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日本大陸を考察・ネタスレ その201

936戦車の人:2023/06/04(日) 01:20:18 HOST:61-24-203-31.rev.home.ne.jp

 そして実戦におけるビヨットの性能であるが、半ば世界の敵とされながらも豊富な各種対戦車火器すら有するセクトチャイナ。
 彼らこそが最も多く戦った主敵であり、ついに高い練度に相応しい軍馬を得たFFR陸軍機甲部隊はこれをほぼ蹂躙している。
 なまなかな不調や損傷程度で止まらず、必要十分以上の性能を有し、豊富な補充車両を得た彼らは鬱憤を晴らすが如く奮戦。

 外地領土を扼するセクトを相手に、やはり同時代に機械化を果たした歩兵、工兵、砲兵、兵站と協働し機動戦を幾度も展開。
 必要とあらばセクト軍閥の中枢まで空軍の支援も受け、打通作戦を複数回成功させ、彼らの組織的な軍事力を壊滅させた。
 セクトチャイナの将兵にとって堅牢、大火力、高機動を両立させたビヨットは最悪の脅威の一つで「ヤオ・グアイ(妖怪)」と言わしめている。

 そしてFFR陸軍及びルノーは良好な運用実績に慢心することなく、砲火力、電子装備、装甲防御、駆動系などを逐次近代化を続けた。
 コンセプトにある「良好な継戦能力」とは必要十分以上の発達余裕を用い、長きにわたり現役にあり続けることも意味していたのだ。
 21世紀現在においてFFR陸軍で現役のビヨットは、二線級部隊配備車両を含めて初期型と最早別物に進化している。


 主たる内装モジュール装甲は結晶粒微細化鋼板と大型拘束セラミック、高効率チタン合金を組み合わせたものへと更新。
 元帥の盾と呼ばれる「BoMa」B型増加装甲と合されば、OCUの140ミリ蒸気熱砲でも正面からの破壊は容易ではなくなった。
 装甲と並び防御力を担保する間接防御装置にもついにアクティブ防護システムを導入し、対戦車ミサイルの阻止などに貢献している。

 電子装備は完全にCOTS化された上で並列演算処理、光ファイバによる電算機同士の連接、野戦ネットワークへの完全対応を達成。
 低コストながらFCSとネットワークの完全自動連接を果たしたことで高い共同交戦能力を達成し、容易な損傷では機能を停止しない。
 センサー系も砲手、車長ともに広角度(HD)第3世代サーマルセンサー、炭酸ガスレーザー測距儀等が照準器に導入された。

 また戦車の一義たる主砲は完全新開発の55口径120ミリ滑腔砲に置き換えられ、砲身長はさして変わらないが薬室容積を大幅に増大。
 APFSDSを用いた場合、装甲貫通効率限界の初速毎秒2000メートルを達成。他にも調整信管付多目的榴弾を準備し多彩な脅威に備えた。
 装填は車外補給を含め人力だが、装填手への簡易外骨格の配備。外部弾薬補充口を砲塔後部に変更するなど、より人間工学を洗練させた。




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