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中・長編SS投稿スレ その2
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第49話です。
『嗚呼、我ら地球防衛軍』 第49話
バルコムがブラックホールに飲み込まれて死亡するという悲惨な最期を遂げた後、残されていたスターレン級5隻諸共、ボラー艦隊は
宇宙の藻屑となった。さらにデスラーは救援に駆けつけてきたり、ハロでうろうろしていた残存部隊を片っ端から殲滅していった。
「これであとは、あの機動要塞のみだ」
「しかし総統、奴らの手足となる艦隊は撃滅しました。これ以上、長居は無用です」
タランはデスラーに早期の撤退を促した。
「ふむ。我々の目的は味方の救援。足の遅い機動要塞は放置しておけば良いと?」
「その通りです。一人でも多くのガルマン人を救出した後に、仮本星、いえ第二帝星に一旦引き上げるべきかと」
タランの言うとおり、目的はほぼ達せられた。
だがデスラーはここで引く気はさらさら無かった。
「いや、ここであの機動要塞も攻略する。あれは奴らにとっても切り札だ。ここであれを沈めておけば、後が楽になる」
デスラーが次の獲物としている機動要塞で指揮を取っていたゴルサコフは、信じられない敗戦の報告を聞いて狼狽していた。
「ぜ、全滅、いや前衛艦隊が文字通り消滅したと?」
「はい。バルコム司令は戦死し、スターレン級6隻も全て撃沈されたとのことです」
「そんな馬鹿な……」
だがゴルサコフは何とか頭を切り替える。
(拙い。これでは、私が全ての責任を負わされてしまう……こうなれば、何としてでも奴らを撃滅するしかない)
ゴルサコフは何とか残っている艦で護衛艦隊を編成すると即座に追撃に乗り出した。
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