したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレその60

590トゥ!ヘァ!:2017/05/07(日) 15:55:30
・ドラカ軍事共和国

ドラカの歴史は意外と浅い。フランス革命時に本土の混乱から逃れるためにアフリカへ渡った学者や貴族の集まりが後のナポレオン戦争時に各国から逃避してきた学者集団や貴族などと合流し膨れ上がった学術組織が基である。
その後欧州の混乱を尻目に安定した生活を求めた彼らは当時フランスに奪われることを恐れイギリスが占領していたオランダ領ケープ植民地を英国陥落の混乱のどさくさに紛れ裏から手を回し掌握。
元より優秀なインテリ集団であった彼らは当時最新鋭と言われた数々の兵器を開発、改良し、その武力を背景に混乱の続く周辺の植民地や国家、部族を瞬く間に飲み込んでいった。
そういた南アフリカ一帯に築かれたのが現在のドラカ軍事共和国である。

国家体制は軍事独裁制。個人の独裁ではなく、一定の選挙があり、それで選ばれた議員達からなる議会が独裁を行う。貴族共和制に近い。
これは当時の国の政策を行っていた学者集団が国を効率よく動かすために定めた制度であり、現在までその制度は多少形を変えながらも受け継がれている。

その起こりから技術力が高く、更に周辺の部族や併合した植民地の人民を奴隷化し、労働力としているため高い生産能力も誇っている。
国内では学者集団が支配者階級となり、征服された先の住民は奴隷階級として落とされる。
現在のスパルタとも言える体制。

なおEU内の政争やブリタニアの北南戦争において敗れた貴族などから優秀な技術者や学者、政治家などを亡命者として支配階級待遇で受け入れている。
これは新しい知(誤字に非ず)や価値観を分析するための受け入れであり、この政策により常に新しい知識や価値観が彼等の中にもたらされる。
最もどんな価値観であろうと彼らの行う政策を揺るがすものにはならなかったが。

建国当時から一貫して鎖国に近い状態であるが、南米のオーシア合衆国や中東、南米などの中小国家相手に武器の売買を中心とした交易を行い外貨を稼いでいる。

EUとはその歴史的興りから関係が悪く、現在でも軽い衝突が起こる。
ブリタニアやユーロブリタニアとは歴史的経緯から相容れそうなものだが、北南戦争の敗残側を受け入れた関係から暗闘が続く。

言うなれば動のユーロブリタニアと静のドラカ。
しかし、その内情は実力さえ示せば生まれや人種問わず上に上がれる実力主義的なユーブリと違い、完全な階級社会を築き上げている相容れない関係。
武人的な人々の集まりと学者的な人々の集まりがそれぞれ別の方向で伸びていったのがこの対比である。

元ネタは日本未翻訳の海外小説Domination of Drakaに登場する同名の国家。
元ネタの国家よりもこちらの方が若干マイルドになっている。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板