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小説作成スレッド

1朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/12(火) 00:56:38
ルルーシュ外伝には僕は必要ないっぽいから立てました、
まずはここで練習しますね

2朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/12(火) 00:58:36
アラン「僕はここにいる必要はもうない、、、だからあなたを殺して
僕は軍を出る」
太った男「き、、貴様、拾ってやった恩を忘れたか!」
アラン「僕は頼んだわけじゃない、むしろ人を殺す術だけを教えられたんじゃ
ただの迷惑です」
太った男「この反逆者め、、いつか軍はお前を殺しに来るぞ、、、」
アラン「黙れ」
太った男「ひ、、ひいっ、」
アラン「さよならだな」
アランが男の頭に銃口を押し付けた
太った男「やめろッ誰か助けっ、、、」
ダンッ、銃声が鳴り響き、男は脳を飛び散らせて死んだ
そして、基地の中にサイレンが鳴り響く
アランは三階であるにもかかわらず窓を突き破り飛び降りた
着地すると、手に黒い革で出来た鉄鋼板の仕込まれた手袋をはめる、
すると近くからブーツの足音が聞こえた
アラン「、、、!」
アランはすぐさま近くの物陰に隠れた、そして男通り過ぎ、背中を見せると
腰に刺さっていた日本刀のような刀を神速で抜刀し、首を撥ねた
そして納刀すると恐るべき跳躍力で基地のフェンスを飛び越え、
アラン「さて、、これからどうしようか、」
そういってアランは基地を抜けると、
アラン「もうここに僕の居場所はない、、、」
そういって夜の闇に消えた

6朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/12(火) 01:27:40
一人で軍を抜けたアランはただ光の見える方向に歩いていった、
「まだ冬だしな、、、」
といって手に息をかけ、足を早めた、そして、
軍を抜ける時に持ってきた、ポーチを開け、粘土のような
レーション、携帯食料を取り出し、ほおばった、そして、
「いつものことだが、、、」
突然つぶやき、
「不味い」
レーションの味について、そうコメントした、
当てもなくフラフラしていては危険だと考え、小走りで
光の方向に走った、そして、アランはそれなりの街に着いた、
そして、そこで夜中の2時にもかかわらずふらついている男に
適当な宿はあるかとたずね、ああ、そこの二つ目の角を曲がったらある
という返事を聞き、礼を言ってそこへ急いだ、
さすがに無一文では困る、と思ったアランはポーチから
通帳とクレジットカードを取り出した、
適当に銀行を探して金を下ろす、アランの通帳残額はかなりたまっていて
300000000という数字が通帳に打たれている
この金は、アランが今までに人間を殺してきたため、その報酬として
受け取ったものだった、「僕は人を殺さないと生きていけないのか、、?
今までも、、、これからも、、、」とつぶやき、自分を呪った、
そして、銀行をあとにしたアランは宿へ急いだ
次の瞬間、ダンッとアランの人の目の前に人間が飛び降りてきた
「なっ、、、」
アランはとっさに刀に手を添えた、そして飛び降りてきた金髪の人間は
口を開き、「さっきの軍での出来事、、、すべて見ていた」
とアランに向けていった、「僕に何か用か?」
と、刀に手を添えたまま聞いた

7朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/12(火) 02:16:03
金髪の青年は「、、、小手調べだ」とつぶやき、次の瞬間
逆手にナイフを握り、すさまじい速さでアランの懐に飛び込んだ
「ッ!」
アランもそれに応戦し、一瞬で抜刀し、ナイフを受け止めた
「ほう?よく受け止めたな、殺す気でいったんだがな、」
「くッ、、ふざけるなよ、、!」
アランはナイフを捌き、後ろに飛んでまず距離をとった、
「まずまずやるようだな」
「いきなりナイフ突きつけてきて何しやがるッ、、」
「小手調べといっただろう、、、」
金髪の青年はいきなりサブマシンガンを抜き、アランに発砲した
「なッ、、、」
アランはその場を飛びのき、ひとまず弾を避けた
そして金髪の青年は狙いを修正するとアランに向けて再度発砲した、
「くそッ!」
アランはすべて刀によって弾いた、青年は休むことなく発砲した、
金色の空薬莢が弾け飛び、地面を覆う、そしてアランは白刃を
休みなく動かした、すべての弾を確実に弾いている、
そして青年は、突然撃つのをやめた、さらに、「合格だ」という言葉
を発した、アランはその言葉の意味が分からず、「何がだ?」
と青年に聞いた、すると「今から一緒に来てほしい場所がある」
とつぶやき、アランに近づいた、
「お前を、、、断罪者、通称ジャッジメントへ任命する」
「何だ?それは、」
「ジャッジメント、、、、極秘地下組織のことだ、表の世界で
進化しすぎてしまった存在を抹消する組織だ、」
「なぜそんな話を信じなければならない?」
「はッ、確かにお前に信じる必要はないはずだ、
だがお前はジャッジメントになりうる能力をもって生まれて
きてしまった、それがお前がこの話を信じなければいけない理由だ」
「すべて俺のことを知っている口ぶりだな、」
「疑っているようだな、それでは少しお前の右腕を見せてみろ」
「ッ、、、!」
アランは身を引いたが青年はアランの右腕をつかみ、
コートの袖を引き裂いたすると、アランの右腕からはあおい
光のようなものが漏れている、
「ほらな、ソニードが漏れているだろう、」
「くッ、、!」
アランはとっさに腕を引いた
「そのお前の右腕から漏れているのはソニードと言ってな
神から授けられしモノ、といわれる力だお前はまだ扱い方を
知らないようだがな」
「、、、、」
「これで俺を信じる理由ができたわけだな、さて、
これからお前を本部に連れて行く異論は無いな?」
「ああ」
「じゃあいくぞ」
青年はアランに触れると突然二人は青い光に包まれた

8朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/12(火) 13:27:09
青い光に包まれた二人がいたのは教会だった、
ステンドグラスによって色は変えられた光がアランと青年へ降り注ぐ
「何だ、ここは、、、」
「さっきの街から160kmほど離れたジャッジメントの本部だ」
すると青年は教会の奥に立っている18mほどの像に近付き、
「私は鍵を持つもの、この扉を開ければ閉める者は無く、
この扉を開ければ閉める者はいない、汝は誰がために扉を開く、、」
そして最後に、
「見よ、私はあなたのために扉を開く」
と付け加えた、すると、像は中心から縦に開いた、
「なっ、、、!」
開いた像の足元には階段があった、
「いくぞ、」
とだけ言うと青年はカツカツとと階段を下りた、アランも後に続く、
「状況は大体飲み込めているか?」
「大体は、」
「そうか、紹介が遅れたな、おれはクリス、クリス・ネルフィアだ、」
それだけ言うと、「質問はあるか?」とたずねた、アランはクリスを
じっと見ている、クリスは、「まあ大体質問の内容はわかってる」
といった、「お前の右腕に宿っている、ソニードのことだろう?」
アランは小さく頷いた、「あれはな、、言った通り、神から
授かった力、詳しく言えばもって生まれたオーラのようなもんだ、
しかしあれを持っている人間は、あまりに少ない、一億人に一人
ほどだろうな、この能力は、物質を、形だけだが具現化することができる」

9朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/12(火) 17:42:02
「神から与えられた力?僕は神なんか信じてない」
アランが鋭い目つきで言った
「おいおい、ほんとに神から与えられたかなんてこっちでも解って
無いんだ、例えでそう言ってんだ、そんな怖い目すんなよ」
「そうか、、、謝る、」
「別にいいさ、さて、、、今度はこっちから質問だ、お前、、
いつから人を殺す術を覚えた?」
「何でそんなことを聞く?」
「やっぱ自分でも気づかないほど体に浸透してるな、」
「何がだ?」
「その歩き方だ、さっきから階段を降りてるってのにすべて足音
をかき消して歩いてるんだよ、たまに音が出るとしても
すべて人間の遥か可聴域外だ、しかも微塵も隙を見せない、
それでいつから人を殺してたのか気になってな、」
「、、、俺には人をいつから殺してたかなんて覚えてない、
物心つくころにはこの刀とAK−47握らされて戦場で
数え切れないほどの人間を殺した、俺だって嫌だったさ、
だが人を殺せば褒められるし暖かい寝床と食べ物にもありつけた、
だが飯といってもガンパウダー入りの飯だがな、」
「ガンパウダー?銃の火薬か、何でそんなもんが入ってるんだ?」
「火薬の中に入っているトルエンには中毒性があったんだ、
つまり麻薬漬けにされてたってことさ」
「壮絶だな」
「別に、慣れたよ」
この言葉の中に自分を呪い、不幸を嘆いた感情が含まれているのを
クリスは3秒ほどして気づき、あわせていたアランの視線から
自分の視線を避けるように逸らした、
「人を殺さなかった記憶か、、そんなの、、、!」
アランが急に頭を抑えた、
「どうした!?」
「い、いや、、なんでもない、、、そんな記憶は、、、、ないよ」
そしてしばらく階段を下りると、
「ついたぞ、」
「ああ、見れば解る」
目の前に扉があった、そしてクリスは扉の前に立ち、レンズの
はめ込まれた機械に目を近づけた、機械からピピッという音がして
扉が開いた、、、そしてかなり広く、また教会のような内装の
巨大な部屋に出た、そしてクリスは、奥にいる老人に
「つれてきたぞ、、、」とだけ報告し、あらんの少し斜め前に立った
「ああ、ご苦労だったな、君がアラン君かね?事前に君の事は
調べさせてもらっているよ」
「そうですか、」アランはそっけなくそう言った、
「君に、我々ジャッジメントへ入ってほしいのだが、
同意するかい?」老人の返事を聞くなりアランは
「どうせ僕に選択の余地は無いんだろう?嫌といったらその辺に
潜んでる奴等に殺されてここから捨てられるんだろ?」
「流石じゃなあ、十数年間人を殺してきただけある、」
そう言った刹那、
アランは老人の背後に立ち、刀を抜き、老人の首に添えた
「もう僕はあそこから抜け出した、殺人の機械じゃない、」
「さて、それではこれからは世界の均衡のために殺してもらいたい」
老人はそう淡々と言った
「、、、、それなら、ひとつ条件がある、」
「出来るものなら何でも聞こう、」
「僕のこの右腕について、、何でこうなったのかも
すべて教えてもらいたい、」
「簡単なことだよ、」
そう言ったのを確認するとアランは刀を鞘に納めた、
「よし、、、それならいいだろう、」

10朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/13(水) 02:00:17
「でも俺はまだここで何をやるかは分からないが、」
「まあそれが普通だよ、」
「さて、まずはその辺に隠れてる奴等を出してもらおう」
「しかし気づくのが早いのう、、なぜ分かった?」
「全員すぐには分からなかったがな、その中に一人だけ
すさまじい殺気帯びている人間がいる、それが一人ですべての殺気
を押し殺すように気を配ってる奴がいたんだよ、」
「どこにいるのかね?」
「フン、あんたさ、気づいてなかったのか?」
「はっはっは、すまんな、昔からの癖でな、誰に対しても警戒を怠らん
用になってなあ、」
「あんたは、、、俺と同じような人間だったのか?」
「君よりはまだ良かったよ、食事に火薬なんて入っていなかったしな、
おっと、悪口で言ってるわけではないぞ、」
「別に、さっさと全員出してくれ」
「いいだろう、」 
そして老人はいきなり手を軽く叩いたすると、刹那の瞬間にその場に
3人の人間がその場に増えた、
「さて、全員に自己紹介をしてもらおうかのう、、
まず、ここにいるのがカイン、レキドナ・カインじゃ、、」
そこには濃紺の髪をした薄い赤の目を持つ15歳ほどの少年だった、
アランより20センチほど背は低い
「よろしくねー♪」
というと手を差し出し、握手を求めてきた、アランは、警戒を解いたのか
カインの手を握って握手をした、するとカインは満足した、というように
アランのほうを見てニコッと笑った、
「ごめんなさい、僕はこういう時にどんな顔したらいいのか分からない」
アランの口調がおおらかになっている、完全に警戒を解いたようだ、
「別に大丈夫だよ無理矢理慣れようとしなくても時間はあるからね、
少しづつ慣れていけばいいんだよ♪」
といってアランに向かいヒラヒラと手を振った
そして次に出てきたのは長い黒髪とアメジストのような色の目を持つ
アランと同じくらいの年の少女だった、
「よろしく、」
と握手こそは求めてこないもののカインと同じようにおおらかな性格だった
そして自分から、「レナ・エメリッヒです、よろしく、」といった
次は、2mほどの身長と、金髪を持つ大きな男だった、
「アームストロング・ログナーだ、」
握手を求めてきたが、アランはほぼ手が垂直になっているので
握手というか腕を振り回されているようだった
「意外と人数が少ないな、」
「ここ以外にもいくつも支部がある、そしてその本部がここなのだよ」
「じゃあ何で僕はいきなり支部に?」
「それ相応の力があるからだよ、」
カインが老人を代弁した、
「さて、アラン君、君の能力を見せてもらおう、話はそれからだ、」
「右腕以外ですか?」
「あるのか?」
「まあ、、、」
「見せてくれ、」
「はい、、、、」
するとアランは左目を閉じ、その上に手をかぶせた、
そして目を開けると、アランの左目は、瑠璃色から緋色になっていた
「ほう、、!目の色が変わるとはまた珍しい、、
しかもそれに乗じて身体能力がはねあがった、、」
「これはなんていう能力ですか?」
「目の色が変わる能力は見たという噂とと書物でしか
読んだことが無いからのう、、、
君の場合は灼眼を持っている様だ、、、」
「ということはほかにもあるのか?」
「ああ、、眼の色を漆黒にして相手の精神を掻き回し、蝕み、崩壊させ、
死に追いやる、という様なものもあったという、、、」
「はあ、、、、」
「さて、これからジャッジメントのことを詳しく教えよう、、、、」

11朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/13(水) 23:41:25
ここでクリスが口を開いた、
「ジャッジメントとは、この世界の均衡を破るもの、
この世界にあるべきではない力を持った存在、
つまり進化しすぎてしまった者を、断罪によって、粛清、抹消
する者だ、実はな、1963年の11月22日の事件、、
何のことか分かるか?」
「ジョン・F・ケネディ暗殺事件か、」
「そうだ、あれを起こしたのも我々なのだよ」
「なッ、、、!」
「何故か分かるか?」
「いや、」
「ケネディは当時大統領になると同時に自分とパイプのあった
ブラックマーケットの人間達からウラン、プルトニウムを
大量に仕入れ、決して表に出さず、世界の生態系を完全に
狂わせてしまうほどの核兵器を保持していた、そしてあの暗殺事件
があった時間の12時間後には一斉に世界中に向けてすべての核を
発射する予定だった、」
「それをジャッジメントが止めたのか、」
「ああ、そうだ、」
「あの容疑者といわれているオズワルドもここの人間だったのか」
「そうだ、察しがいいな、」
「じゃあオズワルドが射殺されたのも計画通りだったのか?」
「いや、、、あれは予想外だった、ケネディを殺したとき
顔を見られていたのだろう」
「そうか、」
「しかし、最近俺らは人間の作り出してしまった生き物の粛清が
主な仕事になってきていてな、」
「生物兵器のことか?」
「よく分かったな、」
「軍を抜け出すときコンピューターにハッキングして中心部の
最高機密ぐらいは覗いてきた、その中に生物兵器なんかのことも
少しあったからな、」
「それはどうしたんだ?」
「火薬庫や建物にはすべて細工をしてきたからな、
たぶん消火なんかに手間取ってるはずだ、施設はすべて爆破したよ、」
「そうか、最近は技術が進歩しすぎているからな、そういうのが
爆発的に増えてきているんだ、」
さて、ジャッジメントについてある程度は分かったか?」
「だいぶな、」
「そうか、それなら細かいことは順を追って話そう、
早速やってもらいたい仕事がある」

12朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/13(水) 23:41:25
ここでクリスが口を開いた、
「ジャッジメントとは、この世界の均衡を破るもの、
この世界にあるべきではない力を持った存在、
つまり進化しすぎてしまった者を、断罪によって、粛清、抹消
する者だ、実はな、1963年の11月22日の事件、、
何のことか分かるか?」
「ジョン・F・ケネディ暗殺事件か、」
「そうだ、あれを起こしたのも我々なのだよ」
「なッ、、、!」
「何故か分かるか?」
「いや、」
「ケネディは当時大統領になると同時に自分とパイプのあった
ブラックマーケットの人間達からウラン、プルトニウムを
大量に仕入れ、決して表に出さず、世界の生態系を完全に
狂わせてしまうほどの核兵器を保持していた、そしてあの暗殺事件
があった時間の12時間後には一斉に世界中に向けてすべての核を
発射する予定だった、」
「それをジャッジメントが止めたのか、」
「ああ、そうだ、」
「あの容疑者といわれているオズワルドもここの人間だったのか」
「そうだ、察しがいいな、」
「じゃあオズワルドが射殺されたのも計画通りだったのか?」
「いや、、、あれは予想外だった、ケネディを殺したとき
顔を見られていたのだろう」
「そうか、」
「しかし、最近俺らは人間の作り出してしまった生き物の粛清が
主な仕事になってきていてな、」
「生物兵器のことか?」
「よく分かったな、」
「軍を抜け出すときコンピューターにハッキングして中心部の
最高機密ぐらいは覗いてきた、その中に生物兵器なんかのことも
少しあったからな、」
「それはどうしたんだ?」
「火薬庫や建物にはすべて細工をしてきたからな、
たぶん消火なんかに手間取ってるはずだ、施設はすべて爆破したよ、」
「そうか、最近は技術が進歩しすぎているからな、そういうのが
爆発的に増えてきているんだ、」
さて、ジャッジメントについてある程度は分かったか?」
「だいぶな、」
「そうか、それなら細かいことは順を追って話そう、
早速やってもらいたい仕事がある」

13朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/14(木) 20:13:02
「早速って、、こんないきなりやるもんなのか?」
「俺等の任務っていうのはいつ依頼が来るのか分からないからな、」
「そうですか、、分かったよ、で依頼って何だ?」
「ここから70kmほど南にある研究施設で生物兵器、といっても
ただのウイルスだがこれがかなり危険な類でな、人間が感染
すると数秒で体全体に行き届き、30分で内臓が全て食い潰される
といったかなり即効性の強いウイルスだ、」
「で?依頼の内容は?」
「このミッションではウイルスの排除、研究施設の爆破が目的だ、
証拠は一切残してはいけない、そして絶対顔は見られるなよ」
「あくまでこっち側の存在は知られてはいけない、か、分かった、」
「このスーツを着ていけよ、任務には欠かせない、」
そういうとクリスはアランに全身が入るほどのスーツを渡した、
「何だ?これは、」
「うちの技術部が開発したモビリティスーツだ、
あっちの部屋で着て来い」
「ん?ああ、」
と言ってそそくさと指示された部屋部屋に入っていったアランは
30秒ほどしてさっきと変わらない格好で出てきた、
黒いジャケットに下は黒いパンツをはいている
腰にはベルトが巻かれている、そしてそれらの上をロングコートが
覆っている、
「着てきたか?」
「ああ、でもこれかなりきついな、内臓がかなり圧迫されているが
大丈夫なのか?」
「ああ、限りなく生身に近く活動できるよう仕上げているからな、
内臓を圧迫するのは活動の促進と保護をはかるものだ、」
「そうか、」
そしてクリスはアランに向かって3つのポーチを投げた、
「何だ?これ」
「ジャッジメントの技術の粋を集めた機能が備わってる、
ミッションに必要な全ての道具が入ってる、」
「冗談だろ?施設を爆破するとなれば大量の爆薬を入れる
大き目のバッグが必要になってくるはずだ、」
「開けてみろ、」
アランは反論しようとしたが言われたとおりポーチを開けた、
すると中には1センチ四方ほどのキューブが数百個と入っていた、

14朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/15(金) 00:48:05
「からかってるのか?」
「それを一個適当に取って潰してみろ」
アランは不服そうな顔で一個キューブをとって指でつぶした、
すると、キューブは一瞬で手榴弾に変わっていた
「うわッ」アランは驚いて
「これがジャッジメント最高峰の技術、ディメンジョンテクノロジーだ」
「次元技術?」
「ああ、ジャッジメントが持つ技術全てを集めて創り出した
技術だ、」
「まさかこんなものがあったとは、、、」
「これを戻す場合はソニードを流し込めばいい、それとアラン、
さっき俺がナイフでお前に切りかかったとき感じたんだが、、、
お前何を持ってる?」
「何がだ?」
「切りかかったときにお前を突き飛ばそうとしたが、、、
何かの重みでまったく動かなかった、、、お前は何を持ってる?」
「まさか、、これのことか?」
そういうとアランはあらかじめ持っていたポーチから
金属で出来た輪を出した、かなり薄く、0,01mmあるかないか
程だった、
「それか?」
「持ってみる?」と言ってクリスに投げた、
「おい!」
クリスはその場を飛びのいた、そしてその輪が着地した瞬間、
床を粉砕した、そのときカインの体が3ミリほど飛んだ、
「なっ、、!」
「これは密度が地球上では考えられないほど高くてね、
それだけで数八キロもあって体にかなり負担なんだよね、」
「これに何の意味があるんだ?」
「後々教えるよ、」
「そうか、なら、これから研究施設まで移動するが、、、
もういいか?」
「別に、いつでも、」
「そうか、よしいくぞ、」
そして青い光が二人を包んだ、

15朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/08/18(月) 00:09:31
二人がいたのは巨大な施設のフェンスの前だった、
「さて、任務の内容は分かってるだろう?」
「ああ、ウイルスの根絶と施設の爆破、だろ?」
「よし、それではこの無線機だけは持っておけ、困ったとき、
連絡するといい、周波数は146,25だ、」
「分かった、」
「任務が終わったら無線で連絡してここと同じところに来い、
迎えに来る、」
「ああ、」
アランは第一関節までしかない黒いグローブをはめた、
「そろそろ行くが、もう質問は無いな?」
「無い、」
「アラン」
「何だ?」
「、、、死ぬなよ」
「ありがとう、」
そういうとクリスは青い光に包まれて消えた、
「さて、、、まずはウイルスの位置を特定しないとな、」
と言うとアランはフェンスを飛び越えた、そして見張りを見つけると
足音を立てずに近づき、手持ちのナイフを抜き取り見張りの首を
腕で締め付けた、
「!」
「喋るなよ、、、」
「何だ貴様、、」
「お前達の開発したウイルスはどこだ?」
「いうわけが無いだろう、、、」
するとアランは首にナイフを強く突きつけた
「ひッ、、、」
「言う言わないはお前の決めることではない、俺が決めることだ、
さっさと言え、」
「くっ、、、地下三階だ、、」
「そうか、」
そういうとアランは見張りの首を3分の2ほど切った、
男は首をぶら下げながらふらつき、倒れこんで絶命した、
「地下三階か、」
そういうとアランは施設の中へ侵入した、
「爆破も任務だったな、」
と言うと目に付いた部屋に入って行き、ポーチからキューブを
ひとつ抜き取りつぶした、するとそれは箱状のC−4爆弾に
変わった、そしてその部屋にあった机の裏に貼り付けると
その部屋から出て行き、1階にある全ての部屋にC−4を仕掛けた
さて、1階に仕掛ければ十分だろう、と考え、アランは近くの
階段で地下に降りて行った、

16朧火:2008/09/21(日) 20:19:39
下に降りるなりアランはチッと舌を打ったそこには見張りこそ居ないものの監視カメラとレーザー探知機が目を光らせているそしてアランはクリスに渡されたトランシーバーを手に取り、146.25に合わせ、機会音を挟んでくリスが応答した「どうした?」「質問があるんだが、あのキューブの中にチャフグレネードはあるか?」「ああ、右のポーチに入ってるはずだ、言い忘れたが右のポーチは爆薬とナイフ系、真ん中は銃器類、左は薬、薬品、ワイヤー何かが入ってる、」「分かった、今から突っ込みたいんだが、見られたら殺せばいいよな?」「まあ、、、どうせ爆破するからな、見られたら確実に殺せよな、」「分かった、じゃあな、」そう言ってアランは無線を切った

19朧火:2008/09/24(水) 00:04:42
アランは右のポーチからチャフグレネードを取り出し、
「ふう、、、、」
と息を大きく吐き、ピンを勢いよく引き抜いたそして隠れていた角
から通路に向かって軽く投げた
ボンッ、とくぐもった破裂音と同時に無数の金属箔が中を舞う
そしてアランは腰のポーチのキューブを2個取り出し、潰す、
次の瞬間アランの右手にはデザートイーグル、左手には
コルト・ガバメントのセンチメーターが握られていた
そこで非常事態を知らせるサイレンが鳴り響く、
アランは反応せず、ただゆっくりと歩を進めて行く
すると煙の向こう側から「おい!この近くだ!」と、声が聞こえた、
アランは、意に介さず歩を進めるそして煙の向こう側に2つの人影が
見えた瞬間アランは驚異的なスピードで前に跳んだ、
そして空中にいたまま二人を押し倒す、倒れた二人の頭には
2丁の銃口が密着しているアランは2人を押し倒した時の中腰の
姿勢のまま、ゼロ距離で2人の頭を打ち抜いた、鮮血と脳漿の
混じった液体と、脳の欠片が飛び散る、アランの頬に血がついた、
そしてアランは立ち上がり、また歩き出す、センチメーターを
元のキューブに戻し、代わりにデザートイーグルを左手に持ち替え、
開いた右手で腰の刀をゆっくりと鞘から抜き取る
白刃の美しい煌きが、煙の中でも、はっきりと映える、
そしてまた煙の向こうから人影が見えたが、アランは歩くだけだ、
そして人影が煙から抜け出し、アランを認知したようだ、
「いたぞ!」と叫びながらAK−47をアランに乱射した、
アランはすべての弾丸を弾き返し、相手のAKの弾切れを確認し、
45AEのデザートイーグルを敵の額に叩き込んだ、
そして非常用階段を見つけ、小走りで地下へ急ぐ地下3階の
ドアを見つけ、蹴飛ばして開ける、
「ここか、、、?」
と言ってアランは通路を進んで行った

20朧火:2008/09/25(木) 21:10:26
アランが歩を進めるうちに敵は絶対に通すまいと人数を増やして
躍起になる、だが、それはここを進めば目標にたどり着く、という
アランの確信に繋がった、敵の銃は、残弾がゼロになれば完全に
無力だった、ましてや残弾があったとしてもアランの刀の技術の前
では玩具に過ぎなかった、しばらく歩くと、keep outと書かれた扉
に行き着いた、「これじゃあここですって言ってるもんだぜ、、、」
といって苦笑した、しかし扉はかなり厳重だろう、
ロックはIDカードと網膜パターンによって開閉する仕組みらしい
「厚さはそこそこってとこか、、」
そうつぶやくと刀を鞘に収める、そしてふっ、、、と息を小さく
吐き、足を前に開いてひざを曲げて中腰になる、抜刀の姿勢だ、
扉から2メートルほど離れた場所でその姿勢を保ち、
眼を瞑る、そして2秒弱、アランは眼を開き、扉に眼差しを向ける
そして神速の抜刀、1撃目は横薙ぎ、、2撃目は一瞬にして逆手
に持ち替えてからの斬り上げ、そして逆手を元に戻し、体重を乗せて
真下に振り下ろす、そして刀を鯉口に滑らせながら刀を鞘に収める
3回の斬撃は空を斬り、納刀した瞬間の金属音が響く、
アランは扉に近づき、扉を蹴飛ばした、すると扉は刀の軌跡どおりに
切れ、轟音を立てながら崩れた、
「どうやらここみたいだな、」
そこは、かなり広い研究室だった、中央に、緑色の気体で満たされた
ガラス管がある、どうやら目標はそれのようだ、
アランはあることに気づき、クリスに無線をかける、
「どうした?」
「ウイルスはどう駆除したらいい?」
「ああ、そのウイルスは熱に弱いらしい、火炎放射器で焼くか
爆破すれば大丈夫だ、」
「分かった、」
そういってアランは無線を切った

21朧火:2008/10/16(木) 22:54:55 ID:BPQX2WSQ
アランはポーチに手を伸ばした、そこで一瞬手を止めた
「ここが敵の最重要地点だよな、、警備は、、、、、」
そのときアランが少しうつむき大きく息を吐いた、、
「ふう、、、そういうことかよ、、、、チッ」
そういった瞬間、後ろから無数のブーツの音がした、
全員が兵士だった、全員M16A1を携えている
「全員配置!」
その瞬間アランが抜刀した、
「全員撃てッ!!」
その瞬間すべての銃が咆哮をあげた、アランはウイルスの入ったガラス管
の正面に立ち、ガラス管に一発も掠らせずに全ての銃弾を弾いた
そしてM16A1が音を止め、硝煙が部屋を満たす、数十秒して
硝煙が晴れた、だがそこにアランはいなかった、
「ど、何処だッ!?」
「上だッ!!」
一人の兵士が叫んだ瞬間、全員が上を向く、
アランは空中5メートルほどにいた、手にはデザートイーグルと
コルトガバメント・センチメーターが握られている
「う、撃てッ」
全員が小銃を撃つ前にアランは空中で身に反動をつけて回転した
その瞬間、間延びした発砲音がした、そしてアランが着地した瞬間、
全員がドサッと音を立てて倒れこんだ、あの空中で回転した瞬間、
銃弾を一瞬で数十発と放ち、性格に兵士の眉間に銃弾を叩き込んでいた、
「これでもう居ないよな、、、」
そういってアランはガラス管を睨んだ

22朧火:2008/10/29(水) 23:28:50 ID:BPQX2WSQ
「これで任務は終了だな、、、」
そういってアランはポーチから出した火炎放射器を腰に据えた、
そして、容赦なく引き金をひく、筋を描いた
炎はガラス管を飲み込むかのように襲う、アランは自分に降りかかる
熱を気にもせず照射を続けた、そして一分ほどそれが続き、
アランが照射を止めたとき、ガラス管は跡形もなく消えていた、
「よし、完璧、」
そういってアランはロングコートの内ポケットから無線機を抜き、
クリスにかけた、
「アランだ、ウイルスの駆除は完了、、、」
「ア、アラン!?アランなのか!?」
「そうだが、、どうした?」
「どうやらそのウイルスの開発にはバックに軍が絡んでいた
らしい!」
「そうだろうな、」
「わかってたのか!?」
「いや、、さっきの警備員の首にドックタグがついてたからな、」
「その軍が異変に気づいたらしい!一個中隊がそこに高速で
向かってる!」
「なッ、、!一個中隊だと!?何で事前に調べてねえんだよ!」
「すまない、、こっちのミスだ、、俺がそこに今すぐ向かう、
それまで持ちこたえられるか!?」
「ちッ、、もういい!俺が一人で何とかするからお前は
そこでじっとしてろ!」
「なッ、、、いくらお前でもこういうことは不慣れだろ!
俺がそこに行くからそれまで、、、、」
アランは無理矢理無線を切った、
「やれやれ、、さて、これからどうするかな、、」
そういってアランは来た道を逆戻りし、地上に出た、

23朧火:2008/11/01(土) 00:33:45 ID:BPQX2WSQ
そこでアランが見たのは、700メートルほど向こうから来る
軍用装甲車両と武装ヘリが押し寄せる光景だった、
「あのウイルスは相当大事だったらしいな、大掛かりっちゃあ
大掛かりだなこっちも少し本気出すかな、、」
そういってアランはポーチからRPG-7を抜き出した、
そして慣れたような手付きで弾体を装填し、先端のピンを抜く、
そして一度息を吐き、もう300メートルほど先に居る
ヘリに向けて発射した、弾体はヘリに向かって
一直線に飛んだ、ヘリはそれを避けようとするが、もう遅かった、
そのヘリが爆発し、墜落するかなり前に、ヘリに弾体が当たる前に、
アランは2発目を発射していた、それがヘリに直撃する前にやはり
アランは3発目を撃っていた、アランはそれを繰り返す、
再装填、発射、再装填、発射、再装填、発射、
それが終わったとき、もう空にヘリは飛んでいなかった、
しかし、装甲車はもう100メートルほど先に居る、だが、アランは
落ち着いていながら、しかし迅速にポーチから対戦闘車両用ライフル
であるラハティ L-39を取り出した、そしてバイポッドを取り外し、
肩に当て、装甲車に連射した、アランは連射を止めず、確実に装甲車
を撃ち抜き、大破させていく、もう敵の戦力は装甲車十数台ほど
に成り下がっていた、しかし、装甲車に居ては危険と悟ったのか、
兵士が吐き出されるように装甲車から降り、40人ほどの兵士が
列を組み、アサルトライフルをアランに向けた、しかし、そこで
アランも行動を起こした、180度体の向きを変え、
敵に無防備に背中を向け、走り出した、そして今まで居た
研究施設の中に入っていった、兵士の一人が全員に合図を送るように
「中に入っていったぞ!」と叫び、弾かれたように、施設へと
走り出した、施設に入る直前に、兵士の中の一人が、
「もう奴は袋の鼠だ!見つけ次第射殺しろ!」と全員に呼びかけた、

24朧火:2008/11/01(土) 00:34:21 ID:BPQX2WSQ
たしかに、もうアランに逃げ場はない、そう確信したように、
兵士は施設の中に入っていった、そして銃を構えつつ、一部屋
一部屋を、アランを追い詰めているかのように捜索した、
そしてアランは一階の廊下から部屋に入っていく様子を捉えた、
「居たぞ!奴だ!」と叫んだ、周辺の兵士は激しく反応し、
突入のへと行動を変えた、最初にアランの姿を捉えた兵士が先行し、
小走りでアランの入っていった部屋へ向かった、そのとき、
ガラスの割れる音が響いた、兵士たちがその音に反応し、一層
走りを速めた、そして十数人の兵士が部屋へ突入したとき、兵士達が
見たものは、アランが体当たりして叩き割ったガラスと、7メートル
ほど向こうで走って逃走しているアランだった、
「奴が逃げるぞ!」それを合図に全員がライフルをアランに向けて
撃った、しかし、その中で先頭でライフルを撃っている兵士が
突然、ある事に気付いた、それは背中を向けて疾走している
アランの手に握られている「何か」と、自分たちの居る部屋の
隅に置かれている、C4、プラスチック爆弾だった、それを見た瞬間
兵士の頭の中で、あらゆることが整理され、理解に至った
アランが握っている「何か」、それがこのC4の起爆用の装置である
こと、そして今、自分たちがここに居ることはアランの計算通り、
つまり自分達は罠にかかったということ、、、
アランが今している逃走と思われる行動が、逃走ではなく、
「自分が巻き込まれない」ための回避行動であることだった、
それらはすべて冷静に理解され、兵士の脳が、それを、自分達が、
アランを追い詰めているのではなく、最初からアランの策略に嵌り、
いま、こうしている瞬間、自分達がアランに向けてライフルを
乱射している今、一瞬にして、全員が吹き飛ばされようとしている、
そう、本能的に感じ取った、そして冷静だった兵士の脳は、
一瞬にして死の恐怖に染め上げられる、しかし、今、
この事態に気付いているのはその一人の兵士だけだった、
その兵士は恐怖の中、隣の部屋にある、十数個のC4を視界の端に
捉えた、それにより恐怖はさらに増大する、
その兵士は気付いてはいないが、一階のすべての部屋に、それも、
目に付くはずのない死角にそれに等しい量のC4仕掛けられていた、
その恐怖に支配される中のどから搾り出すように、兵士は、
「C4だ!!全員逃げろッ!」その声に反応し、その場にいる
ほぼ全ての兵士がC4に気付いた、そして全員がライフルを投げ出し
施設からの逃走を図る、しかし、もう完全に遅かった、
アランは施設から20メートルほど離れた場所で体を施設の方向
に正面を向け走っていた方向に体を横に向けて跳んだ、
指先に力を入れ、スイッチを押す、その瞬間、凄まじい爆発と
衝撃波が、施設を、中にいる兵士を、容赦なく、吹き飛ばした、
その衝撃波は、空中に、力をいれずに浮いているアランを
6メートルほど押し飛ばした、アランは足を滑らせ、すこしづつ
ブレーキをかけながら着地した、
そしてロングコートについた土埃をはたき、息を小さくはいて、
「軍の一個中隊が聞いてあきれるな、敵が逃げ込んだ部屋に
うかつに突入するとは、考え無しにも程がある、、」
そしてその瞬間、青い光をまとったものが空中から降ってきた、
アランの銀髪とロングコートが激しく靡いた、
「クリスか、、、」
「アラン!お前、、、敵はどうした!」
「ああ?それなら、、、あれだ、」
そういってアランは300メートルほど向こうにあるヘリの残骸と
炎を上げながら崩れ落ちていく施設を指差した、
「まさかお前本当に一人で、、」
「ああ、つーか一人で無理ならお前に助けを求めるだろ、
まあ、、余裕だったな、、かすり傷ひとつもないだろ?」
そういってアランはロングコートを両手で広げ、
「コートもかすり傷ひとつすら無しだ」
クリスはコートを一瞥し、
「とりあえず、、まあ、戻ってからだな、詳しい話は、
お前も本部に帰って休め、」
「ああ、そうさせてもらうかな、」
そういってクリスはアランの肩に手を触れた、その瞬間二人は
青い光に包まれ、夜の闇に消えた、

28朧火 ◆aoLWL.Af0Y:2008/12/01(月) 19:34:07 ID:BPQX2WSQ
教会の扉の前に、青い光が突然降ってきた、
それは着地とともに消え、二人の人間をその場に残した、
「またここか、ここは何だ?」
「後で話す、」
クリスはそういってアランを諭した、
そして先ほどと同じように二人は階段を下りていった、
「しかしすまなかったな、まさか軍の一個中隊が攻めてくるとは
こっちも意外、、」
「嘘だろ?」
即答だった、
「な、、、」
「一個中隊が攻めてくること自体、お前達は俺が任務に行くときに
気付いていたんだろ?」
「、、、、」
そしてアランは続ける、
「お前達は軍がバックになってあのウイルスを開発していることを
知って、依頼に託けて、俺をあそこに行かせて始末させようとした、
違うか?」
「ああ、全部合ってる、途中までは、、な」
クリスは無言で歩を進める、アランも同じだった、
「これは、テストだ、お前の力量を試すための、な、
潜入の技術、いかに迅速に任務をこなせるか、そして不測の事態に
どれほど対応できるかを見させてもらった、」
「、、、どうやら本当らしいな、」
「なぜ分かる?俺はまだお前のことを殺さないとは限らないぞ?」
「何年も人をだますと人が嘘をつく仕草なんてすぐに分かるさ、
たとえばクリス、お前は嘘をつく時、神経質になって
足音が少し小さくなる上に声が気付かないぐらいだが少しだけ
高くなる癖がある、人に嘘をつくなら癖をなくせ、」
「それなら何でお前は俺についてくる?」
「なぜ俺の右腕がこうなっているかを聞くためだ、
そうじゃないならとっくにお前を殺してる、」
「、、くっ」
「、、、、?」
「あっはっはっはっは!」
「何がおかしい?」
アランが刀に手をかける、
「やはりお前には素質があるな、わざわざあの爺が執拗に欲しがった
わけだ!」
「、、、、、」
「来な、このドアの向こうで全部教えてやるよ、」
そういってクリスは立ち止まり、目の前のドアに手をかけた、

29朧火:2009/01/18(日) 23:51:59 ID:BPQX2WSQ
暗い階段を抜け、差し込んでくる強い光にアランは目をかばう
そして協会の祭壇の真ん中に立つ老人がアランに対して口を開く
「テストは合格、、、といった所かな、、」
アランは無言のまま老人に歩み寄り
「さて、とりあえずこの右腕について教えてもらう」
「ああ、少なくとも君には知る権利がある、、教えようじゃないか」
老人もアランに歩み寄り、アランの右腕に触れる
「君の腕から漏れているこの青い光は
ソニードといって、我々はこれを
神が授けし力、そう呼んでもいる、、
この力があれば赤子であろうと
岩を砕き海を割り、空を裂く、、
君のこの腕は生まれたときからこの力に目覚めていた、
それがふつうとは違うのだが、、、」
「ちょっと待て」
「ん?」
「何で俺が生まれたときからこんな腕だったことを知ってる?」
「それはまた然るべき時に話そう
今はまだ知らなくていいことだ、、、」
「ちッ、、、」
「さて、君には今からこの力をどこまでこの使えるか
テストを受けてもらう」
「またかよ!?」
「まあそういうな、、内容は後ろにいるクリス君と
戦ってもらう」
そう言って老人は説明を初めた

305ル5:2009/02/18(水) 17:30:19 ID:1dBQcGjo
アランアランダーイスキョ

31贄殿紗那:2009/03/10(火) 21:23:09 ID:BPQX2WSQ
「今からクリスと戦ってもらおう」
「あ?こいつと?」
「おいおい、ひどい言い様だなぁ、おい」
クリスが軽く悪態をつく
「まぁそう言うんじゃない
内容は、クリスと戦って、クリスにソニードを使わせれば合格、
簡単だろう、まぁその前に
その腰の刀について教えてもらいたいのだが
いいかな?」
アランが一瞬反応する、
「なんでだ?そんな必要ないと思うが」
「まぁ、、なんだ、妙な細工していて
それでクリスが死んだりすれば大事だからな」
「、、、まぁいいだろう
この刀は死んだ父の形見でな名を紫電哭鷹といってな、」
「紫電哭鷹、、なぜそんな変わった名前を?」
「教えてやろうか?」
そういってアランは刀を抜いた

32贄殿紗那:2009/03/11(水) 23:03:19 ID:BPQX2WSQ
「耳、、押さえてな」
そう言ってアランは刀身に指を二本かける
そして指を一気に切っ先に走らせるするとクリスが
「いぎっ、、、!」
耳を強く押さえた、アランが刀に指を走らせたとき、
教会のガラスをすべて叩き割らんほどの
甲高い金切り音が教会を駆け巡っていた
「これで分かったか?これが哭鷹の名を冠する所以、、」
「いいから止めてくれっ、、」
「ん、、あぁ、すまない」
そう言ってアランは刀を鞘に納める
「う、、クソ、、耳がイカれるかと思ったぜおい、、、」
「すまねぇな俺は慣れてるんだがな」
「どういう耳してんだよお前は、、クソッ、、耳鳴りが、、」
「まぁ、、それはいいとして本題に戻ろうか」
「あぁ、そうだったな」
「よし、それではこの弾丸が床についた瞬間から開始だ、」
いつの間にか老人の手には弾丸が握られている
「なッ、、、」
老人の手から弾丸が落とされた

33贄殿紗那:2009/03/12(木) 22:06:53 ID:BPQX2WSQ
クリスはそれに反応し、一瞬でナイフを抜き、間合いを詰め、
アランに切りかかる
「いきなりかよっ、、!」
「いつ始めるともいってないだろ?」
二人は鍔迫り合いになり、状況が動かなくなるそして
「うっ、、!」
アランは刀をずらし、クリスのナイフを捌く
そして刀を返し、一気に体重をかけ、降り下ろす
しかし、クリスはそれを後ろに跳躍して斬撃を避ける
「峰打ちで俺を倒すつもりかよ、
俺はそんなにヤワじゃないぜ?」
「その割には無理に避けてるな?」
アランは全く動じず、クリスを馬鹿にしたように笑う
そして不意に、腰から銃を抜き、クリスに発砲する
「ッ!」
クリスは隙を突かれたことに一瞬体を強ばらせるがしっかりと反応し、首を横に反らせて弾丸を避ける、
「あっぶね、、、」
そう言ってクリスは体勢を立て直すが前を向くが、
「なッ!?」
アランはそれより早く、後方にあった
扉を蹴り開けて地上の教会へと走り出していた
「逃げんのかよ?」
クリスはアランを追いかける、しかし
「ついてきな!」
アランはまだ見えない
「クソッ、、、」
クリスは走るスピードをあげる、そのとき、
「ん?」
視界の端に何かを捕らえるそれは、

34贄殿紗那:2009/03/13(金) 20:57:43 ID:BPQX2WSQ
時限式のプラスチック爆弾だった
それに一瞬で気付くが、
「しまっ、、、」
もう遅い、プラスチック爆弾が炸裂する
「見境なくおいかけてくるからだよ猪野郎」
アランすでに教会にいた、崩れた階段に向かい
嘲笑う、しかし、
崩れた階段からクリスが瓦礫をどかし、
アランの正面に立ち、
「マジで殺す気かよオイ!?」
「ソニード使えば死なないんだろ?」
「そう簡単に合格にはできないからな」
「そうですかよ、面倒臭ぇな」
「さて、そろそろジジィやらが出てくる、もう決着つけようぜ」
「そうだな、そうだ、俺はソニード使ってもいいんだよな?」
「ああ、使い方がわかるならな、」
「なめんなよ?」
そのとき
「やれやれ、こんなに容赦なく打ち壊すかね、、、」
老人とログナー、カイン、レナが出てくる
「さて、少し本気出させてもらうぜ」
アランはそう言って刀を抜くそして、
「!」
刀の根本に指をかけ、指を走らせる
「くっ、、、」
するとクリスたちをまたあの金切り音がおそう
アランはそれを床に突き立てる
そして左足を軸にして片足立ちになる
「?」
クリスはその行動を訝るが手に握ったナイフを低く構えて
跳躍し先手を仕掛ける、
しかし刹那、

35贄殿紗那:2009/03/13(金) 22:22:27 ID:BPQX2WSQ
アランは宙に浮かせた右足を打ち出す、
その瞬間
「ッ!!」
打ち出されたアランの足から青白い閃光が放たれる
クリスはそれを当たる寸前に
体ごと思い切り捻り、横に飛んで避ける
はずれた閃光は教会の壁を直撃する
すると壁は赤くなって融解し、溶けた壁は床へ落ち、
そこに風穴を開ける
「何だ、今のは、、」
すると
「音か、、、」
ログナーが口を開く
「ほう、、この一瞬でタネがばれるとはな心外だな
まぁ、、その通りだ、」
「君のその刀からでる音と
周りの空気をソニードと強靱な筋力で前方一点に集中させ、
圧縮した空気は熱を、
音は破壊力を持つ、
そして前方に集中されたそれに
一瞬で数十回の蹴りを入れる、そしてそのブレーキ、
急発信を往復させてさらに
エネルギーを生み、
それらすべてのエネルギーを前方に射出する、違うかな?」
「大当たり、ちなみに補足を加えると
これにによって生まれる熱は数十万ケルビンに達する、
当たったら火傷ではすまないから気を付けな」
「なっ、、マジかよ、、!」
「さて、しっかり避けろよ」
「クソッ!」
アランの足から凄まじい
テンポで閃光が放たれる

36贄殿紗那:2009/03/28(土) 12:43:46 ID:BPQX2WSQ
しかしアランは撃つのを急に止め、
「ッ!」
前方に跳び、クリスとの間合いを一気に詰める
そして
「終わりだ」
神速の居合い、しかしクリスはそれを紙一重で
上に跳び、避ける
その瞬間アランは口に笑みを浮かべる
「さすがに空中で攻撃は避けられないよなあ?」
「!」
アランが握った拳にソニードを纏わせ体を捻り、
前方に打ち出す
「クソッ!」
しかしその瞬間クリスの前に青い光の壁が現れる
アランの拳はその壁に直撃する
土埃が舞い上がる中、クリスはその場で動かず
アランは拳を下ろしていた「これで俺の合格なんだろ?」
アランが振り返り、老人に目を向ける
「ああ、そうだ、」
老人が頷く、
「これで君も正式なジャッジメントのメンバーだ、」
「あー、クソ、もうちょっと粘れると思ったんだがな、」
「残念だったな、」
アランがからかう
「さて、ジャッジメントのメンバーになったからには
ソニードについても知ってもらわなければ」
「俺説明しようかな、」  そう言ってクリスが前に出る、

37贄殿紗那:2009/03/29(日) 20:39:26 ID:BPQX2WSQ
「ソニードっていうのは、、
まあ体を覆う鎧みたいなもんだ
で、普通は全身をバランスよく覆っているんだが
お前みたいに稀に体の一部に偏ってる奴もいてな
簡単にいえば変わり物ってわけだ」
「悪かったな」
アランが悪態をつく
「まあそう言うな、
こっからが詳しい説明だ、
ソニードには性質を吸収する特徴があってな」
「あ、スマン」
アランが口を挟む
「なんだよ、説明してるってのに」
「それ知ってるんだが、、」
「は?」
「いや、ほら、見てみろよ」
アランがクリスに手を近づける、すると
「うわっ」
クリスの目の前で電気が弾けた
「だいぶ前にソニードが電気帯びてるのに気づいてな
スタンガン当ててたらかなり強く帯びはじめてな、
でそのときから人工の雷にあたったりした後に
雨の日に放電してたら天然の雷に打たれてな
そのときから
とんでもない強さで電気を帯びはじめたんだよ」
「、、、はぁ」
クリスがため息を吐く
「どうした?」

38時雨:2009/05/24(日) 00:33:49 ID:3OPZ7HJQ
「説明してるのに知ってるとか言うなよ、、、、」
「あ?なんで」
アランがなんでもないような顔をクリスに向ける
「イヤなんでって、、そこは温かーく知らなかったー、
とか言ってくれよ、、、、」
「意味が分からん、というかなぜいちいちそんな嘘をつく
必要が何処にある?」
とどめの一撃。
「その辺はまあ、、、ほら空気を読んでさ、、、」
「さっさと説明しろよ、約束だろうが」
アランは目を閉じ、しつこいと言うような顔でクリスを見直す
「、、、ハイ、ゴメンナサイ説明します、、、」
アランはフン、と横を向く、と、そこへ
「クリスは要領悪いなあ、僕が説明しようか、」
割って入って来たのはアームストロングだった
「ああ、頼む、、、」
そういってクリスはその場をアームストロングに譲る
「さて、とりあえず君が知っているのはそこまでだろう?」
「ああ、だからこうして聞いているんだろう」
「君は、ソニードの持つ能力についてはまるで無知だ、
そうだろう?」
「その言葉自体も初めて聞くな、」
「さっきのクリスとの戦いを見ていて感じたが、、」
アームストロングが下を向く
「君はソニードの扱い方が全くなっていない、点数をつけるとしたなら
100点中30点以下だ、20点すらどうだろうかな」
「なっ、、」
相当心外だったのか、アランが表情を崩す、
そしてアームストロングが顔を上げ、アランを直視する
「君のソニードの使い方は荒すぎる、確かに君の身体能力は
この中の誰よりも優れている、現にクリスにも勝った、が、
ソニードについては完全に劣っている、もしあの時クリスに
ソニードを使わせていたら確実に君は負けていた、
クリスに傷一つ負わせることなくね、」
「ほう、、」
「もうひとつ、ソニードにはそれぞれに
違う能力が備わっている、君はそれを開放出来ていない、」
「その方法が分からないからな、」
「そこでその爺さんだ、」
アームストロングが老人を指差した

39<約束された星の破壊>:<約束された星の破壊>
<約束された星の破壊>

40<約束された星の破壊>:<約束された星の破壊>
<約束された星の破壊>

41\・\a\I\e \D\A\°:2013/11/16(土) 21:52:15 ID:Uz1HLhP.
Immediately following 37 many years while in the accounting career and a distinguished occupation, Arnie Schneider, of Schneider Sample Ohlmann, 1001449 St. Paul St., has retired. Through the many years, Schneider has experienced an exceptionally faithful clientele, a lot of them developing become his shut buddies. When i requested what he was planning to do in retirement, his wife Anne answered, "Learn how to operate a vacuum." I assume that says all of it! Incidentally its Arnie's birthday on May perhaps 13. What a wonderful birthday present (not the vacuum). Like a companion within the Schneiders for several many years, I would like all of them the right in retirement.
\・\a\I\e \D\A\° http://anderszewski.net


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