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イラスト・SSスレ

1ルナリア:2011/12/13(火) 00:46:10
書きたい人がいれば書けばよいと思います。

2ε:2011/12/16(金) 16:18:21
●生川木うめき
tp://ipusiron.up.seesaa.net/image/zityou9-001umeki.png

3フランソワ:2011/12/16(金) 17:46:26
●渡良瀬アリア
tp://ipusiron.up.seesaa.net/image/zityou9-002watarasearia.png

4渡良瀬アリア:2011/12/16(金) 21:59:16
>>3
ウオオオオ、ナイスおっぱい! どうもありがとうございますっ!

5フランソワ:2011/12/17(土) 00:50:42
●アリア修正 線ない方が綺麗か
tp://ipusiron.up.seesaa.net/image/zityou9-002watarasearia002.png

6渡良瀬アリア:2011/12/17(土) 02:07:13
>>5
へへ……泡尾がくっきり見えるようになったじゃねえか……! どうもです!

7稲枝:2011/12/17(土) 02:20:13
如月こうら
tp://blog-imgs-48.fc2.com/i/n/a/inaeyunomi/20111217021927393.jpg
萌え系イラストを目指してみた

8生川木:2011/12/17(土) 11:23:27
>>2
う、うへへ…(ニタリ)
(ありがとうございますの意)

9仲間同志:2012/01/04(水) 06:03:22
三人掛りの素敵な能力コンボをありがとう!
ということで蝙蝠篭の応援を!凄まじいキャラ設定曲解をどうかお許し下さい!


***


2mを超える巨躯が目の前に聳え立ち――
その手には斧が――斧と化した長身痩躯のモヒカンが握られ――
盾代わりに翳したナイフはその斧に――逆立つモヒカンヘアに切り折られ――
胸に深く吸い込まれる刃、そして衝撃。色を失い、音を失くし、反転する視界の先に――
私――蝙蝠篭(こうもり こもり)は、泣き出しそうな表情の卯月(きさらぎ)こうらを見た。

――ごめんね卯月。私は実利主義だから……


――――――


「蝙蝠ちゃんは友達思いなんですね」

そんな突拍子もないことを言ってきたのは割烹着に身を包む同級生。
今回の抗争で同じ生徒会陣営として共闘する魔人、夢追中(ゆめさこ かなめ)だ。
生徒会陣営作戦会議室で、番長陣営を倒すためにそれぞれの魔人能力を伝えあう作戦会議が行われた後のひととき。
裏切ることが前提の能力。自分では割り切っているが、その内容を聞いて良い顔をしない連中がいるのもまた事実。
ただ、今回は同じ陣営に同級生で友人の卯月が居る。それだけは少し気になった。――ほんの少しだけ。
そんな風に、卯月の様子を覗っていた私の前へ不意に現れ、先程の言葉を述べたのが夢追であった。

「私の能力の説明を聞いていなかったの?」

友人を平然と裏切る能力の何処を取れば友達思いなどという発想が出てくるのか。
訝る私に、だって――と夢追が言葉を続ける。

「魔人能力というものは制約が大きいほど効果も大きくなるものです。
 そして魔人能力というのは本人の認識によってその力が左右されるもの。
 蝙蝠ちゃんの能力はそれひとつでハルマゲドンを終結させられるくらい強力です。
 それほどの能力はまず滅多にありませんよ。
 そしてそれほどの効果をもたらすための制約が味方を殺すこと。
 私はこれまでに味方を殺すことを制約とした魔人に何度かお会いしてきましたが、
 蝙蝠ちゃんほどの強力な能力を持った方には出会ったことがありません。
 つまり、蝙蝠ちゃんにとって、友達の犠牲というものは他の人にとってより重い、
 それだけ重要なものであると、そう、蝙蝠ちゃんが認識しているということですよね」

さらさらと魔人能力について解説を始めた夢追を見ながら、私は笑った。

「私は何処までも自分本位の魔人だよ。
 私は私の得になることしかしないし、それ以外のことをするつもりもないし。
 これまでだって何度も何度も味方を裏切って、殺してきたし、別にそれを気に病んでもいないよ」

随分と夢見がちな発想が出てくるものだと、可笑しくて笑ってしまった。
そんな私に、夢追はそうでしょうか――などと首を捻っている。

「でも蝙蝠ちゃん……卯月ちゃんとお話しているとき、凄く楽しそうですよ。
 傍から見ていて、ああ、本当に仲良しなんだなぁって、これぞ友達!って感じです。
 友達のことがとっても好きな人じゃないと、ああいった雰囲気は出せないと思うのですけれど……」

夢追の言葉を聞きながら、ちらと卯月の様子に目をやる。
寂しがりやの卯月には、戦場でもし心細くなったならすぐに私を呼んでと伝えてある。
もしも卯月の能力で呼び出された先に敵がいたならば――
その敵を退けることが陣営の勝敗に直結するようならば――
私は私の能力で、卯月を殺し、その敵を戦線離脱させるだろうか――
思わず、くすりと笑みが零れる。そんな疑問、答えは分かりきっている。

「夢追さん。面白い話をありがとう。
 でも私は実利主義だから。私は例え卯月だろうと、私の得になることを、やりたいようにやるだけよ」


――――――


既に泣き出し、何かを叫ぶ卯月の様子がモノトーンの世界に浮かんでいる。
既に聞こえはしないが、私の名前を叫んでいるのだろうか。

――ごめんね卯月。私は実利主義だから。

目の前で友人に死なれてトラウマになっちゃうかもしれないけれど。
私はそんな感情的なことには配慮できないんだ。
私にとって、私よりも友達を助けることの方が重要で、大切で、私にとって得になるから。
私は割り切りが良いから、自分の命だろうと損得勘定でさっくり捨てられるんだ。

私の犠牲で、今回の抗争には幕が降ろされる。

卯月が無事でよかったよ。

友人の命を助けられた。こんなに得をした気分になれたのは初めてだ。


私は最期まで実利主義を貫けたみたい。


楽しいひとときをありがとう。


親愛なる友よ。


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