 ID:XfARslhM
>>72
風間の透過のくだり
かぶったwwww
でもすごいなNECURAP
特に技名

85KAORI★:2014/01/25(土) 13:48:02 ID:???
カッコよすぎやばい

86NECURAP@ネットラッパー:2014/01/25(土) 14:00:04 ID:B.1Jmcjw
84
いや逆に夜桜の見て、「あ、この透過をこうしてこうして…」みたいに参考にしていただいた

87夜桜 ニコ丸:2014/01/25(土) 14:01:41 ID:XfARslhM
>>86
あ、そうなのねw

あの透過でなんで奏は見抜いたのかの
種明かしもしたほうがいいかなー

88NECURAP@ネットラッパー:2014/01/25(土) 14:03:28 ID:B.1Jmcjw
87
うん。そのほうがいいとは思う
だから俺は無理やり屁理屈ならべて透過無効化させた。

89夜桜 ニコ丸:2014/01/25(土) 14:18:01 ID:XfARslhM
>>88
へーい。
じゃあさらっと小泉風に

「簡単なことだ。姿を見えなくしたってことは
 いずれ私に攻撃をするということ。だから
 私自身は動かずじっと風間が接近するのを待てばいい。
 それに、この地は一面水面のようになっている。
 だから足が着いた場所に波紋が広がって
 彼の移動経路はバレバレってわけだ。」

以上www

90NECURAP@ネットラッパー:2014/01/25(土) 14:27:08 ID:B.1Jmcjw
89
最初のアイディアだと、
ステージ埋め尽くす渦の攻撃繰り出して問答無用的なのやったろうかと思ってた時期がありました

91ボカプロ@匿名:2014/01/25(土) 14:31:58 ID:mfAjQf16
雨降らしたなら風間のとこで雨弾くくね?

92夜桜 ニコ丸:2014/01/25(土) 14:32:13 ID:XfARslhM
>>90
へー
それは奏の攻撃?
それとも秀弥の攻撃?

93NECURAP@ネットラッパー:2014/01/25(土) 14:47:46 ID:B.1Jmcjw
90
ん、もちろん奏の攻撃

94夜桜 ニコ丸:2014/01/25(土) 14:53:55 ID:XfARslhM
>>93
まあ大技は各自
1つはほしいね

95NECURAP@ネットラッパー:2014/01/26(日) 00:12:09 ID:B.1Jmcjw
なんか76の掲示板に投稿できなかったからこっちで。サーセン
72続き

しかし僕は通じないと承知で再び透過を繰り出す。
気休め程度になるかもしれない…
もしくは一応ながら「見えない」という現象に
偶然の勝利を望んでいたのだろう。
霧雨で速攻にして居場所がわかってしまうのは百も承知だ。
その上で賭けとでもいうのか
もしくは錯乱状態なのか。

こうして悠然と語り…
否思考、判断が出来てるのだから錯乱ではないのだろうか?
錯乱じゃなければなんだという?

まず賭けではないだろう。
では作戦か。いやそれも賭けの一種ともとれるか。
ならば思考の放棄か。それもあるかもしれない。
しかし、放棄ではないだろう。
現にこんなながながとしたことを連ね、重ね、考えている。
考えることができている。

……
………
いや、それこそ考えることを放棄したほうが良い。
気休めにはなるのなら十二分。
考えれば考えるだけ無駄に時間が過ぎるだけだ。
そして集中力は呑々削られていく、減っていく。
意識は朦朧
目先は霞んでいる。ボヤけている。滲んでいる。
まぁ見えても血と水のフィールドと奏が見える程度だろう。
…体力に関しては…まぁまだそこそこある…と思う。

ならば簡単な話だ。



即刻で決着をつければいい。

決着。
その一言だけを心身に刻み、刀を強く握る。
前の機動性のある刀じゃなく、
柄や鍔は日本の刀に対し刀身は西洋刀…剣である。
大きさとしては中々有り、僕の身長の半分近くはあるだろう。
そのくらい大きいが、風のファイダンド補正の力により
平然と持ち、構え、振り翳す事が出来る。
兎角で僕はこれを「風斬刀(ふうざんとう)」とよんでいる。
風斬刀を構える。
一点集中。
あるのはそれだけ。

「…フゥ…」
息を漏らす。
刹那。
「…でいやあああ!!」
僕は叫び出し、奏の方へ飛び込む。
それを見取ったように奏はすこし顔をしかめつらせ扇を振る。
「百鬼夜行。」
百鬼夜行。式神の能力―――。

途端水面から、下から水中に潜んでいたかのように
悪鬼や羅刹といった妖達が襲いかかる。
魑魅魍魎で埋まる視界にはとうとう奏の姿が見えなくなった。

大量の化物を蹴散らす…か。
「円弧流風(えんこりゅうふう)!」

大きな円弧を水平に描いた一撃が幾つもの化物に当たる。
そのまま煙が如くスウッと姿が無くなる。
攻撃が浅いものたちは手が無くなったり腕がもぎれたりしているのが伺える。

間髪を入れず次激を繰り出そうとしたときー
「!!!」
一匹の巨大な悪鬼らしきなにかにつかまった。
「くっ…」
力強い。こちらの力技だけでは抜け出せそうもなかった。
仕方なく、下向きに固定された左手に
長刀に属されるであろう刀―――「風速魔」を握る。
手首を器用に扱い、ひと振り。
悪鬼の手首が削ぎ落ちる。

そこから脱出した僕は、
その長刀で僕を掴んだ悪鬼、引いては後ろの物の怪を一突きする。
瞬間、刀は消滅する。
何普通だ。メインで使用している刀、刃以外は
数回の攻撃で消えてしまうだけだ。

96夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 16:43:12 ID:XfARslhM
>>83の続き
ついに完結ー

「面白くなってきたな・・・」

僕は死吹をまともに受けた腹を押さえながらつぶやく。
奏のこの技、僕のように切り裂くといった攻撃ではないらしい。事実、腹は切られていない。
しかしダメージがないわけではない。
切り裂かれたダメージはないが、激しく腹を打ち付けたようなダメージはある。
「っ!・・・ふぅ」
近距離で受けたということもあり、腹の痛みはすぐに楽になった。
しかしそれも束の間、奏の水飛沫の攻撃が再開された。
僕は光刀をかまえると、奏の水飛沫を振り払いにかかる。

奏の見る者を魅了する美しい舞。
それから発せられる水飛沫。
それは光刀にぶつかる度、激しい金属音とともに地平線の彼方へ消え行く。
僕は隙をうかがっては華舞太刀を発動する。
奏は泉扇を水面に垂直に構えると、華舞太刀と泉扇が交わる寸前、手首をひねって
華舞太刀をいなす。
そんなやりとりがどのくらい続いただろうか。

「ハァ・・・ハァ・・・」
「・・・・・」
僕が息切れをしているのに対し、奏の肩はまったく動いていない。
しまった。
これが奏の狙いだったのか。僕は自分の浅はかさを情けなく思う気力もなかった。

97夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 16:44:01 ID:XfARslhM
奏は泉のファイダンド。その固有能力は体力の自然回復。
すなわち、奏はどれだけ長期戦になろうと疲労することもなければ、技の威力も落ちない。
むしろ相手はどんどんと疲労していくので逆に戦況は奏に有利になっていく。
「ふふふ、やっと気づいたみたいだね。でももう遅いよ・・・」
奏は不敵に笑う。
「これは、ちょっと、分が悪いな・・・逃げさせてもらう」
僕は息切れしながら奏に言う。そして、空気を激しく震わせ、周りの景色と同化する。
僕は風のファイダンドであり、その固有能力は透過。
この能力を発動すると、僕は誰にも存在を認知されなくなる。
「・・・・・・」
奏は何もせずに突っ立っている。僕が奏と距離をとり、再戦をはかろうとしたそのとき、
「死吹・・・」
とつぶやく奏の声を背中に聞いた。振り返ると、奏の死吹が
眼前に迫っていた。
それを認識した瞬間、僕は先程と同じ場所に死吹を受けた。
「が、はぁ!!」
たまらず僕はその場に倒れこむ。眼前には奏が迫っていた。
やばい。近距離であの威力だった死吹を距離を置き、勢いのついた状態で受けた。
意識が朦朧とする。
「なんで、僕のいる場所がわかった・・・?」
「簡単なことだ。この泉の地は一面水面のようになっている。
 だから君が足をついた場所はバレバレなんだよ。」
「!くそっ・・・・」
僕は屈辱のあまり黙り込む。
「風間秀弥。貴殿の武運、ここまでだ。」
奏が泉扇をかまえる。しかし、
「それはどうかな?」
僕はさりげに倒れこんで腹を押さえ込む素振りをしていた右手を刀の鞘に移す。

98夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 16:45:53 ID:XfARslhM
「咲螺漸閃(さくらぜんせん)!!」
僕は光刀を持ってつま先を軸に一回転する。
巻き込んだ泉の水が螺旋状に昇ってゆく。
奏は後ろに地面を蹴って素早くその場を離れる。
「くそっ!翠龍(すいりゅう)!!」
奏は僕の咲螺漸閃を破ろうと大技を出す。無数の飛沫が龍に変わり、螺旋の壁にぶつかる。
「華舞太刀!!」
僕はその龍を螺旋の壁ごと切り裂く。光刀に水が滴る。

「これで最後だ、小泉奏。」
僕は刀を鞘におさめて、奏に向かって走る。
「翠龍を破ったことはほめよう。だが、勝つのは私だ!」
奏は泉扇をかまえ、迎撃の態勢に入る。

「岩砕死吹(がんさいしぶき)!!」
「秋雨漸閃(あきさめぜんせん)!!」

僕は光刀で奏を捉える前に一回転する。光刀に滴る水飛沫が奏の体を襲う。
奏の岩砕死吹が僕の水飛沫を粉砕する。
僕はもう一度刀を一振りし、奏の技を真っ二つに切り裂く。
その衝撃は奏に向かい風となって襲い掛かる。
「あ・・・」
奏はバランスを崩す。
「もらったぁ!!」

僕の光刀「神風」は奏が最後の足掻きで差し出した泉扇「飛沫」ごと奏の体を切り裂いた。

99夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 16:53:35 ID:XfARslhM
僕は倒れこんだまま動かない奏を見下ろしている。
「ごめんね、大地。ごめんね・・・」
奏は口から血、目から涙を流しながらつぶやく。
「・・・奏。お前の愛もさぞかし重かろうが、
 こっちだって失えねえモン背負ってんだ。負けるわけにいかねえんだよ。」
僕は奏の目をしっかりと見据えて言った。

そのとき、どこかから殺気を感じた
振り返るがそこには誰もいない。

「風間秀弥・・・やってくれたなぁ」
風間秀弥が小泉奏を討ち取った。
この事実は、広野大地の怒りを殺気に変え、融合地中に轟かせるには十分だった。


(『風間秀弥vs広野大地』に続く)

100BABEL:2014/01/27(月) 17:00:41 ID:GJeSnnm2
これさ、話が脳の中でぐっちゃぐちゃになってる(少なくとも僕)から話の流れを最初のほうから簡単に書いてもらいたいですー。

101BABEL:2014/01/27(月) 17:00:51 ID:GJeSnnm2
<jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000>これさ、話が脳の中でぐっちゃぐちゃになってる(少なくとも僕)から話の流れを最初のほうから簡単に書いてもらいたいですー。

102BABEL:2014/01/27(月) 17:01:01 ID:GJeSnnm2
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103NECURAP:2014/01/27(月) 17:02:05 ID:B.1Jmcjw
すげー!

あー非公式とはいえ、俺の一応完結までもっていこうかなー

104BABEL:2014/01/27(月) 17:02:32 ID:GJeSnnm2
うわwwwすまんw

105NECURAP:2014/01/27(月) 17:05:13 ID:B.1Jmcjw
102
恐いよw多すぎww

106BABEL:2014/01/27(月) 17:08:12 ID:GJeSnnm2
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107BABEL:2014/01/27(月) 17:08:29 ID:GJeSnnm2
<jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000>これはもしかしたら意図的にできるかもしれんぞ

108BABEL:2014/01/27(月) 17:08:39 ID:GJeSnnm2
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109NECURAP:2014/01/27(月) 17:10:34 ID:B.1Jmcjw
おそろしい

110BABEL:2014/01/27(月) 17:11:16 ID:GJeSnnm2
こwれwはwよし!これでどっか荒してこよ←え

111夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 17:11:50 ID:XfARslhM
>>100>>101>>102
わかったわかった!!w

じゃあ書くわ
まず
奏が泉扇から滴る水で秀弥に攻撃

秀弥が「華舞太刀」で奏に攻撃

奏防ぐ、秀弥「漸閃」で奏に攻撃

奏これも防ぐ、奏の「死吹」で秀弥ダメージ

しばらくの打ち合いのあと、秀弥疲弊。
透過で逃げようとする。

奏逃げるのを防ぐ。
2度目の死吹で秀弥大ダメージ

秀弥「咲螺漸閃」発動
奏「翠龍」発動

秀弥「秋雨漸閃」発動
奏「岩砕死吹」発動

秀弥勝利

こんなかんじかな
これでわかる?w

112夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 17:14:07 ID:XfARslhM
>>103
書いて書いてー

113BABEL:2014/01/27(月) 17:14:24 ID:GJeSnnm2
呪文「disuse」により封印。

114NECURAP:2014/01/27(月) 17:14:27 ID:B.1Jmcjw
110
でも、色タグをクリック選択できないと意味なくね?

115BABEL→びたみん:2014/01/27(月) 17:16:49 ID:GJeSnnm2
改名

116夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 17:17:18 ID:XfARslhM
>>115
了解

117BABEL:2014/01/27(月) 17:19:33 ID:GJeSnnm2
あぁやっぱいいっす。ごちゃまぜになって儂が死ぬ。びたみんはようつべ垢だけじゃ。

118夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 17:21:21 ID:XfARslhM
>>117
へいw

話の流れ
>>111でわかった?

119BABEL:2014/01/27(月) 17:29:56 ID:GJeSnnm2
わかったお!

120夜桜 ニコ丸:2014/01/27(月) 17:31:07 ID:XfARslhM
>>119
よかった

今度から
ごっちゃにならんよう
工夫せななぁ

121ボカプロ@匿名:2014/01/27(月) 18:52:27 ID:xOY9qrNA
<font color="#000000"></font>

122NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 20:02:55 ID:B.1Jmcjw
視覚的じゃなくて文字だけで技や、battleの情景を表すって難しいなー
これが漫画と小説の大きな違いかw

123NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:09:18 ID:B.1Jmcjw
>>47 の続き(非公式&長い)

一拍。
時間に空間が生まれる。
静寂がその水面の世界を埋め尽くす。
そんな、数秒とも満たぬ僅かな時間で
僕は走馬灯のようにあれこれを思い出す。
物置の宝石から始まり、いまここに居るまでの、
とても長く、尚且つ一瞬とも思える記憶。

刹那、僕は駆け出す。

対し奏は余裕なのか、作戦か、そこにたったままだ。
悠然と構えていた。
僕はまず小手調べ程度に軽く一発、刀を振りかざす
円弧を描くように一斬り。

しかし動じず奏は水面の地面を蹴り、後方に立ち退く
一定距離を置き途端右手に構えてる扇を一仰ぎ
忽ち突風が巻き起こる。
大したダメージは喰らわなかった、
が、
その風圧で後方にすこしずり下げられ、腕で顔を覆い尽くすような体制を取る羽目になった。
直後気づいたが、これは間違った。ミス選択だ。
奏はそんな僅かな隙を見逃すはずもなく、颯爽と特攻してきた。
「水死武器(みずしぶき)ー」
冷徹に放ったそのワードと共に水面の地面が舞い上がる。
風に乗り、速度と水圧を増した水面の水飛沫が僕を襲った。

「風斬(かぜきり)!」

僕は叫ぶ。同時に刀を水平に円を描くように斬りかかる
途端、奏が作り上げた水飛沫は弾け飛ぶ。

僕も奏も間隔をとった。
少し息を整えた。

「まさか僕の代名詞みたいな風でこうもやられるとはね…」
「ははは、軽い冗談程度だよ。この程度でそこまで言われちゃあ君が心配だね」
軽く一笑。しかし本心では何一つ笑っていないことだろう。
少し息をつく。

「…心配御無用。手加減御法度…!」
「無論。そのつもりだよ。」
途端、地面を蹴り上げ、奏の下まで駆け出す。
奏の余裕の薄ら笑いも消え、真剣な表情になる。

「風車(かざぐるま)!!」
奏に近づき、ぐるりと身体を右回りに一回転する。
そして一回転の起動にのった刀の一撃が奏を襲う
しかしその一撃は、奏の「水面落とし(みなもおとし)」で軽くあしらわれる。
(来た!)
待ち望んだ状況。
左手に小さく隠し持った小刀。その鋒鋩を奏の方向に向かわす。
「!!!」
呆気にとられた奏は硬直したままだった。
「隠蔽刀(いんぺいがたな)!」
一斬り、たしかな感触だ。
ダメージ自体は小さいが、
その微々の違いが戦況を大きく変えると言っても過言ではない。
「ふうん…面白いね…」
彼女の頬から微量の血が流れていた。
瞬間、奏の姿が消える。
「!!?」
慌てて辺りを見回すがいない。
ならば後ろか!?と考え後方を向くが、いない。

「逆巻きの渦(さかまきのうず)。」
冷静に放ったその言葉に溢れる威圧、余裕。
途端彼女の扇を中心に逆向き―――
つまりはこちらに向かうにつれ渦が大きくなっている。
そんな渦が眼前を覆う。
防ごうとしたものの、規模がでか過ぎる。
僕は慌てて渦の届かない方向に逃げる。

渦による水飛沫に隠れた。

   ■   ■

124NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:09:44 ID:B.1Jmcjw
   ■   ■

しかしながら、敵が作り出した水飛沫で時間稼ぎなど
その場しのぎ…否それ以下である。
即刻で見つかった。
扇で斬りかかってくる。
「水跳(すいちょう)!」

よくある、平たい石を使った水切りが如く水面が跳ねる。
「すいちょう」―即ち水鳥。
水で作られたような鳥が幾数と出来上がり僕に襲いかかる。
「…!!」
右手の刀を強く握り、水跳―基水鳥に斬りかかる。
水鳥であり、技といえど水で作り出した鳥だ。
即座に水鳥は消え失せる。

「子供騙しのつもりか?」
「いやいや、違うって。あくまで序章さ。」
奏は不敵に笑ってみせた。
「こういう使い方も…あるんだよ」
使い方…?
意味有りげな台詞。それとともに今度は無言で水跳を発動させた。
「…!!?」
いや、違う。
奏は水跳をして尚、次の技のモーションに移っている。
これは…

…水死武器!
幾針が如く依然と比べて鋭さを増した水飛沫が舞い上がった
しかしその水飛沫達の当たり所は…
水跳ー基水鳥だった。
「え…?」
思わず呆気にとられる
凡そ270度と言ったところか。
とどのつまり、僕の後方以外を取り囲むようにした水鳥達は
たちまち水死武器により破裂し、破壊し、
大きく眼前を覆うような飛沫を一つ一つがあげた。
忽ち僕は後方に退く。

しかし―
背に気配を感じた僕は振り返る。
奏だ。

「時雨ノ咆哮!(しぐれのほうこう)」
大きく、激しい水が波(は)の如く一直線に飛んでくる
「うわっ!!」
ギリギリで避けようと、左右に走った。
そのまま、「時雨ノ咆哮」が避けた僕を過ぎ去り直線上に目的もなく飛んでいく。

よけれた…が、右足が少し持って行かれた。
表現が悪いかも知れないので詳しく言うと結構な被害を受けたわけだ
右足がブルブルと震え、血が滴る。激痛が迸った。
「くっそお…まだ使いたくなかったんだけどなぁ…」
足をかばうように、僕は小さく呟く。

そして念じる様に、目を閉じ集中した。

…透過だ―――――
スウっ…と姿を隠す。
所謂透明人間というやつだ。秘策である。
しかし、透明というだけで幽霊みたいに物にあたっても
透けるというわけではなく、勿論感触はある。
刃やら刀やらは僕の任意で透かせることができる。
「…透過…か。面倒だな…」
奏は上空に浮いたまま唇を噛み締める。
痛む右足を抑えながらも奏の後方…の下の地点にまで移動する。
そして奏の背、下ではない、上空にいくため技を使う
「追いか…」
「追い風(おいかぜ)」を発動しようとした時だった

「霧雨覆い(きりさめおおい)」
奏が口にした。
霧雨、霧のように細かい雨。
少し視界が白濁る程度の効果しか無いのでは…

構わず再度「追い風」を唱え奏に近づく。
刹那。
「!!!」
僕は思わず呆気にとられた
読み取ったように奏は振り向き
「泉水砲!」
そう口にされた。
扇から水を纏った砲撃が繰り出された。
僕は撃ち落とされた。
「な…なんで…」

「簡単なことさ。あくまで透明、なら物に触れるし、攻撃も当たるんでしょ?」
「………!!!」
脳内で事柄が相互に結合する感覚がした。
「霧雨がかからない位置にいるって事。」

な…なんていうことだろう…
秘技のつもりでいた技が、こうも簡単に敗れるとは…

   ■   ■

125NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:10:18 ID:B.1Jmcjw
   ■   ■

しかし僕は通じないと承知で再び透過を繰り出す。
気休め程度になるかもしれない…
もしくは一応ながら「見えない」という現象に
偶然の勝利を望んでいたのだろう。
霧雨で速攻にして居場所がわかってしまうのは百も承知だ。
その上で賭けとでもいうのか
もしくは錯乱状態なのか。

こうして悠然と語り…
否思考、判断が出来てるのだから錯乱ではないのだろうか?
錯乱じゃなければなんだという?

まず賭けではないだろう。
では作戦か。いやそれも賭けの一種ともとれるか。
ならば思考の放棄か。それもあるかもしれない。
しかし、放棄ではないだろう。
現にこんなながながとしたことを連ね、重ね、考えている。
考えることができている。

……
………
いや、それこそ考えることを放棄したほうが良い。
気休めにはなるのなら十二分。
考えれば考えるだけ無駄に時間が過ぎるだけだ。
そして集中力は呑々削られていく、減っていく。
意識は朦朧
目先は霞んでいる。ボヤけている。滲んでいる。
まぁ見えても血と水のフィールドと奏が見える程度だろう。
…体力に関しては…まぁまだそこそこある…と思う。

ならば簡単な話だ。



即刻で決着をつければいい。

決着。
その一言だけを心身に刻み、刀を強く握る。
前の機動性のある刀じゃなく、
柄や鍔は日本の刀に対し刀身は西洋刀…剣である。
大きさとしては中々有り、僕の身長の半分近くはあるだろう。
そのくらい大きいが、風のファイダンド補正の力により
平然と持ち、構え、振り翳す事が出来る。
兎角で僕はこれを「風斬刀(ふうざんとう)」とよんでいる。
風斬刀を構える。
一点集中。
あるのはそれだけ。

「…フゥ…」
息を漏らす。
刹那。
「…でいやあああ!!」
僕は叫び出し、奏の方へ飛び込む。
それを見取ったように奏はすこし顔をしかめつらせ扇を振る。
「百鬼夜行。」
百鬼夜行。式神の能力―――。

途端水面から、下から水中に潜んでいたかのように
悪鬼や羅刹といった妖達が襲いかかる。
魑魅魍魎で埋まる視界にはとうとう奏の姿が見えなくなった。

大量の化物を蹴散らす…か。
「円弧流風(えんこりゅうふう)!」

大きな円弧を水平に描いた一撃が幾つもの化物に当たる。
そのまま煙が如くスウッと姿が無くなる。
攻撃が浅いものたちは手が無くなったり腕がもぎれたりしているのが伺える。

間髪を入れず次激を繰り出そうとしたときー
「!!!」
一匹の巨大な悪鬼らしきなにかにつかまった。
「くっ…」
力強い。こちらの力技だけでは抜け出せそうもなかった。
仕方なく、下向きに固定された左手に
長刀に属されるであろう刀―――「風速魔」を握る。
手首を器用に扱い、ひと振り。
悪鬼の手首が削ぎ落ちる。

そこから脱出した僕は、
その長刀で僕を掴んだ悪鬼、引いては後ろの物の怪を一突きする。
瞬間、刀は消滅する。
何普通だ。メインで使用している刀、刃以外は
数回の攻撃で消えてしまうだけだ。

   ■   ■

126NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:10:44 ID:B.1Jmcjw
   ■   ■

満身創痍を覚悟の上で悪鬼羅刹の群れを蹴散らす
流石に奏に匹敵する強さはないようで、剣技の一、二発で倒れる。
しかしながら今回一番の目的であり敵である奏に、
自分の風の技を対魑魅魍魎でお披露目してしまうことは遺憾千万。
ただ、四の五の言って剣で突いたり斬ったりだけで倒せなくもないが
それだと時間がかかりすぎる。
そうなれば多分体力が乏しい状況になっているのは、分かりきっている。

「風穴!!!」「風飛沫!!!」「五風十雨!!!」「風声鶴唳!!!」

次々と技を使いこなし化物を蹴散らす。
時たま奏に吹き飛ばした妖が当たらぬものかとコントロールを試みたが、
奏の方から先にソイツらを倒していた。

百鬼夜行…という名のもと、
性格上、一々数十、数百の悪鬼はちゃんと数えていない―――――というかこの状況下において性格云々依然の問題があるのだが、
そういう訳で奏が出した物の怪は100体程のようだった。
最期の一匹を仕留めた。

息はそう大して上がってはいないが、技をいくらか見られた。
そもそも元から体力もそこそこ削られていたから
大して行きは上がってない―とは言えそうもない

…技を見られたことがが吉と出るか凶と出るか…
「ふうん。流石って言ってあげるべきかな?それとも―――
 その程度って言えばいいかな?まぁ兎角、お疲れ様。
 さぁ、最期は空亡ならぬ茫々の泉だぜ。第二―いや第三試合だ」
「フン。つまんない言葉遊びだこと。」
「戦闘中の思考に上手さを求めないでくれ。」
「まぁいい。いくよ。」

   ■   ■

127NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:12:36 ID:B.1Jmcjw
<jbbs fontcolor=#000000><jbbs fontcolor=#000000>   ■   ■

フウ…と息を吐く。
途端。
下から上へと刀を縦に大きく振りかぶる。
その数三回。
それが気合の波のように奏の方向に飛んでゆく。
「風魔空撃(ふうまくうげき)!!」
しかしながら華麗に躱された。
それを見透かした僕は撃った直後、
「追い風」で素早く奏の後方に回り込んだ。
そして滑らかに刀を動かす。

「過多鳴らし(かたならし)!!」

「!!!」
後ろは読んでいなかったようでただただ呆気に取られていた。
そこを逃さず素早い刀の多量の突きが奏にクリーンヒットした。
「くっ…!」
「!!」

流れが変わった!僕はそう、完璧に確信した。
迷わず短刀を取り出し風斬刀と併せて追撃した。
「はぁっ!!!」
「!!」

紙一重で奏は避けた。しかし二刀流だ。
避けられようともう一方の刀で連撃できる。
風斬刀の代わりに短刀が奏に突き刺さる
「ぐあっっ!!!?」
この戦い上では、常人のステータスの枠を軽く飛び越えた能力を得る。
防御力は当然、治癒回復も格段と向上している。
そのためか、短刀が突き刺さったにも関わらず奏は多少の血で済んでいた。
躊躇う暇もなく躱された風斬刀を食らわせようとした。
食らわせようとしたが―
「津波!!!」
僕の視界の一部分に津波のような水の光景が広がった。
その隙に奏は後方へ退いていた。
「はぁ…はぁ…形勢…逆転…される…と…はな…」
「こっちだって…結構ギリッギリなんだぜ………」
「はははは…しょうがないな…」
スウッ…と奏は扇を天高く掲げ、揺らす。
舞うように、舞わすように。
「屍残血河(しざんけつが)!!!!!」

「…!!!」
大元の由来は…屍山血河であろう…
屍の山と血の河。そういう意から激しい戦闘を意味する四字熟語だ
彼女の目が虚ろになって、半開きになっている。
息も乱れているような動きがある。

代わりに彼女の周りには多量の水の塊のようなものがある。
今まで使ってきた技の比なんかではなかった。
これが…彼女なりの覚悟…とプライドなのだろうか。

そうだというのなら、僕も答えなくてはなるまい。
「いくよ…」

短刀を持っていた手に長刀を握らす。

「いつでも…」

彼女が答えると同時に僕は走り出した。
技の名を口に出さず。
一心不乱に一直線に走り、駆ける。
「はぁっ!!!」
奏が叫ぶ、と彼女を取り巻いていた水の塊がこちらに突撃してくる。
避けてるほど悠長にはなっていられない。
そう判断するが早いか思考停止でその彼女の攻撃に飛び込んでいた。
服は裂け出す。血も出ていたが痛みが感じられなかった。
再び水塊に飛び込む。引き込まれるようにして。
さらに服は破けるし血は溢れていたがそんな事を気にしてはいなかった。
―――ただ、あるのは、倒すという事。
幾度も幾度も飛び込み、傷つく。
そうして、本当に近い距離にきた。
「!!!」
激痛。今までの分が襲うような気がした。
しかし意識ははっきりとしていた。

来る。

屍残血河の巨大な水塊が。
死の感覚がした。
当たる―!



「!!!!!」
無意識でその巨大水塊を避けた。
虚を突いた。
そこに風斬刀の一撃を食らわす。



――――「神風特攻!!!!」


   ■   ■

128NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:13:01 ID:B.1Jmcjw
   ■   ■


切り裂かれ、ドシャッという音と共に奏は倒れ込んだ。
僕も立っていられない状況だった。
そんな意識朦朧の淵に自力で奏の元に座り込む。


「………すまない…奏…大地…」
涙が顔からの血に混じって血涙のように滴る。
その血が奏の顔にこぼれ落ちた。

「…そりゃあ俺だってお前にも大地にも幸せにあってほしいさ。」
聞き手が無くとも語り続ける。
「でも…宿命だ…俺だって死にたかねぇんだよ………」

「俺だって…死ぬわけにゃいかない…」


……
………
風間秀弥が小泉奏を倒した。
俺はそこ情報を知り得ると憤怒とともに涙が溢れた。
声が枯れる思いで叫んだ
「ちくしょおおおおおおおおお!!!!!!」
それが怒りとなるのはすぐさまだった。



【続く】

129NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:13:34 ID:B.1Jmcjw
本文ながーいって言われたから小分けしたー!ごめんね!非公式がこんなでしゃばって!w

130ボカプロ@匿名:2014/01/28(火) 21:43:03 ID:mfAjQf16
奏ちゃん....(´;ω;`)

131ボカプロ@匿名:2014/01/28(火) 21:43:21 ID:mfAjQf16
奏ちゃん....(´;ω;`)

132NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:51:22 ID:B.1Jmcjw
130,131
どうした?www

133ボカプロ@匿名:2014/01/28(火) 21:52:07 ID:mfAjQf16
いや、奏ちゃん好きだから悲しくて((

134NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:52:48 ID:B.1Jmcjw
ん、誤字だ!
そこ情報→その情報

135NECURAP@ネットラッパー:2014/01/28(火) 21:54:06 ID:B.1Jmcjw
133
まぁ宿命ですな

136ボカプロ@匿名:2014/01/28(火) 21:59:38 ID:mfAjQf16
ですわなー・゜・(つД`)・゜・

137夜桜 ニコ丸:2014/01/28(火) 22:38:21 ID:XfARslhM
さて、
このNECURAPの文を差し置いて
僕のを公式にしていいものか・・・

138NECURAP:2014/01/28(火) 22:40:55 ID:B.1Jmcjw
137
夜桜の小説以外ありえん!

139夜桜 ニコ丸:2014/01/28(火) 22:46:49 ID:XfARslhM
「幕間 〜ある御使いの会話〜」

「いやぁ、名勝負だったねぇ」
「ほんとほんと」
「一時はどうなるかと思ったけど、やっぱり最後は、ね・・・」
「あの状況からの逆転はさすがと言うべきだね」
「徐々にダイヤの原石が輝きを放ち始めているねぇ・・・」

「しかし次は手強いよ・・・」
「まったくだ」
「どっちが先かな」
「何が?」

「この戦いの決着が先か、融合地の崩壊が先か・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」

思わず笑いそうになる御使い一人
まさか自分らにここまで言わせるとは・・・

本当に壊れるわけないが、彼らの戦いはおそらく想像を絶するものになるだろう

そのとき、その場の御使い全員がなにかを感じ取った
殺気だ

「さあ、はじまるよ」
「面白い戦いを見せてくれ・・・」

140夜桜 ニコ丸:2014/01/28(火) 22:47:19 ID:XfARslhM
>>138
そう言ってもらえるとうれしいな

いま風間秀弥vs広野大地書いてる

141ボカプロ@匿名:2014/01/28(火) 22:57:07 ID:mfAjQf16
えっとー、
通常だと大地君は勝ってたけど
奏ちゃまの死によって
大地君が錯乱して
負けた感じです。
愛は辛いねぇ。

142夜桜 ニコ丸:2014/01/29(水) 17:22:07 ID:XfARslhM
>>141
奏ちゃまwwwww

143Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/29(水) 18:02:53 ID:CEJwbL56
書くー!非公式だけど

広野大地vs風間秀弥


「さてと。次は…広野か。」
広野は、僕を強く睨みつけるとともに、強い殺気を放っていた。
しかし、相手は素手。武器もなければ、盾もない。
まぁ、僕も盾はないが…

「武器がないからと言って甘く見るなよ。」
広野は、そう言って構えをとる。

「そう言えるなら僕に勝てるんだろうな?」
相手は素手。こちらは剣。
それに加え、この剣は特に質が良い。
あんな腕なんかイチコロだ。

「拙者、地の能力者こと広野大地!この戦いには、必ず勝利してみせる!」

「拙者、名を風間秀弥と申す!貴殿に勝負を挑むべく、この地に参上した!!」(コピセリフ\(^o^)/)


「「いざ、尋常に勝負!」」



てかセリフネタないんで風間のやつはvs泉のやつをコピったお

144夜桜 ニコ丸:2014/01/29(水) 21:43:00 ID:XfARslhM
「小泉奏vs・・・」

「っん・・・」
ここは・・・?
私、小泉奏は目覚めた。
どうやら、風間に斬られたあとも固有能力の体力回復が効果を発揮したらしい。
風間に斬られた腹の傷はほとんど完全に回復していた。
私は起き上がる。泉の地に寝転んでいたせいで着物がびしょびしょだ。
「そうだ、大地・・・!!」
私は大地が気がかりでならなかった。
普通の大地が風間に負けるとは到底思えない。でも、
「逆上した敵ほど倒しやすい敵はいない・・・」
私と風間が戦う前の風間の一言がひっかかっていた。
「大地・・・!!」
私は急いで大地のいる場所へ行こうとした。そのとき

「見ーつけた・・・」
後ろから女の声がした。振り返ると、頭上から斧を振り下ろされる。
「うわっ!!」
慌てて回避する。斧は泉の水面を大きく切り裂く。

「お前は・・・中村加奈子!!!」
「こんにちは、奏ちゃん」

なぜここにいるんだ!?
しかし、相手に戦意があるいじょう、やるしかない!

145夜桜 ニコ丸:2014/01/29(水) 21:44:09 ID:XfARslhM
非公式で書く人は
>>144につなげてくれ

146Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/29(水) 22:24:19 ID:CEJwbL56
奏ちんは空をとぶのが能力だおー

147NECURAP@ネットラッパー:2014/01/29(水) 22:49:38 ID:B.1Jmcjw
145 おk
146 結局泉の能力ってそれなん?

148NECURAP@ネットラッパー:2014/01/29(水) 22:54:40 ID:B.1Jmcjw
しかしながらなんだこいつ…
恐ろしいと言うか、何というか
掴み所がないというか…

しかし…一体何をするんだ…?
別にこの戦いにおいて三位決定戦紛いの戦いをする必要性など無い…筈だ
ならば何と理由を付ける?
流石に時間潰しは無いだろう。

時間つぶしで殺し合い滋味た事をするなんて発想、恐ろしすぎる。


(あーもう寝る)

149NECURAP@ネットラッパー:2014/01/29(水) 22:56:11 ID:B.1Jmcjw
あ、144の続きな。上のは

150ボカプロ@匿名:2014/01/29(水) 22:59:11 ID:5CvNMRvA
いまテレビで執念さえあれば小説は書ける!って言ってたw

151NECURAP:2014/01/30(木) 17:14:48 ID:B.1Jmcjw
150
その通りだよー
文をたくさん書くなんて案外簡単。

152Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/01/30(木) 18:38:38 ID:CEJwbL56
頑張ってりんれn小説かいた

153夜桜 ニコ丸:2014/02/01(土) 19:29:37 ID:XfARslhM
「風地激突」

・・・
ここは・・・?

目が覚めると、僕は殺風景な岩に囲まれた場所にいた。
何があったんだ?そして、ここはどこだ?

「目が覚めたか・・・」
どこかから声がした。声のしたほうを向く。
すると、そこには黒ずくめの忍、広野大地がいた。
大地はなんとも形容しがたい、無表情に近い表情をしていた。
口角が少しあがってるように見えるのは彼が下を向いているからか。
しかし彼が僕を見る目は明らかな殺気を放っていて、正直目を合わせるのがやっとだ。
「お前が『泉の地』で奏を討ち取ったあと気絶したようだったから
 ここまで運ばせてもらった。」

そうだ。
思い出した。
あのあと奏が目覚めないのを確認した僕は、彼女の攻撃のダメージと疲労で
力が抜けて倒れてしまったんだ。そして、激しい眠気が襲ってきて・・・

「そ、そうだったのか。ありがと・・・」
「さて、じゃあはじめようか。2回戦、かな?」
僕が言い終わる前に大地は勝負を始めようとする。
だが、ここで大地に勝負の主導権は握らせない。
「ああ、お前が始められるならな。」
「何を言っている?俺ならいつでも準備OKだぞ。」
いいつつ大地は大きく体を動かす。
「体のほうは、だろ?」
「!・・・・」
「心のほうはどうかなぁ?」
僕は自分の胸に手を当て、なるべく大地の神経を逆なでするよう意識して言う。
「・・・・・」
大地はさきほどからものすごい殺気を放っている。
「・・・奏のことか?」
「ああ」
「悪いが、これは神と神の戦い。そのような私情を挟むつもりはない。」
「はっはっは!」
僕はわざと高笑いをする。
そして、大地に気づかれないよう彼の眉間のしわがいっそう深くなるのを確認する。
「・・・なにがおかしい?」
大地の表情とは裏腹な無機質な声は感情を抑え込んでいるのが丸わかりだ。

もう少しだ、あいつが怒りに任せて飛び込んでくるくらいに怒らせろ。

154夜桜 ニコ丸:2014/02/01(土) 19:30:46 ID:XfARslhM
僕の計画はこうだ。
まず、奏を討ち取ったことを利用して大地を錯乱させる。
すると、大地はおそらくまっすぐに僕を討ち取りにかかるだろう。
そこを僕は「隙間風」で大地の攻撃を避け、一気に討ち取る。
なにせ、相手はあの大地だ。まともに戦って勝てるわけがない。

僕はそんな脳内解説をしている間も作戦を進める。
いま、僕は右手で腹を押さえ、左手で口元を押さえ、「おかしくてたまらない」といった
素振りを見せている。
「くくく・・・いやぁ」
僕は喋りながら考える。
ここで畳み掛けるんだ。今、大地の怒りは頂点に達している。その証拠に、
「なにがおかしいんだって聞いてんだよ!!!」
と言った言葉をさっきからずっと僕に吐きかけている。
もうすこし。言葉を慎重に選べ、風間秀弥。
「『神と神の戦い』とか・・・奏も同じこと言ってたなぁ。」
「おい」
奏の名前を出した途端、大地が話を止めようとする。
「あいつ、なかなかに強かったよ。『神と神の戦いに性別は関係ない』とも言ってたなぁ。
 そのとおりだと思ったよぉ。」
「やめろ」
「しかし、さすがに僕も負けるわけにはいかなかったんでね。倒させてもら・・・」
「やめろっつってんだろうが!!」
僕が言い終わる前に大地が僕の言葉を制す。
「・・・勝負を始めようぜ、風間秀弥。くだらない話はやめだ。」
「くだらない!?今くだらないって言ったね!!?」
僕は待ってましたというように騒ぐように言う。
「・・・あぁ?」
「今僕何の話していた?小泉奏の話だよ?君の恋人だった人の話だよ!?」
「・・・・!!!」
「それをくだらない!?くだらないって言ったね、大地君?
 これは、奏も浮かばれないなあ!!」

地面が割れる音が響き渡る。
大地が僕めがけて飛び掛るために地面を強く蹴った反動だ。
大地の拳が顔面に迫る。
速い!僕は一瞬焦るが、それでも冷静さを失わない。
大地が拳を突き出す寸前、身を大きくかがめる。
大地は目で依然僕を追っていたが、体までは追いついていない。
今僕の眼前にあるのは隙だらけの大地の脇。
僕は右の手を光刀の鞘に乗せ、素早く刀を抜く。
そしてそれを大地の脇めがけて、
斬。

「隙間風・・・」
大地が血を吐きながら倒れんとしている。
僕は刀を鞘におさめようとした。
多少卑怯だが、仕方がない。僕は、勝たなきゃいけないんだ。
僕はそう自分を納得させようとしていた。

背後にかつてない殺気を感じる。
大地は、自分の脇を斬られてなおその目に秀弥を捉えていた。
そして、右の拳を大きく振り下ろす。
秀弥はなす術がなく、ただ大地の拳を胸に受けるしかなかった。

155KAORI★:2014/02/01(土) 19:36:05 ID:???
うわあああああああああ((
めっちゃ泣きそう(
。・°°・(>_<)・°°・。

156NECURAP:2014/02/01(土) 19:40:10 ID:B.1Jmcjw
作戦とはいえ風間ヒールすぎワロタwwwwwwwwwwww

157夜桜 ニコ丸:2014/02/01(土) 19:41:02 ID:XfARslhM
※注意※
「風地激突」にて風間は
なんか下衆な性格になってますが
演出および彼の作戦です

158KAORI★:2014/02/01(土) 19:43:17 ID:???
げすw

159NECURAP:2014/02/01(土) 19:45:52 ID:B.1Jmcjw
157
というより筆者のヴァイブスによう影響です

160NECURAP:2014/02/01(土) 19:46:35 ID:B.1Jmcjw
よう→よる

161夜桜 ニコ丸:2014/02/01(土) 19:47:54 ID:XfARslhM
>>159
否定し切れません

162NECURAP:2014/02/01(土) 19:50:42 ID:B.1Jmcjw
主となるキャラクターの言動、行動は筆者と似ている点が多いとされています。
後はお察しの通りです(暗黒微笑)

163KAORI★:2014/02/01(土) 19:51:39 ID:???
うっわw

164夜桜 ニコ丸:2014/02/01(土) 19:51:46 ID:XfARslhM
>>162
僕のイメージを悪くしないでください(真顔)

165NECURAP:2014/02/01(土) 19:54:29 ID:B.1Jmcjw
164
誰も貴方を風間のように下衆とはいっておりませんよ?
もしかして自分が下衆だと仰るのですか?(暗黒ry)

166夜桜 ニコ丸:2014/02/01(土) 19:55:51 ID:XfARslhM
>>165
主となるキャラクターの言動、行動は筆者と似ている点が多いとされています。
後はお察しの通りです(暗黒微笑)

こんな事書かれて
作者=下衆連想しない奴いないし

167KAORI★:2014/02/01(土) 19:57:04 ID:???
連想しました…w((

168夜桜 ニコ丸:2014/02/01(土) 19:58:26 ID:XfARslhM
じゃあ
こんな下衆な僕は
とっとと解雇なさっては?

169NECURAP:2014/02/01(土) 19:59:04 ID:B.1Jmcjw
166
いや、まあげすで止めようかと思ったけどそれじやあつまらないから


あれ、 俺げすくね

170ボカプロ@匿名:2014/02/01(土) 20:00:39 ID:mfAjQf16
>>169 笑い転げた

171夜桜 ニコ丸:2014/02/01(土) 20:01:44 ID:XfARslhM
まあいいや
こうなったら
「風地激突」
いい作品にしよ

172NECURAP:2014/02/01(土) 20:04:41 ID:B.1Jmcjw
168
卑屈を連ねて自暴自棄にならないで!例え、君が最低最悪、空前絶後に前代未聞で森羅万象において悪態尽くしの下衆人間だとしても僕はそれで君を軽蔑したり敬遠したりしないから!!!(暗黒微笑)

173NECURAP:2014/02/01(土) 20:07:06 ID:B.1Jmcjw
以上、ねくらっぷならぬひ捻れらっぷの下衆でした。以上にして異常

174KAORI★:2014/02/01(土) 20:07:24 ID:???
御使いさんたちの名前を一応キャラクター紹介のところに書いておこう

175NECURAP@ネットラッパー:2014/02/01(土) 20:18:03 ID:B.1Jmcjw
そんな私は相当下衆。

176NECURAP@ネットラッパー:2014/02/01(土) 21:48:45 ID:B.1Jmcjw
http://imepic.jp/20140201/784570
多分こんなん

177KAORI★:2014/02/01(土) 21:51:27 ID:???
>>176 ここまでげすいとせいせいしてくる

178夜桜 ニコ丸:2014/02/03(月) 16:37:48 ID:XfARslhM
下衆くない話を目指して
>>154の続き

「ぐ、はあっ!!」
胸に激しい痛みが走る。
そしてたまらず膝を地面に突く。
大地の膝が顔面まで迫る。
「うっ!」
寸前で体を横に倒す。
仰向けになった直後、大地が僕の体に馬乗りになる。
流石というべきか、大地はその際しっかりと僕の両腕を封じる。
「言い残すことはあるか?風間秀弥」
「ああ」
「なんだ?言ってみろ」
「・・・後ろに注意」
大地は後ろを向いた。
大地は僕の両腕を押さえるために前のほうに乗りかかったため、僕の下半身は自由が効いていた。
振り向こうとした大地の頬に僕の足先が突き刺さる。
「ぐっ!」
たまらず大地は倒れこむ。
おかげで、僕の右半身は自由になった。すかさず僕は右手で大地を押しのける。
さっと立ち上がると、僕は視界から大地を外さんと大地のほうに体を向ける。
が、そこに大地の姿はない。
しまった、逃げられた。僕は辺りを見回すが、大地の姿は捉えられない。
「影分身!」
足元から大地の声がする。下を見ると、ちょうど眼前に大地の拳が突き出してきた。
そして、それを後ろに飛びのいて避けた僕の正面で大地が地面から生えるように出てくる。
それも、一人じゃない。正面、右側、左側、背後。そこには4人の大地がいた。

179NECURAP:2014/02/03(月) 21:08:52 ID:B.1Jmcjw
178
iine!

180夜桜 ニコ丸:2014/02/03(月) 21:54:48 ID:XfARslhM
>>179
どうも

181夜桜 ニコ丸:2014/02/05(水) 17:28:18 ID:XfARslhM0
>>178続き

影分身。それは、ただ単にその実体を複数に捉えさせる技に思われるかもしれないが、
大地の使う影分身は違う。自らを影に透過させることで、影を母体とする。
そして、そこから自分の分身を作り出す。
何が厄介かって、今実体として出ている大地は全部偽者ってことだ。
しかも、戦闘力はそのまま影に反映されている。
だから単純な話、僕は今から一気に4人の大地を相手にする。
しかも、勝ったところで本物はいまだ影の中だから本当に倒したことにはならない。
ならば、どうするか。
「星光灯剃(せいこうとうてい)!!」
僕は光刀を地面に突き立てて素早く振り上げる。
実体が溶け込んでいる影に攻撃すれば、大地にダメージが行くだろう。
一度しか刀を振り上げていないにかかわらず、地面に何十本と斬撃の線がはいる。
そしてその斬撃は地面の影を切り裂いて地平線の彼方まで走っていった。
ただ一本を除いて。
大地は僕の攻撃が影を切り裂く寸前影から抜け出し、斬撃を跳ね返していた。

182ボカプロ@匿名:2014/02/28(金) 16:56:53 ID:Jn.ue7zo0
見逃してたw
すげぇw

183夜桜 ニコ丸:2014/03/23(日) 09:27:32 ID:XfARslhM0
長く放置してた
すまん
今いろいろリライト中

184梅干 ◆J43qglfnQk:2014/03/23(日) 14:33:43 ID:xOY9qrNA0
そういやリライト友達がゲーム買ってたはw

185NECURAP:2014/04/06(日) 12:30:24 ID:PKPiAUXQ0
IFとして御使いvs大地書こうかな…

186ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 14:39:33 ID:mfAjQf16O
一瞬IEに見えたwww

187NECURAP@ネットラッパー:2014/04/06(日) 14:51:34 ID:PKPiAUXQ0
えwwww

188NECURAP@ネットラッパー:2014/04/06(日) 16:34:14 ID:PKPiAUXQ0
For Gaia's Guardian

なぜだ。なんで。
何が起こっている…?
俺、「大地」の頭の中は疑問で埋め尽くされる。
もうなんか頭上にクエスチョンマークがあらわれて
更には実体化してしまいそうな程。
と言うのも現在の現状。
目の前に女の子がいた。
しかも和服。
あと可愛い。

…いやそこは問題視辷きところでは無かった。
何よりその子の目、形相が悍ましかった。
途轍もない睨みようである。
しかし、僕はこの子が誰か知らない。
記憶の中では、
こんな「出会い頭に人を睨みつけるような和服の女の子」
みたいなおかしな人間は老若男女問わずしてお目にかかった事がない。
和服なんて街中で見かけたらすぐ気づく筈だし、
偶然何かをしたとしてもそれを見す見すスルーなんて事はないはずだ。

「あの…えっと」
何と言えばいいのか、やや気まずいながら話しかけようと試みる
すると、
「ねぇ。」
話を遮られて向こうから話しかけてきた。
「君は広野大地かい?」
「え…あ…うん。」
どういうことだ?僕の名前を何故この子は知っている?
つまり、常識的に考えればこの子と僕は会ったことがなければおかしい
という話になってくる。
しかしそれでもこんな子を見た記憶がない。

ん…?
少し不可解に思った。
と言うのも相手の言いぶりである。
まぁつまり、「君は広野大地かい?」というもの。
コレはつまり現状かずっとかは知らないが
僕の顔が即座に判断できないという示唆である。
まぁ、結論から言えば向こうも今の僕を知らない事になる。
じゃあ尚更この子は誰なのだろう?と言う疑問が湧いてくる。
「えっと…君は…?」
「私の名は『翡翠』」
聞いたことのない名前であった。
ひすい…となるとまぁ漢字は多分『翡翠』なのだろう。
しかしそんな名前、見かけた記憶がない。
当然生徒として同じ学校にいたのかもしれないけれど、
しかし僕には翡翠という子になにかした記憶がないのだ。
「何の用かな…?」

「大地守護ノ命…君の守護神だろう?」

「!!」
『大地守護ノ命』この翡翠という子からそのフレーズが出てきた瞬間に
気持ちを切り替える。
コイツは常人じゃない。
大地守護ノ命を一般人が知ってる筈がない。
つまり、こいつは学生は愚か、一般人ではない。
「だ…誰だ!!?」
「御使い。」

…?
御使いなどという言葉は初めて聞いた。本当に何者だ?
「大地守護ノ命が君に相応しいかどうか確かめに来た。」
「確かめる…?どういう事だ?」
「…こう。」
ダッと翡翠は地面を蹴り、こちらにとんでくる。
「!!」

189ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 17:01:16 ID:Jn.ue7zo0
かっこいい!翡翠ちゃん描いてみるか

190ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 17:02:17 ID:Jn.ue7zo0
翡翠ちゃん描いてみるかじゃないな。
翡翠ちゃん以外のキャラも描いてみるかだな。
翡翠ちゃんはとうの昔に描いてもらうどころか塗りまでやってもらった

191NECURAP@ネットラッパー:2014/04/06(日) 17:26:41 ID:PKPiAUXQ0
190
取り敢えずいま翡翠がえげつない戦い方してるよんw
俺の小説内でw

192ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 19:14:43 ID:Jn.ue7zo0
えっ気になるw

193NECURAP:2014/04/06(日) 19:22:08 ID:PKPiAUXQ0
192
ヒント:防御に徹する

194ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 19:27:06 ID:Jn.ue7zo0
え…和服なのに防御に徹する…
髪の毛のびるてきな?←

195NECURAP:2014/04/06(日) 20:16:25 ID:PKPiAUXQ0
194
答え言うたほうがええ?
只でさえつまらん小説がさらにつまらんくなるぞ?

196ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 20:32:00 ID:Jn.ue7zo0
ゆってゆって

197NECURAP:2014/04/06(日) 20:37:55 ID:PKPiAUXQ0
単に大地疲れさせるだけ。
だってこいつらファイダント?は楽勝なんてしょ?
それならなめぷしよー的な

198ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 21:18:00 ID:Jn.ue7zo0
ファイダンドは能力者だけど
うん、御使いの方が強いよ

199NECURAP:2014/04/06(日) 21:22:23 ID:PKPiAUXQ0
デスヨネー
てかラインのクラスのメンツのやつに招待状されてビビったw
口調が最近大阪くさいからさっさと空気と化さないとな…

200ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 21:29:05 ID:Jn.ue7zo0
LINEかー+♂しか浮かんでこない(ぇ
イントネーション違うと思うから大丈夫やってw

201NECURAP:2014/04/06(日) 21:36:11 ID:PKPiAUXQ0
けどリアルでほっとんど使わん関西弁とか、
脱字とかネットじゃめっちゃ使ってんやけど。
取り敢えず風呂入って明日の心配しとく

202ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 22:10:37 ID:Jn.ue7zo0
わたしのは泉州弁やからまあ違うかも知らんけど
使わんっていうより使わへんって感じやな

203NECURAP:2014/04/06(日) 22:26:57 ID:PKPiAUXQ0
へえー。
まあ俺漫才でしか関西弁触れてへんからなー

204ボカプロ@匿名:2014/04/06(日) 22:32:57 ID:Jn.ue7zo0
漫才より段芸人の方がリアルやからそっちみたら
うまくなるかも(ぇ
うまくなっても特に意味はないけどw

205NECURAP:2014/04/06(日) 22:44:36 ID:PKPiAUXQ0
うまなる気ないわwまあ寝るわー

206夜桜 ニコ丸:2014/04/07(月) 09:54:09 ID:XfARslhM0
あら、リライトしている間に
随分クオリティ高い小説投稿されとるw
まあ僕も風間秀弥vs小泉奏あげるな

207NECURAP:2014/04/07(月) 12:29:56 ID:JevwB/2A0
206
ノンハイクオリティ

208夜桜 ニコ丸:2014/04/07(月) 12:31:03 ID:fAA4jGpE0
えー、
データが破損した為
あと一日待ってw

209NECURAP:2014/04/07(月) 13:17:02 ID:nOTHWf9I0
208
ok!
期待満々でウェイトしてるよ

210テロこ:2014/04/07(月) 13:22:16 ID:bNAcsb9M0
推理小説も、カザプロ小説も書けちゃうねくら氏、キャスの小説板で書きなよ。
そこらの恋愛小説なんかより
ねくらの小説をキャスで読みたいー。

211NECURAP:2014/04/07(月) 14:02:17 ID:8mcJ3qDo0
210
え…まじか。
有り難いけどはいりづらい…

212テロこ@弓弦:2014/04/07(月) 15:09:42 ID:bNAcsb9M0
準備板のことかい?なら、俺のスレに来いよ。
あげておくし、歓迎するぜ?
あ、一応言っとくけど小説板では
弓弦という男としてやってるので
そこだけよろしくですw
勿論、準備板に来なくてもいいさ。
小説板は書くだけで、雑談スレは準備板に
しかないからね☆

213NECURAP:2014/04/07(月) 15:14:27 ID:PKPiAUXQ0
212
おお、頼んだーじゃあ俺缶(ほとぎと名乗っとくわw)

214NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/07(月) 15:18:34 ID:PKPiAUXQ0
初参戦の板のドキドキやべえ

215NECURAP@ネットラッパー:2014/04/07(月) 18:51:01 ID:PKPiAUXQ0
{続き}
For Gaia's Guardian

ガッ…!
素早い拳が一撃。
何とかして受け止める
「ぐっ…!」
受け止めた左手に軽い痺れが走った。
相手はふわりと元の位置に戻ると、
「ほら。いつでもどうぞ。」
挑発なのか余裕なのか、構えが存在しなかった。
舐められたものだ、と感じる。
「じゃあ本気でやるよ…!」
そう言いつつ、生身の体から、能力者として覚醒変異する。

忍者風味な動きやすく、黒々とした恰好である。
しかし、武器は拳。苦無や刀は無い。
だがそれでいい。一番俺が俺としての力を発揮できると思うからだ。
「後悔するなよ?」
俺がそう言うと、翡翠は軽く嘲笑する。
「君がね。」

一々人を見下してくるやつだなと感じた。
ならば、分からせるまでだ。
先ほどの翡翠のように、地面を、大地を蹴る。
そして、
「大爆連撃!!」
素早く数の多い連撃を繰り出す。
しかし、当たった感触が全くしない。
全て避けられていた。

「チッ…まぐれでいい気になるなよ…!」
「ふうん。」
「でいやっ!!回巧地!」
今度は右足による回し蹴りだ。
受け止めたとしても幾らかの痺れが否めない技である。
しかも至近距離と言うか、
相手と目と鼻の先なので避けづらいという利点もある。

バッ
上に軽くジャンプされて躱された。
そこにタメを置いて踵で再度回し蹴り。
今度こそ捉えた、と確信した。
しかし翡翠はニヤリとほくそ笑むと
俺の足を使い、バッと後ろに跳び、逃げた。
ガラ空きの身体には攻撃を加えようとしなかった。
不思議だ。
「…守ってばっかじゃ勝てないぞ…」
「攻撃が当たらなきゃ意味ないけどねぇ。」
「くっ…」
屈辱である。
しかしここで平静を保てなくては罠に嵌められてしまうだけだ。
そう心に言い聞かせた。

「もっとスゴイの見せてみてよ」
「なめやがって…!」
再び大地を蹴って拳を降る。
ドシィィィッ!!!
何の変哲もない重い一撃。
これもまた、翡翠は平然と受け止めた。
「うぉ…っらっ!!!」
次に膝蹴りを繰り出す。
しかし、それすらもこの翡翠には簡単な動きに見えているようだった。
体をくの字にして見事に隙間を生み出し、
ギリギリのところで膝蹴りもよけられた。
更に、彼女は地面を蹴ると、
フアッっと僕の肩に手を置き半回転し、僕の背後に移動する。
「!!」
そこから右手を後ろに回し当てようとする
サッと翡翠は避けた。
しかしそれは囮に過ぎない。
同時に右足を動かし、足払いを繰り出す。
決まった。そう思った。
証拠に翡翠の体制が崩れて倒れるかのように
背中から落ちていくモーションをしていた。
今度こそ…
「甘い」
刹那、くるりと彼女は綺麗に半回転し、
自らの腹と太ももに僕の腕を挟んで鉄棒の様にぶら下がった。
「…っ!!!」
再び、屈辱を味わった。
スッと腕を下ろして翡翠を降ろした。

「へぇ…紳士なんだ。
まぁ紳士だから大地守護ノ命に相応しいわけじゃないけど。」
彼女は立ち上がって皮肉気に言う。
熟々苛立たせてくれる。

216ボカプロ@匿名:2014/04/07(月) 19:06:29 ID:mfAjQf16O
紳士ワロタ

217夜桜 ニコ丸:2014/04/07(月) 19:25:34 ID:2pl3Bta60
風間秀弥vs小泉奏リライト

218夜桜 ニコ丸:2014/04/07(月) 19:26:06 ID:2pl3Bta60
これは、人と人の戦いではない。
神と神の戦いだ。
だから、この戦いに勝ちたければ
人としての感情は捨てる必要がある。

僕は、それを彼女との戦いで
思い知らされた。

「初戦は君か......」
僕、風間秀弥は目の前に立つ和服姿の美少女、小泉奏を見て呟いた。
「私としては一番望ましい対戦カードだ」
奏は眉一つ動かさず、代わりに首を
傾げてはっきりと言い返す。そして
「風間秀弥、お前はここで私が倒す。」
今度は首を傾げずにしっかりと僕を
見据えてそう言い放った。
その声は彼女の今からの戦いに対するモチベーションを僕に耳を通じて
感じさせるには十分であった。
「そうはいかない。僕にも負けられない理由がある。」
「理由って?」
奏の言葉に押されながらも言った僕に奏はさっきよりも首を傾げて言った。
「え?」
まさかそこを突かれるとは思ってもおらず、僕は困惑してしまった。
理由は、ある。
この戦いを勝ち抜いて、最期に加奈子と会うためだ。加奈子の最期に側にいてやれないのは嫌だし、何より
奏や大地、あるいは他の何かに加奈子が倒されるなんて耐えられない。
かなり鮮明に頭にあるこの理由を、僕は口に出す気にはなれなかった。
特に奏には、言いたくなかった。
「何それ?」
奏は呆れたように呟くと何の前触れもなく僕の目の前まで迫った。
そして着物の胸ぐらを奏に掴まれた僕は前のめりになり、奏の顔と僕の顔の距離はもう10センチも無い。
その体勢のまま、奏はおもむろに言った。
「私は、大地の為。」
「え?」
「正確には、大地と私の為。」
奏は僕の目を見ている。このようなシチュエーションでなければ、恋でも始まりそうな体勢だ。
「あなたは、もしくは、風波守護ノ命は、間違いなく私よりも強い。」
「............」
僕は黙って奏の話の続きを聞く。
「でもね、嫌なの。あなたや加奈子さんに大地が倒されるのが。私が倒されることで大地が悲しむのは、もっと嫌。」
僕ははっとした。しかし奏はそれに気づいてないのか、気にしていないのか、話を続ける。
「どうせこのゲームは最後の一人になるまで終わらない。最期を迎えることが運命なら、私はその最期を大地の側で迎えたい。小泉奏として、当然の思考回路だと思わない?」
最後の一文を苦笑混じりに言うと、奏はさっきまで曲げていた僕の着物を掴んでいた腕を思いっきりのばし、手を離した。
突き飛ばされたと判断する一瞬早く
僕は派手に尻もちをついた。

219NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/07(月) 20:35:13 ID:PKPiAUXQ0
216
取り敢えず空中戦になったよ

218
今きただから全然読んでないけど
出だしかっけーなww

220夜桜 ニコ丸:2014/04/07(月) 20:53:38 ID:YlxAa3C.0
219
出だしだけw

221NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/07(月) 21:10:25 ID:PKPiAUXQ0
220
出だしかるーく読んだだけなんだもん。

222Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/04/07(月) 23:12:12 ID:mm7gLMAM0
誰か奏ちゃんと大地君の恋愛的なのを書いてくれ

おふざけとかなしで。

そこから奏ちゃん大地くんの歌詞つくるつもり

223ボカプロ@匿名:2014/04/08(火) 10:51:50 ID:mfAjQf16O
神楽に変わったけどね

224テロこ:2014/04/08(火) 13:27:42 ID:bNAcsb9M0
じゃあ私かこうかな←小説担当じゃない
恋愛なら書けると思うの!女だから!
…………多分……………

225NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/08(火) 16:36:12 ID:PKPiAUXQ0
ぼっちめし(゜∀゜)
やべえ。心なしか全部弁当喰いきれんかった(゜∀゜)
なんか涙でそう(゜∀゜)
姉と言う友達いたのにやめたやつのせいで学校なんざ辞めれんし(゜∀゜)
イラ部見学しようとしてたのに明日からだった\(^o^)/
悲しさ故にsuicidalで\(^o^)/したらごめんね。


224
そして俺も小説担当じゃないのにやってる、と言う前例あるんだぜ

226テロこ:2014/04/08(火) 17:20:14 ID:bNAcsb9M0
コミュ障でぼっち率高い私からすりゃ
結構慣れっこだわ今の環境。
そもそもぼっち飯とか、班で食べてる
にも関わらず食事中、一言も発しない
私は多分平気だと思うなー。
オワタする前に、「これが当たり前で
友達がいることが異常」
と考えた方がいい。

227NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/08(火) 17:32:57 ID:PKPiAUXQ0
ごめん友達男女問わずいたわw
皆別のとこいったわw
その友達でラグビー入ろうとしてるやついたんだけど、
なんかここのラグビー盛んっぽいから誘うべきだった…(;´д⊂)

ただ女子はすげえ。
女子のほとんどが一緒になって飯食ってんのw

228夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 17:33:06 ID:j5lzONoQ0
224
あと元の小説担当が
お役御免になった前例もあります。

229NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/08(火) 17:35:40 ID:PKPiAUXQ0
228
え?



え?

230夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 17:37:16 ID:j5lzONoQ0
もうネクラップに任せて
なんか別のことしようかなー
とりあえずはゲーム制作に

231夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 17:41:58 ID:j5lzONoQ0
もう僕の書く小説なんて
誰も読まないじゃん
つまんないならつまんないで
意見が欲しい
最近は書いてもスルーされるし

232NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/08(火) 17:55:11 ID:PKPiAUXQ0
231
そうかー?
少なからず俺は見てるぞー

て言うか小説まで俺になったら役職過多になるやんw

233夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 18:04:09 ID:A/W1u.TU0
232
でもネクラップの方が評判いいからなー

まあやるしかないか
今大地と奏の恋愛モノ考えているんだがなかなか難しいな

234テロこ:2014/04/08(火) 18:08:45 ID:bNAcsb9M0
ちゃんとニコの見てるよー。
凄すぎて逆に何も言えんのだよ。
恋愛のは前に香織に言ったけど、
大地が神楽にかんざしを渡すのは
どうかなーって。神楽はそれを大事にして
でも戦いで壊れちゃう的な。

235ボカプロ@匿名:2014/04/08(火) 18:08:49 ID:Jn.ue7zo0
>>231 わたし読んでるよー
でも小説の感想って何を書けばいいかわからん

236NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/08(火) 18:10:13 ID:PKPiAUXQ0
233
いやあ、 気のせいだと思う。
俺そこまで評判いいのかー?(´ー`)

237夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 18:15:41 ID:QmMUOUuI0
234、235、236
みんななんか僕の失言で迷惑かけて
すまん。
かんざしのネタは使わせてもらう。
ありがとう。
あと奏は神楽になったんだな
今度からちゃんと神楽にするから。

238ボカプロ@匿名:2014/04/08(火) 18:18:28 ID:Jn.ue7zo0
小泉奏がTwitterにいるあげく
泉奏っていう2.5次元アイドル?がいるからやむをえず…
私のネーミングセンスが普通すぎるのか

239夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 18:20:31 ID:QmMUOUuI0
そうなんだw

240NECURAP@ネットラッパー:2014/04/08(火) 18:25:26 ID:PKPiAUXQ0
237
いやぁ愚痴の掃き溜めは人間必要不可欠じゃまいか

241夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 18:28:37 ID:5tp.WrNI0
240
寛大だなぁ
ありがとう

242NECURAP@ネットラッパー:2014/04/08(火) 18:42:38 ID:PKPiAUXQ0
241
寛大と言うか俺らキャスフィとかのやからをここでDisってる訳で、それで君に迷惑かけてるわけで

243夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 20:34:40 ID:QmMUOUuI0
神楽と大地のエピソードー
といってもまだオープニングだけどー

244夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 20:35:24 ID:QmMUOUuI0
「ぐ、はぁ......っ!」
神楽は体を襲う痛みに耐えきれずにその場に倒れこむ。うつ伏せに倒れた瞬間、またあれの姿を見失う。はっとしたその瞬間にまた体中を衝撃が迸る。神楽は思わず咳き込む。
「あっはっは!」
神楽の視界に映らない場所で中村加奈子が高笑いをしている。
「っ......なんで、なんでこんな...!」
加奈子は私達四人の中でも最弱のはず。なのに、なんで彼女に一撃も当てられない?速すぎる......
神楽は起き上がることも出来ず倒れこんでいる。意識が朦朧とする。駄目だ、もう戦えない......
「神楽ちゃんも大したことなかったな。」
加奈子が神楽の脇腹を蹴って言う。だが、もう神楽には痛がる気力も、その冷徹な視線に怯える気力もなかった。
「ん?何、コレ?」
加奈子が神楽の側に落ちているモノを拾い上げた。
「かんざし...?」
「!...駄目...」
神楽の髪からほどけたかんざしを空にかざしてまじまじと見つめる加奈子に、神楽が最後の力を振り絞って言う。
「ん?あぁ、神楽ちゃん生きてたんだ。」
「それは...それだけは......」
神楽の声が震えていた。泣いていた。
「それは、大地が......大地がくれた...」
「あ、そう。これ彼氏からのプレゼントなんだぁ。へー......」
加奈子が微笑む。神楽は悪い予感しかしなかった。
「......じゃあ、これへし折ったら、神楽ちゃん本気で戦ってくれる?」
「!...やめて...やめてください......」
神楽は加奈子の着物を掴んで必死に訴えた。
「......離してよ。」
加奈子は神楽の手を思いっきり踏みつけた。何かが砕ける音がした。
「、あっ、あああああぁぁ!!」
骨が折れた痛みに神楽が絶叫する。
「っ、ちょっと、うるさいなぁ!」
加奈子が耳を塞いで言う。
「じゃあ、神楽ちゃんの記憶、リセットさせまーす。」
加奈子が両手でかんざしの両端をつかむ。
「......!...!.........!」
駄目、やめて...お願い......
そう言いたいのに、神楽の喉はもう叫びすぎて血を流していた。
何も出来ず、何も言えず、ただただ涙を流す神楽に加奈子は言った。

「忘れなきゃ、勝ちたかったら。思い出も、全部。」

その瞬間、何かが折れた音がした。
空も地面も果てしなく広がるこの地に音が反響することは無かったが、この音が神楽の耳から消えることは無かった。

何もかも終わった。
神楽が目を見開いたそのとき、神楽はそこに大地との思い出の残像を見た。

245NECURAP@ネットラッパー:2014/04/08(火) 20:39:45 ID:PKPiAUXQ0
Gaiaなんちゃらかんちゃら続き

「はぁ…っ…らぁぁ!!」
右ストレートの素早いパンチ。
しかしひょいと躱される。
「蹴斬!!!」
今度は左の斜め蹴り。
バシッ…!!
両手で俺の足を翡翠は持った。
すると、
ひゅうっ…っと空へ、上へと飛ばした。
「!!」
タンっ
翡翠も空へ跳んでくる。
今の状態…つまりは能力者となってる状態なら基礎能力が常人を超えるため
数十…否数百メートルから落ちてもまぁほぼ無傷でいられる筈だ。
しかし、今体制が上手にとれないため相手の壇上になってしまう。
多分相手は空を飛べるのだろう。
じゃなければこんな戦闘持ってこないと思うし。
「ほーらほーら僕の体ガラ空きだよー。攻撃し放題だよー」
挑発してくる。
誘いに乗るわけじゃないけど攻撃する以外手立てはないのだろう。
「ちぇいっ!!」
しかし、その攻撃は上手く真っ直ぐ飛んでいかなかった。
「少しは考えたらどうなのさ。こんな空に飛ばされてる状態なら
空気抵抗しまくりに決まってるじゃないか。
つまり上手に攻撃できないんだよ。君はね。」

腕を組んで呆れたかの様に翡翠は口にする
「ぐぬぅ…!」
体を無理やり回転させ、一蹴。
しかし空気抵抗のせいか、掠りもしなかった。
翡翠はそんな俺を見てやれやれ、という態度を表す。
「あきれた。」
そう呟くと、一気に彼女は地面へ急降下する。
まるで引力に引っ張られるかのように。
ふと、僕の上昇が終わる。
途端、僕も降下しだした。

翡翠がわざわざ下に降りて何をするつもりかなど予想がつかなかった。
本来であれば攻撃するはずだろうが、
何故か翡翠は今のところ一回も攻撃しようとしてこない。
一発目、不意打ちに食らったわけだがアレは挑発の類だったのだろう。
では、何故攻撃しない?
「っ…はぁ…はぁっ…」
空気が薄いからか、体に疲れが出てくる。
そう感じた。
何をするつもりか、
いきなり落ちてきた所を一撃で倒すつもりかもしれないし、
それともスルーかもしれない。
だが…

考えても、勘ぐっても無駄だと自覚する。
意味のない事だ。
ふと気づけばもう地面が近かった。
「うぉっ!!?」
やばい、当たる!
そう思った瞬間。
ピタリと音を立てずして動きがやんだ。
目を開けると、まさしく地面に降り立った様な景色。
途端。
ガクッっという感覚に襲われ、体制を崩す。
思わず尻餅をついた。
「っ…!」
「ったく…ホントに君、ファイダントなのか?」
どうやらこいつが俺の服を掴んでギリギリで
地面との衝突を避けたらしい。
随分と舐められていた。

「はぁ…はぁ…」
立ち上がり。再び構える。
「いっ…一蹴石壁!」
右足の渾身の蹴り。
やはり外れた。
何がしたいんだ。コイツ。
幾らでも攻撃の隙はあるのに攻撃しない。
人を只管舐め腐って、それだけで終わる。
戦いが続けば続くほどその謎とイラつきは嵩ますばかりであった。

相も変わらずして人を皮肉るような笑みを見せる。
「でいっ!!!全速前進!!」
斜め下に、カーブを描き拳を振る。
バァァァンッ…

大地が割れる。
岩々が盛り上がったり砕けたり裂けたりと多種多様な変化を見せる。
地震のようだった。
サッっと翡翠はその大地を避けるため後ろに下がった。
「おっと…中々面白い技だねぇ」
面白い。
そう評価されてはたまったもんじゃない。
その怒りは力となり技となり破壊を生み出す。
「ガァッ…!!!」
地面を蹴り、翡翠の懐に飛び込んで、
パンチ。
ドォォンッ!!
寸前。紙一重で避けられた。

「うぉぉ…危ない…」
外れた。しかし今回のこのフレーズは本音なのだろう、と
なんとなく分かった。
この調子なら、ワンチャンスあるかもしれない。
戦いはまだ最中なのだから。
「」

246NECURAP@ネットラッパー:2014/04/08(火) 20:40:32 ID:PKPiAUXQ0
そして最後に無駄な「」を投下してもうたぁ〜!!

247夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 20:49:50 ID:QmMUOUuI0
おおー
先が気になる

248Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/04/08(火) 21:40:16 ID:mm7gLMAM0
ニコ、ナイスー!
…なんだが
vs加奈子終わってからでいいんで
出会いかいてくれまいか

249Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/04/08(火) 21:42:22 ID:mm7gLMAM0
てか誰か神楽の完全版設定かいてくれ

いまいちわからn

250夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 22:03:31 ID:QmMUOUuI0
248
おう、今から始まる
なんかかんざしを通して二人の出会いにつなげるきっかけ作りってだけのくだりだから

251テロこ:2014/04/08(火) 22:16:26 ID:bNAcsb9M0
>>244
神楽ちゃぁぁぁあああん!!!!!!!!!
ていうか加奈子こんなに悪い子だっけw
でも凄いな…引き込まれるものね。
ニコ流石っすよ。

252ボカプロ@匿名:2014/04/08(火) 22:56:55 ID:Jn.ue7zo0
加奈子は唯一アンケートで一票も入ってないキャラだからどうにでもなるのでは←

253ボカプロ@匿名:2014/04/08(火) 23:05:47 ID:Jn.ue7zo0
頭かよくて、おとしやかな女子
泉のファイダンド
先祖は茜音
宝石はアクアマリンorバブルストーン
痣の場所は左耳
宝石は設定覚えてないけど
なんかみつかいが作った場所に
いったから
秀は実家にみつかいが宝石おいてった
ことにしよう、後々楽
大地と相思相愛
身長;152cm 体重:38.2kg
座高69cm  握力:17kg
使用武器:式神、扇
固有能力:体力再生
得意技:催眠術


なんか理想を詰め込んだ設定だな…不自然w

口調は「〜だよ」とか
「そうなんだ」とか
自己紹介は「小泉神楽です、よろしくお願いします」見たいな

254ボカプロ@匿名:2014/04/08(火) 23:08:56 ID:Jn.ue7zo0
あ、あと勝手なイメージだと大地くん呼び名気もする…
勝手なイメージだとね(重要)

255夜桜 ニコ丸:2014/04/08(火) 23:27:58 ID:Xe6EHIBs0
251
加奈子がああなったのも
しっかり意味を持たせてるよー。
まあ僕の仕事が早かったらすぐわかるw
253、254
神楽の説明サンクス。
でも固有能力は浮遊じゃなかったっけ?

256ボカプロ@匿名:2014/04/08(火) 23:35:25 ID:Jn.ue7zo0
そのまま持ってきたからわからん…
初期設定が回復だから仕方ない(´・_・`)
後で書き直そうかなぁ

257夜桜 ニコ丸:2014/04/09(水) 18:53:46 ID:Xe6EHIBs0
244続きー

少し時を遡る。
これは、神楽と大地の出会いの話。
ほんの少しだけ数奇な、とてもよくある恋愛話。

神楽は泉のファイダンド。そして、自分が他の人間とは明らかに違う運命を辿ることになるということは14年しか生きてきていないにも関わらずとうに理解していた。
だから、あまり人と仲良くしたいとは思わなかった。神の子孫ということは、いつあのゲームによって殺し合いをさせられるかわかったものではない。
神楽は何より自分が生きることにこれ以上意味を持つのが怖かった。
誰かにとってかけがえの無い存在になるのが怖かった。
私が死ぬことで誰かが涙を流すことを想像するだけで胸が痛んだ。
ならいっそ私に代わりが効くうちに私を殺してくれ、と月に願ったこともあった。
神楽が大地と出会ったのは、そんなときだった。

258NECURAP@ネットラッパー:2014/04/10(木) 21:44:52 ID:PKPiAUXQ0
For Gaia's Guardian続き

戦い。依然中途半端。真ん中。
真っ最中。最中。
その戦いにおいてのカード相手。
翡翠。
確実にロックオンして、
飛び込む。
ヒュンッ
「!!」
「地殻変動!!」
ドシィィィィッ!!!
左手で、その強大な拳は受け止められたものの、
確かな感触をもって、当たる。
忽ち翡翠が後ろにズリ下げられていった。
壁。即ち後ろの岩の中に空間を作ってまで後ろに下がっていった。
「よ…ようやく…か…はぁっ…はぁ…」
息が乱れた。
しかしこれで朽ちたとは考えられない。
あそこまで人を、俺を舐めきったアイツがこの程度で倒れるものか。
その考えは予想通りとなって、
ズォンッ!
という音と共に岩の中を突き破って上の方向から翡翠が現れた。
トンッ…
俺の下までやってくると、地面に降りた。
「へぇ…ここまで強大なパワー持ってるんだね…
服が汚れちゃったじゃないか…」
パッパッっと手で服の土やらを払う仕草をした。

「よ…っと」
タンッ。
地面を軽く蹴る音。
それと共にこちらに向かう翡翠の姿。

が。
消えた。

「!!?」

一瞬状況が飲み込めなくなる。
どういう事だ?
つまり、人間…否、ファイダントですらも追いつけないほどに
「速く動いている」というのか?
ファイダントを弄ぶ程のパワーを持っている、
というなら可能なのかもしれない。
しかし、何か、手がかりが出来るはずだ。
人が追いつけない、即ち見えなくなるほどの素早さなら…

例えば、他の奴らならどうする。
泉、樹木、風ならば。

俺はそこでふと、考える。
風。例えば、新幹線が真横を走ればそこそこの強風が起こる…筈だ。
それをいとも簡単に越えるコイツならば確実か。
風の音。
風の感覚。
風の動き。
風の変化。
「!」
顔に僅かな微風。
ノーダウト。
その一心で、一発の蹴り。
「でいっ!!!」
しかし、予想とは相反してスカっと風を切るだけだった。

「はい残念。」
「!!!!!」

259NECURAP@ネットラッパー:2014/04/11(金) 22:03:57 ID:PKPiAUXQ0
For Gaia's Guardian続き

「はい残念。」
「!!!!!」
ビクッと思わず震える。
振り返ると、嘘でもなんでもない翡翠。
バッ
くるりと一歩、翡翠は回転し下がる。
すると、一気に後ろへと、飛んでいく。
そのまま、俺がさっき、翡翠に攻撃したときに空いた穴の中へ。
「ま、、待てっ!」
俺も咄嗟に長距離を跳びながらその方向へ。
狭く長い洞窟のような中。
必然的に神経を使う事になる。
「くっ…!」
「ほうらほら」
手招く敵方の声。
暗視ながら朧気に姿が分かった。
そこまで天井に当たらぬ程度のジャンプで近づく。
「でいっ!」
バァァァン!!
ひょいと避けられ、当たった地面が軽く割れた。
なかなかに岩は強度があるようだ。

避けた翡翠の先に、さっきのパンチの体制を利用した回し蹴り。
「回巧地!」
「よっと。」
スピーディーな蹴り。
その一瞬の動きを翡翠は捉え、俺の足に手をついてジャンプした。

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…!」
僅かな息切れ。
さっきよりも一層と。
「疲れてるね。無理は禁物だよ。」
依然として息一つ乱さない彼女の言葉に、少しイライラとしてくる。
疲れでそうなってしまっているのだろうか、
血迷い故に繰り出した、連撃。
虚しく終わる。
次次に地面や、壁や、天井が壊れるだけだった。

ガラガラと音を立て、崩れ始める。
「!!」
「あらまー。」
平然と呟くかと思えば、刹那
消えた。
多分さっきのものと殆ど同じ戦法なのだろう。
いや、それどころではない。
俺が今考えるべきはこの状況。
重く、硬い岩が次々に伸し掛る。
「…」
声も出ない程。
俺は疲れていた。

「ハァ…」

一息、どっぷりとした疲れが襲いかかる。
動かない。本来なら、岩だって簡単に壊せるのに。

何故だ。
ついさっきまで僕は岩を壊していたというのに。
何故だ。
ファイダントなのに。
何故だ。
俺は、俺は…

意識が薄れる。
刹那、
声。
それは聞き飽きた敵方、翡翠。
「限界かい?」
「…」
答えることすらできなかった。
ガラガラ
岩を退かす音。
共に、光が見える。
呆れ顔の翡翠。
そして、僕を岩の中から引きずり出した。

「ほら、立てよ。まだまだだぜ。」
俺を肩から降ろして翡翠はそういった
フラフラの状態。
しかし、俺はプライドはまだあった。
「はぁ…はぁ…はっ…ぁ…」
息がおかしくなる。
だが、辞めるつもりはない。
微塵も。

それが、性根であり本心。
こんな奴に負けたくない。
俺の心はその一心だけだ。
「でぇ…いっ!!!」
虚ろな目で繰り出す、微弱なパンチ。

それは、翡翠に当たる。
と言うか避ける必要性すら感じなかったのだろう。
ははは…
心の中で微々な笑いが起こる。
途端。

ドアッァァン!!!
何が起こったかすら分からなかった。
見えるのは、

空。
と翡翠。
心から呆れた顔を見せる。
「バカか。今の君は戦いどころじゃない。」
くるり、と翡翠は背を向ける。
「頭を冷やせ。」
シュン。

翡翠は、不思議で謎めいた最強たる彼女は消えた。
姿を晦ました。

260NECURAP@ネットラッパー:2014/04/11(金) 22:11:57 ID:PKPiAUXQ0
岩にくい込んだ。
そのまま。
空を見上げる。
「…強かったな…」
独り言。

「………」
実力。

使命。

資格。

技量。

思考。

判断。

どれもが、あの、翡翠よりも劣っていたのだろう。



ならば、俺は何とすればいい。
俺の実力を、使命を、資格を、技量を、思考を、判断を。
何とすればいい。
答えが見つかりそうもないまま。

大地が変化していた。
風が吹き出し、雨が降り、草木が揺れる。
「…」
黄昏の風景に、歯医者のまま、溶け込んだ。
大地の中に。
自身に。

END

261NECURAP@ネットラッパー:2014/04/11(金) 22:14:54 ID:PKPiAUXQ0
For Gaia's Guardian
>>188 >>215 >>245 >>258 >>259 >>260

262夜桜 ニコ丸:2014/04/12(土) 09:45:33 ID:f36r7EM.0
ネクラップお疲れー

263NECURAP:2014/04/12(土) 09:49:56 ID:PKPiAUXQ0
うわあああ!思いっきり誤字ったあああ!

264ボカプロ@匿名:2014/04/12(土) 11:37:12 ID:Jn.ue7zo0
NECURAPさんお疲れ様ですー
めっちゃ御使いっぽい!
全部メモしたー

夜桜さんは続き楽しみすぎて辛い

265NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/12(土) 11:40:52 ID:PKPiAUXQ0
なんで大地未成年にして歯医者なってんだよ…
誤字ぃ

266ボカプロ@匿名:2014/04/12(土) 11:41:52 ID:Jn.ue7zo0
あ、そこは直したw

267夜桜 ニコ丸:2014/04/12(土) 13:32:46 ID:j5lzONoQ0
257続きー
「ねえ、君が小泉神楽?」
「え?あぁ、はい......」
「そうか、やっと見つけた......」
「?」
「じゃあ、君が泉のファイダンドだね?」
「!?」
神楽は驚きを隠せなかった。初めて見た男との初めての会話でファイダンドなどという言葉が出てくるとは思っていなかったからだ。
なかなか返事をしない神楽に大地は、
「あれ?泉じゃなかった?いや、間違ってはいないはず......まさか、自覚がないパターンか?厄介だな...」
とぶつぶつ呟くものだから、神楽はとりあえず
「自覚はある。」
とだけ答えといた。その言葉に大地は安堵の表情を浮かべて
「そう?よかったー。」
と言った。そして
「俺は大地。広野大地。地のファイダンドだ。」
などと、聞いてもいないのにペラペラと己の自己紹介などをし始めた。
「よろしく、小泉さん。」
大地が差し出した右手を神楽は握らなかった。
代わりに、
「もしあなたが本当にファイダンドだとしたら、敵である私に何の用?
ライバルを減らすため私を殺しにきたの?」
と言った。それを聞いた大地は明らかに困惑していた。きっと神楽の対応が完全に予想外だったのだろう。
私をなめているのか?
大地と言ったか。お前は随分と整った顔をしているじゃないか。
きっとお前の周りの女共は何もせずとも勝手にお前の思い通りになっただろう。
だから、泉のファイダンドが女だと知ったときにはラッキーだとでも思ったのか?
「ふざけるな。」
本当は全て大地とやらに言ってやりたかったが、なぜか最後の部分だけが神楽の口から漏れた。
大地は黙ったままだった。
神楽も黙ったまま踵を返して、そそくさとその場を離れた。

268NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/12(土) 14:57:46 ID:PKPiAUXQ0
267
ふおおお!
ワタクシメの上位互換にあらせまする夜桜の小説キター(゜∀゜)ーー

269ボカプロ@匿名:2014/04/12(土) 15:50:38 ID:Jn.ue7zo0
めっちゃいい!

270夜桜 ニコ丸:2014/04/12(土) 20:22:25 ID:f36r7EM.0
さらに続きー

「ハァ、ハァ......疲れた......」
ひとまず離れたはいいものの、全く知らない場所にきてしまった。
神楽が大地から逃げるべくひたすらに早歩きして辿り着いた場所。そこは広い広い草原で、その真ん中には巨大な桜の木があった。丁度満開の花が咲いていたので、神楽は休憩も兼ねて桜の木の幹にもたれると舞い散る花びらを眺めた。
それにしてもあの男は何だったのだろう。
考えたくも無いが他に考えることもない。頭は自然とあの男の姿を思い出していた。
何が自覚がないだ。
自覚がないのはお前の方だ。
ファイダンドがいきなり敵のファイダンドの前に現れたと思ったらよろしくだと?何を考えているんだ?
ファイダンド同士が仲良く出来るとでも思っているのか?馬鹿馬鹿しい。
今は音沙汰なしのゲームは、おそらくだがもうすぐ始まる。そうなればあの男と私は殺しあうことになる。
そんな奴とは仲良くしたくない。
そうでなくともだ。
人とつながりたくないと望む私に。
代わりの効く存在ならば殺してくれとさえ願った私に。
なぜ馴れ馴れしい男との出会いが待っていたのだ。
神様には聞く耳というものが無いらしい。
「あぁ、もう!!」
イライラが積もりに積もった神楽は目の前の桜の木のものと思われる太い根っこを蹴りながらそう言った。
「お前今何をした?」
桜の木の枝のほうから声がしたのはその直後だった。

271夜桜 ニコ丸:2014/04/12(土) 22:47:13 ID:5tp.WrNI0
神楽が上を目上げるが、そこには誰もいなかった。しかし耳元で
「俺の桜の木に何やってんの?」
と誰かが囁いた。神楽は驚いてその場を飛び退いた。神楽がさっきまで座り込んでいた場所のすぐ側には、派手な和服姿の男がいた。
「あなた...誰ですか?」
「俺?俺は夜桜。自称この桜の木の守護神で、お前達が御使いと呼ぶ存在だ。」
「御使い!?」
なぜ御使いがこんなところに?
いや、そんなことはどうでもいい。
この男、この桜の木の守護神と言ったか?
「この桜の木を傷つけたのなら、守護神としては黙っていられないなぁ......」
「ちょっと待って下さい!!傷っていったって、さっきの蹴りぐらいじゃ傷なんてつきませんよ!」
神楽がそう言うと、夜桜はさきほど神楽が蹴った場所を見つめて
「まあそうだけど......」と呟いた。
まずいまずいまずいまずい
これはまずい。
御使いなんて怒らせたら、私なんてひとたまりもない。殺される。
ここは必死に弁解してなんとかこの場を去ろう。
「で、でしょう?いやあ、さすが御使い様が守護神を務めていらっしゃる桜の木ですね!立派に生長なさっておいでです!」
神楽は今までに身に付けた精一杯の敬語を駆使してとりあえず褒めちぎる。それが効いたのか、夜桜は視線を木の根から神楽に移して「......でしょ?」と自慢気に言った。
「はい!」
神楽は精一杯の笑顔で返事した。

「そりゃそうだ。だって、今までも君みたいな不届き者を生き埋めにしてはこの桜の木の肥料にしてきたんだから。」

272夜桜 ニコ丸:2014/04/12(土) 22:48:46 ID:5tp.WrNI0
「......え?」
神楽の顔が一瞬にして恐怖に染まる。
刹那、みぞおちに激痛が走る。夜桜に殴られたと認識したのはその一瞬後だった。
「......!...っハァ!!」
神楽は堪らず膝をついて倒れ込んだ。
「さて、君はどこに埋めようかな...」
夜桜が神楽の側で桜の木を眺めながら言う。
神楽は苦痛に顔を歪めながらも打開策を考えている。が、結局はこの状況をどうにかできるとは到底思えなかった。
「そうだ!君が蹴った根っこの側にしよう!すぐに傷が治るように」
夜桜が意地の悪い笑みを浮かべて神楽を見る。神楽は圧倒的な力の前に
為す術もなかった。
ファイダンドが一撃...これが...御使いの力......
神楽の視界が霞んでいく。死はもう目前まで迫っていた。
はは...私の最期は桜の木の肥料か......
最期の最期まで私は、どこまでも、
代わりの効く存在だなぁ。
神楽は心の中で苦笑する。でも、目からは涙が溢れて止まらなかった。
薄れゆく意識の中で神楽は心の中で呟いた。

神様......とんだサプライズプレゼントですね......まさか本当に殺してくれるとは思いませんでした......代わりの効くうちに、誰にも必要とされないまま、植物の肥料になるなんて.........

「......やっぱり、そんなの、嫌だ......嫌だよ.........」

胸のうちで膨らんだ思いはとうとう心では抱えきれず口から漏れ出した。
「助けて...誰か......助けて......」
「ん?何か言った?耳障りだから気絶させてから埋めようかな......」
夜桜が呟いた。神楽はもう何も言わなかった。いや、言えなかった。

273夜桜 ニコ丸:2014/04/12(土) 22:49:58 ID:5tp.WrNI0
助けて.........

「はあ、なんか勝手に黙ったな...」

お願い......助けて.........

「まあ、手間が省けていいや。」

結局、私は...私は、何だったんだ......?

「じゃあ、運ぶか」

もう、殺してなんて願いません......

だから...だから...お願い、神様......私を助けて.........

そして...私は.........泉のファイダンドじゃなくて......代わりの効くファイダンドじゃなくて......

代わりの効かない、小泉神楽になりたい。

小泉神楽が埋められることは無かった。
それは、神楽を抱えようとしゃがみこんだ夜桜の顔面に、大地のキックが炸裂したからだった。

274Babel:2014/04/14(月) 16:21:07 ID:C7LgWcY60
テロこさんと僕が考えてた神キャラ(?)を273の続きにぶっこんでみようと思いまーす。あ、それとこれ無視しても構いませんよ!

「な…んで…?」
力なく問うた神楽はそこで気を失った。

神楽への挨拶を終えた大地は他のファイダントを探していた。
「誰かいないものかなーっ…」
次の瞬間大地は身体に電流が流れる痛みを覚えた。
「…うっ…ぐはっ…!!」
不意打ちだろうか。大地は周りを警戒し戦闘姿勢をとった。しかし大地の目には生い茂った木と空しか見えない。これまでに体感したことのない恐怖が彼を襲う。だが、
「ちょっと待ってよ。僕は君を殺しに来た訳ではないんだよ?」
何もない空間から声が発せられる。そしてその言葉一つ一つが大地に重力のように押し潰してくる。
「ねぇ、君御使いって知ってるよね?さっき会った神楽って子、あの近くにいる御使い怒らせちゃったみたいだけど。もちろん行ってくれるよね。僕がいったら面白くないからさ。」
「お前は…誰なんだ?見たこともないし、こんなにも強い奴がいたなんて…」
謎の少年は告げる。
「僕はただの傍観者兼救世主だよ。それにファイダントの可能性は少なくとも御使いを超えるんだよ?」

275Babel:2014/04/14(月) 16:42:56 ID:C7LgWcY60
神楽は何もない空間にいた。気を失っているのだ。
「目を覚ますのじゃ!」
叩き起こされた。もうちょっと寝かせてくれと神楽は虚ろな意識で思った。
「あんた…誰?」
すると目の前の少女は顔を紅潮させ、
「あんたとはなんじゃ!わらわは月読神酒、神でありファイダントじゃ!」
そうかまだ神様っているんだ。神様にもいろいろいるな。………って
「ファイダント!?」
「そうじゃわらわは神だしファイダントなのじゃ!」
神楽は疑問に思った。この神と自分はいずれ戦うのか、と。
「戦いには参加しない。何故ならわらわはお前らと比べ物にならないほど強いからじゃ!」
若干皮肉にも聞こえるが。
「あぁ。そういえば大地とかいう奴が御使いと戦っているのじゃが御使いに勝つヒントがまだ得られない。このままだと両者桜の根っこに養分吸い取られて桜に惨殺されるのじゃ。今からお主も起きていっしょに謎ときしたらどうじゃ?」
あんな奴を倒す方法があるのだろうか。しかし、
"やってみる価値はある"
「じゃあわらわはここで帰るから頑張るんじゃぞ」
神楽は何もない空間から勢いよく飛び出した。

276Babel:2014/04/14(月) 17:00:49 ID:C7LgWcY60
そして夜桜の神獣制度導入

「くっ…!」
大地は苦戦していた。ヒットアンドアウェイで攻撃から逃れようとするが敵の動きが早い。
「どうしたの?僕は桜を守っただけだよ。なんで怒るんだい?」
夜桜は不敵な笑みを浮かべ攻撃のスピードをあげる。
くそっ…。受け切れない…。
しかし夜桜の身体が横にふっとんだ。
「ここは一時休戦ね…。」
神楽であった。
「一人増えたって無駄だよ?」
さらに攻撃のスピードはあがっていく。しかし一人増えたことで少し楽にはなった。問題点があるのだが、
"このまま受けきっても倒れるのは時間の問題なのだ"
「そろそろ終わらせちゃうよ?」
夜桜は大地に向かって必殺級の一撃を放った。
「避け切れない…」
次の瞬間大地はその攻撃を'引き裂いた'

277Babel:2014/04/14(月) 17:19:31 ID:C7LgWcY60
「どうして…かな?」
夜桜は笑みを固めた。
「本能か…。掴んだぜ早乙女神羅。」
ファイダントの力の本能、獣の狩り。
「神獣…地砕白虎!!」
彼の周りに虎のオーラを感じる。本能、私にもできるはず…!
神楽に龍のオーラが帯びる。
「神獣…天貫青龍!!」
「私も桜好きだけど桜の肥料になるのは貴方ね。」
神楽は龍の咆哮と共に水のエネルギー弾を夜桜にぶつけ、大地は夜桜を桜の木共々引き裂いた。
「お前も桜のように早く散ったな」
「ぐ…はっ!」
夜桜は消えた。
「あの…なんで私を助けに来たの?」

278Babel:2014/04/15(火) 15:48:56 ID:C7LgWcY60
神楽は疑問に思った。何故自分が死にかけていることについて知り得たのかを。
「それはな…」
大地は自分が会った少年について話した。彼女も気を失ったときにそのような体験をしたようだ。



「いやぁ、面白かったなぁ。あの二人。このさきどうなっていくのかなぁ。」
「感心しない発言じゃ。」
「えー誰ー?」
「わらわは神じゃ。」
「ファイダントのことかな?大丈夫だよあんな危ない場面にもう二人は立ち会うことないからねぇ。」
場合によってはその前に死んじゃうからなぁ。早乙女神羅はそう考えた。
「それならいいじゃろう」
「そうなるよね。此所にももうすぐ危機が迫るころだろうし。そんなに僕たちのことを裏切ってくるようなこと出来る訳ないからね」
「最後の一撃、もしくは希望の力にもなりうるのでは?」
「それは彼ら次第だよー、『月読神酒』さんだっけ?大丈夫だよ?伊達に救世主ポジション狙い撃ちしてるわけじゃないからね。」
「お主は逆に主人公ポジションに行きそうじゃが?」
「そろそろ彼らの時代が動くから。そのなかで仲間が死んだり、何回も困難に向き合うのは僕だって同じだからね」
「その結果お主はそうすることで世界と仲間を救った。」
「勘違いしないで欲しいな。僕は敵の倒し方を間違っただけだよ。だからその間違いの存在に僕は責任をとるだけさ。あとありがとうね、久し振りに面白い話を聞いたよ。」
そういうと少年はどこかへ去った。

279Babel:2014/04/15(火) 16:21:29 ID:C7LgWcY60
戦いは終わった。二人の人影と桜の木があった。
「えっと…あり…がとう。」
「俺だって危なかったんだ。神楽のお陰で助かったもんだぜ。」
大地はそうだ、と一言いうと
「これさ俺使わないしお前と一緒に戦った記念として。」
かんざしだった。
「ん?ちょっと不謹慎すぎるか。」
「いや、一生大切にするね!」
「そんな大袈裟な」
というと二人は笑った。実に平和な、戦いを忘れることができた笑いだった。



「いや…」
心の中から訴える。
「貴女にこれは壊させない…!」
「うるさいなー。ちょっと静かにしてもらうよ」
加奈子の拳を神楽は本能で避けた。そうあの時大地がやったように。そして加奈子の腹にエネルギー弾を打った。
「うっ…。なにこれ!?龍?」
「私はもう絶対に死なない!神獣…天貫青龍!!」
「なによこれ!?」
エネルギー弾を加奈子に放った。
「うわあっ!」
もうすでに加奈子は立つことはできない。しかし、構わない。次々とエネルギーの弾が龍の咆哮と共に加奈子を攻撃する。
「うっ…」
彼女は傷ついていく。
しかし突如攻撃は防がれた。
「もうやめるのじゃ!」
聞き覚えがある。さっき思い出していた。不思議な神様だ。
「わらわがおかしいなんて罰を当てるぞ」
「自ら…。ところで貴女邪魔しにきたの?」
「言ったとおりじゃ。彼女を殺す必要はない。それとお主が限界なのも。」
確かにそうだ自分はすでにぼろぼろだ。これ以上相手を傷つける必要はない。
「そうじゃ。この戦いは終わった。お主が勝ったんじゃ。」
かんざしを、大地との思い出を守ったのだ。
神楽はそのまま気を失って倒れた。

280夜桜 ニコ丸:2014/04/15(火) 23:24:45 ID:EDGmOOo60
もうBABELさんのが本家でいいかな、とも思ったんだけど一応僕は僕で考えているから書かせてー

281夜桜 ニコ丸:2014/04/15(火) 23:28:39 ID:EDGmOOo60
273の続きー
夜桜が一直線に吹き飛んだ。
その隙に大地は「小泉さん、大丈夫?」と心配そうな表情で神楽の顔を覗き込む。神楽は何が起こっている
のかの思考が追いつかずに呆然としている。
「...広...野....さん.....?なん...で...」
「ごめん、話は後で」
大地はそういうと神楽を再び寝かせ、さきほど夜桜が吹き飛んだ方角を見据えた。夜桜は辺りの地面が音を立てて削り取られるほどの勢いでこちらに迫っている。
飛びかかってきた夜桜を大地が受け止める。
「何だお前?」
夜桜は大地に問いかける。
「お前こそ、小泉さんに何してるんだよ?」
大地が負けじと聞き返すと、夜桜は
大地の脇腹を足先で蹴る。大地の体には激痛が走るが、倒れるわけにはいかなかった。いや、正確には倒れることで夜桜から目を離すわけには
いかなかった。
なにせ、後ろには小泉さんがいる。
「なんだ?その女を守りたいのか?」
夜桜が大地に聞く。
「まあ、見殺しには出来なかったな。」
その言葉に神楽は驚く。
そして神楽は、さきほどくらった痛みがもうほとんど消えていることに気づいた。自分は痛みのあまり何も出来なかったのではなく、単に御使いの前に怯えていただけだったということも。
「なんだ、情けない......」
神楽は呟く。そして歯を食いしばった。よりによって、あの男のおかげで助かるとは。でも、神楽は自分の頬が緩んでることにも気づいていた。
とにかく立ち上がろう。そう思って立ち上がると、大地は夜桜と戦っていた。大地が夜桜の顔面を殴ろうとすると、夜桜は凄まじい脚力で大地の身長ほど飛び上がる。そして大地の両肩を掴み、大地の額に頭突きをくらわせた。頭を抱えてガラ空きになった大地の腹に夜桜の拳がめり込む。大地の重心が一気に前に持って行かれる。その隙を夜桜は逃さない。大地の頭を鷲掴みにすると、重心を味方につけて大地を地面に押さえつける。
あまりに一瞬のことで神楽は反応しきれなかった。しかし、このままでは大地が夜桜に殺されてしまうと判断したのか、神楽は素早く夜桜の背後に回り込む。本来そのスピードに夜桜がついていけないわけがないのだが、幸い夜桜の意識は大地に向いており、神楽は眼中に無かった。
今だ!
神楽は心中で呟く。そして夜桜に向けて二対の扇を振りかざして飛びかかった。しかし夜桜は神楽の殺気に反応し、神楽のほうを向いて攻撃体制に入った。
しまった!このままでは......
体制を整えられない神楽。そのとき、
「っ!やめろ!」
大地は叫ぶと体制を整えて夜桜の足
を脚で振り払った。
仰向けに倒れようとしていた夜桜は
「...ちっ」と舌打ちをすると、神楽に放った手を開いて神楽の腕を掴んだ。体制が崩れた神楽を夜桜は大地めがけて投げつける。
大地が神楽を受け止めたときにはもう遅く、夜桜は神楽に、そして神楽越しに大地に地面が揺れるほどの巨大なエネルギーを込めた渾身の一撃をくらわせようとしていた。
「そこまでですっ!」
声が響き渡ったのはそのときだった。

282Babel:2014/04/16(水) 04:44:06 ID:C7LgWcY60
おはようー。

280どうぞどうぞ。最初は単に神出すだけが結構続けてしまい…最終的に完結させてしまうとこであったw

283NECURAP a.k.a. 缶:2014/04/16(水) 18:13:46 ID:YjbYXVQk0
帰宅途中なう

284Babel:2014/04/16(水) 18:25:39 ID:C7LgWcY60
僕は今日から仮入部が始まりました。それぞれ興味のある部活の仮入部に入りました。全国優勝しディズニーにも依頼されるコーラス部、関東大会に出た水泳部、全国大会に出た剣道部、魅力的な部がたくさんあります。僕も仮入部しましたよ??帰宅部にね☆

285Babel:2014/04/16(水) 18:30:37 ID:C7LgWcY60
それは僕が散歩しているときだった。
当時だーーーれも見たことのない、御使いに僕はあった。
「夏はやっぱり暑いなー。あれ君ファイダントだね」
「誰だ?」
「僕は葉桜、君を見極める者だよ」
刹那僕は気を失った。

286Babel:2014/04/16(水) 18:31:22 ID:C7LgWcY60
投下場所ミスった御免

287夜桜 ニコ丸:2014/05/13(火) 15:38:57 ID:79J.4XoI0
夜桜が一直線に吹き飛んだ。
その隙に大地は「小泉さん、大丈夫?」と心配そうな表情で神楽の顔を覗き込む。神楽は何が起こっている
のかの思考が追いつかずに呆然としている。
「...広...野....さん.....?なん...で...」
「ごめん、話は後で」
大地はそういうと神楽を再び寝かせ、さきほど夜桜が吹き飛んだ方角を見据えた。夜桜は辺りの地面が音を立てて削り取られるほどの勢いでこちらに迫っている。
飛びかかってきた夜桜を大地が受け止める。
「何だお前?」
夜桜は大地に問いかける。
「お前こそ、小泉さんに何してるんだよ?」
大地が負けじと聞き返すと、夜桜は
大地の脇腹を足先で蹴る。大地の体には激痛が走るが、倒れるわけにはいかなかった。いや、正確には倒れることで夜桜から目を離すわけには
いかなかった。
なにせ、後ろには小泉さんがいる。
「なんだ?その女を守りたいのか?」
夜桜が大地に聞く。
「まあ、見殺しには出来なかったな。」
その言葉に神楽は驚く。
そして神楽は、さきほどくらった痛みがもうほとんど消えていることに気づいた。自分は痛みのあまり何も出来なかったのではなく、単に御使いの前に怯えていただけだったということも。
「なんだ、情けない......」
神楽は呟く。そして歯を食いしばった。よりによって、あの男のおかげで助かるとは。でも、神楽は自分の頬が緩んでることにも気づいていた。
とにかく立ち上がろう。そう思って立ち上がると、大地は夜桜と戦っていた。大地が夜桜の顔面を殴ろうとすると、夜桜は凄まじい脚力で大地の身長ほど飛び上がる。そして大地の両肩を掴み、大地の額に頭突きをくらわせた。頭を抱えてガラ空きになった大地の腹に夜桜の拳がめり込む。大地の重心が一気に前に持って行かれる。その隙を夜桜は逃さない。大地の頭を鷲掴みにすると、重心を味方につけて大地を地面に押さえつける。
あまりに一瞬のことで神楽は反応しきれなかった。しかし、このままでは大地が夜桜に殺されてしまうと判断したのか、神楽は素早く夜桜の背後に回り込む。本来そのスピードに夜桜がついていけないわけがないのだが、幸い夜桜の意識は大地に向いており、神楽は眼中に無かった。
今だ!
神楽は心中で呟く。そして夜桜に向けて二対の扇を振りかざして飛びかかった。しかし夜桜は神楽の殺気に反応し、神楽のほうを向いて攻撃体制に入った。
しまった!このままでは......
体制を整えられない神楽。そのとき、
「っ!やめろ!」
大地は叫ぶと体制を整えて夜桜の足
を脚で振り払った。
仰向けに倒れようとしていた夜桜は
「...ちっ」と舌打ちをすると、神楽に放った手を開いて神楽の腕を掴んだ。体制が崩れた神楽を夜桜は大地めがけて投げつける。
大地が神楽を受け止めたときにはもう遅く、夜桜は神楽に、そして神楽越しに大地に地面が揺れるほどの巨大なエネルギーを込めた渾身の一撃をくらわせようとしていた。
「そこまでですっ!」
声が響き渡ったのはそのときだった。

288夜桜 ニコ丸:2014/05/13(火) 16:24:06 ID:lWmMpXA60
さっきまで書いてた小説全部消えたwww
最初から書き直しなんですけどw

289夜桜 ニコ丸:2014/05/13(火) 17:09:03 ID:Ky/0acMg0
「夜桜。御使いによるファイダンドの殺生はルール違反です。その二人に手を出すのはおやめなさい。」
女の人は夜桜に言う。
「大体、人間を肥料にするのはやめなさい。人間は栄養価が高すぎるうえ、不要なものも多いのではないですか?」
「......へいへい。」
夜桜はそう返事すると攻撃をやめた。
「そういうことだ。この世で一番怖い御使いに俺は今脅されている。お前らを見逃してやるよ。」
夜桜はため息混じりにそう言うと、
「なあ、神酒。せめてあの桜の木だけは守らせてくれねえか?御使いのはみ出しものの俺にはもうあれだけが生きがいなんだ。」
今度は女の人に向かって言った。頼んだと言うべきか。
そして、神楽と大地は夜桜の行動に驚きを隠せなかった。
夜桜が頭を下げた。
それも申し訳程度なんてものではない。あれは、本気で頭を下げている。
(この世で一番怖い御使いに俺は今脅されている。)
あの言葉は嘘ではなさそうだ。
「まあいいでしょう。」
「ありがとうございます。」
「しかししばらくは私が同伴します。」
「よろしくお願いします。」
あの女の人は、どのくらい強いんだろう?

空間に神楽と大地だけになった。
「あっ、ごめんなさい!」
神楽は慌てて立ち上がる。夜桜に投げられたときからずっと大地の上に乗りっぱなしだった。
「それにしてもどうしてここが?」
立ち上がった大地に神楽は質問する。
「君が立ち去ったとき、君が向かった方向が引っかかったんだ。この桜の木には、近づいた人は帰ってこれないって噂があってね。万が一のことを考えて追いかけたら、君が危ない目にあってたから。」
大地が答える。そんな噂があることをずっと一人で居た神楽が知るはずが無かった。
大地の話し方は変わっていないのに、神楽が最初に感じた大地への印象はもう跡形も無かった。
「あの......」
神楽が言おうと思う一瞬先に口が動いた。大地が「ん?」と言う。
「さっきは、変なこと言ってごめんなさい。不愉快、でしたよね......」
「あ、全然!こっちこそ、軽い気持ちで話しかけてごめん。ファイダンドなんて、そんな軽い問題じゃないもんね......」
大地は頭を下げた神楽よりもさらに深く頭を下げた。
さっきはイライラして気づかなかったけど、でも......
「広野さん......優しいんですね。」
「......え?」
神楽はつぶやくように大地に言った。大地が返答に困ってるうちに、
「......すみません。忘れてくださいっ!」と少しだけおどけて言ってみた。そして、神楽は大地の言葉を待たずに広い草原を駆け出していた。

290テロこ:2014/05/13(火) 22:01:18 ID:bNAcsb9M0
神酒ちゃん最強の御使いポジになったんだね〜

291夜桜 ニコ丸:2014/05/13(火) 22:10:32 ID:7sigR5bM0
290
ごめんなさい、勝手に使って
いいっすか?

292Babel*びたみん:2014/05/13(火) 22:41:37 ID:C7LgWcY60
>>291じゃあ今書いてる奴でうまくリンクさせておくよー

293夜桜 ニコ丸:2014/05/13(火) 22:43:11 ID:sISfbddw0
292
ごめん、よろしくー

というかリライトしていいかな
データ全部消えたせいでなんか流れおかしくなってんだよね

294ボカプロ@匿名:2014/05/13(火) 22:57:18 ID:tHUjiSug0
え、あの子公式だったのか…
定期的に確認しないとなー(´・_・`)

295テロこ:2014/05/14(水) 05:53:08 ID:bNAcsb9M0
>>291
じゃあこっちもいろいろ変えて頑張る〜

296夜桜 ニコ丸:2014/05/14(水) 06:28:43 ID:xAIoRSwQ0
リライトします。
289諸々全部失敗作なんで
神酒もみんなが考えているほうの設定にあわせるんでなにも変えなくていいっすよ。

297Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:01:08 ID:mm7gLMAM0
てか、なんちゃら乙女って人、リムにキャラデザしてもらった方が良いかな?

298ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:02:41 ID:tHUjiSug0
いいと思う…多分

299Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:07:25 ID:mm7gLMAM0
なんちゃら乙女の設定教えてくれ

300ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:07:49 ID:tHUjiSug0
わたし知らん…
詳説すれにあるんじゃね

301Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:11:42 ID:mm7gLMAM0
解説すれ上げてくれ

302ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:12:19 ID:tHUjiSug0
あと一応設定載せとくー

早乙女神羅【さおとめしんら】
・身長160cm ・体重46kg 座高81cm
・年齢不詳というか阿呆みたいに生きとる

先祖は大国主命
元勇者で昔融合地を救った。
御使いが暴走し融合地を治めようとした
御使いが強く勝てなかった為、西洋の神、ゼウスの直結の子孫になるため神の血を直接流したため神になる
ファイダントの本当の力の引きだし方を教える
娯楽が好きで人が戦うとこが好き
↑昔の自分を重ねている
自分が世界を救ったことを『間違った世界の救い方』と言っている

429 :Babel:2014/04/19(土) 17:08:07 ID:C7LgWcY60
戦闘能力も

固有能力は言葉の重力 通称『神のお告げ』(神の言葉は重いのです)
武器は草薙の太刀。出典としては日本神話の八俣大蛇。
光の速さを持つ長剣。光だから熱もある(裏技?)鞘は遮光性能もある。

430 :ボカプロ@匿名:2014/05/14(水) 18:08:20 ID:tHUjiSug0
ていうか、増えちゃったら4神って設定と風間が勝って終わるっていうのどうすればいい?
それかサイドストーリー的なあれか

431 :Babel*びたみん:2014/05/14(水) 20:03:18 ID:rVurd0dI0
後から神になってる+先祖が古事記から引用してる早乙女さんは別ってことで。



あった

303Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:19:49 ID:mm7gLMAM0
それって…ファイダント?神?

304ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:23:07 ID:tHUjiSug0
わからん…
ファイダンド=能力者だったけど神様なったってこと?じゃね?
BABEL本人に聞けばわかると思う

305Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:25:52 ID:mm7gLMAM0
ふむ、キャラ原案はBABELか。
香織なりにキャラかいてみてよ

306ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:29:21 ID:tHUjiSug0
うー、わかったー

307ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:30:29 ID:tHUjiSug0
女子なのか男子なのかがわからん

308Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:40:30 ID:mm7gLMAM0
確かに
どっちも書いとけば?
リム、火はどっちも書いてるし

309ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:41:03 ID:tHUjiSug0
男の場合
http://imepic.jp/20140521/780280
ほんとは動き付けたかったが時間的な問題で…

310ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:45:22 ID:tHUjiSug0
http://imepic.jp/uploaded/20140521/783010/JCTd
おんな

311ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:45:51 ID:tHUjiSug0
上のやつ間違ってる

312ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:46:25 ID:tHUjiSug0
http://imepic.jp/20140521/783010

余計なもん写ってるけどまあ無視

313Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:47:51 ID:mm7gLMAM0
ふむ。
そういやさ、あくまでも俺の意見だけど
女ならおもいっきしロングがいい。2mくらい。
神だからそれぐらいあってもよくね(((

んでもって、和天使っぽく(何それ)。

314ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:48:49 ID:tHUjiSug0
地面付くくね?w
まあ引きずってるのもいいかも

315Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:51:19 ID:mm7gLMAM0
着物+何もかぶらず、ただ引きずりロング。
てか何の動物に変化するんだ((

316ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:52:16 ID:tHUjiSug0
せやな…最強らしいし、ライオン?

317Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:55:08 ID:mm7gLMAM0
ライオンねぇ。
確かに良いんだけれども、もうちょっとしなやかn(((

318ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 21:55:48 ID:tHUjiSug0
んじゃ、イタチ?←何故に

319Riva@キドしかかけませn:2014/05/21(水) 21:57:47 ID:mm7gLMAM0
イルカとかチーターとかオオカミとか(((

320ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 22:00:17 ID:tHUjiSug0
オオカミいいな!

てか髪の毛以外はあれやったらあかんかねぇ?

321Riva@PC制限タヒね:2014/05/21(水) 22:06:17 ID:mm7gLMAM0
あれ、とゎ?

322ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 22:07:23 ID:tHUjiSug0
さっきの絵

323Riva@PC制限タヒね:2014/05/21(水) 22:07:58 ID:mm7gLMAM0
髪という名の翼(((ぉぃ

324ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 22:09:14 ID:mfAjQf16O
ちゅーにwww

325Riva@PC制限タヒね:2014/05/21(水) 22:09:36 ID:mm7gLMAM0
んー。わからん リムに言わんとあかんし ちょいまちお。

326ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 22:10:40 ID:mfAjQf16O
わかた てかTwitterみろし

327Riva@PC制限タヒね:2014/05/21(水) 22:20:03 ID:mm7gLMAM0
なぜに。

328ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 22:22:33 ID:mfAjQf16O
いっぱいおるから
テロちゃんとか私とか
フォローしたし

329Riva@PC制限タヒね:2014/05/21(水) 22:27:02 ID:mm7gLMAM0
めんどいから貼って

330ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 22:34:14 ID:mfAjQf16O
ういー

331ボカプロ@匿名:2014/05/21(水) 22:35:28 ID:mfAjQf16O
http://twtr.jp/home

332Riva@PC制限タヒね:2014/05/21(水) 23:09:23 ID:mm7gLMAM0
うぴろだに想像図かいたやつうぷった

333Babel*びたみん:2014/05/22(木) 15:19:27 ID:rVurd0dI0
早乙女は男子ー。後々書くけど早乙女は、
能力者から神になるっていう設定。転生って言ったほうが解りやすいかな。
大国主命、佐渡とかの地名7つとかはggるか古事記読んでね。

334Babel*びたみん:2014/05/22(木) 15:21:58 ID:rVurd0dI0
髪は黒髪のショート。顔は童顔と大人の間がいいなと思ってる。

335ボカプロ@匿名:2014/05/22(木) 23:26:19 ID:tHUjiSug0
なるほどむずい

336夜桜 ニコ丸(お久しぶりです:2014/06/22(日) 20:51:10 ID:c4v9Gi/g0
彼らの戦いを記録する際、このように明確に書き記す者は他には存在しないでしょう。戦いの記録など貧乏くじもいいところで誰も率先してやりたがる仕事なんかではございませんし、そもそも、記録する価値も無い戦いがほとんどなのです。実際、この度記録者に選ばれた私も、最初は億劫でなりませんでした。
しかし、彼らの戦い、忘れもしません、風間秀弥と小泉神楽の戦い。これから私が使う比喩にはなんの大げさもございません。まさに虎と龍の戦いそのもの、時も忘れて息も忘れて見入ったものでございます。ここだけの話、記録自体忘れてしまった部分もございます。お恥ずかしい。
しかし脳裏に焼きついたその光景はあの戦いを記録するのに十分でございました。長話、いや、前書きが過ぎましたね。では、私が記録した彼らの戦いの全てをご覧に入れましょう。

風泉刀扇討合(ふうせんとうおううちあい)

風間秀弥 小泉神楽

記録者 ×××××

337NECURAP a.k.a. 缶:2014/06/24(火) 20:02:35 ID:z80JXmPs0
336
おひさ!これ続きみたい!つかこの記録者のキャラ好きかも

338夜桜 ニコ丸:2014/06/28(土) 23:04:47 ID:oa6ao9Wo0
336続き

まず私が驚いたのは、彼らの戦いの前の会話でございます。
そもそも戦いの際に話をするということ自体前例のないことでした。大抵の戦いは奇襲、あるいは不意打ちで一瞬のうちに勝負を決めてしまうもので、これが記録者が貧乏くじとされる所以の一つなのでありました。しかし、彼らは少なくとも勝つためには手段を選ばない、という思考ではございませんでした。もともと初対面ではなかったということは聞いてましたがだからといって手加減しようなどという気配は互いから微塵も感じられなく、今考えるとかように話をしている時点でもう勝負は始まっていたように思います。
また無駄話が長引きました。私の悪い癖でございますな。以下より二人の会話の全貌でございます。

「小泉神楽、初戦の相手はやっぱり君か」
「私としても予想通り、かつ好都合な対戦カードだ」
「好都合?初戦敗退が、か?」
「中村加奈子は戦闘力未知数だし、大地とは戦いたくないし……」
「俺としてはお前の後大地は嫌だな………」
「安心して?君に次なんてないから」
「そっちこそ、一人で寂しがらなくても良いからな?すぐ大地もそっちに送ってやるから」
「……」
「……」

数秒の沈黙。
私は圧倒されておりました。彼らが発するのは会話であり宣戦布告でございました。先ほど申し上げた通り、戦いはもう始まっていたのでございます。恐怖すら覚えました。この沈黙ののち、彼らは

「「いざ、尋常に勝負!!」」

と叫んで鋭い音が響き渡らせました。
さて、いよいよ彼らの戦いは始まります。私は一度筆に間を開けますが次からは私語は慎むよう心がけたいと思います。

339ボカプロ@匿名:2014/06/29(日) 12:57:33 ID:5elUJHZ.0
すごい、なんかすごい

340Riva:2014/07/06(日) 03:33:11 ID:mm7gLMAM0
初期設定で書いてみる

341Riva:2014/07/06(日) 03:35:02 ID:mm7gLMAM0
最近は夜桜さんの小説が好き
他の人もいいよ。文才ヤバイし

いやまじですごい

じゃ、加奈子のやつ書きます。
技とかは思いつきなので適当です。

342Riva:2014/07/06(日) 03:45:43 ID:mm7gLMAM0
※赤で書きます

荒れ狂う戦場。
数々の戦跡の中で、今、たった今、新たな戦記が刻まれる。

「…ついに、か。」
不意に言葉を漏らす、「風間 秀弥」。
彼は、この戦場で「小泉 神楽」、「広野 大地」を斬り倒した張本人だ。

向かい、異様な空気をまとう一人の少女の姿。

彼女の名は、「中村 加奈子」。
洗脳されし、狂気の少女である。

343Riva:2014/07/06(日) 04:26:43 ID:mm7gLMAM0
「…いざ、参る」
彼女が地面を蹴る刹那、隼の如く距離を縮める。

しかし、この力は、能力者[ファイダント]ですらも出せない程のものだ。
その異変に、彼は気付いた模様。

「その力は…」
彼が呟く。

彼が彼女の身体を潜り抜けた視線の先に映るのは、加奈子が血をひく「樹花守護ノ命」、御使いや能力者達は彼を「樹」…そう呼ぶ。
樹の眼と、加奈子の眼。まるで一体化しているかの様。

「まさか…[洗脳]か?」
彼は、彼女と樹を疑い始める。

貴方達はもう知っているかもしれないが、能力者がいくら強かろうと、神がいくら弱かろうと、能力者が神に勝ることはない。
その為、現時点で2人勝ち抜く彼と樹が戦っていても、普通に考えると…樹が圧勝する。

「洗脳」。この神の戦では、使ってはいけない。発覚すると、即失格する程の重い反則行為だ。…しかし審判御使いは、それに気づいていない。かといって知らせていては、隙が生まれて相手に殺られてしまう。
一秒の隙で勝負は左右する。それが、神の戦というものだ。そこらにある「たたかいごっこ」とは比べ物にならない。

「こちらも、参るぞ」
言い返すと共に、彼は太刀のように長い刀を鞘から抜く。

「ゴッド・ゲーム」、最後の闘いである。

(修正点とかあったらおしえてに)

344Riva:2014/07/06(日) 04:44:30 ID:mm7gLMAM0
「風 斬 裂 破 !」
彼がそう叫ぶと、嵐…いや風だ、嵐の様な風が刀を取り巻く。

っと、刀を振り下げたかと思えば、思いきり地面に突き刺したではないか!
かわす暇も与えず、突風の如く足元に風が吹きつける。

あまりの寒さと突風の様な強さ、そして突き刺さるような痛み。
フィールドは、風による冷気に包まれた。
その攻撃に、思わず彼女は壁に打たれこむ。

「中々…だな、お主…」
ギリギリ聞こえるほどの声で彼女はそう言う。
しかし、聞こえてきた方向は…樹だ。

やはり、洗脳されている。

そう、彼は確信したのだった。

345Riva:2014/07/06(日) 04:55:01 ID:mm7gLMAM0
正直、彼は彼女を攻撃したくはなかった。

しかし、これは「運命」。
例え相手がかけがえのない人であろうと、「運命」に逆らうことはできないのである。

沈黙…いや、沈黙とも言えないような、あまり会話のない戦いが続く。

すると、彼女が、
「神華」
そう独り言を言った。

…と思えば、一瞬で彼の後ろに回り込んだ。瞬きをすれば、もうとっくに後ろにいた…というくらい速い。


「最弱の能力者と思われては困りますな」

その口調は、おしとやかな敬語気味の加奈子の口調ではなかった。

346夜桜 ニコ丸:2014/07/22(火) 20:51:07 ID:rnBtFliY0
続き

戦いを記録する際、忘れてはならないのが戦いが行われる場所の説明であります。彼らの戦いは小泉神楽の領地といいますか、神楽が能力者である泉の神の住まう地、泉の地が舞台となっております。この地の最大の特徴はやはり「水面」にございましょう。私も彼らも、明らかに水面に足をつけております。それどころか、周りを見渡す限り見えるのは右を向いても左を向いても水平線、地平線と言うべきなのでしょうか?この地はまるで広い広い湖の真ん中であるかのようなのであります。この水面、手を付けるとそのまま手首、二の腕までが沈んでいくのに、しっかと両足をつけて立つことはできるのです。彼らも然り。飛び跳ねる、片足着地などをしても沈むなどということは起こりません。不思議なものです。
場所の説明はこんなものでよろしいでしょうか。では、彼らの戦いの情景描写にうつりましょう。

347夜桜 ニコ丸:2014/07/22(火) 20:52:44 ID:rnBtFliY0
なかなか忙しくて長く顔出せなかった。久しぶり。
夏休みに入ってもう少し更新ペースあげられると思うからもう少しお付き合いください。

348ボカプロ@匿名:2014/07/22(火) 21:10:17 ID:5elUJHZ.0
す、すごいd(^_^o)

349NECURAP@ネットラッパー:2014/07/22(火) 22:45:10 ID:z80JXmPs0
この記録者の語り口好きだwww

350夜桜 ニコ丸:2014/07/27(日) 20:55:27 ID:/uKPUJsc0
彼らの武器はそれぞれ風間が刀で 、小泉が扇でございます。どちらの武器も遠くからの攻撃は不可能に思えましたゆえ、この戦い、接近戦になるだろう、と私は読んでおりました。初めの打ち合い、遠くから眺めていた私もひるんだほどの衝撃でありましたので、彼らは衝撃の流れに乗ることで身体への負担を軽減したのでありましょう。対面時よりも二人の距離は遠いものとなりました。そしてそのまま風間、小泉ともにもう一度接近しようとはしませんでした。
そこで私はようやく気がついたのです。小泉の扇から雫が落ちていることに。そして刹那、小泉が扇を振り上げると、雫が鋭い矢となり風間に襲いかかるではありませんか。風間は刀でそれを受けております。小泉が雫を飛ばし、風間が受ける。このやりとりを繰り返し見ていると、ふと違和感を覚えました。小泉の動きに無駄が多いのです。小泉の扇は右手に一面のみでございます。雫の矢をより多く飛ばしたいのなら、右手のみを素早く振ればいいことは私でもわかります。しかし小泉は右手を振ったあと、左手も振るのです。つまり、隙ができるのです。
なぜ両手を振る必要があるのか、考えているうちに戦いが進んでしまいました。風間が縦に刀を振り上げると、真空の鎌が小泉に襲いかかったのです。前に説明した通り地面が水面でございますゆえ、激しい水飛沫とともに。小泉は扇で斬撃をいなしました。が、飛沫に隠れて急接近した風間には気づくことができませんできた。小泉は動揺したのか、目を見開いて風間を見つめることしかできませんでした。勝負あったか、と私が見ていると、小泉が機転をきかせた攻撃に出ました。風間が斬りかかろうとするところに素早く身体をひねり扇で風間に斬りかかったのです。風間は斬りかかるのをやめて扇を受けました。そして横に飛び退くことで再び距離をとりました。しかし風間、ここで小泉の攻撃を許しません。再び接近して斬りかかる、小泉がそれを間一髪で受けると風間はまた距離をとり、別の角度から斬りかかる。これが繰り返されるのです。完全に流れが変わりました。しかし風間はもう一息、小泉を倒すことができません。とうとう風間は斬りかかる体力も無くなってしまいました。
「なかなか、やるね……」
小泉が口を開いたのは、そんな時でございました。

351ボカプロ@匿名:2014/07/28(月) 01:20:12 ID:5elUJHZ.0
すげえとしか言いようが

352夜桜 ニコ丸:2014/07/28(月) 21:14:19 ID:/uKPUJsc0
両者ともに疲労困憊の様子で、肩が呼吸に合わせて大きく上下しておりました。そんな状況で話しかけられたものですから、
「……あぁ!?……」
風間の返事が荒々しいものになるのも無理はございません。
しかし小泉は風間の態度に動じることもなく、一呼吸おいてから
「初めて知り合ったときのあの軟弱そうな印象はもう、どこにも残ってないね……」
ここまでの小泉の言葉はまるで己の敗北を認めたかのようなものでありました。が、次の瞬間小泉は鋭い眼光で
「でも駄目だね」
と言い放ちました。
風間の目も困惑から疑念、そして警戒へと色を変えていきました。小泉がゆっくりと風間に歩み寄っていきます。
「多分君は私に勝てる。でも、勝ったところで『羽を片方失った』私とここまで張り合うようなら、大地にも中村加奈子にも勝てない」
「羽を片方?失った?なに言ってんだ、お前」
「知らないの?この扇はもともと二面で一つの武器だったんだよ」
「!?」
「ある事情で一面は今手元にない。つまり、私の戦闘力は今半減している、というわけ。にも関わらず、君はさっき私を倒せなかった」
ここまで言い終えた小泉が風間の正面に立ちます。風間は立ち尽くしたまま動きません。
「だから君は大地に勝てないんだよ。私は扇を二面使っても、大地には敵わなかったからね」
「…何が言いたいんだよ……」
やっとのことで風間が口を開くと、小泉は自身の羽の片方をすっと風間の首元に突きつけ、言いました。
「このゲームから抜けてしまえ!四神の中でも最強の、風のファイダンドなどともてはやされ、見よう見まねの剣術に甘んじているようでは、大地も中村加奈子も越えられはしない!!」
「……!!」
風間は言葉を失い、ただただ小泉の目を睨んでおります。
「君なんかより現在戦闘力未知数の中村加奈子のほうがよっぽど戦いがいがあるというものだ!このような子孫しか残せないとは、風の血統も落ちたものよ!!」
「……ぁ!?」
明らかな反応を見せた風間を無視して小泉は言葉を浴びせ続けます。
「もう一度言うぞ?君に次なんてない!君に大地を、中村加奈子を、越えられるのか!!頂に立っているのは自分だと言うのか!!笑わせるなぁ!!!」
そう言って小泉は扇を首へと思いっきり振り切るも、それが風間の首を裂かんとする刹那、風間が消えました。
小泉が風間を探そうと辺りを見回しても、風間を見つけられません。当然でございます。風間はあの一瞬にして小泉の背後に回り込んだのですから。そして、風間は小泉の脊椎をなぞるように小泉の背を切り裂いたのです。
「……は……?」
「ああ、そうだな。扇が何枚あろうと、お前に負けてちゃ大地にゃ勝てん」
風間は低い声で言いました。
「ありがとよ。お前のおかげでなんか強くなれた気がするよ」
そう言って口角を上げ、倒れた小泉を見下ろす風間の目。
それは戦い始めの宝石のような輝きではなく、鈍(なまくら)が放つ鈍い光沢を宿しておりました。

353夜桜 ニコ丸:2014/07/28(月) 21:15:22 ID:/uKPUJsc0
最近ちょっと長いね、ごめんなさい

354ボカプロ@匿名:2014/07/29(火) 17:45:12 ID:5elUJHZ.0
すっげぇ!二枚一組やったんかー

355Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/07/29(火) 20:51:23 ID:mm7gLMAM0
夜桜の小説面白くなってきた(・ω・

356夜桜ニコ丸:2014/08/01(金) 22:09:17 ID:/uKPUJsc0
斬、斬、斬、斬
泉の地に響き渡る、何かが切り裂かれて行く音。
小泉を中心に滴り落ちる血の雫が水面に波紋を広げております。
そして小泉の血で赤く染まりつつある水面は、辺り一面に不規則に吹き荒れる風によってその形を保てず、まるで地に落ちた龍のように暴れておる、そう目に映ります。
小泉はもう立っていることが限界でありましょう。この暴風の主、風間秀弥が反撃の隙も与えず斬り続けているのですから。
しかし、どんなによろめいていても、口から血が吹き出しても、小泉の目が風間を見失うことはありませんでした。あるいは、姿を捉えようと必死になっているのか。風間がとどめを刺そうと小泉めがけて斬りかかった途端、

「うっ……!」
声をあげたのは風間でございました。そして、大きく後方へ。
私は驚き、高揚いたしました。小泉が風間を、己の限界まで引きつけ、ゼロ距離であの雫の矢を放ったのでございます。たまらず風間は距離を置かざるを得なかったのでございましょう。
そして、小泉がとったその距離は決して苦し紛れではなかったのです。
次の瞬間、小泉は己の扇を水面に勢いよく振り下ろしました。すると、突然の波紋と同時に、信じられない大きさの波が、小泉を中心に広がっていくのです。
ただ一箇所、風間がいた場所を除いて。
私も高波に飲まれそうになり、急いで確かめると、そこには風間と……
倒れた小泉神楽がおりました。
「ふ、ふふふ……」
小泉は含み笑いを止められずにいます。風間はそんな小泉をただ呆然と見下ろしておりました。
「あくまで戦うんだ、やってみるといいよ……本当の地獄は……この先に『いる』から………」
「…それは、広野大地のことか?」
「……違、う…」
小泉から笑顔が消えました。
「じゃあ、まさか……」
「………」

風間の言葉の続きを小泉が話すことはありませんでした。出血多量による気絶か、はたまた……

これにて風泉討合は幕引きでございます。記録者としてこの戦いを書き記せたことを、嬉しく思います。

××へ ×××××より

357夜桜ニコ丸:2014/08/01(金) 22:15:47 ID:/uKPUJsc0
「風泉討合(ふうせんうちあい)」
>>336 前置き
>>338 宣戦布告
>>346 『泉の地』
>>350 伯仲
>>352 泉の能力者 小泉神楽
>>356 敗者の地獄 勝者の地獄

題名は深く気にしないで

358Riva ◆KBz3BP/EMM:2014/08/03(日) 08:36:56 ID:mm7gLMAM0
うっふぉー面白す(^^

359ボカプロ@匿名:2014/08/05(火) 22:12:59 ID:5elUJHZ.0
それな!

360夜桜 ニコ丸:2014/08/25(月) 10:13:59 ID:/uKPUJsc0
なにかカザプロ関連で書いて欲しいエピソードあります?よかったら聞かせてくださーい

361Babel*びたみん:2014/08/25(月) 19:55:11 ID:hpA4tCPE0
>>360一回全部整理したいところだね。とりあえず。

362夜桜 ニコ丸:2014/08/25(月) 23:40:50 ID:/uKPUJsc0
361
だね、しばらくおとなしくしとく

363Babel*びたみん:2014/08/31(日) 22:26:02 ID:hpA4tCPE0
現在整理中。それぞれのエピソードをくっつける文も書いてるから難しい。今日は眠いから一旦寝る←おいw 明日位に一旦投下するかも

364夜桜 ニコ丸:2014/10/05(日) 20:24:11 ID:/uKPUJsc0
さて、と。今回の「ゲーム」における一番の目玉といいますか、大勝負が始まろうとしておりますね。

風間秀弥、対、広野大地。

風間と小泉の戦いですら歴代に類を見ないすざましい戦いでございました。しかし今回は優勝候補と謳われる風間と広野の戦いであります。はっきり申し上げて、彼らの戦いは小泉とのそれとは次元が違う、と考えてよさそうです。なにせ、融合地の破壊を恐れて戦いの強制終了を目的とした御使いが数人、配置されるほどでございますから。
本来の実力を伺う限りは広野の方が優勢とは思います。戦闘における力、経験では風間は広野に勝つのは厳しそうです。
が、この「ゲーム」は戦闘だけでは勝つことは叶いません。なにせ、先の小泉との戦いではそれぞれが様々な想いを抱き、その想いは戦闘に大きく反映されておりました。なにを隠そう、それにおける戦況の傾きこそが観戦者にとっての最大の娯楽であるのですから、我々からすればあの戦いは対戦者の想いという観点からみても歴代に類を見ない戦いでございました。
今季のゲームは本当に面白い。
長々と対戦者の想いという要素を申し上げましたが、要は何を申したいかというと、風間にも十分勝機があるということでございます。
聞けば、広野と小泉は交際されていたとか。
ならば、広野にとって風間は愛する者の仇、ということになります。
怒り。今の広野が抱くこの感情は果たして広野に有利か、風間に有利か。そこを逆手に取れば風間でも実力で劣る広野を討ち取るのは可能であります。
記録者がこうして自分の予想を書き記すのは前代未聞であります。あるいは、私も、彼らによって何かが変わってしまったのかもしれません。

風地激突

風間秀弥 広野大地

記録者 ×××××

365NECURAP:2014/10/05(日) 20:50:28 ID:z80JXmPs0
お!きたきた!

366NECURAP:2014/10/05(日) 20:52:33 ID:z80JXmPs0
こーゆー語り口調マジで好きだな

367Babel*びたみん:2014/10/15(水) 21:29:32 ID:hpA4tCPE0
えとー結構前に別パターンあったよね?
一応2wayでまとめとこうと思うんだけど、今書いてるやつのほうがいいの…かな?まぁどっちも考えてるんでゆっくり考えてください!

368夜桜 ニコ丸:2014/10/18(土) 12:00:13 ID:/uKPUJsc0
367
それって
風間vs小泉のことかな?
だったらどうだろう、僕的には最終的な語り手目線のあの話がゴールかな、なんて
ただ、ネクラップも書いてたからな、あの話。そっちの方もみといたほうがいいかも

369夜桜 ニコ丸:2015/01/24(土) 16:11:24 ID:RktmBSsY0
続きでーーす

トンネルを抜けるとそこは雪国、ではなく巨大な岩がいくつも積もり積もってできた土地でした。風間秀弥はその地に降り立ってひねもす、今なお広野大地の出現を待っております。しかし、風間の顔にはそのことへの憤りはございません。いえただ、集中を切らしている自分には憤っているのかもしれませんね。
風間にはわかっておるのでしょう。広野大地という男の戦い方が。

信頼の厚い者というのは他人の土俵には決してあがりません。相手を、自分の土俵にあがらせるのです。なぜなら、そこが自分の拠点だからでございます。簡単に言うと、慣れ親しんだ土地では戦いやすいのです。
広野大地もまた、そういう男なのでございます。風間を自分の地に呼び込んで、忍びの特性を最も活かせる夜を息を潜めてただじっと、待っておるのです。
その点、風間という男は広野とは正反対といえるでしょう。小泉に続き広野とも、彼は敵陣で戦っております。風間秀弥。彼はきっと、自分の身を誰かに預ける、自分から信頼することで信頼を得てきたのでしょう。それは人は選べど、一度成せば二度と切れることはない「縁」に変わります。
自分の拠点に、取り込むことで得られる信頼とは違って。
やけに風が去り際に冷気を余計に置いていくようになった、と思えば時は夜。月の凜とした光は、岩山に深く鋭い影を作らせております。
突如、風間が、
斬。
岩肌に亀裂を走らせたかと思うと、まるで桃から桃太郎が産まれたかのように広野の姿が突如として岩から現れたのです。
果たして、どちらが鬼なのでしょうか。あるいは、どちらも、なのかもしれません。

370みずいろリム:2015/02/15(日) 18:15:59 ID:RRPYZiT20
活動しようZE☆

371みずいろリム:2015/02/15(日) 18:16:18 ID:RRPYZiT20
活動しようZE☆

372びたみん@栄養不足:2015/02/24(火) 20:51:30 ID:4J6sNrSM0
>>371
自分別でやってるとあるサークルの活動のためにサーフェスの購入が決定してるからこれからちょくちょく来れるかな

373夜桜 ニコ丸:2015/04/01(水) 22:34:38 ID:OW5r8YE.0
ゲームの流れ

風間秀弥(勝)vs小泉神楽(敗)

→風間サイド
next、風間秀弥vs広野大地(引分け)
→神楽がいない世界では生きていけないと、最後は大地が自害。

→小泉サイド
next、小泉神楽(惨敗)中村加奈子(圧勝)
→手負いの神楽に加奈子が追い討ち、という形か。このタイミングで神楽と大地の過去が明かされる。

→風間秀弥vs中村加奈子

で、いいですかね?
イメージとしては風間秀弥と広野大地が二強で勝負つかず、みたいな。
例えるなら悟空とベジータ
(神と神時点でベジータは一時的に悟空を超えるので)

374ニコ丸:2015/04/04(土) 10:38:08 ID:OW5r8YE.0
誠に申し訳のないことに、私(わたくし)この「娯楽」の記録は非常に不慣れでございます。不可解な表現や想像し難い描写がございましても、若気のいたりとご容赦いただければ幸いであります。
此度の遊戯はとても過去のものとは比べものにならない、御使い達が興奮するには十分すぎるほどのものとなりました。それが何故かにつきまして、私から一点、勝手ながらに推測を述べさせていただきます。
此度の演者と演者、戦う者同士は遊戯以前にかなり濃密な関係を築いておりました。それ故、傷つけることへの躊躇、確固たる決意、守る者を失ったことによる絶望。単なる流血に留まらず、その血に宿った演者の感情が我々御使い達の心を激しく揺さぶったのです。
まだ未熟である私には、とても描写しきれているとは思いません。しかし、かろうじて書き記したその言葉に、あるいは何かを感じていただければ、本望でございます。
前置きが長くなりましたが、どうぞ末尾までお読みください。

風泉刀扇討合

風間秀弥vs小泉神楽

記録者 ×××××

375ニコ丸:2015/04/05(日) 21:28:05 ID:OW5r8YE.0
そこはあまりに透明、不純。まるで、無垢な乙女の心のような世界でございました。澄み切った水が辺り一面に広く、浅く、広く、地平の彼方まで広がっております。この世界に地面はなく、水面に立つことこそできるが、一度手を入れてみると、それはするすると、二の腕まで漬けることもできます。なんとも不思議でございました。
こここそが、風泉刀扇討合が行われる地、「泉の地」でございます。記録者として私が到着した頃には、すでに演者の一人、小泉神楽がそこにおりました。この純粋な世界に相応しい、彼女もまた無垢な乙女であります。
ただ一点、殺意に満ちたその瞳を除いて。
私がその気迫に圧倒されてどのくらい経ったか、相手側の演者も到着しました。風間秀弥。此度の遊戯において、小泉神楽の対戦相手となる者です。
ここから先は、私がかろうじて書き記した二人の会話でございます。
「……来た、ね。風間秀弥」
「ああ、来たぞ。小泉神楽」
「……」
「……」
「年上を呼び捨てにするその生意気な態度は変わってねぇな」
「普通に人と接するなら年上には敬意を表するよ。しかし、これは人と人の戦いじゃない。神と神の戦いだ。つまり、私達は今『対等』だ」
「『帯刀』しているのは俺だけだがな」
「……」
「……」
「……(ため息をついて)くだらない」
「緊張を解いてやったんだ、ありがたく思え」
「はいはいどうも。でも、これ以上話してると殺意が暴走しそう……年下の女だと思って馬鹿にして」
「そうだな、記録者もいることだし、始めるか」

両者は同時に構え、
「いざ!尋常に勝負!!!」

376ニコ丸:2015/04/05(日) 21:28:56 ID:OW5r8YE.0
刹那、爆発音が水面を揺らした。

刃がぶち当たる音と水の弾ける音が混ざり合う。二人はものすごい剣幕で互いを睨み合い、間合いを開けては詰め、一撃一撃が急所狙いの壮絶な戦いを繰り広げていた。
もちろんその速さを目に留めることなどとてもできません。しかし、私にはもともとある目に加えて「第三の目」というべきか、心眼のようなものがございまして、二人の表情、心の声が「視える」んです。だから二人の険しい表情も、次の動きも、全て察知してこのように記録ができるのです。まあ、私の心眼など他の御使いの方々からすればとるに足らないものですが。
ここからしばらくは、風間秀弥と小泉神楽の心の声を書き記していきます。視れば視るほど、面白い演者達でした。

(さすが風波守護ノ命……風と名のつくだけあって速い……)
(この足元が厄介だ……水面に着地する音で相手に場所がまるわかりだ……相手を錯乱できない……)
(速い、でも……水面をよく観察すれば風間秀弥の居場所はわかる……)
(とりあえず間合いを詰め続ける……そうすれば小泉神楽は本領を発揮できない……)
(何か一つきっかけがあれば……耐久戦はお手の物……じっと耐えて機会を窺おう……)

風間秀弥が攻撃を仕掛け、小泉神楽がいなす。その繰り返し。さすがの私もうとうとしかけていたその時でした。戦況は大きく小泉神楽に傾いたのです。
風間秀弥が小泉神楽を風の速さで包囲しながら攻撃しておりました。それが御使いに睡魔の介入を許すほど、長い長い間行われてきたのです。
単調な作業は機械的になりがちです。いつしか、風間秀弥の動きに規則性ができてしまっていました。そこを、小泉神楽は逃さなかった。規則性を素早く発見し、着地場所を予測し、そこに足を伸ばし、風間秀弥を転倒させました。ほんの一瞬、風間秀弥の動きを封じることに成功したのです。小泉神楽は扇一枚でバランスを取りながら大きく跳躍すると、風間秀弥から約30歩分の間合いを開けました。小泉神楽から笑みがこぼれたのはこの時が初めてでありました。
「さて、今度は私の番……ね」
小泉神楽は扇に水を滴らせながらそう言うと、
「死吹!」と一言声を発し、扇を風を起こすように降ったのです。その瞬間、扇に滴っていた雫が弾丸の如く風間秀弥に向かって飛んでいったのです。風間秀弥は素早く体勢を立て直すと、それを避けました。しかし小泉神楽の弾丸は飛沫。よって弾丸は無限に確保できます。小泉神楽の言葉の通り、今度は小泉神楽が風間秀弥に攻撃を仕掛ける番となったのです。

377ニコ丸:2015/04/05(日) 21:29:49 ID:OW5r8YE.0
寝ていました。
縦に伸びた筆跡がその証です。
申し訳ございません、が、幸い戦況は動いておりませんでした。よく言えば伯仲、悪く言えば退屈な戦いでした。小泉神楽が飛沫を飛ばし、風間秀弥が刀で受ける。それがもう何千、何万と繰り返されていたのです。
どうしようもないので心眼で視てみることにしました。以下、その声でございます。

(何が変わった……?立場だけじゃないか……結局単調な作業の繰り返し……必ず打開策はある……!)
(同じ単調な作業……でも、決定的に違うのは反撃が可か不可か……刀の間合いなんか限られている……押し切れる!!)

風波守護ノ命を殺せる……!!

この一瞬が、小泉神楽の油断となりました。手元は狂い、風間秀弥が刀で受ける必要がなくなったのです。
風間秀弥に、余裕が生じた。瞬間、風間秀弥は風の速さで刀を振るい、
「華舞太刀!!」
と唱えると、巌ほどの大きさの斬撃が小泉神楽に向かって放たれました。水面が大きく切り裂かれる音が響きます。しかしここは流石小泉神楽。素早い判断で扇を正面に掲げ、手首を捻って斬撃をいなしました。が、風間秀弥の攻撃はこれで終わりではなかったのです。
(斬撃の後ろに……風間秀弥!?)
そう、巨大な斬撃を利用して風間秀弥は大きく間合いを詰める自身の姿を隠していたのです。
(小泉神楽……討ち取った!!!)
風間秀弥が居合切りの姿勢から勢いよく刀を抜いたとき、刀の動きが止まりました。
小泉神楽は、無傷。
彼女は素早く扇を畳むと、風間秀弥の刀を間一髪で受け止めたのです。
「……っく……!」
「くだらない」
小泉神楽はそう吐き捨てました。が、額の汗を隠しきれておりません。小泉神楽は膝を刀を封じられ隙だらけの風間秀弥の鳩尾に叩き込みました。
「……っ!!」
風間秀弥は倒れず、大きく跳躍し、間合いを取りました。
「剣士が間合いを取ったら終わりだな」
小泉神楽はさらにそう吐き捨てました。以下、両演者の会話でございます。

「風間秀弥。あなたには興が醒めたたよ。大地に並ぶ二強と呼ばれるんだから、もう少し楽しませてくれると思ったのに」
「……急に饒舌になったな。まるで、間一髪で誰かさんの刀を受け止められて安心した、といった感じだな」
「自惚れるな」
「……」
「あの間合いで、あの隙で、正直に言う。私は本気で死を覚悟した。なのに、あなたは私を討てなかった。絶好のチャンスで!興が醒めるのも当然、そう思わないか?」
「……」
「それだけじゃない。さっきからなに!?この戦いは!記録者が眠ってしまうような戦い、恥以外の何者でもない!」
……あいすみません。
「……風間秀弥。あなたは『扇一枚』の私にも勝てない。まして、広野大地、中村加奈子に勝つなんて、以ての外だよ」
「……何が言いたい?」
「この戦いから降りろ。弱者は必要ない」
「……!」
「本気を出せない私に勝てず、大地を討ち取る!?中村加奈子と相見える!?寝言は寝てからにしろ!風間秀弥、いや、風波守護ノ命!!」

心眼でも捉えられませんでした。
風間秀弥が小泉神楽の頬を斬るのを。
(……!!?)
「そうだな、留まる風なんて、風じゃないよな」
いつの間にか小泉神楽の背後に回っていた風間秀弥は言いました。
「わかったよ、小泉神楽。そこまで言うなら……駆け抜ける」
刹那、小泉神楽の左二の腕、右腿が同時に血を吹きました。風間秀弥の姿は……ありません。いや、捉えられません。私の心眼など取るに足らないということは先述した通りですが、このときの風間秀弥は明らかに御使いに速度だけなら対を成し得たと思われます。
(馬鹿な……風間秀弥、本気を出していなかったの!?いや、理由がない。本気を出さない理由が……じゃあ何!?この強さは……)
みるみるうちに、小泉神楽が血に染まっていっております。
「……そうこなくっちゃ」
小泉神楽は……笑いました。
この極限状態で。
それは、心眼で視ずとも明白でした。
「不見死吹!!」
小泉神楽は四方八方、雫の弾丸を飛ばしました。
「うっ!……」
その一撃が、風間秀弥に当たったのです。風間秀弥はまるでどこかから瞬間移動してきたかのように現れました。
「風間秀弥!これで終わりだぁ!!!」
小泉神楽は血に染まる水面の上で構え、
「巌砕死吹!!!」
と唱えると、今までとは比べものにならない強力な雫が風間秀弥の眉間目掛けて放たれたのです。
しかし、小泉神楽渾身の一撃は、地平の彼方へと消えて行きました。
そして、腹を真一文字に切り裂かれた小泉神楽は、その場に倒れました。

378ニコ丸:2015/04/05(日) 21:31:08 ID:OW5r8YE.0
「……ありがとよ、小泉神楽。お前の喝のおかげで、目が醒めたよ」
「……行く気、だね……地獄へ」
「地獄?ああ、確かに大地との戦いはこれとは比べものにならない、地獄になるだろうな」
「……違う……」
「……違う?」
「大地との戦いも、だけど、それとも、比べものに、ならない、地獄が、待ってる……断言できる」
「……おい、それってまさか……」

それを最後に、小泉神楽は口を開くことはありませんでした。

かくして、風泉刀扇討合は幕を閉じたのです。そしてこの戦いは、風間秀弥にとっても、小泉神楽にとっても、地獄への入り口に過ぎなかったのです……

風泉刀扇討合

風間秀弥 勝 小泉神楽 敗

記録者 ×××××

379みずいろリム@小6:2015/04/08(水) 00:18:32 ID:RRPYZiT20
す、すげぇす( ;´Д`)

380ボカプロ@匿名:2016/01/09(土) 23:55:43 ID:K86UeLg60
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382ニコまる:2016/05/07(土) 12:04:27 ID:kwdS7VCI0
お久しぶりすぎるけど
カザプロ風間目線の1話かな

蔵の中は昼間だというのに薄暗い。天井近くに小さい窓が1つ、それも北向きとなれば仕方のない話だが。
カビの臭いと埃が充満する中、1人の少年が家の外れにある蔵の戸を開けた。大きめのマスク、三角巾、エプロン、ゴミ袋、はたき、などなど。どうやら掃除をしにきたらしい。
「はぁ、だる…」
今日は日曜日。貴重な休日の午後を掃除に潰されるとなれば、それはだるさも湧き上がってくるというものだ。少年は足の踏み場もないほど荷物が積まれた蔵になんとか足を踏み入れた。その時。
「秀弥!!ちょっときて!」
「はぁ!?」
中の物を少しずつ外に出せばいいのに、無理に蔵の中にはいった少年、秀弥は思いっきり転倒する。
「秀弥早く!」
「ってて…ちょっと待てって!」
秀弥は痛む身体を起こし、女の人の声がする方へ駆け出した。

秀弥が倒れた衝撃か、高く積まれた年季のある箱の山の上。そこから1つの箱が転がり落ちてきた。正方形の、大きさが手のひらくらいの箱。それはまるで、秀弥に開けてもらうのを待っていたかのように、淡く光った。

「はぁ…疲れた。すでに疲れた」
声の主は秀弥の姉だった。風呂場と洗面台を担当した彼女は、例の黒光りするあれに遭遇し、半ばパニックで秀弥を呼んだらしい。秀弥が駆けつけたとき、彼女は右手に殺虫剤を装備済みだった。
「ほぼ往復しただけだっての…じゃ、始めるか」
秀弥は蔵の前に立ち、腕を組んだ。とりあえず、中の荷物を一通り外に出そう。そう思って中の木箱を出していく中…
「ん?」
1つの小さな箱が目に留まった。段ボールくらいの箱を抱える単調な作業が続いたため、明らかにサイズが違う箱がここにあることに少し違和感を覚えた。
「なんだこれ?」
もっとも、秀弥がこの箱に目を留めた理由は説明のできるものではない。強いて言葉にするのなら、なんとなく、だが…秀弥はこの箱に妙に惹かれた。
まるで、誰かに呼ばれるような。
秀弥は額の汗を拭い、丁寧に箱を拾い上げた。周りのカビや埃を手で払う。
…どっかで見たことあるような…でも、思い出せない
そんな既視感を頭の中で数巡させた後、やがて答えを見つけられなかった秀弥は、その答えを求めて箱を開けるのだった。

383ニコまる:2016/05/07(土) 12:05:04 ID:kwdS7VCI0
「………え?」
しかし、箱の中身は秀弥が求めていたような、既視感に対する答えではなかった。
箱の中で光っていたのは……
「………ダイヤモンド!?」
秀弥が抱える箱の中には、入るのがやっとだと言わんばかりの、巨大なダイヤモンドが入っていた。それは蔵の窓から差し込んでくる光を浴びて、淡く光っているようだ。
「嘘だろ…でかっ」
ダイヤモンドとは超高級アクセサリーにやっとビーズみたいなサイズで使われるものではないのか?これが正真正銘、本物のダイヤモンドだとして、いったいいくらするんだ?
頭の中を0の桁が突き抜けていくのを感じて、秀弥の両手は震え始めた。そして、辺りを見回す。
「誰もいない、よな…」
なんとなく、その場に誰かいないか確認してしまった。別に盗もうなんて毛ほども考えていない。ただ、本物の宝石を目の前にして、秀弥が抱いた欲は…
「ちょっと…触ってみるか」
その程度だった。しかし、宝石商も手袋で扱うようなダイヤモンドに、直に触れてみたいと思うのは当然といえば当然かもしれない。手袋を外し、そっと箱からダイヤモンドを取り出す。
「……………ん?」
そのときに抱いた違和感に、顔をしかめる。冷静になってみると、このダイヤモンド…
「……軽っ」
箱を持ち上げたときに気づくべきだったが、あのときは中身も知らず、中身を知った後はパニックで正常な判断ができなかった。そう、このダイヤモンドは、宝石が本来あるべきの質量をはるかに下回っていたのだ。
「なんだよ…期待させやがって」
そう言う秀弥の顔は、しかし微笑んでいた。そうだ、ダイヤモンドなんてあり得るはずはないのだ。おおかたガラス細工か何かだろう。姉ちゃんがおままごとに使っていたとしたら、この既視感にも説明がつく。
そんなことを考えていると…
「…ん?」
ダイヤモンドが縮んでいる…?
持っていたダイヤモンド…のようなものは、秀弥の右手の中に沈み込んでいった。

384ニコまる:2016/05/07(土) 12:05:54 ID:kwdS7VCI0
「わわわわわっ!なんだこれ!?」
ダイヤモンドが光を放ちながら、右手に入り込んでくる。慌てて左手で引き離そうとするが、ダイヤモンドをつかむことすら叶わない。ならばと右手を振り回してみるが、何も効果はない。
依然として淡い光が身体の一部になろうとしており、手首まで光っているように見える。
「はー…はー…」
しかし、この状況が長く続いたため、またいかなる抵抗も無駄であったため…秀弥はかえって冷静だった。
まず、痛みがない。これで、物理的に入り込んできているというわけではないということが証明された。これほどの大きさのものが食い込んでいるのに、神経が働かないわけがない。
次に、光量がおかしい。宝石は外からの光を受けて、その反射によって様々な輝き方をするのであり、こんな蔵の中の淡い光で眩しいほど輝くわけがない。つまり………
「…夢か」
まるで正解であったかのように、秀弥の意識はそこで途絶えた。

385ボカプロ@匿名:2016/05/07(土) 13:27:57 ID:CW5QZh.M0
【画像あり】道路に設置してある「アレ」、ぼったくりだった
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386ボカプロ@匿名:2016/05/08(日) 19:36:05 ID:CW5QZh.M0
俺中卒(32)年収720万円wwww
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387ボカプロ@匿名:2016/05/14(土) 13:32:48 ID:YzEUtTMQ0
【朗報】嫁に久し振りに「愛してる」って言った結果wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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388ボカプロ@匿名:2016/05/16(月) 04:14:19 ID:4TVejG7U0
面接官「どうして電線の鳥は感電しないんですか?」俺「…」
http://waranews.livedoor.biz/archives/2936917.html

389ボカプロ@匿名:2016/05/16(月) 04:30:29 ID:4TVejG7U0
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390ボカプロ@匿名:2016/05/17(火) 09:37:53 ID:tIvXi8oc0
ライザップが会員に禁止してる食材がこちらwwwwwwwww
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391ボカプロ@匿名:2016/05/18(水) 11:17:11 ID:rv6BrpVU0
俺「誰も産んでくれなんて頼んでないだろ!」父親「だから俺は堕ろせと言ったんだ!!」
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392ボカプロ@匿名:2016/05/19(木) 14:31:39 ID:rv6BrpVU0
雪道で急ブレーキをかけた結果wwwwwwwwwww
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393ボカプロ@匿名:2016/05/20(金) 15:50:47 ID:rv6BrpVU0
俺「しまった卒業に2単位足れへん」
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394ボカプロ@匿名:2016/05/28(土) 23:13:35 ID:rv6BrpVU0
駅でゲロはいて倒れてる女の子居たから
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395ボカプロ@匿名:2016/05/30(月) 08:40:52 ID:H9eaZl1s0
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396ボカプロ@匿名:2016/05/31(火) 19:27:12 ID:1DhSav3Y0
俺「もしもし!後輩遅刻だぞはよこい!」後輩「実は…母が死にまして…」俺「…」
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397ボカプロ@匿名:2016/06/01(水) 19:56:55 ID:1DhSav3Y0
この5年で天下一品のこってり1000杯以上食ったが
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475ボカプロ@匿名:2016/10/12(水) 11:51:53 ID:Si7SxXQE0
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476ボカプロ@匿名:2016/10/13(木) 07:45:16 ID:Si7SxXQE0
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