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中・長編SS投稿スレ その2

795earth:2011/09/18(日) 18:24:31
 一方、地球防衛軍ではボラー連邦軍の敗因を分析していた。

「敵の新型長距離砲。都市帝国の調査で『火炎直撃砲』という名前であることが判明しましたが、これが問題です」

 防衛軍司令部の会議室では多数の名無しキャラ達が、この新兵器にどう対処するかで話し合っていた。
 しかし波動砲の2倍もある長距離砲となると正面からの対処は難しいという結論がそうそうに出た。
 
「幸い、敵空母部隊は壊滅している。我が軍の宇宙空母やムサシを総動員すれば航空攻撃でしとめることは出来るだろう。
 それに鹵獲したデスラー艦についていた瞬間物質位相装置で奇襲することも可能だ」
 
 参謀長の意見に大艦巨砲主義者(特に波動砲を過信していた人達)がムスッとした顔をするが、反論は無かった。
 
「それとプロキオンの攻略作戦を政府に提案したいと思う。何か意見は?」
「参謀長、ガトランティス帝国軍は空母部隊こそ壊滅しましたが、打撃部隊は健在です。危険なのでは?」
「確かに危険な作戦だ。だが、このままだとボラー連邦がこの地域を制圧するだろう。連邦の今後を考えると好ましくない。
 それに……ボラー連邦が態勢を整える前に、奴らが態勢を整えて太陽系に押し寄せないとは断言できないだろう?」
「積極的自衛権の行使……ですか」
「そういうことだ。また今回、ヤマトとムサシを組ませたα任務部隊を結成し、シリウスでの独立任務に当てたいと思う」
「……ヤマトをですか?」

 何人かは嫌な予感しかしないという顔をするが、参謀長はどこぞの特務機関司令官のような黒い笑みを浮かべ言い放った。

「そうだ。ガミラス本星を滅ぼし、白色彗星さえ撃破して見せた、彼らの活躍に期待しようじゃないか」




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