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中・長編SS投稿スレ その2

819earth:2011/09/22(木) 22:18:22
 小惑星帯に隠れていたヤマトは周囲に纏っていた岩盤を爆破して姿を現す。
 ムサシの追撃に夢中になっていた第2部隊にとっては青天の霹靂であった。

「や、ヤマトです。3時の方向からヤマトが現れました!!」
「何?!」

 慌ててヤマトに艦首を向けて攻撃態勢に入ろうとする第2部隊。だがそれは遅かった。

「波動砲発射!!」

 先手必勝とばかりに、ヤマトから放たれた必殺の波動砲が第2部隊を襲う。
 ムサシ航空隊の手によって巧みに一部の宙域に追い込まれていた第2部隊は、その半数以上が波動砲の一撃の前に
宇宙の塵と化した。
 
「よし、今だ。反転180度!」 

 第2部隊の多くが消滅したことを見た守はムサシを反転させ、艦首を第2部隊残存艦に向ける。

「全コスモタイガー隊発進! 本艦はこれよりヤマトと共に敵艦隊に突撃。一撃を加えた後に離脱する!!」
「「「了解」」」

 このあとの展開は言うまでもない。
 コスモタイガー隊のミサイルや、ヤマトとムサシの46センチショックカノン、艦首ミサイルが残ったガトランティス艦艇を
次々に火球に変えていった。

「何という砲撃精度だ」

 大戦艦の艦長はそう唸った。
 特にヤマトの砲撃の命中率はずば抜けていた。それは古代だけでなく、砲術科チーフの南部の才覚を示すものだった。

「凄い命中率だな。沖田戦闘班長、ヤマトに負けるなよ」
「任せください! 修正、仰角+2! 撃て!!」

 航空機を先頭にして戦艦と戦闘空母が敵艦隊を挟撃するという、後に古代チャージと言われる戦術によって第2部隊は 
20分も経たないうちに1隻残らずデブリに成り果てた。一方的な勝利だった。




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