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中・長編SS投稿スレ その2
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31世紀世界における世界政府たる銀河連邦。北米地区ニューヨークにある連邦本部ビルの一室で
一人の青年が淡々と言う。
「彼女は宇宙進出を強力に推し進めていくでしょう。既定通りに」
青年の言葉に周囲の机に座っていた老人達、より正確に言えば銀河連邦の高官達は満足げに頷く。
「ふむ。それは結構なことですな」
「左様。ここで躓かれたら面倒だ」
「修正は容易ではないからな。尤も、万が一の場合への備えはしてあるが」
老人達の反応を見て青年は続ける。
「既定通り周辺世界への介入は予定通りに進めます。介入者はご覧の通りです」
青年がそう言うと老人達の前に数名の個人情報が表示される。
「ふ、子供や暇人に世界の命運を託さなければならないとはな」
「ですが、これは決まったことです」
「《決まった》のではない。《決まっていたこと》だよ。そもそも君自身が経験者だろうに」
青年が苦笑いしつつ頷く。
「……確かに」
この反応に満足したのか老人は会議の閉会を宣言する。
「まぁ問題が無いなら良い。今回はこれにて終了とする。ご苦労だった、ミスターC」
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